JP2024067700A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024067700000001
【課題】モータ基板を光学箱から取り外すことなく光学箱に残したままで、モータ基板に対し回転多面鏡を覆うカバー部材を着脱可能な光走査装置の提供。
【解決手段】モータ基板421は、第一ねじ423と第二ねじ424により光学箱401に固定される。第二ねじ424は、モータ基板421を1箇所で光学箱401に固定する。第一ねじ423は、モータ基板421を3箇所で光学箱401に固定する。カバー部材419は、第一ねじ423によってモータ基板421と共に光学箱401に共締めされる。そのため、カバー部材419は第一ねじ423を外すことでモータ基板421から取り外される。ただし、第二ねじ424はモータ基板421を光学箱401に固定したままである。こうして、モータ基板421が第二ねじ424により光学箱401に残されたままであることから、カバー部材419のみがモータ基板421から着脱される。
【選択図】図7

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に用いて好適な光走査装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光ドラムの表面を走査露光するために、レーザ光を出射する光走査装置を備えている。光走査装置は、レーザ光を出射する光源、レーザ光を偏向する回転多面鏡、回転多面鏡を回転するモータ、レーザ光の光路上に配置されたレンズやミラーなどの光学部品を有する。
最近では高速印刷の要求が高まっており、光走査装置においては感光ドラムに対するレーザ光の走査速度を高速化すべく、回転多面鏡がモータにより高速回転される。ただし、回転多面鏡を高速回転させた場合に、回転多面鏡の回転に伴って生じる気流に起因して、空気中に含まれる塵や埃が回転多面鏡の反射面に付着し、回転多面鏡の反射率が下がりやすくなる。回転多面鏡の反射率が下がると、反射されたレーザ光の光量が低下してしまい、記録材に形成されるトナー像の画質が低下し得る。
そこで、従来から、回転多面鏡をカバー部材で覆った光走査装置が提案されている(特許文献1)。カバー部材で回転多面鏡を覆うことにより、回転多面鏡の反射面に塵や埃が付着するのを抑制している。特許文献1に示すように、従来の光走査装置では、カバー部材、回転多面鏡及びモータが設けられた制御基板がハウジング部の内側から複数のビスにより取付板に固定され、取付板はハウジング部の外側から別のビスによりハウジング部に固定されている。
特開2007-121586号公報
ところで、回転多面鏡をカバー部材で覆っていても、実際には隙間から塵や埃がカバー部材内に侵入し、回転多面鏡の反射面に塵や埃が付着することもあり得る。そこで、回転多面鏡の清掃を行うためにカバー部材を取り外す必要があるが、従来では、カバー部材を取り外す場合に、制御基板もハウジング部から取り外されていた。そのため、制御基板がハウジング部に再装着される際に、従来ではハウジング部に対する制御基板の位置や姿勢が取り外し前と変わる虞があった。制御基板の位置や姿勢が変わると、回転多面鏡が影響を受けて感光ドラムに照射するレーザ光の位置が所望の位置からずれてしまい、画像ずれなどの画像不良が生じるので好ましくない。
本発明は上記問題に鑑みてなされ、制御基板を筐体から取り外すことなく筐体に残したままで、制御基板に対し回転多面鏡を覆うカバー部材を着脱可能な光走査装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態に係る光走査装置は、帯電された感光体を露光して静電潜像を形成する光走査装置であって、光を出射する光源と、前記光源から出射された光を偏向する偏向器と、前記偏向器を回転駆動させる駆動部と、前記駆動部及び前記偏向器が設けられ、前記駆動部を制御する制御基板と、前記偏向器を覆うカバー部材と、前記制御基板を収容する筐体と、前記筐体に前記制御基板を固定する固定部と、前記カバー部材を着脱可能に、前記筐体に対し前記カバー部材と前記制御基板とを共締めして固定する複数の第一締結部材とを備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、制御基板を筐体から取り外すことなく筐体に残したままで、制御基板に対し回転多面鏡を覆うカバー部材を着脱可能とすることが簡易な構成で実現できる。
本実施形態に係る光走査装置を用いて好適な画像形成装置を示す概略図。 (a)カバー部材を取り外した状態の光走査装置を示す斜視図、(b)光走査装置を示す上面図、(c)上蓋を取り付けた光走査装置を示す斜視図、(d)光学部品を示す斜視図。 (a)光学ユニットを鏡筒部側から見た分解斜視図、(b)光学ユニットをレーザ基板側から見た分解斜視図、(c)鏡筒部を組み付ける前の光学ユニットを示す断面図、(d)鏡筒部を組み付けた後の光学ユニットを示す断面図、(e)基板支持部材を示す斜視図。 (a)半導体レーザを示す概略図、(b)半導体レーザを示す拡大図。 光走査制御系を示す制御ブロック図。 1走査周期内に行われる光走査制御を示すタイミングチャート。 第一実施形態の光走査装置におけるカバー部材及びモータ基板の取付態様を示す図であり、(a)分解斜視図、(b)上面図、(c)正面図。 第一実施形態の光走査装置においてカバー部材を取り外した状態を示す図であり、(a)上面図、(b)正面図。 第二実施形態の光走査装置におけるカバー部材及びモータ基板の取付態様を示す図であり、(a)分解斜視図、(b)上面図、(c)正面図。 第二実施形態の光走査装置においてカバー部材を取り外した状態を示す図であり、(a)上面図、(b)正面図。 比較例の光走査装置におけるカバー部材及びモータ基板の取付態様を示す図であり、(a)分解斜視図、(b)上面図、(c)正面図。
<第一実施形態>
[画像形成装置]
本実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る光走査装置を用いて好適な画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、複数色のトナーを用いて記録材に画像を形成するタンデム型のカラーレーザプリンタである。なお、本実施形態に係る光走査装置を適用可能な画像形成装置はこれに限らず、単色のトナー(例えば、ブラック)のみで記録材に画像形成するモノクロレーザプリンタなどであってもよい。
画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色毎にトナー像を形成する4つの画像形成部101Y、101M、101C、101Bkを備える。これら4つの画像形成部101Y、101M、101C、101Bkは、トナーの色が異なることを除いて実質的に同一の構成を有する。そこで、以下では、記録材Sにトナー像を形成する画像形成プロセスについて、イエローのトナー像を形成する画像形成部101Yを例に説明する。
画像形成部101Yは、感光ドラム102Y、帯電装置103Y、光走査装置104Y、現像装置105Y、ドラムクリーニング装置106Yなどを備えている。帯電装置103Yは、回転する感光体としての感光ドラム102Yの表面を均一に帯電する。均一に帯電された感光ドラム102Yの表面は、光走査装置104Yから出射されるレーザ光によって露光される。これにより、回転する感光ドラム102Yの上に静電潜像が形成される。光走査装置104Yについては詳細を後述する。現像装置105Yは、現像材を用いて感光ドラム102Y上に形成された静電潜像を現像してイエローのトナー像を形成する。
感光ドラム102Yの下方には、無端ベルト状の中間転写ベルト107が配設されている。中間転写ベルト107は、駆動ローラ108、従動ローラ109、二次転写内ローラ110に張架されて図1の矢印Bにより示す方向に回転される。この中間転写ベルト107を挟んで感光ドラム102Yに対向する位置には、一次転写装置111Yが配設されている。一次転写装置111Yに一次転写電圧が印加されることに応じて、感光ドラム102Y上のトナー像が中間転写ベルト107に一次転写される。なお、一次転写後に感光ドラム102Y上に残留するトナーは、ドラムクリーニング装置106Yによって除去される。
中間転写ベルト107に一次転写されたトナー像は、手差し給送カセット114又は給紙カセット115から二次転写部T2に搬送される記録材Sに二次転写される。二次転写部T2は、二次転写内ローラ110と二次転写外ローラ112とにより形成される転写ニップ部であり、例えば二次転写外ローラ112に二次転写電圧が印加されることに応じて中間転写ベルト107から記録材S上にトナー像が二次転写される。その後、記録材Sは定着装置113へ搬送され、定着装置113により加熱及び加圧されることによって、記録材S上にトナー像が定着される。 トナー像が定着された記録材Sは、排出トレイ116へ排出される。なお、記録材Sとしては、普通紙、厚紙、ラフ紙、凹凸紙、コート紙等の用紙、プラスチックフィルム、布など、といった様々な種類のシート材が挙げられる。
[光走査装置の概略構成]
次に、本実施形態の光走査装置104Yの概略構成について、図1を参照しながら図2(a)乃至図4(b)を用いて説明する。図2(a)及び図2(b)では、後述する上蓋417と横蓋418(図2(c)参照)を取り外した状態を示している。なお、光走査装置104Y、104M、104C、104Bkの構成は同一であるので、本明細書では光走査装置104Yについて説明し、他の光走査装置104M、104C、104Bkについての説明を省略する。
図2(a)及び図2(b)に示すように、本実施形態の光走査装置104Yは、光学箱401、光学ユニット200、カバー部材419、回転多面鏡402、モータ403、モータ基板421、後述するレンズやミラーなどの光学部品を備えている。
筐体としての光学箱401は光学ユニット200を側面の一方で支持し、また光学箱401はその内部に回転多面鏡402、モータ403、モータ基板421、光学部品を収容する。光学箱401は上面、下面、正面のそれぞれに開口部を有し、光学箱401の下面開口部は防塵ガラス409により封止されている。また、図2(c)に示すように、光学箱401の上面開口部は着脱可能な上蓋417により封止され、光学箱401の正面開口部は横蓋418により封止されている。このようにして、光学箱401は、外部から塵や埃が侵入し難いように略密閉されている。本実施形態の場合、光学箱401から上蓋417が取り外された状態で、光学箱401内に収容されたカバー部材419はモータ基板421に対し着脱可能となっている。
[光学ユニット]
光学箱401に支持される光学ユニット200について、図3(a)乃至図4(b)を用いて説明する。図3(a)乃至図3(d)に示すように、光学ユニット200は、感光ドラム102Yを露光するためのレーザ光を出射する光源としての半導体レーザ202、半導体レーザ202を駆動するためのレーザ基板203、レーザホルダ201、鏡筒部204、基板支持部材207、配線ガイド部材210などを備える。
図3(a)及び図3(b)に示すように、レーザホルダ201には、光学ユニット200を光学箱401(図2(a)参照)に取り付けるための取付部230が設けられている。レーザホルダ201の先端部には、鏡筒部204が配設されている。鏡筒部204には、半導体レーザ202から出射されるレーザ光(発散光)を平行光に変換するコリメータレンズ205が取り付けられている。コリメータレンズ205は、光走査装置104の組み立て時に特定の治具で半導体レーザ202から出射されるレーザ光の照射位置やピントが検出されることにより、レーザホルダ201への設置位置が調整される。コリメータレンズ205の設置位置が決定されると、レーザホルダ201と鏡筒部204との間に予め塗布された紫外線硬化型の接着剤に紫外線を照射することで、コリメータレンズ205が鏡筒部204を介してレーザホルダ201に固定される。
レーザホルダ201は、基板支持部材207を介してレーザ基板203を保持する。基板支持部材207は、レーザ基板203をレーザホルダ201へ取り付けるために設けられている。基板支持部材207は、弾性を有する例えば樹脂などの弾性材料を用いてレーザ基板203を支持可能に形成されている。図3(e)に示すように、基板支持部材207は、複数の基板支持部207a、複数のホルダ支持部207b、及び基板支持部207aとホルダ支持部207bとの間をそれぞれ接続する複数の接続部207cを有する。本実施形態において、3つの基板支持部207aのそれぞれには、基板支持部材207をレーザ基板203に取り付けるためのねじ209と係合するねじ穴207dが形成されている。3つのホルダ支持部207bのそれぞれには、基板支持部材207をレーザホルダ201に固定するためのねじ208が通る穴207eが形成されている。
半導体レーザ202はレーザ基板203に電気的に接続されており、レーザ基板203から供給される駆動信号によってレーザ光を出射する。そして、コリメータレンズ205によって平行光に変換されたレーザ光は、シリンドリカルレンズ206によって回転多面鏡402(図2(a)参照)の反射面上で線状に結像される。
レーザ基板203は、不図示のフレキシブルケーブルを介して制御部501(後述する図5参照)に電気的に接続されている。不図示のフレキシブルケーブルは、レーザ基板203の側端部203aの近傍に設けられたコネクタ213に接続されている。配線ガイド部材210は、ねじ211によりレーザホルダ201の取付部230に締結されて、不図示のフレキシブルケーブルをガイドする。
[半導体レーザ]
図4(a)に示すように、半導体レーザ202は矩形に形成されたセラミック製のパッケージ部材220に実装されており、パッケージ部材220を介してレーザ基板203に保持される。半導体レーザ202は、レーザ光をそれぞれ発光する複数の発光素子202aを有する。複数の発光素子202aは、例えば垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting LASER)であり、図4(b)に示すように、一列(アレイ状)に配置されている。半導体レーザ202は、複数の発光素子202aから出射される複数のレーザ光が、感光ドラム102Y上の異なる位置に結像するように配置されている。なお、複数の発光素子202aは一列に配置されることに限らず、複数列に配置されていてもよい。
ここで、レーザ基板203のレーザホルダ201への取り付けについて、図3(a)乃至図3(e)、図4(a)を参照しながら説明する。まず、基板支持部材207が3つのねじ208によりレーザホルダ201の取付部230に固定される。次に、レーザ基板203に取り付けられたパッケージ部材220においてレーザ基板203と反対側の基準面220aを、レーザホルダ201の取付部230から突出する複数(本実施形態では3つ)の当接部201aに当接させる。このとき、図3(c)に示すように、基板支持部材207の基板支持部207aとレーザ基板203との間には、隙間Hが空いている。
そして、基板支持部材207をレーザ基板203に取り付けるために、ねじ209が締結されると、基板支持部材207において接続部207cが弾性変形し、図3(d)に示すように、基板支持部207aはレーザ基板203に密着する。このとき、接続部207cの弾性変形により発生する基板支持部材207の復元力により、パッケージ部材220がレーザホルダ201の当接部201aに当接し固定される。こうした取り付けが行われることで、当接部201aがパッケージ部材220の基準面220aに当接して半導体レーザ202の光軸の向きを規定するので、半導体レーザ202の光軸方向は高精度に設定される。
光走査装置104Yの説明に戻り、図2(a)に示すように、光学箱401の内部には、レーザ光が感光ドラム102Y上を主走査方向(回転軸線方向)に走査するように、光学ユニット200から出射されたレーザ光を偏向する偏向器としての回転多面鏡402が設けられる。光学ユニット200から出射されたレーザ光は、カバー部材419に備えられた光透過部材420を通過して回転多面鏡402に入射する。光透過部材420は、ガラスやフィルムなどの透明部材である。回転多面鏡402は、駆動部としてのモータ403によって回転駆動される。
図2(d)に示すように、半導体レーザ202から出射されたレーザ光は、上記したコリメータレンズ205とシリンドリカルレンズ206とを通って回転多面鏡402へと至り、回転多面鏡402により偏向される。回転多面鏡402によって偏向されたレーザ光は、第1のfθレンズ404に入射される。第1のfθレンズ404を通過したレーザ光は、反射ミラー405によって反射されることによって第2のfθレンズ407に入射される。第2のfθレンズ407を通過したレーザ光は、防塵ガラス409を通過して感光ドラム102Yの表面に導かれる。上記構成により、回転多面鏡402によって等角速度で走査されるレーザ光は、第1のfθレンズ404と第2のfθレンズ407により感光ドラム上に結像し、且つ感光ドラム102Yの表面を等速度で走査する。
また、本実施形態の光走査装置104Yは、ビームスプリッター410を備えている。図2(d)に示すように、ビームスプリッター410は、半導体レーザ202から回転多面鏡402へ出射されたレーザ光の光路上に配置されている。ビームスプリッター410は、入射されたレーザ光を、透過光である第1のレーザ光と反射光である第2のレーザ光とに分離する。第1のレーザ光は回転多面鏡402によって偏向され、上記の通り感光ドラム102Yの表面に導かれる。第2のレーザ光は、集光レンズ415を通過して光電変換素子であるフォトダイオード411に入射される。フォトダイオード411は、受光光量に応じた検知信号を出力する。フォトダイオード411の検知信号は電圧値であり、複数の発光素子202a毎に出射させるレーザ光の光量を制御する自動光量制御(Automatic Power Control;APC)に用いられる。
さらに、本実施形態の光走査装置104は、画像データに基づくレーザ光の出射タイミングを決定する同期信号を生成するビーム検知器412を備えている。回転多面鏡402によって偏向されたレーザ光(第1のレーザ光)は第1のfθレンズ404を通過し、反射ミラー405及びミラー414に反射されてレンズ413を通過した後に、ビーム検知器412に入射される。
[光走査制御系の制御ブロック]
図5に、光走査装置から出射されるレーザ光により感光ドラムの表面を走査して静電潜像を形成する、光走査制御系の制御ブロック図を示す。画像形成装置100は制御部501を備えており、制御部50は画像形成動作などの画像形成装置100の各種制御を行う例えばCPU(Central Processing Unit)等である。なお、制御部501は図示した光走査装置104Y~104Bk以外にも上述した各部(図1参照)を制御可能であるが、ここでは発明の本旨でないので図示及び説明を省略している。
図5に示すように、制御部501にはメモリ502が接続されている。メモリ502はROMやRAMあるいはハードディスクなどであり、例えば画像形成ジョブなどの各種制御プログラムや各種データ等が記憶される。例えば、メモリ502には制御プログラムの他に、自動光量制御を実行する際に用いる参照電圧値、各発光素子202aの出射タイミングを規定する後述の第一~第四時間(タイミングデータ)などが記憶される。なお、制御部501は図示を省略したが、上記したレーザ光の出射タイミングを決定する同期信号よりも高周波数のクロック信号を生成する水晶発振器などのクロック信号生成部、クロック信号に基づき時間をカウントするカウンタなどを有している。例えば、制御部501は、後述する同期信号(図6参照)が出力される度にカウント値をリセットしてカウントを開始する。
制御部501には、ビーム検知器412から出力される同期信号と、フォトダイオード411から出力される検知信号が入力され、同期信号に基づいてレーザドライバ503へ制御信号を送信する。レーザドライバ503は、制御信号に基づいて半導体レーザ202へ駆動信号を送信する。
図6に、レーザ光を1走査する1走査周期内に行われる光走査制御のタイミングチャートを示す。図6において、横軸は時間である。ここでは説明を理解しやすくするために、複数の発光素子202aのうち2つの発光素子A、発光素子Bを挙げて説明する。
図6の上段は、ビーム検知器412から出力される同期信号(パルス)を示す。図6の中段は、半導体レーザ202が有する複数の発光素子202aのうちの1つである発光素子Aに対し、レーザドライバ503から送信される駆動信号Aを示す。図6の下段は、半導体レーザ202の複数の発光素子202aのうちの別の1つである発光素子Bに対し、レーザドライバ503から送信される駆動信号Bを示す。
制御部501は、ビーム検知器412から同期信号を出力させるために、レーザドライバ503により発光素子Aを駆動する駆動信号Aとして予備駆動信号を送信させる(t1)。発光素子Aは、予備駆動信号に応じて比較的に短い時間だけレーザ光を出射する。このとき、感光ドラム102Yは露光しない。ビーム検知器412は、発光素子Aから出射されたレーザ光を受光することに応じて同期信号を出力する(t2)。
制御部501は、同期信号の出力に応じてカウントされるカウント値が発光素子A、Bに対応して予め設定されている所定の第一時間、第二時間になったことに応じて、画像データに基づくレーザ光の出射をレーザドライバ503に開始させる。例えば、制御部501は、同期信号の出力(t2)から第一時間T11、第二時間T12の経過後に、感光ドラム102Y上にトナー像を形成するためのレーザ光の出射をレーザドライバ503に開始させる。そして、図中に示す潜像形成期間において、画像データに基づくレーザ光を発光素子A及び発光素子Bからそれぞれ出射させることで、感光ドラム102Yを露光して静電潜像を形成する。なお、制御部501は、ビーム検知器412からの同期信号の出力タイミング(t2)に基づいて、感光ドラム102Yに対する主走査方向の露光開始位置を決定する。
制御部501は、それぞれの潜像形成期間の終了にあわせて発光素子A、発光素子Bによるレーザ光の出射を終了させる。(t3、t4)。制御部501は、発光素子A、発光素子Bによるレーザ光の出射終了後(t3、t4)、カウント値が発光素子A、Bに対応して予め設定されている所定の第三時間、第四時間になったことに応じて、発光素子A、発光素子Bから個別にレーザ光を出射させる(t5、t6)。このとき、感光ドラム102Yは露光しない。そして、制御部501は、発光素子A及び発光素子Bから出射されたレーザ光を受光したフォトダイオード411から出力される検知信号に基づいて、発光素子A及び発光素子Bそれぞれに対し「自動光量制御」を実行する。例えば、制御部501は、同期信号が出力されてから(t2)第三時間T21の経過後に(t5)、発光素子Aに対する自動光量制御を実行する。また、制御部501は、同期信号が出力されてから(t2)第四時間T22の経過後に(t6)、発光素子Bに対する自動光量制御を実行する。発光素子A及び発光素子B共に、自動光量制御は次の同期信号が出力されるまで実行される(t7、自動光量制御実行期間)。
制御部501は、フォトダイオード411の検知信号(電圧値)と、予めメモリ502に記憶済みの目標光量に対応する参照電圧値とを比較する。そして、制御部501は、これら電圧値の差分に基づいて求められる駆動信号A、駆動信号Bそれぞれに対応する駆動電流値に従って、発光素子A、発光素子Bから出射させるレーザ光の光量を制御する。例えば、フォトダイオード411の検知信号が参照電圧値よりも低い場合、レーザドライバ503から発光素子Aや発光素子Bに供給する駆動電流値を増加させてレーザ光の光量を増やす。他方、フォトダイオード411の検知信号が参照電圧値よりも高い場合、レーザドライバ503から発光素子Aや発光素子Bに供給する電流を減少させてレーザ光の光量を減らす。こうした制御を行うことで、発光素子A、発光素子Bからそれぞれの目標光量に追従した光量のレーザ光が出射される。
なお、上記した第一~第四の所定時間(T11、T12、T21、T22)は、回転多面鏡402の回転速度を考慮して、回転多面鏡402により偏向されたレーザ光がビーム検知器412及びフォトダイオード411それぞれに入射するタイミングに基づいて予め設定されている。第一と第二の所定時間、第三と第四の所定時間はそれぞれ同じ時間に設定されていてもよいし、また第一~第四の所定時間の全てが同じ時間に設定されていてもよい。
[光走査装置の取付構成]
次に、本実施形態の光走査装置104Yにおける、モータ403、回転多面鏡402、カバー部材419、モータ基板421の取付構成について、図2(a)及び図2(b)を参照しながら図7(a)乃至図8(b)を用いて説明する。ただし、図7(a)乃至図7(c)では、説明を理解しやすくするために、モータ403、回転多面鏡402、カバー部材419、モータ基板421を配設する光学箱401の一部箇所のみを示した。図中に示すX方向はモータ403の回転軸403aの軸方向を示し、Y方向は回転多面鏡402の回転によって走査されるレーザ光の主走査方向を示し、X方向と直交し且つY方向と直交するZ方向はレーザ光の副走査方向を示す。なお、本実施形態において、X方向はモータ基板421の厚み方向でもある。
モータ403は、モータ基板421からの制御信号に従って回転駆動される。モータ403は、モータ基板421に形成された嵌合部421cに嵌合された状態で、モータ基板421上に固定されている。本実施形態の場合、回転多面鏡402は、モータ403の回転軸403aを回転中心として回転するように設けられている。
制御基板としてのモータ基板421はモータ403の駆動を制御する基板であり、例えば板状のプリント配線板上に電子部品等を実装した電子回路が形成されている。モータ基板421には、上記したモータ403と嵌合する嵌合部421cの他に、U溝421dが形成されている。U溝421dは、後述する光学箱401の回転止め部401dと嵌合する。
本実施形態の場合、カバー部材419はモータ基板421に対し着脱可能に設けられ、モータ基板421上の回転多面鏡402及びモータ403を覆っている。カバー部材419には、光学ユニット200から出射されたレーザ光を回転多面鏡402に入射させるために開口した窓部419aが形成されており、窓部419aはレーザ光が通過する光透過部材420で塞がれている。光学ユニット200から出射されたレーザ光は、光量が低減されることなく光透過部材420を通過し回転多面鏡402に入射される。
カバー部材419とモータ基板421とにより、回転多面鏡402及びモータ403が略密閉されることで、回転多面鏡402及びモータ403の回転に伴い生じる風切り音や振動音がカバー部材419の外に漏れ難くなり、騒音が生じ難くなる。また、回転多面鏡402及びモータ403の回転で生じる気流が安定し、カバー部材419内に塵や埃が侵入し難くなるので、回転多面鏡402の反射面に塵や埃が付着し難くなる。
光学箱401には、位置決め部401cと回転止め部401dが光学箱401の表面に突設されている。位置決め部401cには、モータ基板421の嵌合部421cと嵌合する嵌合孔が形成されている。位置決め部401cは嵌合部421cと嵌合することで、光学箱401に対するモータ基板421のY方向及びZ方向の位置を規制する。規制部としての回転止め部401dは、モータ基板421のU溝421dと嵌合する突起である。回転止め部401dは、後述の第一ねじ423及び第二ねじ424が取り付けられていない状態で、モータ基板421が光学箱401に対して位置決め部401cを中心に回転するのを規制する。
本実施形態の光走査装置104Yにおいて、カバー部材419は第一締結部材としての第一ねじ423によって3箇所で、モータ基板421と共に光学箱401に共締めされる。第一ねじ423は、カバー部材419側から光学箱401に向けて装着可能に設けられている(-X方向)。そのため、カバー部材419にはねじ取付部419bが設けられ、モータ基板421には第一締結部421aが設けられ、光学箱401には第一ボス部401aが設けられている。
カバー部材419のねじ取付部419bは、カバー部材419を第一ねじ423によって光学箱401へ締結するために形成され、第一ねじ423の軸部が貫通可能な貫通孔を有する。本実施形態では、カバー部材419が断面円筒形状に形成され、ねじ取付部419bはカバー部材419の円周に沿って略等間隔となる3箇所に配設されている。ねじ取付部419bが略等間隔に配設されることで、カバー部材419の円周に沿って均等にカバー部材419内に空気が侵入し難くなる。
モータ基板421の第一締結部421aは第一ねじ423の軸部が貫通可能な第一貫通孔であり、ねじ取付部419bと重なる3箇所に配設されている。光学箱401の第一ボス部401aは、カバー部材419及びモータ基板421を光学箱401に取り付けるために、第一ねじ423をねじ止めするボス部である。第一ボス部401aは第一ねじ423を螺合させるねじ孔を有し、ねじ取付部419b及び第一締結部421aと重なる3箇所に配設されている。
本実施形態の光走査装置104Yでは、光学箱401に対し、モータ基板421、モータ403及び回転多面鏡402、カバー部材419が積層されて、第一ねじ423がねじ取付部419b、第一締結部421aを貫いて第一ボス部401aに螺合する。これにより、カバー部材419は第一ねじ423によりモータ基板421と共に光学箱401に共締めされる。
上記したねじ取付部419b、第一締結部421a、第一ボス部401aは、モータ403の近傍に配設される。第一ねじ423を締結する箇所であるこれらねじ取付部419b、第一締結部421a、第一ボス部401aは、それらを結んで形成される図形(ここでは、図7(b)に示す三角形)の内側に、モータ403の回転軸403aが位置するように配設される。そうであれば、略等間隔に配設されていなくてもよい。
なお、第一ねじ423を締結する箇所はモータ基板421の2箇所以上であればよい。2箇所の場合、ねじ取付部419b、第一締結部421a、第一ボス部401aは、その2箇所を結ぶ直線を直径とする円の内側に、モータ403の回転軸403aが位置するように配設されればよい。
また、本実施形態の光走査装置104Yでは、モータ基板421が上記した第一ねじ423に加えて、さらに第二ねじ424により光学箱401に固定されている。そうするために、モータ基板421には第二締結部421bが設けられ、光学箱401には固定部としての第二ボス部401bが設けられている。上記した第一ねじ423は、これら第二ねじ424よりもモータ403の近くに配置されている。
モータ基板421の第二締結部421bは、モータ基板421を第二ねじ424によって光学箱401へ締結するために形成されており、第二ねじ424の軸部が貫通可能な第二貫通孔である。光学箱401の第二ボス部401bは、モータ基板421を光学箱401に取り付けるために、固定部また第二締結部材としての第二ねじ424をねじ止めするボス部である。第二ボス部401bは第二ねじ424を螺合させるねじ孔を有し、第二締結部421bと重なるように配設されている。第二ねじ424は、締結方向が上記した第一ねじ423と同じ(-X方向)であって、モータ基板421の第二締結部421bを貫いて光学箱401の第二ボス部401bに螺合する。
第二ねじ424は、モータ基板421の長手方向において、モータ基板421の重心Gを挟んでモータ403と反対側(-Y方向)で、モータ基板421を固定する。本実施形態では、後述の図8(a)に示すように、第二ねじ424は、モータ403の回転軸403aとモータ基板421の重心Gとを結ぶ直線Q上に配置されている。こうして、本実施形態では、モータ基板421が3箇所の第一ねじ423と1箇所の第二ねじ424とにより撓み難い状態で光学箱401に固定される。こうすると、モータ基板421によって高速回転するモータ403の振動を抑制できるので、回転多面鏡402は振動し難くなる。
なお、本実施形態では、ねじ孔が形成された第一ボス部401aと第二ボス部401bとが光学箱401の表面に突設されることで、モータ基板421の一部と接した状態となるようにしている。これは、仮に第一ボス部401aと第二ボス部401bが突設されずに光学箱401の本体にねじ孔が形成されていると、モータ基板421全体が光学箱401に接した状態で固定されることになり、モータ403の振動がモータ基板421を介して光学箱401に伝播しやすくなるからである。また、モータ基板421は部品精度にばらつきが生じやすく、光学箱401における配置位置の精度が低下したり、取り付けの際にモータ基板421が変形したりするからである。あるいは、モータ基板421の両面に電子部品等を実装した電子回路が形成される場合があり、モータ基板421と光学箱401との間に電子部品等を収めるための隙間を確保する必要があるからである。
ただし、本実施形態の場合であっても、カバー部材419によりモータ基板421上の回転多面鏡402及びモータ403を覆っているにも関わらず、回転多面鏡402の反射面にトナー、塵、埃が付着することがある。即ち、モータ403を高速回転すると、モータ403の回転軸403aとモータ基板421の嵌合部421cとのにより生じる摩擦熱や、通電によるモータ基板421上の電子部品の発熱などにより、カバー部材419内の温度が上昇する。温度が上昇すると、カバー部材419内で空気が膨張し、モータ基板421とカバー部材419の間の微小な隙間からカバー部材419の外側へ空気が流出する。また、光学箱401においてカバー部材419の外側でも、モータ基板421上の電子部品の発熱などにより温度が上昇する。これに伴い空気が膨張するので、上蓋417や横蓋418と光学箱401との間の微小な隙間から、光学箱401の外側へ空気が流出する。
その後、モータ403が停止すると、時間経過とともに光学箱401内またカバー部材419内の温度が低下する。温度が低下すると、光学箱401内の空気が収縮して光学箱401内に空気が流入する。また、カバー部材419内の空気が収縮して、光学箱401内の空気がカバー部材419内に流入する。空気にはトナー、塵、埃が含まれていることがあり、それらトナー、塵、埃が空気と一緒に隙間を通過して光学箱401内さらにカバー部材419内に侵入して回転多面鏡402の反射面に付着し得る。
トナー、塵、埃が回転多面鏡402の反射面に付着すると、それらが付着した箇所の反射率が下がる。回転多面鏡402の反射率が下がると、反射されたレーザ光の光量が低下してしまい、記録材Sに形成される画像の画質が低下する。そこで、光走査装置104Yでは、作業者によって回転多面鏡402に付着したトナー、塵、埃を取り除く清掃が定期的に行われる。本実施形態の光走査装置104Yにおける、作業者による回転多面鏡402の清掃手順について述べる。
作業者は回転多面鏡402の清掃を行う場合、画像形成装置100の外装カバー(不図示)を取り外すなどして光走査装置104Yを露出させる。そして、作業者は光走査装置104の上蓋417(図2(c)参照)を外すことで、光学箱401に配置されているカバー部材419及びモータ基板421、それらを締結している第一ねじ423及び第二ねじ424を露出させる(図7(b)参照)。即ち、本実施形態の場合、上蓋417を外すことで、作業者が容易に第一ねじ423と第二ねじ424にそれぞれアクセスできるようにしている。
作業者が第一ねじ423を全て取り外すことで、カバー部材419はモータ基板421から分離される。図8(a)及び図8(b)に、カバー部材419が取り外された状態を示す。図8(a)及び図8(b)に示すように、カバー部材419が取り外された状態では、作業者が回転多面鏡402の反射面を布などで拭ってトナー、塵、埃を取り除くことができる。作業者は回転多面鏡402の清掃後、カバー部材419を第一ねじ423で締結してモータ基板421に取り付ける。その後、作業者は上蓋417を光学箱401に取り付けて、画像形成装置100の外装カバーを元の位置に取り付ける。
ここで、比較例の光走査装置10について説明する。図11(a)乃至図11(c)に、比較例の光走査装置10を示す。図11(a)乃至図11(c)に示す比較例の光走査装置10は、カバー部材15をカバー締結ねじ17でモータ基板14に締結し、モータ基板14を基板締結ねじ16で光学箱11に固定する構成である。比較例の場合、カバー締結ねじ17はモータ基板14の「-X方向」側から「+X方向」側に向かって締結されている。
比較例の場合に生じ得る課題として、モータ13の振動による画質低下があげられる。モータ13はモータ基板14に軸受を介して保持されており、画像形成時にモータ13が高速回転すると、大きな振動エネルギーが発生し、モータ13とモータ基板14を振動させる。ここで、モータ基板14は、基板締結ねじ16で光学箱11に固定されることでX方向の振動が抑制される構成であるが、基板締結ねじ16はカバー部材15の外側に配置する必要があり、図11(b)に示すように、基板締結ねじ16の間隔L1~L4が長くなる。間隔L1~L4が長いと、モータ基板14のX方向の剛性が低下し、モータ13の振動を抑制する効果が低減する。その結果、モータ13のX方向の振動が抑えきれず、それに伴い回転多面鏡12がX方向に振動し、偏向させるレーザ光の軌道がずれることで画質低下するという課題が生じる。このように、比較例の光走査装置10では、モータ基板14を固定する基板締結ねじ16の間隔L1~L4が長いため、モータ13の回転によって発生する振動を抑制する効果が低減される。
これに対し、本実施形態の光走査装置104Yでは、図7(b)に示すように、モータ基板421を固定する第一ねじ423がモータ403の近傍に配置され、第一ねじ423の間隔L1´~L3´が従来の間隔L1~L4に比べて短く且つ長さが等しい。そして、この第一ねじ423による共締めにより、モータ基板421のモータ403近傍の剛性をあげることができ、モータ403に起因するモータ基板421のX方向の振動を抑制できる。また、モータ基板421をカバー部材419と光学箱401で挟持するので、モータ基板421の振動抑制効果をさらに高めることができる。
比較例の場合に生じ得る課題として、回転多面鏡12の清掃作業に伴う画質低下である。カバー部材15は、回転多面鏡12とモータ13を略密閉することで回転多面鏡12の汚れを抑制するが、実際にはカバー部材15とモータ基板14の間の微小な隙間から微粒子である塵埃が少しずつカバー部材15内に侵入する。光走査装置10を長期間使用すると、少しずつ回転多面鏡12の表面が汚れていくため、画質低下を起こす前にカバー部材15を外して回転多面鏡12の表面を清掃することが必要にある。比較例では、カバー締結ねじ17をモータ基板14の-X側から+X側に締結しているため、基板締結ねじ16を外してからでなければカバー部材15を取り外すことができない。基板締結ねじ16を外してモータ基板14を光学箱11から外してしまうと、再度取り付けた際にモータ基板14の位置や姿勢が変わり得る。それに伴って回転多面鏡12の位置や姿勢が変化し、レーザ光がレンズを通過する位置が変わり、感光ドラム102Y上の所望の位置にレーザ光を照射することができず画質が低下するという課題が生じる。このように、比較例の光走査装置10は、カバー部材15を「-X方向」から「+X方向」にカバー締結ねじ17で締結しているため、回転多面鏡12の清掃時にモータ基板14を外さなければならず、光学特性が変化する虞があった。
これに対し、本実施形態の光走査装置104Yでは、第一ねじ423を外すことでカバー部材419を取り外したときに、図8(a)及び図8(b)に示すように、第二ねじ424はモータ基板421を光学箱401に固定したままである。即ち、カバー部材419がモータ基板421から取り外されるときに、回転多面鏡402及びモータ403が設けられたモータ基板421は第二ねじ424により光学箱401に残される。
また、本実施形態では、第一ねじ423を取り外しても、モータ基板421がモータ403の自重Wと第二ねじ424の締結力Tで光学箱401に付勢される。それ故、カバー部材419を取り外す際にモータ基板421に外力Fが加わっても、モータ403及び回転多面鏡402の位置や姿勢が変化するのを抑制するようにしている。即ち、カバー部材419の着脱前後で、光学箱401に対する回転多面鏡402の位置や姿勢が変わり難い。
以上のように、本実施形態では第二ねじ424により光学箱401にモータ基板421を残したまま、第一ねじ423を取り外すだけでカバー部材419をモータ基板421から取り外すことができる。これにより、カバー部材419を再度取り付けても、モータ基板421の位置や姿勢が変わることがない。こうして、カバー部材419の着脱前後で回転多面鏡402の位置や姿勢が変わらないので、光走査装置104Yは感光ドラム102Y上の所望の位置にレーザ光を照射することができる。
また、本実施形態では、第一ねじ423によりカバー部材419とモータ基板421が共に光学箱401へ共締めされ、第二ねじ424によりモータ基板421が光学箱401へ締結される。この「第一ねじ423による共締め」により、モータ基板421の厚み方向(X方向)の変形が抑制されて、モータ基板421は撓み難くなっている。詳しくは、本実施形態の「第一ねじ423による共締め」では第一ねじ423同士の間隔が短いことから、モータ403を取り付けた領域においてモータ基板14の厚み方向の剛性を上げることができ、もってモータ403に起因するモータ基板421のX方向の振動を抑制する効果が得られる。また、「第一ねじ423による共締め」によって、モータ基板421の断面二次モーメントが増加して、モータ基板421を共振させる共振周波数が高周波側にシフトされるので、YZ方向におけるモータ基板421の振動が抑制され得る。このように、本実施形態では、回転多面鏡402が振動しないように、モータ403に起因するモータ基板421の振動を簡易な構成で抑制することができる。さらに、上記した比較例の光走査装置10(図11(a)参照)に比べると、第一ねじ423による共締めにより、ねじの数が少なくて済むので、コストを削減できる。
<第二実施形態>
次に、第二実施形態の光走査装置について、図9(a)乃至図10(b)を用いて説明する。第二実施形態の光走査装置は、上述した第二ねじ424に加えてさらに別の第二ねじ724を用いて、つまりは2つの第二ねじ424、724を用いてモータ基板421を光学箱401に固定する点が、上述した第一実施形態の光走査装置と異なる。その他の構成及び作用は、上述の第一実施形態と同様であるため、同様の構成には同じ符号を付して説明を簡略又は省略する。
図9(a)に示すように、第二実施形態においても第一実施形態と同様に、カバー部材419は第一ねじ423により3箇所でモータ基板421と共に光学箱401へ共締めされる。そのため、カバー部材419にはねじ取付部419b、モータ基板421には第一締結部421a、光学箱401には第一ボス部401aがそれぞれ3箇所に設けられている。
したがって、第二実施形態においても上述した第一実施形態と同様に、第一ねじ423を取り外すだけで、第二ねじ424、724によって光学箱401にモータ基板421を残したまま、カバー部材419をモータ基板421から取り外すことができる。これにより、カバー部材419の着脱前後で回転多面鏡402の位置や姿勢が変わらないので、光走査装置104Yは感光ドラム102Y上の所望の位置にレーザ光を照射することができる。
そして、第二実施形態では、モータ基板421が第一ねじ423による3箇所に加えて、第二ねじ424、724による2箇所で光学箱401に固定されている。そうするために、モータ基板421には第二締結部421b、721bが設けられ、光学箱401には第二ボス部401b、701bが設けられている。モータ基板421の第二締結部421b、721bは、モータ基板421を第二ねじ424、724によって光学箱401へ締結するために形成されている。光学箱401の第二ボス部401b、701bは、モータ基板421を光学箱401に取り付けるために、第二ねじ424、724をねじ止めするボス部である。第二ボス部401bは第二ねじ424を螺合させるねじ孔を有し、第二ボス部701bは第二ねじ724を螺合させるねじ孔を有する。
第二ボス部401b、第二ボス部701bはそれぞれ、第二締結部421b、721bと重なるように配設されている。第二ねじ424、724は、締結方向が第一ねじ423と同じ(-X方向)であって、モータ基板421の第二締結部421b、721bを貫いて光学箱401の第二ボス部401b、701bに螺合する。第二実施形態では、モータ基板421が第一ねじ423と第二ねじ24、724とにより撓み難い状態で光学箱401に固定される。
図9(b)及び図10(a)に示すように、第二ねじ424は、モータ基板421の長手方向において、モータ基板421の重心Gを挟んでモータ403と反対側(-Y方向)で、モータ基板421を固定する。第二ねじ724は、モータ基板421の長手方向において、モータ基板421の重心Gを挟んで第二ねじ424と反対側(+Y方向)で、モータ基板421を固定する。第二ねじ424と第二ねじ724は、モータ403の回転軸403aとモータ基板421の重心Gとを結ぶ直線Q上に配置されるのが好ましいが、図9(b)に示すように、第二ねじ724は直線Q上から外れた位置に配置されてもよい。あるいは、図示を省略したが、第二ねじ724が直線Q上に配置され、第二ねじ424が直線Qから外れた位置に配置されてもよい。第二ねじ424と第二ねじ724はこれに限らず、それらを結ぶ直線Jを直径とする円の内側にモータ基板421の重心Gが位置するように配置されればよい。
上述した第一実施形態のように、第二ねじ424によるモータ基板421の固定が1箇所のみであると、カバー部材419を取り外す際にモータ基板421に加わる外力F(図8(b)参照)が大きい場合に、モータ基板421が「+X方向」に動きやすく、それに伴い回転多面鏡402の位置や姿勢が変化し得る。これに対し、第二実施形態では、第二ねじ424、724により2箇所でモータ基板421が光学箱401に固定されている。こうすると、図10(b)に示すように、カバー部材419を取り外す際の外力Fが大きい場合でも、第二ねじ424、724の締結力T´が長手方向の離れた2箇所で働くことで、モータ基板421が「+X方向」に動くのを抑制できる。したがって、回転多面鏡702の位置や姿勢は変化し難い。
<他の実施形態>
なお、上述した第一、第二実施形態では、第二ねじ(424、724)により1箇所又は2箇所でモータ基板421を光学箱401に固定する構成を示したが、これに限らない。例えば、第二ねじにより3箇所以上でモータ基板421を光学箱401に固定してもよい。その場合、それらの第二ねじを結んで形成される多角形(例えば、3箇所なら三角形、4箇所なら四角形、5箇所なら五角形)の内側に、モータ基板421の回転軸重心が位置するように、第2締結部材は配設される。
なお、第一ねじ423と第二ねじ424、724は、同じものであってもよいし異なるものであってもよい。それらを異なるものとすれば、作業者がカバー部材419をモータ基板421から取り外す際に、第一ねじ423と間違えて第二ねじ424、724を取り外すことを防止できるので好ましい。
なお、第一ねじ423と第二ねじ424、724は、カバー部材419側から光学箱401に向けて装着可能に設けることに限らず、光学箱401側からモータ基板421側に向けて装着可能に設けられていてもよい。ただし、カバー部材419の着脱のしやすさからは、第一ねじ423と第二ねじ424、724がカバー部材419側から光学箱401に向けて装着可能に設ける方が好ましい。
なお、モータ基板421は第二ねじ424、724により光学箱401に固定されることに限らず、接着により光学箱401に固定されていてもよい。ただし、モータ基板421に不具合が生じた場合にはモータ基板421を交換する必要があり、モータ基板421が光学箱401に接着されていると、モータ基板421の取り外しの際に光学箱401が損傷したり、また取り外したモータ基板421が損傷して再利用が難しくなる虞があった。そこで、モータ基板421は、上述した第二ねじ424、724により光学箱401に固定されるのが好ましい。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
帯電された感光体を露光して静電潜像を形成する光走査装置であって、
光を出射する光源と、
前記光源から出射された光を偏向する偏向器と、
前記偏向器を回転駆動させる駆動部と、
前記駆動部及び前記偏向器が設けられ、前記駆動部を制御する制御基板と、
前記偏向器を覆うカバー部材と、
前記制御基板を収容する筐体と、
前記筐体に前記制御基板を固定する固定部と、
前記カバー部材を着脱可能に、前記筐体に対し前記カバー部材と前記制御基板とを共締めして固定する複数の第一締結部材と、を備える、
ことを特徴とする光走査装置。
(2)
前記第一締結部材は、前記カバー部材側から前記筐体に向けて装着可能に設けられている、
ことを特徴とする前記(1)に記載の光走査装置。
(3)
前記第一締結部材は、第一のねじであり、
前記カバー部材は、前記第一のねじを取り付ける取付部を有し、
前記制御基板は、前記第一のねじの軸部を通す第一貫通孔を有し、
前記筐体は、前記第一のねじを締結するねじ孔が形成された第一ボス部を有し、
前記カバー部材は、前記第一のねじにより前記制御基板を挟んで前記筐体に締結される、
ことを特徴とする前記(2)に記載の光走査装置。
(4)
前記第一締結部材は、前記固定部よりも前記駆動部の近くに配置される、
ことを特徴とする前記(1)乃至前記(3)のいずれか1つに記載の光走査装置。
(5)
前記第一締結部材は、それぞれの前記第一締結部材を結んで形成される多角形の内側に、前記駆動部の回転軸が位置するように、前記制御基板の3箇所以上に配置される、
ことを特徴とする前記(4)に記載の光走査装置。
(6)
前記固定部は、前記制御基板を前記筐体に着脱可能に固定する第二締結部材を有する、
ことを特徴とする前記(1)乃至前記(5)のいずれか1つに記載の光走査装置。
(7)
前記第二締結部材は、前記駆動部の回転軸と前記制御基板の重心を通る直線上であって、前記制御基板の重心を挟み前記回転軸と反対側の前記制御基板の1箇所に配置される、
ことを特徴とする前記(6)に記載の光走査装置。
(8)
前記第二締結部材は、前記制御基板側から前記筐体に向けて装着可能に設けられる、
ことを特徴とする前記(6)又は前記(7)に記載の光走査装置。
(9)
前記第二締結部材は、第二のねじであり、
前記制御基板は、前記第二のねじの軸部を通す第二貫通孔を有し、
前記筐体は、前記第二のねじを締結するねじ孔が形成された第二ボス部を有する、
ことを特徴とする前記(8)に記載の光走査装置。
(10)
前記筐体は、前記制御基板が前記筐体に対し回転するのを規制する規制部を有する、
ことを特徴とする前記(9)に記載の光走査装置。
(11)
前記第二締結部材は、前記制御基板の2箇所に配置され、
前記2箇所に配置された第二締結部材を結ぶ直線を直径とする円の内側に前記制御基板の重心が位置する、
ことを特徴とする前記(6)乃至前記(10)のいずれか1つに記載の光走査装置。
102Y(102M、102C、102Bk)…感光体(感光ドラム)、104Y(104M、104C、104Bk)…光走査装置、202…光源(半導体レーザ)、401…筐体、401a…第一ボス部、401b(701b)…固定部(第二ボス部)、401d…規制部(回転止め部)、402…偏向器(回転多面鏡)、403…駆動部(モータ)、403a…回転軸、419…カバー部材、419b…取付部(ねじ取付部)、421…制御基板(モータ基板)、421a…第一締結部(第一貫通孔)、421b…第二締結部(第二貫通孔)、423(723)…第一締結部材(第一のねじ)、424(724)…固定部(第二締結部材、第二のねじ)

Claims (11)

  1. 帯電された感光体を露光して静電潜像を形成する光走査装置であって、
    光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光を偏向する偏向器と、
    前記偏向器を回転駆動させる駆動部と、
    前記駆動部及び前記偏向器が設けられ、前記駆動部を制御する制御基板と、
    前記偏向器を覆うカバー部材と、
    前記制御基板を収容する筐体と、
    前記筐体に前記制御基板を固定する固定部と、
    前記カバー部材を着脱可能に、前記筐体に対し前記カバー部材と前記制御基板とを共締めして固定する複数の第一締結部材と、を備える、
    ことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記第一締結部材は、前記カバー部材側から前記筐体に向けて装着可能に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第一締結部材は、第一のねじであり、
    前記カバー部材は、前記第一のねじを取り付ける取付部を有し、
    前記制御基板は、前記第一のねじの軸部を通す第一貫通孔を有し、
    前記筐体は、前記第一のねじを締結するねじ孔が形成された第一ボス部を有し、
    前記カバー部材は、前記第一のねじにより前記制御基板を挟んで前記筐体に締結される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記第一締結部材は、前記固定部よりも前記駆動部の近くに配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  5. 前記第一締結部材は、それぞれの前記第一締結部材を結んで形成される多角形の内側に、前記駆動部の回転軸が位置するように、前記制御基板の3箇所以上に配置される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記固定部は、前記制御基板を前記筐体に着脱可能に固定する第二締結部材を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  7. 前記第二締結部材は、前記駆動部の回転軸と前記制御基板の重心を通る直線上であって、前記制御基板の重心を挟み前記回転軸と反対側の前記制御基板の1箇所に配置される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記第二締結部材は、前記制御基板側から前記筐体に向けて装着可能に設けられる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  9. 前記第二締結部材は、第二のねじであり、
    前記制御基板は、前記第二のねじの軸部を通す第二貫通孔を有し、
    前記筐体は、前記第二のねじを締結するねじ孔が形成された第二ボス部を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  10. 前記筐体は、前記制御基板が前記筐体に対し回転するのを規制する規制部を有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の光走査装置。
  11. 前記第二締結部材は、前記制御基板の2箇所に配置され、
    前記2箇所に配置された第二締結部材を結ぶ直線を直径とする円の内側に前記制御基板の重心が位置する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
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