JP2003279825A - 開口絞りの固定構造、画像読取ユニット及び画像走査装置 - Google Patents

開口絞りの固定構造、画像読取ユニット及び画像走査装置

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JP2003279825A
JP2003279825A JP2002078319A JP2002078319A JP2003279825A JP 2003279825 A JP2003279825 A JP 2003279825A JP 2002078319 A JP2002078319 A JP 2002078319A JP 2002078319 A JP2002078319 A JP 2002078319A JP 2003279825 A JP2003279825 A JP 2003279825A
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lens
aperture stop
mounting
holding member
reading unit
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JP2002078319A
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Shigeo Kobayashi
重勇 小林
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学エレメントに対して開口絞りを高精度に
固定できる開口絞りの固定構造を得る。 【解決手段】 光線束が透過する透過面の周囲に側面3
aを有する複数個のレンズ3A,3B,3Cと、側面3
aに対向する第1の取り付け面5aと第1の取り付け面
5aとは異なる角度を有する第2の取り付け面5bとを
有する中間保持部材5と、第2の取り付け面5bに対向
する取付面2cを有する筐体2とを備え、筐体2と該筐
体2に対して位置調整されたレンズ3A,3B,3Cと
が中間保持部材5を介して接着されている固定構造に関
する。レンズ3A,3B,3Cを透過する光線束を規制
する開口絞り4が、開口絞り4と一体であって且つ取り
付けようとするレンズ3Cの周縁部に向かって突出する
取り付け部4aを有し、取り付け部4aがレンズ3Cに
直接当接して固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口絞りの固定構
造に関し、詳しくは、固体撮像素子を用いて光学像を読
取る複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置等に使用
される光学エレメントの固定構造に備える開口絞りの固
定構造、この開口絞りの固定構造を備えた画像読取ユニ
ット及びこの画像読取ユニットを備えた画像走査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CCD等の固体撮像素子を用い
て画像を光学像として読取る画像読取装置は、図10に
示すように、物体901を結像レンズ902を介して固
体撮像素子903に結像させて読取っている。また、固
体撮像素子903には複数個の微小な光電変換素子(以
下、単に画素といい、この画素は通常数μm×数μmの
微小な大きさを有する)を直線状に配列した1ラインの
固体撮像素子が用いられている。
【0003】一方、近時では、カラー像を読取るために
図11に示すように、Red(以下、単にRという)、
Green(以下、単にGという)、Blue(以下、
単にBという)に分光感度のピークを持つ画素R(90
6a)、B(906b)、G(906c)、別に直線状
に3列配置した固体撮像素子906が用いられる場合も
ある。
【0004】通常、このような固体撮像素子906の位
置調整精度は5軸方向共に高精度が要求されており、特
にこの要求を達成するために不可欠とされているのが、
固体撮像素子906を上記のように位置調整した後に固
体撮像素子906をフレームに固定する際、固体撮像素
子906の位置ずれがないようにする技術である。
【0005】このような技術が必要なのは、いくら高精
度に位置調整しても、固定時に位置がずれると再度位置
調整が必要になったり、分離可能な固定方法を採用して
いる場合は、その部分を廃棄処分にするしか方法がなく
なってしまい、位置調整時間が長くなったり、コスト高
の原因になってしまうからである。
【0006】この固定については、従来ねじによる固定
が多く用いられてきたが、このような固定を用いるとそ
の位置ずれ量が数百μm〜数十μmと大きくなってしま
うという不具合が発生する。
【0007】このような不具合を解消するために、ねじ
に変わる手段として、ヤジリ、タマ、バネ等の複雑な構
造部品を用いることも考えられるが、このようにすると
部品が高価であるためより一層コスト高となってしま
う。
【0008】したがって、現在ではねじによる固定に比
べて位置ずれ量が少なく、また、部品点数の問題も少な
いとされる接着剤による固定が多く試みられている。こ
の接着剤による固定にも、大きく分けて2つの方法があ
り、一方は被接着箇所同士が当接している場合の方法で
あって、他方は被接着箇所に隙間がある方法である。な
お、前者は密着接着、後者は充填接着と呼ばれるもので
ある。
【0009】充填接着は、被接着物間に位置調整のため
の調整代以上の隙間があり、その隙間に接着剤を充填し
て固着する方法である。従来この種の充填接着方法とし
ては、例えば、特開平7−297993号公報に記載さ
れたものがある。このものは、被接着物の形状精度の影
響があっても、被接着物同士が当接しないように被接着
物間の隙間量を設定してあり、その隙間に接着剤を充填
して固定するものである。
【0010】また、紫外線硬化型の接着剤を介してヘッ
ド保持部材に取り付ける方法としては、図12に示すよ
うな方法がある。図12に示す方法は、同図(A)に示
すように、ワーク911の1面に接着剤912を塗布し
てワーク911をワーク保持部材913に対して位置決
めし、この接着剤912を介してワーク911をワーク
保持部材913に固定する際に、同図(B)に示すよう
に、ワーク911とワーク保持部材913の隙間から接
着剤912に対してライトガイドLにより紫外線を照射
することにより、接着剤912を硬化させてワーク91
1をワーク保持部材913に固定するようにしている。
なお、ワーク911またはワーク保持部材913の一方
が紫外線を透過する材料であれば、その一方を通して接
着剤912に紫外線を照射するようにしている。
【0011】しかしながら、このような従来の部材の取
付け構造にあっては、被接着物同士が当接しないように
被接着物間の隙間量を設定してあり、その隙間に接着剤
を充填して固定するようになっていたため、以下のよう
な問題が発生してしまった。
【0012】以下、この充填接着の方法を図13に示す
モデル図に基づいて説明するとともに、その問題点を具
体的に説明する。図13において、914は被接着物で
あるワーク、915はワーク保持部材、916は接着剤
であり、この方法では、ワーク914をワーク保持部材
915に固定している。
【0013】このため、ワーク914とワーク保持部材
915を当接させないで接着固定するには、ワーク91
4と接着面914aの位置ばらつき量A(ワーク914
の位置調整代)とワーク保持部材915側の接着面91
5aのばらつき量Cが発生しても、ワーク側の接着面9
14aとワーク保持部材915側の接着面915aが当
接せず、かつ、接着剤916を充填する隙間を確保する
ために隙間Bが必要になる。したがって、接着剤916
の膜厚は最小でB、最大でA+B+Cになってしまい、
接着剤916の膜厚はA+Cの長さだけばらつくことに
なる。
【0014】さらに、ワーク914側の接着面914a
とワーク保持部材915側の接着面915aの面精度の
影響でI+Jだけ接着剤916の膜厚がばらついてしま
うこともある。
【0015】一般的に、接着剤は硬化する際に収縮する
ため、接着剤の硬化後に被接着物を位置ずれさせないた
めには接着剤の塗布量をできるだけ少なくすることが重
要になってくる。ところが、上述した充填接着方法で
は、接着剤の膜厚をB以下にすることができないので、
接着剤の膜厚がBの場合に接着剤の硬化収縮での位置ず
れが許容値よりも多く発生したとしても、接着剤の膜厚
の変更で対応できなくなり、固定後の位置ずれ量の改善
ができない場合があった。
【0016】また、接着剤の膜厚がA+Cだけ発生する
ことにより、接着剤の硬化収縮量もそのばらつきに応じ
て変化することになる。これにより固定後のワーク91
4の位置もばらついてしまい、必要な位置精度が確保で
きないという場合もあった。通常、紫外線硬化型の接着
剤の硬化時の体積収縮率は5〜10%程度である。体積
収縮率が7%の場合を考えてみると、接着剤の硬化形状
が正方体の場合には、3次元各方向に約2%程度収縮す
ることになる。
【0017】したがって、接着剤の膜厚に0.5mm程
度の差が生じると、硬化収縮量は各方向とも10μm程
度の差が生じることになる。被接着物を樹脂の射出成形
で製作する場合には、上述した接着剤の膜厚のばらつき
A+Cは0.5μm以上になる場合が考えられるため、
固定後の位置ずれが問題となる可能性が十分にある。
【0018】以上により、従来の充填接着方法にあって
は、インクジェットワークの固定位置の必要精度を維持
することができない場合が発生するため、生産時の歩留
りが低下したり、固定精度不良の被接着物を廃棄処分に
しなければならず、製造コストが増大するという問題が
発生してしまった。
【0019】このような不具合を解消するために、例え
ば、特開平10−309801号公報に記載されたもの
がある。このものは、ワークとワーク保持部材の間に中
間保持部材を介装し、この中間保持部材を接着剤によっ
てワークに固定するとともに接着剤を介してワーク保持
部材に固定するようになっており、ワークとワーク保持
部材の間に中間保持部材を介装している分だけ、ワーク
の接着面と中間保持部材の接着面に接着される接着剤と
ワーク保持部材の接着面と中間保持部材の接着面に接着
される接着剤の膜厚を必要最小限で、かつ一定に管理す
るだけで、ワークの接着箇所とワーク保持部材の接着箇
所の位置精度を厳密に管理しなくても、ワークの取付け
を高精度に行うことができ、歩留りを高くすることがで
きるとともに生産後のワークの固定力の低下が生じるの
を防止することができるという技術である。
【0020】さらに、ワークを固体撮像素子とし、ワー
ク保持部材を固体撮像素子保持部材として中間保持部材
を接着剤を介して固体撮像素子とワーク保持部材の間に
介装した場合に、固体撮像素子の接着固定前の位置調整
において結像レンズによって結像された線像を固体撮像
素子上に位置させ、かつ光学特性を所定の要求精度で読
取ったときに、固体撮像素子の5軸で容易に位置調整し
た後、固体撮像素子の取付けを高精度に行うことがで
き、歩留りを高くすることができるとともに生産後の固
体撮像素子の固定力の低下が生じるのを防止するための
具体的な構成として、特開2002−6188号公報
『画像読み取りユニット』が提案された。
【0021】この提案によって光学エレメントの接着固
定前に光学エレメントの軸調整を簡単に行うことができ
るようにして、軸調整後に光学エレメントの取付けを高
精度に行うことができる具体的な構成は明らかとなっ
た。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開2002−6188号公報には、開口絞りの固定構造
に関する記載が無く、また通常、光学エレメントに対す
る開口絞りの固定位置は、結像レンズの位置設定及び保
持を行う筐体によって設定されており、開口絞りの位置
を結像レンズの位置設定及び保持を行う筐体によって設
定する場合、結像レンズに対する開口絞りの位置は、筐
体を介して規定されるため、レンズと開口絞りとの間に
他の構成部材が介在することによる公差の積み上げが発
生し位置精度が悪いという問題があった。
【0023】さらに、上記特開2002−6188号公
報に記載されている画像読み取りユニットの構成では、
開口絞りの固定について示されていないので、開口絞り
の固定が出来ない。また、光学エレメントと同様な方法
で中間保持部材を介してワーク保持部材に開口絞りを接
着固定しようとした場合、開口絞りの穴位置をレンズ光
軸に合わせる調整が必要であった。また、レンズ間隔が
狭い場合には中間保持部材を介して開口絞りを配置する
ことが困難であった。
【0024】そこで本発明は、光学エレメントに対して
開口絞りを高精度に固定できる開口絞りの固定構造、画
像読取ユニット及び画像走査装置を提供することを目的
としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、光線束が透過する透過面の周囲に
側面を有する複数個の光学エレメントと、前記側面に対
向する第1の取り付け面と該第1の取り付け面とは異な
る角度を有する第2の取り付け面とを有する中間保持部
材と、前記第2の取り付け面に対向する取り付け面を有
するベース部材とを備え、該ベース部材と該ベース部材
に対して位置調整された前記光学エレメントとが前記中
間保持部材を介して接着されている固定構造において、
前記光学エレメントを透過する光線束を規制する開口絞
りが、該開口絞りと一体であって且つ取り付けようとす
る光学エレメントの周縁部に向かって突出する取り付け
部を有し、該取り付け部が前記光学エレメントのいずれ
かに直接当接して固定されていることを特徴とする開口
絞りの固定構造である。
【0026】この構成では、レンズなどの光学エレメン
トに対して開口絞りが直接固定されているので、開口絞
りと光学エレメントとの間で公差の積み上がりがなく、
開口絞りを高精度に固定することができる。
【0027】また、請求項2の発明は、前記開口絞りの
取り付け部が前記光学エレメントのいずれかの芯出しさ
れている側面に直接当接して固定されていることを特徴
とする請求項1に記載の開口絞りの固定構造である。
【0028】この構成では、開口絞りの取り付け部が光
学エレメントの芯出しされている側面に直接固定されて
いるので、中間保持部材を介して開口絞りをベースに接
着固定するときのように、開口絞りと光学エレメントと
の位置調整を行う必要がない。
【0029】また、請求項3の発明は、前記中間保持部
材の第1の取り付け面と対向する前記光学エレメントの
側面以外の側面部に開口絞りの取り付け部が直接当接し
て固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記
載の開口絞りの固定構造である。
【0030】この構成では、中間保持部材を介して光学
エレメントをベース部材に光硬化型接着剤を用いて接着
する際に、開口絞りの取り付け部により硬化用の光が遮
られるのを防止でき、光学エレメントの接着不良を防止
することができる。
【0031】また、請求項4の発明は、前記光学エレメ
ントのいずれかの側面に前記中間保持部材の第1の取り
付け面と対向する平面部分を含む平面部を備え、該平面
部に前記開口絞りの取り付け部の一部が直接当接して固
定されていることを特徴とする請求項2に記載の開口絞
りの固定構造である。
【0032】この構成では、光学エレメントの側面に形
成された、中間保持部材の第1の取り付け面と対向する
平面に開口絞りの取り付け部が固定されているので、光
学エレメントの光軸方向廻りの開口絞りの位置を容易に
規定することが出来、より高精度に開口絞りの穴位置を
規定することが出来る。
【0033】また、請求項5の発明は、結像レンズの結
像位置に固体撮像素子を配置した画像読取ユニットであ
って、光線束が透過する透過面の周囲に側面を有する複
数個のレンズと、前記側面に対向する第1の取り付け面
と該第1の取り付け面とは異なる角度を有する第2の取
り付け面とを有する中間保持部材と、前記第2の取り付
け面に対向する取り付け面を有するベース部材とを備
え、該ベース部材と該ベース部材に対して位置調整され
たレンズとが前記中間保持部材を介して接着されている
画像読取ユニットにおいて、前記レンズを透過する光線
束を規制する開口絞りが、該開口絞りと一体であって且
つ取り付けようとするレンズの周縁部に向かって突出す
る取り付け部を有し、該取り付け部が前記レンズのいず
れかに直接当接して固定されていることを特徴とする画
像読取ユニットである。
【0034】この構成では、レンズの光軸調整後にレン
ズの取り付けを高精度に行うことができるとともに、レ
ンズに対して開口絞りを高精度に固定することができる
画像読取ユニットを得ることができる。
【0035】また、請求項6の発明は、前記開口絞りの
取り付け部が前記レンズのいずれかの芯出しされている
側面に直接固定されていることを特徴とする請求項5に
記載の画像読取ユニットである。
【0036】この構成では、開口絞りの取り付け部がレ
ンズの芯出しされている側面に直接固定されているの
で、中間保持部材を介して開口絞りをベースに接着固定
するときのように、開口絞りとレンズとの位置調整を行
う必要がない。
【0037】また、請求項7の発明は、前記開口絞りの
取り付け部が前記レンズの光軸と同心円上に等間隔で配
置されていることを特徴とする請求項5に記載の画像読
取ユニットである。
【0038】この構成では、開口絞りの取り付け部がレ
ンズの光軸と同心円上に等間隔で配置されているので、
例えば使用環境温度が変化したことによって発生する開
口絞りの取り付け部の膨張・収縮を原因とした開口絞り
の位置の変化を光軸方向のみとすることができ、画像読
取ユニットにおける開口絞り位置変動の影響が最も大き
い主走査方向及び次に影響の大きい副走査方向に対する
環境変化の影響を防止でき、環境変化に対する画像読み
取り特性の変動を防止することができる。
【0039】また、請求項8の発明は、前記開口絞りの
取り付け部が中間保持部材の第1の取り付け面を接着す
るレンズ部分とは異なる部分に直接固定されていること
を特徴とする請求項5に記載の画像読取ユニットであ
る。
【0040】この構成では、中間保持部材の第1の取り
付け面を接着するレンズ部分とは異なる部分に開口絞り
の取り付け部が直接固定されているので、複数のレンズ
を有する画像読取ユニットのレンズを、例えば光硬化型
接着剤で接着しようとした場合、中間保持部材の接着部
に硬化するための光を照射するスペースを十分に確保す
ることが出来る。
【0041】また、請求項9の発明は、前記レンズのい
ずれかの側面に前記中間保持部材の第1の取り付け面と
対向する平面部分を含む平面部を備え、該平面部に前記
開口絞りの取り付け部の一部が固定されていることを特
徴とする請求項6に記載の画像読取ユニットである。
【0042】この構成では、レンズの側面に形成され
た、中間保持部材の第1の取り付け面と対向する平面に
開口絞りの取り付け部が固定されているので、レンズの
光軸方向廻りの開口絞りの位置を容易に規定することが
出来、より高精度に開口絞りの穴位置を規定することが
出来る。
【0043】また、請求項10の発明は、前記レンズの
側面に前記中間保持部材の第1の取り付け面と対向する
平面部を備え、該平面部と開口絞りの取り付け部との間
に係合部を有していることを特徴とする請求項5に記載
の画像読取ユニットである。
【0044】この構成では、レンズの側面に中間保持部
材の第1の取り付け面と対向する平面部を備え、該平面
部と開口絞りの取り付け部との間に係合部を有している
ので、開口絞りの位置精度が最も必要な主走査方向を平
面部で高精度に位置決めできると共に、係合部によりレ
ンズに対する開口絞りの副走査方向の位置決めを高精度
に行うことができる。
【0045】また、請求項11の発明は、前記係合部
が、前記平面部及び前記取り付け部のうち、一方に設け
た凹部と、他方に設けた凸部とを係合した凹凸係合であ
ることを特徴とする請求項10に記載の画像読取ユニッ
トである。
【0046】この構成では、凹凸係合により、主走査方
向、副走査方向及び光軸方向の何れの方向に対してもレ
ンズに対する開口絞りの位置を高精度に位置決めして固
定することが出来る。
【0047】また、請求項12の発明は、結像レンズの
結像位置に固体撮像素子を配置した画像読取ユニットで
あって、光線束が透過する透過面の周囲に側面を有する
複数個のレンズと、前記側面側に位置する第1の取り付
け面と該第1の取り付け面とは異なる角度を有する第2
の取り付け面とを有する中間保持部材と、前記第2の取
り付け面に対向する取り付け面を有するベース部材とを
備え、該ベース部材と該ベース部材に対して位置調整さ
れたレンズとが前記中間保持部材を介して接着されてい
る画像読取ユニットにおいて、前記レンズを透過する光
線束を規制する開口絞りが、該開口絞りと一体であって
且つ取り付けようとするレンズの周縁部に向かって突出
する取り付け部を有し、該取り付け部のレンズ側の面の
少なくとも一部が該レンズに直接当接して固定され、前
記取り付け部のレンズ側の面と反対側の面が前記第1の
取り付け面に対する接着面を構成していることを特徴と
する画像読取ユニットである。
【0048】この構成では、レンズに対して開口絞りが
直接固定されているので、開口絞りとレンズとの間で公
差の積み上がりがないので、開口絞りを高精度に固定す
ることができるとともに、開口絞りの取り付け部と中間
保持部材とがレンズに対して同一位置に配置されるの
で、接着部に作用する外力を小さくすることができ、接
着部の信頼性、長寿命化を達成することができる。
【0049】また、請求項13の発明は、前記請求項5
〜12の何れかに記載の画像読取ユニットを備える画像
走査装置である。この構成では、請求項5〜12の何れ
かの効果を有する画像読取ユニットを備えた画像走査装
置を得ることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の開口絞りの固定構
造を備えた画像読取ユニットを示す図である。図1に示
すようにこの画像読取ユニット1は、本実施形態では、
少なくとも3枚のレンズ3A,3B,3Cからなる結像
レンズと、固体撮像素子7と、固体撮像素子7を結像レ
ンズの結像位置に配置するベース部材である筐体2とを
備えている。前記結像レンズは、レンズ3A,3B,3
Cを透過する光線束を規制する開口絞り4を備えて構成
されている。なお、符号2aは遮光用カバー、符号2e
はレンズ3A,3B,3Cが接触しないための配置空間
を形成する凹状部、符号8は固体撮像素子7を筐体2上
に固定するための中間保持部材5である。
【0051】この画像読取ユニット1は、原稿面からの
画像光としての光線束が透過する透過面の周囲に側面で
あるコバ面3aを有する、光学エレメントであるレンズ
3A,3B,3Cと、コバ面3aに対向する第1の取り
付け面5aと第1の取り付け面5aとは異なる角度、本
実施形態では第1の取り付け面5aに対して90度に形
成されている第2の取り付け面5bとを有し、レンズ3
A,3B,3Cとベース部材である筐体2とを接合する
中間保持部材5と、第2の取り付け面5bに対向する取
付面2cを有する筐体2とを備えている。この画像読取
ユニット1では、筐体2に対して位置調整されたレンズ
3A,3B,3Cと筐体2とが中間保持部材5を介して
接着固定されている。
【0052】図2(A)は開口絞りと開口絞りを直接固
定するレンズとの固定例を示す断面図、同図(B)はそ
の固定部分の拡大断面図である。図2(A)に示すよう
に、開口絞り4は、本実施形態ではレンズ3Cに直接固
定されている。即ち、図2(B)に示すように、開口絞
り4は、開口である貫通穴4eと、貫通穴4eの外側か
ら固定するレンズ3Cに向けて延出する取り付け部であ
る取り付けアーム4aと、取り付けアーム4aの先端部
の光軸側に形成されている凹部4bとを備え、この凹部
4b内にレンズ3Cの周縁部が挿入されて直接固定され
ている。
【0053】図2(B)に示すように、開口絞り4の凹
部4bは、レンズ3Cの光線束入射側面に当接する第1
当接部4cと、レンズ3Cの光線束出射側面に当接する
第2当接部4dとを備えている。そして、第1当接部4
cがレンズ3Cの光線束入射側面に当接し、第2当接部
4dがレンズ3Cの光線束出射側面に当接することによ
り、開口絞り4とレンズ3Cとの間で公差の積み上がり
がないので、開口絞りを高精度に固定することができ
る。さらに、凹部4b内に接着剤を充填して接着するよ
うにしてもよい。開口絞り4としては樹脂成形品、金属
加工品等を用いることができる。
【0054】図3(A)は開口絞りと開口絞りを直接固
定するレンズとの他の固定例を示す断面図、同図(B)
はその固定部分の拡大断面図である。図3(A)に示す
ように、開口絞り4は、本実施形態ではレンズ3Cに直
接固定されている。即ち、図3(B)に示すように、こ
の開口絞り4は、取り付けアーム4aの先端部の光軸側
に形成されている凹部4b内にレンズ3Cの周縁部が挿
入されて直接固定されている点は、図2に示す実施形態
と同様である。
【0055】この図3(B)に示す実施形態では、レン
ズ3Cの芯出し加工されているコバ面3aが凹部4bの
底面4fに当接して位置決めされている点で異なってい
る。なお、図3(B)に示すように、この実施形態でも
第1当接部4cがレンズ3Cの光線束入射側面に当接
し、第2当接部4dがレンズ3Cの光線束出射側面に当
接している。
【0056】このように、結像レンズに用いるレンズ3
Cは通常、その形状加工の過程において、芯出しという
加工を行う。この加工により、レンズ外径に対して光軸
は略同軸となる。よって、図3(A),(B)に示すよ
うに、開口絞り4をレンズ3Cの側面を用いて位置設定
を行うことにより、レンズ3Cの光軸に対する位置を高
精度に設定することが出来る。
【0057】図4(A)は他の実施形態に用いるレンズ
と中間保持部材とを示し、同図(B)はこの実施形態に
おける画像読取ユニットの開口絞り固定部分を示し、同
図(C)はレンズ、開口絞りの取り付け部及び中間保持
部材の固定状態を示す断面図である。
【0058】レンズ3Cは、図4(A)に示すように、
そのコバ面3aに同一直径上に配置される平面部3bを
備えている。この平面部3bは切削、研削等により形成
され、必要に応じて研磨されている。開口絞り4は、図
4(B)、(C)に示すように平面部3bを用いて固定
する構造にした場合、開口絞り4の回転方向位置を規定
することができるため、開口絞り4の貫通穴4eの位置
を規定し易い。
【0059】即ち、レンズ3Cの側面に形成された、中
間保持部材5の第1の取り付け面5aと対向する平面部
3bに開口絞り4の取り付け部である取り付けアーム4
aが図3に示した固定構造で当接して固定されているの
で、光学エレメントの光軸方向廻りの開口絞りの位置を
容易に規定することが出来、より高精度に開口絞りの穴
位置を規定することが出来る。また、図4(B)に想像
線で示すように、レンズ3Cの芯出し加工されたコバ面
3aに図3に示した固定構造を備える取り付けアーム4
iを追加してもよい。
【0060】図7は開口絞りの取り付けアームとレンズ
の平坦部との固定構造の変形例を示す図である。図7に
示すように、平面部3bに切り欠き、穴、段差などとい
った開口絞り4の固定構造を付加することにより、開口
絞りの固定力を増大させ、且つ開口絞りの貫通穴4eの
位置がさらに規定し易い。
【0061】図7(A)はレンズ3Cの平面部3bにレ
ンズ3Cの有効領域に達しない程度に浅い矩形状の穴3
dを形成した例であり、同図(B)はレンズ3Cの平面
部3bにレンズ3Cの有効領域に達しない程度に浅い菱
形形状の穴3eを形成した例であり、同図(C)はレン
ズ3Cの平面部3bにレンズ3Cの有効領域に達しない
程度に浅い円形形状の穴3fを形成した例である。これ
らの穴に対向する取り付けアーム4aの面には各穴の形
状に係合する突起が設けられ、穴と突起とで凹凸係合す
ることにより、開口絞り4の位置を主走査方向、副走査
方向及び光軸方向の何れの方向に対しても高精度に位置
決めすることができる。
【0062】また、図7(D)はレンズ3Cの平面部3
bにレンズ3Cの有効領域に達しない程度に浅く切り欠
いた光軸と平行な溝3gを形成した例であり、同図
(E)はレンズ3Cの平面部3bにレンズ3Cの有効領
域に達しない程度に浅く像側に向かって拡がる形状の溝
3hを形成した例であり、同図(F)はレンズ3Cの平
面部3bにレンズ3Cの有効領域に達しない程度に浅く
像側に向かって狭まる形状の溝3iを形成した例であ
る。これらの溝に対向する取り付けアーム4aの面には
各穴溝形状に係合する突起が設けられ、溝と突起とで凹
凸係合することにより、開口絞り4の位置を主走査方
向、副走査方向及び光軸方向の何れの方向に対しても高
精度に位置決めすることができる。ただし、図7(D)
の場合には必要に応じてレンズの物体側面又は像側面に
取り付けアーム4aの一部が当接する部分を設けること
が望ましい。
【0063】また、図7(G)はレンズ3Cの平面部3
bに段差を形成する凸部3jを設けた例であり、この場
合には取り付けアーム4aの対応する部分に凸部3jに
係合する溝を設けている。
【0064】図5は他の実施形態における画像読取ユニ
ットの開口絞り固定部分を示す図である。図5に示すよ
うに、開口絞り4の取り付けアーム4aを平面部3b以
外の側面に固定する構造にした場合、平面部3bはレン
ズ3Cの接着固定に必要な最小限の大きさで済み、また
レンズ3Cの接着固定に用いる接着剤が光硬化型接着剤
の場合には、開口絞りの固定構造で光を遮ることがな
い。
【0065】レンズ3Cに対する開口絞り4の取り付け
アーム4aの配置については、任意である。しかし、図
5に示すように、開口絞り4の取り付けアーム4aをレ
ンズ3Cの光軸に対する同心円上で等間隔に配置した場
合、温度などの使用環境の変化による熱膨張があっても
レンズ3Cと開口絞り4との相対的な位置は光軸と直交
する方向には変化しない。また、光軸方向にはその熱膨
張により変化するがこの影響は少ない。また、取り付け
アーム4aの配置をレンズ主点に対して点対称に配置す
るようにしても同様の効果が得られる。
【0066】図6は他の実施形態における画像読取ユニ
ットの開口絞り固定部分を示す図であり、(A)は断面
図、(B)は開口絞りとレンズとを示す図、(C)は取
り付けアームの先端部を示す拡大図である。図6に示す
ように、レンズ3Cを透過する光線束を規制する開口絞
り4が、開口絞り4と一体であって且つ取り付けようと
するレンズ3Cの周縁部に向かって突出する取り付けア
ーム4aを有し、取り付けアーム4aのレンズ側の面の
円筒面4gを有する溝がレンズ3Cに直接当接して固定
されている。そして、取り付けアーム4aのレンズ側の
面と反対側の面が中間保持部材5の第1の取り付け面5
aに対する接着面4hを構成している。
【0067】この構成によれば、レンズ3Cに対して開
口絞り4が直接固定されているので、開口絞り4とレン
ズ3Cとの間で公差の積み上がりがないので、開口絞り
4をレンズ3Cに高精度に固定することができる。さら
に、開口絞り4の取り付けアーム4aと中間保持部材5
とがレンズ3Cに対して同一位置に配置されるので、中
間保持部材5の接着部に作用する外力を小さくすること
ができ、接着部の信頼性、長寿命化を達成することがで
きる。さらに、この構成によれば、レンズ3Cに平面部
3bを形成する必要がなく、スペーサ13aを設ける必
要もない(平面が有るほうが接着層が均一になる)。
【0068】図8は、中間保持部材の第1の取り付け面
と対向する平面を、略チャンネル断面形状のスペーサを
取付けることにより形成したレンズを示す図である。図
8に示すように、図5の実施形態でレンズ3Cに平面部
3bを形成する代わりに、スペーサ13aを設けるよう
にしてもよい。そして、このスペーサ13aには、レン
ズ側に底面がレンズ3Cのコバ面3aに倣う円筒面を底
面とする略チャンネル断面形状の溝を設けると共に、そ
の反対側に中間保持部材5の第1の取り付け面5aの接
着面を設けるようにしてもよい。なお、図8中、符号5
cは中間保持部材の補強用リブである。
【0069】図9は本発明の読取ユニットを備える画像
走査装置の一例として多機能型デジタル画像形成装置の
概略構成図である。図9に示すように、この画像形成装
置は、自動原稿送り装置101、読取ユニット150、
書込ユニット157、給紙ユニット130及び後処理ユ
ニット140とを備えて構成されている。自動原稿送り
装置101は、原稿を読取ユニット150のコンタクト
ガラス106上に自動的に給送し、読み取りが終了した
原稿を自動的に排出する。読取ユニット150はコンタ
クトガラス106上にセットされた原稿を照明して光電
変換装置であるCCD154によって読み取り、書込ユ
ニット157は読み取られた原稿の画像信号に応じて感
光体115上に画像を形成し、給紙ユニット130から
給紙された転写紙上に画像を転写して定着する。定着が
完了した転写紙は後処理ユニット140に排紙され、ソ
ートやステープルなどの所望の後処理が行われる。
【0070】まず、読取ユニット150は、原稿を載置
するコンタクトガラス106と光学走査系で構成され、
光学走査系は露光ランプ151、第1ミラー152、レ
ンズ153(レンズ3A,3B,3C)、CCDイメー
ジセンサ154(固体撮像素子7)、第2ミラー155
および第3ミラー156などからなっている。露光ラン
プ151および第1ミラー152は図示しない第1キャ
リッジ上に固定され、第2ミラー155および第3ミラ
ー156は図示しない第2キャリッジ上に固定されてい
る。原稿を読み取る際には、光路長が変化しないように
第1キャリッジと第2キャリッジとは2対1の相対速度
で機械的に走査される。この光学走査系は図示しないス
キャナ駆動モータによって駆動される。
【0071】原稿画像はCCDイメージセンサ154に
よって読み取られ、光信号から電気信号に変換されて処
理される。レンズ153およびCCDイメージセンサ1
54を図9において左右方向に移動させると画像倍率を
変化させることができる。すなわち、指定された倍率に
対応してレンズ153およびCCDイメージセンサ15
4の図において左右方向の位置が設定される。
【0072】書込ユニット157はレーザ出力ユニット
158、結像レンズ159およびミラー160によって
構成され、レーザ出力ユニット158の内部には、レー
ザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高
速で定速回転するポリゴンミラーが設けられている。
【0073】レーザ出力ユニット158から照射される
レーザ光は、前記定速回転するポリゴンミラーによって
偏向され、結像レンズ159を通ってミラー160で折
り返され、感光体面上に集光されて結像する。偏向され
たレーザ光は感光体115が回転する方向と直交する所
謂主走査方向に露光走査され、図示しない画像処理部の
MSUによって出力された画像信号のライン単位の記録
を行う。そして、感光体115の回転速度と記録密度に
対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって感
光体面上に画像、すなわち静電潜像が形成される。
【0074】このように書込ユニット157から出力さ
れるレーザ光が、画像作像系の感光体115に照射され
るが、感光体115の一端近傍のレーザ光の照射位置に
主走査同期信号を発生する図示しないビームセンサが配
されている。このビームセンサから出力される主走査同
期信号に基づいて主走査方向の画像記録タイミングの制
御、および後述する画像信号の入出力用の制御信号の生
成が行われる。
【0075】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、開口絞り4をレンズ3Cに固定
した例を説明したが、レンズ3A、3Bに設ける場合も
同様であり、またその他の構成レンズにも同様に固定す
ることができる。また、光学エレメントとしてレンズの
場合について説明したが、赤外カットフィルタ等のフィ
ルタに開口絞りを固定する場合などについても本発明を
適用できる。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズ、フィルタなどの光学エレメントの光軸調整後に
光学エレメントの取り付けを高精度に行うことができる
とともに、光学エレメントに対して開口絞りが直接固定
されているので、開口絞りと光学エレメントとの間で公
差の積み上がりがなく、開口絞りを高精度に固定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の開口絞りの固定構造
を備えた画像読取ユニットを示す図である。
【図2】(A)は開口絞りと開口絞りを直接固定するレ
ンズとの固定例を示す断面図、(B)はその固定部分の
拡大断面図である。
【図3】(A)は開口絞りと開口絞りを直接固定するレ
ンズとの他の固定例を示す断面図、(B)はその固定部
分の拡大断面図である。
【図4】(A)は他の実施形態に用いるレンズと中間保
持部材とを示し、(B)はこの実施形態における画像読
取ユニットの開口絞り固定部分を示し、(C)はレン
ズ、開口絞りの取り付け部及び中間保持部材の固定状態
を示す断面図である。
【図5】他の実施形態における画像読取ユニットの開口
絞り固定部分を示す図である。
【図6】他の実施形態における画像読取ユニットの開口
絞り固定部分を示す図であり、(A)は断面図、(B)
は開口絞りとレンズとを示す図、(C)は取り付けアー
ムの先端部を示す拡大図である。
【図7】開口絞りの取り付けアームとレンズの平坦部と
の固定構造の変形例を示す図である。
【図8】中間保持部材の第1の取り付け面と対向する平
面を、略チャンネル断面形状のスペーサを取付けること
により形成したレンズを示す図である。
【図9】本発明の読取ユニットを備える画像走査装置の
一例として多機能型デジタル画像形成装置の概略構成図
である。
【図10】従来の物体、結像レンズおよび固体撮像素子
の光学的な位置関係を示す図である。
【図11】従来の固体撮像素子の概略正面図である。
【図12】従来のワークの取り付け手順を示す図であ
る。
【図13】従来の充填接着方法のモデル図であり、
(A)はその上面図、(B)は同図(A)のH−H断面
図である。
【符号の説明】
2 筐体(ベース部材) 3A,3B,3C レンズ(光学エレメント) 3a コバ面(側面) 3b 平面部 4 開口絞り 4a 取り付けアーム(取り付け部) 4b 凹部 4c 第1当接部 4d 第2当接部 4e 貫通穴 4f 底面 4g 円筒面 4h 接着面 4i 取り付けアーム(取り付け部) 5 中間保持部材 5a 第1の取り付け面 5b 第2の取り付け面

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線束が透過する透過面の周囲に側面を
    有する複数個の光学エレメントと、前記側面に対向する
    第1の取り付け面と該第1の取り付け面とは異なる角度
    を有する第2の取り付け面とを有する中間保持部材と、
    前記第2の取り付け面に対向する取り付け面を有するベ
    ース部材とを備え、該ベース部材と該ベース部材に対し
    て位置調整された前記光学エレメントとが前記中間保持
    部材を介して接着されている固定構造において、 前記光学エレメントを透過する光線束を規制する開口絞
    りが、該開口絞りと一体であって且つ取り付けようとす
    る光学エレメントの周縁部に向かって突出する取り付け
    部を有し、該取り付け部が前記光学エレメントのいずれ
    かに直接当接して固定されていることを特徴とする開口
    絞りの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記開口絞りの取り付け部が前記光学エ
    レメントのいずれかの芯出しされている側面に直接当接
    して固定されていることを特徴とする請求項1に記載の
    開口絞りの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記中間保持部材の第1の取り付け面と
    対向する前記光学エレメントの側面以外の側面部に開口
    絞りの取り付け部が直接当接して固定されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の開口絞りの固定構
    造。
  4. 【請求項4】 前記光学エレメントのいずれかの側面に
    前記中間保持部材の第1の取り付け面と対向する平面部
    分を含む平面部を備え、該平面部に前記開口絞りの取り
    付け部の一部が直接当接して固定されていることを特徴
    とする請求項2に記載の開口絞りの固定構造。
  5. 【請求項5】 結像レンズの結像位置に固体撮像素子を
    配置した画像読取ユニットであって、光線束が透過する
    透過面の周囲に側面を有する複数個のレンズと、前記側
    面に対向する第1の取り付け面と該第1の取り付け面と
    は異なる角度を有する第2の取り付け面とを有する中間
    保持部材と、前記第2の取り付け面に対向する取り付け
    面を有するベース部材とを備え、該ベース部材と該ベー
    ス部材に対して位置調整されたレンズとが前記中間保持
    部材を介して接着されている画像読取ユニットにおい
    て、 前記レンズを透過する光線束を規制する開口絞りが、該
    開口絞りと一体であって且つ取り付けようとするレンズ
    の周縁部に向かって突出する取り付け部を有し、該取り
    付け部が前記レンズのいずれかに直接当接して固定され
    ていることを特徴とする画像読取ユニット。
  6. 【請求項6】 前記開口絞りの取り付け部が前記レンズ
    のいずれかの芯出しされている側面に直接固定されてい
    ることを特徴とする請求項5に記載の画像読取ユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記開口絞りの取り付け部が前記レンズ
    の光軸と同心円上に等間隔で配置されていることを特徴
    とする請求項5に記載の画像読取ユニット。
  8. 【請求項8】 前記開口絞りの取り付け部が中間保持部
    材の第1の取り付け面を接着するレンズ部分とは異なる
    部分に直接固定されていることを特徴とする請求項5に
    記載の画像読取ユニット。
  9. 【請求項9】 前記レンズのいずれかの側面に前記中間
    保持部材の第1の取り付け面と対向する平面部分を含む
    平面部を備え、該平面部に前記開口絞りの取り付け部の
    一部が固定されていることを特徴とする請求項6に記載
    の画像読取ユニット。
  10. 【請求項10】 前記レンズの側面に前記中間保持部材
    の第1の取り付け面と対向する平面部を備え、該平面部
    と開口絞りの取り付け部との間に係合部を有しているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の画像読取ユニット。
  11. 【請求項11】 前記係合部が、前記平面部及び前記取
    り付け部のうち、一方に設けた凹部と、他方に設けた凸
    部とを係合した凹凸係合であることを特徴とする請求項
    10に記載の画像読取ユニット。
  12. 【請求項12】 結像レンズの結像位置に固体撮像素子
    を配置した画像読取ユニットであって、光線束が透過す
    る透過面の周囲に側面を有する複数個のレンズと、前記
    側面側に位置する第1の取り付け面と該第1の取り付け
    面とは異なる角度を有する第2の取り付け面とを有する
    中間保持部材と、前記第2の取り付け面に対向する取り
    付け面を有するベース部材とを備え、該ベース部材と該
    ベース部材に対して位置調整されたレンズとが前記中間
    保持部材を介して接着されている画像読取ユニットにお
    いて、前記レンズを透過する光線束を規制する開口絞り
    が、該開口絞りと一体であって且つ取り付けようとする
    レンズの周縁部に向かって突出する取り付け部を有し、
    該取り付け部のレンズ側の面の少なくとも一部が該レン
    ズに直接当接して固定され、前記取り付け部のレンズ側
    の面と反対側の面が前記第1の取り付け面に対する接着
    面を構成していることを特徴とする画像読取ユニット。
  13. 【請求項13】 前記請求項5〜12の何れかに記載の
    画像読取ユニットを備える画像走査装置。
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