JP6469429B2 - トラス梁架構 - Google Patents

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本発明は、建物の下層階や中間階において、大空間居室を実現するためのトラス梁架構に関する。
従来、倉庫、工場、格納庫等では、建物の外周部に複数の柱を配置し、その柱間に大スパン梁を架設して、大空間が形成されてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のフィーレンデール架構は、斜材を設けることなく、大スパン梁の中央部分に間柱と横架材で構成させる梯子状の架構体を配置させたものであり、単層ないし2〜3階建て程度の低層の建物に多数採用されてきた。しかし、中層建物または高層建物では、地震時に加わる水平地震荷重が大きく、斜材が設けられていない特許文献1のフィーレンデール架構では、大空間を形成させることは困難であった。
また、特許文献2の架構構造には、大スパンを構成する第1トラス梁を複数、平行に配置し、その第1トラス梁同士を連結梁で結び、その連結梁上に立設される第二柱を使用して第2トラス梁が設けられた建物に係る発明が開示されている。
しかし、連結梁上に第二柱が立設しているため上層階の鉛直荷重が連結梁上に集中的に加わることとなり、中層建物や高層建物においては連結梁の梁せいを大きくする必要があった。また、上層階を支持している連結梁には、地震時に生じる上層階の変形が直接影響し、連結梁に複雑に外力が加わることで、損傷する恐れがあった。
さらに、多層階建物の場合、上部階の重量が梁架構と柱形態に及ぼす影響が大きく、少ない柱本数で支持し得る梁架構のスパン長さには限界があり、下層階や中間階に大空間居室を形成することは困難であった。また、上部階の重量を少ない柱本数で支えるには、柱の断面形状を大きくする必要があった。
特許第3567418号公報 特許第5601847号公報
上述のように、建物の中間階に設ける大スパン架構では、上層階の重量を支えるために梁せいが大きくなり、長スパン化が困難であるとともに、少ない柱本数で大スパン架構を支持するには柱が太径化する、という問題があった。
本発明は、上層階の鉛直荷重の影響を大きく受ける下層階や中間階であっても、大空間を形成することを可能にするとともに、少ない柱本数の小断面柱で支持された大スパン架構(トラス梁架構)を提供することを目的とする。
本発明者らは、建物の下層階または中間階に設けるトラス梁架構として、床梁単体の梁せいを大きくすることで梁架構の剛性を高めるのではなく、大空間居室の直上階を含めた上層複数階に亘って、各階の床梁を連結させた連層トラス梁を架設し、連層トラス梁の両端部や中間部に柱を設けることで連層トラス梁の直下に大空間居室を形成できることに着眼し、巨大なメガ梁(連層トラス梁)と、そのメガ梁を支持する複数の柱とを組み合わせたトラス梁架構を発明した。連層トラス梁とは、大空間居室を形成する直上階の上方に、複数階に亘った各階の床梁と、其々の床梁同士を連結する斜材および束材を一体化された巨大なメガ梁のことである。
本発明のトラス梁架構は、長スパン化を実現する連層トラス梁が建物の途中階に設けられたトラス梁架構であって、前記連層トラス梁の両端部に設けられ、当該連層トラス梁を支持する一対の第一柱と、前記連層トラス梁上に立設される第二柱とを備え、前記連層トラス梁の上方には居室階または機械室が設けられていて、前記第一柱および前記第二柱は、前記連層トラス梁を縦方向に貫通しており、前記連層トラス梁は、各階の床梁が前記第一柱および前記第二柱によって複数階に亘って連結されているとともに、上方に居室階を有し、前記連層トラス梁を構成する床梁同士は、複数の斜材または束材で連結されていることを特徴とする。
途中階とは、建物の下層階または中間階に相当する。また、通し柱とは、連層トラス梁の両端部や中間部分において下層階から上層階に貫通している柱、または連層トラス梁上に立設される柱であって、連層トラス梁を構成する各階の床梁同士を連結する柱のことである。
前記トラス梁架構では、第二柱が、中段の前記床梁または最下段の前記床梁の上面に立設されており、前記第二柱を挟んで両側には一対の斜材が設けられていて、前記第二柱の最下端部と、前記一対の斜材の端部とが交点を形成するように前記中段の床梁または前記最下段の床梁と連結されていることが好ましい。
また、本発明のトラス梁架構では、前記連層トラス梁に、前記一対の第一柱の間に配置され、かつ下層階から上層階に貫通する第三柱が接合されていることが好ましい。前記第三柱は、高強度コンクリートまたは鋼管コンクリート柱で形成する。
最上段の前記床梁、中段の前記床梁および最下段の前記床梁は、前記第三柱を挟んで菱形状のフレームを形成するように配設された複数の斜材で連結されていてもよい。
さらに、本発明のトラス梁架構では、前記連層トラス梁の端部において、最上段の前記床梁、中段の前記床梁および最下段の前記床梁が、前記第一柱とともにK字形状を形成するように配設された複数の斜材で連結されていてもよい。
第一柱は、縦柱部材と斜柱部材が繋ぎ部材で連結された組柱であり、柱頭部側では、縦柱部材と斜柱部材が所定の距離をもって連層トラス梁と接合されており、柱脚部では、縦柱部材と斜柱部材が接している柱形態である。よって、柱頭部側では、連層トラス梁との固定度を高められると共に、鉛直荷重を確実に負担することができる。
連層トラス梁の中間部に設ける第三柱は、壁を設置する場合よりも小断面の間柱によって連層トラス梁を短スパン化できると共に、連層トラス梁の鉛直方向の撓み量を抑制することができる。
また、第三柱を、高強度コンクリート柱、または鋼管コンクリート柱で形成させることで、小断面化が可能である。さらに、第三柱を、第一柱と同様に、柱頭部側では開き、柱脚部側では絞れた組柱とすることで、大空間を利用する際に柱の中間高さより低い範囲においては、柱断面が太いことが障害となることは低減できる。
本明細書では、最下段の床梁を第一梁とし、複数以上の中段の床梁を第二梁として、最上段の床梁を第三梁と定義した。
本発明のトラス梁架構によれば、複数階の床梁同士を斜材および束材を介して一体化することで、以下のような効果を得ることができる。
(1)連層トラス梁は、床梁単体の梁せいを大きくするのではなく、複数階の床梁同士を連結した合成梁構造によって、巨大な梁剛性を得ることができる。
(2)連層トラス梁は、複数階に亘った床梁同士が連結されて合成梁構造が形成されており、梁の長スパン化によって顕著となる鉛直撓み量を低減させることができる。また、連層トラス梁により、柱の少ない空間を実現することができる。
(3)連層トラス梁には、連層トラス梁の中間部分に下層階から上層階まで貫通する第三柱(通し柱タイプの間柱)を設けて、連層トラス梁と接合させて連層トラス梁のスパン長を短くすることで、曲げ剛性を増大させ、鉛直撓み量を抑制させることができる。
(4)連層トラス梁には、連層トラス梁上から上層階を支持する第二柱(丘立ち柱)を立設させることで、上層階の鉛直荷重を、連層トラス梁の両端部の柱のみではなく複数の柱で負担させることで、地震時に加わる水平荷重やせん断力が特定の柱のみに作用するのを抑止して、柱の損傷や破壊を防止することができる。本明細書において、丘立ち柱とは、連層トラス梁の梁上端面から立設させる間柱であり、丘立ち柱は連層トラス梁で支えられて直下には柱は設けられていない。また、丘立ち柱が負担している鉛直荷重は、一旦連層トラス梁に伝達された後、連層トラス梁を支持している両端部の柱で支持されている。
(5)連層トラス梁は、各階の床梁同士が斜材と束材を介して連結された合成梁構造であり、地震時に作用するせん断力には斜材が抵抗し、鉛直荷重に対しては、合成梁構造を構成する各階の床梁による上弦材と下弦材との鉛直方向の距離は大きく、巨大な曲げ剛性にて曲げ抵抗することができる。
(6)連層トラス梁を支持する柱として、柱頭部側では縦柱部材と斜柱部材が所定距離をもって配置され、其々が繋ぎ材で連結された組柱、または、高軸力を小断面積で負担することが可能な高強度コンクリート柱や鋼管コンクリート柱で形成させていることで、柱の小断面化を可能とした。また、連層トラス梁の中間部に、1本の間柱を設けることで、鉛直撓み長を抑制し、かつ大スパン架構を実現することができる。
本発明のトラス梁架構によれば、多層階の建物の下層階や中間階であっても、横架材の下に殆ど柱を設けることなく大空間居室を形成させることができる。
本実施形態のトラス梁架構を示す立面図である。 図1のトラス梁架構の一方端部側の拡大図である。 図1のトラス梁架構を構成する通し柱タイプの間柱と斜材の抵抗機構に関する模式図である。
本発明は、上方に居室階または機械室などを有する多層階建物のある特定階に、長スパン化を実現するためのトラス梁架構に係る発明である。
長スパンとは、講演会場、或いは飛行機や列車などの特殊な乗り物等の組み立て工場として、横架材が15m程度より長いものを対象とする。また、長スパンの横架材の上方には、居室階または機械室が設けられるために、上層階の重量を支える必要があり、複数階に亘って各階の床梁を連結させた連層トラス梁を設けた。
本発明では、床梁単体の梁せいを大きくすることで大スパン架構を実現するのではなく、大空間居室の直上階から上方に向って、複数階に亘って、各階の床梁を連結させた連層トラス梁を架設することで大スパン架構構造(以下、トラス梁架構と記す)を実現したものである。
トラス梁架構は、複数階以上に亘って連結して設けられた連層トラス梁と、当該連層トラス梁を両端部で支持する一対の第一柱と、連層トラス梁上に立設される第二柱で構成されている。また、連層トラス梁は、最上段の床梁と、中段の床梁および最下段の床梁を有しており、其々の床梁同士は、複数の斜材または束材で連結されており、巨大な梁剛性を得ることができる。連層トラス梁の上方には居室階が設けられており、上層階の鉛直荷重を支持しつつ、大スパン架構を実現するために、複数階の床梁を連結した連層トラス梁架構を考案した。
第一実施形態のトラス梁架構は、連層トラス梁と、当該連層トラス梁を両端部で支持する一対の第一柱と、連層トラス梁上に立設される第二柱(丘立ち柱)で構成されている。
第二実施形態のトラス梁架構は、第一実施形態を構成する、連層トラス梁と、一対の第一柱と、第二柱とに加えて、連層トラス梁を下層階から上層階に貫通する第三柱(通し柱タイプの間柱)を備えている。
以下、各実施形態ごとに、其々の構成と作用効果を示す。
<第一実施形態>
第一実施形態のトラス梁架構は、図1に示すように多層階建物Bの下層階に大空間居室を実現するためのトラス梁架構1であり、大空間居室の直上階を含めた上層階に亘って設けられた連層トラス梁5と、当該連層トラス梁5を両端部で支持する一対の第一柱2,2と、連層トラス梁5上に立設される第二柱3で構成されている。
なお、本実施形態では4階建て建物における各構成部材を説明するが、トラス梁架構1が適用可能な建物の階数と、トラス梁架構1を設ける建物階数位置や連層トラス梁を構成する最上段、中段、及び最下段の床梁は各々1つの床梁に限定するものではなく、例えば、中段の床梁は、2層以上に亘って設けられるものであってもよい。
トラス梁架構1は、一対の第一柱2,2と、複数本の第二柱3,3…と、第三柱4、連層トラス梁5とを備えている。
トラス梁架構1は建物の棟と交差する、建物の平面配置の短手方向に複数並設されており、トラス梁架構1同士は短手方向に配設されたトラス梁や張弦梁で連結されている。
連層トラス梁5は、建物の中間階の2層分(2〜3階)にわたって、第一柱2,2間に架設されている。
連層トラス梁5は、上下に並設された3本の床梁(第一梁51,第二梁52,第三梁53)を有している。第一梁51,第二梁52および第三梁53は、H形鋼により構成されている。第一梁51は、建物Bの2階部分の床スラブと一体に構成されており、第二梁52は3階部分の床スラブと一体に構成されており、第三梁53は4階部分の床スラブと一体に構成されている。なお、第一梁51,第二梁52および第三梁53を構成する材料や配置は限定されない。
第一梁51,第二梁52および第三梁53の端面は、それぞれ第一柱2の側面に突き合わされており、第一柱2に溶接されている。より具体的には、第一梁51,第二梁52および第三梁53のフランジは、第一柱2のダイアフラム25に溶接されていて、第一梁51,第二梁52および第三梁53のウェブは第一柱2のフランジに溶接されている(図2参照)。
第一柱2は、図2に示すように、連層トラス梁5の両端部を支持するように建物Bの外周に沿って配設されている。なお、第一柱2の配置や本数は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
第一柱2は、基礎6から立設されて屋根7を支持するいわゆる通し柱であり、2本の柱部材(縦柱部材21および斜柱部材22)と繋部材23とからなる組柱である。
縦柱部材21および斜柱部材22は、H形鋼により構成されており、柱脚部において接合されていて、連層トラス梁5の下面(連層トラス梁5との接合部)においては離間している。なお、縦柱部材21および斜柱部材22を構成する材料はH形鋼に限定されるものではない。
縦柱部材21は、図1に示すように、基礎6と屋根7との間において鉛直に立設されている。縦柱部材21の下端は、基礎6に埋め込まれており、上端は屋根7の下面に接合されている。
一方、斜柱部材22は、基礎6と連層トラス梁5との間に立設されている。
斜柱部材22の下端は、図2に示すように、基礎6に埋め込まれているとともに、縦柱部材21に接合されている。本実施形態では、縦柱部材21と斜柱部材22との側面(フランジ)同士を突き合わせた状態で接合するが、縦柱部材21と斜柱部材22との接合方法は限定されない。
斜柱部材22は、連層トラス梁5に近づくに従って縦柱部材21から離隔するように傾斜している。また、斜柱部材22の上端は、連層トラス梁5(第一梁51)の下面に接合されている。
繋部材23は、H形鋼により構成されており、図2に示すように、縦柱部材21と斜柱部材22との隙間に横架されている。なお、繋部材23を構成する材料は限定されない。
また、本実施形態では、繋部材23を上下に2段配設するが、繋部材23の本数および配置は限定されない。繋部材23は、端面を縦柱部材21または斜柱部材22の側面に突き合わせた状態で溶接することにより横架されている。なお、繋部材23と各柱部材との接合方法は限定されない。
本実施形態では、縦柱部材21、斜柱部材22および2本の繋部材23,23により形成された台形状の空間と、縦柱部材21、斜柱部材22、上段の繋部材23および連層トラス梁5により形成された台形状の空間に斜材24,24が配設されている。
斜材24は、H形鋼により構成されており、台形状の空間の角部同士を結ぶように設けられている。斜材24の端面は、縦柱部材21または斜柱部材22の側面に突き合わせた状態で溶接されている。
なお、斜材24を構成する材料は限定されるものではない。また、斜材24は、必要に応じて設置すればよい。
第一梁51と第二梁52は、図1に示すように、第一斜材54及び第一束材55で連結されている。
第一斜材54は、H形鋼等の形鋼材により構成されている。本実施形態では、複数本の第一斜材54が鋸歯状に連続して配設されている。なお、第一斜材54の一部を省略して、開口部を形成してもよい。
第一斜材54は、下方に延びる材軸の延長線が隣接する他の第一斜材54の材軸の延長線と第一梁51の材軸上において交差し、上方に延びる材軸の延長線が反対側に隣接する他の第一斜材54の材軸の延長線と第二梁52の材軸上において交差している。
また、連層トラス梁5の端部に配設された第一斜材54の上端は、第一柱2と第二梁52との角部に固定されており、下端は、第二柱3と第一梁51との角部に固定されている。すなわち、連層トラス梁5の端部に配設された第一斜材54の材軸の延長線は、第一柱2および第二梁52の材軸同士の交点と、第二柱3および第一梁51の材軸同士の交点とを結んでいる。
第一束材55は、隣り合う柱同士の間(本実施形態では第二柱3と第三柱4との間)において、山型に配設された2本の第一斜材54の間に配設されている。第一束材55の材軸の延長線と、隣り合う2本の第一斜材54,54の材軸の延長線とは、第二梁52の材軸上で交差している。
なお、第一束材55は、必ずしも全ての隣り合う柱同士の間に配設する必要はなく、第一束材55を省略することで、開口部を形成してもよい。
第二梁52と第三梁53は、第二斜材56及び第二束材57で連結されている。
また、本実施形態では、第一柱2と第二柱3との間および第三柱4に隣接して第二斜材56が配設されていてもよい。
第一柱2と第二柱3との間に配設された第二斜材56の下端は、第一柱2と第二梁52との接合部に接合されており、上端は、第二柱3と第三梁53との接合部に接合されている。なお、当該第二斜材56の材軸(延長線)は、第一柱2と第二梁52との材軸の交差部から第二柱3と第三梁53との材軸の交差部を結んでいる。
第三柱4に隣接して配設された第二斜材56の上端は、第三柱4と第三梁53との接合部に接合されている。当該第二斜材56の材軸(延長線)は、第三柱4と第三梁53との材軸同士の交点と、第三柱4に隣接する第一束材55と第二梁52との材軸同士の交点を結んでいる。
なお、第二斜材56は、第一斜材54と同様に、鋸波状に連続して配設してもよいが、本実施形態では、開口部を形成することを目的として、第二斜材56の一部を省略している。
第二束材57は、隣り合う第二柱3,3同士の間、または、第二柱3と第三柱4との間であって、隣り合う第一斜材54,54の上端同士の接合部に立設されている。第二束材57の材軸の延長線と、隣り合う2本の第一斜材54,54の材軸の延長線とは、第二梁52の材軸上で交差している。なお、第二束材57は、必ずしも全ての隣り合う第二柱3,3同士の間または第二柱3と第三柱4との間に配設する必要はなく、第二束材57を省略することで、開口部を形成してもよい。
第一柱2と連層トラス梁5との接合部では、第一柱2と第一斜材54と第二斜材56とによりK字形状が形成されている。第一斜材54の上端と第二斜材56の下端とは、第一柱2と第二梁52との接合部において第一柱2に接合されている。
第二柱3は、図1に示すように、第一梁51上に立設されていて、屋根7を支持している。本実施形態では、第一柱2と第三柱4との間に、2本の第二柱3が配設されている。なお、第二柱3の配置および本数は限定されない。
第二柱3は、H形鋼からなる。第二柱3と第一梁51との接合部の左右には、第一斜材54,54が配設されている。
第一柱2に隣接する第二柱3と第三梁53との接合部には、第二斜材56の上端が接合されている。
第二柱3は第一梁51上に立設し、第二柱3は、第二柱3の最下端部と第二柱3を挟んで両側に設けられる一対の第一斜材54,54の一方の端部同士が交点を形成するように第一梁51と連結されるとともに、一対の第一斜材54,54はV字形状に配置され、第一斜材54の他方の端部が第二梁52と連結されていることが好ましい。
第一実施形態のトラス梁架構1によれば、連層トラス梁5を大空間居室の直上に架設することで、以下のような効果を得ることができる。
(1)第一梁51、第二梁52、及び第三梁53を連結させた連層トラス梁5は、2層分の梁せいを有するメガ梁であり、大きな剛性と耐力を得ることができる。そのため、第一梁51の下方側に大空間を形成することが可能となり、建物の利用形態の自由度が広がるとともに、各部材の小断面化を図ることも可能である。
(2)連層トラス梁5を構成する第二梁52または第一梁51の梁上面から第二柱3(丘立柱)を立設させることで、連層トラス梁5の上方の居室階の鉛直荷重等は連層トラス梁5の両端部の第一柱2,2と、第二柱3で支持することができる。よって、連層トラス梁5の直下に、大空間を形成することができる。
なお、第一実施形態では、第二柱3と第三柱4が配設されている場合について説明したが、第二柱3のみが配設されていてもよい。
<第二実施形態>
第二実施形態のトラス梁架構1は、図1に示すように第一実施形態を構成する、連層トラス梁5と、一対の第一柱2,2と、第二柱3とに加えて、連層トラス梁5を下層階から上層階に貫通する第三柱(通し柱タイプの間柱)4を備えている点が特徴である。
第三柱4は、図1に示すように、一対の第一柱2,2の間に立設されている。
第三柱4は、基礎6から立設されて屋根7を支持するいわゆる通し柱であって、連層トラス梁5の材軸方向の中間部において連層トラス梁5を縦方向に貫通しているとともに連層トラス梁5と連結されている。
第三柱4は、基礎6と屋根7との間において鉛直に立設されている。第三柱4の下端は、基礎6に埋め込まれており、上端は屋根7の下面に接合されている。
第三柱4の周囲では、第三梁53、第二梁52および第一梁51が菱形状のフレームを形成するように配設された複数の斜材54,56で連結されている。
具体的には、連層トラス梁5を構成する第一梁51と第二梁52は第一斜材54,54で連結され、また、第二梁52と第三梁53は第二斜材56,56で連結されている。
すなわち、第三柱4と第一梁51との接合部には、第三柱4の左右に配設された第一斜材54,54の下端が接合されており、第三柱4と第三梁53との接合部では、第三柱4の左右に配設された第二斜材56,56の上端が接合されている。これらの第一斜材54,54の上端は、第二斜材56,56の下端と第二梁53を介して接合されている。
第三柱4と第一梁51、第三柱4と第二梁52、第三柱4と第三梁53は、図3に示すように第三柱4を中央軸として菱形状に配置された斜材(第一斜材54および第二斜材56)で連結されており、上層階の鉛直荷重を受けて、第三柱4に圧縮力Cが作用すると、第三柱4に連結する菱形状の斜材54,56には反作用として上向きに引張力Tが作用することになり、第三柱4と各梁51,52,53は一体として、鉛直荷重やせん断力に抵抗することになる。
上層階の鉛直荷重は、連層トラス梁5の両端部に配置される一対の第一柱2,2と、連層トラス梁5の中間部分に配置させる通し柱タイプの間柱(第三柱4)で支持させる。よって、第三柱4は、小断面で高軸力を負担するために、高強度コンクリート柱または鋼管コンクリート柱とすることが好ましい。高強度コンクリートは、1軸圧縮強度が60N/mm以上のものとする。また、鋼管コンクリート柱は、鋼管部分がコンクリートを拘束するために、鋼管内に充填するコンクリートは1軸圧縮強度が30N/mm以上であれば拘束効果により、高軸力を負担することができる。
第二実施形態のトラス梁架構1によれば、連層トラス梁5を下層階から上層階に貫通する通し柱タイプの間柱で支持させることで、第一実施形態による作用効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(1)連層トラス梁5には、連層トラス梁5の中間部分に下層階から上層階まで貫通する第三柱(間柱)4を設けて、連層トラス梁5と接合させることで連層トラス梁5のスパン長を短くして、曲げ剛性を増大させて、鉛直撓み量を抑制させることができる。
(2)第一梁51、第二梁52、及び第三梁53を連結させた連層トラス梁5は、2層分の梁せいを有するメガ梁であり、大きな剛性と耐力を得ることができる。そのため、第一梁51の下方側に大空間居室を形成することが可能となり、建物の利用形態の自由度が広がるとともに、各部材の小断面化を図ることができる。
(3)連層トラス梁5の中間部分に第三柱4を設けることで、連層トラス梁5のたわみを抑制するとともに、剛性と耐力の増大化を可能としている。よって、連層トラス梁5を構成する各部材の小断面化が可能となる。
第二梁52と第三梁53との間においては、第二斜材56を省略すること等により、開口部を形成することが可能である。
以上、本発明のトラス梁架構について、地上4階建て建物の地上階に大空間居室を設ける場合の各実施形態について説明した。しかし、本発明のトラス梁架構は、前述の各実施形態に限られず、地下を有する建物において、地下のある特定階に設置する場合であってもよい。また、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することは可能である。
1 大スパン架構構造
2 第一柱
21 縦柱部材
22 斜柱部材
3 第二柱
4 第三柱
5 連層トラス梁
51 第一梁(連層トラス梁を形成する最下段の梁)
52 第二梁(連層トラス梁を形成する中段の梁)
53 第三梁(連層トラス梁を形成する最上段の梁)
54 第一斜材
55 第一束材
56 第二斜材
57 第二束材
6 基礎
7 屋根

Claims (3)

  1. 長スパン化を実現する連層トラス梁が建物の途中階に設けられたトラス梁架構であって、
    前記連層トラス梁の両端部に設けられ、当該連層トラス梁を支持する一対の第一柱と、
    前記連層トラス梁上に立設される第二柱と、を備え、
    前記連層トラス梁の上方には居室階または機械室が設けられていて、
    前記第一柱および前記第二柱は、前記連層トラス梁を縦方向に貫通しており、
    前記連層トラス梁は、各階の床梁が前記第一柱および前記第二柱によって複数階に亘って連結されていることを特徴とするトラス梁架構。
  2. 前記第二柱は、中段の前記床梁または最下段の前記床梁の上面に立設されており、
    前記第二柱を挟んで両側に一対の斜材が設けられていて、
    前記第二柱の最下端部と、前記一対の斜材の端部とが交点を形成するように前記中段の床梁または前記最下段の床梁と連結されていて、
    前記連層トラス梁に、一対の前記第一柱の間に配置され、かつ下層階から上層階に貫通する第三柱が接合されており、
    前記第三柱は、高強度コンクリートまたは鋼管コンクリート柱で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトラス梁架構。
  3. 最上段の前記床梁、中段の前記床梁および最下段の前記床梁が、前記第三柱を挟んで菱形状のフレームを形成するように配設された複数の斜材で連結されており、
    記連層トラス梁の端部において、最上段の前記床梁、中段の前記床梁および最下段の前記床梁が、前記第一柱とともにK字形状を形成するように配設された複数の斜材で連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトラス梁架構。
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