JP5896278B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

光走査装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5896278B2
JP5896278B2 JP2012011952A JP2012011952A JP5896278B2 JP 5896278 B2 JP5896278 B2 JP 5896278B2 JP 2012011952 A JP2012011952 A JP 2012011952A JP 2012011952 A JP2012011952 A JP 2012011952A JP 5896278 B2 JP5896278 B2 JP 5896278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
holding member
scanning device
optical scanning
system component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012011952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013007994A (ja
Inventor
芹沢 敬一
敬一 芹沢
寛 城野
寛 城野
一範 渡辺
一範 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012011952A priority Critical patent/JP5896278B2/ja
Priority to US13/439,999 priority patent/US8711195B2/en
Publication of JP2013007994A publication Critical patent/JP2013007994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5896278B2 publication Critical patent/JP5896278B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/47Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
    • B41J2/471Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
    • B41J2/473Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror using multiple light beams, wavelengths or colours
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/123Multibeam scanners, e.g. using multiple light sources or beam splitters

Description

本発明は、光走査装置および画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の中には、潜像担持体上に画像情報に応じた書込光を偏向走査することにより照射して潜像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して画像を得るものが知られている(例えば、特許文献1)。書込光を偏向走査する光走査装置は、一般に、レーザダイオード(LD)などの光源から照射された光が、光学ハウジングや光源ユニットなどの筐体に取り付けられたコリメートレンズなどの光学系部品によって所定の形状に成形されて回転多面鏡たるポリゴンミラーに入射する。ポリゴンミラーに入射した光は、偏向走査され、走査レンズ、反射ミラー等の光学系部品などを通って、潜像担持体に照射される。一般的に、光学系部品であるコリメートレンズは、ハウジングや光源ユニットなどの筐体に直接接着固定されている。
近年、環境への影響を懸念し、リサイクル・リユースへの関心が強まっており、光走査装置の光学系部品の再利用が検討されている。しかしながら、コリメートレンズなどの光学系部品を再利用することは、以下の理由により行われていなかった。すなわち、コリメートレンズなど、直接筐体に接着固定されている光学系部品は、市場での剥離による故障を防ぐために強力な接着剤により固定されている。このため、筐体に直接接着された光学系部品を筐体から取り外すには、この光学系部品を直接つかんで、無理に筐体から剥離させる必要がある。しかし、光学系部品においては、光の入射面や出射面に微細加工を施しているものが多く、光学系部品を無理に筐体から剥離させるときに、入射面や出射面が傷ついたり、光学系部品にストレスが加わったりすることで、光学特性が変わってしまうおそれがある。その結果、光学系部品の光学特性が保証できないため、再利用されず、廃棄されていた。
特許文献2には、光学系部品であるコリメートレンズを保持部材としての鏡筒に保持し、コリメートレンズを保持した鏡筒を筐体としての光源ユニットに固定する光走査装置が記載されている。これにより、コリメートレンズを光源ユニットから取り外すときは、鏡筒を掴んで、鏡筒を光源ユニットから剥離させることで、コリメートレンズを光源ユニットから取り外すことができる。このように、無理に光源ユニットなどの筐体から剥離させる部材が、鏡筒となるので、コリメートレンズの光の入射面や出射面が傷ついたり、剥離時のストレスがコリメートレンズに加わったりすることがない。その結果、コリメートレンズの光学特性が変わるのを抑制することができ、光学系部品を再利用することができる。
ビームスポット径などの光走査装置の仕様が異なれば、使用されるコリメートレンズの外径寸法も異なる。上記特許文献2の光走査装置においては、鏡筒の内径を、コリメートレンズの外径とほぼ同じにして、コリメートレンズを鏡筒に挿嵌している。そのため、コリメートレンズの外径寸法が異なると、上記鏡筒では保持できない。よって、コリメートレンズ外径寸法毎に、鏡筒を用意する必要がある。すなわち、特許文献2に記載のコリメートレンズを保持する保持部材としての鏡筒においては、光走査装置の仕様毎に、用意する必要があり、部品管理コストが増大する。また、光走査装置の仕様毎に、保持部材を製造するラインを用意する必要があり、装置の製造コストが嵩むという課題がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、光学系部品の再利用可能にでき、かつ、部品管理コストおよび製造コストの増大を抑えることができる光走査装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源と、上記光源から照射対象物までの間の光路上に配置された光学系部品と、上記光源、上記光学系部品が取り付けられる筐体とを備えた光走査装置において、上記光学系部品と当接する複数の当接部を有し、これら当接部で上記光学系部品を挟持する保持部材を備え、上記保持部材は、複数の当接部の少なくともひとつが、他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように弾性変形可能な構成であり、複数の当接部の少なくともひとつが、他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように上記保持部材を弾性変形させて、上記光学系部品を上記複数の当接部で挟持しており、上記保持部材は、上記筐体に接着される複数の筐体接着部を備え、上記複数の筐体接着部のうちのひとつが、上記筐体に接着固定されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、複数の当接部の少なくともひとつを、他の当接部に対して距離が変化するように弾性変形させて、光学系部品を上記複数の当接部で挟持するので、複数の当接部で挟持させる光学系部品の外径寸法に応じて、複数の当接部の少なくともひとつと他の当接部との距離を変動させて、外径寸法の異なる光学系部品を複数の当接部で挟持することができる。これにより、保持部材を、仕様が互いに異なり、互いに外径寸法の異なる光学系部品が用いられる光走査装置間で用いることができる。このように、保持部材を、互いに仕様の異なる光走査装置間で用いることができるので、部品管理コストおよび製造コストの増大を抑えることができる。
また、光学系部品と筐体とを保持部材を介して間接的に固定することができる。これにより、光学系部品を筐体から取り外すときは、保持部材を掴んで、保持部材を筐体から剥離させることで、光学系部品を筐体から取り外すことができる。このように、無理に筐体から剥離させる部材が、保持部材となるので、光学系部品の光の入射面や出射面が傷ついたり、剥離時のストレスが光学系部品に加わったりすることがない。その結果、光学系部品の光学特性が変わるのを抑制することができ、光学系部品を再利用することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタにおけるY用の作像ステーションを示す概略構成図。 同プリンタおける光走査装置を、4つの感光体とともに示す概略構成図。 同光走査装置の構成を示す概略上面図。 同光走査装置の第1筐体の斜視図。 図5のA−A断面図。 第1筐体を第2筐体に取り付ける様子を説明する図。 中間部材とコリメートレンズとを光軸方向から見た図。 中間部材とコリメートレンズとの斜視図。 中間部材の斜視図。 コリメートレンズを中間部材に装着する様子を説明する図。 中間部材を接着座面に再接着した図。 中間部材と接着座面との接着の様子を示す拡大図。 中間部材の別の態様を示す図。 中間部材のさらに別の態様を示す図。 変形例1の中間部材とコリメートレンズとの斜視図。 変形例1の中間部材とコリメートレンズとを光軸方向から見た図。 変形例2の中間部材を光軸方向から見た図。 図18のA−A断面図。 変形例2の中間部材にコリメートレンズを装着する様子を示す斜視図。 変形例3の中間部材の一構成例を示す図。 変形例3の中間部材の別の構成例を示す図。 変形例3の中間部材のさらに別の構成例を示す図。 変形例3の中間部材のさらに別の構成例を示す図。 変形例3の中間部材のさらに別の構成例を示す図。 変形例3の中間部材のさらに別の構成例を示す図。 LDユニットの概略斜視図。
以下、本発明を、電子写真方式のカラーレーザープリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、筐体1と、この筐体1から引き出し可能な給紙カセット2とを備えている。筐体1の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像(可視像)を形成するための作像ステーション3Y,3C,3M,3Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
図2は、イエロー(Y)用の作像ステーションを示す概略構成図である。なお、他の作像ステーションも同様の構成である。
図1及び図1に示すように、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、図中矢印A方向に回転する潜像担持体としてのドラム状の感光体10Y,10C,10M,10Kを備えている。感光体10Y,10C,10M,10Kは、直径40[mm]のアルミニウム製の円筒状基体と、その表面を覆う、例えばOPC(有機光半導体)感光層とから構成されている。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、それぞれ、感光体10Y,10C,10M,10Kの周囲に、感光体を帯電する帯電装置11Y,11C,11M,11Kを備えている。また、感光体に形成された潜像を現像する現像手段としての現像装置12Y,12C,12M,12K、感光体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13Y,13C,13M,13Kも感光体の周囲に備えている。
各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの下方には、感光体10Y,10C,10M,10Kに対し、書込光Lによる光走査を行う光書込ユニット4を備えている。また、各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの上方には、各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kによって形成されたトナー像が転写される中間転写ベルト20を具備する中間転写ユニット5を備えている。また、中間転写ベルト20に転写されたトナー像を転写体としての記録紙Pに定着せしめる定着ユニット6を備えている。また、筐体1の上部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナーを収容するトナーボトル7Y,7C,7M,7Kが装填されている。このトナーボトル7Y,7C,7M,7Kは、筐体1の上部に形成される排紙トレイ8を開くことにより、筐体1から脱着可能になっている。
光走査装置としての光書込ユニット4は、光源であるレーザダイオードを有しており、このレーザダイオードから、回転駆動される正多角柱構造のポリゴンミラーに向けて光ビームとしての書込光Lを発射する。発射された書込光Lは、回転するポリゴンミラーの鏡面によって主走査方向に偏向せしめられながら反射する。そして、複数の反射鏡によって折り返された後、帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様帯電せしめられた感光体10Y,10C,10M,10Kの周面を走査する。これにより、潜像担持体としての感光体10Y,10C,10M,10Kの周面に、それぞれY,C,M,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット4の詳しい説明は後述する。
転写手段たる中間転写ユニット5の中間転写ベルト20は、駆動ローラ21、テンションローラ22及び従動ローラ23に掛け回されながら、所定タイミングで図中反時計回り方向に回転駆動される。また、中間転写ユニット5は、感光体10Y,10C,10M,10Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト20に1次転写する1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kを備えている。また、中間転写ベルト20上に1次転写されたトナー像を記録紙Pに転写する2次転写ローラ25、記録紙P上に転写されなかった中間転写ベルト20上の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーニング装置26も備えている。
次に、本プリンタにおいて、カラー画像を得る工程について説明する。
まず、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kにおいて、感光体10Y,10C,10M,10Kが帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様に帯電される。その後、画像情報に基づいて生成された書込光Lによって走査露光されて、感光体10Y,10C,10M,10Kの表面に静電潜像が形成される。これらの静電潜像は、現像装置12Y,12C,12M,12Kの現像ローラ15Y,15C,15M,15K上に担持された各色のトナーによって現像されて、Y,C,M,Kトナー像となる。感光体10Y,10C,10M,10K上のY,C,M,Kトナー像は、各1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kの作用によって反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト20上に順次重ねて1次転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
1次転写終了後の感光体10Y,10C,10M,10Kは、クリーニング装置13Y,13C,13M,13Kのクリーニングブレード13aによってその表面がクリーニングされて、次の画像形成に備えられる。
トナーボトル7Y,7C,7M,7Kに充填されているトナーは、必要性に応じて図示しない搬送経路によって各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの現像装置12Y,12C,12M,12Kに所定量補給される。
一方、上記給紙カセット2内の記録紙Pは、給紙カセット2の近傍に配設された給紙ローラ27によって、筐体1内に搬送され、レジストローラ対28によって所定のタイミングで2次転写部に搬送される。そして、2次転写部において、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像が記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは、定着ユニット6を通過することでトナー像が定着せしめられた後、排出ローラ29によって排紙トレイ8に排出される。感光体10と同様に、中間転写ベルト20上に残った転写残のトナーは、中間転写ベルト20に接触するベルトクリーニング装置26によってクリーニングされる。
次に、光書込ユニット4の構成について説明する。
図3は、本実施形態に係るプリンタおける光書込ユニット4を、4つの感光体とともに示す概略構成図である。
図4は、走査装置の構成を示す概略上面図であり、図5は、第1筐体70の概略斜視図であり、図6は、図5のA−A断面図である。
図3に示すように、光書込ユニット4は、回転偏向器たるポリゴンスキャナ50、各種の反射ミラー、各種のレンズ等の光学系部品を備えている。ポリゴンスキャナ50、各種の反射ミラーや各種のレンズ等の光学系部品は、光学ハウジング131に収納される。光学ハウジング131の上方の開口部を覆う筐体カバー107には、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kが設けられている。
ハウジング131は、図4に示すように、光源から走査レンズ43Y、43C、43M、43Kまでの間の光路上に設けられた光学系部品を収納する樹脂からなる第1筐体70と、走査レンズ43Y、43C、43M、43Kから感光体までの間の光路上に設けられた光学素子を収納する樹脂からなる第2筐体60とで構成されている。
図5、図6に示すように、第1筐体70には、光源であるレーザダイオード46Y、46C、46M,46K、コリメートレンズ52Y、52C、52M、52K、シリンドリカルレンズ53Y、53M、53C、53K、回転偏向器たるポリゴンスキャナ50、走査レンズ43Y、43M、43C,43Kが収納されている。
図5に示すように、ポリゴンスキャナ50は、正多角柱形状からなる2つの回転多面鏡たるポリゴンミラー41a、41bと、不図示のポリゴンモータと、ポリゴンモータの駆動を制御するための電子部品を搭載した回路基板150とで構成されている。これらポリゴンミラー41a,41bは、その6つの側面に反射鏡を有しており、互いに正多角柱の中心を重ねるようにして上下方向に接続されている。ポリゴンスキャナ50は、第1筐体70の防音壁54で囲ったポリゴンスキャナ取り付け部にネジによって締結されている。防音壁54の2箇所には切り欠きが設けられており、その切り欠きに防音ガラス42a、42bが取り付けられている。
光源であるレーザダイオード46Y、46C、46M,46Kは、第1筐体70の側面70aに設けられた貫通孔70bに取り付けられている(図では、K色のレーザダイオードが取り付けられる貫通孔70bKと、Y色のレーザダイオードが取り付けられる貫通孔70bYのみが表示されている)。
図6に示すように、K色のレーザダイオード46Kは、M色のレーザダイオード46Mの真上に取り付けられている。また、K色のコリメートレンズ52K、シリンドリカルレンズ53Kは、第1台座701の上面に取り付けられている。M色のコリメートレンズ52Mは、第1台座701の裏面のK色のコリメートレンズ52Kの真下に取り付けられている。また、M色のシリンドリカルレンズ53Mは、第1台座701の裏面のK色のコリメートレンズ52Kの真下に取り付けられている。また、図示しないが、C色のレーザダイオード46Cは、Y色のレーザダイオード46Yの真下に取り付けられている。また、Y色のコリメートレンズ52Y、シリンドリカルレンズ53Yは、第2台座702の上面に取り付けられている。また、図示してないが、C色のコリメートレンズ52Cは、第2台座702の裏面のY色のコリメートレンズ52Yの真下に取り付けられ、C色のシリンドリカルレンズ53Cは、第2台座702の裏面のY色のシリンドリカルレンズ53Yの真下に取り付けられている。
また、K色の走査レンズ43Kは、M色の走査レンズの真上に設けられており、Y色の走査レンズ43Yは、C色の走査レンズ43Cの真上に設けられている。走査レンズ43Y、43M、43C,43Kは、ポリゴンミラー41a,41bによりレーザ走査の等角度運動を等速直線運動へと変えるとともに、副走査方向にパワーを持ち(副走査方向に光を集光)、ポリゴンミラーの面倒れ補正を行う光学素子である。
図3に示すように、ポリゴンスキャナ50の図中右側には、M用の光学系と、K用の光学系とが配設されている。ポリゴンスキャナ50の図中左側には、Y用の光学系と、C用の光学系とが配設されている。
また、図4、図7に示すように、第1筐体70は、ポリゴンスキャナ50が、光書込ユニット4の略中央にくるように、第2筐体60の略中央に取り付けられる。また、図3に示すように、蓋部材としての筐体カバー107の中央部は、開口しており、開口部からポリゴンスキャナ50側に延びて、下端が、防音ガラス42a,42bの上面と防音壁54の上面と当接する内壁部106が形成されている。そして、この筐体カバー107の開口部を覆うようにして蓋部材たる偏向器カバー105が取り付けられている。これにより、ポリゴンスキャナ50は、ハウジング131の底面、防音ガラス42a、42b、防音壁54、内壁部106、偏向器カバー105とにより密閉される。
各レーザダイオード46Y,C,M,Kから出射された書込光Ly,Lc,Lm,Lkは、コリメートレンズ52Y,M,C,Kにより発散光束が平行光束に変換された後、シリンドリカルレンズ53Y,M,C,Kを透過することで、副走査方向(感光体表面上における感光体表面移動方向に相当する方向)に集光せしめられる。次いで、不図示のポリゴンモータによって高速回転される正六面体構造のポリゴンミラー41a,41bにおける6つの側面にそれぞれ形成された鏡面のうち、何れかで反射しながら主走査方向(感光体表面上における軸線方向に相当する方向)に偏向せしめられる。そして、走査レンズ43Y,M,C,Kによって、ポリゴンミラー41a,41bによって一定の角速度で主走査方向に偏向せしめられる光の偏向方向の移動速度を等速に変換されるとともに、副走査方向に集光して、ポリゴンミラー41a,41bの鏡面の倒れである所謂面倒れが補正される。
走査レンズ43Y,M,C,Kを透過したY,C,M,K用の書込光Ly,Lc,Lm,Lkは、Y,C,M,K用の反射光学系の各反射ミラーに向かう。例えば、走査レンズ43Yを透過したY用の書込光Lyは、第1反射ミラー44Y、第2反射ミラー45Yに反射することで、Y用の感光体10Yの表面に導かれていく。C,M,K用のレーザ光Lc,Lm,Lkも同様にしてそれぞれ第1反射ミラー、第2反射ミラーに反射されることで、C,M,K用の感光体10C,M,Kの表面に導かれていく。なお、第2反射ミラー45Y,C,M,Kの鏡面で反射したY,C,M,K用の書込光Ly,Lc,Lm,Lkは、筐体カバー107に設けられた防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kを透過した後、感光体10Y,M,C,Kの表面に到達する。
本実施形態においては、コリメートレンズ52は、保持部材としての中間部材120に挟持固定され、中間部材120を介してコリメートレンズ52が第1筐体70の台座701(702)に接着固定されるよう構成している。
図8は、中間部材120とコリメートレンズ52とを光軸方向から見た図であり、図9は、中間部材120とコリメートレンズ52との斜視図であり、図10は、中間部材120の斜視図である。
図8、図9に示すように、保持部材としての中間部材120は、リング状であり、一箇所が切断されたような形状をしている。中間部材120の外周面には、等間隔で3箇所、外周から突出したハウジング接着部121が設けられている。中間部材120の内周面には、コリメートレンズと当接してコリメートレンズを中間部材120に挟持固定するための当接部としての突起部124が円周方向等間隔で3箇所設けられている。図8に示すように、コリメートレンズ52の光軸(図9のX軸)方向に平行な面であるコバ面に突起部124が当接して、突起部124により中間部材120にコリメートレンズ52が挟持固定されている。中間部材120は、透明部材など紫外線を透過する部材で構成されている。
中間部材120の突起部124の頂部を結んだ内接円の径は、装着されるコリメートレンズ52の外径よりも小さくなっている。中間部材120は、樹脂などのある程度弾性を有し、高硬度の材質で構成されており、中間部材120は、一箇所が切断されたような形状を呈しており、所定距離を隔てて対向する2つの端部125が形成されている。この端部125を押し広げることにより中間部材が弾性変形して突起部124の少なくともひとつが、他の突起部124との距離が離れる方向へと移動し、突起部124の頂部を結んだ内接円が拡径する。
コリメートレンズ52の中間部材120への固定は、図11に示すように、図中破線で示した状態から、端部125を押し広げて、内径を拡径する。これにより、挟持部としての各突起部124間の距離が広がる。そして、拡径された中間部材120にコリメートレンズ52を挿入し、端部125の押し広げを解除すると、図中実線で示すように、当接部としての各突起部124間の距離が縮まり、中間部材120の内周面に形成された突起部124がコリメートレンズのコバ面に当接して、コリメートレンズ52を3点で中間部材120に挟持固定する。
コリメートレンズ52を保持した中間部材120の第1筐体70の台座701への取り付けは、次のように行う。まず、中間部材120を、光軸方向、副走査方向(図9のZ軸方向)、主走査方向(図9のY軸方向)に調整可能な不図示のチャック部材に保持する。このとき、中間部材120のハウジング接着部121のいずれかを、ハウジングの接着座面701aと対向させる。次に、光学特性をモニタリングしながら、走査光が感光体上で所定の光学特性が得られるようにチャック部材を移動させ、位置調整を行う。次に、所定の光学特性が得られたら、ハウジング接着部121と接着座面701aとの間に紫外線硬化型の接着剤123を充填した後、紫外線を照射し、中間部材120を接着座面701aに接着固定する。上記では、位置調整を行った後に接着剤123を充填しているが、接着剤123を充填した後に位置調整を行ってもよい。中間部材120は、紫外線を透過する部材で構成されているので、中間部材120を介して接着剤123に紫外線を照射することができ、容易に中間部材120を接着座面701aに接着固定することができる。中間部材120を接着固定したら、チャック部材を取り外す。
光書込ユニット4がユーザーから回収され、コリメートレンズ52をリサイクルする場合は、中間部材120を掴んで力を加えることで、接着座面701aから中間部材120を剥離する。このように、コリメートレンズ52を光書込ユニット4から回収するとき、コリメートレンズ52を直接掴むことがない。よって、コリメートレンズ52の光の入射面や、出射面に指などが触れるのを抑制することができ、コリメートレンズ52の入射面や、出射面が傷つくのを抑制することができる。また、接着座面701aから剥離するとき、コリメートレンズ52にストレスが加わることもない。その結果、コリメートレンズ52を光書込ユニット4から回収するときにコリメートレンズ52の特性が変化するのを抑制することができる。そして、使用済みの光書込ユニット4からコリメートレンズ52を回収し、別の光書込ユニット4に用いるときは、図12に示すように、前回とは、異なるハウジング接着部121を、接着座面701aに対向させて、接着固定する。
このように、中間部材120は、複数のハウジング接着部121を備えているので、コリメートレンズ52を再利用するときは、接着剤123などが付着していないハウジング接着部121をハウジングとの接着固定に用いることができる。これにより、ハウジング接着部121を接着座面701aに強固に接着固定することができる。一方、接着剤123が付着したハウジング接着部121を再度使用した場合、接着層123によりハウジング接着部と接着座面701aとの間の隙間がほとんどなくなり、接着に十分な接着剤を充填させることができず、中間部材120を接着座面701aに強固に固定することができない。その結果、振動などによって、市場で中間部材120が接着座面701aから剥離するおそれがある。また、接着層123が副走査方向(Z軸方向)の調整を阻害し、精度のよい調整を行うことができない。
また、ポリゴンスキャナ50やレーザダイオード46など、寿命部品の寿命が来るなどして、ユーザーのもとから回収された光書込ユニット4は、寿命が来た部品を交換して、リユースされる。しかしながら、寿命部品(ポリゴンスキャナ50やレーザダイオード46)を別の部品に交換したとき、コリメートレンズ52と交換部品との位置関係が崩れてしまい、所定の光学特性が得られなくなってしまう。このため、所定の特性を得るために、コリメートレンズ52の姿勢や位置の再調整が必要となる。この場合は、中間部材120を接着座面701aから剥離して、コリメートレンズ52を第1筐体70から取り外す必要がある。このとき、接着剤123が接着座面701aに残ると、再度、中間部材120を接着座面701aに接着固定できなくなり、光書込ユニット4として再利用できなくなる。このため、本実施形態においては、中間部材120を第1筐体70から剥離したとき、接着剤123が中間部材120に付着するように構成している。具体的には、図13に示すようにハウジング接着部121の接着面を凹凸にして、ハウジングの接着座面701aよりも表面積を大きくする。これにより、中間部材120を接着座面701aから剥離したとき、接着剤123が中間部材120側に付着し、接着座面701aに接着剤123を残さないようにすることができる。そして、先の図12に示すように、前回とは異なるハウジング接着部121を、接着座面701aと対向させて、コリメートレンズ52の位置調整を行った後、前回とは異なるハウジング接着部を接着座面701aに接着固定する。このように、中間部材120を接着座面701aから剥離したとき、接着剤123が中間部材120に残るので、光書込ユニット4の再利用が可能となる。
また、本実施形態の中間部材120は、上述したように端部125を押し広げることにより、突起部124の内接円が拡径可能となっている。そのため、コリメートレンズ52の外径寸法が多少異なっていても、中間部材120の弾性変形量を変えることで、中間部材120で保持することができる。画像形成装置に搭載される光書込ユニット4の仕様が異なると、光書込ユニット4に搭載される搭載部品の仕様も異なる。特に、コリメートレンズ52は、像面(感光体)上でのビームスポット径仕様を決定させるための重要な素子であり、光源であるレーザダイオード46の発散角仕様によって、レンズ有効径が左右されることから、仕様が異なると、コリメートレンズ52の外径が異なってくる。中間部材120が、特定の外径のコリメートレンズしか保持できない場合、中間部材120を仕様の異なる光書込ユニット4間で共通化して用いることができない。その結果、仕様の異なる機種毎に、中間部材120を用意する必要があり、部品管理コストの増大や製造コストの増大に繋がる。
また、光書込ユニット4の仕様変更がなされ、中間部材120が現在保持している旧仕様のコリメートレンズ52よりも外径寸法が大きい新仕様のコリメートレンズに変更される場合、上述のように、中間部材120が特定の外径のコリメートレンズしか保持できないと、新仕様のコリメートレンズは、中間部材120で保持できない。このため、中間部材120は、未使用のハウジング接着部121があるにもかかわらず、旧仕様のコリメートレンズ52とともに廃棄されてしまう。
しかし、本実施形態においては、図11に示したように、中間部材120を弾性変形させて、コリメートレンズ52を挟持する構成であるため、コリメートレンズ52の外径寸法がある程度異なっていても、中間部材120の弾性変形量を変えることで、中間部材120で挟持することができる。よって、仕様の異なる光書込ユニット4において、共通の中間部材120を用いることができる。例えば、ある仕様の光書込ユニット4に用いられるコリメートレンズ52よりも大径のコリメートレンズ52を中間部材120に保持する場合は、図11に示した場合よりもさらに、端部125が押し広げられることにより、大径のコリメートレンズ52を中間部材120に保持することができる。このように、中間部材120は、外径寸法の異なるコリメートレンズを保持可能であるので、仕様の異なる光書込ユニット4において、共通の中間部材120を用いることができ、部品管理コストや製造コストの増大を抑えることができる。
また、光書込ユニット4の仕様変更がなされ、中間部材120が現在保持している旧仕様のコリメートレンズ52よりも外径が大きな新仕様のコリメートレンズに変更される場合、中間部材120を再利用することができる。すなわち、この場合は、中間部材120を押し広げて、旧仕様のコリメートレンズ52を取り外し、新仕様のコリメートレンズを中間部材120に挟持固定する。コリメートレンズ52は、中間部材120に挟持固定されているだけであるので、中間部材120を押し広げるだけで、容易に旧仕様のコリメートレンズを取り外すことができる。そして、旧仕様のコリメートレンズと外径寸法の異なる新仕様のコリメートレンズを中間部材120で保持したら、中間部材120の未使用のハウジング接着部を、ハウジングに接着固定するのである。これにより、中間部材120を再利用することができる。
なお、光書込ユニット4に用いられるコリメートレンズは、仕様が大きく異なったとしても、それほど大きくコリメートレンズの外径寸法が異なることはないので、中間部材120の弾性変形でも十分コリメートレンズの仕様変更に対応できる。特に、シリーズ機での仕様変更におけるコリメートレンズの外径サイズ変更は数mmであるので、十分に中間部材120の弾性変形で対応可能である。
また、上述では、内周面に等間隔で3箇所突起部124を設けて、突起部124でコリメートレンズ52を挟持しているが、突起部124は無くして、中間部材120の内周面をコリメートレンズ52のコバ面に当接させて、挟持してもよい。この場合も、端部125を押し広げて中間部材120の内径を広げてコリメートレンズ52を挟持固定すると、コリメートレンズ52は、内周面の3箇所と当接する。すなわち、この構成においては、内周面のコリメートレンズ52のコバ面に当接する箇所が、当接部として機能する。しかし、突起部124を設けた方が、中間部材120の復元力によるコリメートレンズへの押圧力が突起部124に集中するため、強固にコリメートレンズ52を中間部材120に保持でき、好ましい。また、突起部124を端部125近傍の2箇所にして、一点を中間部材の内周面に当接させることで、コリメートレンズ52を中間部材120に3点固定することもできる。また、3点以上でコリメートレンズ52を中間部材120に固定してもよい。
また、上述では、リング形状の中間部材120を一箇所切断したような形状であるが、図14に示すように、中間部材120を光軸方向から見たとき、略三角形状の中間部材120の一箇所が切断されたような形状でもよい。この図14に示すような中間部材120においても、図14(b)に示すように、2つの斜面が弾性変形することにより、コリメートレンズ52を、中間部材120に挟持固定することができる。この場合は、2つの斜面のコリメートレンズ52との当接箇所および底面のコリメートレンズ52との当接箇所が、当接部として機能する。また、図15に示すように、中間部材120を一箇所が切断されたような形状にせずとも中間部材120を弾性変形させてコリメートレンズ52を挟持することができる。すなわち、図15(a)に示すように、中間部材120を光軸方向から見たとき、平行四辺形のような形状にするのである。コリメートレンズ52を中間部材120に保持するときは、図15(b)に示すように図中上側を右側にスライドするようにして中間部材120を弾性変形させて、中間部材120内コリメートレンズ52を挿入するのである。すると、コリメートレンズ52が、中間部材120の復元力により4点で挟持固定される。
また、中間部材120としては、材質的には硬度の高い弾性変形し難い材質とし、形状的に中間部材120を弾性変形させるのが好ましい。これは、中間部材120の材質をゴムなどの弾性変形しやすい材質で構成した場合、ポリゴンミラーの回転などにより発生した振動で、中間部材120が振動し、コリメートレンズが振動するおそれがあるためである。よって、材質的には硬度の高い弾性変形し難い材質とし、形状的に中間部材120を弾性変形させることにより、コリメートレンズ52の振動を抑制することができる。
また、上述においては、中間部材120を弾性変形させることで、当接部としての突起部142間の距離を変化させてコリメートレンズ52を挟持固定しているが、例えば、中間部材120の内周面のコリメートレンズ52と当接して挟持固定する複数の当接部を板バネ形状にして当接部が弾性変形することで、当接部間の距離を変化させてコリメートレンズ52を挟持固定してもよい。また、別体の板バネ形状の当接部を中間部材120の内周面に取り付けた構成でもよい。また、複数の当接部のうち、ひとつを板バネ形状とし、残りの当接部を中間部材120の内周面から突出する突起部として、板バネ状の当接部でコリメートレンズ52を突起部に突き当てるようにしてコリメートレンズ52を挟持固定してもよい。
次に、本実施形態の変形例について、説明する。
[変形例1]
図16は、変形例1の中間部材120Aとコリメートレンズ52との斜視図であり、図17は、変形例1の中間部材120Aとコリメートレンズ52とを光軸方向から見た図である。
図16、図17に示すようにこの変形例1の中間部材120Aは、コリメートレンズ52を位置決めするための位置決め突起126を設けたものである。
図に示すように、位置決め突起126は、中間部材120の光軸方向に対して垂直な側面から中間部材120の径の中心に向かって延設されており、円周方向3箇所に等間隔で配置されている。そして、コリメートレンズ52の光軸方向に対して垂直面である出射面または入射面をこの位置決め突起126に当接させて、コリメートレンズ52を中間部材120Aに保持させる。これにより、コリメートレンズ52が、主走査方向(Y軸方向)回り、副走査方向(Z軸方向)回りに位置決めされる。
中間部材120Aに保持されたコリメートレンズ52が、位置決め突起126により、主走査方向(Y軸方向)回りおよび副走査方向(Z軸方向)回りに位置決めされることにより、次の効果を得ることができる。すなわち、コリメートレンズ52を保持した中間部材120の第1筐体70の台座701への取り付けの際のY軸方向回り、Z軸方向回りの調整範囲を狭めることができる。これにより、中間部材120Aに保持されたコリメートレンズ52の調整を容易に行うことができるという効果である。
図17の2点鎖線で示すように、位置決め突起126の頂点を結んだ内接円の外径は、1点鎖線で示すコリメートレンズ52の有効径(有効範囲)よりも大きくなるよう形成されている。これにより、位置決め突起126をコリメートレンズ52の光軸方向に対して垂直面である出射面または入射面の非有効範囲に当接させることができる。コリメートレンズ52の非有効範囲は、サイズによらず一定のクリアランスを有しているので、位置決め突起126が、コリメートレンズ52のサイズによらず非有効範囲に当接させることができる。
[変形例2]
図18は変形例2の中間部材120Bを光軸方向から見た図であり、図19は、図18のA−A断面図である。図20は、変形例2の中間部材120Bにコリメートレンズ52を装着する様子を示す斜視図である。
この変形例120Bの中間部材120Bは、中間部材120Bに取り付けられたコリメートレンズ52を位置決め突起126に向けて押圧する押圧部たるバネ部127を設けたものである。
図に示すように、バネ部127は、鉤状形状であり、中間部材120Bの位置決め突起126が設けられた側面と反対側の側面に設けられている。図19に示すように、位置決め突起126からバネ部127の先端までの距離Dは、コリメートレンズ52の光軸方向長さよりも短くなっている。また、図18の1点鎖線に示すように、バネ部127を結ぶ内接円は、位置決め突起126の内接円と同じとなっており、バネ部127もコリメートレンズ52の非有効範囲と当接するようになっている。
この変形例2の中間部材120Bにコリメートレンズ52を取り付けるときは、図20に示すように、端部125を押し広げた後、コリメートレンズ52を位置決め突起126側から端部125の間にコリメートレンズ52を装着する。すると、バネ部127が、コリメートレンズ52により変形せしめられて、バネ部127の先端が光軸方向に押し退けられる。これにより、コリメートレンズ52を中間部材120Bに取り付けることができる。
このように、変形例2においては、バネ部127でコリメートレンズ52を位置決め突起126へ押圧するので、コリメートレンズ52を確実に位置決め突起126に当接させることができ、確実にコリメートレンズ52を中間部材120Bに位置決めすることができる。
また、コリメートレンズ52が、バネ部127と位置決め突起126とにより光軸方向(X軸方向)にも挟持され、光書込ユニット4の振動や、光書込ユニット4を落とすなどして光書込ユニットに衝撃が加わったとき、コリメートレンズ52が主走査方向(Y軸方向)回りや副走査方向(Z軸方向)回りに回転して、姿勢が変化するのを防止することができる。これにより、衝撃や振動により、走査光が劣化するのを抑制することができる。
[変形例3]
図21〜図24は、変形例3の中間部材120Cの構成例を示す斜視図である。
図21〜図24に示すように、この変形例3の中間部材120Cは、端部125を押し広げる(中間部材を弾性変形させる)ための治具を取り付ける一対の治具取り付け部128を設けたものである。
図21は、中間部材120Cの外周面から突出し、治具を引っ掛ける引っ掛け部としての鉤状の治具取り付け部128を設けた構成であり、図22は、中間部材120Cの側面から突出し、治具を引っ掛ける引っ掛け部としての鉤状の治具取り付け部128を設けた構成である。また、図23は、中間部材120Cの外周面に治具が挿入される穴状の治具取り付け部128を設けた構成であり、図24は、中間部材120Cの側面に穴状の治具取り付け部128を設けた構成である。治具取り付け部128は、端部125の近傍に設けられている。
図21、図22に示す構成においては、端部125を押し広げるための治具としてのラジオペンチの先端を鉤状の治具取り付け部128に引っ掛け、ラジオペンチの先端を開くことにより、端部125を容易に押し広げることができる。
図23、図24に示す構成では、端部125を押し広げるための治具としてのラジオペンチの先端を治具取り付け部128に挿入して、ラジオペンチの先端を開くことにより、端部125を容易に押し広げることができる。これにより、コリメートレンズ52の中間部材120への取り付けを容易に行うことができる。
また、図25に示すように、中間部材120の側面の端部近傍から伸び、作業者が端部125を広げるときに掴む取っ手部129を設けた構成にしてもよい。このような構成でも、作業者が容易に端部125を押し広げることができ、コリメートレンズ52の中間部材120への取り付けを容易に行うことができる。
また、図26に示すように、一方を穴状の治具取り付け部128とし、他方を取っ手部129としてもよい。この場合、固定台に設けられたピンを治具取り付け部128に挿入し、作業者が取っ手部129を掴んで端部125を広げる。このような構成でも、作業者が容易に端部125を押し広げることができ、コリメートレンズ52の中間部材120への取り付けを容易に行うことができる。
また、図27に示すように、レーザダイオード46とコリメートレンズ52とを備えたLDユニット200のリサイクルにも、本発明を適用することができる。このLDユニット200は、筒状部201が形成されており、この筒状部201を光書込ユニット4のハウジング側面に設けられた貫通孔に嵌合せることで、ハウジングに取り付けられる。また、このLDユニット200は、不図示の調整ネジが取り付けられる調整部202を有しており、調整ネジでハウジングに対するLDユニット200の姿勢を調整できるようになっている。コリメートレンズ52を保持した中間部材120は、LDユニット200の筒状部201を仕切っている仕切り壁203に設けられたコリメートレンズ取り付け部203aに接着固定される(図27(b)参照)。
レーザダイオードに寿命などがきて交換された場合、レーザダイオード46とコリメートレンズ52との位置関係が崩れてしまうため、コリメートレンズ52の位置の再調整が必要となる。このときは、上述と同様、中間部材120をコリメートレンズ取り付け部203aから剥離し、前回とは異なるハウジング固定用接着座面をコリメートレンズ取り付け部203aに対向させ、位置調整を行った後、中間部材120をコリメートレンズ取り付け部203aに接着固定する。これにより、LDユニット200を再利用することができる。また、仕様変更などによりこのLDユニット200が使用できる機種がなくなってしまった場合でも、このLDユニット200から中間部材120ごとコリメートレンズ52を取り外し、違う光書込ユニット4に用いることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の(1)〜(16)態様毎に特有の効果を奏する。
(1)
レーザダイオード46などの光源と、光源から照射対象物までの間の光路上に配置されたコリメートレンズ52などの光学系部品と、光源、光学系部品が固定されるハウジングやLDユニットなどの筐体を備えた光書込ユニット4などの光走査装置において、上記光学系部品と当接する突起部124などの複数の当接部を有し、これら当接部で上記光学系部品を挟持する中間部材120などの保持部材を備え、上記保持部材は、複数の当接部の少なくともひとつが、他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように弾性変形可能な構成であり、複数の当接部の少なくともひとつが、他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように上記保持部材を弾性変形させて、上記光学系部品を上記複数の当接部で挟持した。
かかる構成によれば、上述したように、光学系部品の外径寸法に応じて、弾性変形量を変えて他の当接部との距離を変えることで、外径寸法の異なる光学系部品を複数の当接部で挟持することができる。これにより、保持部材を互いに仕様の異なる光走査装置間で共通して用いることができ、部品管理コストや製造コストを削減することができる。また、光学系部品と筐体とを保持部材を介して間接的に接着固定することができるので、光学系部品にストレスを加えることなく、筐体から光学系部品を取り外すことができ、光学系部品を再利用することができる。
(2)
また、上記(1)に記載の態様の光走査装置において、上記複数の当接部は、上記保持部材と一体で形成されている。
かかる構成を備えることで、部品点数を削減することができる。
(3)
また、上記(1)または(2)に記載の態様の光走査装置において、上記複数の当接部が、当該当接部以外の当接部との距離が変化するように弾性変形させて、光学系部品を上記複数の当接部で挟持した。
かかる構成を備えることで、ひとつの当接部が、他の当接部との距離が変化するように弾性変形する構成に比べて、容易に光学系部品を挟持固定することができる。
(4)
また、上記(1)乃至(3)いずれかに記載の態様の光走査装置において、中間部材120などの保持部材は、コリメートレンズ52などの光学系部品の外周面を囲うようにして光学系部品を挟持するものであり、保持部材を、所定距離を隔てて対向する2つの端部125を有するように一箇所が光軸方向に切断されたような形状にした。
かかる構成とすることで、上記保持部材の端部125を押し広げることで、複数の当接部の少なくともひとつが、他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように上記保持部材が弾性変形し、上記光学系部品が上記複数の当接部により挟持することができる。これにより、端部125を広げることにより、外径の異なるコリメートレンズ52を挟持することができる。
(5)
また、上記(1)乃至(4)いずれかに記載の態様の光走査装置において、上記保持部材は、上記筐体に接着されるハウジング接着部121などの複数の筐体接着部を備え、上記複数の筐体接着部のうちひとつを上記筐体に接着固定した。かかる構成を備えることで、中間部材120などの保持部材に保持されたコリメートレンズ52などの光学系部品を再利用するときは、前回とは異なるハウジング接着部121などの筐体接着部を用いることができる。その結果、接着剤などが付着していない接着面を筐体に接着することができ、保持部材を強固に筐体に接着することができる。
(6)
また、上記(5)に記載の態様の光走査装置において、上記筐体接着部の表面積を、上記筐体の保持部材が接着される箇所の表面積よりも大きくした。これにより、中間部材120などの保持部材を筐体から剥離させたとき、保持部材のハウジング接着部121などの筐体接着部に接着剤を付着させることができる。よって、レーザダイオードやポリゴンスキャナなどを交換した後、筐体から保持部材を剥離して、コリメートレンズ52などの光学系部品の位置を再調整した後、保持部材の前回とは異なる接着剤が付着していない筐体接着部を筐体に接着固定するとき、筐体の保持部材が接着固定される箇所には、前回の接着剤が付着していない。これにより、良好に、保持部材を筐体に接着固定することができ、光書込ユニット4などの光走査装置の再利用を容易に行うことができる。
(7)
また、上記(1)乃至(6)いずれかに記載の態様の光走査装置において、上記複数の当接部は、上記光学系部品の光軸方向に平行に延びる面と当接する突起部である。
これにより、中間部材120の復元力によるコリメートレンズ52への押圧力が突起部124に集中するため、強固にコリメートレンズ52を中間部材120に保持できる。
(8)
また、上記(1)乃至(7)いずれかに記載の態様の光走査装置において、上記当接部を3つ以上有する。
かかる構成とすることで、光学系部品を良好に保持部材で挟持固定することができる。
(9)
また、上記(1)乃至(8)いずれかに記載の態様の光走査装置において、上記保持部材は、上記光学系部品の光軸に対して垂直な面(入射面または出射面)と当接して、上記光学系部品の光軸方向の位置決めを行うための位置決め突起126などの位置決め部を備えた。
かかる構成を備えることで、光学系部品が、副走査方向(Z軸方向)回りおよび主走査方向(Y軸方向)回りに位置決めされ、保持部材を筐体に取り付ける際のY軸方向回り、Z軸方向回りの調整範囲を狭めることができる。これにより、保持部材に保持された光学系部品の調整を容易に行うことができる。
(10)
また、上記(9)に記載の態様の光走査装置において、上記保持部材は、上記位置決め部が当接する上記光学系部品の面と反対側の面と当接して、上記光学系部品を上記位置決め部に向けて押圧するバネ部127などの押圧部を備えた。
これにより、光学系部品を確実に位置決め部に当接させることができ、確実に光学系部品を保持部材に位置決めすることができる。また、光学系部品が、押圧部と位置決め部とにより光軸方向(X軸方向)にも挟持され、光走査装置の振動や、光走査装置を落とすなどして光走査装置に衝撃が加わったとき、光学系部品が主走査方向(Y軸方向)回りや副走査方向(Z軸方向)回りに回転して、姿勢が変化するのを防止することができる。これにより、衝撃や振動により、走査光が劣化するのを抑制することができる。
(11)
また、上記(1)乃至(10)いずれかに記載の態様の光走査装置において、上記保持部材は、上記光学系部品を上記保持部材に取り付けるときに、作業者が上記保持部材を弾性変形させるための取っ手部129を備えた。
かかる構成を備えることで、作業者は、取って部129を持って、複数の当接部の少なくともひとつが、他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように保持部材を弾性変形させることができ、上記光学系部品を保持部材に容易に取り付けることができる。
(12)
また、上記(1)乃至(10)いずれかに記載の態様の光走査装置において、上記保持部材は、上記光学系部品を上記保持部材に取り付けるときに、上記保持部材を弾性変形させるための治具が取り付けられる治具取り付け部128を備えた。
かかる構成を備えることで、治具取り付け部128に治具を取り付けて、治具により他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように保持部材を弾性変形させることができ、容易に保持部材を弾性変形させることができる。また、取っ手部129を設けた場合に比べて、保持部材をコンパクト化させることができる。
(13)
また、上記(12)に記載の態様の光走査装置において、上記治具取り付け部は、上記治具を引っ掛ける引っ掛け部であることを特徴とする光走査装置。
かかる構成を備えることで、上記治具を引っ掛け部に引っ掛けることで、治具を保持部材に取り付けることができる。
(14)
また、上記(12)に記載の態様の光走査装置において、上記治具取り付け部は、上記治具が挿入される穴部である。
かかる構成を備えることで、治具を穴部に挿入することで、治具を保持部材に取り付けることができる。
(15)
また、上記(1)乃至(14)いずれかに記載の態様の光走査装置において、上記保持部材を、紫外線透過率の高い材質で形成した。
かかる構成とすることで、保持部材を介して紫外線硬化型の接着剤に紫外線を照射することができ、容易に保持部材を筐体に固定することができる。
(16)
潜像を担持する感光体10などの潜像担持体と、光走査によって潜像担持体の表面に潜像を形成する光書込ユニット4などの光走査手段と、潜像担持体に担持された潜像を現像する現像装置12などの現像手段とを備える画像形成装置において、上記光走査手段として、上記(1)乃至(15)いずれかに記載の態様の光走査装置を用いた。
かかる構成を備えることで、リサイクル・リユース性の高い画像形成装置を提供することができる。
4:光書込ユニット
10:感光体
12:現像装置
41a,41b:ポリゴンミラー
43:走査レンズ
44,45:反射ミラー
46:レーザダイオード
50:ポリゴンスキャナ
52:コリメートレンズ
53:シリンドリカルレンズ
120,120A,120B,120C:中間部材
121:ハウジング接着部
123:接着剤
124:突起部
125:端部
126:位置決め突起
127:バネ部
128:治具取り付け部
129:取っ手部
131:光学ハウジング
200:LDユニット
701,702:台座
701a:接着座面
特開2008−102291号公報 特開2001−111155号公報

Claims (15)

  1. 光源と、
    上記光源から照射対象物までの間の光路上に配置された光学系部品と、
    上記光源、上記光学系部品が取り付けられる筐体とを備えた光走査装置において、
    上記光学系部品と当接する複数の当接部を有し、これら当接部で上記光学系部品を挟持する保持部材を備え、
    上記保持部材は、複数の当接部の少なくともひとつが、他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように弾性変形可能な構成であり、
    複数の当接部の少なくともひとつが、他の当接部に対して距離が離れる方向に移動するように上記保持部材を弾性変形させて、上記光学系部品を上記複数の当接部で挟持しており、
    上記保持部材は、上記筐体に接着される複数の筐体接着部を備え、
    上記複数の筐体接着部のうちのひとつが、上記筐体に接着固定されていることを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1の光走査装置において、
    上記複数の当接部は、上記保持部材と一体で形成されていることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1または2の光走査装置において、
    上記複数の当接部が当該当接部以外の当接部に対して離れる方向に移動するように上記保持部材を弾性変形させて、前記光学系部品を上記複数の当接部で挟持したことを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの光走査装置において、
    上記保持部材は、上記光学系部品の外周面を囲うようにして上記光学系部品を挟持するものであり、
    上記保持部材を、所定距離を隔てて対向する2つの端部を有するように一箇所が光軸方向に切断されたような形状にしたことを特徴とする光走査装置
  5. 求項1乃至4いずれかの光走査装置において、
    上記筐体接着部の表面積を、上記筐体の保持部材が接着される箇所の表面積よりも大きくしたことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1乃至いずれかの光走査装置において、
    上記複数の当接部は、上記光学系部品の光軸方向に平行に延びる面と当接する突起部であることを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項1乃至いずれかの光走査装置において、
    上記当接部を3つ以上有することを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項1乃至いずれかの光走査装置において、
    上記保持部材は、上記光学系部品の光軸に対して垂直な面と当接して、上記光学系部品の光軸方向の位置決めを行うための位置決め部を備えたことを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項の光走査装置において、
    上記保持部材は、上記位置決め部が当接する上記光学系部品の面と反対側の面と当接して、上記光学系部品を上記位置決め部に向けて押圧する押圧部を備えたことを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項1乃至いずれかの光走査装置において、
    上記保持部材は、上記光学系部品の外周面を囲うようにして上記光学系部品を挟持するものであり、所定距離を隔てて対向する2つの端部を有するように一箇所が光軸方向に切断されたような形状であり、
    上記保持部材の端部から光軸方向に延び出して作業者が掴むことが可能な取っ手部を備えたことを特徴とする光走査装置。
  11. 請求項1乃至いずれかの光走査装置において、
    上記保持部材は、上記光学系部品の外周面を囲うようにして上記光学系部品を挟持するものであり、所定距離を隔てて対向する2つの端部を有するように一箇所が光軸方向に切断されたような形状であり、
    上記保持部材には、作業者により上記保持部材を弾性変形させて端部間の距離を広げるための冶具が引っ掛けられる冶具引っ掛け部を有し、
    上記冶具引っ掛け部は、上記保持部材の各端部に設けられ、光軸方向に延び出して途中で内側に折れ曲がった鉤形状をしていることを特徴とする光走査装置。
  12. 請求項1乃至9いずれかの光走査装置において、
    上記保持部材は、上記光学系部品の外周面を囲うようにして上記光学系部品を挟持するものであり、所定距離を隔てて対向する2つの端部を有するように一箇所が光軸方向に切断されたような形状であり、
    上記保持部材には、作業者により上記保持部材を弾性変形させて端部間の距離を広げるための冶具が引っ掛けられる引っ掛け部を有し、
    上記冶具引っ掛け部は、上記保持部材の光軸方向に切断された箇所を基準にして、一方側と他方側の光軸方向と平行な外周面に設けられ、該外周面から延び出して、途中で折れ曲がった鉤形状をしていることを特徴とする光走査装置。
  13. 請求項1乃至10いずれかの光走査装置において、
    上記保持部材は、上記光学系部品の外周面を囲うようにして上記光学系部品を挟持するものであり、所定距離を隔てて対向する2つの端部を有するように一箇所が光軸方向に切断されたような形状であり、
    上記保持部材には、作業者により上記保持部材を弾性変形させて端部間の距離を広げるための冶具が取り付けられる冶具取り付け部を有し、
    上記治具取り付け部は、上記保持部材の端部に設けられ、上記冶具が挿入される穴部であることを特徴とする光走査装置。
  14. 請求項1乃至13いずれかの光走査装置において、
    上記保持部材を、紫外線を透過する材質で形成したことを特徴とする光走査装置。
  15. 潜像を担持する潜像担持体と、光走査によって該潜像担持体の表面に潜像を形成する光走査手段と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    上記光走査手段として、請求項1乃至14いずれかの光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
JP2012011952A 2011-05-26 2012-01-24 光走査装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP5896278B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012011952A JP5896278B2 (ja) 2011-05-26 2012-01-24 光走査装置および画像形成装置
US13/439,999 US8711195B2 (en) 2011-05-26 2012-04-05 Optical writer and image forming apparatus including same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011118079 2011-05-26
JP2011118079 2011-05-26
JP2012011952A JP5896278B2 (ja) 2011-05-26 2012-01-24 光走査装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013007994A JP2013007994A (ja) 2013-01-10
JP5896278B2 true JP5896278B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=47218960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012011952A Expired - Fee Related JP5896278B2 (ja) 2011-05-26 2012-01-24 光走査装置および画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8711195B2 (ja)
JP (1) JP5896278B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5903894B2 (ja) 2012-01-06 2016-04-13 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
JP5850892B2 (ja) * 2013-08-30 2016-02-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置および画像形成装置
JP6245514B2 (ja) 2013-12-02 2017-12-13 株式会社リコー 画像形成装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2973550B2 (ja) * 1991-03-12 1999-11-08 ミノルタ株式会社 レーザビーム走査光学装置
JPH0572457A (ja) 1991-05-01 1993-03-26 Canon Inc 光ビーム走査レンズ
JPH0553070A (ja) * 1991-08-27 1993-03-05 Canon Inc 走査光学装置
JP3194242B2 (ja) * 1993-03-16 2001-07-30 株式会社リコー レーザ走査光学系
US5537262A (en) * 1993-10-19 1996-07-16 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Rotational torque setting apparatus for screw mechanism
JPH07234301A (ja) * 1994-02-21 1995-09-05 Asahi Optical Co Ltd ディップコート用レンズ保持装置
JPH09304718A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Canon Inc 光学偏向装置
JP3869529B2 (ja) 1997-08-11 2007-01-17 株式会社東芝 光走査装置及び画像形成装置
JP2001111155A (ja) * 1999-10-07 2001-04-20 Minolta Co Ltd 光源装置及び光ビーム走査装置
JP2003279825A (ja) 2002-03-20 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 開口絞りの固定構造、画像読取ユニット及び画像走査装置
JP2005043690A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Fujinon Corp プラスチックレンズの保持方法およびプラスチックレンズの保持構造
JP2006337514A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Sharp Corp 光走査装置及び画像形成装置
JP4500738B2 (ja) 2005-06-20 2010-07-14 株式会社リコー 光走査装置・画像形成装置
JP2007171626A (ja) 2005-12-22 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 光走査装置・画像形成装置
JP2008096957A (ja) 2006-09-14 2008-04-24 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
JP4991241B2 (ja) 2006-10-18 2012-08-01 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
DE102007014155A1 (de) * 2007-03-20 2008-09-25 Jenoptik Laser, Optik, Systeme Gmbh Optikfassung und optisches Bauelement mit einer derartigen Optikfassung
JP2009139464A (ja) 2007-12-04 2009-06-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置用光源装置
JP2010117510A (ja) 2008-11-12 2010-05-27 Olympus Corp 光学部品固定機構

Also Published As

Publication number Publication date
US20120300008A1 (en) 2012-11-29
US8711195B2 (en) 2014-04-29
JP2013007994A (ja) 2013-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5541578B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP6207186B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP4480075B2 (ja) 光書き込み装置及び画像形成装置
JP6489410B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5692640B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2016148702A (ja) 筐体構造、光走査装置及び画像形成装置
JP5896278B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2016099459A (ja) 筐体構造、光走査装置及び画像形成装置
JP5900798B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5652714B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5950190B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5678675B2 (ja) 発光素子の調整固定構造及び光走査装置及び画像形成装置
JP2014013329A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP6184285B2 (ja) 光走査装置、および当該光走査装置を備える画像形成装置
JP5721002B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置および光学素子組み付け方法
JP5945933B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP6071038B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5692641B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP6039227B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2019061192A (ja) 走査光学装置
US9164279B2 (en) Opposed scanning type scanning optical device and image forming apparatus including the same
US20240152069A1 (en) Optical scanning device
JP6016437B2 (ja) 画像形成装置
JP6739917B2 (ja) 画像形成装置および光学走査装置
JP2024067700A (ja) 光走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160218

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5896278

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees