JP5902927B2 - コーティング装置及びコーティング方法 - Google Patents
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円筒状のスリーブの外周面に、液状のコーティング材を塗布して所定厚さのコーティング層を形成するコーティング装置であって、
前記スリーブを回転させる回転駆動手段、
回転するスリーブの外周面に前記コーティング材を塗布して一次コーティング層を形成する塗布手段、
及び先端が前記スリーブの外周面から離間して配され、前記塗布された一次コーティング層の表面側を前記先端により掻き取ることにより所定厚さのコーティング層を形成する掻取りブレードを具えるとともに、
前記回転駆動手段は、前記スリーブの軸心方向一端側に配される回転駆動具と、軸心方向他端側に配される回転駆動具とからなり、
しかも前記軸心方向一端側の回転駆動具、及び軸心方向他端側の回転駆動具は、それぞれ保持具と、駆動ローラとを具え、
各前記保持具は、前記スリーブと平行な軸心を有しかつ前記ブレードに近い側に配される第1の保持ローラと、前記スリーブと平行な軸心を有しかつ該第1の保持ローラとの間上に前記スリーブを跨らせて回転可能に保持する第2の保持ローラとを有し、
各前記駆動ローラは、前記スリーブの内周面に接するとともに前記第1の保持ローラとの間で前記スリーブを挟み込むことにより前記保持具によって保持されるスリーブを回転駆動させ、
しかも前記掻取りブレードは、前記軸心方向一端側の回転駆動具の第1の保持ローラと軸心方向他方側の回転駆動具の第1の保持ローラとの間を軸心方向にのび、かつ前記先端が、前記駆動ローラの中心と第1の保持ローラの中心とを通る第1の基準線上に位置するとともに、前記第1の保持ローラとスリーブとの接点から垂下する垂直な第2の基準線に対して0度以上かつ90度より小な角度θで、前記スリーブの回転方向前方側に配されることを特徴としている。
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そこで本発明では、スリーブの内周面に接する駆動ローラを用い、この駆動ローラと前記第1の保持ローラとの間でスリーブを挟み込んで回転駆動させるとともに、掻取りブレードの先端を、前記駆動ローラの中心と第1の保持ローラの中心とを通る第1の基準線上に位置させている。その結果、スリーブが楕円状などに変形している場合にも、スリーブと掻取りブレードとの間隙を一定に保つことが可能となり、コーティング層を精度良く高品質で形成することができる。
図1、2に示すように、本実施形態のコーティング装置1は、円筒状のスリーブ2を回転させる回転駆動手段3と、回転する前記スリーブ2の外周面2Sに液状のコーティング材4を塗布して一次コーティング層5aを形成する塗布手段6と、前記塗布された一次コーティング層5aの表面側を掻き取ることにより所定厚さのコーティング層5を形成する掻き取りブレード7とを具える。
(ア)前記スリーブ2を回転駆動手段3により回転させる回転工程と、
(イ)前記回転するスリーブ2の外周面2Sに、塗布手段6によりコーティング材4を塗布して一次コーティング層5aを形成する塗布工程と、
(ウ)前記塗布された一次コーティング層5aの表面側を、掻取りブレード7の先端7eにより掻き取ることにより所定厚さのコーティング層5を形成する掻取り工程と、
を具える。本例では、前記掻取り工程後に、所定時間回転を与えてコーティング層5の表面を平滑化させるセルフレベリング工程を含んで構成される。
・供給ブレード16の間隙Da −−−1.0mm、
・掻取りブレード7の間隙Db −−−0.5mm、
・掻取りブレード7の角度θ −−−45度、
・塗布工程および掻き取り工程
回転数 −−−10回/分、
工程時間 −−−3分、
・セルフレベリング工程
回転数 −−−30回/分
工程時間 −−−5時間
加温温度 −−−40℃
2 スリーブ
2S 外周面
3 回転駆動手段
4 コーティング材
5 コーティング層
5a 一次コーティング層
6 塗布手段
7 掻取りブレード
7e 先端
9A、9B 回転駆動具
10 保持具
11 駆動具
12a 第1の保持ローラ
12b 第2の保持ローラ
14 駆動ローラ
X1 第1の基準線
X2 第2の基準線
Claims (2)
- 円筒状のスリーブの外周面に、液状のコーティング材を塗布して所定厚さのコーティング層を形成するコーティング装置であって、
前記スリーブを回転させる回転駆動手段、
回転するスリーブの外周面に前記コーティング材を塗布して一次コーティング層を形成する塗布手段、
及び先端が前記スリーブの外周面から離間して配され、前記塗布された一次コーティング層の表面側を前記先端により掻き取ることにより所定厚さのコーティング層を形成する掻取りブレードを具えるとともに、
前記回転駆動手段は、前記スリーブの軸心方向一端側に配される回転駆動具と、軸心方向他端側に配される回転駆動具とからなり、
しかも前記軸心方向一端側の回転駆動具、及び軸心方向他端側の回転駆動具は、それぞれ保持具と、駆動ローラとを具え、
各前記保持具は、前記スリーブと平行な軸心を有しかつ前記ブレードに近い側に配される第1の保持ローラと、前記スリーブと平行な軸心を有しかつ該第1の保持ローラとの間上に前記スリーブを跨らせて回転可能に保持する第2の保持ローラとを有し、
各前記駆動ローラは、前記スリーブの内周面に接するとともに前記第1の保持ローラとの間で前記スリーブを挟み込むことにより前記保持具によって保持されるスリーブを回転駆動させ、
しかも前記掻取りブレードは、前記軸心方向一端側の回転駆動具の第1の保持ローラと軸心方向他方側の回転駆動具の第1の保持ローラとの間を軸心方向にのび、かつ前記先端が、前記駆動ローラの中心と第1の保持ローラの中心とを通る第1の基準線上に位置するとともに、前記第1の保持ローラとスリーブとの接点から垂下する垂直な第2の基準線に対して0度以上かつ90度より小な角度θで、前記スリーブの回転方向前方側に配されることを特徴とするコーティング装置。 - 請求項1に記載のコーティング装置を用い、
前記スリーブを回転駆動手段により回転させる回転工程と、
前記回転するスリーブの外周面に、塗布手段によりコーティング材を塗布して一次コーティング層を形成する塗布工程と、
前記塗布された一次コーティング層の表面側を、掻取りブレードの先端により掻き取ることにより所定厚さのコーティング層を形成する掻取り工程とを行うことを特徴とするコーティング方法。
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