JP6563667B2 - 鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造 - Google Patents
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Description
このような梁幅を超える鉄骨柱22を、最上階と同様に同図のように鉄骨梁23の上面に設置したのでは、鉄骨柱22の下端面の鉄骨梁23の梁幅からはみ出る部分の応力を鉄骨梁23に伝達することができない。
このような梁幅を超える鉄骨柱22と鉄骨梁23とを接合する適切な接合構造がなく、中間階を鉄骨造とする工法が実現できなかった。
前記鉄骨梁は前記下階柱の上端部内に埋め込まれ、
前記鉄骨梁の前記下階柱に埋め込まれる平面範囲内の上面に、立ち姿勢の上階柱支持板が設けられ、
この上階柱支持板上に、前記上階柱の下端面の全体が載るベースプレートが設けられ、 前記上階柱の下端部の周囲にこの上階柱の曲げを補強する曲げ補強体が設けられた
ことを特徴とする。
前記上階柱支持板は、十字状に交差し下端が前記鉄骨梁の上面に溶接で接合されてもよい。
このように、上階柱となる鉄骨柱がこの鉄骨柱を載せる鉄骨梁の幅より太くても、応力伝達上で支障が生じることなく上階柱と鉄骨梁との接合が行える。
また、この接合構造は、上階柱となる鉄骨柱の下端から鉄骨梁の上面に応力伝達するという従来の最上階等で適用されていたRCS構造の柱梁接合部の応力伝達機構をそのまま用いることができるという特長を持ち、構造計算等の設計が容易である。
鉄骨梁にH形鋼を用いる場合、一般的にウェブが立方向となるように設置されるが、この立方向のウェブの真上に沿って前記上階柱支持板が位置することで、上階柱支持板に作用する上階柱の荷重が鉄骨梁のウェブで良好に受けられる。また、前記上階柱支持板が十字状に交差して設けられることで、上階柱の下端に作用する荷重を上階柱支持板でより堅固に受けることができる。
前記曲げ補強体には鋼材等も採用できるが、下階柱が鉄筋コンクリート柱であるため、下階柱から一体に続く鉄筋コンクリート製の根巻きとすることで、施工も簡単でかつ堅固な曲げ補強が行える。
図1の建物躯体は、例えば物流施設などに適用される。この建物躯体は、各柱につき、1階は鉄筋コンクリート柱1とされ、中間階および最上階は鉄骨柱2,10とされている。各梁は鉄骨梁3とされている。中間階では各階毎に鋼材のブレース11が設けられている。ブレース11は、図示の例では上端が鉄骨梁3に接合され、下端が鉄骨柱2に接合されている。1階の隣合う鉄筋コンクリート柱1,1間は、ブレースは設けられず、建物の部位によっては、トラック出入り用の開口とされる。
このようにブレース取付用のガセットプレート8を接合することにより、ブレース付きの鉄骨造とすることができ、中間階の柱を鉄筋コンクリート柱とせずに鉄骨柱2としても、十分な剛性を確保することができる。
2…鉄骨柱(上階柱)
3…鉄骨梁
3a…ウェブ
4…上階柱支持板
5…ベースプレート
6…曲げ補強体
9…補強鉄骨
Claims (6)
- 鉄筋コンクリート柱からなる下階柱の上端部と、鉄骨梁と、前記下階柱より小径でかつ前記鉄骨梁の幅より大径の鉄骨柱からなる上階柱の下端部とを接合する鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造であって、
前記鉄骨梁は前記下階柱の上端部内に埋め込まれ、
前記鉄骨梁の前記下階柱に埋め込まれる平面範囲内の上面に、立ち姿勢の上階柱支持板が設けられ、
この上階柱支持板上に、前記上階柱の下端面の全体が載るベースプレートが設けられ、 前記上階柱の下端部の周囲にこの上階柱の曲げを補強する曲げ補強体が設けられ、
前記上階柱支持板は十字状に交差し下端が前記鉄骨梁の上面に溶接で接合された
ことを特徴とする鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造。 - 鉄筋コンクリート柱からなる下階柱の上端部と、鉄骨梁と、前記下階柱より小径でかつ前記鉄骨梁の幅より大径の鉄骨柱からなる上階柱の下端部とを接合する鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造であって、
前記鉄骨梁は前記下階柱の上端部内に埋め込まれ、
前記鉄骨梁の前記下階柱に埋め込まれる平面範囲内の上面に、立ち姿勢の上階柱支持板が設けられ、
この上階柱支持板上に、前記上階柱の下端面の全体が載るベースプレートが設けられ、 前記上階柱の下端部の周囲にこの上階柱の曲げを補強する曲げ補強体が設けられ、
前記鉄骨梁が前記下階柱から2方または3方に延び、前記下階柱の上端における前記鉄骨梁の梁成内の範囲における前記鉄骨梁が位置しない方向の部分に、前記下階柱に埋め込まれた鉄骨梁の側面に基端が接合されて先端が前記下階柱の表面まで延びるアーム状の補強鉄骨が埋め込まれた鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造。 - 請求項1または請求項2に記載の鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造において、前記鉄骨梁が、ウェブが立方向に向く設置姿勢のH形鋼からなり、前記上階柱支持板が十字状に交差して設けられ、この十字状を成す少なくとも片方の上階柱支持板が、前記鉄骨梁の前記ウェブの真上に沿って位置する鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造において、前記曲げ補強体が、前記下階柱から一体に続く鉄筋コンクリート製の根巻きである鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造において、前記上階柱が角パイプである鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造。
- 請求項1に記載の鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造において、前記鉄骨梁が前記下階柱の4方に延びる鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造。
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JP2015068352A JP6563667B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 鉄筋コンクリート柱・鉄骨柱・鉄骨梁接合構造 |
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