JP2015166754A - 光源装置及び光学部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光学部材の位置ずれが抑制される光源装置を提供する。【解決手段】 光源装置10は、光を出射する光源部11と、光源部11から出射された光が入射される平面状の入射面24aを有する光学部材18と、光学部材18が接着剤26により接着される平面状の表面13を有するベース部12aと、を備え、光学部材18は、接着剤26によりベース部12aの表面13に接着される接着面21を備え、接着面21は、入射面24aに対して平行な方向又は傾斜して交差する方向である基準線L1からの距離が一定となるように、曲面状に形成され、光学部材18は、基準線L1がベース部12aの表面13に対して平行となるように、ベース部12aの表面13に接着される。【選択図】 図3

Description

本発明は、光源装置及び光学部材に関する。
従来、半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の進行方向を変更させるビーム折り返し用ミラーを有する光源装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。このような光源装置では、ミラーは、ミラーマウントに接着されており、ミラーマウントがベース部に固定されている。ミラーマウントのベース部への固定は、接着強度の強い熱硬化性接着剤が使用されている。
光源装置の製造において、ベース部にミラーマウントを固定する際には、半導体レーザ素子より出射されるレーザ光が所望の進行方向に変更されるようにミラーマウントの位置を調整し、その状態でベース部に仮固定する。その後、熱硬化性接着剤を熱硬化させる。しかしながら、ミラーマウントの位置を調整して仮固定しているにも関わらず、最終的な製品として完成した光源装置の中には、ミラー(即ち、ミラーを有する光学部材)の位置がずれているものがあるといった問題があった。
特開2002−182104号公報 特開2001−215443号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、光学部材の位置ずれが抑制される光源装置を提供することを課題とする。
また、本発明は、位置ずれが抑制される光学部材を提供することを課題とする。
本発明に係る光源装置は、光を出射する光源部と、前記光源部から出射された光が入射される平面状の入射面を有する光学部材と、前記光学部材が接着剤により接着される平面状の表面を有するベース部と、を備え、前記光学部材は、前記接着剤により前記ベース部の表面に接着される接着面を備え、前記接着面は、前記入射面に対して平行な方向又は傾斜して交差する方向である基準線からの距離が一定となるように、曲面状に形成され、前記光学部材は、前記基準線が前記ベース部の表面に対して平行となるように、前記ベース部の表面に接着される。
本発明に係る光源装置によれば、光学部材の接着面は、接着剤により、平面状に形成されるベース部の表面と接着される。このとき、光学部材は、平面状の入射面に対して平行な方向(又は傾斜して交差する方向)の基準線をベース部の表面に対して平行に配置された状態で、該基準線を軸に回転して位置合わせされた上で、ベース部の表面に接着される。これにより、光源部から出射された光が、光学部材の入射面に対して、所望の位置及び角度で入射される。
また、光学部材の接着面が、基準線からの距離が一定となるように、曲面状に形成されているため、接着剤は、光学部材の接着面とベース部の表面との間に対称となるように配置される。これにより、接着剤が体積変化(収縮、膨張)した際に、その変化が光学部材に対して対称に起こるため、光学部材の位置ずれが抑制される。
また、本発明に係る光源装置においては、前記接着面は、前記基準線上の基準点からの距離が一定となるように、球面状に形成される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、光学部材が、基準点を中心に回転して位置合わせされた上で、ベース部の表面に接着されることで、光源部から出射された光が、光学部材の入射面に対して、所望の位置及び角度で入射される。これにより、光学部材の位置合わせが容易にできる。
また、光学部材の接着面は、基準点からの距離が一定となるように、球面状に形成されているため、接着剤は、光学部材の接着面とベース部の表面との間に対称となるように配置される。これにより、接着剤が体積変化(収縮、膨張)した際に、その変化が光学部材に対して対称に起こるため、光学部材の位置ずれが抑制される。
また、本発明に係る光源装置においては、前記接着面は、前記基準線が前記入射面上に位置するように、形成される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、基準線が、入射面上に位置している。これにより、光学部材が基準線を軸に回転して位置合わせされる際に、光源部から出射された光が入射面に入射する入射位置を基準線上にすることにより、入射位置を同じ位置で維持することができる。したがって、光学部材の位置合わせが容易にできる。
また、本発明に係る光学部材は、光が入射される平面状の入射面と、平面状のベース部に接着剤により接着される接着面と、を備え、前記接着面は、前記入射面に対して平行な方向又は傾斜して交差する方向である基準線からの距離が一定となるように、曲面状に形成される。
以上の如く、本発明に係る光源装置は、光学部材の位置ずれが抑制される、という優れた効果を奏する。
また、本発明に係る光学部材は、位置ずれが抑制される、という優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る光源装置を模式的に示す斜視図である。 同実施形態に係る光源装置を光ファイバに接続した様子を示す断面平面図である。 同実施形態に係る光学部材の斜視図である。 同実施形態に係る光学部材の正面図である。 同実施形態に係る光学部材の右側面図である。 同実施形態に係る光源装置の製造方法を説明するための斜視図である。 同実施形態に係る光源装置の製造方法を説明するための部分拡大斜視図である。 同実施形態に係る光源装置の製造方法を説明するための部分拡大斜視図である。 比較例に係る光学部材が接着剤で仮固定された様子を示す部分拡大正面図である。 比較例に係る光学部材が接着剤で本固定された様子を示す部分拡大正面図である。 本発明に係る光学部材が接着剤で仮固定された様子を示す部分拡大正面図である。 本発明に係る光学部材が接着剤で本固定された様子を示す部分拡大正面図である。 本発明の他の実施形態に係る光学部材の正面図である。 同実施形態に係る光学部材の右側面図である。
以下、本発明に係る光源装置における一実施形態について、図1〜図12を参酌して説明する。なお、各図(図13及び図14も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
本実施形態に係る光源装置10は、筐体12と、筐体12の長辺側側壁12bに設けられ、光を出射する複数の光源部11と、筐体12のベース部12aに設けられた複数の光学部材18とを有する。各光源部11は、レーザ光を出射する半導体レーザ素子16を備えており、本実施形態に係る光源装置10は、半導体レーザ装置である。
筐体12は、矩形板状のベース部12aと、ベース部12aの一方の長辺から立ち上がった長辺側側壁12bと、ベース部12aの一方の短辺から立ち上がった短辺側側壁12cとを有する。ベース部12aは、光学部材18が接着剤26により接着される平面状の表面13を有する。
短辺側側壁12cの中央には、貫通穴15が形成されており、貫通穴15には、集光レンズ30が嵌め込まれている。長辺側側壁12bには、矩形板状の板状部14aと、板状部14aの長辺に沿って等間隔に一列に配列された複数の円筒部14bとを有するレーザマウント14が設けられている。
レーザマウント14の各円筒部14b内には、半導体レーザ素子16とコリメートレンズ17とを有する光源部11がそれぞれ配置されている。これにより、各光源部11からは、互いにある程度平行なレーザ光が出射されることになる。
光学部材18は、光源部11から出射された光を反射するミラー(「光学部」ともいう)24と、ミラー24が固定されるミラーマウント(「光学本体」ともいう)20とを有する。ミラー24は、光源部11から出射された光が入射される平面状の入射面24aを有する。なお、ミラー24は、光を反射するため、ミラー24の出射面24bは、入射面24aと同一である。
本実施形態に係る光学部材18は、アルミで形成されるミラーマウント20の平面を、TiO、Ta、SiO、MgFといった誘電体材料、金又はクロム等で被覆することにより、ミラー24を形成している、という構成である。なお、光学部材18は、ミラー24を接着剤等によりミラーマウント20に張り付ける、という構成でもよく、また、アルミで形成されるミラーマウント20の平面自身をミラー24とする、という構成でもよい。
光学部材18は、各光源部11に対応付けて1つずつ設けられており、対応する光源部11から出射されるレーザ光の進行方向を90度変更できる位置にミラー24が配置されるように、ベース部12aに固定されている。また、各光学部材18は、他の光学部材18によって反射されたレーザ光を遮らないように、順番に位置をずらしながら配置されている。
具体的には、各光学部材18は、集光レンズ30に近づく方向(図2では右側)にいくにつれて、光源部11から遠ざかる方向(図2では下側)にずらすようにして配置されている。各ミラー24により反射された各レーザ光は、集光レンズ30で集光された後、短辺側側壁12cの光学部材18が配置されている側とは反対側に設けられた光ファイバ60に入射されることとなる。
図3〜図5に示すように、ミラー24の入射面24aは、ミラーマウント20の上方側に配置されている。ミラー24の入射面24aは、入射面24aと直交する方向、即ち、ミラーマウント20の幅方向において、ミラーマウント20の中央に配置されている。
光学部材18は、ミラーマウント20の底面23に、接着剤26によりベース部12aの表面13に接着される接着面21を有している。接着面21は、曲面状に形成されている。具体的には、接着面21は、入射面24aに対して平行な方向である仮想の基準線L1からの距離が一定(「完全に同じ」及び「略同じ」の両方の概念を含む)となるように、曲面状に形成されている。
さらに、接着面21は、基準線L1が入射面24aに対して平行(「完全に平行」及び「略平行」の両方の概念を含む)となるように、形成されている。具体的には、接着面21は、基準線L1が入射面24a上に位置する(「入射面に完全に一致する」及び「入射面に略一致する」の両方の概念を含む)ように、形成されている。そして、光学部材18は、基準線L1がベース部12aの表面13に対して平行(「完全に平行」及び「略平行」の両方の概念を含む)となるように、ベース部12aの表面13に接着されている。
接着剤26としては、硬化する前と硬化した後で、体積が変化(収縮、膨張)するものであれば特に限定されない。このような接着剤としては、例えば、熱硬化性の接着剤、紫外線硬化性の接着剤、2液混合の接着剤等が挙げられる。
接着剤26としては、硬化する前にミラーマウント20をベース部12aに仮固定可能なものであることが好ましい。仮固定とは、接着剤26を硬化させるまでの間、硬化させる前の接着剤26によりミラーマウント20が動かないようにベース部12aに固定することをいう。
仮固定を好適に行なうことを可能とする接着剤26としては、熱硬化性の接着剤成分に、紫外線硬化性樹脂が添加された接着剤を挙げることができる。紫外線硬化性樹脂が添加された熱硬化性接着剤を用いれば、紫外線硬化によりミラーマウント20をベース部12aに仮固定することができる。
熱硬化前にミラーマウント20をベース部12aに仮固定可能な熱硬化性接着剤の構成として、熱硬化する前に粘着性を有するものが挙げられる。このような熱硬化性接着剤としては、エラストマーが添加されたものを挙げることができる。これらの熱硬化性接着剤は、従来公知のものを採用することができる。本実施形態においては、接着剤26は、熱硬化性の接着剤成分に、紫外線硬化性樹脂が添加された接着剤としている。
ミラーマウント20の底面23である接着面21とベース部12aの表面13とは、所定の離間距離となるように、接着剤26を介して固定されている。前記離間距離としては、特に、制限されないが、適量の接着剤26でミラーマウント20をベース部12aに固定できる観点から、50〜2000μmが好ましく、100〜500μmがより好ましい。
本実施形態に係る光源装置10の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る光源装置10の製造方法の一例について、図6〜図8を参酌して説明する。
本実施形態に係る光源装置10の製造方法では、まず、筐体12を準備する。また、各円筒部14b内にそれぞれ光源部11が配置されたレーザマウント14を準備する。また、ミラー24を有する光学部材18を準備する。
次に、レーザマウント14を筐体12の長辺側側壁12bに設置する。設置方法は、レーザマウント14を長辺側側壁12bに固定されれば特に限定されず、ネジ止めにより行なってもよく、接着剤により行なってもよい。
次に、筐体12のベース部12aに光学部材18を固定する。具体的には、以下のようにして行なう。
まず、筐体12を保持台(図示していない)上に固定する。この際、ミラー24で反射されたレーザ光16aが出射されるべき位置に、ターゲット50を予め配置しておく。
次に、クランパ40と、記憶装置(図示していない)と、外部より操作入力を行なうための入力部(図示していない)とを有する従来公知のクランプ装置を用いて、光学部材18の位置合わせ(位置及び角度の調整)を行う。クランプ装置は、クランパ40を5自由度で動作できるものを用いることができる。したがって、クランパ40は、3方向(図6〜図8におけるx〜z方向)の移動動作と、2方向(図6〜図8におけるy方向及びz方向)を軸とした回転動作を行うことで、光学部材18を位置合わせすることができる。
まず、クランパ40により光学部材18を保持し、光源部11の前まで移動させて、光学部材18の位置の調整を行う。次に、光学部材18の角度の調整を行なう。このとき、半導体レーザ素子16からレーザ光16aを出射し、ミラー24により反射されたレーザ光16aがターゲット50の線52に一致するように光学部材18の位置及び角度を調整する。
位置及び角度の調整は、入力部から操作を入力すること等により行なうことができ、記憶装置は、調整後の位置を記憶することができる。光学部材18の位置合わせは、光学部材18の製作誤差(例えば、接着面21と入射面24aとの位置関係の誤差)や、光源部11の取付け誤差(例えば、レーザ光16aの進行位置や進行角度の誤差)等により、必要となる。
ところで、光学部材18の角度の調整は、まず、図7に示すように、入射面24a上に位置し且つベース部12aの表面13と直交する方向である回転軸L2を軸に、光学部材18を回転させる。その後、図8に示すように、入射面24a上に位置し且つベース部12aの表面13と平行な方向である基準線L1を軸に、光学部材18を回転させる。
これにより、光源部11から出射された光(具体的には、光軸)の入射面24aに対する入射位置P1を、基準線L1と回転軸L2との交点の位置に合わせておくことで、その入射位置P1が同じ位置で維持できる。したがって、光学部材18の位置合わせが容易にできる。
次に、光学部材18を上側(z軸方向)に持ち上げる。なお、クランプ装置による光学部材18の持ち上げは、ベース部12aに対して真上に持ち上げることが通常であり、斜め方向に持ち上げることはない。その後、ベース部12aの光学部材18を固定する箇所付近に接着剤26を塗布する。接着剤26の塗布方法は、特に限定されないが、ディスペンサを用い、予め定められた量が吐出されるようにすることが好ましい。
次に、上側に持ち上げた光学部材18を下側に移動させ、調整して記憶装置に記憶されている位置に戻す。そして、クランパ40で光学部材18を保持した状態で、紫外線を照射し、接着剤26の露出している部分を硬化させ、光学部材18をベース部12aに仮固定する。この紫外線による硬化、即ち、仮固定は、光学部材18とベース部12aとの間から露出した部分のみを硬化させる工程である。
同様にして、すべての光学部材18をベース部12aに仮固定した後、筐体12を搭載物ごと加熱用オーブンに投入し、接着剤26を熱硬化させ、光学部材18をベース部12aに本固定する。この熱による硬化、即ち、本固定は、露出した部分だけでなく、接着剤26全体を硬化させる工程である。
なお、本実施形態においては、ベース部12aの表面13に接着剤26を塗布する場合について説明したが、接着剤26の塗布方法は、この例に限定されず、光学部材18の接着面21に接着剤26を塗布してもよい。また、ベース部12aの表面13と光学部材18の接着面21との両方に塗布してもよい。このようにして、光源装置10を製造することができる。
次に、本実施形態に係る光源装置10の作用及び効果について、図9〜図12を参酌して、説明する。
図9に示すように、比較例に係る光学部材110の底面である接着面111は、平面状に形成されている。上述したように、光学部材110は、位置合わせされた位置で、接着剤26により、ベース部12aに仮固定される。このとき、光学部材110の接着面111とベース部12aの表面13とは、傾斜して交差するようにして配置されている。したがって、接着剤26の厚みは、ある方向に向けて徐々に厚くなっている。図9においては、左から右に向けて徐々に厚くなっている。
その後、光学部材110がベース部12aに本固定されると、図10に示すように、接着剤26が収縮する。このとき、接着剤26の厚みが左から右に向けて徐々に厚くなっているため、接着剤26がほぼ一定の収縮率で収縮することにより、接着剤26の厚みの変化量(絶対量)は、左から右に向けて徐々に大きくなる。
したがって、光学部材110は、本固定することにより、下方に移動すると共に、時計回りに回転する。これにより、ミラー112の入射面112aに対するレーザ光16aの入射角度が大きく変わるため、ミラー112から出射したレーザ光16aの進行方向も大きく変わる。
それに対して、本実施形態に係る光学部材18の接着面21は、ベース部12aの表面13と平行でミラー24の入射面24a上に位置する基準線L1からの距離が一定となるように、曲面状に形成されている。これにより、図11に示すように、接着剤26は、光学部材18の接着面21とベース部12aの表面13との間に左右対称となるように配置されている。
その後、光学部材18がベース部12aに本固定されると、図12に示すように、接着剤26が収縮する。このとき、接着剤26が左右対称に配置されているため、接着剤26がほぼ一定の収縮率で収縮することにより、接着剤26の厚みの変化量(絶対量)は、左右でほぼ対称になる。
したがって、光学部材18は、本固定することにより、下方に移動するだけとなるため、光学部材18の位置ずれを抑制することができる。これにより、ミラー24の入射面24aに対するレーザ光16aの入射角度がほぼ変わらないため、ミラー24から出射したレーザ光16aの進行方向が変わることを抑制することができる。
以上より、本実施形態に係る光源装置10によれば、光学部材18の接着面21は、接着剤26により、平面状に形成されるベース部12aの表面13と接着される。このとき、光学部材18は、平面状の入射面24aに対して平行な方向の基準線L1をベース部12aの表面13に対して平行に配置された状態で、該基準線L1を軸に回転して位置合わせされた上で、ベース部12aの表面13に接着される。これにより、光源部11から出射された光が、光学部材18の入射面24aに対して、所望の位置及び角度で入射される。
また、光学部材18の接着面21が、基準線L1からの距離が一定となるように、曲面状に形成されているため、接着剤26は、光学部材18の接着面21とベース部12aの表面13との間に対称となるように配置される。これにより、接着剤26が収縮した際に、その変化が光学部材18に対して対称に起こるため、光学部材18の位置ずれが抑制される。
また、本実施形態に係る光源装置10によれば、基準線L1が、入射面24aに対して平行であって且つ入射面24a上に位置している。これにより、光学部材18が基準線L1を軸に回転して位置合わせされる際に、光源部11から出射されたレーザ光16aが入射面24aに入射する入射位置を基準線L1上にすることにより、入射位置を同じ位置で維持することができる。したがって、光学部材18の位置合わせが容易にできる。
なお、本発明は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係る光学部材18においては、接着面21は、基準線L1からの距離が一定となるように、曲面状に形成されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光学部材18は、斯かる構成に限られない。例えば、図13及び図14に示すように、本発明に係る光学部材65においては、接着面66は、仮想の基準点P1からの距離が一定となるように、球面状に形成されている、という構成でもよい。なお、図13及び図14に係る接着面66は、基準点P1がミラー67の入射面67a上に位置するように、形成されている。
斯かる構成によれば、光学部材65が、基準点P1を中心に回転して位置合わせされた上で、ベース部12aの表面13に接着されることで、光源部11から出射された光が、光学部材65の入射面67aに対して、所望の位置及び角度で入射される。これにより、光学部材65の位置合わせが容易にできる。
また、光学部材65の接着面66は、基準点P1からの距離が一定となるように、球面状に形成されているため、接着剤26は、光学部材65の接着面66とベース部12aの表面13との間に対称となるように配置される。これにより、接着剤26が体積変化(収縮、膨張)した際に、その変化が光学部材65に対して対称に起こるため、光学部材65の位置ずれが抑制される。
また、上記実施形態に係る光学部材18においては、接着面21は、入射面24aに対して平行な方向である基準線L1からの距離が一定となるように、曲面状に形成されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光学部材は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光学部材においては、接着面は、入射面に対して傾斜して交差する方向である(即ち、入射面に対して直交して交差する方向を除く方向である)基準線からの距離が一定となるように、曲面状に形成されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光学部材18においては、光学部24は、ミラーである、即ち、入射面24aと出射面24bとは、同一である、という構成である。しかしながら、本発明に係る光学部材は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光学部材においては、光学部材は、レンズ又はプリズムである、即ち、入射面と出射面とは、異なる、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光学部材18においては、接着面21は、底面23に配置されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光学部材は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光学部材においては、接着面は、側面又は上面に配置されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光源装置10においては、光源部11は、半導体レーザ素子16及びコリメートレンズ17を備えている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光学装置は、斯かる構成に限られない。要するに、本発明に係る光学装置においては、光源部は、光学部材に向けて光を出射する構成であればよい。
10…光源装置、11…光源部、12…筐体、12a…ベース部、12b…長辺側側壁、12c…短辺側側壁、13…表面、14…レーザマウント、14a…板状部、14b…円筒部、15…貫通穴、16…半導体レーザ素子、16a…レーザ光、17…コリメートレンズ、18…光学部材、20…ミラーマウント(光学本体)、21…接着面、23…底面、24…ミラー(光学部)、24a…入射面、24b…出射面、26…接着剤、30…集光レンズ、40…クランパ、50…ターゲット、52…線、60…光ファイバ、65…光学部材、66…接着面、67…ミラー、67a…入射面、L1…基準線、L2…回転軸、P1…基準点

Claims (4)

  1. 光を出射する光源部と、
    前記光源部から出射された光が入射される平面状の入射面を有する光学部材と、
    前記光学部材が接着剤により接着される平面状の表面を有するベース部と、を備え、
    前記光学部材は、前記接着剤により前記ベース部の表面に接着される接着面を備え、
    前記接着面は、前記入射面に対して平行な方向又は傾斜して交差する方向である基準線からの距離が一定となるように、曲面状に形成され、
    前記光学部材は、前記基準線が前記ベース部の表面に対して平行となるように、前記ベース部の表面に接着される光源装置。
  2. 前記接着面は、前記基準線上の基準点からの距離が一定となるように、球面状に形成される請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記接着面は、前記入射面上に位置するように、形成される請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 光が入射される平面状の入射面と、
    平面状のベース部に接着剤により接着される接着面と、を備え、
    前記接着面は、前記入射面に対して平行な方向又は傾斜して交差する方向である基準線からの距離が一定となるように、曲面状に形成される光学部材。
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