JP4202988B2 - 固体撮像素子の取付け構造、並びに、画像読取ユニット、及び、画像形成装置 - Google Patents

固体撮像素子の取付け構造、並びに、画像読取ユニット、及び、画像形成装置 Download PDF

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本発明は、ライン型のCCD等の固体撮像素子を備えた半導体装置における固体撮像素子の取付け構造、並びに、該取付け構造を採用した画像読取ユニット、及び、画像読取ユニットを用いた複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
従来、この種の固体撮像素子の取付け構造として、例えば特開2001−313873号公報に開示されたものがある。この従来の技術は、固体撮像素子の接着固定前に固体撮像素子の5軸調整を簡単に行なうことができるようにして、5軸調整後に固体撮像素子の取付けを高精度に行なうことができ、歩留りを高くすることができるとともに生産後(接着剤の硬化後)の固体撮像素子の固定力の低下が生じない固体撮像素子の取付け構造を提供するものである。そして、その構成は、フレームと中間保持部材との第1接着面および固体撮像素子と中間保持部材との第2接着面が固体撮像素子の画素ラインと平行な面になるとともに、第1接着面と第2接着面が直角方向になるように中間保持部材をフレームと固体撮像素子の間に配設したものである。
特開2001−313873号公報
一般に、CCD等の固体撮像素子を用いて画像を光学像として読取る画像読取装置は、図8に示すように、物体1を結像レンズ2を介して固体撮像素子3に結像させて読み取っている。また、固体撮像素子3には複数個の微小な光電変換素子(以下、単に画素といい、この画素は通常数μm×数μmの微小な大きを有する)を直線上に配列した1ラインの固体撮像素子が用いられている。
このような画像読取装置では、結像レンズ2によって結像された線像を固体撮像素子1上に位置させるとともに、光学特性(ピント、倍率等)を所定の要求精度で読取るために、結像レンズ2や1ラインの固体撮像素子3の画素ライン4を図2に示すようX軸、Y軸、Z軸、Y軸回りのβ回転方向、Z軸回りのγ回転方向の3軸および2回転方向(以下、2回転方向も軸方向とし、X軸、Y軸、Z軸、β軸、γ軸を単に5軸という)に微動させ位置を調整する必要がある。なお、図8及び図2中の符号Lは光軸である。
ここで、X軸回りの軸に関しての調整を行なわない理由は、β軸、γ軸は画素ラインと直交する方向であり、このβ、γ軸の調整を行なわないと結像レンズ2と固体撮像素子3との距離が画素毎に異なって光学特性の精度が低下してしまうのに対して、X軸は画素ラインと同軸方向(平行)であるため、結像レンズ2と固体撮像素子3との距離が画素毎に異なることがなく、光学特性に影響を受けないためである。
一方、近時では、カラー像を読取るためにRed(以下、単にRという)、Green(以下、単にGという)およびBlue(以下、単にBという)に分光感度のピークを持つ画素R(6a)、B(6b)、G(6c)別に直線上に3列配置した固体撮像素子6が用いられる場合もある。通常、このような固体撮像素子6の位置調整精度は5軸方向共に高精度が要求されており、特にこの要求を達成するために不可欠とされているのが、固体撮像素子6を上記のように位置調整した後に固体撮像素子6をフレームに固定する際、固体撮像素子6の位置ずれがないようにする技術である。
このような技術が必要なのは、いくら高精度に位置調整しても、固定時に位置がずれると再度位置調整が必要になったり、分離可能な固定方法を採用している場合は、その部分を廃棄処分にするしか方法がなくなってしまい、位置調整時間が長くなったり、コスト高の原因になってしまうからである。なお、この固定については、従来ネジによる固定が多く用いられてきたが、このような固定を用いるとその位置ずれ量が数百μm〜数十μmと大きくなってしまうという不具合が発生する。
このような不具合を解消するために、ネジに代わる手段として、ヤジリ、タマ、バネ等の複雑な構造部品を用いることも考えられるが、このようにすると部品が高価であるためより一層コスト高となってしまう。したがって、現在ではネジによる固定に比べて位置ずれ量が少なく、また、部品点数の問題も少ないとされる接着剤による固定が多く試みられている。
接着材による固定方法としては前掲の特開2001−313873に示すように、ワークとワーク保持部材の間に中間保持部材を介装し、この中間保持部材を接着剤によってワークに固定するとともに接着剤を介してワーク保持部材に固定する方法がある。この方式では、ワークとワーク保持部材の間に中間保持部材を介装している分だけ、ワークの接着面と中間保持部材の接着面に接着される接着剤とワーク保持部材の接着面と中間保持部材の接着面に接着される接着剤の膜厚を必要最小限で、かつ一定に管理するだけで、ワークの接着箇所とワーク保持部材の接着箇所の位置精度を厳密に管理しなくても、ワークの取付けを高精度に行なうことができ、歩留りを高くすることができるとともに生産後のワークの固定力の低下が生じるのを防止することができる。なお、この構造を後述説明する図9示す。しかしながら、この構造では5軸の調整しか行えないという欠点がある。
そこで、本発明は上記の問題を解決すべく、固体撮像素子の接着固定前に固体撮像素子の6軸調整を簡単に行なうことができるようにして、6軸調整後に固体撮像素子の取付けを高精度に行なうことができ、歩留りを高くすることができるとともに生産後(接着剤の硬化後)の固体撮像素子の固定力の低下が生じない固体撮像素子の取付け構造を提供することを課題とする。
請求項1の発明は、結像レンズが固定された結像レンズ保持部材と、光電変換素子からなる画素ラインが直線上に配設された固体撮像素子と、前記結像レンズと対向するように前記固体撮像素子を支持する中間保持部材とを有し、前記結像レンズ保持部材と中間保持部材を接着剤によって固着するとともに前記固体撮像素子と中間保持部材を接着剤によって固着するようにした固体撮像素子の取付け構造であって、前記結像レンズ保持部材と中間保持部材との第1接着面および前記固体撮像素子と中間保持部材との第2接着面が前記固体撮像素子の画素ラインと平行な面になるとともに、前記第1接着面と第2接着面が直角方向になるように前記中間保持部材が配設され、前記第1接着面、または、前記第2接着面のいずれか1面が、前記画素ラインの配列方向に平行な中心軸を有しかつ当該1面と接着剤によって固着される部材側に凸となる円筒状曲面でることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造であって、前記曲面が前記中間保持部材に配置されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の固体撮像素子の取付け構造であって、前記曲面が、前記中間保持部材の接着面における紫外線透過量が均一となるような曲率である曲面であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造であって、前記曲面が固体撮像素子に配置され、かつ曲面の中心位置が画素チップ上にあることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体撮像素子の取付け構造を備えたことを特徴とする画像読取ユニットである。
請求項6の発明は、前記請求項に記載の画像読取ユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、前記接着面が曲面であるので、6軸の調整が可能であり、かつ接着面の膜圧が均等にできるので、CCD等の固体撮像素子の高精度な位置決めが行える。
請求項2または請求項3の発明によれば、請求項1の効果に加えて、接着する曲面が中間保持部材に配置されているので、中間保持部材を透過して接着剤が硬化するとき、接着剤の膜厚が薄い曲面頂点付近では、中間保持部材の板厚が厚いため紫外線透過量少なく、曲面端部の接着剤膜厚が厚い個所では、中間保持部材の板厚が薄いため紫外線透過量が多くなるので、接着個所の全面で接着剤が同時に硬化完了し、接着剤内の残留応力が発生しないので、高精度な位置決めが行える。
請求項4の発明によれば、請求項1の効果に加えて、曲面が固体撮像素子に配置され、かつ曲面の中心位置が画素チップ上にあるので、固体撮像素子を画素チップ中心で回転調整した場合に、中間保持部材と固体撮像素子が接触する位置が常に一定となり、接着の信頼性を向上できる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体撮像素子の取付け構造を備えているので、画像読取ユニットの信頼性が向上する。
請求項6の発明によれば、請求項に記載の画像読取ユニットを備えているので、画像形成装置の信頼性が向上する。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1〜図3は本発明に係る固体撮像素子の取付け構造の第1実施形態を示す図であり、図1は画像読取ユニット100の実施形態をも示している。図2は結像レンズ及び固体撮像素子に対する軸を説明する図、図3は図1のA−A断面図である。なお、図3(A) は固体撮像素子の接着前の構造を示す図、図3(B) は接着工程を示す図である。この固体撮像素子の取付け構造は、画像読取ユニット、該画像読取ユニットを用いた複写機、ファクシミリ等における画像読取装置などに適用される。
図1には、請求項1に対応して、結像レンズ保持部材と中間保持部材との第1接着面および前記固体撮像素子と中間保持部材との第2接着面が前記固体撮像素子の画素ラインと平行な面になるとともに、前記第1接着面と第2接着面が直角方向になるように前記中間保持部材を配設したことを特徴とする固体撮像素子の取付け構造において本発明の固体撮像素子の取付構造に関する実施例が示されている。
図1において、2は結像レンズ、3はラインCCD等の固体撮像素子(半導体パッケージ)であり、これら結像レンズ2と固体撮像素子3が画像読取装置の全体の要部構成において、原稿1を撮像することは前掲の図2と同様である。図中、11は図示しない画像読取装置本体に取付けられる結像レンズ保持部材である。この結像レンズ保持部材11は、取付基台部11aと、この取付基台部11aに形成されたV溝11bと、該V溝11bと
反対側で取付基台部11aと一体に形成された一対の垂直ブロック11c,11cとを備えている。
V溝11bには結像レンズ2が嵌合され、この結像レンズ2はレンズ押え板12を介してネジ12aによって取付基台部11aに固定される。そして、結像レンズ2は、図8における原稿1を固体撮像素子3の画素ライン4に結像させる。このとき、結像レンズ2はV溝11bにより、X,Y,β,γの方向の位置決めがなされ、V溝11bの所定位置での取付けによって、Z方向の位置が決められる。すなわち、なお、固体撮像素子3には固体撮像素子3を駆動する駆動基盤13が半田によって固定されている。
結像レンズ保持部材11の垂直ブロック11cには中間保持部材14が接着剤によって接着されている。中間保持部材14はL字状に形成されており、紫外線が透過する材料から構成されている。この中間保持部材14は紫外線硬化型接着剤20(図3)によって垂直ブロック11cに接着されている。また、固体撮像素子3の前面両側には曲面形成部材15が取り付けられており、図1及び図3に示すように、固体撮像素子3を中間保持部材14に接着するための曲面形成部材15の接着面15aは、固体撮像素子3の配列方向に平行な中心軸を有しかつ中間保持部材14側に凸となる円筒状曲面形状となっている。この曲面形成部材15の代わりに固体撮像素子3のパッケージ等により同様な曲面形状を形成するようにしてもよい。また曲面形成部材は固体撮像素子3の全面に形成されていてもよいが、この場合には透明な部材とする。そして、図3(B)
に示したように、中間保持部材14と曲面形成部材15の接着面15aとの間に紫外線硬化型接着剤21を塗布し、紫外線照射装置30から照射された紫外線30aにより紫外線硬化型接着剤21を硬化させる。
なお、垂直ブロック11cと中間保持部材14との接着面が「第1接着面」であり、中間保持部材14に対する曲面形成部材15の接着面15aが「第2接着面」である。すなわち、第1接着面および第2接着面が、固体撮像素子3の画素ラインと平行な面になるとともに、第1接着面と第2接着面が直角方向になるように中間保持部材14が配設されている。
ここで、図9に示すような従来の固体撮像素子取付け構造では、図2に示すα軸を調整しようとすると、固体撮像素子3と中間保持部材14の間に塗布された接着剤の膜厚が不均一となる。この状態で接着剤を硬化させると、接着剤の硬化収縮が接着面上で不均一に発生するため、期待する固定精度を得ることができない。よって従来の固体撮像素子取付け構造では5軸しか調整できなかった。
これに対して、本発明の第1実施形態の構造では、曲面形成部材15の接着面15aが固体撮像素子3の配列方向に平行な中心軸を有しかつ中間保持部材14側に凸となる円筒状曲面形状となっていることにより、固体撮像素子3の位置調整方向は図2に示すα方向に調整しても、接着剤は接着面15aの曲面の頂点で対象形状となるので、接着剤21を硬化させる場合に接着剤21の硬化収縮が対象に発生するので、硬化収縮による固定精度への影響を少なくすることができ、高精度な固定が行えるようになる。よって6軸すべての調整が行える。
図4は本発明に係る固体撮像素子の取付け構造の第2実施形態を示す図であり、この固体撮像素子の取付け構造も、画像読取ユニット、該画像読取ユニットを用いた複写機、ファクシミリ等における画像読取装置などに適用される。なお、結像レンズ2及び固体撮像素子3に対する軸は図2と同様である。また、第1実施形態の要素と同様な要素には第1実施形態と同符号を付記してその詳細な説明は省略する。
この第2実施形態は、中間保持部材14側の接着面14aが固体撮像素子3の配列方向に平行な中心軸を有しかつ固体撮像素子3側に凸となる円筒状曲面状である場合の構造である。ここで、前掲の図3(B)
の場合、固体撮像素子3は結像レンズ保持部材11に中間
保持部材14を介して紫外線硬化型接着剤にて接着固定される。紫外線硬化型接着剤は、紫外線を接着剤に照射することによって硬化する。この構造では紫外線照射装置30から照射された紫外線30aは、中間保持部材14を透過して接着剤21に照射され接着剤21が硬化するが、中間保持部材14の紫外線が透過する個所の板厚が均一であるため、紫外線照射装置30から照射され、中間保持部材14を透過した紫外線光量は接着面の範囲で均一である。接着面に塗布された接着剤21は、曲面に沿って塗布されるので、曲面に沿った形である厚みの分布をもっている。この接着剤に均一な光量の紫外線を照射すると、接着剤膜厚の薄い曲面の頂点付近では、硬化が早く、接着材の膜厚が厚い曲面端部では接着剤の硬化に時間がかかる。このため、接着による接着剤の硬化収縮のしかたにむらができ、接着個所に残留応力が発生してしまう。この残留応力は経時的に開放される可能性が有り、そうなった場合には接着固定個所の位置ずれが発生するので、固体撮像素子3の固定精度低下の原因となるおそれがある。この不具合を第2実施形態は解決する。
すなわち、図4に示したように、紫外線照射装置30から照射された紫外線30aは、中間保持部材14′を透過して接着剤21に照射され接着剤21が硬化するが、中間保持部材14′の紫外線が透過する個所の板厚が接着面14a′の曲面により不均一となり、紫外線照射装置30から照射され、中間保持部材14′を透過した紫外線光量は接着面の範囲で局面の曲率に応じて不均一となる。中間保持部材14′の接着面14a′に曲面形状が配置されているので、このとき接着剤21は曲面に沿って塗布されるので、曲面に沿った形である厚みの分布をもつが、この接着剤に曲率におおじて不均一な光量の紫外線を照射すると、接着剤膜厚の薄い曲面の頂点付近では、紫外線の透過量が少なく、接着材の膜厚が厚い曲面端部では紫外線の透過量が大きくなるので、接着剤の硬化が接着面の全面で均一に発生する。よって、接着による接着剤の硬化収縮も均一に発生するので、接着個所に残留応力が発生しない。
この第2実施形態においても、接着面14a′が固体撮像素子3の配列方向に平行な中心軸を有しかつ固体撮像素子3側に凸となる円筒状曲面形状となっていることにより、固体撮像素子3の位置調整方向は図2に示すγ方向に調整しても、接着剤は曲面の頂点で対象形状となるので、接着剤を硬化させる場合に接着剤の硬化収縮が対象に発生するので、硬化収縮による固定精度への影響を少なくすることができ、高精度な固定が行えるようになる。よって6軸すべての調整が行える。
図5は本発明に係る固体撮像素子の取付け構造の第3実施形態を示す図であり、この固体撮像素子の取付け構造も、画像読取ユニット、該画像読取ユニットを用いた複写機、ファクシミリ等における画像読取装置などに適用される。なお、結像レンズ2及び固体撮像素子3に対する軸は図2と同様である。また、第1実施形態の要素と同様な要素には第1実施形態と同符号を付記してその詳細な説明は省略する。
この第3実施形態は、中間保持部材14と結像レンズ保持部材11の垂直ブロック11cとの接着部である、垂直ブロック11cの面を固体撮像素子3の配列方向に平行な中心軸を有しかつ中間保持部材14側に凸となる円筒状曲面状の接着面11c−1とした構造である。この第4実施形態においても、接着面11c−1が固体撮像素子3の配列方向に平行な中心軸を有しかつ中間保持部材14側に凸となる円筒状曲面形状となっていることにより、固体撮像素子3の位置調整方向は図2に示すγ方向に調整しても、接着剤は曲面の頂点で対象形状となるので、接着剤を硬化させる場合に接着剤の硬化収縮が対象に発生するので、硬化収縮による固定精度への影響を少なくすることができ、高精度な固定が行えるようになる。よって6軸すべての調整が行える。
図6は本発明に係る固体撮像素子の取付け構造の第4実施形態を示す図であり、この固体撮像素子の取付け構造も、画像読取ユニット、該画像読取ユニットを用いた複写機、ファクシミリ等における画像読取装置などに適用される。なお、結像レンズ2及び固体撮像素子3に対する軸は図2と同様である。また、第1実施形態の要素と同様な要素には第1実施形態と同符号を付記してその詳細な説明は省略する。
図6(A) に示したように、この第4実施形態は、請求項4に対応しており、曲面状の接着面32が固体撮像素子3に配置され、かつ曲面の中心位置が画素チップ31上にある場合の構造を示す。この構造により、固体撮像素子3を図2のα方向に調整する場合、画素チップ31を回転中心として調整するが、このとき曲率の中心位置を画素チップ31上に配置すると、図8(B) に示すように固体撮像素子3をα方向に調整しても、中間保持部材14と固体撮像素子3が接触する位置が常に一定となり、接着の信頼性を向上できる。なお、この第5実施形態においても、接着面32が曲面形状となっていることにより、固体撮像素子3の位置調整方向は図2に示すγ方向に調整しても、接着剤は曲面の頂点で対象形状となるので、接着剤を硬化させる場合に接着剤の硬化収縮が対象に発生するので、硬化収縮による固定精度への影響を少なくすることができ、高精度な固定が行えるようになる。よって6軸すべての調整が行える。
以上の第2〜第4実施形態の固体撮像素子の取付け構造も、第1実施形態に示したと同様な画像読取ユニット100に適用できる。この画像読取ユニット100は請求項5に対応する実施形態である。
図7は実施形態の画像読取ユニット100を備えた画像形成装置200の実施形態を示す図であり、請求項に対応する実施形態である。この画像形成装置200は多機能型デジタル画像形成装置であり、図7に示すように、画像読取ユニット100を備えた画像形成装置は、自動原稿送り装置101、読み取りユニット150、書込ユニット157、給紙ユニット130及び後処理ユニット140を備えて構成されている。自動原稿送り装置101は、原稿を読み取りユニット150のコンタクトガラス106上に自動的に給送し、読み取りが終了した原稿を自動的に排出する。読み取りユニット150は、原稿を載置するコンタクトガラス106と光学走査系で構成され、光学走査系は露光ランプ151、第1ミラー152、画像読取ユニット100、第2ミラー155および第3ミラー156などからなっている。そして、読み取りユニット150はコンタクトガラス106上にセットされた原稿を照明して画像読取ユニット100によって読み取り、書込ユニット157は読み取られた原稿の画像信号に応じて感光体115上に画像を形成し、給紙ユニット130から給紙された転写紙上に画像を転写して定着する。定着が完了した転写紙は後処理ユニット140に排紙され、ソートやステープルなどの所望の後処理が行われる。
本発明の第1実施形態の固体撮像素子の取付け構造及び画像読取ユニットを示す図である。 同第1実施形態の結像レンズ及び固体撮像素子に対する軸を説明する図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態の固体撮像素子の取付け構造を示す図である。 本発明の第3実施形態の固体撮像素子の取付け構造を示す図である。 本発明の第4実施形態の固体撮像素子の取付け構造を示す図である。 本発明の画像形成装置の実施形態を示す図である。 本発明に係る画像読取装置の全体の要部構成を示す図である。 従来の固体撮像素子の取付け構造の一例を示す図である。
符号の説明
2 結像レンズ
3 固体撮像素子
3a,14a,15a,11c−1 接着面
11 結像レンズ保持部材
11c 垂直ブロック
14,14′ 中間保持部材
15 曲面形成部材
20,21 紫外線硬化型接着剤
31 画素チップ
32 接着面
100 画像読取ユニット
200 画像形成装置

Claims (6)

  1. 結像レンズが固定された結像レンズ保持部材と、光電変換素子からなる画素ラインが直線上に配設された固体撮像素子と、前記結像レンズと対向するように前記固体撮像素子を支持する中間保持部材とを有し、前記結像レンズ保持部材と中間保持部材を接着剤によって固着するとともに前記固体撮像素子と中間保持部材を接着剤によって固着するようにした固体撮像素子の取付け構造であって、
    前記結像レンズ保持部材と中間保持部材との第1接着面および前記固体撮像素子と中間保持部材との第2接着面が前記固体撮像素子の画素ラインと平行な面になるとともに、前記第1接着面と第2接着面が直角方向になるように前記中間保持部材が配設され、
    前記第1接着面、または、前記第2接着面のいずれか1面が、前記画素ラインの配列方向に平行な中心軸を有しかつ当該1面と接着剤によって固着される部材側に凸となる円筒状曲面でることを特徴とする固体撮像素子の取付け構造。
  2. 前記曲面が前記中間保持部材に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造。
  3. 前記曲面が、前記中間保持部材の接着面における紫外線透過量が均一となるような曲率である曲面であることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像素子の取付け構造。
  4. 前記曲面が固体撮像素子に配置され、かつ曲面の中心位置が画素チップ上にあることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体撮像素子の取付け構造を備えたことを特徴とする画像読取ユニット。
  6. 前記請求項に記載の画像読取ユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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