JP2018005061A - 光源装置、光走査装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光素子を精度よく位置決めすることができる光源装置、光走査装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】光源装置30は、レーザーチップ60などの発光素子、発光素子の周囲に形成された第一基準面31aを有し発光素子を保持するパッケージ部材310などの発光素子保持手段を有している。また、第一基準面31aが当接し前記発光素子を位置決めするための第二基準面396を有するホルダ39などの位置決め部材、発光素子保持手段を前記位置決め部材に向けて押圧する押圧部材38などの押圧手段を有している。そして、押圧手段は、発光素子保持手段の第一基準面31aで囲われた領域の中央から離れた複数の箇所を押圧する。
【選択図】図4
【解決手段】光源装置30は、レーザーチップ60などの発光素子、発光素子の周囲に形成された第一基準面31aを有し発光素子を保持するパッケージ部材310などの発光素子保持手段を有している。また、第一基準面31aが当接し前記発光素子を位置決めするための第二基準面396を有するホルダ39などの位置決め部材、発光素子保持手段を前記位置決め部材に向けて押圧する押圧部材38などの押圧手段を有している。そして、押圧手段は、発光素子保持手段の第一基準面31aで囲われた領域の中央から離れた複数の箇所を押圧する。
【選択図】図4
Description
本発明は、光源装置、光走査装置および画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置に備えられた光走査装置の光源装置として、次のような光源装置が知られている。すなわち、発光素子、この発光素子の周囲に形成された第一基準面を有し発光素子を保持する発光素子保持手段、上記第一基準面が当接して上記レーザー発光素子を位置決めする第二基準面を有する位置決め部材、および、上記発光素子保持手段を位置決め部材へ押圧する押圧手段を備えた光源装置である。
例えば、上記光源装置として、特許文献1には、上記発光素子保持手段の第一基準面で囲われた領域の中央の真裏を押圧手段により押圧するものが記載されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の光源装置においては、上記第一基準面と上記第二基準面との間に隙間が生じ、発光素子を精度よく位置決めできないおそれがあった。
上記課題を解決するために、本発明は、発光素子と、前記発光素子の周囲に形成された第一基準面を有し前記発光素子を保持する発光素子保持手段と、前記第一基準面が当接し、前記発光素子を位置決めするための第二基準面を有する位置決め部材と、前記発光素子保持手段を、前記位置決め部材に向けて押圧する押圧手段とを備えた光源装置において、前記押圧手段は、発光素子保持手段の前記第一基準面で囲われた領域の中央から離れた複数の箇所を押圧することを特徴とするものである。
本発明によれば、発光素子を精度よく位置決めすることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置、光走査装置の実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。この画像形成装置は、周知の電子写真プロセスによってトナー像を形成するものである。そして、潜像担持体たるドラム状の感光体10の周りに、帯電装置11、光走査装置12、現像装置13、転写ローラ14、クリーニング装置15等を備えている。感光体10は、表面に有機感光層が被覆されたものであり、暗中にて図中矢印で示すように時計回り方向に回転駆動される。そして、帯電装置11によって表面が一様帯電せしめられる。一様帯電後の感光体10の表面は、光走査装置12によって光走査されることで、静電潜像を担持する。この静電潜像は、周知の一成分現像方式あるいは二成分現像方式を採用した現像装置13によって現像されてトナー像になる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。この画像形成装置は、周知の電子写真プロセスによってトナー像を形成するものである。そして、潜像担持体たるドラム状の感光体10の周りに、帯電装置11、光走査装置12、現像装置13、転写ローラ14、クリーニング装置15等を備えている。感光体10は、表面に有機感光層が被覆されたものであり、暗中にて図中矢印で示すように時計回り方向に回転駆動される。そして、帯電装置11によって表面が一様帯電せしめられる。一様帯電後の感光体10の表面は、光走査装置12によって光走査されることで、静電潜像を担持する。この静電潜像は、周知の一成分現像方式あるいは二成分現像方式を採用した現像装置13によって現像されてトナー像になる。
転写ローラ14は、感光体10の表面に当接して転写ニップを形成している。この転写ニップにおいては、転写ローラ14に対して転写バイアスが印加されることで、転写ローラ14と感光体10の画像部との間に転写電界が形成される。
画像形成装置の筺体に対しては、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容する給紙カセット16が着脱されるようになっている。給紙カセット16内の記録紙Pは、給紙ローラ16aの回転駆動によって1枚ずつ給紙路に送り出される。そして、給紙路の末端付近に配設されたレジストローラ対17のレジストニップに挟み込まれる。
レジストローラ対17は、レジストニップに挟み込んだ記録紙Pを、感光体10上のトナー像に重ね合わせ得るタイミングで、上述した転写ニップに向けて送り出す。転写ニップに挟み込まれた記録紙Pには、転写電界やニップ圧の作用により、感光体10上のトナー像が静電転写される。このようにしてトナー像が転写された記録紙Pは、定着装置18によって表面のトナー像の定着処理が施された後、排紙ローラ対19を経て、機外のスタックトレイ20上に排紙される。
転写ニップを通過した後の感光体10の表面には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、クリーニング装置15によって感光体10の表面から除去される。その後、感光体10の表面は、除電ランプによって除電された後、帯電装置11によって再び一様帯電せしめられる。
図2は、光走査装置12の概略斜視図である。
光走査装置12は、光源装置30、入射光学系41、ポリゴンスキャナ42、走査レンズ(fθレンズ)43、長尺レンズ44、反射ミラー45などを有し、これらが光学ハウジング46に収納されている。光学ハウジング46は、上面が開放した箱型の形状であり、上面が上カバーで覆われていて、書込装置内への塵芥の侵入を防いでいる。
光走査装置12は、光源装置30、入射光学系41、ポリゴンスキャナ42、走査レンズ(fθレンズ)43、長尺レンズ44、反射ミラー45などを有し、これらが光学ハウジング46に収納されている。光学ハウジング46は、上面が開放した箱型の形状であり、上面が上カバーで覆われていて、書込装置内への塵芥の侵入を防いでいる。
投写光学系は、集光レンズなどを備えており、後述する光源装置30から出射されたレーザー光Lを、ポリゴンスキャナ42のミラー面上で結像させる。
偏向手段としてのポリゴンスキャナ42は、正多角柱形状からなる回転多面鏡たるポリゴンミラー42aと、駆動源たるポリゴンモータと、ポリゴンモータの駆動を制御するための電子部品を搭載した回路基板とで構成されている。本実施形態においては、ポリゴンミラー42aを正六角柱形状として、側面に6つのミラー面を有しているが、これに限定されるものではない。
偏向手段としてのポリゴンスキャナ42は、正多角柱形状からなる回転多面鏡たるポリゴンミラー42aと、駆動源たるポリゴンモータと、ポリゴンモータの駆動を制御するための電子部品を搭載した回路基板とで構成されている。本実施形態においては、ポリゴンミラー42aを正六角柱形状として、側面に6つのミラー面を有しているが、これに限定されるものではない。
光源装置30の光源から出射したレーザー光Lは、入射光学系41により副走査方向(感光体表面上における感光体表面移動方向に相当する方向)に集光せしめられ、ポリゴンミラー42aに入射する。ポリゴンミラー42aに入射した光束は、ポリゴンミラー42aのミラー面に反射しながら主走査方向(感光体表面上における軸線方向に相当する方向)に偏向せしめられる。次に、走査レンズ43に入射してレーザー光の偏向方向の移動速度を等速に変換される。そして、長尺レンズ44によりポリゴンミラーの面倒れが補正された後、反射ミラー45に反射し、光学ハウジング46の底面に形成された防塵ガラスを透過して感光体10の表面を光走査する。
次に、本実施形態の特徴部である光源装置30について説明する。
図3は、光源装置30の分解斜視図であり、図4は、光源装置の断面図である。
また、以下の説明においては、光軸方向をX方向、主走査方向をY方向と、副走査方向をZ方向として説明する。
光源装置30は、光源部31、(1/4)波長板32、制御基板36、制御装置37、ホルダ39、押圧部材38、弾性部材51、カップリングレンズ33、温度補正レンズ34、アパーチャ35、などを有している。
発光素子保持手段取り付け部材たる制御基板36の+X側の面には、四角枠状のシール部材たる弾性部材51が取り付けられており、光源部31は、制御基板36の+X側の面の弾性部材51に囲われた領域の略中央に実装されている。光源部31が備える発光素子たるレーザーチップ60の発光制御を行う制御装置37は、制御基板36の−X側の面に実装されている。制御装置37は、入力される画像データに基づいて、レーザーチップ60の点灯の制御などを行うものである。
図3は、光源装置30の分解斜視図であり、図4は、光源装置の断面図である。
また、以下の説明においては、光軸方向をX方向、主走査方向をY方向と、副走査方向をZ方向として説明する。
光源装置30は、光源部31、(1/4)波長板32、制御基板36、制御装置37、ホルダ39、押圧部材38、弾性部材51、カップリングレンズ33、温度補正レンズ34、アパーチャ35、などを有している。
発光素子保持手段取り付け部材たる制御基板36の+X側の面には、四角枠状のシール部材たる弾性部材51が取り付けられており、光源部31は、制御基板36の+X側の面の弾性部材51に囲われた領域の略中央に実装されている。光源部31が備える発光素子たるレーザーチップ60の発光制御を行う制御装置37は、制御基板36の−X側の面に実装されている。制御装置37は、入力される画像データに基づいて、レーザーチップ60の点灯の制御などを行うものである。
位置決め部材たるホルダ39は、第一ホルダ39aと、第二ホルダ39bとからなり、(1/4)波長板32は、第一ホルダ39に保持されており、カップリングレンズ33、温度補正レンズ34、アパーチャ35は、第二ホルダ39bに保持されている。第一ホルダ39aと第二ホルダ39bは、ネジにより締結されている。第一ホルダ39aは、光源部31から出射されたレーザー光Lを通すための貫通孔391が形成されており、(1/4)波長板32は、貫通孔391の+X側の端部に嵌め込まれている。
光学レンズたるカップリングレンズ33は、第二ホルダ39bの円弧面状の第一レンズ保持部392に接着剤などにより固定されており、光学レンズたる温度補正レンズ34は、第二ホルダ39bの平面状の第二レンズ保持部393に接着剤などにより固定されている。カップリングレンズ33および温度補正レンズ34は、レンズ保持部392,393に接着される際にはビーム特性を測定しながら最適な位置となるように調整接着される。
アパーチャ35は、中央にY軸方向を長手方向とする矩形の開口が形成された板状の部材であり、XZ平面に対して−45度傾いた(−Y側に45度回転した)状態で、第二ホルダ39bに保持されている。上記では、アパーチャ35は、第二ホルダ39bとは別部材となっているが、第二ホルダ39b自身にアパーチャ形状を形成してもよい。
また、光源部31と(1/4)波長板32との間に偏光フィルターを配置するのが好ましい。偏光フィルターを配置することにより次の利点がある。すなわち、偏光フィルターがない場合は、例えばカップリングレンズ33やその先のポリゴンスキャナで反射されたレーザー光Lが、戻り光としてレーザーチップ60に入射するおそれがある。上記戻り光がレーザーチップ60に入射すると、戻り光によりレーザー発振を誘発してしまい意図しない光源出力となり、レーザーチップ60から射出される光量が不安定となる。しかし、光源部31と(1/4)波長板32との間に偏光フィルターを設けることで、偏光フィルターにより、戻り光がレーザーチップ60に入射するのを防止することができる。これは、偏光フィルターは、S偏光およびS偏光に対して90°位相のずれたP偏光のいずれか一方を透過させる光学素子である。そして、上記戻り光は、(1/4)波長板32を2回通過して、偏光フィルターに入射する。(1/4)波長板32は、入射する光の偏光方向を45°回転させる光学素子であるので、偏光フィルターに入射する戻り光は、レーザーチップ60から出射した光に対して90°位相がずれている。よって、戻り光は、偏光フィルターを透過することができず、レーザーチップ60に入射しないのである。これにより、レーザーチップ60から射出される光量が不安定となるのを防止することができる。
光源部31のレーザーチップ60から出射した直線偏光のレーザー光Lは、(1/4)波長板32で円偏光に変換されて、カップリングレンズ33に入射する。カップリングレンズ33に入射したレーザー光Lは、平行光に変換され、温度補正レンズ34に入射する。温度補正レンズ34は、例えば光源装置30の温度の変動に伴ってカップリングレンズ33とレーザーチップ60との距離が微小変動することなどによる光学特性の変動を補正するものである。温度補正レンズ34により補正されたレーザー光は、アパーチャ35により所定の形状に整形されて、入射光学系41(図2参照)に入射する。
図5は、光源部31を示す平面図であり、図6は、図5のA−A断面図である。
光源部31は、発光素子たるレーザーチップ60と、レーザーチップ60を保持するパッケージ部材310と、カバーガラス62と、カバーガラス62を保持するカバーガラスホルダ61とを有している。
光源部31は、発光素子たるレーザーチップ60と、レーザーチップ60を保持するパッケージ部材310と、カバーガラス62と、カバーガラス62を保持するカバーガラスホルダ61とを有している。
図6に示すように、発光素子保持手段たるパッケージ部材310の+X側の面は、段付きのへこみを有し、その底面のほぼ中央にレーザーチップ60が保持されている。その底面を囲うように+X方向に突出する壁31bが設けられ、その壁の上面にカバーガラスホルダ61が接着されている。そして、そのカバーガラスホルダ61にカバー部材たるカバーガラス62が接着されている。これによってレーザーチップ60を保護している。
また、図6に示すように、パッケージ部材310の+X側の面の壁31bよりも外側には、第一ホルダ39aに形成された後述する第二基準面396に当接して、レーザーチップ60を位置決めする第一基準面31aを有している。この第一基準面31aからレーザーチップ60までのX方向長さが、規定の長さとなるように、第一基準面31aが形成されている。
図7は、レーザーチップ60の一例を示す図である。レーザーチップ60は、32個の発光部60aが8行×4列で基板に2次元的に配列されてなる面発光レーザー(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)である。また、基板の周囲には、各発光部60aに対応した電極パッド60cが形成されている。そして、各電極パッド60cは、配線部材60bによって対応する発光部60aと電気的に接続されている。
32個の発光部60aは、隣り合う発光部60aの副走査方向のピッチが所定の値となるように配列されていて、このピッチは感光体上での副走査方向における解像度に対応して設定されている。これにより、感光体上に32個の光を同時に走査でき、画像形成の高速化を図ることができる。また、面発光レーザーを用いることで、隣り合う発光部60aの副走査方向のピッチを狭く設定することができ、出力画像の高密度化を達成することができる。
図8は、第一ホルダ39aを−X側方向(制御基板36と対向する面側)から見た図であり、図9は、図8のB−B断面図である。
図8に示すように、第一ホルダ39aの制御基板36と対向する面には、この面から突出するように設けられ、押圧部材38がネジ止めされる3つの押圧部材固定ボス394を有している。また、第一ホルダ39aの矩形状の貫通孔391の−X側の端部は、上述した光源部31のパッケージ部材310が嵌合される段付構造部395を有している。この段付構造部395の段部がパッケージ部材310の第一基準面31aが当接する第二基準面396となっている(図8の斜線部)。この段付構造部395は、第一ホルダ39aの制御基板36と対向する面よりも突出して設けられている。
図8に示すように、第一ホルダ39aの制御基板36と対向する面には、この面から突出するように設けられ、押圧部材38がネジ止めされる3つの押圧部材固定ボス394を有している。また、第一ホルダ39aの矩形状の貫通孔391の−X側の端部は、上述した光源部31のパッケージ部材310が嵌合される段付構造部395を有している。この段付構造部395の段部がパッケージ部材310の第一基準面31aが当接する第二基準面396となっている(図8の斜線部)。この段付構造部395は、第一ホルダ39aの制御基板36と対向する面よりも突出して設けられている。
先の図3に示すように、制御基板36には、押圧部材固定ボス394が貫通するボス貫通部36aが形成されている。ボス貫通部36aのうち2つは、孔形状であり、ひとつは、制御基板36の図中上端(+Z方向端部)に形成されており、切り欠き形状である。また、制御基板36には、押圧部材38を位置決めするためのZ方向に長い押圧部材位置決め穴36bが形成されている。
押圧部材38は、板金を曲げ加工などを施して形成したものであり、Y方向に所定の間隔を開けて配置された一対の板バネ状の押圧部38aを有している。また、Y方向両端部には、取り付け穴部38bを有している。また、+Y方向端部には、制御基板側(+X方向)に延びる第一位置決め部38cを有している。また、+Z方向端部のY方向略中央には、制御基板側(+X方向)に延びる第二位置決め部38dを有している。
上記第一位置決め部38cを、制御基板36の押圧部材位置決め穴36bに挿入し、上記第二位置決め部38dを制御基板36の+Z方向端部に当接させることで、押圧部材38が、制御基板36に位置決めされる。これにより、図4(b)に示すように、一対の押圧部38aを、制御基板36の第一基準面の略真裏にあたる箇所に当接させることができ、一対の押圧部38aで第一基準面31aの真裏を、制御基板36を介して第二基準面396に押圧することができる。
押圧部材38の各取り付け穴部38bにネジを貫通させ、第一ホルダ39aの押圧部材固定ボス394の頂部に設けられたネジ穴にこれらネジをねじ込むことにより、押圧部材38が、第一ホルダ39aに締結される。これにより、一対の押圧部38aが弾性変形して、制御基板36を第一ホルダ側(+X方向)に押し込む。すると、制御基板36が、第一ホルダ側へ移動し、図4(b)に示すように、第一ホルダ39aの制御基板との対向面から突出した段付構造部395の外周が、弾性部材51の内周面に当接するように、弾性部材51内に挿入される。また、この状態から、さらに制御基板36が、押圧部材38の押圧力により第一ホルダ側へ移動すると、弾性部材51の頂部が、第一ホルダ39aの基板対向面に当接し、圧縮変形する。これにより、弾性部材51は、第一ホルダ39aの基板対向面と、段付構造部395の外周面とに当接して、光源部31の周囲をシール。これにより、制御基板36と第一ホルダ39aとの間の隙間から、光源部31へ埃などが進入するのを抑制することができ、光源部31のカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができる。これにより、カバーガラス62などに付着した埃などにより光学特性が変動するのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、上述したように、第一ホルダの貫通孔391の+X方向端部には、光透過部材たる(1/4)波長板32が嵌合しており、貫通孔391の+X方向端部を塞いでいる。これにより、貫通孔391の+X方向端部からの埃などの進入を抑制することができ、光源部31のカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができる。これにより、カバーガラス62などに付着した埃などにより光学特性が変動するのを抑制することができる。
また、制御基板36が、押圧部材38の押圧力により第一ホルダ側へ移動すると光源部31のパッケージ部材310が、段付構造部395に嵌り込み、光源部31のレーザーチップ60は、Y方向、Z方向、X軸方向回りに位置決めされる。そして、さらに、制御基板36が、押圧部材38の押圧力により第一ホルダ側へと移動し、パッケージ部材310の第一基準面31aが、第二基準面396に当接し、レーザーチップ60が、X方向、Z軸方向回り、Y軸方向回りに位置決めされる。
本実施形態においては、段付構造部395を設けることで、光源部31を段付構造部395に挿入するだけで、レーザーチップ60を、X,Y、Z,X軸方向回り、Y軸方向回り、Z軸方向回りに位置決めすることができる。これにより、容易に光源装置を組み立てることができる。また、光源部31を段付構造部395に嵌合させることで、段付構造部395の内周面と、パッケージ部材310の外周面との当接、および、第一基準面と第二基準面との当接により、貫通孔391を密閉することができる。これにより、より、貫通孔内への埃などの進入を抑制することができ、光源部31のカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができる。これにより、カバーガラス62などに付着した埃などにより光学特性が変動するのを抑制することができる。
さらに、本実施形態においては、段付構造部395を、第一ホルダ39aの基板対向面よりも突出させている。これにより、図4(b)に示すように、段付構造部395と、制御基板との隙間を狭くすることができ、この隙間を通って、埃などが貫通孔391へ進入するのを抑制することができる。
図10は、従来の光源装置における、押圧部材38により第一基準面31aを第二基準面396に押圧する様子を示す図である。
図10に示すように、従来の光源装置は、押圧部材38が、第一基準面31aで囲われた領域の中央を押圧している。その結果、制御基板36に取り付けられているパッケージ部材310が、押圧部材38の押圧力により制御基板36とともに、図中一点鎖線で示すように撓む。これにより、第一基準面31aが、第二基準面396に対して傾斜してしまい、第一基準面31aと第二基準面396との間に隙間が生じ、レーザーチップ60を精度よく位置決めできない。その結果、ビーム特性が悪化するおそれがある。また、隙間が生じることで防塵性が低下し、貫通孔391内に埃などが進入するおそれもおそれもある。
図10に示すように、従来の光源装置は、押圧部材38が、第一基準面31aで囲われた領域の中央を押圧している。その結果、制御基板36に取り付けられているパッケージ部材310が、押圧部材38の押圧力により制御基板36とともに、図中一点鎖線で示すように撓む。これにより、第一基準面31aが、第二基準面396に対して傾斜してしまい、第一基準面31aと第二基準面396との間に隙間が生じ、レーザーチップ60を精度よく位置決めできない。その結果、ビーム特性が悪化するおそれがある。また、隙間が生じることで防塵性が低下し、貫通孔391内に埃などが進入するおそれもおそれもある。
図11は、本実施形態の光源装置における、押圧部材38により第一基準面31aを第二基準面396に押圧する様子を示す図である。
図11に示すように、本実施形態においては、第一基準面31aの真裏を押圧部材38で押圧している。これにより、押圧部材38の押圧力のほとんどを第二基準面396により受け止めることができ、制御基板36とともにパッケージ部材310が弾性変形するのを抑制することができる。
図11に示すように、本実施形態においては、第一基準面31aの真裏を押圧部材38で押圧している。これにより、押圧部材38の押圧力のほとんどを第二基準面396により受け止めることができ、制御基板36とともにパッケージ部材310が弾性変形するのを抑制することができる。
なお、本実施形態においては、第一基準面31aの真裏を押圧部材38で押圧しているが、第一基準面31aで囲われた領域の中央から離れた箇所を押圧するようにすれば、第一基準面31aで囲われた領域の中央を押圧する場合に比べて、パッケージ部材310の撓みを抑制することができる。
また、第一基準面31aは、矩形の枠状であるため、第一基準面31aの略真裏の一箇所を押圧部材38で押圧した場合は、押圧力が偏り、制御基板36とともにパッケージ部材310が傾く。その結果、第一基準面31aが第二基準面396から浮き上がるおそれがあり、位置決めを精度よく行えないおそれがある。そのため、本実施形態においては、第一基準面31aの真裏を複数個所押圧するとともに、図11(b)に示すように、第一基準面31a(図11の斜線で示す部分)により囲われた領域の中央O1を中心にして回転方向に等間隔(180度の間隔)を開けて、押圧部材38を押し当てている。これにより、第一基準面31aの略真裏を均等に押圧することができ、制御基板36とともにパッケージ部材310が傾くのを抑制することができ、良好に第一基準面31aの全面を、第二基準面396に当接させることができ、精度の高い位置決めを行うことができる。
なお、本実施形態では、第一基準面31aの真裏の2箇所を押圧部材で押圧しているが、図12(a)に示すように、3箇所、第一基準面31aの真裏を押圧してもよいし、図12(b)に示すように、4箇所、第一基準面31aの真裏を押圧してもよい。3箇所、第一基準面31aの略真裏を押圧する場合は、図12(a)に示すように、第一基準面31aにより囲われた領域の中央O1を中心に回転方向120度の間隔を開けて、第一基準面31aの真裏を押圧する。これにより、均等に第一基準面31aを押圧することができる。また、4箇所、第一基準面31aの略真裏を押圧する場合は、図12(b)に示すように、第一基準面31aにより囲われた領域の中央O1を中心に回転方向90度の間隔を開けて、第一基準面31aの真裏を押圧する。これにより、均等に第一基準面31aを押圧することができる。
次に、変形例として、制御基板36を、第一ホルダ39aに締結する例について、説明する。
図13は、変形例の光源装置の要部を示す概略構成図である。
図13に示すように、第一ホルダ39aの制御基板36と対向する面(−X側端面)のY方向両端付近には、制御基板36がネジ止めされる被取り付け部たる基板固定ボス397が設けられている。基板固定ボス397の頂面から第二基準面396までのX方向長さL1は、第一基準面31aから制御基板36の第一ホルダ39aと対向する面(+X側端面)までの長さL2と等しく(L1=L2)となっている。
図13は、変形例の光源装置の要部を示す概略構成図である。
図13に示すように、第一ホルダ39aの制御基板36と対向する面(−X側端面)のY方向両端付近には、制御基板36がネジ止めされる被取り付け部たる基板固定ボス397が設けられている。基板固定ボス397の頂面から第二基準面396までのX方向長さL1は、第一基準面31aから制御基板36の第一ホルダ39aと対向する面(+X側端面)までの長さL2と等しく(L1=L2)となっている。
図14は、制御基板36を第一ホルダ39aに締結した様子を示す概略図である。
図14に示すように、制御基板36に設けたネジ貫通孔にネジ71を貫通させ、基板固定ボス397に設けたネジ穴にネジ71をねじ込むことにより、制御基板36が、第一ホルダ39aに締結される。この変形例では、上述したように、L1=L2としているので、ネジ71により制御基板36を第一ホルダ39aに締結することにより、第一基準面31aを第二基準面396に当接させることができる。これにより、押圧部材の押圧部38aで制御基板36を押圧したとき、制御基板36が撓むことがなく、制御基板36に負荷が加わるのを抑制することができる。
図14に示すように、制御基板36に設けたネジ貫通孔にネジ71を貫通させ、基板固定ボス397に設けたネジ穴にネジ71をねじ込むことにより、制御基板36が、第一ホルダ39aに締結される。この変形例では、上述したように、L1=L2としているので、ネジ71により制御基板36を第一ホルダ39aに締結することにより、第一基準面31aを第二基準面396に当接させることができる。これにより、押圧部材の押圧部38aで制御基板36を押圧したとき、制御基板36が撓むことがなく、制御基板36に負荷が加わるのを抑制することができる。
また、製造誤差などにより、基板固定ボス397の頂面から第二基準面396までのX方向長さL1が、第一基準面31aから制御基板36の第一ホルダ39aと対向する面(+X側端面)までの長さL2よりも長くなる(L1>L2)場合がある。この場合、制御基板36の剛性が強く押圧部材38の押圧力で十分に制御基板36を弾性変形させることができないと、第一基準面31aを良好に第二基準面396に当接させることができない。よって、制御基板36としては、フレキシブル基板など、剛性の弱い基板とするのが好ましい。
図15は、制御基板36として、剛性の弱い基板を用いた場合の、制御基板36を第一ホルダ39aに締結した様子を示す概略図である。
上記L1>L2のときは、制御基板36を第一ホルダ39aにネジ71により締結したとき、第一基準面31aと第二基準面396との間に隙間が生じる。押圧部材38の押圧部38aで制御基板36を第一ホルダ側(+X方向)に押圧すると、図15に示すように、制御基板36のY方向中央が、Y方向端部に比べて、+X方向に位置するように撓む。制御基板36として、フレキシブル基板などの剛性の弱い基板を用いることで、押圧部材の押圧力により、良好に制御基板36を撓ませることができ、第一基準面31aを第二基準面396に当接させることができる。また、押圧部材38は、上述したように第一基準面31aの真裏を押圧している。よって、制御基板36は、押圧部材38の押圧部38aが当接する箇所よりも外側が押圧部38aの押圧力により弾性変形し、押圧部38aが当接する箇所よりも内側はほとんど弾性変形しない。従って、パッケージ部材310が撓んで、第一基準面31aが第二基準面396に対して傾斜するのが抑制され、第一基準面31aの全面を、良好に第二基準面396に当接させることができる。
上記L1>L2のときは、制御基板36を第一ホルダ39aにネジ71により締結したとき、第一基準面31aと第二基準面396との間に隙間が生じる。押圧部材38の押圧部38aで制御基板36を第一ホルダ側(+X方向)に押圧すると、図15に示すように、制御基板36のY方向中央が、Y方向端部に比べて、+X方向に位置するように撓む。制御基板36として、フレキシブル基板などの剛性の弱い基板を用いることで、押圧部材の押圧力により、良好に制御基板36を撓ませることができ、第一基準面31aを第二基準面396に当接させることができる。また、押圧部材38は、上述したように第一基準面31aの真裏を押圧している。よって、制御基板36は、押圧部材38の押圧部38aが当接する箇所よりも外側が押圧部38aの押圧力により弾性変形し、押圧部38aが当接する箇所よりも内側はほとんど弾性変形しない。従って、パッケージ部材310が撓んで、第一基準面31aが第二基準面396に対して傾斜するのが抑制され、第一基準面31aの全面を、良好に第二基準面396に当接させることができる。
また、基板固定ボス397の頂面から第二基準面396までのX方向長さL1を、第一基準面31aから制御基板36の第一ホルダ39aと対向する面(+X側端面)までの長さL2よりも短く(L1<L2)なるようにしてもよい。
図16は、基板固定ボス397の頂面から第二基準面396までのX方向長さL1を、第一基準面31aから制御基板36の第一ホルダ39aと対向する面(+X側端面)までの長さL2よりも短くした場合の、制御基板36を第一ホルダ39aに締結した様子を示す概略図である。
図16に示すように、L1<L2のときは、制御基板36を第一ホルダ39aにネジ71により締結すると、制御基板36のY方向中央が、Y方向端部に比べて、−X方向に位置するように撓む。これにより、第一基準面31aを第二基準面396に押し付ける方向に制御基板36の復元力が働く。これにより、押圧部材38の押圧力に加えて、制御基板36の復元力により、第一基準面31aを第二基準面396に押し当てることができる。これにより、良好にレーザーチップ60を位置決めすることができる。また、この場合は、制御基板36としては、剛性の強いものを用いるのが好ましい。剛性の強いものを用いることで、復元力を強くすることができ、第一基準面31aを第二基準面396に押し当てる力を強くすることができる。
図16に示すように、L1<L2のときは、制御基板36を第一ホルダ39aにネジ71により締結すると、制御基板36のY方向中央が、Y方向端部に比べて、−X方向に位置するように撓む。これにより、第一基準面31aを第二基準面396に押し付ける方向に制御基板36の復元力が働く。これにより、押圧部材38の押圧力に加えて、制御基板36の復元力により、第一基準面31aを第二基準面396に押し当てることができる。これにより、良好にレーザーチップ60を位置決めすることができる。また、この場合は、制御基板36としては、剛性の強いものを用いるのが好ましい。剛性の強いものを用いることで、復元力を強くすることができ、第一基準面31aを第二基準面396に押し当てる力を強くすることができる。
また、図17に示すように、複数の感光体を備えるカラープリンタ500に用いられる光走査装置550a,550bの光源装置に、本実施形態の光源装置を用いてもよい。かかるカラープリンタ500の光走査装置550a,550bの光源装置に、本実施形態の光源装置を用いることで、各色の感光体に精度よく走査光を走査することができ、色ずれ等が抑制された良好なカラー画像を得ることができる。
以上に説明したものは一例であり、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
レーザーチップ60などの発光素子と、発光素子を保持し、前記発光素子の周囲に形成された第一基準面31aを有し前記発光素子を保持するパッケージ部材310などの発光素子保持手段と、前記第一基準面31aが当接し、前記発光素子を位置決めするための第二基準面396を有するホルダ39などの位置決め部材と、前記発光素子保持手段を、前記位置決め部材に向けて押圧する押圧部材38などの押圧手段とを備えた光源装置において、前記押圧手段は、発光素子保持手段の前記第一基準面31aで囲われた領域の中央から離れた複数の箇所を押圧する。
上記特許文献1に記載の光源装置においては、押圧部材38などの押圧手段が、パッケージ部材310などの発光素子保持手段の第一基準面31aで囲われた領域の中央を押圧しているため、発光素子保持手段が先の図10の一点鎖線に示したように撓む。その結果、第一基準面31aが、第二基準面396に対して傾斜してしまい、第一基準面31aと第二基準面396との間に隙間が生じ、レーザーチップ60などの発光素子を精度よく位置決めできないおそれがあったのである。
これに対し、態様1では、押圧手段が、第一基準面31aで囲われた領域の中央から離れた箇所を押圧しているので、第一基準面31aで囲われた領域の中央を押圧した場合に比べて、発光素子保持手段の撓みを抑制することができる。
また、第一基準面31aで囲われた領域の中央から離れた複数個所を押圧することにより、発光素子保持手段が押圧手段の押圧力で傾かないように、バランスを取って発光素子手段を押圧することが可能となる。これにより、第一基準面31aを第二基準面396に隙間なく当接させることができ、発光素子を精度よく位置決めすることができる。
(態様1)
レーザーチップ60などの発光素子と、発光素子を保持し、前記発光素子の周囲に形成された第一基準面31aを有し前記発光素子を保持するパッケージ部材310などの発光素子保持手段と、前記第一基準面31aが当接し、前記発光素子を位置決めするための第二基準面396を有するホルダ39などの位置決め部材と、前記発光素子保持手段を、前記位置決め部材に向けて押圧する押圧部材38などの押圧手段とを備えた光源装置において、前記押圧手段は、発光素子保持手段の前記第一基準面31aで囲われた領域の中央から離れた複数の箇所を押圧する。
上記特許文献1に記載の光源装置においては、押圧部材38などの押圧手段が、パッケージ部材310などの発光素子保持手段の第一基準面31aで囲われた領域の中央を押圧しているため、発光素子保持手段が先の図10の一点鎖線に示したように撓む。その結果、第一基準面31aが、第二基準面396に対して傾斜してしまい、第一基準面31aと第二基準面396との間に隙間が生じ、レーザーチップ60などの発光素子を精度よく位置決めできないおそれがあったのである。
これに対し、態様1では、押圧手段が、第一基準面31aで囲われた領域の中央から離れた箇所を押圧しているので、第一基準面31aで囲われた領域の中央を押圧した場合に比べて、発光素子保持手段の撓みを抑制することができる。
また、第一基準面31aで囲われた領域の中央から離れた複数個所を押圧することにより、発光素子保持手段が押圧手段の押圧力で傾かないように、バランスを取って発光素子手段を押圧することが可能となる。これにより、第一基準面31aを第二基準面396に隙間なく当接させることができ、発光素子を精度よく位置決めすることができる。
(態様2)
態様1において、押圧部材38などの押圧手段が押圧する複数の箇所は、パッケージ部材310などの発光素子保持手段の第一基準面31aの真裏であり、かつ、前記複数の箇所が、前記第一基準面31aで囲われた領域の中央を中心にした回転方向において、等間隔となるように前記押圧手段を構成した。
これによれば、図11を用いて説明したように、第一基準面31aの真裏を押圧することにより、押圧力のほとんどを第二基準面396で受けることができ、パッケージ部材310などの発光素子保持手段が撓むのを良好に抑制することができる。
また、押圧手段が押圧する複数の箇所を、第一基準面31aで囲われた領域の中央を中心にした回転方向において等間隔となるようにしたので、均等に発光素子保持手段を、ホルダ39などの位置決め部材に向けて押圧することができ、発光素子保持手段が押圧手段の押圧力で傾かないようにするkとができる。これにより、第一基準面31aを第二基準面396に隙間なく当接させることができ、発光素子を精度よく位置決めすることができる。
態様1において、押圧部材38などの押圧手段が押圧する複数の箇所は、パッケージ部材310などの発光素子保持手段の第一基準面31aの真裏であり、かつ、前記複数の箇所が、前記第一基準面31aで囲われた領域の中央を中心にした回転方向において、等間隔となるように前記押圧手段を構成した。
これによれば、図11を用いて説明したように、第一基準面31aの真裏を押圧することにより、押圧力のほとんどを第二基準面396で受けることができ、パッケージ部材310などの発光素子保持手段が撓むのを良好に抑制することができる。
また、押圧手段が押圧する複数の箇所を、第一基準面31aで囲われた領域の中央を中心にした回転方向において等間隔となるようにしたので、均等に発光素子保持手段を、ホルダ39などの位置決め部材に向けて押圧することができ、発光素子保持手段が押圧手段の押圧力で傾かないようにするkとができる。これにより、第一基準面31aを第二基準面396に隙間なく当接させることができ、発光素子を精度よく位置決めすることができる。
(態様3)
態様1または2において、第一基準面31aと前記第二基準面396との当接面が、レーザーチップ60などの発光素子を囲うように連なっている。
これによれば、実施形態で説明したように、第一基準面31aと第二基準面396との当接により、レーザーチップなどの発光素子の周囲を塞ぐことができる。これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができ、光学特性が劣化するのを抑制することができる。
態様1または2において、第一基準面31aと前記第二基準面396との当接面が、レーザーチップ60などの発光素子を囲うように連なっている。
これによれば、実施形態で説明したように、第一基準面31aと第二基準面396との当接により、レーザーチップなどの発光素子の周囲を塞ぐことができる。これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができ、光学特性が劣化するのを抑制することができる。
(態様4)
態様1乃至3において、パッケージ部材310などの発光素子保持手段の第一基準面31aで囲われた領域には、レーザーチップ60などの発光素子を囲むように形成れた壁部31bを有し、前記壁部31bにより囲われた空間を覆い、光を透過するカバーガラス62などのカバー部材を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、レーザーチップ60などの発光素子を保護することができる。
態様1乃至3において、パッケージ部材310などの発光素子保持手段の第一基準面31aで囲われた領域には、レーザーチップ60などの発光素子を囲むように形成れた壁部31bを有し、前記壁部31bにより囲われた空間を覆い、光を透過するカバーガラス62などのカバー部材を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、レーザーチップ60などの発光素子を保護することができる。
(態様5)
態様1乃至4いずれかにおいて、ホルダ39などの位置決め部材は、前記レーザーチップ60などの発光素子から出射した光が通過するための貫通孔391を有し、前記貫通孔391における前記発光素子部材側の端部は、パッケージ部材310などの発光素子保持手段がその中に嵌合される段付構造部395を有し、該段付構造部395の段部が前記第二基準面396である。
これによれば、実施形態で説明したように、段付構造部内にパッケージ部材310などの発光素子保持手段を嵌合させることで、レーザーチップ60などの発光素子を、主走査方向(Y方向)、副走査方向(Z方向)、および光軸回りに位置決めすることができる。これにより、精度の高い光学特性を得ることができる。また、段付構造部内に前記発光素子保持手段を嵌合させることで、段付構造部395の内周面と、発光素子保持部の側面とで、貫通孔391への埃の進入を抑制することができる。これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができ、光学特性が劣化するのを抑制することができる。
態様1乃至4いずれかにおいて、ホルダ39などの位置決め部材は、前記レーザーチップ60などの発光素子から出射した光が通過するための貫通孔391を有し、前記貫通孔391における前記発光素子部材側の端部は、パッケージ部材310などの発光素子保持手段がその中に嵌合される段付構造部395を有し、該段付構造部395の段部が前記第二基準面396である。
これによれば、実施形態で説明したように、段付構造部内にパッケージ部材310などの発光素子保持手段を嵌合させることで、レーザーチップ60などの発光素子を、主走査方向(Y方向)、副走査方向(Z方向)、および光軸回りに位置決めすることができる。これにより、精度の高い光学特性を得ることができる。また、段付構造部内に前記発光素子保持手段を嵌合させることで、段付構造部395の内周面と、発光素子保持部の側面とで、貫通孔391への埃の進入を抑制することができる。これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができ、光学特性が劣化するのを抑制することができる。
(態様6)
態様5において、前記段付構造部395は、発光素子保持手段側に向かって突出している。
これによれば、実施形態で説明したように、段付構造部395の発光素子保持手段側端部と、段付構造部と対向する部材(本実施形態では、制御基板36)との隙間を狭くすることができ、この隙間から埃などが貫通孔391へ進入するのを抑制することができる。これにより、これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができ、光学特性が劣化するのを抑制することができる。
態様5において、前記段付構造部395は、発光素子保持手段側に向かって突出している。
これによれば、実施形態で説明したように、段付構造部395の発光素子保持手段側端部と、段付構造部と対向する部材(本実施形態では、制御基板36)との隙間を狭くすることができ、この隙間から埃などが貫通孔391へ進入するのを抑制することができる。これにより、これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができ、光学特性が劣化するのを抑制することができる。
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、第一基準面31aと第二基準面396との当接面を囲むように設けられ、前記当接面をシールする弾性部材51などのシール部材を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、第一基準面31aと第二基準面396との当接面に埃などが進入するのを防止することができる。これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのをより一層抑制することができ、光学特性が劣化するのをより一層抑制することができる。
態様1乃至6いずれかにおいて、第一基準面31aと第二基準面396との当接面を囲むように設けられ、前記当接面をシールする弾性部材51などのシール部材を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、第一基準面31aと第二基準面396との当接面に埃などが進入するのを防止することができる。これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのをより一層抑制することができ、光学特性が劣化するのをより一層抑制することができる。
(態様8)
態様1乃至7いずれかにおいて、ホルダ39などの位置決め部材は、前記レーザーチップ60などの発光素子から出射した光が通過するための貫通孔391を有し、前記貫通孔391の前記発光素子側と反対側の端部には前記貫通孔覆う(1/4)波長板32などの光透過部材が設けられている。
これによれば、実施形態で説明したように、前記貫通孔391の前記発光素子側と反対側の端部から、貫通孔391内に埃などが進入するのを防止することができる。これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができ、光学特性が劣化するのを抑制することができる。
態様1乃至7いずれかにおいて、ホルダ39などの位置決め部材は、前記レーザーチップ60などの発光素子から出射した光が通過するための貫通孔391を有し、前記貫通孔391の前記発光素子側と反対側の端部には前記貫通孔覆う(1/4)波長板32などの光透過部材が設けられている。
これによれば、実施形態で説明したように、前記貫通孔391の前記発光素子側と反対側の端部から、貫通孔391内に埃などが進入するのを防止することができる。これにより、発光素子の光の光路上に配置されたカバーガラス62などに埃などが付着するのを抑制することができ、光学特性が劣化するのを抑制することができる。
(態様9)
態様8において、前記光透過部材が、(1/4)波長板32である。
これによれば、貫通孔391を塞ぐ透過部材と、(1/4)波長板32とを別々に設ける場合に比べて、部品点数を削減することができ、装置のコストアップを抑制することができる。
態様8において、前記光透過部材が、(1/4)波長板32である。
これによれば、貫通孔391を塞ぐ透過部材と、(1/4)波長板32とを別々に設ける場合に比べて、部品点数を削減することができ、装置のコストアップを抑制することができる。
(態様10)
態様1乃至9いずれかにおいて、ホルダ39などの位置決め部材には、カップリングレンズ33などの光学レンズを取り付ける第一レンズ保持部392などの光学レンズ取り付け部を備える。
これによれば、ホルダ39などの位置決め部材にカップリングレンズ33などの光学レンズを取り付けることができる。
態様1乃至9いずれかにおいて、ホルダ39などの位置決め部材には、カップリングレンズ33などの光学レンズを取り付ける第一レンズ保持部392などの光学レンズ取り付け部を備える。
これによれば、ホルダ39などの位置決め部材にカップリングレンズ33などの光学レンズを取り付けることができる。
(態様11)
態様1乃至10いずれかにおいて、パッケージ部材310などの発光素子保持手段が取り付けられる制御基板36などの発光素子保持手段取り付け部材を備え、発光素子保持手段取り付け部材は、第一基準面31aで囲む領域の外側の領域で、ホルダ39などの位置決め部材の基板固定ボス397などの被取り付け部に取り付けられるものであり、前記被取り付け部の前記発光素子保持手段取り付け部材と接触する面から前記第二基準面396までの長さをL1、前記第一基準面31aから発光素子保持手段取り付け部材の前記発光素子保持手段が取り付けられた面までの距離をL2としたとき、L1>L2とした。
これによれば、図16を用いて説明したように、制御基板36など発光素子保持手段取り付け部材をホルダ39などの位置決め部材に取り付けると、第一基準面31aを第二基準面396に押し当てる方向に復元力が働くように、発光素子保持手段取り付け部材を弾性変形させることができる。これにより、第一基準面31aを良好に第二基準面396に当接させることができ、レーザーチップ60などの発光素子を、良好に位置決めすることができる。
態様1乃至10いずれかにおいて、パッケージ部材310などの発光素子保持手段が取り付けられる制御基板36などの発光素子保持手段取り付け部材を備え、発光素子保持手段取り付け部材は、第一基準面31aで囲む領域の外側の領域で、ホルダ39などの位置決め部材の基板固定ボス397などの被取り付け部に取り付けられるものであり、前記被取り付け部の前記発光素子保持手段取り付け部材と接触する面から前記第二基準面396までの長さをL1、前記第一基準面31aから発光素子保持手段取り付け部材の前記発光素子保持手段が取り付けられた面までの距離をL2としたとき、L1>L2とした。
これによれば、図16を用いて説明したように、制御基板36など発光素子保持手段取り付け部材をホルダ39などの位置決め部材に取り付けると、第一基準面31aを第二基準面396に押し当てる方向に復元力が働くように、発光素子保持手段取り付け部材を弾性変形させることができる。これにより、第一基準面31aを良好に第二基準面396に当接させることができ、レーザーチップ60などの発光素子を、良好に位置決めすることができる。
(態様12)
態様1乃至10いずれかにおいて、パッケージ部材310などの発光素子保持手段が取り付けられる制御基板36などの発光素子保持手段取り付け部材を備え、発光素子保持手段取り付け部材は、第一基準面31aで囲む領域の外側の領域で、ホルダ39などの位置決め部材の基板固定ボス397などの被取り付け部に取り付けられるものであり、前記被取り付け部の前記発光素子保持手段取り付け部材と接触する面から前記第二基準面396までの長さをL1、前記第一基準面31aから発光素子保持手段取り付け部材の前記発光素子保持手段が取り付けられた面までの距離をL2としたとき、L1=L2とした。
これによれば、図14を用いて説明したように、制御基板36などの発光素子保持手段取り付け部材をホルダ39などの位置決め部材に取り付けたときに、発光素子保持手段取り付け部材が変形するのを抑制することができ、発光素子保持手段取り付け部材の負荷を低減することができる。
態様1乃至10いずれかにおいて、パッケージ部材310などの発光素子保持手段が取り付けられる制御基板36などの発光素子保持手段取り付け部材を備え、発光素子保持手段取り付け部材は、第一基準面31aで囲む領域の外側の領域で、ホルダ39などの位置決め部材の基板固定ボス397などの被取り付け部に取り付けられるものであり、前記被取り付け部の前記発光素子保持手段取り付け部材と接触する面から前記第二基準面396までの長さをL1、前記第一基準面31aから発光素子保持手段取り付け部材の前記発光素子保持手段が取り付けられた面までの距離をL2としたとき、L1=L2とした。
これによれば、図14を用いて説明したように、制御基板36などの発光素子保持手段取り付け部材をホルダ39などの位置決め部材に取り付けたときに、発光素子保持手段取り付け部材が変形するのを抑制することができ、発光素子保持手段取り付け部材の負荷を低減することができる。
(態様13)
光源装置30と、前記光源装置30からの光を偏向走査するポリゴンスキャナ42などの光偏向手段とを備えた光走査装置12において、前記光源装置として、態様1乃至12いずれかの光源装置を用いた。
これによれば、感光体などの走査対象物上に高精度に光走査を行うことができる。
光源装置30と、前記光源装置30からの光を偏向走査するポリゴンスキャナ42などの光偏向手段とを備えた光走査装置12において、前記光源装置として、態様1乃至12いずれかの光源装置を用いた。
これによれば、感光体などの走査対象物上に高精度に光走査を行うことができる。
(態様14)
態様13において、レーザーチップ60などの発光素子は、複数の発光部60aが、副走査方向所定のピッチで配列されている。
これによれば、実施形態で説明したように、感光体などの走査対象物上に複数の光を同時に走査できる。
態様13において、レーザーチップ60などの発光素子は、複数の発光部60aが、副走査方向所定のピッチで配列されている。
これによれば、実施形態で説明したように、感光体などの走査対象物上に複数の光を同時に走査できる。
(態様15)
態様14において、前記発光素子は、面発光型の発光素子である。
これによれば、実施形態で説明したように、隣り合う発光部60aの副走査方向のピッチを狭く設定することができる。
態様14において、前記発光素子は、面発光型の発光素子である。
これによれば、実施形態で説明したように、隣り合う発光部60aの副走査方向のピッチを狭く設定することができる。
(態様16)
感光体などの潜像担持体の表面に光走査手段を用いて光を照射することにより該潜像担持体の表面に潜像を形成し、該潜像を現像することで得た画像を最終的に記録材上に転移させることで画像を形成する画像形成装置において、上記光走査手段として、態様13乃至15のいずれかに記載の光走査装置を用いる。
これによれば、高品質な画像を得ることができる。
感光体などの潜像担持体の表面に光走査手段を用いて光を照射することにより該潜像担持体の表面に潜像を形成し、該潜像を現像することで得た画像を最終的に記録材上に転移させることで画像を形成する画像形成装置において、上記光走査手段として、態様13乃至15のいずれかに記載の光走査装置を用いる。
これによれば、高品質な画像を得ることができる。
(態様17)
態様1において、複数の潜像担持体を有し、各潜像担持体表面に光走査手段を用いて光を照射することにより該潜像担持体の表面に潜像を形成する。
これによれば、色ずれのない高品位なカラー画像を得ることができる。
態様1において、複数の潜像担持体を有し、各潜像担持体表面に光走査手段を用いて光を照射することにより該潜像担持体の表面に潜像を形成する。
これによれば、色ずれのない高品位なカラー画像を得ることができる。
10:感光体
12:光走査装置
30:光源装置
31:光源部
31a:第一基準面
31b:壁部
32:波長板
33:カップリングレンズ
34:温度補正レンズ
35:アパーチャ
36:制御基板
36a:ボス貫通部
36b:押圧部材位置決め穴
37:制御装置
38:押圧部材
38a:押圧部
38b:取り付け穴部
38c:第一位置決め部
38d:第二位置決め部
39:ホルダ
39a:第一ホルダ
39b:第二ホルダ
41:入射光学系
42:ポリゴンスキャナ
42a:ポリゴンミラー
43:走査レンズ
44:長尺レンズ
45:反射ミラー
46:光学ハウジング
51:弾性部材
60:レーザーチップ
60a:発光部
60b:配線部材
60c:電極パッド
61:カバーガラスホルダ
62:カバーガラス
63:制御基板
71:ネジ
310:パッケージ部材
391:貫通孔
392:第一レンズ保持部
393:第二レンズ保持部
394:押圧部材固定ボス
395:段付構造部
396:第二基準面
397:基板固定ボス
500:カラープリンタ
550a,550b:光走査装置
L:レーザー光
L1:基板固定ボスの頂面から第二基準面までのX方向長さ
L2:第一基準面から制御基板の第一ホルダと対向する面までのX方向長さ
O1:第一基準面により囲われた領域の中央
P:記録紙
12:光走査装置
30:光源装置
31:光源部
31a:第一基準面
31b:壁部
32:波長板
33:カップリングレンズ
34:温度補正レンズ
35:アパーチャ
36:制御基板
36a:ボス貫通部
36b:押圧部材位置決め穴
37:制御装置
38:押圧部材
38a:押圧部
38b:取り付け穴部
38c:第一位置決め部
38d:第二位置決め部
39:ホルダ
39a:第一ホルダ
39b:第二ホルダ
41:入射光学系
42:ポリゴンスキャナ
42a:ポリゴンミラー
43:走査レンズ
44:長尺レンズ
45:反射ミラー
46:光学ハウジング
51:弾性部材
60:レーザーチップ
60a:発光部
60b:配線部材
60c:電極パッド
61:カバーガラスホルダ
62:カバーガラス
63:制御基板
71:ネジ
310:パッケージ部材
391:貫通孔
392:第一レンズ保持部
393:第二レンズ保持部
394:押圧部材固定ボス
395:段付構造部
396:第二基準面
397:基板固定ボス
500:カラープリンタ
550a,550b:光走査装置
L:レーザー光
L1:基板固定ボスの頂面から第二基準面までのX方向長さ
L2:第一基準面から制御基板の第一ホルダと対向する面までのX方向長さ
O1:第一基準面により囲われた領域の中央
P:記録紙
Claims (17)
- 発光素子と、
発光素子の周囲に形成された第一基準面を有し前記発光素子を保持する発光素子保持手段と、
前記第一基準面が当接し、前記発光素子を位置決めするための第二基準面を有する位置決め部材と、
前記発光素子保持手段を、前記位置決め部材に向けて押圧する押圧手段とを備えた光源装置において、
前記押圧手段は、発光素子保持手段の前記第一基準面で囲われた領域の中央から離れた複数の箇所を押圧することを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
前記押圧手段が押圧する複数の箇所は、前記発光素子保持手段の前記第一基準面の真裏であり、かつ、前記複数の箇所が、前記第一基準面で囲われた領域の中央を中心にした回転方向において、等間隔となるように前記押圧手段を構成したことを特徴とする光源装置。 - 請求項1または2に記載の光源装置において、
前記第一基準面と前記第二基準面との当接面が、前記発光素子を囲うように連なっていることを特徴とする光源装置。 - 請求項1乃至3いずれかに記載の光源装置において、
前記発光素子保持手段の前記第一基準面により囲われた領域には、前記発光素子を囲むように形成れた壁部を有し、
前記壁部により囲われた空間を覆い、光を透過するカバー部材を設けたことを特徴とする光源装置。 - 請求項1乃至4いずれかに記載の光源装置において、
前記位置決め部材は、前記発光素子から出射した光が通過するための貫通孔を有し、
前記貫通孔における発光素子手段側の端部は、前記発光素子保持手段がその中に嵌合される段付構造部を有し、該段付構造部の段部が前記第二基準面であることを特徴とする光源装置。 - 請求項5に記載の光源装置において、
前記段付構造部は、前記発光素子保持手段側に向かって突出していることを特徴とする光源装置。 - 請求項1乃至6いずれかに記載の光源装置において、
前記第一基準面と前記第二基準面との当接面を囲むように設けられ、前記当接面をシールするシール部材を設けたことを特徴とする光源装置。 - 請求項1乃至7いずれかに記載の光源装置において、
前記位置決め部材は、前記発光素子から出射した光が通過するための貫通孔を有し、
前記貫通孔の前記発光素子側と反対側の端部には前記貫通孔覆う光透過部材が設けられていることを特徴とする。 - 請求項8に記載の光源装置において、
前記光透過部材が、(1/4)波長板であることを特徴とする光源装置。 - 請求項1乃至9いずれかに記載の光源装置において、
前記位置決め部材は、光学レンズを取り付ける光学レンズ取り付け部を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項1乃至10いずれかに記載の光源装置において、
前記発光素子保持手段が取り付けられる発光素子保持手段取り付け部材を備え、
前記発光素子保持手段取り付け部材は、前記第一基準面で囲む領域の外側の領域で、前記位置決め部材の被取り付け部に取り付けられるものであり、
前記被取り付け部の前記発光素子保持手段取り付け部材と接触する面から前記第二基準面までの長さをL1、前記第一基準面から発光素子保持手段取り付け部材の前記発光素子保持手段が取り付けられた面までの距離をL2としたとき、L1>L2としたことを特徴とする光源装置。 - 請求項1乃至10いずれかに記載の光源装置において、
前記発光素子保持手段が取り付けられる発光素子保持手段取り付け部材を備え、
前記発光素子保持手段取り付け部材は、前記第一基準面で囲む領域の外側の領域で、前記位置決め部材の被取り付け部に取り付けられるものであり、
前記被取り付け部の前記発光素子保持手段取り付け部材と接触する面から前記第二基準面までの長さをL1、前記第一基準面から発光素子保持手段取り付け部材の前記発光素子保持手段が取り付けられた面までの距離をL2としたとき、L1=L2としたことを特徴とする光源装置。 - 光源装置と、前記光源装置からの光を偏向走査する光偏向手段とを備えた光走査装置において、
前記光源装置として、請求項1乃至12いずれかの光源装置を用いたことを特徴とする光走査装置。 - 請求項13に記載の光走査装置において、
前記発光素子は、複数の発光部が副走査方向所定のピッチで配列されていることを特徴とする光走査装置。 - 請求項14の光走査装置において、
前記発光素子は、面発光型の発光素子であることを特徴とする光源装置。 - 潜像担持体の表面に光走査手段を用いて光を照射することにより該潜像担持体の表面に潜像を形成し、該潜像を現像することで得た画像を最終的に記録材上に転移させることで画像を形成する画像形成装置において、
上記光走査手段として、請求項13乃至15のいずれかに記載の光走査装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項16に記載の画像形成装置において、
複数の潜像担持体を有し、各潜像担持体表面に光走査手段を用いて光を照射することにより該潜像担持体の表面に潜像を形成することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016133746A JP2018005061A (ja) | 2016-07-05 | 2016-07-05 | 光源装置、光走査装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016133746A JP2018005061A (ja) | 2016-07-05 | 2016-07-05 | 光源装置、光走査装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018005061A true JP2018005061A (ja) | 2018-01-11 |
Family
ID=60949200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016133746A Pending JP2018005061A (ja) | 2016-07-05 | 2016-07-05 | 光源装置、光走査装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018005061A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11948564B2 (en) | 2018-06-15 | 2024-04-02 | Sony Corporation | Information processing device and information processing method |
-
2016
- 2016-07-05 JP JP2016133746A patent/JP2018005061A/ja active Pending
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