JP2002270803A - 固体撮像装置、画像読取ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

固体撮像装置、画像読取ユニット及び画像形成装置

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JP2002270803A
JP2002270803A JP2001072698A JP2001072698A JP2002270803A JP 2002270803 A JP2002270803 A JP 2002270803A JP 2001072698 A JP2001072698 A JP 2001072698A JP 2001072698 A JP2001072698 A JP 2001072698A JP 2002270803 A JP2002270803 A JP 2002270803A
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Jun Ando
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像素子がフェースダウンの状態でガラ
ス等の透明部材に実装されている固体撮像装置におい
て、光学特性の低下、チップやバンプの破断、熱による
特性の劣化を防止できるように放熱性を向上させる固体
撮像装置を提供する。 【解決手段】 CCDベアチップ75の画素有効領域7
5aがガラス基板71に対向してガラス基板71に実装
されている固体撮像装置に関する。CCDベアチップ7
5の画素有効領域75aへの入射光が通過するガラス基
板71の光入射面について、光入射面の光入射範囲Hの
周囲に溝71bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、イメージ
スキャナー、ファクシミリ等の、固体撮像素子を用いて
光学像を読み取る画像読取装置の固体撮像装置、画像読
取ユニット及び画像形成装置に関し、デジタルカメラ、
ビデオカメラ、胃カメラ等の画像形成機器や半導体の実
装技術に応用が可能なものである。
【0002】
【従来の技術】1本又は3本の画素ラインを有する1次
元固体撮像素子は、例えば1mm×75mmの如く細長
い形状を有しており、CCDベアチップの長手方向両端
部がバンプにより透明基板と接続されて実装されてい
る。このためCCDベアチップの基板の表面積が小さ
く、CCDベアチップの発熱によりチップ自体が反って
画素ピッチが変動する等の光学特性が落ちることがあっ
た。また、チップの熱膨張によりバンプ自体に応力が集
中して破断する虞があった。さらには、発熱による昇温
により素子自体の特性が劣化するという問題もあった。
【0003】従来、発熱による悪影響を防止するための
半導体素子の実装構造として、特開平8−162575
号が知られている。この半導体素子の実装構造では、高
パワーの半導体チップを実装するために、半導体チップ
の裏面側に放熱器を取り付けている。即ち、チップをバ
ンプ電極を介して実装用基板上にフリップチップ実装
し、チップの裏面に直接放熱器を取付け封止することに
よって、放熱性を向上させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
冷却構造を一次元CCDチップであるラインセンサ型C
CDチップの実装構造に応用した場合には、バンプによ
る基板との接合がチップ両端部となるので、放熱器を取
り付けたことによる重量増加によって、ラインセンサ型
CCDチップが破損しやすくなる。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を鑑みてなさ
れたものであり、固体撮像素子がフェースダウンの状態
でガラス等の透明部材に実装されている固体撮像装置に
おいて、光学特性の低下、チップやバンプの破断、熱に
よる特性の劣化を防止できるように放熱性を向上させる
素子実装構造を有する固体撮像装置、画像読取ユニット
及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、固体撮像素子の画素有効領域が透
明部材に対向して該透明部材に実装されている固体撮像
装置において、前記撮像素子の画素有効領域への入射光
が通過する透明部材の光入射面について、該光入射面の
光入射範囲の周囲に放熱手段が設けられていることを特
徴とする固体撮像装置である。また、請求項2の発明
は、前記放熱手段が、前記透明部材の光入射範囲の周囲
を着色したものであることを特徴とする請求項1に記載
の固体撮像装置である。。また、請求項3の発明は、前
記放熱手段が、前記透明部材の光入射範囲の周囲に溝を
形成したものであることを特徴とする請求項1又は2に
記載の固体撮像装置である。また、請求項4の発明は、
前記放熱手段が、前記透明部材の光入射範囲の周囲に溝
を形成し、該溝の上に着色したものであることを特徴と
する請求項1に記載の固体撮像装置である。また、請求
項5の発明は、前記溝が前記画素有効領域の画素ライン
に沿って形成されていることを特徴とする請求項3又は
4に記載の固体撮像装置である。また、請求項6の発明
は、前記溝が前記画素有効領域の画素ラインと直交方向
に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記
載の固体撮像装置である。また、請求項7の発明は、撮
像素子がフェースダウンの状態でガラス等の透明部材に
設けられた配線パターンと対向している撮像装置におい
て、前記撮像素子と前記透明部材との間に前記撮像素子
の画素有効領域を被覆し薄層化して充填されている透明
な接着剤と、前記撮像素子と前記透明部材の配線パター
ンとの間を導通するバンプと、前記撮像素子の画素有効
領域への入射光が通過する透明部材の光入射面における
光入射範囲の周囲に設けられている放熱手段とを備えて
いることを特徴とする固体撮像装置である。また、請求
項8の発明は、撮像素子がフェースダウンの状態でガラ
ス等の透明部材に設けられた配線パターンと対向してい
る固体撮像装置において、前記撮像素子の画素有効領域
と前記透明部材とを密着させる突起部と、前記撮像素子
と前記透明部材の配線パターンとの間を導通させるバン
プと、前記撮像素子と前記透明部材との外周寄りを接着
する封止用樹脂と、前記撮像素子の画素有効領域への入
射光が通過する透明部材の光入射面における光入射範囲
の周囲に設けられている放熱手段とを備えていることを
特徴とする固体撮像装置である。また、請求項9の発明
は、前記請求項1〜8の何れかに記載の固体撮像装置を
備えている画像読取ユニットである。また、請求項10
の発明は、前記請求項9に記載の画像読取ユニットを備
えている画像形成装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、各図において、図示の都合
上固体撮像装置の長手方向の寸法をつめて記載してあ
る。図1(A)は本発明に係る第1実施形態の固体撮像
素子実装構造体の斜視図であり、(B)は同断面図であ
る。
【0008】図1(A),(B)に示すように、固体撮
像素子実装構造体の一例としての固体撮像装置7は、ラ
インCCD、エリアCCD等の光情報を電気信号に変換
する集積回路を備え、固体撮像素子であるCCDベアチ
ップ75と、CCDベアチップ75の回路形成面に電気
接続用の配線パターン73が対向して配置される、即ち
フェースダウン状態で配置される透明部材であるガラス
基板71と、CCDベアチップ75とガラス基板71と
の間にCCDベアチップ75の受光面である画素有効領
域75aを被覆して充填されている透明な接着剤S1
と、CCDベアチップ75とガラス基板71の配線パタ
ーン73との間を導通するバンプ74と、ガラス基板7
1の光入射面に形成した表面積を増大させるための溝7
1bとを備えている。前記画素有効領域75aとは、フ
ォトセルアレイ(撮像素子の画像を読み取る回路の部
分)が設けられた撮像素子上の領域であり、画素ライン
が長手方向に沿って1本(単色の場合)又は3本(カラ
ーの場合)設けられている。
【0009】前記CCDベアチップ75は、シリコンウ
エハに回路を形成し、必要な大きさ(例えば1mm×7
5mm)に切り取ったものであり、実装されたときに画
素部分の平面度が要求されるので、要求される平面度に
形成されている。また、このCCDベアチップ75の画
素有効領域75aは、外部雰囲気により埃、結露等の悪
影響を受けるので、外部雰囲気から遮断されている必要
がある。
【0010】前記接着剤S1はCCDベアチップ75を
固定するとともに、画素有効領域75aを封止してい
る。前記接着剤S1は、本実施形態では弾性の低い紫外
線硬化型接着剤を用いている。これによりCCDベアチ
ップ75とガラス基板71とを剛的な連結状態で保持す
ることができる。
【0011】前記ガラス基板71は、光透過率の高い部
材からなり、CCDベアチップ75の画素と接触、固定
する部分の平面度は必要な平面度に形成されている。前
記ガラス基板71はCCDベアチップ75を実装する側
の面に電気回路としての配線パターン73が形成されて
いる。
【0012】前記バンプ74は、CCDベアチップ75
とガラス基板71の配線パターン73との導通をとるた
めの突起形状を有している。これにより、CCDベアチ
ップ75とガラス基板71の電気回路との間の導通をと
ることができる。
【0013】前記放熱手段である溝71bは、画素有効
領域75aの入射光通過範囲Hを除く部分、即ち入射光
通過範囲Hの外側に複数形成されている。そして、溝7
1bは、本実施形態では、画素有効領域75aの長手方
向、即ち画素ラインに沿って形成されている。溝4aの
深さはガラス基板71の強度の点から見て、ガラス基板
71bの厚さの半分以下が望ましい。
【0014】溝71bが入射光通過範囲Hの外側に形成
されているので、入射光の散乱、屈折等の悪影響を与え
ることがなく、画像の読み取りに支障をきたすことはな
い。このように透明部材であるガラス基板71に溝71
bが設けられていることによって、溝71bを設けてい
ない状態と比べてガラス基板71の表面積が増加し、空
冷効果によって放熱性を高めることができる。即ち、細
幅のCCDベアチップ基板側からの放熱が少ないのを、
太幅かつ表面性を増大したガラス基板側から補うことが
できる。なお、必要に応じてファン等を設けて空気の流
れを作ることによってさらに放熱性を向上させることが
できる。
【0015】したがって、CCDベアチップ75の発熱
をガラス基板71側から放熱することができ、CCDベ
アチップ75の過度の昇温を防止することができ、チッ
プ自体の反りを防止できるので、画素ピッチが変動する
等の光学特性の低下を防止することができる。また、放
熱効果によりCCDベアチップ75の熱膨張を小さくす
ることができるので、バンプ74に対する応力集中を小
さくすることができ破断を防止することができる。さら
には、昇温による素子自体の劣化も防止することができ
る。また、CCDベアチップ重量増を伴うことなく放熱
することができるので、CCDベアチップの破損を防止
することができる。また、溝71bの入射光通過範囲H
に対向する面71eに艶消し黒塗装等の遮光処理を施す
ことにより、フード効果が得られ、フレアー等の迷光を
防止してコントラストを高めることができる。
【0016】図2は本発明に係る第2実施形態の固体撮
像素子実装構造体の斜視図である。この固体撮像素子実
装構造体としての固体撮像装置7は、ガラス基板71に
形成する溝71cのみ第1実施形態の固体撮像装置と異
なり、他の部分の構成は第1実施形態の固体撮像装置と
同様である。図2に示すように、ガラス基板71に形成
した溝71cは、入射光通過範囲Hの外側に画素有効領
域75aの短手方向、即ち画素ラインに直交する方向に
沿って形成されている。このように溝71cを上下方向
に形成した場合には、放熱時の上昇気流を効率的に逃が
すことができるので、放熱効率を向上させることができ
る。
【0017】図3は本発明に係る第3実施形態の固体撮
像素子実装構造体の斜視図である。この固体撮像素子実
装構造体としての固体撮像装置7は、ガラス基板71に
形成する溝71cの代わりに着色部71dを形成した点
のみ第1実施形態の固体撮像装置と異なり、他の部分の
構成は第1実施形態の固体撮像装置と同様である。
【0018】図3に示すように、ガラス基板71に形成
した着色部71dは、入射光通過範囲Hの外側に形成さ
れている。白色や黒色の物体は、熱の放射率が高いこと
が一般に知られている。したがって同じ領域に溝71c
を設ける替わりに、ガラス基板71の表面に白色や黒色
の着色部71dを設けることにより放射率が上がり、放
熱性を高めることができる。この着色部71dは、他の
実施形態の如く溝71cと組み合わせることにより、よ
り放射率があがり、放熱性を高めることができる。
【0019】図4は本発明に係る第4実施形態の固体撮
像素子実装構造体の断面図である。図4に示すように、
この固体撮像装置7は、固体撮像素子であるCCDベア
チップ75と、CCDベアチップ75がフェースダウン
状態で配置されるガラス基板71と、CCDベアチップ
75とガラス基板71との間にCCDベアチップ75の
画素有効領域75aを被覆し薄層化して充填されている
透明な接着剤S1と、CCDベアチップ75とガラス基
板71の配線パターン73との間を導通するバンプ74
と、全てのバンプ74の周囲を封止する封止用樹脂S2
と、第1実施形態と同様にガラス基板71の表面に設け
た複数の溝71cとを備えている。
【0020】前記ガラス基板71は、CCDベアチップ
75に対向する側、即ち電気接続用の配線パターン73
側に高さCの突起部71aが形成されている。この突起
部71aはCCDベアチップ75の画素有効領域75a
に対応するガラス基板71側の画素有効領域75aを含
むように形成されている。即ち、CCDベアチップ75
画素有効領域75aに入射する光束を妨げない広さに形
成されている。
【0021】前記バンプ74はCCDベアチップ75と
ガラス基板71の配線パターン73との導通をとるため
の突起形状を有し、その高さは、薄層化された接着剤S
1の厚さBと接着剤S1から配線パターン73までの厚
み方向の距離、即ち突起部71aの高さCとの和よりも
高く形成されている。これにより、CCDベアチップ7
5とガラス基板71の電気回路との間の導通を確実にと
ることができ、かつ、CCDベアチップ75の平面度を
保持することができる。
【0022】前記バンプ74の周囲は、接着剤S1とは
異なる封止用樹脂S2により封止されている。したがっ
て、バンプ74も封止された状態となる。前記封止用樹
脂S2は接着剤S1と同一のものを使用しても良い。こ
のように封止用樹脂S2は透明でも良いが、透明である
必要はなく、本実施形態では不透明な樹脂を用いてい
る。このように不透明な樹脂を用いることによりCCD
ベアチップ75の画素有効領域75aに不要光が入射す
るのを防止できるので、画像品質が向上する。さらに、
高価な透明樹脂を用いる必要がないので、透明樹脂を用
いた場合と比べてコスト上有利である。この封止用樹脂
は、熱膨張率の低いものが望ましい。
【0023】前記接着剤S1はCCDベアチップ75を
固定するとともに、画素有効領域75aを封止してい
る。前記接着剤S1の充填量は、CCDベアチップ75
の画素有効領域75aと薄層化された接着剤S1層の厚
みとの積より多くすることによって、画素有効領域75
a全体が透明接着剤S1で均一に被覆されるので、気泡
の混入等を防ぐことができ各画素の透明接着剤S1によ
る影響が一定となる。
【0024】この実施形態によれば、第1実施形態の効
果に加えて、CCDベアチップ75の表面、即ち画素有
効領域75aが形成されている面への水分の到達を防止
できるとともに、樹脂層を薄層化して良好な画像を得る
ことができる。
【0025】図5は本発明に係る第5実施形態の固体撮
像素子実装構造体の断面図である。図5に示すように、
この固体撮像装置7は、CCDベアチップ75と、CC
Dベアチップ75がフェースダウン状態で配置されるガ
ラス基板71と、CCDベアチップ75とガラス基板7
1との間にCCDベアチップ75の画素有効領域75a
を被覆し薄層化して充填されている透明な接着剤S1
と、CCDベアチップ75とガラス基板71の配線パタ
ーン73との間を導通するバンプ74と、全てのバンプ
74の周囲を封止する封止用樹脂S2と、第1実施形態
と同様にガラス基板71の表面に設けた複数の溝71c
とを備えている。
【0026】前記CCDベアチップ75は、ガラス基板
71に対向する側、即ち画素有効領域75a側に高さC
の突起部75bが形成されている。この突起部75bは
CCDベアチップ75の画素有効領域75aを含むよう
に形成されている。
【0027】前記バンプ74はCCDベアチップ75と
ガラス基板71の配線パターン73との導通をとるため
の突起形状を有し、その高さAは、薄層化された接着剤
S1の厚さBと接着剤S1から配線パターン73までの
厚み方向の距離、即ち突起部75bの高さCとの和より
も高く形成されている。これにより、CCDベアチップ
75とガラス基板71の電気回路との間の導通を確実に
とることができ、かつ、CCDベアチップ75の平面度
を保持することができる。
【0028】前記接着剤S1はCCDベアチップ75を
固定するとともに、画素有効領域75aを封止してい
る。前記接着剤S1の充填量は、CCDベアチップ75
の画素有効領域75aと薄層化された接着剤層の厚みB
との積より多くすることによって、画素有効領域75a
全体が透明接着剤S1で均一に被覆されるので、気泡の
混入等を防ぐことができ各画素の透明接着剤S1による
影響が一定となる。
【0029】この実施形態によれば、第1実施形態の効
果に加えて、第4実施形態と同様に、CCDベアチップ
75の表面、即ち画素有効領域75aが形成されている
面への水分の到達を防止できるとともに、樹脂層を薄層
化して良好な画像を得ることができる。
【0030】図6は本発明に係る第6実施形態の固体撮
像素子実装構造体の断面図である。図6に示すように、
この固体撮像装置7は、CCDベアチップ75と、CC
Dベアチップ75がフェースダウン状態で配置されるガ
ラス基板71と、CCDベアチップ75の画素有効領域
75aとガラス基板71とを接着層を介在させずに密着
させるガラス基板71の突起部71aと、CCDベアチ
ップ75とガラス基板71の配線パターン73との間を
導通するバンプ74と、全てのバンプ74の周囲を封止
する封止用樹脂S2と、第1実施形態と同様にガラス基
板71の表面に設けた複数の溝71cとを備えている。
【0031】前記ガラス基板71は、上述したように、
CCDベアチップ75に対向する側、即ち電気接続用の
配線パターン73側に高さCの突起部71aが形成され
ている。この突起部71aはCCDベアチップ75の画
素有効領域75aに対応するガラス基板71側の画素有
効領域を含むように形成されている。即ち、CCDベア
チップ75の画素有効領域75aに入射する光束を妨げ
ない広さに形成されている。
【0032】前記バンプ74はCCDベアチップ75と
ガラス基板71の配線パターン73との導通をとるため
の突起形状を有し、その高さAは突起部71aの高さC
にほぼ等しく形成されている。これにより、CCDベア
チップ75とガラス基板71の電気回路との間の導通を
確実にとることができ、かつ、CCDベアチップ75の
平面度を保持することができる。
【0033】前記バンプ74の周囲は、封止用樹脂S2
により封止されている。したがって、バンプ74も封止
された状態となる。このとき、バンプ74の内側には空
間Sが形成されている。
【0034】この実施形態によれば、第1実施形態の効
果に加えて、CCDベアチップ75をガラス基板71に
フェースダウンにて実装し、CCDベアチップ75の画
素有効領域75aとガラス基板とを接着層を介在させず
に密着させたので、画素有効領域75aが樹脂層で覆わ
れていないため良好な画像を得ることができる。
【0035】図7は本発明に係る第7実施形態の固体撮
像素子実装構造体の断面図である。図7に示すように、
この固体撮像装置7は、CCDベアチップ75と、CC
Dベアチップ75がフェースダウン状態で配置されるガ
ラス基板71と、CCDベアチップ75の画素有効領域
75aとガラス基板71とを接着層を介在させずに密着
させるCCDベアチップ75の画素有効領域75aを含
む突起部75bと、CCDベアチップ75とガラス基板
71の配線パターン73との間を導通するバンプ74
と、全てのバンプ74の周囲を封止する封止用樹脂S2
と、第1実施形態と同様にガラス基板71の表面に設け
た複数の溝71cとを備えている。
【0036】前記CCDベアチップ75は、上述したよ
うに、ガラス基板71に対向する側、即ち画素有効領域
75a側に高さCの突起部75bが形成されている。こ
の突起部75bはCCDベアチップ75の画素有効領域
75aを含むように形成されている。
【0037】前記ガラス基板71は、光透過率の高い部
材からなり、CCDベアチップ75の画素と接触、固定
する部分の平面度は必要な平面度に形成されている。前
記ガラス基板71はCCDベアチップ75を実装する側
の面に電気回路としての配線パターン73が形成されて
いる。
【0038】前記バンプ74はCCDベアチップ75と
ガラス基板71の配線パターン73との導通をとるため
の突起形状を有し、その高さAは突起部75bの高さC
にほぼ等しく形成されている。これにより、CCDベア
チップ75とガラス基板71の電気回路との間の導通を
確実にとることができ、かつ、CCDベアチップ75の
平面度を保持することができる。
【0039】前記バンプ74の周囲は、封止用樹脂S2
により封止されている。したがって、バンプ74も封止
された状態となる。前記封止用樹脂S2は透明でも良い
が、透明である必要はなく、本実施形態では不透明な樹
脂を用いている。このように不透明な樹脂を用いること
によりCCDベアチップ75の画素有効領域75aに不
要光が入射するのを防止できるので、画像品質が向上す
る。さらに、高価な透明樹脂を用いる必要がないので、
透明樹脂を用いた場合と比べてコスト上有利である。こ
の封止用樹脂S2は、熱膨張率の低いものが望ましい。
【0040】前記封止用樹脂S2は本実施形態では不透
明な樹脂を用いているが、紫外線硬化型接着剤でも良
く、他の光硬化型接着剤でも良く、また、他の透明な接
着剤でもよい。例えば、光学的特性の高い接着剤、例え
ば、バルサム、エポキシ系樹脂、フッ素系樹脂、シリコ
ン等を使用することができる。
【0041】この実施形態によれば、第1実施形態の効
果に加えて、第6実施形態の効果と同様に、CCDベア
チップ75をガラス基板71にフェースダウンにて実装
し、CCDベアチップ75の画素有効領域75aとガラ
ス基板とを接着層を介在させずに密着させたので、画素
有効領域75aが樹脂層で覆われていないため良好な画
像を得ることができる。
【0042】図8は本発明に係る第8実施形態の固体撮
像素子実装構造体の断面図である。この第8実施形態で
は、図6の第6実施形態と比べて、ガラス基板71の突
起部71aの周囲が溝状に形成され、突起部71aの先
端面がガラス基板71の外周部と面一に形成されている
点のみ異なり他の構成は同様である。
【0043】図9は本発明に係る第9実施形態の固体撮
像素子実装構造体の断面図である。この第7実施形態で
は、図7の第7実施形態と比べて、CCDベアチップ7
5の突起部75bに対応するガラス基板71の部分に凹
状部を形成した点のみ異なり他の構成は同様である。以
上の図4〜図9の実施形態において、溝71cの形成方
向を図2の如く、短手方向に形成したり、溝71cの代
わりに着色部71dを設けたり、溝71cと着色部71
dとを組み合わせたりすることができる。
【0044】図10は図1〜図9に示した第1〜9実施
形態の固体撮像装置の斜視図である。なお、図10にお
いて、第1〜9実施形態の固体撮像装置のうち、突起7
1aが無いものについては、図10の突起71aを省略
するものとする。図10中、符号77は配線パターン7
3に接続するFPC(フレキシブル配線板)であり、符
号Lは結像レンズからの入射光である。
【0045】図11は本発明に係る固体撮像装置を用い
た画像読取ユニットの斜視図である。図11に示すよう
に、画像読取ユニット1は、原稿面からの画像光として
の光線が透過する透過面の周囲に側面であるコバ面3a
を有する、光学エレメントであるレンズ3と、コバ面3
aに対向する第1の取付面5aと第1の取付面5aとは
異なる角度、本実施形態では第1の取付面5aに対して
90度に形成されている第2の取付面5bとを有し、レ
ンズ3と筐体2とを接合する中間保持部材5と、第2の
取付面5bに対向する取付面2cを有するベース部材で
ある筐体2とを備えている。この画像読取ユニット1で
は、筐体2と筐体2に対して位置調整されたレンズ3と
が中間保持部材5を介して接着固定されている。
【0046】前記レンズ3は、そのコバ面3aに同一直
径上に配置される平坦面3bを備えている。この平坦面
3bは切削、研削等により形成され、必要に応じて研磨
されている。このように平坦面3bを形成することによ
り、中間保持部材5の第1取付面5aとの接着面積を拡
大することができ、固定強度を高めることができる。
【0047】前記筐体2は、レンズ3と固体撮像装置7
とを調整後に調整された配置関係で固定する。この筐体
2は、円弧状溝部2bと、円弧状溝部2bに隣接する平
面状の取付面2cと、固体撮像装置7を取り付ける取付
面2dと、レンズ3,6等から構成される結像レンズ系
と固体撮像装置7との間を遮光する遮光用カバー2aと
を備えている。この遮光用カバー2aを設けることによ
って、外乱光等の影響を防ぐことができ良好な画像を得
られる。この筐体2は後述する複写機等の画像走査装置
の所定位置にねじ締め、カシメ、接着、溶着等の固定手
段により固定される。
【0048】前記中間保持部材5に用いる材質は、光
(紫外線)透過率の高い部材、例えば、アートン、ゼオ
ネックス、ポリカーボネイト等が用いられる。前記中間
保持部材5は接着剤の表面張力により、レンズ調整によ
るレンズ位置の移動に対して、両接着面がすべるように
して動き、レンズ3の移動に追従することができる。
【0049】前記中間保持部材5の第1取付面5a及び
第2取付面5b、即ち両接着面を直交させることによっ
て、レンズ3の位置調整が6軸可能となり各軸が独立し
て調整することができる。
【0050】図11に示すように、2個の中間保持部材
5を用いて光学エレメント側接着面であるレンズ3のコ
バ3aの平坦面3bが対向するように配置することによ
って、接着剤が硬化するときの硬化収縮による影響を少
なくすることができる。
【0051】図11に示すように、中間保持部材5の両
接着面間に透光性のリブ5cを設けることによって、光
硬化型接着剤を硬化させるときの光のロスを増加するこ
となく、中間保持部材5の強度を高めることができる。
【0052】前記中間保持部材5のレンズ側固定面であ
る第1取付面5aと保持部材側固定面である第2取付面
5bとは互いに垂直であるので、レンズのX、Y、Z、
α、β、γ各位置調整方向への移動に対して互いに独立
して調整することができる。
【0053】中間保持部材5が紫外線硬化型の接着剤に
よって調整レンズ3と筐体2とに接続されている場合に
ついて考えてみると、まずX、Z方向の調整の場合、レ
ンズ3と中間保持部材5とが筐体2の保持部材側固定面
である筐体取付面2cを介して筐体上をすべる動きをし
て調整される。また、Y方向の調整の場合、移動レンズ
3が中間保持部材5のレンズ側固定面である第1取付面
5aをすべる動きをして調整される。
【0054】以下α、β、γも同様にして調整される。
さらに、光学エレメントがレンズの場合光軸を中心とし
た球面形状をしているため、光軸(γ軸)周りに回転さ
せてもレンズの加工誤差等で発生した光軸倒れを補正す
ることはできない(光軸が回転するのみ)。したがって
γ軸周りの調整は不要となる。
【0055】図12は本発明の固体撮像装置を用いた画
像読取ユニットを備えた画像走査装置の一例として多機
能型デジタル画像形成装置の概略構成図である。図12
に示すように、この画像形成装置は、自動原稿送り装置
101、読み取りユニット150、書込ユニット15
7、給紙ユニット130及び後処理ユニット140とを
備えて構成されている。自動原稿送り装置101は、原
稿を読取ユニット150のコンタクトガラス106上に
自動的に給送し、読み取りが終了した原稿を自動的に排
出する。読み取りユニット150はコンタクトガラス1
06上にセットされた原稿を照明して光電変換装置であ
る固体撮像装置7によって読み取り、書込ユニット15
7は読み取られた原稿の画像信号に応じて感光体115
上に画像を形成し、給紙ユニット130から給紙された
転写紙上に画像を転写して定着する。定着が完了した転
写紙は後処理ユニット140に排紙され、ソートやステ
ープルなどの所望の後処理が行われる。
【0056】まず、読み取りユニット150は、原稿を
載置するコンタクトガラス106と光学走査系で構成さ
れ、光学走査系は露光ランプ151、第1ミラー15
2、レンズ3、固体撮像装置7、第2ミラー155およ
び第3ミラー156などからなっている。露光ランプ1
51および第1ミラー152は図示しない第1キャリッ
ジ上に固定され、第2ミラー155および第3ミラー1
56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。
原稿を読み取る際には、光路長が変化しないように第1
キャリッジと第2キャリッジとは2対1の相対速度で機
械的に走査される。この光学走査系は図示しないスキャ
ナ駆動モータによって駆動される。
【0057】原稿画像は固体撮像装置7によって読み取
られ、光信号から電気信号に変換されて処理される。レ
ンズ3および固体撮像装置7を図12において左右方向
に移動させると画像倍率を変化させることができる。す
なわち、指定された倍率に対応してレンズ3および固体
撮像装置7の図において左右方向の位置が設定される。
【0058】書き込みユニット157はレーザ出力ユニ
ット158、結像レンズ159およびミラー160によ
って構成され、レーザ出力ユニット158の内部には、
レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによっ
て高速で定速回転するポリゴンミラーが設けられてい
る。
【0059】レーザ出力ユニット158から照射される
レーザ光は、前記定速回転するポリゴンミラーによって
偏向され、結像レンズ159を通ってミラー160で折
り返され、感光体面上に集光されて結像する。偏向され
たレーザ光は感光体115が回転する方向と直交する所
謂主走査方向に露光走査され、後述する画像処理部のM
SU606によって出力された画像信号のライン単位の
記録を行う。そして、感光体115の回転速度と記録密
度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによっ
て感光体面上に画像、すなわち静電潜像が形成される。
【0060】このように書き込みユニット157から出
力されるレーザ光が、画像作像系の感光体115に照射
されるが、感光体115の一端近傍のレーザ光の照射位
置に主走査同期信号を発生する図示しないビームセンサ
が配されている。このビームセンサから出力される主走
査同期信号に基づいて主走査方向の画像記録タイミング
の制御、および後述する画像信号の入出力用の制御信号
の生成が行われる。
【0061】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施形態では、バンプ74
を、CCDベアチップ75側に設けたが、ガラス基板7
1側に設けても良いのはもちろんである。また、上記実
施形態では、透明部材としてガラス基板71を用いた
が、ガラス基板71以外にもレンズ用プラスチック等の
光透過率の高い部材から構成してもよい。また、上記実
施形態では、接着剤S1として、紫外線硬化型接着剤を
用いているが、他の光硬化型接着剤でも良く、また、硬
化後に透明性を有するものであれば他の接着剤でもよ
い。例えば、光学的特性の高い接着剤、例えば、バルサ
ム、エポキシ系樹脂、フッ素系樹脂、シリコン等を使用
することができる。また、上記実施形態では、CCDベ
アチップ75とガラス基板71との連結を接着剤S1又
は封止用樹脂S2でも行っているが、長手方向両側に連
結用のバンプを設けることにより接着剤S1又は封止用
樹脂S2を省略することができる。また、溝71cを形
成する代わりに、例えば、溝に対応する部分を突出させ
た突起部を設けて表面積を増加するようにしてもよい。
即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、固体撮像素子の発熱を透明部材側から放熱す
ることができ、固体撮像素子の過度の昇温を防止するこ
とができ、固体撮像素子自体の反りを防止できるので、
画素ピッチが変動する等の光学特性の低下を防止するこ
とができる。また、放熱効果により固体撮像素子の熱膨
張を小さくすることができるので、バンプに対する応力
集中を小さくすることができ破断を防止することができ
る。さらには、昇温による素子自体の劣化も防止するこ
とができる。また、固体撮像素子の重量増を伴うことな
く放熱することができるので、固体撮像素子の破損を防
止することができる。また、請求項2の発明によれば、
放熱手段として着色したものを用いることにより放射率
が上がるので、放熱性を高めることができる。また、請
求項3の発明によれば、放熱手段として溝を形成するこ
とにより、表面積を増加させることができ、放熱性を高
めることができる。また、請求項4の発明によれば、放
熱手段として溝の上に着色したものを用いることによ
り、放射率の向上と表面積の増加とを同時に達成するこ
とができる。また、請求項5の発明によれば、溝が前記
画素有効領域の画素ラインに沿って形成されているの
で、製造が容易であるという効果もある。また、請求項
6の発明によれば、溝が前記画素有効領域の画素ライン
と直交方向に形成されているので、放熱による上昇気流
の抜けが良いという利点がある。また、請求項7の発明
によれば、固体撮像素子表面への水分の到達を防止でき
るとともに、樹脂層を薄層化しているので、良好な画像
が得られ、さらに、固体撮像素子の発熱を透明部材側か
ら放熱することができ、固体撮像素子の過度の昇温を防
止することができ、固体撮像素子自体の反りを防止でき
るので、画素ピッチが変動する等の光学特性の低下を防
止することができる。また、放熱効果により固体撮像素
子の熱膨張を小さくすることができるので、バンプに対
する応力集中を小さくすることができ破断を防止するこ
とができる。さらには、昇温による素子自体の劣化も防
止することができる。また、固体撮像素子の重量増を伴
うことなく放熱することができるので、固体撮像素子の
破損を防止することができる。また、請求項8の発明に
よれば、画素有効領域が樹脂層で覆われていないため良
好な画像が得られるとともに、固体撮像素子の発熱を透
明部材側から放熱することができ、固体撮像素子の過度
の昇温を防止することができ、固体撮像素子自体の反り
を防止できるので、画素ピッチが変動する等の光学特性
の低下を防止することができる。また、放熱効果により
固体撮像素子の熱膨張を小さくすることができるので、
バンプに対する応力集中を小さくすることができ破断を
防止することができる。さらには、昇温による素子自体
の劣化も防止することができる。また、固体撮像素子の
重量増を伴うことなく放熱することができるので、固体
撮像素子の破損を防止することができる。また、請求項
9の発明によれば、請求項1〜8の何れかの効果を有す
る画像読取ユニットを得ることができる。また、請求項
10の発明によれば、請求項9の効果を有する画像形成
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る第1実施形態の固体撮像
素子実装構造体の斜視図であり、(B)は同断面図であ
る。
【図2】本発明に係る第2実施形態の固体撮像素子実装
構造体の斜視図である。
【図3】本発明に係る第3実施形態の固体撮像素子実装
構造体の斜視図である。
【図4】本発明に係る第4実施形態の固体撮像素子実装
構造体の断面図である。
【図5】本発明に係る第5実施形態の固体撮像素子実装
構造体の断面図である。
【図6】本発明に係る第6実施形態の固体撮像素子実装
構造体の断面図である。
【図7】本発明に係る第7実施形態の固体撮像素子実装
構造体の断面図である。
【図8】本発明に係る第8実施形態の固体撮像素子実装
構造体の断面図である。
【図9】本発明に係る第9実施形態の固体撮像素子実装
構造体の断面図である。
【図10】図1〜図9に示した第1〜9実施形態の固体
撮像装置の斜視図である。
【図11】本発明に係る固体撮像装置を用いた画像読取
ユニットの斜視図である。
【図12】本発明に係る画像読取ユニットを用いた画像
形成装置の概略図である。
【符号の説明】
1 画像読取ユニット 71 ガラス基板(透明部材) 71a 突起部 71b 溝(放熱手段) 71d 着色部(放熱手段) 73 配線パターン 74 バンプ 75 CCDベアチップ(固体撮像素子) 75a 画素有効領域 H 光入射範囲 S1 接着剤 S2 封止用樹脂

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子の画素有効領域が透明部材
    に対向して該透明部材に実装されている固体撮像装置に
    おいて、 前記撮像素子の画素有効領域への入射光が通過する透明
    部材の光入射面について、該光入射面の光入射範囲の周
    囲に放熱手段が設けられていることを特徴とする固体撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記放熱手段が、前記透明部材の光入射
    範囲の周囲を着色したものであることを特徴とする請求
    項1に記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記放熱手段が、前記透明部材の光入射
    範囲の周囲に溝を形成したものであることを特徴とする
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記放熱手段が、前記透明部材の光入射
    範囲の周囲に溝を形成し、該溝の上に着色したものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記溝が前記画素有効領域の画素ライン
    に沿って形成されていることを特徴とする請求項3又は
    4に記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記溝が前記画素有効領域の画素ライン
    と直交方向に形成されていることを特徴とする請求項3
    又は4に記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 撮像素子がフェースダウンの状態でガラ
    ス等の透明部材に設けられた配線パターンと対向してい
    る撮像装置において、 前記撮像素子と前記透明部材との間に前記撮像素子の画
    素有効領域を被覆し薄層化して充填されている透明な接
    着剤と、 前記撮像素子と前記透明部材の配線パターンとの間を導
    通するバンプと、 前記撮像素子の画素有効領域への入射光が通過する透明
    部材の光入射面における光入射範囲の周囲に設けられて
    いる放熱手段とを備えていることを特徴とする固体撮像
    装置。
  8. 【請求項8】 撮像素子がフェースダウンの状態でガラ
    ス等の透明部材に設けられた配線パターンと対向してい
    る固体撮像装置において、 前記撮像素子の画素有効領域と前記透明部材とを密着さ
    せる突起部と、 前記撮像素子と前記透明部材の配線パターンとの間を導
    通させるバンプと、 前記撮像素子と前記透明部材との外周寄りを接着する封
    止用樹脂と、 前記撮像素子の画素有効領域への入射光が通過する透明
    部材の光入射面における光入射範囲の周囲に設けられて
    いる放熱手段とを備えていることを特徴とする固体撮像
    装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1〜8の何れかに記載の固体
    撮像装置を備えている画像読取ユニット。
  10. 【請求項10】 前記請求項9に記載の画像読取ユニッ
    トを備えている画像形成装置。
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