JP5900434B2 - 車両用回転電機温度推定システム - Google Patents

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Description

本発明は、車体に固定して搭載され、ステータコイルを有する回転電機と、前記ステータコイルを冷却する冷却部と、前記ステータコイルの温度を測定する温度センサとを備える車両用回転電機温度推定システムに関する。
従来から、回転電機を含む電気自動車、燃料電池車、または回転電機とエンジンとを含むハイブリッド車両において、異常検出または性能向上のために、回転電機が有するコイルの温度を測定することが行われている。
特許文献1には、車両に搭載され、ステータコイルを有する回転電機と、冷媒を噴出させ噴出した冷媒によりステータコイルを冷却する冷却部と、ステータコイルの温度を測定する温度センサとを含む車両用回転電機温度推定システムが記載されている。この構成では、回転電機のトルク取得値及び温度センサの測定温度の変化量と、トルク取得値及び測定温度の変化量に関係付けられた温度補正値とに応じてステータコイルの実温度を推定する。
特開2013−40783号公報
特許文献1に記載された構成では、車体の姿勢が変化すると、車体に固定された温度センサと冷却部との位置(姿勢差)が変化する。これによって、冷却部から噴出した冷媒と温度センサの測定部との接触状態、及び、冷却部から噴出し温度センサの測定部に接触するまでの冷媒の接触経路が変化する。これによって、温度センサの測定温度が車体の姿勢によって変化するので、ステータコイルの実温度の推定精度が低下するおそれがある。
本発明の目的は、ステータコイルの実温度の推定精度を向上できる車両用回転電機温度推定システムを提供することである。
本発明に係る車両用回転電機温度推定システムは、車体に固定して搭載され、ステータコイルを有する回転電機と、冷媒を噴出する噴出口を有し、噴出口から噴出された冷媒により前記ステータコイルを冷却する冷却部と、前記ステータコイルの温度を測定する温度センサと、前記温度センサの測定温度及び予め設定された温度補正値を用いて、前記ステータコイルの実温度を推定する実温度推定部とを備え、前記実温度推定部は、前記車体の姿勢の変化に応じて前記温度補正値を変更することを特徴とする。
本発明に係る車両用回転電機温度推定システムによれば、車体の姿勢の変化に応じてステータコイルの実温度推定に用いる温度補正値が変更されるので、車体が傾斜する場合に、ステータコイルの実温度の推定精度を向上できる。
本発明の実施形態の車両用回転電機温度推定システムの主要構成を示す図である。 図1の回転電機温度推定システムを含む車両の構成を示す図である。 図1のA−A断面と、冷却部の構成とを示す図である。 図1の回転電機温度推定システムを構成する回転電機が後傾状態となる様子を示す断面図である。 図1の回転電機温度推定システムを構成する回転電機が前傾状態となる様子を示す断面図である。 図1の回転電機温度推定システムで用いる第1マップを示す図である。 図1の回転電機温度推定システムで用いる第2マップを示す図である。 図1の回転電機温度推定システムにおいて、コイル実温度の推定方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において、車体傾斜時におけるセンサ測定温度と、所定基準姿勢におけるコイル実温度と、コイル推定温度との関係を示す図である。 本発明の実施形態の別例の回転電機温度推定システムにおいて、温度推定方法を示すフローチャートである。
以下に図面を用いて本発明に係る車両用回転電機温度推定システムの実施形態について説明する。以下では、回転電機のコイルとしてハイブリッド車両10に搭載されたモータジェネレータのステータコイルの実温度を推定する場合を説明するが、ハイブリッド車両以外の車両、例えば電気自動車または燃料電池車に搭載された走行用モータのステータコイルの実温度を推定することもできる。以下ではすべての図面の説明で同様の要素には同一の符号を付して説明する。
図1は、本発明の実施形態の車両用回転電機温度推定システム(以下、単に「温度推定システム」と記載する。)12の主要構成を示している。温度推定システム12は、第2モータジェネレータ14と、冷却部16と、温度センサ18と、制御装置70と、バッテリ20と、第2インバータ22とを含む。温度推定システム12は、後述の図2に示すように、ハイブリッド車両10に搭載されて用いられる。制御装置70は、後述するように車体19の姿勢の向きを表す取得値の変化に応じて、第2モータジェネレータ14のステータコイルの実温度推定に用いる温度補正値を変更する。これによって、車体19が傾斜する場合に、ステータコイルの実温度の推定精度を向上できる。これについては後で詳しく説明する。
まず、図2を用いて、温度推定システム12を搭載するハイブリッド車両10の全体構成を説明し、その後、図1、図3を用いて、温度推定システム12を構成する制御装置70、冷却部16、及び温度センサ18を説明する。
ハイブリッド車両10は、温度推定システム12と、エンジン23と、第1モータジェネレータ24と、第1モータジェネレータ24を駆動する第1インバータ26とを含む。以下では、第1モータジェネレータ24は「第1MG24」と記載し、第2モータジェネレータ14は「第2MG14」と記載する。
第1MG24は、3相同期モータであり、エンジン23の始動用モータとしての機能を有する。第1MG24は、エンジン23により駆動される発電機としての機能も有する。この場合、エンジン23からのトルクの少なくとも一部が、動力分割機構28を介して第1MG24の回転軸に伝達される。第1MG24で発生した電力は、第1インバータ26を介してバッテリ20に供給され、バッテリ20が充電される。
第2MG14は、3相同期モータであり、バッテリ20からの電力が供給されて、車両の駆動力を発生する走行用モータとしての機能を有する。第2MG14は、電力回生用の発電機としての機能も有する。第2MG14で発生した電力は、第2インバータ22を介してバッテリ20に供給され、バッテリ20が充電される。
第1MG24及び第2MG14として、3相誘導モータを用いることもできる。第2MG14の構成は、後で詳しく説明する。
第1インバータ26及び第2インバータ22は、複数のスイッチング素子を有し、後述の制御装置70から各インバータ26,22の一方または両方にトルク指令値に基づく制御信号が入力され、スイッチング素子のスイッチングが制御される。
バッテリ20と各インバータ26,22との間に図示しないDC/DCコンバータを設けて、バッテリ20の電圧を昇圧して各インバータ26,22に供給したり、逆にインバータ26,22から供給される電圧を降圧してバッテリ20を充電してもよい。
動力分割機構28は、遊星歯車機構により構成される。遊星歯車機構は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含む。例えば、サンギヤは、第1MG24の中空の回転軸の端部に接続される。キャリアは、エンジン23の駆動軸に接続される。リングギヤは、出力軸30に接続され、出力軸30は、直接に、または図示しない別の遊星歯車機構を含む減速機を介して第2MG14の回転軸に接続される。出力軸30は、減速機32を介して車輪34に連結された駆動軸36に接続される。動力分割機構28は、エンジン23からの動力を、出力軸30側の駆動軸36への経路と、第1MG24への経路とに分割する。
制御装置70は、ECUと呼ばれるもので、CPU、メモリを有するマイクロコンピュータを含む。図示の例では、制御装置70として1つの制御装置70のみを図示しているが、制御装置70は適宜複数の構成要素に分割して、互いに電気的に接続する構成としてもよい。
制御装置70には、アクセルペダルセンサ38(図1)及び図示しない車速センサと、レバー位置センサ40とから、図示しないアクセルペダルの操作位置、車速、操作部である走行切替レバー42の操作位置を表す検出信号が入力される。
走行切替レバー42は、シフトレバーと呼ばれ、操作によってN位置、D位置、R位置を含む複数の操作位置のいずれか1つへの切替を指示できるように構成される。走行切替レバー42がN位置に操作されることにより選択されるNレンジは、車両10の動力源と車輪34との間の動力伝達経路を遮断する中立レンジである。走行切替レバー42がD位置に操作されることにより選択されるDレンジモードは、車両10を前進させる動力が車輪34に伝達される前進走行モードである。走行切替レバー42がR位置に操作されることにより選択されるRレンジモードは、車両10を後進させる動力が車輪34に伝達される後進走行モードである。操作部として、走行切替レバー42以外、例えば操作によってD位置、R位置を含む複数の操作位置のいずれか1つへの切替を指示可能に構成されるスイッチまたはダイヤルを用いてもよい。
図1に示すように、制御装置70は、モータ制御部72と、実温度推定部74と、記憶部76と、駆動制限部78とを有する。モータ制御部72は、アクセルペダルセンサ38の検出信号及び車速センサの検出信号から、第2MG14(または第1MG24)のトルク値であるトルク指令値Triを算出し、そのトルク指令値Triに応じてインバータ22(または26)に制御信号を出力し、制御信号に応じてスイッチング素子のスイッチングを制御する。これによって、第2MG14(または第1MG24)の駆動が制御される。第2MG14の駆動によって、車両10が走行切替レバー42によって選択された前進方向または後進方向に走行する。実温度推定部74、記憶部76、及び駆動制限部78は、後で説明する。
図3は、第2MG14についての図1のA−A断面と、冷却部16の構成とを示している。第2MG14は、ケース44と、ケース44の内側に固定されたステータ46と、ステータ46の径方向内側に対向配置されたロータ48とを含む。ケース44は、車両10の車体19を構成するフレーム50に、図示しないトランスアクスルケース及びマウント装置を介して固定される。トランスアクスルケースは、第1MG24、第2MG14、及び動力分割機構28を収容し、第1MG24及び第2MG14のケース44を固定する。トランスアクスルケースに、ケース44を介さずにステータ46を固定してもよい。
ステータ46は、磁性材製のステータコア52の内周側に設けられた複数の突極54に集中巻きまたは分布巻きで巻回された複数相、例えば3相のステータコイル56を含む。各相のステータコイル56において、ステータコア52の軸方向両端から外側に突出した部分により、一対のコイルエンド58が形成される。
ロータ48は、ケース44に回転可能に支持された回転軸60の外径側に固定される。ロータ48は、磁性材製のロータコア62と、ロータコア62の複数個所に配置され、径方向、または径方向に対して傾斜する方向のN極またはS極の磁気特性を有する永久磁石64とを含む。回転軸60は、車両の左右方向に沿って配置される。
第1MG24(図2)の基本構成は、第2MG14の場合と同様である。図2では、第1MG24の回転軸が車両の前後方向に沿って配置されるように図示されているが、実際には、第2MG14と同様に、第1MG24の回転軸は、車両10の左右方向に沿って配置される。
図3に戻って、冷却部16は、ケース44の外部に設けられた冷媒流路66と、冷媒流路66に接続され、ケース44の上端内部に設けられた冷媒パイプ67とを含む。図1に示すように、冷媒パイプ67は、車両10の前後方向について回転軸60の鉛直上方に設けられる。
冷媒流路66は、冷媒ポンプ68を有し、ケース44の下部に溜まった冷媒Fを吸引して、冷媒パイプ67に循環供給可能とする。冷媒パイプ67は、その両端部に冷媒を下方に噴出させる噴出口69を有する。冷媒パイプ67の一端(図3の左端)は塞がれる。冷却部16は、噴出口69のそれぞれから、各コイルエンド58の上側に向け冷媒を噴出可能とする。これによって噴出した冷媒が流下しながらコイルエンド58に接触し、ステータコイル56が冷却される。
冷媒として、例えばATF(Automatic transmission fluid)と呼ばれるオイルが用いられるが、冷媒として冷却水を用いてもよい。冷却部16に冷却用熱交換部を設けて、より効果的に冷媒を冷却してもよい。冷却用熱交換部は、外部を流れる空気と内部を流れる冷媒との間で熱交換を行って、冷媒を冷却する。
温度センサ18は、噴出口69よりも下側でコイルエンド58のうち、噴出口69から噴出した冷媒が接触する位置付近を測定するように設けられる。温度センサ18として、例えばサーミスタが用いられる。図1に示すように、第2MG14を回転軸60の軸方向に沿って見た場合に、温度センサ18は、回転軸60よりも車両前側に片寄って設けられる。温度センサ18は、回転軸60よりも車両後側に片寄って設けられてもよく、回転軸60の鉛直下側に設けられてもよい。温度センサ18の測定値を表す信号は、制御装置70に入力される。
冷却部16と温度センサ18とは第2MG14のケース44を介して車体19に固定されるので、車体19の姿勢の向きが「所定基準姿勢」から変化した場合には、冷却部16と温度センサ18の測定部との位置(姿勢差)が変化する。
図1では、第2MG14は所定基準姿勢で設けられている。ここで、「所定基準姿勢」は、車両10が水平面上に位置する場合で、乗員が乗っていない静止状態で、設計上車体の傾きがない場合として予め設定される車体姿勢である。この場合、冷媒パイプ67から噴出された冷媒は、前後方向(図1の左右方向)に関してほぼ均等にケース44内で流下する。
一方、図4は、第2MG14が後下がりの後傾状態となる様子を示している。図1の左下で示すように車体19が後傾するように姿勢が変化した場合には、図4に示すように、車体19に固定されたケース44の後下への傾きによって、冷媒パイプ67と温度センサ18との位置が変化する。図4では、所定基準姿勢の場合に対する時計方向の傾斜度を「+α」として示している。
図5は、第2MG14が前下がりの前傾状態となる様子を示している。図1の中央下で示すように車体19が前傾するように姿勢が変化した場合には、図5に示すように、車体19に固定されたケース44の前下への傾きによって、冷媒パイプ67と温度センサ18との位置が変化する。図5では、所定基準姿勢の場合に対する反時計方向の傾斜度を「−α」として示している。

図1に戻って、制御装置70は、車体19の姿勢の変化に応じて、ステータコイル56の実温度推定に用いる温度補正値ΔTna、ΔTnbを変更する。
具体的には、図1に示す記憶部76は、車体19の姿勢の向きが後傾方向の場合の第1マップM1と、前傾方向の場合の第2マップM2とのデータを予め記憶している。
図6Aは、第1マップM1を示している。第1マップM1は、予め設定された単位時間間隔(t2−t1)における温度センサ18の測定温度の変化量(・・・−A2,−A1,0,A1,A2・・・)及び第2MG14のトルク指令値Tri(=B1,B2,B3・・・)と、予め設定された温度補正値ΔTnaとの関係を定める。トルク指令値Triとして、正の値の場合のみが設定される。トルク指令値と測定温度変化量との一方または両方が異なるΔTnaの数値自体は、互いに同じであっても、異なっていてもよい。
第1マップM1では、予め行った実験等によって、予め規定された単位時間間隔(t2−t1)での温度センサ18の測定温度の変化量(・・・−A2,−A1,0,A1,A2・・・)と、第2MG14のトルク指令値Triとに対応する温度補正値ΔTnaを設定する。
図6Bは、第2マップM2を示している。第2マップM2では、温度補正値ΔTnaの代わりに、温度補正値ΔTnbが規定される。第2マップM2は、トルク指令値Triが0及び負の値(−B1,−B2,−B3・・・)である場合が設定される。
第1マップM1と第2マップM2とにおいて、温度補正値ΔTna、ΔTnbの一部の数値自体は互いに同じであってもよい。ΔTna、ΔTnbは正の値だけでなく、負の値または0になる場合もある。第1マップM1及び第2マップM2は、車両の種類に応じて変更してもよい。例えば車両の空車重量の違いに応じて第1マップM1及び第2マップM2の数値を異ならせてもよい。
ΔTna、ΔTnbは、単位時間間隔(t2−t1)において、第2MG14のコイルエンド58の実温度Tcoilから温度センサ18の測定温度Tthmを差し引いた値(Tcoil−Tthm)の増減分である。
実温度推定部74は、車体19の姿勢の向きである後傾方向か前傾方向かを表す第2MG14のトルク指令値Triを取得し、車体19の姿勢の変化である後傾方向と前傾方向との間での変化を表すトルク指令値Triの正及び負の間の変化に応じて、ステータコイル56の実温度を推定する。具体的には、実温度推定部74は、モータ制御部72で算出された第2MG14のトルク指令値Triを取得する。トルク指令値Triが正の値となる場合には、図1の左下で示すように、車両の加速が大きくなると、後側の車輪を支持するサスペンション装置のバネが縮んで車体19が後傾する。この後傾の程度はトルクが正方向に大きくなるほど大きくなる傾向となる。実温度推定部74は、トルク指令値Triが車体19の後傾を表す正の値となる場合に、後傾用の第1マップM1を選択し、第1マップM1のデータを参照して、トルク指令値Triと、単位時間間隔(t2−t1)での温度センサ18の測定温度の変化量とから温度補正値ΔTnaを算出する。
一方、トルク指令値Triが負の値となる場合には、図1の中央下で示すように、車両の後方への加速が大きくなると、前側の車輪を支持するサスペンション装置のバネが縮んで車体19が前傾する。この前傾の程度はトルクが負方向に大きくなるほど大きくなる傾向となる。実温度推定部74は、トルク指令値Triが車体19の前傾を表す負の値となる場合に、前傾用の第2マップM2を選択し、第2マップM2のデータを参照して、トルク指令値Triと、単位時間間隔での温度センサ18の測定温度の変化量とから温度補正値ΔTnbを算出する。トルク指令値Triが0である場合には、第1マップM1及び第2マップM2のいずれを用いて温度補正値を算出してもよいので、第1マップM1でトルク指令値Triが0の場合を設定してもよい。
実温度推定部74は、算出された温度補正値ΔTna、ΔTnbと温度センサ18の測定温度Tthmとを用いて、ステータコイル56の実温度推定値Tcestを算出する。これによって、ステータコイル56の実温度が推定される。
この場合、実温度推定部74は、今回の時間間隔(t2−t1)で求めた1つまたは複数の温度補正値ΔTna、ΔTnbの総和を、測定温度Tthmに足し合わせることで、実温度推定値Tcestを算出する。具体的には、実温度推定値Tcestは、次式により求められる。
Tcest=Tthm+Σ(ΔTna,ΔTnb)+Tia ・・・(1)
この場合、Σ(ΔTna,ΔTnb)は温度補正値ΔTna,ΔTnbの総和を表しており、Tiaは測定初期時点での第2MG14のステータコイル56の実温度と推定温度との差である初期乖離温度を表している。「初期乖離温度」は、車両の種類に応じて予め設定される。例えば車両の空車重量に応じて初期乖離温度を変えることもできる。初期乖離温度Tiaは0として設定してもよい。初期乖離温度はある所定条件が成立した時点から、(1)式の計算に追加してもよい。また、ステータコイル56の温度推定を、実温度推定値Tcestが所定範囲以内であり、{Σ(ΔTna,ΔTnb)+Tia}が所定範囲内の場合にのみ行い、Tcest,{Σ(ΔTna,ΔTnb)+Tia}のそれぞれに上限値及び下限値を設定してもよい。また、実温度推定値Tcestの算出は、車両に設けられた図示しない始動スイッチがオンされてから所定時間の経過を条件に開始されてもよい。
また、図6A、図6Bのマップで設定されていない測定温度変化量とトルクTriとに対応する温度補正値は、その両側の測定温度変化量、またはその両側のトルクTriから、線形補間により算出することができる。
図1の駆動制限部78は、第2MG14の実温度推定値Tcestがある閾値Tk℃未満では、負荷率100%として、第2MG14のトルク指令値を制限せず、トルク指令値のそのままの値を用いて、モータ制御部72により第2MG14の駆動を制御する。一方、第2MG14の実温度推定値Tcestが閾値Tk℃以上では、駆動制限部78は、Tcestの上昇に応じて負荷率を100%から徐々に、直線的または曲線的に低下させ、第2MG14のトルク指令値を徐々に低下するように制限する。この場合、駆動制限部78は、モータ制御部72により制限後のトルク指令値で第2MG14の駆動を制御する。これによって、第2MG14の温度上昇に対する保護を図れる。
このような温度推定システム12を用いて第2MG14の実温度を推定する方法は次のようにして行う。図7は、温度推定システムにおいて、コイル実温度の推定方法を示すフローチャートである。このフローチャートは制御装置70に記憶されたプログラムの実行により行われてもよい。ステップS10(以下、ステップSは単にSという。)において、実温度推定部74は、第2MG14のトルク指令値Triが0Nmより大きいか否かを判定し、0Nmより大きい場合にはS12で第1マップM1を参照し、S14で車体19の所定基準姿勢におけるステータコイル56の実温度を推定する。
この場合、例えば後述の図8で参照して示すように、予め設定された単位時間間隔おきの時間t1、t2(t1<t2)で、温度センサ18により測定されたステータコイル56の測定温度T1、T2を取得し、温度センサ18の測定温度の変化量(T2−T1)を求める。
また、実温度推定部74は、時間t2での第2MG14のトルク指令値Triと、温度センサ18の測定温度の変化量(T2−T1)とに基づいて、記憶部76に記憶された第1マップM1のデータを参照しつつ温度補正値ΔTnaを取得する。実温度推定部74は、この温度補正値ΔTnaを用いて、時間t2における測定温度Tthm(=T2)を補正する。この場合、実温度推定部74は、上記の(1)式を用いて実温度推定値Tcestを算出する。
一方、S10で第2MG14のトルク指令値Triが0Nm以下の場合、S16で第2マップM2を参照し、S18でステータコイル56の実温度を推定する。この算出方法は、第2マップM2を用いることが異なるだけでS14の場合と同様である。
上記の温度推定システム12によれば、車体19の姿勢の向きを表す取得値の変化に応じて温度補正値ΔTna,ΔTnbが変更されるので、車体19が傾斜する場合に、ステータコイル56の実温度の推定精度を向上できる。
例えば、図4に示すように、車体19が後傾した場合、冷媒パイプ67が後側に移動するので、冷媒パイプ67から噴出された冷媒がステータコイル56の後側で多く流れ、前側に流れる量は少なくなる。これによって、図1の所定基準姿勢の第2MG14に対して、冷媒パイプ67から噴出される冷媒と温度センサ18の測定部との接触状態が変化する。また、冷媒パイプ67から噴出し温度センサ18の測定部に接触するまでの冷媒の接触経路が変化する。この場合、一般的には、ステータコイル56において、温度センサ18の測定部の温度が所定基準姿勢の場合に比べて高くなる。
一方、図5に示すように、車体19が前傾した場合に、冷媒パイプ67から噴出された冷媒は、ステータコイル56の前側で多く流れ、後側に流れる量は少なくなる。この場合も、図1の所定基準姿勢の第2MG14に対して、冷媒パイプ67から噴出される冷媒と温度センサ18の測定部との接触状態が変化するとともに、温度センサ18の測定部に接触するまでの冷媒の接触経路が変化する。この場合、一般的には、ステータコイル56において、温度センサ18の測定部の温度が所定基準姿勢の場合に比べて低くなる。
上記のように後傾用と前傾用とで異なるマップM1,M2を用いて温度補正値ΔTnaを算出することで、車体19の姿勢変化による温度センサ18の測定部の温度変化を補正でき、ステータコイル56の実温度の推定精度を向上できる。
また、実温度推定部74は、車体19の姿勢の向きが後傾方向か前傾方向かを表すトルク指令値の取得値に応じて複数のマップM1,M2から1つのマップM1(またはM2)を選択し、選択されたマップのデータを参照して、トルク指令値と温度センサ18の測定温度の変化量とから温度補正値ΔTna(またはΔTnb)を算出し、測定温度と温度補正値とを用いてステータコイル56の実温度を推定する。これによって、トルク指令の大きさで、車体19の姿勢が傾斜する程度に応じた温度補正値を用いることができ、ステータコイル56の実温度の推定精度をより高くできる。
このような構成では、車両が水平な地面の平坦路に位置する場合に限らず、ステータコイル56の実温度の推定精度を高くできる。例えば、車両が登坂路上にある場合に、車体19は所定基準姿勢に対して後傾した状態となり、一般的に走行時の第2MG14のトルク値は高くなる。この場合、坂路の傾斜度が高くなり車体19が傾斜するほど、第2MG14のトルク値は高くなる傾向となる。逆に、車両が降坂路上にある場合に、車体19は所定基準姿勢に対して前傾した状態となり、一般的に走行時の第2MG14のトルク値は低くなる。この場合、坂路の傾斜度が高くなり車体19が傾斜するほど、第2MG14のトルク値は低くなる傾向となる。これによって、車体19が傾斜面上に位置する場合でもトルク指令値に応じて温度補正値が設定されたマップを用いることにより、ステータコイル56の実温度を精度よく推定できる。
図8は、本実施形態の効果を確認するための図であって、車体傾斜時の温度センサ18の測定温度Tthmと、第2MG14のステータコイル56の実温度Tcoilと、ステータコイル56の実温度推定値Tcestとの時間的変化の1例を示している。図8に示すように、本実施形態では、車体19の傾斜によって温度センサ18の測定温度Tthmが時間経過にしたがって単純に上昇しない場合でも、実温度推定値Tcestとして、所定基準姿勢における実温度Tcoilとほぼ一致する値を精度よく推定できる。
なお、図1、図3の場合と異なり、第2MG14のケース44内に動力伝達装置を構成する歯車を設けて、歯車でケース44の下部に溜まった冷媒としてのオイルをかき上げて、ケース44の上部に設けられた図示しない冷媒供給部にオイルを供給してもよい。この場合、冷媒供給部は、冷却部として、噴出口から冷媒を噴出させ、各コイルエンド58にオイルをかけてステータコイル56を冷却する。
図9は、本発明の実施形態の別例の回転電機温度推定システムにおいて、温度推定方法を示すフローチャートである。本例の場合、実温度推定部74は、走行切替レバー42の操作位置の検出値を取得する。実温度推定部74は、車体19の姿勢の向きが後傾方向か前傾方向かを表す取得値として、走行切替レバー42の操作位置の検出値を取得し、この操作位置の変化に応じて、記憶部76で記憶された複数のマップM1,M2から1つのマップM1(またはM2)を選択することで温度補正値を変更する。例えば、走行切替レバー42の操作位置の検出値が車両の後進走行を指示するR位置である場合には、実温度推定部74は、記憶部76に記憶されたマップから前傾用の第2マップM2を選択する。一方、走行切替レバー42の操作位置の検出値がR位置以外の場合、例えば車両の前進走行を指示するD位置である場合には、実温度推定部74は、記憶部76に記憶されたマップから後傾用の第1マップM1を選択する。
実温度推定部74は、選択されたマップのデータを参照して、トルク指令値と温度センサ18の測定温度の変化量とから温度補正値ΔTna(またはΔTnb)を算出し、測定温度と温度補正値とを用いて、ステータコイル56の実温度推定値Tcestを算出し、実温度を推定する。
図9では、S20において、実温度推定部74は、走行切替レバー42の操作位置の検出値がR位置か否かを判定し、R位置である場合にはS22で第2マップM2を参照し、S24で車体19の所定基準姿勢におけるステータコイル56の実温度を推定する。一方、S20において、走行切替レバー42の操作位置の検出値がR位置以外の場合には、S26で第1マップM2を参照し、S28でステータコイル56の実温度を推定する。
上記の構成の場合も、図1から図8の構成と同様に、車体19が傾斜する場合に、ステータコイルの実温度の推定精度を向上できる。その他の構成及び作用は、図1から図8の構成と同様である。
なお、上記の各実施形態において、実温度推定部74は、マップを用いずに、車体19の姿勢の向きを表す取得値に応じて、トルク値及び温度センサ18の測定温度の変化量と温度補正値との関係を規定する異なる関係式を用いて温度補正値を算出してもよい。この場合、取得値が車体19の後傾を表す場合に、後傾用の第1関係式を用いて、温度補正値を算出し、取得値が車体19の前傾を表す場合に、前傾用の第2関係式を用いて、温度補正値を算出する。実温度推定部は、算出された温度補正値と、温度センサ18の測定温度と上記の(1)式とを用いて、車体19の所定基準姿勢におけるステータコイルの実温度推定値Tcestを算出する。第1関係式及び第2関係式は、第1マップ及び第2マップと同様に、予め設定された単位時間間隔での温度センサ18の測定温度の変化量と、第2MG14のトルク指令値と、予め設定された温度補正値との関係を定める。
また、上記では第2MG14がロックするか否かに関係なく同じマップを用いているが、別例の構成として、第2MG14がロックするか否かに応じて異なるマップを用いて第2MG14のステータコイルの実温度を推定してもよい。この場合には、記憶部により、第1マップ及び第2マップのそれぞれで、「通常時マップ」と「ロック時マップ」とを記憶させる。「通常時マップ」は、第2MG14がロックしない通常時における、単位時間間隔における温度センサ18の測定温度の変化量及び第2MG14のトルク指令値と、予め設定された温度補正値との関係を規定する。「ロック時マップ」は、第2MG14のロック時、すなわち通電状態において回転が停止する場合において、単位時間間隔における温度センサ18の測定温度の変化量及び第2MG14のトルク指令値と、温度補正値との関係を規定する。このような構成によれば、通常時とロック時とでマップを使い分けるので、より高精度に第2MG14の実温度を推定できる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施できるのは勿論である。例えば、上記では、車体19の姿勢の向きを表す取得値として、回転電機のトルク値、または、操作部である走行切替レバーの操作位置の検出値を用いる場合を説明したが、車両に設けられた傾斜センサにより所定基準姿勢からの車体19の傾斜度を検出し、傾斜センサの検出値を、車体19の姿勢の向きを表す取得値として用いてもよい。
また、上記では、第2MG14の実温度を推定する場合を説明したが、第2MG14の代わりに、または第2MG14とともに、第1MG24のステータコイルも同様に、第1MG24に設けられた温度センサを用いて実温度を推定できる。この場合には、上記の傾斜センサの検出値を、車体19の姿勢の向きを表す取得値として用いる。
また、上記では、実温度推定部74が、第2MG14のトルク指令値を「回転電機のトルク値」として用いる場合を説明したが、温度推定システム12に第2MG14のトルクを測定するトルクセンサを設けて、実温度推定部74は、トルクセンサの検出値を「回転電機のトルク値」として用いてもよい。
また、上記では、車体19が前傾か後傾かを表す取得値を用いて温度補正値を変更する場合を説明したが、車体19の左右方向中央に対して、右側が下がるように傾斜するか、左側が下がるように傾斜するかを表す取得値を用いて、温度補正値を変更する構成を採用してもよい。この場合、車体19が左右のいずれの方向に傾斜するかに応じて温度センサ18の測定部の温度が変化する場合において、ステータコイルの実温度の推定精度が向上する。この場合も、傾斜センサの検出値を、車体19の姿勢の向きを表す取得値として用いる。
10 ハイブリッド車両、12 車両用回転電機温度推定システム、14 第2モータジェネレータ(第2MG)、16 冷却部、18 温度センサ、19 車体、20 バッテリ、22 第2インバータ、23 エンジン、24 第1モータジェネレータ(第1MG)、26 第1インバータ、28 動力分割機構、30 出力軸、32 減速機、34 車輪、36 駆動軸、38 アクセルペダルセンサ、40 レバー位置センサ、42 走行切替レバー、44 ケース、46 ステータ、48 ロータ、50 フレーム、52 ステータコア、54 突極、56 ステータコイル、58 コイルエンド、60 回転軸、62 ロータコア、64 永久磁石、66 冷媒流路、67 冷媒パイプ、68 冷媒ポンプ、69 噴出口、70 制御装置、72 モータ制御部、74 実温度推定部、76 記憶部、78 駆動制限部。

Claims (6)

  1. 車体に固定して搭載され、ステータコイルを有する回転電機と、
    冷媒を噴出する噴出口を有し、噴出口から噴出された冷媒により前記ステータコイルを冷却する冷却部と、
    前記ステータコイルの温度を測定する温度センサと、
    前記温度センサの測定温度及び予め設定された温度補正値を用いて、前記ステータコイルの実温度を推定する実温度推定部とを備え、
    前記実温度推定部は、前記車体の姿勢の変化に応じて前記温度補正値を変更することを特徴とする車両用回転電機温度推定システム。
  2. 請求項1に記載の車両用回転電機温度推定システムにおいて、
    前記実温度推定部は、前記車体の姿勢の向きである後傾方向か前傾方向かを表す前記回転電機のトルク値を取得し、前記車体の姿勢の変化である後傾方向と前傾方向との間での変化を表す前記トルク値の正及び負の間の変化に応じて前記温度補正値を変更することを特徴とする車両用回転電機温度推定システム。
  3. 請求項1に記載の車両用回転電機温度推定システムにおいて、
    前記実温度推定部は、前記車体の姿勢の向きである後傾方向か前傾方向かを表し、操作によって車両の前進及び後進の切替を指示可能な操作部の操作位置を取得し、前記車体の姿勢の変化である後傾方向と前傾方向との間での変化を表す前記操作位置の変化に応じて前記温度補正値を変更することを特徴とする車両用回転電機温度推定システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1に記載の車両用回転電機温度推定システムにおいて、
    前記温度補正値は、前記温度センサの測定温度の変化量と前記回転電機のトルク値とに応じて定められることを特徴とする車両用回転電機温度推定システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1に記載の車両用回転電機温度推定システムにおいて、
    前記車体の姿勢の向きが後傾方向の場合の第1マップと前傾方向の場合の第2マップとを含むマップであって、前記温度センサの前記測定温度の変化量及び前記回転電機のトルク値と前記温度補正値との関係を表すマップのデータを記憶する記憶部を備え、
    前記実温度推定部は、前記車体の姿勢の向きが後傾方向か前傾方向かを表す取得値に応じて前記複数のマップから1つの前記マップを選択し、選択された前記マップのデータを参照して、前記温度センサの前記測定温度の変化量と前記トルク値とから前記温度補正値を算出し、前記測定温度と前記温度補正値とを用いて、前記車体の所定基準姿勢における前記ステータコイルの実温度を推定することを特徴とする車両用回転電機温度推定システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1に記載の車両用回転電機温度推定システムにおいて、
    前記実温度推定部により推定された前記ステータコイルの実温度が所定温度以上の場合に、回転電機の駆動を制限する駆動制限部を備えることを特徴とする車両用回転電機温度推定システム。
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