JP2002056563A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2002056563A
JP2002056563A JP2000236824A JP2000236824A JP2002056563A JP 2002056563 A JP2002056563 A JP 2002056563A JP 2000236824 A JP2000236824 A JP 2000236824A JP 2000236824 A JP2000236824 A JP 2000236824A JP 2002056563 A JP2002056563 A JP 2002056563A
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reflection mirror
holder
spherical
pickup device
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JP2000236824A
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English (en)
Inventor
Toshimichi Hagitani
利道 萩谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を薄型化し、かつ全反射ミラーの傾きを
3軸方向に調整できる機構でかつ全反射ミラーの傾きに
経時変化のない光ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】 対物レンズにレーザ光を偏向させるため
の全反射ミラー2と、この全反射ミラー2を支持するホ
ルダ10と、このホルダ10を取り付けるピックアップ
ハウジング13とを有し、ホルダ10に全反射ミラー2
を取り付けた際に全反射ミラー2の両側部に位置しかつ
球面の一部からなる球面部10dをホルダ10に設け、
ピックアップハウジング13に、ホルダ10の球面部1
0dを摺接し、ホルダ10を回転可能に支持する球面の
一部からなる球面座13bを設け、球面部10dの球面
の中心と球面座13bの球面の中心とを略一致させ、さ
らに全反射ミラー2におけるレーザ光の反射点Pと球面
部10dの球面の中心とを略一致させるようにホルダ1
0をピックアップハウジング13に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノート型パーソナ
ルコンピュータ等に搭載される薄型の光ディスクドライ
ブ装置に適用される光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクドライブをノート型パソコン
に搭載する場合、薄型が要求されることになり、ドライ
ブの厚みは10mm前後である。したがって、光ディス
クドライブに搭載される光ピックアップ装置の厚みは6
mm程度となる。またDVDなどのメディアに対して情
報の記録再生を行う場合、対物レンズのNAが大きいた
め全反射ミラーなどが傾くと非点収差が発生して記録再
生に支障をきたすおそれが有る。そのため、対物レンズ
や全反射ミラーの傾き調整精度は非常に厳しい仕様が要
求されており、対物レンズ、全反射ミラーなどは傾き調
整が必要となっている。
【0003】全反射ミラーなどの傾き調整に関する従来
の技術としては、特開平6−89458号公報記載のも
のがある。この公報には、全反射ミラーを支持体および
コイルばねを介して支持し、調整ねじにより角度を変え
るように構成することにより、対物レンズに入射する光
の角度を変えて光束に生じる非点収差を減少させること
ができるようにした光ピックアップ装置について記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術では
次に記載するような問題点がある。 1:全反射ミラーの下面側に調整機構が配置されるため
に、光ピックアップ装置の薄型に限界がある。 2:全反射ミラーの傾き調整後に接着剤を硬化させて固
定するが、接着剤が硬化するときに収縮して傾き調整が
狂ってしまう可能性がある。 3:経時的に接着剤が吸湿し体積変化が発生し、傾きが
狂ってしまう可能性が大きい。 4:ねじやばねなど調整用の部品が多くコストアップの
要因となる。またねじの緩みが全反射ミラーの傾き変動
の要因になる。 5:傾きはディスク半径方向(ラジアル方向)と直交す
るタンジェンシャル方向及びラジアル、タンジェンシャ
ル方向各々と直交する方向にも全反射ミラーの傾き調整
が必要であるが、上述の従来技術ではラジアル方向にの
み全反射ミラーの傾き調整機構があって、タンジェンシ
ャル方向及びラジアル、タンジェンシャル方向各々と直
交する方向には傾き調整ができない。
【0005】本発明は、このような問題点を解決し、薄
型で、かつ全反射ミラーの傾きを3軸方向に調整できる
機構で、しかも全反射ミラーの傾きに経時変化のない光
ピックアップ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、対物レンズにレーザ光を偏向させるための
全反射ミラーと、この全反射ミラーを支持するホルダ
と、このホルダを取り付けるピックアップハウジングと
を有する光ピックアップ装置において、前記ホルダに球
面部を設け、前記ピックアップハウジングに、前記球面
部に摺接し、前記ホルダを回転可能に支持する支持部を
設け、前記球面部の中心と前記全反射ミラーにおけるレ
ーザ光の反射点とを略一致させるように前記ホルダを前
記支持部に取り付けたことを特徴とする。このように構
成したことにより、全反射ミラーの傾き調整時において
レーザ光の反射点の位置が安定するようになり、反射点
が移動することによる調整精度の低下を防止することが
できる。
【0007】また本発明は、前記支持部を、前記球面部
に摺接する球面受け部を有しかつ光ディスクの半径方向
とこの半径方向に直交する方向とに移動可能に構成した
ことを特徴とする。このように構成したことにより、レ
ーザ光の反射点の位置とホルダの球面部の中心とを精度
良く一致させることが可能になる。
【0008】また本発明は、前記ホルダに前記全反射ミ
ラーを取り付けた際に、前記球面部が前記全反射ミラー
の両側に配置され、前記ピックアップハウジングにおけ
る前記全反射ミラーの配置部位の両側に、前記支持部を
形成したことを特徴とする。このように構成したことに
より、全反射ミラーの側部に全反射ミラーの傾きを調整
するための機構を設けることが可能になるため、光ピッ
クアップ装置本体を薄型化することができる。
【0009】また本発明は、前記ホルダは、前記全反射
ミラーと嵌合する嵌合部を有し、この嵌合部に前記全反
射ミラーを嵌合させた際に前記全反射ミラーの側面が前
記嵌合部の側面に接触する構成であり、前記ホルダの全
反射ミラーと接触面に凹部を設けたことを特徴とする。
このように構成したことにより、ホルダに全反射ミラー
をホルダに接着固定する際に、凹部が接着剤溜まりとし
て機能するようになる。
【0010】また本発明は、前記ホルダの凹部に、前記
ホルダおよび前記全反射ミラーを押圧する弾性部材を嵌
合したことを特徴とする。このように構成したことによ
り、弾性部材の押圧によって全反射ミラーがホルダに保
持される。
【0011】また本発明は、前記ホルダを紫外線が透過
する部材としたことを特徴とする。このように構成した
ことにより、紫外線を接着剤に直接的に照射することが
可能になるため、紫外線硬化性の接着剤を用いて熱を加
えずに短時間で接着固定することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施形態における光ピ
ックアップ装置の概要を示す説明図であり、1は対物レ
ンズ、2は全反射ミラー、3はコリメートレンズ、4は
ホログラムユニットを示し、このホログラムユニット4
は、レーザダイオードと、受光素子と、レーザダイオー
ドの出射光の光路に配置されたホログラムとを一体的に
備えたものである。
【0014】ホログラムユニット4から出射されたレー
ザ光はコリメートレンズ3によって平行光になり、全反
射ミラー2によって反射されて対物レンズ1側に偏向さ
れ、対物レンズ1によって光ディスク上に収束されるこ
とにより、光ディスク上に光スポットが形成される。さ
らに、光ディスクによってレーザ光は反射され、この反
射光は対物レンズ1,全反射ミラー2,コリメートレン
ズ3を介してホログラムユニット4に入射する。この
時、反射光の光路はホログラムによって曲げられて受光
素子に入光するようになる。
【0015】図2は全反射ミラーおよびその周辺の構成
を示す斜視図であり、10は全反射ミラー2を保持する
ホルダ、12はU字型の弾性部材、13は、対物レンズ
1,全反射ミラー2,コリメートレンズ3,ホログラム
ユニット4等、光ピックアップ装置を構成する各種部品
を搭載するピックアップハウジングを示す。
【0016】全反射ミラー2は、2つの直角二等辺三角
形の面と3つの長方形の面からなる三角柱体における斜
面を鏡面としたものであり、全反射ミラー2は、鏡面が
レーザ光の光路上に位置するようにピックアップハウジ
ング13内に配設される。ここで以下の説明の便宜上、
図2に示すように、全反射ミラー2の三角柱形状におけ
る3つの四角形の斜面において、レーザ光を反射する面
を鏡面、鏡面に対して底面側の面を下面、鏡面に対して
後方の面を背面と称する。
【0017】ホルダ10の中央部にはコ字状の嵌合部1
0aが形成されており、この嵌合部10aを全反射ミラ
ー2の背面部に嵌合する。嵌合部10aにおける全反射
ミラー2の両側面に当接する面の側部および上部には凹
部が形成されており、これらの凹部によって全反射ミラ
ー2にホルダ10を嵌合させた際に、孔部10bおよび
溝部10cが形成される。また、ホルダ10の両側部に
は球面の一部からなる球面部10dが形成されている。
【0018】そして、ホルダ10の嵌合部10aに全反
射ミラー2を嵌合させ、孔部10b,10bに弾性部材
12,12のU字型を閉じるように弾性変形させて挿入
することによって、全反射ミラー2の両側面が弾性部材
12,12によって押圧されて全反射ミラー2がホルダ
10に保持される。この時、球面部10dの中心が全反
射ミラー2の鏡面上に位置し、かつホルダ10の最下部
の位置が全反射ミラー2の下面と同じかあるいは上方に
位置する。さらに、溝部10c,10cに接着剤を流し
込むことによって全反射ミラー2がホルダ10に接着固
定される。
【0019】ピックアップハウジング13における全反
射ミラー2を配置する部位には、長手方向がレーザ光の
光路に沿った方向の孔部13aが形成されており、この
孔部13aの両側の縁部の一部に、球面の一部からなる
凹状の球面座13b,13bが形成されており、この球
面座13b,13bにホルダ10の球面部10d,10
dが載置されることによって、全反射ミラー2がピック
アップハウジング13に配設される。ここで、球面座1
3b,13bにホルダ10を載置した際、球面座13
b,13bの球面の中心は球面部10d,10dの球面
の中心に一致し、さらに全反射ミラー2の鏡面における
レーザ光の反射点Pに略一致するように設定されてお
り、ホルダ10は球面座13b,13bに対して摺動可
能でかつ自由方向に傾き可能になる。その結果、全反射
ミラー2は図3に示す3軸方向(θ1,θ2,θ3)に
傾き調整可能となる。
【0020】次に、全反射ミラーの傾き調整について説
明する。
【0021】まず、全反射ミラー2に対して上方にコリ
メータを配置する。次に、レーザダイオードを点灯して
全反射ミラー2によって反射されたレーザ光をコリメー
タに入射させ、ピックアップハウジング13の基準に対
して垂直にレーザ光が立ち上がるように全反射ミラー2
の傾きを調整し、調整後に接着固定する。そして傾き調
整後に、ピックアップハウジング13に対物レンズアク
チュエータをセットする。
【0022】このように構成したことにより、全反射ミ
ラー2は光ディスクに対して垂直にレーザ光を立ち上げ
ることが可能になるため、光ディスク記録面には非点収
差の少ない良好なスポットが形成され、信頼性の高い記
録再生が可能となる。特にDVD系のメディアを再生す
る場合は対物レンズのNAが大きいので、全反射ミラー
2の傾きは5分以下と厳しい仕様が要求されるが、本実
施形態の装置によれば、そのような要求を満たした光ピ
ックアップ装置を供給することが可能となる。
【0023】また、球面部10d,10dの球面の中心
と反射点Pが略一致しているために、傾き調整の際に反
射点Pの位置が移動することが防止され、コリメータに
対する光量の低下を防止することができる。
【0024】また、ホルダ10と全反射ミラー2の側面
が接触する構成であり、ホルダ10における全反射ミラ
ー2と接触する面に溝部10cを複数設けたことによ
り、溝部10cが全反射ミラー2を固定するための接着
剤の溜まり溝として機能するため、接着剤を定量的に塗
布可能になり、かつ塗布箇所を一定の箇所に安定的に塗
布できるようになり、接着後の全反射ミラー2の角度傾
きを抑えることが可能になる。その他の効果としては、
作業性の向上が図れ、かつ形状認識により自動定量接着
塗布も可能となる。
【0025】また、弾性部材12,12によってホルダ
10に全反射ミラー2を側面から押圧してホールドする
構成としたことによって、全反射ミラー2は安定的に固
定され、接着剤だけの固定よりも経時的な傾きを少なく
することが可能でありかつ温度変化による全反射ミラー
2の傾きも低減される。この場合、弾性部材12により
全反射ミラー2を固定し、その後に接着剤による固定を
行うことが一番確実な固定方法である。
【0026】図4は本発明の第2実施形態における光ピ
ックアップ装置の概要を示す説明図であり、20はピッ
クアップハウジング、21はコ字状の支持部材を示す。
なお、図1,図2に示す第1実施形態における装置の部
材と同一または同一機能の部材については同一の符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0027】支持部材21の上面側におけるコ字状の内
側において対向する縁部の一部に球面の一部からなる球
面座21a,21aが形成されており、支持部材21の
下面側におけるコ字状の外側の両側部には段状のレール
部21b,21bが形成されている。球面座21a,2
1aにホルダ10の球面部10d,10dを載置した
際、球面座21a,21aの球面の中心と球面部10
d,10dの球面の中心とが一致する。さらに、支持部
材21にホルダ10を取り付けた際、全反射ミラー2の
両側面の側部に支持部材21が配置される。
【0028】また、ピックアップハウジング20の底面
には開口部20aが形成されており、この開口部20a
の縁部は段状に形成されており、底面よりも低い面の取
付面20bが形成されている。そして、開口部20aの
上方から取付面20bにレール部21bの下面が当接す
るように支持部材21をピックアップハウジング20の
底面に載置する。この時、開口部20aの開口縁の位置
はレール部21の段差の位置よりも外側になるように設
定され、かつ取付面20bと底面との段差の位置が支持
部材21の外周よりも外側になるように設定されている
ため、支持部材21はピックアップハウジング20上に
おいてスライド移動可能に載置されるようになる。その
ため、全反射ミラー2はラジアル方向及びタンジェンシ
ャル方向に移動可能になる。
【0029】図5は図4の傾き調整時の状態を示す説明
図であり、30は4分割受光素子を示す。
【0030】4分割受光素子30を全反射ミラー2の上
方でかつレーザダイオードによるレーザ光の出射光路に
対して垂直になる位置に配置し、レーザダイオードを点
灯して全反射ミラー2によって反射されるレーザ光を4
分割受光素子30に入射させ、レーザ光が4分割受光素
子30の中心にくるように全反射ミラー2を3軸方向の
回転調整およびラジアル−タンジェンシャル方向のスラ
イド調整を行う。ここでは、4分割受光素子30を構成
する4つの受光素子30a,30b,30c,30dの
検出出力が同じになるように調整する。傾き調整後、支
持部材21をピックアップハウジング20に、ホルダ1
0を支持部材21に接着固定する。
【0031】このように構成したことにより、全反射ミ
ラー2の3軸方向の傾き調整が可能でかつ全反射ミラー
2をシーク方向とシーク方向に直交する方向の2軸に移
動可能であるため、対物レンズの光軸と全反射ミラー2
の球面部10d,10dの球面の中心を一致させるよう
に調整することができ、レーザ光を有効的に対物レンズ
に入射させることができるようになる。その結果、レー
ザ光のパワーを有効活用できるようになり、レーザダイ
オードの出力を低くできるためにレーザダイオードの寿
命を延ばし、かつ光ディスクドライブの信頼性を高くす
ることが可能になる。
【0032】また、レーザ光を点灯し全反射ミラー2か
ら立ち上がる4分割受光素子30からの出力信号によ
り、全反射ミラー2の傾き調整を自動化することも可能
であり、工数低減も可能である。
【0033】また、ホルダ10と支持部材21は略コ字
状として構成し、ホルダ10と支持部材21とを全反射
ミラー2の側面側に配置することにより、調整機構を全
反射ミラー2の下面より上に配置できるために光ピック
アップ装置の薄型化が可能になる。なお、ホルダ10と
支持部材21は略コ字状の構成に限るものではなく、例
えば、四角形でレーザ光の光路をくり貫いた形状とし、
かつ調整機構が全反射ミラーの下面より下側に配置され
ないようにすれば光ピックアップ装置は薄型化が図れ
る。
【0034】以上、本発明に係る実施形態について説明
したが、本発明は前述した構成に限るものではない。例
えば、ホルダとして透明プラスチックのような紫外線が
透過する部材を用いても良く、紫外線が透過することで
ホルダの球面部を均一にしかも短時間でかつ熱などを加
えずに紫外線硬化型接着剤を用いて接着固定することが
可能になる。このように構成したことにより、従来、紫
外線の透過しない部材の接着には、熱と紫外線の併用で
硬化する接着剤を用いることが考えられるが、このよう
な接着剤では紫外線で仮硬化後、熱を何時間か加えなけ
れば完全に硬化しなかった。熱を加えるということは、
工場ラインにおいて、待ち時間が必要となるため極めて
生産性が悪い。また、熱を加える弊害として接着したも
のの位置ずれや傾きが発生してしまうこともあり、問題
となっていた。そこで、ホルダを、紫外線が透過する部
材によって構成したことにより、球面部と球面座とを接
合させる接着剤として紫外線硬化型接着剤を用いること
が可能になる。その結果、安定的にかつ短時間で接着す
ることが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、次に記載する効果を奏する。
【0036】請求項1記載の発明によれば、全反射ミラ
ーは光ディスクに対して垂直にレーザ光を立ち上げるこ
とが可能となるため、ディスク記録面に非点収差のない
良好なスポットが形成され、信頼性の高い記録再生が可
能となる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、対物レンズ
光軸と全反射ミラーの中心を一致させることができるた
めレーザ光を有効に対物レンズに入射させることができ
るようになり、レーザ光パワーの有効活用が可能にな
る。その結果、レーザ出力を低くできるためレーザ光源
の寿命を延ばすことが可能である。また、発散系の照明
においては、コマ収差の低減が可能となる。よって、ド
ライブの信頼性を高くすることが可能になる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、ピックアッ
プの薄型化が可能である。
【0039】請求項4記載の発明によれば、接着剤を定
量的に塗布可能であり、かつ塗布箇所を一定の箇所に安
定的に塗布でき、接着後の全反射ミラーの角度傾きを抑
えることが可能になる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、全反射ミラ
ーは安定的に固定され、接着剤だけの固定よりも経時的
な傾きを少なくすることが可能になり、かつ温度変化に
よる全反射ミラーの傾きも低減される。
【0041】請求項6記載の発明によれば、安定的にか
つ短時間で全反射ミラーの接着固定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における光ピックアップ
装置の概要を示す説明図
【図2】全反射ミラーおよびその周辺の構成を示す斜視
【図3】全反射ミラーの傾き調整における調整方向を示
す説明図
【図4】本発明の第2実施形態における光ピックアップ
装置の概要を示す説明図
【図5】図4の傾き調整時の状態を示す説明図
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 全反射ミラー 3 コリメートレンズ 4 ホログラムユニット 10 ホルダ 10a 嵌合部 10b 孔部 10c 溝部 10d 球面部 12 弾性部材 13,20 ピックアップハウジング 13a 孔部 13b 球面座 20a 開口部 21 支持部材 21a 球面座 21b レール部 30 4分割受光素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズにレーザ光を偏向させるため
    の全反射ミラーと、この全反射ミラーを支持するホルダ
    と、このホルダを取り付けるピックアップハウジングと
    を有する光ピックアップ装置において、前記ホルダに球
    面部を設け、前記ピックアップハウジングに、前記球面
    部に摺接し、前記ホルダを回転可能に支持する支持部を
    設け、前記球面部の中心と前記全反射ミラーにおけるレ
    ーザ光の反射点とを略一致させるように前記ホルダを前
    記支持部に取り付けたことを特徴とする光ピックアップ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部を、前記球面部に摺接する球
    面受け部を有し、かつ光ディスクの半径方向およびこの
    半径方向に直交する方向に移動可能に構成したことを特
    徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダに前記全反射ミラーを取り付
    けた際に、前記球面部が前記全反射ミラーの両側に配置
    され、前記ピックアップハウジングにおける前記全反射
    ミラーの配置部位の両側に、前記支持部を形成したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の光ピックアップ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ホルダは、前記全反射ミラーと嵌合
    する嵌合部を有し、この嵌合部に前記全反射ミラーを嵌
    合させた際に前記全反射ミラーの側面が前記嵌合部の側
    面に接触する構成であり、前記ホルダの全反射ミラーと
    接触面に凹部を設けたことを特徴とする請求項1,2ま
    たは3記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記ホルダの凹部に、前記ホルダおよび
    前記全反射ミラーを押圧する弾性部材を嵌合したことを
    特徴とする請求項1,2,3または4記載の光ピックア
    ップ装置。
  6. 【請求項6】 前記ホルダを紫外線が透過する部材とし
    たことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載
    の光ピックアップ装置。
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