JP5899009B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents
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Description
車両用駆動装置(例えば、後述の実施形態の車両用駆動装置1、1A、1B、1C)であって、
車両の車輪(例えば、後述の実施形態の前輪Wf又は後輪Wr)と機械的に接続される第1電動発電機(例えば、後述の実施形態の第1電動発電機M/G1)と、
前記車輪とは異なる他の車輪(例えば、後述の実施形態の後輪Wr又は前輪Wf)と機械的に接続され、且つ、前記第1電動発電機と電気的に接続される第2電動発電機(例えば、後述の実施形態の第2電動発電機M/G2)と、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とを制御する電動発電機制御装置(例えば、後述の実施形態の制御装置C/U)と、
前記第2電動発電機と機械的に接続され、運動エネルギを蓄える運動エネルギ蓄積装置(例えば、後述の実施形態のフライホイールFW、第1フライホイールFW1)と、
前記第2電動発電機と前記運動エネルギ蓄積装置との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第2電動発電機側と前記運動エネルギ蓄積装置側とを遮断状態又は接続状態にする第1断接手段(例えば、後述の実施形態の第1クラッチCL1)と、
前記第1断接手段を制御する断接手段制御装置(例えば、後述の実施形態の制御装置C/U)と、
を備え、
前記車輪からの動力を受けて前記電動発電機制御装置が前記第1電動発電機を回生駆動する際、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動し、
前記運動エネルギ蓄積装置からの動力を受けて前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を回生駆動する際、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動し、
前記断接手段制御装置は、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第1断接手段の締結を禁止する締結禁止手段を有することを特徴とする。
前記第2電動発電機と前記他の車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第2電動発電機側と前記他の車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第2断接手段(例えば、後述の実施形態の第2クラッチCL2)と、をさらに備え、
前記断接手段制御装置は、前記第2断接手段を制御し、
前記車輪からの動力を受けて前記電動発電機制御装置が前記第1電動発電機を回生駆動する際、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を力行駆動する時には、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を解放し、前記第2電動発電機と前記他の車輪とを遮断状態とし、
前記断接手段制御装置の前記締結禁止手段は、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第2断接手段の締結を禁止することを特徴とする。
前記車輪と前記第1電動発電機との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記車輪側と前記第1電動発電機側とを遮断状態又は接続状態にする第3断接手段(例えば、後述の実施形態の第3クラッチCL3)をさらに備え、
前記断接手段制御装置は、前記第3断接手段を制御し、
前記断接手段制御装置の前記締結禁止手段は、前記電動発電機制御装置が前記第1電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第3断接手段の締結を禁止することを特徴とする。
前記電動発電機制御装置は、前記締結禁止手段が前記第1及び第2断接手段の締結禁止を行っているときに、前記第2電動発電機の駆動を禁止する駆動禁止手段を有することを特徴とする。
前記第1電動発電機及び/又は前記第2電動発電機と電気的に接続される電気エネルギ蓄積装置(例えば、後述の実施形態のバッテリBATT)を備えることを特徴とする。
前記運動エネルギ蓄積装置のエネルギ蓄積状態が所定値以上のときには、
前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機の力行駆動を停止若しくは低減するか、または、
前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を回生駆動し、
前記運動エネルギ蓄積装置のエネルギ蓄積状態が所定値以下となったときには、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機の回生駆動を停止若しくは低減するとともに、前記電気エネルギ蓄積装置の電気エネルギを受けて前記第1電動発電機を力行駆動することを特徴とする。
前記電動発電機制御装置が前記車輪からの動力を受けて前記第1電動発電機を回生駆動し、前記他の車輪からの動力を受けて前記第2電動発電機を回生駆動するとき、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記第2断接手段を締結し、
前記第1電動発電機からの動力を受けて回動する前記車輪と、前記第2電動発電機からの動力を受けて回動する前記他の車輪と、によって車両を駆動するとき、前記第1断接手段を解放し、前記第2断接手段を締結することを特徴とする。
前記断接手段制御装置は、前記第1断接手段を解放するとともに前記第2断接手段を締結する第1状態と、前記第1断接手段を締結するとともに前記第2断接手段を解放する第2状態とを、切り替えることを特徴とする。
前記第1電動発電機は、さらに前記運動エネルギ蓄積装置と機械的に接続され、
前記第2電動発電機と前記他の車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第2電動発電機側と前記他の車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第2断接手段(例えば、後述の実施形態の第2クラッチCL2)と、
前記第1電動発電機と前記車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第1電動発電機側と前記車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第3断接手段(例えば、後述の実施形態の第3クラッチCL3)と、
前記第1電動発電機と前記運動エネルギ蓄積装置との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第1電動発電機側と前記運動エネルギ蓄積装置側とを遮断状態又は接続状態にする第4断接手段(例えば、後述の実施形態の第4クラッチCL4)と、をさらに備え、
前記断接手段制御装置は、前記第2、第3、及び第4断接手段をさらに制御し、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とのうち、前記車両のエネルギを前記第1電動発電機のみを回生駆動して回収する第1車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動する一方、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とのうち、前記車両のエネルギを前記第2電動発電機のみを回生駆動して回収する第2車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動し、
前記第1電動発電機からの動力を受けて回動する前記車輪によって車両を駆動する第1車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動する一方、
前記第2電動発電機からの動力を受けて回動する他の車輪によって車両を駆動する第2車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動し、
前記断接手段制御装置の前記締結禁止手段は、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第1及び第2断接手段の締結を禁止し、且つ、前記電動発電機制御装置が前記第1電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第3及び第4断接手段の締結を禁止することを特徴とする。
前記第1電動発電機、前記第2電動発電機、及び前記運動エネルギ蓄積装置の回転軸が、同一直線上に配置されることを特徴とする。
前記第1電動発電機と機械的に接続され、前記運動エネルギ蓄積装置とは異なる他の運動エネルギ蓄積装置(例えば、後述の実施形態の第2フライホイールFW2)と、
前記第2電動発電機と前記他の車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第2電動発電機側と前記他の車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第2断接手段(例えば、後述の実施形態の第2クラッチCL2)と、
前記第1電動発電機と前記車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第1電動発電機側と前記車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第3断接手段(例えば、後述の実施形態の第3クラッチCL3)と、
前記第1電動発電機と前記他の運動エネルギ蓄積装置との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第1電動発電機側と前記他の運動エネルギ蓄積装置側とを遮断状態又は接続状態にする第4断接手段(例えば、後述の実施形態の第4クラッチCL4)と、をさらに備え、
前記断接手段制御装置は、前記第2、第3及び第4断接手段をさらに制御し、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とのうち、前記車両のエネルギを前記第1電動発電機のみを回生駆動して回収する第1車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動する一方、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とのうち、前記車両のエネルギを前記第2電動発電機のみを回生駆動して回収する第2車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動し、
前記第1電動発電機からの動力を受けて回動する前記車輪によって車両を駆動する第1車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動する一方、
前記第2電動発電機からの動力を受けて回動する他の車輪によって車両を駆動する第2車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動し、
前記断接手段制御装置の前記締結禁止手段は、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第1及び第2断接手段の締結を禁止し、且つ、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第3及び第4断接手段の締結を禁止することを特徴とする。
前記運動エネルギ蓄積装置の回転軸と、前記他の運動エネルギ蓄積装置の回転軸とは異なる直線上に配置されることを特徴とする。
前記電動発電機制御装置は、前記締結禁止手段が前記第1及び第2断接手段の締結禁止を行っているときに、第2電動発電機の駆動を禁止し、前記締結禁止手段が前記第3及び第4断接手段の締結禁止を行っているときに、第1電動発電機の駆動を禁止する駆動禁止手段を有することを特徴とする。
前記車輪からの動力を受けて前記第1電動発電機を回生駆動するときの予測回生量と、前記他の車輪からの動力を受けて前記第2電動発電機を回生するときの他の予測回生量とを比較し、前記予測回生量の方が大きいときに、前記第1車両エネルギ回収制御を行う一方、前記他の予測回生量の方が大きいときに、前記第2車両エネルギ回収制御を行うことを特徴とする。
前記第1電動発電機及び前記第2電動発電機と電気的に接続される電気エネルギ蓄積装置(例えば、後述の実施形態のバッテリBATT)を備え、
前記運動エネルギ蓄積装置のエネルギ蓄積状態が所定値以上のときに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機の力行駆動を停止若しくは低減するか、又は、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を解放し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機の力行駆動を停止若しくは低減することを特徴とする。
前記第1車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を解放し、前記第2断接手段を解放する一方、
前記第2車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記第3断接手段を解放し、
前記第1車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を解放し、前記第4断接手段を解放する一方、
前記第2車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を解放し、前記第1断接手段を解放することを特徴とする。
前記第1電動発電機からの動力を受けて回動する前記車輪と、前記第2電動発電機からの動力を受けて回動する前記他の車輪とのうち、前記車輪の方がスリップを生じやすいときに、前記第2車両駆動制御を行う一方、前記他の車輪の方がスリップを生じやすいときに、前記第1車両駆動制御を行うことを特徴とする。
前記第1電動発電機及び前記第2電動発電機と電気的に接続される電気エネルギ蓄積装置(例えば、後述の実施形態のバッテリBATT)を備え、
前記車両のエネルギを前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とを回生駆動して回収する第3車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記第4断接手段を解放して、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記第1断接手段を解放して、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動し、
前記車両を前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とを力行駆動して駆動する第3車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記第4断接手段を解放して、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記第1断接手段を解放して、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動することを特徴とする。
前記車輪と前記他の車輪は、前記車両の前後方向に配置されることを特徴とする。
前記電気エネルギ蓄積装置は、二次電池(例えば、後述の実施形態の蓄電池)を含み、
前記車両の外部の充電装置によって充電可能であることを特徴とする。
前記電気エネルギ蓄積装置と並列に、電気エネルギ発生装置(例えば、後述の実施形態の燃料電池)を備えることを特徴とする。
前記車輪と前記他の車輪のいずれか一方の車輪と機械的に接続される原動機をさらに備えることを特徴とする。
また、第2電動発電機が力行駆動及び回生駆動のいずれも行っていないとき、第1及び第2断接手段の締結を禁止するので、運動エネルギ蓄積装置に対して第2電動発電機を連れ回すことによって生じる不要な運動エネルギ蓄積装置の運動エネルギの減少を防止することができ、他の車輪に対して第2電動発電機を連れ回すことによって生じる不要な車両の減速、若しくは、第2電動発電機に対して他の車輪を連れ回すことによって生じる不要な第2電動発電機の制御性・効率の悪化を防止することができる。同様に、第1電動発電機が力行駆動及び回生駆動のいずれも行っていないとき、第3及び第4断接手段の締結を禁止するので、運動エネルギ蓄積装置に対して第1電動発電機を連れ回すことによって生じる不要な運動エネルギ蓄積装置の運動エネルギの減少を防止することができ、車輪に対して第1電動発電機を連れ回すことによって生じる不要な車両の減速、若しくは、第1電動発電機に対して車輪を連れ回すことによって生じる不要な第1電動発電機の制御性・効率の悪化を防止することができる。
また、第2電動発電機が力行駆動及び回生駆動のいずれも行っていないとき、第1及び第2断接手段の締結を禁止するので、運動エネルギ蓄積装置に対して第2電動発電機を連れ回すことによって生じる不要な運動エネルギ蓄積装置の運動エネルギの減少を防止することができ、他の車輪に対して第2電動発電機を連れ回すことによって生じる不要な車両の減速、若しくは、第2電動発電機に対して他の車輪を連れ回すことによって生じる不要な第2電動発電機の制御性・効率の悪化を防止することができる。同様に、第1電動発電機が力行駆動及び回生駆動のいずれも行っていないとき、第3及び第4断接手段の締結を禁止するので、他の運動エネルギ蓄積装置に対して第1電動発電機を連れ回すことによって生じる不要な他の運動エネルギ蓄積装置の運動エネルギの減少を防止することができ、車輪に対して第1電動発電機を連れ回すことによって生じる不要な車両の減速、若しくは、第1電動発電機に対して車輪を連れ回すことによって生じる不要な第1電動発電機の制御性・効率の悪化を防止することができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態の車両用駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の車両用駆動装置1は、前輪Wfと後輪Wrとの一方の車輪に連結される車軸DS1に第1電動発電機M/G1が機械的に接続され、他方の車輪に連結される車軸DS2に第2電動発電機M/G2が機械的に接続されている。また、第2電動発電機M/G2は、運動エネルギを蓄えるフライホイールFWにも機械的に接続されており、第2電動発電機M/G2及びフライホイールFWの回転軸が車両前後方向に同一直線状に配置されている。なお、本実施形態及び後述の実施形態では、車軸DS1が前輪Wfに連結され、車軸DS2が後輪Wrに連結されるものとして説明するが、車軸DS1が後輪Wrに連結され、車軸DS2が前輪Wfに連結されるものでもよい。
図2は通常走行時のクラッチ状態とトルクの流れを説明するブロック図であり、(a)は前輪駆動(2WD)時、(b)は後輪駆動(2WD)時、(c)は四輪駆動(4WD)時である。なお、図中、ハッチ付の太い矢印は、電動発電機の力行トルクを示し、ハッチのない太い矢印は、電動発電機の回生トルクを示し、細い矢印は電力の流れを示している。図3、4、13〜15、17〜19についても同様である。
フライホイールFWにエネルギを蓄積した状態からエネルギを放出する際には、第2クラッチCL2を解放し、第1クラッチCL1と第3クラッチCL3とを締結した状態で、第2電動発電機M/G2を回生駆動するとともに第1電動発電機M/G1を力行駆動することで、フライホイールFWの運動エネルギが第2電動発電機M/G2の回生エネルギとして電気エネルギに変換され、その電気エネルギにより第1電動発電機M/G1が力行駆動され、第1電動発電機M/G1の運動エネルギが車軸DS1に伝達される。これによりフライホイールFWの蓄積エネルギを第1クラッチCL1、第2電動発電機M/G2、第1電動発電機M/G1、第3クラッチCL3を機械的又は電気的に経由して前輪Wfに伝達することができる。また、このように、第2電動発電機M/G2と車軸DS2との動力伝達経路上に設けられた第2クラッチCL2を解放しておくことで、回生駆動する第2電動発電機M/G2が、車軸DS2の引きずりによって乱されることがなくなる。
図5は、ある走行モードにおけるタイミングチャートである。
この走行モードは、低摩擦面路等のいわゆる悪路走行後、一度停車し、外部給電を経て、発進急加速、速度V1(例えば、60キロ/時)でのクルーズ走行、減速、停車、再発進する場合を想定した。なお、図5及び図6において、FW蓄積量は、フライホイールFWのエネルギの蓄積量を模式化したものであり、バッテリSOCは、バッテリBATTのSOC(State Of Charge)を模式化したものである。
この走行モードは、低摩擦面路等のいわゆる悪路走行後、一度停車し、外部給電を経て、発進急加速、速度V1(例えば、60キロ/時)から緩加速、速度V2(例えば100km)でのクルーズ走行、減速、停車、再発進する場合を想定した。
速度V1(例えば、60キロ/時)から緩加速領域と速度V2(例えば100km)でのクルーズ走行領域は、前輪駆動(2WD)又は後輪駆動(2WD)であり、図5における前輪駆動(2WD)又は後輪駆動(2WD)と同様である。
次に、本発明に係る第2実施形態の車両用駆動装置について説明する。
図7は、本発明に係る第2実施形態の車両用駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
第1実施形態の車両用駆動装置1で説明したように、第1クラッチCL1と第2クラッチCL2とが同時に接続されることがないことから、第2実施形態の車両用駆動装置1Aでは、第1クラッチCL1と第2クラッチCL2とが1つの作動子17で締結・解放が制御されるように構成される。第2実施形態の車両用駆動装置1Aは、第1クラッチCL1と第2クラッチCL2が1つの作動子17で締結・解放が制御される点で、第1実施形態の車両用駆動装置1と相違するが、その他の点は同一の構成を有するので、同一符号を付して構成の説明を省略するとともに、走行制御についても同一のため、ここでは説明を省略する。なお、以下の第2実施形態の第1及び第2実施例は、第1及び第2クラッチCL1、CL2がDOGクラッチで構成された例を示すものであり、第3及び第4実施例は、第1及び第2クラッチCL1、CL2が摩擦クラッチで構成された例を示すものである。
第1実施例では、円柱状のフライホイールFWの軸心が車幅方向に伸びるとともに、第2電動発電機M/G2の軸心が車幅方向に伸びており、電動発電機M/G2のモータシャフト11周りに、フライホイールシャフト10の入出力ギヤ12と噛合するフライホイール出入力ギヤ13と、ディファレンシャルギヤDIFFと噛合する2段ピニオン14の大径ギヤ15と噛合するモータ入出力ギヤ16とが、モータシャフト11に対し相対回転可能に、且つ、車幅方向に対向配置されている。フライホイール出入力ギヤ13とモータ入出力ギヤ16との間には、モータシャフト11と一体回転するように取り付けられた作動子17が不図示のアクチェータにより車幅方向に移動可能に配置される。この作動子17とフライホイール出入力ギヤ13とにより第1クラッチCL1が構成され、この作動子17とモータ入出力ギヤ16とにより第2クラッチCL2が構成される。
第2実施例では、円柱状のフライホイールFWの軸心が車両前後方向に伸びるとともに、第2電動発電機M/G2の軸心が車両前後方向に伸びており、電動発電機M/G2のモータシャフト11周りに、フライホイールシャフト10の入出力ギヤ12と噛合するフライホイール出入力ギヤ13と、ディファレンシャルギヤDIFFと噛合するかさ歯車18の反対側に設けられたギヤ19と噛合するモータ入出力ギヤ16とが、モータシャフト11に対し相対回転可能に、且つ、車両前後方向に対向配置されている。フライホイール出入力ギヤ13とモータ入出力ギヤ16との間には、モータシャフト11と一体回転するように取り付けられた作動子17が不図示のアクチェータにより車両前後方向に移動可能に配置される。この作動子17とフライホイール出入力ギヤ13とにより第1クラッチCL1が構成され、この作動子17とモータ入出力ギヤ16とにより第2クラッチCL2が構成される。なお、作動については第1実施例と同様のため、ここでは説明を省略する。
第3実施例では、円筒状のフライホイールFWの軸心と第2電動発電機M/G2の軸心とが同一且つ車幅方向に伸びており、フライホイールFWの内周部に電動発電機M/G2が収容されている。電動発電機M/G2のモータシャフト11は中空構造をなし、モータシャフト11の内周部に、フライホイールFWを支持する腕部21が取り付けられたフライホイールシャフト10が挿通している。フライホイールシャフト10の、腕部21とは反対側の端部(図中、左側端部)には内周面に複数の第1フリクションプレート22を保持する第1支持部材23が取り付けられている。
第4実施例では、円筒状のフライホイールFWの軸心と第2電動発電機M/G2の軸心とが同一且つ車幅方向に伸びており、フライホイールFWの内周部に電動発電機M/G2が収容されている。電動発電機M/G2のモータシャフト11は中空構造をなし、モータシャフト11の内周部に、フライホイールFWを支持する腕部21が取り付けられたフライホイールシャフト10が挿通している。フライホイールシャフト10の、腕部21とは反対側の端部(図中、左側端部)には、ディファレンシャルギヤDIFFと噛合する2段ピニオン14の大径ギヤ15と噛合するモータ入出力ギヤ16がフライホイールシャフト10に対し相対回転可能に配置され、モータ入出力ギヤ16には、外周面に複数の第2フリクションディスク38を保持する第3支持部材41が取り付けられている。
図12は、本発明に係る第3実施形態の車両用駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の車両用駆動装置1Bは、前輪Wfと後輪Wrとの一方の車輪に連結される車軸DS1に第1電動発電機M/G1が機械的に接続され、他方の車輪に連結される車軸DS2に第2電動発電機M/G2が機械的に接続されている。また、第1電動発電機M/Gと第2電動発電機M/G2とは、フライホイールFWにも機械的に接続されており、第1電動発電機M/G、第2電動発電機M/G2、及びフライホイールFWの回転軸が車両前後方向に同一直線状に配置されている。
図13は通常走行時のクラッチ状態とトルクの流れを説明するブロック図であり、(a)は前輪駆動(2WD)時、(b)は後輪駆動(2WD)時、(c)は四輪駆動(4WD)時である。
図16は、本発明に係る第4実施形態の車両用駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の車両用駆動装置1Cは、フライホイールが2つ設けられており、第1実施形態の車両用駆動装置1におけるフライホイールFWを第1フライホイールFW1とすると、第1電動発電機M/G1が、追加された第2フライホイールFW2にも機械的に接続されている点で第1実施形態の車両用駆動装置1と相違している。なお、本実施形態では、第2電動発電機M/G2及び第1フライホイールFW1の回転軸が同一直線状に配置されていることに加えて、第1電動発電機M/G1及び第2フライホイールFW2の回転軸が、同一直線状に配置されており、両回転軸が車幅方向に平行に配置されている。以下、第1実施形態の車両用駆動装置1との相違点について詳細に説明し、同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
図17は通常走行時のクラッチ状態とトルクの流れを説明するブロック図であり、(a)は前輪駆動(2WD)時、(b)は後輪駆動(2WD)時、(c)は四輪駆動(4WD)時である。
例えば、車両用駆動装置はエンジン等の内燃機関が車軸DS1又はDS2に接続され、電動発電機と内燃機関とのパラレル走行が可能なハイブリッド車にも適用することができる。また、内燃機関に関わらず、原動機であればよい。
また、上記実施形態では、第1電動発電機M/G1と第2電動発電機M/G2とは、それぞれ車軸DS1と車軸DS2を介して車輪に接続したが、車輪に直接接続されるものでもよい。
また、上記実施形態では、電気エネルギ蓄積装置としてバッテリBATTを例示したが、これに限らず、キャパシタなどの他の蓄積装置を用いてもよい。
Wr 後輪
M/G1 第1電動発電機
M/G2 第2電動発電機
FW フライホイール(運動エネルギ蓄積装置)
FW1 第1フライホイール(運動エネルギ蓄積装置)
FW2 第2フライホイール(他の運動エネルギ蓄積装置)
1、1A、1B、1C 車両用駆動装置
CL1 第1クラッチ(第1断接手段)
CL2 第2クラッチ(第2断接手段)
CL3 第3クラッチ(第3断接手段)
CL4 第4クラッチ(第4断接手段)
BATT バッテリ(電気エネルギ蓄積装置)
C/U 制御装置(断接手段制御装置、電動発電機制御装置)
Claims (22)
- 車両の車輪と機械的に接続される第1電動発電機と、
前記車輪とは異なる他の車輪と機械的に接続され、且つ、前記第1電動発電機と電気的に接続される第2電動発電機と、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とを制御する電動発電機制御装置と、
前記第2電動発電機と機械的に接続され、運動エネルギを蓄える運動エネルギ蓄積装置と、
前記第2電動発電機と前記運動エネルギ蓄積装置との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第2電動発電機側と前記運動エネルギ蓄積装置側とを遮断状態又は接続状態にする第1断接手段と、
前記第1断接手段を制御する断接手段制御装置と、
を備え、
前記車輪からの動力を受けて前記電動発電機制御装置が前記第1電動発電機を回生駆動する際、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動し、
前記運動エネルギ蓄積装置からの動力を受けて前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を回生駆動する際、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動し、
前記断接手段制御装置は、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第1断接手段の締結を禁止する締結禁止手段を有することを特徴とする車両用駆動装置。 - 前記第2電動発電機と前記他の車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第2電動発電機側と前記他の車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第2断接手段と、をさらに備え、
前記断接手段制御装置は、前記第2断接手段を制御し、
前記車輪からの動力を受けて前記電動発電機制御装置が前記第1電動発電機を回生駆動する際、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を力行駆動する時には、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を解放し、前記第2電動発電機と前記他の車輪とを遮断状態とし、
前記断接手段制御装置の前記締結禁止手段は、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第2断接手段の締結を禁止することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置。 - 前記車輪と前記第1電動発電機との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記車輪側と前記第1電動発電機側とを遮断状態又は接続状態にする第3断接手段をさらに備え、
前記断接手段制御装置は、前記第3断接手段を制御し、
前記断接手段制御装置の前記締結禁止手段は、前記電動発電機制御装置が前記第1電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第3断接手段の締結を禁止することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置。 - 前記電動発電機制御装置は、前記締結禁止手段が前記第1及び第2断接手段の締結禁止を行っているときに、前記第2電動発電機の駆動を禁止する駆動禁止手段を有することを特徴とする請求項2または3に記載の車両用駆動装置。
- 前記第1電動発電機及び/又は前記第2電動発電機と電気的に接続される電気エネルギ蓄積装置を備えることを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置。
- 前記運動エネルギ蓄積装置のエネルギ蓄積状態が所定値以上のときには、
前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機の力行駆動を停止若しくは低減するか、または、
前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を回生駆動し、
前記運動エネルギ蓄積装置のエネルギ蓄積状態が所定値以下となったときには、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機の回生駆動を停止若しくは低減するとともに、前記電気エネルギ蓄積装置の電気エネルギを受けて前記第1電動発電機を力行駆動することを特徴とする請求項5に記載の車両用駆動装置。 - 前記電動発電機制御装置が前記車輪からの動力を受けて前記第1電動発電機を回生駆動し、前記他の車輪からの動力を受けて前記第2電動発電機を回生駆動するとき、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記第2断接手段を締結し、
前記第1電動発電機からの動力を受けて回動する前記車輪と、前記第2電動発電機からの動力を受けて回動する前記他の車輪と、によって車両を駆動するとき、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記第2断接手段を締結することを特徴とする請求項5に記載の車両用駆動装置。 - 前記断接手段制御装置は、前記第1断接手段を解放するとともに前記第2断接手段を締結する第1状態と、前記第1断接手段を締結するとともに前記第2断接手段を解放する第2状態とを、切り替えることを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置。
- 前記第1電動発電機は、さらに前記運動エネルギ蓄積装置と機械的に接続され、
前記第2電動発電機と前記他の車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第2電動発電機側と前記他の車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第2断接手段と、
前記第1電動発電機と前記車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第1電動発電機側と前記車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第3断接手段と、
前記第1電動発電機と前記運動エネルギ蓄積装置との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第1電動発電機側と前記運動エネルギ蓄積装置側とを遮断状態又は接続状態にする第4断接手段と、をさらに備え、
前記断接手段制御装置は、前記第2、第3、及び第4断接手段をさらに制御し、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とのうち、前記車両のエネルギを前記第1電動発電機のみを回生駆動して回収する第1車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動する一方、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とのうち、前記車両のエネルギを前記第2電動発電機のみを回生駆動して回収する第2車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動し、
前記第1電動発電機からの動力を受けて回動する前記車輪によって車両を駆動する第1車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動する一方、
前記第2電動発電機からの動力を受けて回動する他の車輪によって車両を駆動する第2車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動し、
前記断接手段制御装置の前記締結禁止手段は、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第1及び第2断接手段の締結を禁止し、且つ、前記電動発電機制御装置が前記第1電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第3及び第4断接手段の締結を禁止することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置。 - 前記第1電動発電機、前記第2電動発電機、及び前記運動エネルギ蓄積装置の回転軸が、同一直線上に配置されることを特徴とする請求項9に記載の車両用駆動装置。
- 前記第1電動発電機と機械的に接続され、前記運動エネルギ蓄積装置とは異なる他の運動エネルギ蓄積装置と、
前記第2電動発電機と前記他の車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第2電動発電機側と前記他の車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第2断接手段と、
前記第1電動発電機と前記車輪との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第1電動発電機側と前記車輪側とを遮断状態又は接続状態にする第3断接手段と、
前記第1電動発電機と前記他の運動エネルギ蓄積装置との動力伝達経路上に設けられ、解放又は締結することにより前記第1電動発電機側と前記他の運動エネルギ蓄積装置側とを遮断状態又は接続状態にする第4断接手段と、をさらに備え、
前記断接手段制御装置は、前記第2、第3及び第4断接手段をさらに制御し、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とのうち、前記車両のエネルギを前記第1電動発電機のみを回生駆動して回収する第1車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動する一方、
前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とのうち、前記車両のエネルギを前記第2電動発電機のみを回生駆動して回収する第2車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動し、
前記第1電動発電機からの動力を受けて回動する前記車輪によって車両を駆動する第1車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動する一方、
前記第2電動発電機からの動力を受けて回動する他の車輪によって車両を駆動する第2車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動し、
前記断接手段制御装置の前記締結禁止手段は、前記電動発電機制御装置が前記第2電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第1及び第2断接手段の締結を禁止し、且つ、前記電動発電機制御装置が前記第1電動発電機を前記力行駆動及び前記回生駆動のいずれも行っていないとき、前記第3及び第4断接手段の締結を禁止することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置。 - 前記運動エネルギ蓄積装置の回転軸と、前記他の運動エネルギ蓄積装置の回転軸とは異なる直線上に配置されることを特徴とする請求項11に記載の車両用駆動装置。
- 前記電動発電機制御装置は、前記締結禁止手段が前記第1及び第2断接手段の締結禁止を行っているときに、第2電動発電機の駆動を禁止し、前記締結禁止手段が前記第3及び第4断接手段の締結禁止を行っているときに、第1電動発電機の駆動を禁止する駆動禁止手段を有することを特徴とする請求項9又は11に記載の車両用駆動装置。
- 前記車輪からの動力を受けて前記第1電動発電機を回生駆動するときの予測回生量と、前記他の車輪からの動力を受けて前記第2電動発電機を回生するときの他の予測回生量とを比較し、前記予測回生量の方が大きいときに、前記第1車両エネルギ回収制御を行う一方、前記他の予測回生量の方が大きいときに、前記第2車両エネルギ回収制御を行うことを特徴とする請求項9又は11に記載の車両用駆動装置。
- 前記第1電動発電機及び前記第2電動発電機と電気的に接続される電気エネルギ蓄積装置を備え、
前記運動エネルギ蓄積装置のエネルギ蓄積状態が所定値以上のときに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機の力行駆動を停止若しくは低減するか、又は、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を解放し、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機の力行駆動を停止若しくは低減することを特徴とする請求項9又は11に記載の車両用駆動装置。 - 前記第1車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第4断接手段を解放し、前記第2断接手段を解放する一方、
前記第2車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第1断接手段を解放し、前記第3断接手段を解放し、
前記第1車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を解放し、前記第4断接手段を解放する一方、
前記第2車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を解放し、前記第1断接手段を解放することを特徴とする請求項9又は11に記載の車両用駆動装置。 - 前記第1電動発電機からの動力を受けて回動する前記車輪と、前記第2電動発電機からの動力を受けて回動する前記他の車輪とのうち、前記車輪の方がスリップを生じやすいときに、前記第2車両駆動制御を行う一方、前記他の車輪の方がスリップを生じやすいときに、前記第1車両駆動制御を行うことを特徴とする請求項9又は11に記載の車両用駆動装置。
- 前記第1電動発電機及び前記第2電動発電機と電気的に接続される電気エネルギ蓄積装置を備え、
前記車両のエネルギを前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とを回生駆動して回収する第3車両エネルギ回収制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記第4断接手段を解放して、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を回生駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記第1断接手段を解放して、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を回生駆動し、
前記車両を前記第1電動発電機と前記第2電動発電機とを力行駆動して駆動する第3車両駆動制御をするときに、前記断接手段制御装置は前記第3断接手段を締結し、前記第4断接手段を解放して、前記電動発電機制御装置は前記第1電動発電機を力行駆動するとともに、前記断接手段制御装置は前記第2断接手段を締結し、前記第1断接手段を解放して、前記電動発電機制御装置は前記第2電動発電機を力行駆動することを特徴とする請求項9又は11に記載の車両用駆動装置。 - 前記車輪と前記他の車輪は、前記車両の前後方向に配置されることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の車両用駆動装置。
- 前記電気エネルギ蓄積装置は、二次電池を含み、
前記車両の外部の充電装置によって充電可能であることを特徴とする請求項5〜7、15、18のいずれか1項に記載の車両用駆動装置。 - 前記電気エネルギ蓄積装置と並列に、電気エネルギ発生装置を備えることを特徴とする請求項20に記載の車両用駆動装置。
- 前記車輪と前記他の車輪のいずれか一方の車輪と機械的に接続される原動機をさらに備えることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に車両用駆動装置。
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