JP5831581B2 - 反射器構成、光カーテン、反射器構成の調整方法および反射器構成の組立方法 - Google Patents

反射器構成、光カーテン、反射器構成の調整方法および反射器構成の組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、反射器構成、反射器構成を有する光カーテン、反射器構成の調整方法および反射器構成の組立方法に関する。
光カーテンは、被保護区域に進入する物体や人間を検知するために一般的に使用される。光カーテンは、身体の小さい部分(指など)のみが進入可能な空間で使用される高解像度モデル、身体のより大きい部分(手など)のみが進入可能な空間で使用されるわずかに低い解像度モデル、および人間の体全体が進入可能な空間で使用されるさらに低い解像度モデルによって、様々な異なる解像度で利用可能である。最後に挙げたモデルは、人体保護または周囲防護としても知られている。
人体保護用光カーテンは、一般に2種類のシステムに分類される。すなわち、能動−能動システムおよび能動−受動システムである。これら2つの種類は、光ビームを射出するための送信器および当該光ビームを受信するための受信器を有する点で共通している。典型的には、身体の部分が光ビームを遮り、受信器が光ビームを受信しなくなると、警告信号等が出力される。能動−能動システムにおいて、送信器および受信器は、保護対象区域の両側に配置された別々のハウジングに配置される。能動−受動システムにおいて、送信器および受信器は同じハウジングに配置され、反射器ユニットは保護対象区域の反対側に配置される。送信器は、保護対象区域を通過する光ビームを射出し、当該光ビームは、反射器ユニットのミラー構成によって反射され、保護対象区域を通って受信器側へ戻される。本発明は、主として能動−受動システムに関するが、本発明を能動−能動システムを用いた構成と一体化することも可能である。
能動−受動システムの一例が欧州特許出願公開第1296161(A2)号に示されており、同公報は、保護対象領域の一方の側に配置された能動送信器/受信器ユニットと、他方の側に配置された受動反射器ユニットとを有する能動−受動システムを開示している。能動送信器/受信器ユニットからの送信光ビームが反射器ユニットに入射し、反射器ユニットは、当該光ビームを空間的に分離したいくつかのサブビーム(送信器−受信器ユニットにおいて1つのサブビームにつき1つの受信器によって検出される)に分割する。
能動−受動システムによって達成可能な作動範囲は、能動側の送信器の光出力、反射器ユニット内部の反射面の品質、能動側および受動側のアラインメント、ならびに受動側の反射器ユニット内部の組立精度によって決まる。最後に挙げた要因は、受動側の反射器ユニット内部のミラー構成のアラインメント後における正確なアラインメントおよび固定が、達成可能な作動範囲に大きく影響することを意味する。
反射器ユニット内部のミラー構成を固定するための1つの考えられる方法は、エポキシ接着剤等を用いてミラーを金属フレームに接着することである。しかし、これを行うと、エポキシ接着剤が硬化する際にミラーに応力が作用し、その結果ミラーの反射面が所望の反射平面に対してわずかにずれてしまうかもしれないという問題が生じる。反射面がごくわずかにずれただけで、反射光ビームが受信器側に入射する位置が大きくずれてしまうため、反射器ユニットにおいてミラーを組み立てる際には非常に高い精度が要求される。
欧州特許出願公開第1296161(A2)号
上記問題に鑑み、本発明は、ミラーをより精度良く組み立てることが可能であり、その結果、より大きい作動範囲を達成可能な反射器構成を提供することを目的とする。本発明のさらなる目的は、そのような反射器構成を備える光カーテンならびに反射器構成の調整方法および反射器構成の組立方法を提供することである。
この目的を達成するため、本発明の反射器構成は、Vミラーユニットと平面ミラーユニットとを備えた、入射光を反射させるためのミラー系を備える。Vミラーユニットは、2つのミラー反射面を有するV字型ミラーを備える。平面ミラーユニットは、Vミラーユニットから距離を隔てて配置されている。Vミラーユニットは、V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するためのVミラー調整機構を備える。V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整機構によって調整することができるため、反射器構成をより精度良く組み立てることが可能である。さらに、光カーテンにおいて使用された場合、より小さいミラー面で同様またはより大きい作動距離を実現することができる。ミラー系を有する反射器構成は、1つの反射器ユニットで構成してもよく、あるいは、2つ以上の反射器ユニットで構成してもよい。VミラーユニットのV字型ミラーは、1つのV字型角度付要素によって構成するか、あるいは、実質的にV字型の構成において角度を付けて配置された2つの平面ミラー半体によって構成してもよい。
1つの可能な実施形態において、Vミラーユニットは、V字型ミラーを支持するための弾性変形可能なVミラー取付ブラケットを備え、Vミラー調整機構は、Vミラー取付ブラケットを弾性変形させて、上記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されている。より具体的には、Vミラー取付ブラケットは、ベース部と、ベース部に弾性的に接続された2つの支持部であって、それぞれがV字型ミラーの一部分を支持する支持部とを備えていてもよく、Vミラー調整機構は、支持部のうちの少なくとも一方をベース部に対して傾けることにより上記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されている。このような構成によれば、Vミラー取付ブラケットを弾性変形させることができ、それにより2つのミラー反射面間の角度を非常に精度良く調整することが可能となる。ここで、「弾性変形」とは、変形させる力が取り除かれると取付ブラケットが元の状態に復帰することを意味する。
Vミラー調整機構は、例えば、ベース部に設けられたそれぞれのネジ孔に取り付けられる2つのネジを有していてもよく、これらのネジは、上記それぞれの支持部に対して力を加え、それにより、上記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されていてもよい。したがって、簡単な構成で非常に精度良く調整を行うことが可能となる。
支持部のそれぞれは、ウェブによってベース部に弾性的に接続されていてもよく、ベース部、支持部およびウェブは一体に構成されていてもよい。したがって、非常にコンパクトな構成を実現することができる。
上記2つのミラー反射面間の角度は、90度未満、例えば、89.95〜89.99度の範囲であり得る。これにより、係る反射器構成を有する光カーテンの作動距離に対応する所望の目標距離で発散光ビームを集束させることができる。
反射器構成は、Vミラーユニットおよび平面ミラーユニットが取り付けられるフレームをさらに備えていてもよい。
また、平面ミラーユニットは、調整可能としてもよい。このために、平面ミラーユニットは、平面ミラーと、平面ミラー取付ブラケットと、フレームに対する平面ミラーの向きを調整するための平面ミラー調整機構とを備えていてもよい。特に、平面ミラーユニットが2自由度に関して調整可能である場合、反射光ビームが所定の目標領域に精度良く入射するように当該反射光ビームを調整することが可能である。
1つの可能な構成において、平面ミラー取付ブラケットは、平面ミラーベース部と、平面ミラーベース部に対して回転可能な平面ミラー支持部とを備え、平面ミラー調整機構は、平面ミラーベース部に対する平面ミラー支持部の回転角を調整するための手段を備える。より具体的には、平面ミラー調整機構は、平面ミラーベース部に設けられたそれぞれのネジ孔に取り付けられる2つのネジを有していてもよく、これらのネジは、平面ミラー支持部に対して力を加え、それにより、平面ミラー支持部を平面ミラーベース部に対して回転させるように構成されていてもよい。したがって、平面ミラーユニットを簡単な構成で非常に精度良く調整することが可能となる。
Vミラー調整機構および/または平面ミラー調整機構は、作動信号によって作動可能なアクチュエータ、特に、圧電アクチュエータを備えていてもよい。これにより、必要に応じてミラーユニットの再較正を行うことが可能となる。
ミラー系は、所定の入射方向に入射する入射光を、当該入射方向に平行な反射方向に反射するように構成されていてもよい。これにより、反射器構成が光カーテンでの使用に特に適したものとなる。
さらに、平面ミラー調整機構は、平面ミラーベース部をフレームから上昇させ、それにより、平面ミラー支持部をフレームに対して回転させるように構成されたネジを有してもよい。よって、簡単な構成で平面ミラーユニットを調整することができる。
本発明に係る光カーテンは、上述のような反射器構成と、ミラー系に光ビームを投射し、ミラー系から反射された光ビームを受信するための送信器/受信器構成とを備えていてもよい。
上記の反射器構成を調整するための方法は、
ミラー系に入射光ビームを投射する工程と、
ミラー系によって反射された2つの反射光ビームが反射器構成から所定の距離で重なるように、V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するようVミラー調整機構を動作させる工程とを含む。このように、反射器構成は、所定の距離での動作のために最適化することができる。
上記調整方法は、
ミラー系によって反射された反射光ビームが所定の目標領域に入射するように平面ミラー調整機構を動作させる工程をさらに含んでいてもよい。特に、平面ミラーユニットが2自由度に関して調整可能である場合、反射光ビームが所定の目標領域に正確に入射するように当該反射光ビームを調整することが可能である。
上述のような反射器構成を組み立てるための方法は、
Vミラーユニットおよび平面ミラーユニットをフレームに取り付ける工程と、
上記調整方法を用いてV字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整する工程とを含んでいてもよい。
この調整の後、Vミラー調整機構および/または平面ミラー調整機構に緩み止め用封止剤(thread-locking sealant)を塗布し、それぞれの調整状態を固定してもよい。これにより、Vミラー調整機構が調整された位置に留まるとともに、振動、温度変動または他の環境的影響によって脱離することがないことが保証される。
本発明のさらなる実施形態、特徴および利点は、以下に続く説明および従属請求項を添付の図面と併せて参照することにより明らかとなるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係る光カーテン1を示す概略図である。 図2Aおよび図2Bは、それぞれ、異なる側から見たVミラーユニットの斜視図である。 図2Aおよび図2Bは、それぞれ、異なる側から見たVミラーユニットの斜視図である。 図2Cは、Vミラーユニットの上面図である。 図2Dは、Vミラーユニットの側面図である。 図2Eは、Vミラーユニットの背面図である。 図3Aおよび図3Bは、それぞれ、異なる側から見た平面ミラーユニットの斜視図である。 図3Aおよび図3Bは、それぞれ、異なる側から見た平面ミラーユニットの斜視図である。 図3Cは、平面ミラーユニットの上面図である。 図3Dは、平面ミラーユニットの側面図である。 図3Eは、平面ミラーユニットの背面図である。 図3Fは、平面ミラーユニットの底面図である。 図4Aは、Vミラーユニットおよび平面ミラーユニットが取り付けられた反射器ユニットのフレームの一部切欠図である。 図4Bは、図4Aの丸Aで囲まれた領域の拡大図である。 図4Cは、図4Aの丸Bで囲まれた領域の拡大図である。 図5Aは、V字型ミラーのミラー面間の角度を90度ちょうどに調整した場合の、ミラー系後方の様々な距離での発散光ビームの断面変化を概略的に示す図である。 図5Bは、V字型ミラーのミラー面間の角度を90度よりわずかに小さい角度に調整した場合の、ミラー系後方の様々な距離での発散光ビームの断面変化を概略的に示す図である。 図6Aは、本発明のさらなる実施形態に係る光カーテンの概略上面図である。 図6Bは、同光カーテンの概略斜視図である。
以下、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。実施形態に示す全ての寸法、材料およびさらに具体的な数値は本発明の理解を助けるための例示に過ぎず、特に明記しない限り、本発明を限定するものではない。また、本明細書および図面全体を通じて、実質的に同一の機能および/または構造を有する図面および要素は同一の参照符号で示し、それらについての重複した説明は省略する。さらに、本発明に直接関連しない要素については、必ずしも図面に示されるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る光カーテン1を示す概略図である。光カーテン1は、送信器/受信器ユニット10(送信器/受信器構成に相当)および反射器ユニット20(反射器構成に相当)を有する。送信器/受信器ユニット10および反射器ユニット20は、監視対象区域を挟んで互いに対向して配置されている。送信器/受信器ユニット10は、光ビームlfを射出し、反射器ユニット20からの反射光ビームlrを受信する能動ユニットである。反射器ユニット20は、自身に入射した光ビームを偏向させ、当該光ビームを入射光ビームに実質的に平行な方向に反射する受動ユニットである。したがって、光カーテン1は、能動−受動システムを構成している。
送信器/受信器ユニット10は、送信器12、受信器14および制御ユニット16を有し、これらはハウジングまたはフレーム18に配置および固定されている。送信器12および受信器14は、それぞれ、制御ユニット16に接続され、制御ユニット16によって制御される。送信器12は光送信器であり、例えば、赤外光を射出するLEDによって構成されてもよいが、これに限定されるものではない。制御ユニット16からの制御信号に応答して、送信器12は、フレーム18の長手方向軸に実質的に垂直な方向に光ビームを射出する。用途に応じて、光ビームは、例えば、連続光ビームであってもパルス光ビームであってもよい。さらに、LEDによって射出された光ビームを集束させるために、送信器12のLEDの直前にレンズ等を配置してもよい。
受信器14は、例えば、光電変換器によって構成される光受信器である。受信器14は、反射器ユニット20から反射された光ビームlrを電子信号に変換し、当該電子信号は制御ユニット16に供給される。制御ユニット16は、この電子信号を評価し、検出信号を出力する。例えば、順方向光ビームlfまたは反射光ビームlrが遮断された場合、制御ユニット16は、物体または人間の身体部分が監視対象区域に進入したことを示す検出信号を出力してもよい。これにより、非常用システムを起動させ、接続された装置(機械、ロボット等)を規定の安全な状態へと強制的に入らせるか、あるいは直ちに停止さえもさせ得る。
反射器ユニット20は、Vミラーユニット30および平面ミラーユニット50を有し、これらはハウジングまたはフレーム80に配置および固定されている。したがって、反射器ユニット20は、Vミラーユニット30および平面ミラーユニット50を備えた、入射光を偏向させるためのミラー系を有する反射器構成である。順方向光ビームlfは、Vミラーユニット30によって偏向させられ、平面ミラーユニット50に向けられる。次いで、平面ミラーユニット50は、光ビームが受信器14に入射するような方向に光ビームを偏向させる。平面ミラーユニット50によって反射された反射光ビームlrは、Vミラーユニット30に入射する順方向光ビームlfに実質的に平行である。Vミラーユニット30および平面ミラーユニット50は、例えば、500mmの距離を隔ててフレーム80内に配置してもよいが、この距離は、光カーテン1の所望の目的に応じて調整することができることは言うまでもない。さらに、反射器ユニット20を上下反対にし、それによって順方向光ビームlfをまず平面ミラーユニット50に入射させ、そこからVミラーユニット30に向けて偏向させることももちろん可能である。
以下、図2A〜図2Eを参照しながらVミラーユニット30について説明する。 図2Aおよび図2Bは、それぞれ、異なる側から見たVミラーユニット30の斜視図である。図2CはVミラーユニット30の上面図、図2Dは側面図、図2Eは背面図である。
Vミラーユニット30は、取付ブラケット32、2つの調整ネジ34、35およびV字型ミラー36、37を有する。図2A〜図2Eに示す実施形態において、V字型ミラー36、37は、角度を付けて、具体的には、約90度の角度で配置された2つのミラー半体36および37を有する。したがって、本明細書で用いられる「ミラー」という用語は、2つの別個のミラー半体によって構成されたミラー構成も指し得る。2つのミラー半体36および37は、小さいスリットによって分離されている。したがって、2つのミラー半体36および37のそれぞれは、さらに詳細に後述するように、ミラー半体の他方に応力を作用させることなく、互いに独立して傾けることが可能である。ミラー半体36は平面反射面38を有し、ミラー半体37は平面反射面39を有する。よって、V字型ミラー36、37は、互いに角度を付けて配置された2つの平面反射面38、39を有しているため、V字型ミラー36、37の断面は実質的にV字状である。反射面38、39間の角度は、約90度である。Vミラーユニット30は、およそ長さ30mm、幅20mm、高さ20mmであり得るが、もちろん、これらの寸法は適切に構成させてもよい。さらに詳しく後述するように、2つの平面反射面38、39が設けられた1つのV字型角度付要素によってV字型ミラー36、37を構成することも可能である。
取付ブラケット32は、ベース部40、V字型ミラー36、37の2つのミラー半体36および37を支持するための2つのミラー支持部42、43、ならびに2つの接続ウェブ44、45を有する。ミラー支持部42、43は、接続ウェブ44、45を介して取付ブラケット32のベース部40に接続されている。ベース部40、ミラー支持部42、43、および接続ウェブ44、45は、例えば圧延アルミで形成され得る1つの部品によって構成されている。さらに、ベース部40の側面から2つのレール46、47が突出している。レール46、47は、比較的低い高さでベース部40の底面に平行に延びている。レール46、47は、さらに詳しく後述するように、Vミラーユニット30をフレームまたはハウジングに確実に固定するように機能する。
ベース部40は、略三角柱形状を有する。その側面(図2Dを参照)は、直角二等辺三角形の形状を有する。接続ウェブ44、45は、この直角三角形の斜辺に対応する面から延び、互いに対して平行に近接して配置されている。接続ウェブ44、45は、支持部42、43をベース部40に対して弾性的に接続する。
支持部42、43は、それぞれ、略三角柱形状を有し、当該三角柱の断面は、直角二等辺三角形の断面である。2つの三角柱の斜辺面は、V字型ミラー36、37のための支持体として機能する。支持部42、43の側面のうちの一方は、ベース部40の斜辺面に平行にかつ対向して配置されている。支持部42、43の他方の側面は、ベース部40の側面に平行に、しかし若干後退して配置されている。このように、支持部42、43は、V字型ミラー36、37を支持するための翼状構成を形成している。支持部42、43をベース部40に接続する接続ウェブ44、45は、支持部42、43をベース部40に対して弾性的に傾けることができるほどに薄い。より具体的には、支持部42または43の背面に力を加えることにより、それぞれの支持部42または43が、接続ウェブ44または45の軸を支点(すなわち、回転軸)としてベース部40に対して傾く(すなわち、回転する)。
ベース部40に対して支持部42、43をこのように傾けるために調整機構が設けられている。本実施形態において、調整機構は2つの調整ネジ34、35によって構成されるが、これに限定されるものではない。2つの調整ネジ34、35は、ネジ孔に配置された無頭ネジであり得、ネジ孔はベース部40に設けられている。これらのネジ孔は、それぞれ、例えばベース部40の高さのおよそ半分に相当する高さに形成され、ベース部40の底面と平行に延びている。ネジ34、35は、ベース部40の背面からネジ孔にねじ込まれ、ベース部40の斜辺面から支持部42、43に向かって突出している。ネジ34、35の先端は円錐状であり、ベース部40の底面に対して支持部42、43の背面が傾斜する角度に対応する円錐角を有する。よって、ネジ34、35と支持部42、43との間の接触面積を直線状の接触面積に最大化することができる。ネジ34、35を回すことにより、ネジ34、35の先端が前進し、支持部42、43の背面に力が作用し、これにより、上述のように取付ブラケット32を弾性変形させ、支持部42、43を傾ける。
V字型ミラーのミラー半体36および37は、例えば、エポキシ接着剤等を用いてこれらをそれぞれ支持部42、43に密着させることにより固定される。V字型ミラーのミラー半体36および37は、互いに対してある程度柔軟に傾けることができる。よって、ネジ34、35を作動させることにより、V字型ミラー36、37のミラー面38、39間の角度を自由に調整することが可能である。さらに、角度は調整ネジを用いて調整されるため、非常に高い精度で角度を調整することができる。その上、ミラーユニット30をフレームまたはハウジングに固定した後であっても角度を調整することができる。この角度を適切に調整する方法については詳しく後述する。
以下、図3A〜図3Fを参照しながら平面ミラーユニット50について説明する。図3Aおよび図3Bは、それぞれ、異なる側から見た平面ミラーユニット50の斜視図である。図3Cは、平面ミラーユニット50の上面図、図3Dは側面図、図3Eは背面図、図3Fは底面図である。
平面ミラーユニット50は、取付ブラケット52、3つの調整ネジ54、55、56、平面ミラー58ならびに4つの取付ネジ60、61、62および63を有する。取付ブラケット52は、ベース部64、平面ミラー58を支持するためのミラー支持部66、および自在軸受68を有する。ミラー支持部66は、直角を規定する2つのシャンクを有する角度付形状要素で形成される。平面ミラー58は、ミラー支持部66の2つの自由端に固定されている。垂直シャンクは、水平シャンクよりも若干短く、したがって、未調整状態において、平面ミラー58は水平シャンクに対して約42〜43度の角度で配置されている。また、取付ブラケット52は、例えば圧延アルミで形成されてもよい。平面ミラーユニット50は、例えば、およそ長さ35mm、幅20mm、高さ20mmであり得るが、もちろん、これらの寸法は適切に構成させてもよい。
ベース部64は、ミラー支持部66が取り付けられる板状ベースを有する。ベース部64の前端(図3Cおよび図3Dの右側、図1の上側)に、4つの取付ネジ60、61、62および63が設けられており、詳しく後述するように、これらを用いて平面ミラーユニット50をフレームまたはハウジングに固定することができる。さらに、ベース部64の両側からL字型レール70、71が突出している。レール70、71は、ベース部64の底面に平行に延びている。レール70、71は、詳しく後述するように、平面ミラーユニット50をフレームまたはハウジングに確実に固定するように機能する。ベース部64の後端において、後壁72がベース部64から立ち上がっている。ミラー支持部66に対向する後壁72の前面は平坦であり、ミラー支持部66の直立シャンクに平行に延びている。後壁72の背面は傾斜をなしており、後壁72の前面に対して約45度の角度で傾斜している。したがって、後壁72の上側部分は、略三角形状の断面を有する。
ミラー支持部66は、平面ミラー58がミラー支持部66に固定された状態で、後壁72とL字型レール70、71との間でベース部64に配置されている。ミラー支持部66の向きは、その底部シャンクが平坦に配置され、すなわち、ベース部64に平行に延び、その直立シャンクがベース部64の背面においてベース部64から直立に延び、後壁72に対向するようになっている。ミラー支持部66は、自在軸受68によってベース部64に取り付けられている。より具体的には、自在軸受68は、直立シャンクに近接してミラー支持部66の底部シャンクに配置され、ミラー支持部66をベース部64に固定している。後壁72とミラー支持部66(より具体的には、直立シャンクの背面)との間には一定の隙間があり、レール70、71の後端とミラー支持部66(より具体的には、底部シャンクの前端)との間にも一定の隙間がある。したがって、ミラー支持部66には一定の遊びが許容されているので、後述する調整機構によって固定されない限り、自在軸受68を支点として、レール70、71と後壁72との間である程度の回転が可能である。
また、平面ミラーユニット50には、平面ミラーユニット50の向きを調整するための調整機構が設けられている。本実施形態において、調整機構は3つの調整ネジ54、55および56によって構成されているが、これに限定されるものではない。3つの調整ネジ54、55および56は、ベース部64の後壁72に設けられたネジ孔に配置される無頭ネジであり得る。
調整ネジ54、56は、ベース部64に対するミラー支持部66の回転角を調整するように機能する。より具体的には、ネジ54、56は、後壁72の両側に配置されたネジ孔に設けられている。これらネジ孔は、後壁72の(斜めになった)背面に対して垂直に穿設されている。よって、ネジ54、56は、ベース部64に対して約135度の角度で配置され、ミラー支持部66の直立シャンクの背面に対して約45度の角度で配置されている。ネジ54、56は、後壁72の背面からネジ孔にねじ込まれ、後壁72の前面からミラー支持部66に向かって突出する。ネジ54、56の先端は、円錐状または平坦であってもよい。ネジ54または56のうちの一方を回すことにより、ネジ54または56の先端が前進して支持部66の背面に力を作用させ、それにより、支持部66が自在軸受68を中心に旋回する。支持部66がベース部64に対して所望の回転度まで旋回すると、支持部66、ネジ54および56の他方を旋回して前進させることにより、この位置に固定することができる。このように、支持部66は、許容された遊びの範囲内で所望の回転度に調整することができる。
調整ネジ55は、フレーム80に対するミラー支持部66の傾き角を調整するように機能する。具体的には、ネジ55は、後壁72のネジ孔に設けられており、ネジ孔は、ベース部64に対して垂直に、すなわち、調整ネジ54、56のネジ孔に対して45度の角度で穿設されている。よって、ネジ55はベース部64に対して垂直に配置され、その先端はベース部64の底面から延出している。フレーム80に対するミラー支持部66の傾き角の調整は、以下のように行うことができる。まず、平面ミラーユニット50をフレームに取り付ける。このために、レール70、71をフレームの対応する溝にスライドさせ、取付ネジ60〜63をフレームの底面にねじ込む。この状態で、取付ネジ60〜63によってミラーユニット50をその前端においてフレームに取り付け固定する。そして、調整ネジ55を前進させることによってベース部64の後端を上昇させることができる。これにより、調整ネジ55のベース部64の底面からの突出長さが大きくなり、ベース部64が上方に曲がる。その結果、ミラー支持部66、ひいてはミラー58が前方に傾く、すなわち、図3Dにおいて時計回りに回転する。このように、平面ミラー58とフレーム80の長手方向とによって規定される角度は、必要に応じて、約42度または43度から所望の角度(通常、およそ45度)に調整することができる。
したがって、本実施形態の調整機構によると、平面ミラーユニット50の向きを、2自由度に関して、すなわち、平面ミラーユニット50を自在軸受68の軸を中心として回転させることおよびこの軸に垂直な軸を中心として回転させることにより、調整することが可能である。また、Vミラーユニット30の場合は、調整ネジを用いることにより、平面ミラー58のミラー面の向きを非常に高い精度で自由に調整することが可能である。さらに、平面ミラーユニット50をフレームまたはハウジングに固定した後であっても、平面ミラー58の傾き角を調整することができる。
以下、上述のようなVミラーユニット30および平面ミラーユニット50を有する反射器ユニット20の組立・調整方法について説明する。
図4Aは、Vミラーユニット30および平面ミラーユニット50が取り付けられる反射器ユニット20のフレーム80の一部切欠図である。説明の都合上、フレーム80の2つの端部領域のみを示す。図4Bは、Vミラーユニット30を含む、図4Aにおいて丸Aで囲まれた領域の拡大図である。図4Cは、平面ミラーユニット50を含む、図4Aにおいて丸Bで囲まれた領域の拡大図である。
なお、図4A〜図4Cに示す実施形態において、Vミラーユニット30のV字型ミラーは、図2A〜図2Eに示す実施形態のような2つのミラー半体の代わりに2つの平面反射面が設けられた1つのV字型角度付要素によって構成されている。V字型ミラーを1つのV字型角度付要素として設けることは、部品点数が低減するという利点を有するが、V字型ミラーを2つの別個のミラー半体として設けることは、一方のミラー半体を調整する際に他方のミラー半体に力が伝達されないという利点を有する。V字型ミラーが2つの別個のミラー半体として設けられている場合、ミラー半体間のスリットは、ミラー半体が、1つの角度付要素で形成された対応するV字型ミラーと実質的に同等の機能を有する程度に小さくするのがよい。
フレーム80は、底壁82ならびに2つの側壁84および86を有する略U字型形状の断面を有する。なお、側壁84および86は、フレーム80の前端から後端にわたって延びているが、説明の都合上、側壁86のミラーユニット30および50が配置されている部分は切り欠け状態で示す。さらに、側壁84および86のそれぞれの底端付近に溝88が設けられている(図面においては側壁84側の溝88のみを示す)。
第1の工程において、レール46、47および70、71を溝88にスライドさせることにより、ミラーユニット30および50をフレーム80に仮取り付けする。レール46、47、70、71および溝88は、ミラーユニット30および50を溝88にスライドさせた際に、ミラーユニット30および50の側面が少なくとも部分的にフレーム80の側壁に実際に接触するような寸法に形成してもよい。さらに、取付ネジ60〜63を底壁82の対応するネジ孔(図示せず)にねじ込むことにより、平面ミラーユニット50をフレーム80の底壁82に固定する。このように、ミラーユニット30および50をフレーム80に機械的に取り付ける。
第2の工程において、Vミラーユニット30をフレーム80に接着させるために、Vミラーユニット30に接着剤を塗布する。これにはエポキシ系接着剤を用いることができるが、他の任意の適した接着剤を使用してもよい。接着剤は、Vミラーユニット30とフレーム80との境界面に塗布する。なお、この境界面にはベース部40の側面が含まれるが、ミラー支持部42、43の側面は含まれず、したがってこれらはフレーム80に接着させない。また、接着剤が乾燥する間(例えば、約24時間かかる場合がある)、クランプ構成を用いてVミラーユニット30を所定の位置に固定してもよい。なお、平面ミラーユニット50もフレーム80に同様の方法で接着させてもよいが、平面ミラーユニット50をネジ60〜63を用いて固定するだけでも十分である。
Vミラーユニット30をクランプ固定および接着することにより、ある程度の精度でVミラーユニット30をフレーム80に対して位置決めすることができる。しかし、接着剤の塗布量のわずかな局所的なばらつきおよび温度変動等によって、接着剤の乾燥むらが生じる場合がある。その結果、Vミラーユニット30において局所的な応力が生じ、それにより、ミラー面38、39の位置が若干ずれる場合がある。このような位置ずれは、本実施形態の調整機構を用いた調整(較正)によって補正することができる。
第3の工程において、2つの平行レーザービームをミラー系、例えばVミラーユニット30に向ける。レーザービームは、V字型ミラー36、37によって反射されたビームがフレーム80の長手方向に伝播するような方向にてVミラーユニット30に入射するよう配置する。なお、レーザービームのそれぞれは、V字型ミラー36、37によって2回、すなわち、ミラー面38によって1回、そしてミラー面39によって1回(この順または逆の順で)反射される。次いで、調整ネジ34、35を作動させることにより、ミラー面38、39間の角度を調整する。まず、V字型ミラー36、37によって反射された両方のレーザービームがフレーム80の長手方向に平行に伝播して、いずれも平面ミラー58に入射するように、ミラー面38、39間の角度を調整する。この調整動作を補助するため、穴またはマーキングを有する治具をV字型ミラー36、37と平面ミラー58との間においてフレーム80に配置してもよい。治具をフレーム80に沿って長手方向にスライドさせることにより、Vミラーユニット30を適宜調整しながら、フレーム80において反射されたレーザービームの伝播方向を観察することが可能である。
第4の工程において、まず、1つのレーザービームがV字型ミラー36、37の中央、つまり、ミラー面38および39の間の境界に入射するようにレーザー源を調整する。次いで、ミラー系によって反射された2つの反射光ビームが反射器ユニットから所定の目標距離で重なるように、ミラー面38、39間の角度をさらに微調整する。この所定の目標距離は、送信器/受信器ユニット10と反射器ユニット20との間の所望の作動距離に対応していてもよい。また、所定の目標距離は、例えば、12〜20mの範囲であり得るが、もちろん、これに限定されるものではない。
以下に、ミラー面38、39間の角度をこのように調整する理由について図5Aおよび図5Bを参照しながら説明する。なお、実際の光カーテンにおいて、送信器12は、LED、すなわち、発散光源によって構成される。図5Aは、ミラー面38、39間の角度を90度ちょうどに調整する場合の、ミラー系後方の様々な距離でのそのような発散光ビームの断面変化を概略的に示す。参照符号90aは、ミラー系のすぐ後方、例えば、0.1mの距離での発散光ビームの概略断面を示す。言うまでもなく、光ビームの断面は必ずしも矩形であるとは限らず、図5Aおよび図5Bは、断面の変化を概略的に示しているに過ぎない。光ビームは、ミラー面38および39によって異なる順序で反射される2つの部分を有する。光ビームの一方の部分は、まずミラー面38によって反射され、次にミラー面39によって反射されるのに対し、光ビームの他方の部分は、まずミラー面39によって反射され、次にミラー面38によって反射される。これら2つの部分は異なるハッチングで示す。参照符号90bは、ミラー系から一定の距離、例えば、9mの距離での発散光ビームの概略断面を示す。光ビームの発散により、光ビームの断面は大きくなり、光度は弱くなる。参照符号90cが示すように、これは距離が大きくなるにつれてより顕著となる。参照符号90cは、さらに遠くの、例えば、目標距離に対応し得る18mでの光ビームの概略断面を示す。
これに対し、図5Bは、上述の方法で、すなわち、2つのレーザービームが目標距離で重なるようにミラー面38、39間の角度を調整することによってミラー系を較正した場合の発散光ビームの状態を示す。この場合、ミラー系のすぐ後方での発散光ビームの断面92aは、図5Aのものとほぼ同様である。ミラー系から一定の距離後方、例えば、9mの距離では、断面92bによって示すように、まずミラー面38によって反射され、次にミラー面39によって反射された光ビームの部分と、まずミラー面39によって反射され、次にミラー面38によって反射された光ビームの部分との間には一定の重なりが存在する。断面92cによって示すように、この重なりは、例えば、18mの目標距離で最大となる。目標の距離にもよるが、この状態は、ミラー面38、39間の角度が90度よりわずかに小さい、例えば、89.95〜89.99度である場合に実現される。よって、光ビームの拡がりが小さくなるため、目標距離でより大きい光度を達成することができる。このことは、同じ光源でより大きい目標距離を達成することができるという利点を有する。
第5の工程において、ミラー系によって反射されたビームが所定の目標領域に入射するように、調整ネジ54、56を調整することによってフレーム80に対して平面ミラー58を回転させ、調整ネジ55を調整することによって平面ミラー58を傾ける。言うまでもないが、ネジ54〜56を用いた平面ミラー58の回転および傾斜は、繰り返し行うこともできる。さらに、上述の第4および第5の工程は、2つのミラー面38、39による2つのスポットが目標距離内の目標領域において重なるまで繰り返し行うことも可能である。さらに、第4の工程と第5の工程の順序を逆にすることも可能である。
上記各工程により、反射器ユニット20の調整方法が終了する。この方法によれば、ミラーユニット30および50がフレーム80に取り付けられた後であっても、ミラーユニット30および50におけるミラーの向きを調整することが可能である。これにより、ミラーユニットをフレーム80に固定する接着剤の硬化の際に生じた応力および位置ずれを補正することが可能となる。その結果、補正不可能な位置誤差によって廃棄しなければならない反射器ユニット20の数が減少する。その上、所定の目標距離でより大きい光度を達成するようにミラーユニット30および50を調整することができる。これにより、より大きい目標距離を達成することが可能となる。
ミラーユニット30および50の調整された位置決めが維持されるとともに、ネジ34、35および54〜56の緩みによって失われないことを保証するため、第6の工程においてこれらのネジに緩み止め用封止剤を塗布することが可能である。典型的にはメタクリレート系であり嫌気硬化するこのような緩み止め用封止剤により、ネジが所定位置に係止され、振動、温度変化等によって緩むことがないことが保証される。緩み止め用封止剤は、ネジを非破壊的に作動させることができないようなものであってもよい。よって、このような緩み止め用封止剤が調整ネジに塗布された場合、調整機構は、ミラーユニットに存在しているにもかかわらず動作不能となる。
さらに、反射器ユニット20の組立は、端板および透明前面カバー(図示せず)をフレーム80に取り付けることにより、最後の工程で完了することができる。前面カバーは、硬質プラスチックで形成されていてもよく、送信器12によって射出される光の波長領域において透明であるのがよい。フレーム80、前面カバーおよび端板は、共に反射器ユニット20のハウジングを構成している。
なお、上記実施形態は、請求項の範囲内で数多くの変形が可能である。
例えば、ネジ34、35および54〜56は必ずしも緩み止め用封止剤によって固定する必要はない。代わりに、ネジ34、35および54〜56を他の手段によって固定することも可能である。ネジ34、35および54〜56の位置を永久的に固定しない場合は、規則的な間隔でミラー面を再較正する必要がある場合がある。
さらに、調整機構はネジに限定されるものではなく、ミラー面の向きを調整するのに適した任意の調整機構によって実現してもよい。例えば、ネジの代わりに、ボルトやくさびといった、表面に対して調整可能な力を加えることができる他の要素を使用することも可能である。モータや圧電アクチュエータといったアクチュエータを調整機構に使用することも可能である。特に、調整機構の位置を封止剤等を用いて所定位置に係止しない場合には、圧電アクチュエータが特に有利であり得る。圧電アクチュエータを用いると、非常に高い精度でミラー面の向きを制御することが可能である。
さらに、上記実施形態において、支持部42、43は、それぞれ、略三角柱形状を有するが、これらの形状はこれに限定されるものではなく、例えば板状であってもよい。しかし、これらが略三角柱形状を有している場合、コンパクトで安定した構成を実現することが可能である。
また、上記では2つの光軸を有する光カーテン1について説明した。しかし、本発明は、より多くの軸を有する光カーテンにも有利に適用することができる。例えば、それぞれがVミラーユニットおよび平面ミラーユニットを有するいくつかのミラー系が1つのフレームに配置された構成とすることも可能である。このような構成には、特に高精度の反射面が必要であり、これは上述の構成によって実現することができる。
さらに、上記実施形態は、能動−受動システムに関する。しかし、本発明は、能動−能動システムにも適用することができる。以下、この一例について図6Aおよび図6Bを参照しながら説明する。
図6Aは、本発明のさらなる実施形態に係る光カーテン100の上面図を示す。図6Bは、同光カーテン100の概略斜視図を示す。
図6Aおよび図6Bに示す光カーテン100は、送信器ユニット110、受信器ユニット120、第1の反射器ユニット130および第2の反射器ユニット140を有しており、これらは、矩形の四隅の点に配置されている。送信器ユニット110には、それぞれが第1の反射器ユニット130に向けて光ビームを射出する2つの光送信器112が設けられている。第1の反射器ユニット130は、これらの光ビームを第2の反射器ユニット140に向けて偏向させ、次いで、第2の反射器ユニット140は、当該光ビームを受信器ユニット120に向けて偏向させる。受信器ユニット120には、これら2つの光ビームを受信する2つの光受信器122が設けられている。送信器112および受信器122の構造および動作は、図1を参照して説明した送信器12および受信器14の構造および動作に対応しており、よって、詳細な説明は省略する。
送信器ユニット110、受信器ユニット120、第1の反射器ユニット130および第2の反射器ユニット140は、被保護区域の周囲に配置されており、被保護区域には、ロボット等の機械150が配置され得る。共に送信器/受信器構成を構成する送信器ユニット110および受信器ユニット120が共通の壁に配置されている場合、被保護区域は、光カーテン100で四方から保護することが可能である。図6Aおよび図6Bは2つのみの光ビームについての例を示しているが、被保護区域は、対応する数の送信器、受信器およびミラーユニットを設けることにより、3つ以上の光ビームを用いて保護することも可能であることは言うまでもない。
上述の実施形態とは異なり、Vミラーユニットおよび平面ミラーユニットは、異なる反射器ユニットに設けられている。より具体的には、第1の反射器ユニット130には2つのVミラーユニット132が設けられ、第2の反射器ユニット140には2つの平面ミラーユニット142が設けられている。Vミラーユニット132は、それぞれ、対応する平面ミラーユニット142に向けて入射光ビームを水平面内で90度偏向させる。また、平面ミラーユニット142は、入射光ビームを水平面内で90度偏向させる。したがって、Vミラーユニット132および平面ミラーユニット142は、例えば、図1に示す向きに対して90度回転した向きでそれぞれのフレーム(図示せず)に配置されている。より具体的には、Vミラーユニット132は、その2つの反射面が交わる線が水平面に配置されるように配置されている。Vミラーユニット132および平面ミラーユニット142の他の態様は、上述のVミラーユニット30および平面ミラーユニット50の態様に対応しているため、ここでは詳述しない。
よって、第1および第2の反射器ユニット130および140は、入射光を偏向させるためのミラー系を有する反射器構成を構成している。Vミラーユニット132および平面ミラーユニット142は上記のように構成されているので、同様の有利な効果、すなわち、ミラー系をより高い精度で組み立てるという効果を実現することが可能であり、その結果、より大きい作動範囲を達成することができる。したがって、送信器ユニット110、受信器ユニット120、第1の反射器ユニット130および第2の反射器ユニット140を互いからより大きい距離を隔てて配置することができるため、被保護区域の面積を増加させることができる。
1 光カーテン
10 送信器/受信器ユニット
12 送信器
14 受信器
16 制御ユニット
18 ハウジング
20 反射器ユニット
30 Vミラーユニット
32 取付ブラケット
34、35 調整ネジ
36、37 ミラー半体
38、39 反射面
40 ベース部
42、43 ミラー支持部
44、45 接続ウェブ
46、47 レール
50 平面ミラーユニット
52 取付ブラケット
54、55、56 調整ネジ
58 平面ミラー
60、61、62および63 取付ネジ
64 ベース部
66 ミラー支持部
68 自在軸受
70、71 レール
72 後壁
80 フレーム
82 底壁
84 側壁
86 側壁
88 溝
90a、90b、90c 光ビームの断面
92a、92b、92c 光ビームの断面
100 光カーテン
110 送信器ユニット
112 送信器
120 受信器ユニット
122 受信器
130 第1の反射器ユニット
132 Vミラーユニット
140 第2の反射器ユニット
142 平面ミラーユニット
150 機械。

Claims (26)

  1. 入射光を偏向させるためのミラー系を備える反射器構成であって、
    前記ミラー系は、
    2つのミラー反射面を有するV字型ミラーを備えるVミラーユニットと、
    前記Vミラーユニットから距離を隔てて配置された平面ミラーユニットとを備え、
    前記2つのミラー反射面のうちの一方のミラー反射面は、他方のミラー反射面によって反射された前記入射光を前記平面ミラーユニットの方向に反射し、
    前記他方のミラー反射面は、前記一方のミラー反射面によって反射された前記入射光を前記平面ミラーユニットの方向に反射し、
    前記Vミラーユニットは、前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するためのVミラー調整機構を備えることを特徴とする反射器構成。
  2. 前記Vミラーユニットは、前記V字型ミラーを支持するための弾性変形可能なVミラー取付ブラケットを備え、
    前記Vミラー調整機構は、前記Vミラー取付ブラケットを弾性変形させて、前記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されている、請求項1に記載の反射器構成。
  3. 前記Vミラー取付ブラケットは、
    ベース部と、
    前記ベース部に弾性的に接続された2つの支持部とを備え、
    前記2つの支持部のそれぞれは、前記V字型ミラーの一部分を支持し、
    前記Vミラー調整機構は、前記支持部のうちの少なくとも一方を前記ベース部に対して傾けることにより前記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されている、請求項2に記載の反射器構成。
  4. 前記Vミラー調整機構は、前記ベース部に設けられたそれぞれのネジ孔に取り付けられる2つのネジを有し、
    前記ネジは、前記それぞれの支持部に対して力を加え、それにより、前記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されている、請求項3に記載の反射器構成。
  5. 前記支持部のそれぞれは、ウェブによって前記ベース部に弾性的に接続され、
    前記ベース部前記支持部前記ウェブとが一体に構成されている、請求項3または4に記載の反射器構成。
  6. 前記2つのミラー反射面間の角度は、前記Vミラー調整機構に塗布される緩み止め用封止剤(thread-locking sealant)によって固定される、請求項に記載の反射器構成。
  7. 前記2つのミラー反射面間の角度は90度未満である、請求項1から6のいずれか一項に記載の反射器構成。
  8. 前記Vミラーユニットおよび前記平面ミラーユニットの少なくとも一方が取り付けられるフレームをさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の反射器構成。
  9. 前記平面ミラーユニットは、
    平面ミラーと、
    平面ミラー取付ブラケットと、
    前記フレームに対する前記平面ミラーの向きを調整するための平面ミラー調整機構とを備える、請求項8に記載の反射器構成。
  10. 前記平面ミラー取付ブラケットは、平面ミラーベース部と、
    前記平面ミラーベース部に対して回転可能な平面ミラー支持部とを備え、
    前記平面ミラー調整機構は、前記平面ミラーベース部に対する前記平面ミラー支持部の回転角を調整するための手段を備える、請求項9に記載の反射器構成。
  11. 前記平面ミラー調整機構は、前記平面ミラーベース部に設けられたそれぞれのネジ孔に取り付けられる2つのネジを有し、
    前記ネジは、前記平面ミラー支持部に対して力を加え、それにより、前記平面ミラー支持部を前記平面ミラーベース部に対して回転させるように構成されている、請求項10に記載の反射器構成。
  12. 前記Vミラー調整機構および前記平面ミラー調整機構の少なくとも一方は、作動信号によって作動可能なアクチュエータを備える、請求項から11のいずれか一項に記載の反射器構成。
  13. 前記ミラー系は、所定の入射方向に入射する入射光を、前記入射方向に平行な反射方向に反射するように構成されている、請求項1から12のいずれか一項に記載の反射器構成。
  14. 前記平面ミラー調整機構は、前記平面ミラーベース部を前記フレームから上昇させ、それにより、前記平面ミラー支持部を前記フレームに対して回転させるように構成されたネジを有する、請求項10または11に記載の反射器構成。
  15. 入射光を偏向させるためのミラー系を備える反射器構成であって、
    前記ミラー系は、
    2つのミラー反射面を有するV字型ミラーを備えるVミラーユニットと、
    前記Vミラーユニットから距離を隔てて配置された平面ミラーユニットとを備え、
    前記Vミラーユニットは、
    前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するためのVミラー調整機構と、
    前記V字型ミラーを支持するための弾性変形可能なVミラー取付ブラケットとを備え、
    前記Vミラー調整機構は、前記Vミラー取付ブラケットを弾性変形させて、前記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されており、
    前記Vミラー取付ブラケットは、
    ベース部と、
    前記ベース部に弾性的に接続された2つの支持部とを備え、
    前記2つの支持部のそれぞれは、前記V字型ミラーの一部分を支持し、
    前記Vミラー調整機構は、前記支持部のうちの少なくとも一方を前記ベース部に対して傾けることにより前記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されている、反射器構成。
  16. 前記Vミラー調整機構は、前記ベース部に設けられたそれぞれのネジ孔に取り付けられる2つのネジを有し、
    前記ネジは、前記それぞれの支持部に対して力を加え、それにより、前記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されている、請求項15に記載の反射器構成。
  17. 前記支持部のそれぞれは、ウェブによって前記ベース部に弾性的に接続され、
    前記ベース部と前記支持部と前記ウェブとが一体に構成されている、請求項15または16に記載の反射器構成。
  18. 入射光を偏向させるためのミラー系を備える反射器構成であって、
    前記ミラー系は、
    2つのミラー反射面を有するV字型ミラーを備えるVミラーユニットと、
    前記Vミラーユニットから距離を隔てて配置された平面ミラーユニットとを備え、
    前記Vミラーユニットは、前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するためのVミラー調整機構を備え、
    前記反射器構成は、前記Vミラーユニットおよび前記平面ミラーユニットの少なくとも一方が取り付けられるフレームをさらに備え、
    前記平面ミラーユニットは、
    平面ミラーと、
    平面ミラー取付ブラケットと、
    前記フレームに対する前記平面ミラーの向きを調整するための平面ミラー調整機構とを備え、
    前記平面ミラー取付ブラケットは、
    平面ミラーベース部と、
    前記平面ミラーベース部に対して回転可能な平面ミラー支持部とを備え、
    前記平面ミラー調整機構は、
    前記平面ミラーベース部に対する前記平面ミラー支持部の回転角を調整するための手段と、
    前記平面ミラーベース部を前記フレームから上昇させ、それにより、前記平面ミラー支持部を前記フレームに対して回転させるように構成されたネジとを備える、反射器構成。
  19. 請求項1から14のいずれか一項に記載の反射器構成と、
    前記ミラー系に光ビームを投射する送信器構成と、
    前記ミラー系から反射された光ビームを受信するための受信器構成
    を備える光カーテン。
  20. 反射器構成を備える光カーテンであって、
    前記反射器構成は、入射光を偏向させるためのミラー系を備え、
    前記ミラー系は、
    2つのミラー反射面を有するV字型ミラーを備えるVミラーユニットと、
    前記Vミラーユニットから距離を隔てて配置された平面ミラーユニットとを備え、
    前記Vミラーユニットは、前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するためのVミラー調整機構を備え、
    前記光カーテンは、
    前記ミラー系に光ビームを投射する送信器構成と、
    前記ミラー系から反射された光ビームを受信するための受信器構成とをさらに備える、
    光カーテン。
  21. 請求項1から14のいずれか一項に記載の反射器構成を調整するための方法であって、
    前記ミラー系に入射光ビームを投射する工程と、
    前記ミラー系によって反射された2つの平行な反射光ビームが前記反射器構成から所定の距離で重なるように、前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するよう前記Vミラー調整機構を動作させる工程と
    を含む方法。
  22. 請求項9から12のいずれか一項に記載の反射器構成を調整するための方法であって、
    前記ミラー系に入射光ビームを投射する工程と、
    前記ミラー系によって反射された2つの平行な反射光ビームが前記反射器構成から所定の距離で重なるように、前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するよう前記Vミラー調整機構を動作させる工程と、
    前記ミラー系によって反射された反射光ビームが所定の目標領域に入射するように前記平面ミラー調整機構を動作させる工程と
    を含む方法。
  23. 反射器構成を調整するための方法であって、
    前記反射器構成は、入射光を偏向させるためのミラー系を備え、
    前記ミラー系は、
    2つのミラー反射面を有するV字型ミラーを備えるVミラーユニットと、
    前記Vミラーユニットから距離を隔てて配置された平面ミラーユニットとを備え、
    前記Vミラーユニットは、前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するためのVミラー調整機構を備え、
    前記方法は、
    前記ミラー系に入射光ビームを投射する工程と、
    前記ミラー系によって反射された2つの平行な反射光ビームが前記反射器構成から所定の距離で重なるように、前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するよう前記Vミラー調整機構を動作させる工程と
    を含む方法。
  24. 前記反射器構成は、前記Vミラーユニットおよび前記平面ミラーユニットの少なくとも一方が取り付けられるフレームをさらに備え、
    前記平面ミラーユニットは、平面ミラーと、平面ミラー取付ブラケットと、前記フレームに対する前記平面ミラーの向きを調整するための平面ミラー調整機構とを備え、
    前記方法は、前記ミラー系によって反射された反射光ビームが所定の目標領域に入射するように前記平面ミラー調整機構を動作させる工程をさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 請求項から12のいずれか一項に記載の反射器構成を組み立てるための方法であって、
    前記Vミラーユニットおよび前記平面ミラーユニットを前記フレームに取り付ける工程と、
    前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整する工程とを含み、
    前記角度を調整する工程は、
    前記ミラー系に入射光ビームを投射する工程と、
    前記ミラー系によって反射された2つの平行な反射光ビームが前記反射器構成から所定の距離で重なるように、前記V字型ミラーの2つのミラー反射面間の角度を調整するよう前記Vミラー調整機構を動作させる工程とを有する、
    方法。
  26. 前記Vミラーユニットは、前記V字型ミラーを支持するための弾性変形可能なVミラー取付ブラケットを備え、
    前記Vミラー調整機構は、前記Vミラー取付ブラケットを弾性変形させて、前記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されており、
    前記Vミラー取付ブラケットは、
    ベース部と、
    前記ベース部に弾性的に接続された2つの支持部とを備え、
    前記2つの支持部のそれぞれは、前記V字型ミラーの一部分を支持し、
    前記Vミラー調整機構は、前記支持部のうちの少なくとも一方を前記ベース部に対して傾けることにより前記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されており、
    前記Vミラー調整機構は、前記ベース部に設けられたそれぞれのネジ孔に取り付けられる2つのネジを有し、
    前記ネジは、前記それぞれの支持部に対して力を加え、それにより、前記2つのミラー反射面間の角度を調整するように構成されており、
    前記Vミラー調整機構および前記平面ミラー調整機構の少なくとも一方に緩み止め用封止剤を塗布し、それぞれの調整状態を固定する工程をさらに含む、請求項24に記載の方法。
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