JP6124113B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置および画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置として、潜像担持体上に画像情報に応じた書込光を偏向走査することにより照射して潜像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して画像を得るものが知られている。書込光を偏向走査する光走査装置は、一般に、光源から照射された光が、コリメートレンズなどの光学系部品等により所定の形状に成形されて回転多面鏡たるポリゴンミラーに入射する。ポリゴンミラーに入射した光は、偏向走査され、走査レンズ、反射ミラー等の光学系部品などを通って、潜像担持体に照射される。
特許文献1には、共通の光源からの直線偏光の光を光分割素子により分割して互いに異なる潜像担持体を走査する光走査装置が記載されている。
特許文献1に記載の光走査装置は、光源からの直線偏光の光を光分割素子に入射させる。光分割用素子は、偏光分離面を有している。偏光分離面は、S偏光成分の光(入射面に垂直な偏光方向の光)を反射し、P偏光成分の光(入射面に平行な偏光方向の光)を透過する。なお、入射面とは、偏光分離面の法線方向と光の進行方向とを含む面である。光源から出射された直線偏光の偏光方向を、S偏光に対して光軸回りに45°傾けて光分割用素子に入射させる。これにより、光源の光が上記偏向分離面で、P偏光の成分の第1光束と、S偏光の成分の第2光束に1:1の関係で分割されて、光分割素子から出射する。これにより、共通の光源からの光が分割され互いに異なる潜像担持体を走査するのに用いることができる。
また、特許文献1に記載の光走査装置には、光分割素子から出射した第1光束の光路上と、第2光束の光路上とにそれぞれ波長板(1/4波長板)が配置されている。特許文献1に記載の光走査装置では、光分割素子から出射したP偏光の第1光束は、第1光束の光路上に配置された第1波長板(1/4波長板)を通過することで円偏光に変換された後、第1ポリゴンミラーに入射する。S偏光の第2光束も、第2光束の光路上に配置された第2波長板(1/4波長板)を通過することで円偏光に変換されて、第2ポリゴンミラーに入射する。これにより、第1光束と第2光束の偏光特性を揃えることができる。
第1ポリゴンミラーに対して、第2ポリゴンミラーは、回転方向に位相をずらして配置されており、第1ポリゴンミラーで、第1光束が潜像担持体上を光走査しているとき、第2ポリゴンミラーで反射された第2光束は、装置内の遮光部材上を光走査している。
上記第1波長板、第2波長板は、光学ハウジングに直接取り付けるのが一般的である。しかし、第1波長板、第2波長板を、光学ハウジングに直接取り付けた場合、以下の課題が発生した。各波長板を光学ハウジングに直接取り付ける場合、光学ハウジングに第1波長板が取り付けられる第1波長板取り付け部と、第2波長板が取り付けられる第2波長板取り付け部とを設ける必要がある。
光学ハウジングの第1、第2波長板が取り付けられる波長板取り付け部の周囲には、補強リブや、光分割素子などが配置されている。各波長板を取り付けるとき、波長板取り付け部の周囲の部品などに波長板がぶつかると、波長板が傷ついてしまうおそれがある。また、波長板を取り付けるときに用いる治具などが、波長板取り付け部の周囲の部品にぶつかり、周囲の部品を傷つけてしまわないようにする必要もある。このように、周囲の部品に波長板や治具をぶつけてしまわないように、取り付ける必要があるため、波長板を取り付ける方向などが限定されてしまう。そのため、第1波長板、第2波長板を、光学ハウジングに直接取り付ける場合、取り付け作業が悪いという課題である。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、目的は、共通の光源からの光を互いに異なる被走査面上を走査することに加え、次のことができる光走査装置および画像形成装置を提供することである。すなわち、第1、第2波長板の光学ハウジングへの取り付け性を向上させることができる光走査装置などである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源と、該光源の光束を第1光束と第2光束とに分割する光分割素子と、前記第1光束の偏光特性を変える第1波長板と、前記第2光束の偏光特性を変える第2波長板と、前記光源、前記光分割素子、前記第1波長板、前記第2波長板を収納する光学ハウジングとを備えた光走査装置において、前記第1波長板および前記第2波長板は、中間部材を介して前記光学ハウジングに固定され、前記中間部材は、前記第1波長板と前記第2波長板とが固定されるものであり、前記第1波長板、前記第2波長板のうち一方の波長板は、前記光源側から前記中間部材に取り付けられ、他方の波長板は、前記光源側と反対側から前記中間部材に取り付けられることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1、第2波長板は、中間部材を介して光学ハウジングに取り付けられるので、以下の効果を得ることができる。すなわち、周囲に部材がない環境で、波長板を、中間部材に取り付けることができる。従って、中間部材に波長板を取り付ける際、波長板を取り付ける方向などに制約を受けない。その結果、波長板を中間部材に取り付けるとき、取り付け易い方向から波長板を中間部材に取り付けることができ、容易に、波長板を中間部材に取り付けることができる。また、中間部材は、波長板よりも大きい部材であり、取り扱いが容易である。また、中間部材は、ある程度の形状の自由度があるので、中間部材を光学ハウジングに取り付け易い形状にすることができる。従って、中間部材を光学ハウジングに容易に取り付けることができる。このようなことから、第1、第2波長板を直接、光学ハウジングに取り付ける場合に比べて、容易に第1、第2波長板を光学ハウジングに取り付けることができる。
実施形態に係るカラープリンタの主要構成を示す模式図である。 Bk−Cユニットの光学系のレイアウトを示す模式図。 Bk−Cユニットの入射光学系のレイアウトを示す模式図。 Bk−Cユニットの走査光学系のレイアウトを示す模式図。 偏光ビームスプリッタの説明図。 ポリゴンミラーの回転軸方向から見た偏向器の構成を示す模式図。 (a)は、上段ポリゴンミラーで、感光体ドラム表面を光走査しているときの偏向器周辺の斜視図であり、(b)は、下段ポリゴンミラーで、感光体ドラム表面を光走査しているときの偏向器周辺の斜視図。 偏光ビームスプリッタから偏向器までの入射光学系を示す斜視図。 中間部材と、各波長板とを示す斜視図。 中間部材を、ポリゴンミラー側から見た斜視図。 中間部材の断面図。 光学ハウジングの中間部材取り付け部付近を示す斜視図。 中間部材取り付け部に中間部材を取り付けた斜視図。
以下、本発明に係る光走査装置を用いた画像形成装置としてのカラープリンタの一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るカラープリンタ500の主要構成を示す模式図である。
このカラープリンタ500は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色のトナー像を互いに重ね合わせることにより、フルカラー画像を形成することができるタンデム方式の多色カラープリンタである。このカラープリンタ500は、光走査装置100、4つの感光体ドラム501,502,503,504を備えている。また、4つのクリーニングユニット605Y,605M,605C,605Bk、4つの帯電装置602Y,602M,602C,602Bkを備えている。また、現像ローラ603Y,603M,603C,603Bkを備えた4つの現像装置604Y,604M,604C,604Bkも備えている。さらに、中間転写体である中間転写ベルト606、二次転写ローラ613、定着装置610、給紙コロ608、レジストローラ対609、排紙ローラ612、排紙トレイ611なども備えている。
感光体ドラム501、クリーニングユニット605Y、帯電装置602Y、現像ローラ603Y、現像装置604Yは、イエロー画像を形成する画像ステーション(以下「Yステーション」という。)を構成する。感光体ドラム502、クリーニングユニット605M、帯電装置602M、現像ローラ603M、現像装置604Mは、マゼンタ画像を形成する画像ステーション(以下「Mステーション」という。)を構成する。感光体ドラム503、クリーニングユニット605C、帯電装置602C、現像ローラ603C、現像装置604Cは、シアン画像を形成する画像ステーション(以下「Cステーション」という。)を構成する。感光体ドラム504、クリーニングユニット605Bk、帯電装置602Bk、現像ローラ603Bk、現像装置604Bkは、ブラック画像を形成する画像ステーション(以下「Kステーション」という。)を構成する。
各感光体ドラム501,502,503,504は、いずれも、その周面に感光層を備えており、不図示の回転機構によって図1中矢印方向へ回転駆動する。各帯電装置602Y,602M,602C,602Bkは、対応する感光体ドラム501,502,503,504の表面を一様に帯電させる。
光走査装置100は、イエロー用感光体ドラム501及びマゼンタ用感光体ドラム502を露光走査するM−Yユニット100Aと、シアン用感光体ドラム503及びブラック用感光体ドラム504を露光走査するBk−Cユニット100Bとから構成されている。光走査装置100は、各々対応する感光体ドラム表面を被走査面として、画像情報に基づいた点灯制御で走査光を照射し、感光体ドラム表面に静電潜像を形成する。ここで形成された静電潜像は、感光体ドラム501,502,503,504の回転に伴って、現像装置604Y,604M,604C,604Bkの現像ローラと対向する現像領域へ搬送される。
各現像装置604Y,604M,604C,604Bkには、帯電したトナーを担持する現像ローラが備わっている。現像ローラには所定の現像バイアスが印加されており、これにより形成される現像電界の作用によって、現像ローラ上のトナーが感光体ドラム上の静電潜像へ付着する。これにより、感光体ドラム501,502,503,504上には、トナーが付着した像(以下「トナー画像」という。)が形成される。
このようにして形成されたトナー画像は、感光体ドラム501,502,503,504の回転に伴って中間転写ベルト606と対向する一次転写領域へ搬送される。そして、各感光体ドラム501,502,503,504上におけるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、互いに重なり合うタイミングで中間転写ベルト606上に順次一次転写される。これにより中間転写ベルト606上に多色のカラー画像が形成される。各クリーニングユニット605Y,605M,605C,605Bkは、対応する感光体ドラム501,502,503,504の表面に転写されずに残った転写残トナーを除去する。
一方、記録材である記録紙510は、給紙コロ608によって1枚ずつレジストローラ対609へ搬送する。レジストローラ対609は、所定のタイミングで記録紙510を中間転写ベルト606と二次転写ローラ613とが対向する二次転写領域へ送る。この二次転写領域において、中間転写ベルト606上の多色のトナー画像が記録紙510に二次転写される。多色のトナー画像が転写された記録紙510は、その後、定着装置610に送られる。定着装置610は、熱と圧力により記録紙510上のトナー画像を記録紙に定着させる。定着後の記録紙510は、排紙ローラ612を介して排紙トレイ611上に排紙される。
図2は、Bk−Cユニット100Bの光学系のレイアウトを示す模式図であり、図3は、Bk−Cユニット100Bの入射光学系のレイアウトを示す模式図である。
入射光学系は、直線偏光にてレーザ光を射出する光源1、光源1から射出されたレーザ光を円偏光に変換する1/4波長板2、1/4波長板2で円偏光に変換されたレーザ光を平行光にするコリメートレンズ3を備えている。また、光量調整を行う光量変更素子としてのNDフィルタ4、円偏光となっているレーザ光をS偏光、P偏光へと分け、2つの光路に分光するための偏光ビームスプリッタ(PBS)5を備えている。また、2つに分光されたレーザ光L1,L2の偏光特性を直線偏光から円偏光に変換する1/4波長板6a,6bを備えている。また、円偏光に変換された各レーザ光L1,L2を、偏向器10に搭載される2つのポリゴンミラー10a,10bのミラー面上で結像させるシリンドリカルレンズ7a,7bを備えている。シリンドリカルレンズ7a,7bは、円偏光に変換されたレーザ光を副走査方向についてのみ集光機能を持っている。
このような入射光学系によって所定のレーザプロファイルに形成された各レーザ光L1,L2は、偏向器10の各ポリゴンミラー10a,10bのミラー面上にそれぞれ結像される。偏向器10は、副走査方向に平行な回転軸を中心にポリゴンミラー10a,10bを一体的に所定の回転数で安定駆動させている。このように回転しているポリゴンミラー10a,10bのミラー面にレーザ光L1,L2が入射することで、図2に示すように、レーザ光L1,L2が主走査方向へ走査される。
図4は、Bk−Cユニット100Bの走査光学系のレイアウトを示す模式図である。
走査光学系は、ポリゴンミラー10a,10bにより走査されたレーザ光の等角度運動を等速直線運動へと変えるfθレンズ11a,11b、走査対象物としての感光体へとレーザ光を導く第1ミラー12a,12b、第2ミラー14a,14bを備えている。また、ポリゴンミラー10a,10bの面倒れを補正する長尺レンズ13a,13b、光学ハウジング20a内への塵などの進入を防止する防塵ガラス15a,15bを備えている。
上段ポリゴンミラー10aのミラー面で走査されたレーザ光L1は、fθレンズ11a,第1ミラー12a,長尺レンズ13a,第2ミラー14aを経て、防塵ガラス15aを透過し、感光体ドラム504の表面で等速走査される。また、下段ポリゴンミラー10bのミラー面で走査されたレーザ光L2は、fθレンズ11b,第1ミラー12b,長尺レンズ13b,第2ミラー14aを経て、防塵ガラス15aを透過し、感光体ドラム503の表面で等速走査される。
また、Bk−Cユニット100Bは、先の図2に示すように、主走査書き出しタイミングを決定するための同期センサ17、同期センサ17に精度良くレーザ光を集光させるための同期用シリンドリカルレンズ16を備えている。
入射光学系、走査光学系、同期センサ17、同期用シリンドリカルレンズ16は、Bk−Cユニット100Bの光学ハウジング20aに搭載されており、光走査装置としての特性が確保されている。
偏向器10によって走査されたレーザ光は、fθレンズ11a,11bを通過した後、同期用シリンドリカルレンズ16により集光された後、同期センサ17に入射する。同期センサ17が光ビームを検知すると、同期信号が出力される。そして、同期が取れて光源1から画像データに基づくレーザ光が出力され、この画像データに基づくレーザ光が、走査光学系を経由して、感光体ドラム503,504上で走査される。これにより、感光体ドラム503,504に潜像画像が形成される。
図5は、偏光ビームスプリッタの説明図である。
光源1から射出されるレーザ光L0は、1/4波長板2によって直線偏光から円偏光に変換されている。このように円偏光特性をもつレーザ光L0は、偏光ビームスプリッタ5の偏光分離面に到達すると、円偏光の偏光成分のうち、ポリゴンミラー10a,10bの回転軸方向と直交する成分(s偏光成分)のみが偏光分離面を透過する。そして、s偏光成分のみのレーザ光L2が下段ポリゴンミラー10bへ向かう。一方、円偏光の偏光成分のうち、ポリゴンミラー10a,10bの回転軸方向と平行な成分(p偏光成分)は、偏光分離面で反射される。偏光分離面に入射されるレーザ光が円偏光であるため、s偏光成分とp偏光成分との比は、1:1となる。その後、p偏光成分のみのレーザ光L1は、偏光ビームスプリッタ5の反射面で反射され、上段ポリゴンミラー10aに向かう。この時点で、分離された2つのレーザ光L1,L2は、それぞれ、異なる偏光特性を有するものとなっているが、その後、各レーザ光L1,L2は、1/4波長板6a,6bにより再度円偏光に変換される。
図6は、ポリゴンミラー10a,10bの回転軸方向から見た偏向器10の構成を示す模式図である。
偏向器10において、2つのポリゴンミラー10a,10bは、一体的な形状であり、モータ基板10C上に組みつけられる。ポリゴンミラー10a,10bは、それぞれ4面のミラー面をもっており、上段ポリゴンミラー10aのミラー面と下段ポリゴンミラー10bのミラー面とは、回転方向に角度θだけずれるように配置されている。本実施形態では、θ=45°となっている。
図7(a)に示すように、上段ポリゴンミラー10aで、レーザ光L1が感光体ドラム504表面を走査しているときは、レーザ光L2は、下段ポリゴンミラー10bにより遮光部材18の表面を走査する。また、図7(b)に示すように、下段ポリゴンミラー10bで、レーザ光L2が感光体ドラム503表面を走査しているときは、レーザ光L1が、上段ポリゴンミラー10aにより遮光部材18の表面を走査する。
図8は、偏光ビームスプリッタ5から偏向器10までの入射光学系を示す斜視図である。
図8に示すように、第1光束であるレーザ光L1の光路上に配置される第1(1/4)波長板6aと、第2光束であるレーザ光L2の光路上に配置される第2(1/4)波長板6bとは、上下に並べて配置されている。
図9は、第1(1/4)波長板6a,第2(1/4)波長板6bを保持する中間部材110と、各波長板6a,6bとを示す斜視図である。図10は、中間部材110を、ポリゴンミラー側から見た斜視図である。
中間部材110は、透明な樹脂で形成されており、第1光束であるレーザ光L1を通過させる矩形状の第1穴部115aと、第2光束であるレーザ光L2を通過させる矩形状の第2穴部115bとを有している。
図9に示すように、中間部材110の光源側に第2(1/4)波長板6bが取り付けられる第2取り付け部111bが設けられている。第2取り付け部111bは、中間部材110の光源側側面に対して一段凹んだ位置に設けられている。中間部材110の光源側側面に対して一段凹んだ部分は、第2(1/4)波長板6bとほぼ同形状の矩形状をしている。第2(1/4)波長板6bを、第2取り付け部111bに取り付けるとき、この凹んだ部分に第2(1/4)波長板6bを嵌めることで、中間部材110に対して第2(1/4)波長板6bが位置決めされる。
また、図10に示すように、偏向器10側に第1(1/4)波長板6aが取り付けられる第1取り付け部111aが設けられている。第1取り付け部111aは、中間部材110の偏向器側側面に対して一段凹んだ位置に設けられている。中間部材110の偏向器側側面に対して一段凹んだ部分は、第1(1/4)波長板6aとほぼ同形状の矩形状をしている。第1(1/4)波長板6aを、第1取り付け部111aに取り付けるとき、この凹んだ部分に第1(1/4)波長板6aを嵌めることで、中間部材110に対して第1(1/4)波長板6aが位置決めされる。
また、中間部材110のY軸方向の両側面には、Y軸方向に延びる第1固定部112が設けられている。また、図10に示すように、中間部材110の上部の偏向器10側には、偏向器側に延びる第2固定部113が設けられている。
各(1/4)波長板6a,6bは、フィルム状の薄い部材である。従って、各(1/4)波長板6a,6bを板バネなどの押し部材にて中間部材110の取り付け部111a,111bに押し当てて取り付ける場合、押し部材の押し力で(1/4)波長板6a,6bに歪みが発生するおそれがある。(1/4)波長板6a,6bに歪みが発生すると、所望の円偏光にできなくなるおそれがある。このため、(1/4)波長板6a,6bは、中間部材110の取り付け部111a,111bに接着固定する。
具体的には、(1/4)波長板6a,6bの縁と、中間部材110の取り付け部111a,111bとの間に紫外線硬化樹脂を塗布し、この紫外線硬化樹脂に紫外線を照射する。これにより、(1/4)波長板6a,6bが、中間部材110の取り付け部111a,111bに接着固定される。
本実施形態においては、中間部材110は、紫外線を透過する部材で構成しているので、中間部材110を介して紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することができ、容易に(1/4)波長板6a,6bを中間部材110に接着固定することができる。
また、中間部材110に各(1/4)波長板6a,6bを固定する際、周囲に部材が存在しない環境で、固定することができる。従って、中間部材110に(1/4)波長板6a,6bを取り付ける際に、取り付け方向に制約を受けることがない。これにより、取り付け易い方向から、各(1/4)波長板6a,6bを中間部材110に取り付けることができる。よって、容易に、各(1/4)波長板6a,6bを中間部材110に取り付けることができる。また、各(1/4)波長板6a,6bを中間部材110に接着固定する際、紫外線照射装置を、制約受けずに配置することができる。これにより、容易に、波長板6a,6bを中間部材に接着固定することができる。また、簡素な構成の紫外線照射装置で波長板6a,6bを中間部材に接着固定することができる。
図11は、中間部材110の断面図である。
図11に示すように、各(1/4)波長板6a,6bは、Y軸方向回りに傾けて中間部材110に取り付けられている。具体的には、第1取り付け部111aが、上端が下端よりも偏向器10側にあるような傾斜面となっている。この傾斜した第1取り付け部111aに第1(1/4)波長板6aを接着固定する。これにより、第1(1/4)波長板6aは、上端側が偏向器10側に位置するように、第1(1/4)波長板6aの入射面をX軸方向と直交する面に対して偏向器10側に角度β傾けて中間部材110に取り付けられる。言い換えると、第1(1/4)波長板は、Z軸方向に対して、図中時計回りに角度β傾けて中間部材110に固定されている。
一方、第2取り付け部111bは、上端が下端よりも光源側にあるような傾斜面となっている。この傾斜した第2取り付け部111bに第2(1/4)波長板6bを接着固定する。これにより、第1(1/4)波長板6aは、下端側が偏向器10側に位置するように、第2(1/4)波長板6bの入射面をX軸方向と直交する面に対して偏向器10側に角度α傾けて中間部材110に取り付けられる。言い換えると、第2(1/4)波長板6bは、Z軸方向に対して、図中反時計回りに角度α傾けて中間部材110に固定されている。
このように、第1(1/4)波長板6aを傾けることで、第1(1/4)波長板6aの入射面で反射した数%の反射光であるフレア光は、図の点線で示すように、上方へ向かって移動する。従って、第1(1/4)波長板6aのフレア光が、偏光ビームスプリッタ5に戻らないようにすることができる。その結果、第1(1/4)波長板6aのフレア光が、偏光ビームスプリッタなどで反射して、再度、ポリゴンミラーに入射し、感光体ドラムに至るのを抑制することができる。これにより、第1(1/4)波長板6aのフレア光による画像濃度ムラが生じるのを抑制することができ、高品位な画像を得ることができる。
また、第2(1/4)波長板6bを傾けることで、第2(1/4)波長板6bの入射面で反射した数%の反射光であるフレア光は、図の点線で示すように、下方へ向かって移動する。従って、第2(1/4)波長板6bのフレア光も、偏光ビームスプリッタ5に戻らないようにすることができる。よって、第2(1/4)波長板6bのフレア光が、偏光ビームスプリッタ5などで反射して、再度、ポリゴンミラーに入射し、感光体ドラムに至るのを抑制することができる。これにより、第2(1/4)波長板6bのフレア光による画像濃度ムラが生じるのを抑制することができ、高品位な画像を得ることができる。
また、第1(1/4)波長板6aの上端が偏向器10側にくるように、第1(1/4)波長板6aを傾けて、第1(1/4)波長板6aのフレア光が、下段のレーザ光L2側に向かわないようにしている。これにより、第1(1/4)波長板6aのフレア光が、偏光ビームスプリッタ5などで反射されて、下段のレーザ光L2の光路上を移動して、感光体ドラム503に至るリスクを低減することができる。
また、第2(1/4)波長板6bの下端が偏向器10側にくるように、第2(1/4)波長板6bを傾けて、第2(1/4)波長板6bのフレア光が、上段のレーザ光L1側に向かわないようにしている。これにより、第2(1/4)波長板6bのフレア光が、偏光ビームスプリッタ5などで反射されて、上段のレーザ光L1の光路上を移動して、感光体ドラム504に至るリスクを低減することができる。
また、中間部材110は、偏向器10側に第1取り付け部111aを設け、光源側に第2取り付け部111bが設けられている。かかる構成とすることで、第1、第2取り付け部を光軸方向一方側に設けた場合に比べて、中間部材110の強度を保ちつつ、中間部材110を光軸方向のサイズを短くすることができる。
図12は、光学ハウジング20aの中間部材取り付け部120付近を示す斜視図であり、図13は、中間部材取り付け部120に中間部材110を取り付けた斜視図である。
図12に示すように、中間部材取り付け部120は、X軸方向に直交し、レーザ光L1,L2を通すための穴が形成されたゲート面122を有している。このゲート面122の上端の略中央部には、中間部材110の第2固定部113が固定される切り欠き状の第2被固定部122aが設けられている。
また、中間部材取り付け部120には、このゲート面122のY軸方向両端部から光源側に90°折れ曲がるように形成された側壁部121が設けられている。各側壁部121の上端の略中央部には、第1固定部112が固定される切り欠き状の第1被固定部121aが設けられている。また、各側壁部121の光源側端部から、それぞれゲート面122と対向するように折れ曲がって形成されている一対の対向壁部123を有している。
図13に示すように、中間部材110は、中間部材取り付け部120のゲート面122と、側壁部121と、対向壁部123とに囲われた空間に挿入する。そして、第1固定部112を、側壁部121の第1被固定部121aに固定し、第2固定部113を、ゲート面122の第2被固定部122aに固定する。具体的には、第1固定部112と第1被固定部121aとの間、第2固定部113と第2被固定部122aとの間に紫外線硬化樹脂を塗布する。そして、透明な中間部材110を介して各紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することで、中間部材110を中間部材取り付け部120に固定する。
本実施形態においては、中間部材110を、紫外線を透過する透明部材で構成しているので、中間部材110を介して紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することができ、容易に中間部材110を中間部材取り付け部120に接着固定することができる。
また、中間部材110と中間部材取り付け部120との固定部(第1固定部と第1被固定部、および、第2固定部と第2被固定部)が、光学ハウジング20aの開口部側(上部側)に設けられている。これにより、紫外線を光学ハウジングの開口部である上方から照射することで、透明な中間部材を介して、紫外線硬化樹脂に照射することができる。これにより、紫外線照射装置を、光学ハウジング内に入りこませずとも、中間部材110を中間部材取り付け部120に接着固定することができる。これにより、紫外線照射装置の構成を簡素化することができる。
また、図9、図10に示すように、中間部材110の上部には、ユーザーが中間部材110をつまむことができる突起部114を有している。これにより、上記突起部114をつまんで、中間部材110を中間部材取り付け部120に取り付けることができる。その結果、容易に、中間部材110を中間部材取り付け部120に取り付けることができる。
本実施形態においては、各(1/4)波長板6a,6bを、中間部材110を介して光学ハウジング20aに取り付けることで、各(1/4)波長板6a,6bを直接、光学ハウジング20aに固定する場合に比べて、容易に取り付けることができる。
具体的に説明すると、各(1/4)波長板6a,6bを直接、光学ハウジング20aに固定する場合、光学ハウジングの光軸(X軸)に対して直交する面に接着固定することになる。その際、各(1/4)波長板6a,6bを精度よく位置決め保持して、接着固定するとなると、取り付け部を上述した中間部材110の形状にする必要がある。すなわち、下段のレーザ光L2が抜ける貫通穴と、上段のレーザ光L1が抜ける貫通穴とを上下方向(Z軸方向)並べて設け、(1/4)波長板が嵌るような凹みを上下2段設ける構成である。通常、光学ハウジングを形成する金型の開き方向は、上下方向(Z軸方向)であるため、上下2段の貫通穴や凹みを形成するには、金型に型開き方向と直交する方向にスライドするスライド部を型開き方向に複数設ける必要が生じる。そのため、光学ハウジングを成形するための金型構造が複雑化し、光学ハウジングの製造コストがアップするおそれがある。
また、光学ハウジングの各(1/4)波長板6a,6bの取り付け部の周囲には、偏光ビームスプリッタ5や補強壁などが配置されている。従って、1/4)波長板6a,6bを直接、光学ハウジング20aに取り付ける場合、これら周囲の部品を避けながら、(1/4)波長板6a,6bを取り付けることになり、取り付けの方向や取り付け姿勢に制約を受ける。このため、容易に、各(1/4)波長板6a,6bを取り付けることができない。
また、光学ハウジング20aの(1/4)波長板取り付け部は、光軸(X軸方向)に対して直交する面である。また、光学ハウジング20aは、ガラスや雲母などが添加された非透過性の樹脂材で構成されている。そのため、(1/4)波長板6a,6bを、光学ハウジング20aの(1/4)波長板取り付け部に紫外線硬化樹脂で接着固定する場合、紫外線を、光軸(X軸方向)から照射する必要がある。そのため、紫外線装置の少なくとも紫外線照射部を、光学ハウジング内に入れる必要がある。しかし、光学ハウジングの(1/4)波長板取り付け部の周囲には、上述したような部材が配置されているため、それらを避けるように、紫外線照射装置の紫外線照射部を配置する必要がある。その結果、紫外線照射装置の構造が複雑化して、紫外線照射装置が大掛かりとなってしまう。
一方、本実施形態においては、中間部材110に(1/4)波長板6a,6bを取り付けるので、上述したように、取り付け方向に制約を受けず、簡単に(1/4)波長板6a,6bを取り付けることができる。また、紫外線を照射して、中間部材110に(1/4)波長板6a,6bを取り付けるときも、照射しやすい方向から紫外線を照射することができ、簡単に(1/4)波長板6a,6bを簡単に中間部材に接着固定することができる。しかも、中間部材110の形状は、自由度があるため、上述したように、ユーザーがつまめる突起部114を設けることができる。また、中間部材を、光学ハウジングに接着固定するとき、紫外線が照射しやすいような位置に、固定部112、113を設けることができる。これにより、中間部材110を簡単に光学ハウジングに取り付けることができる。また、上述したように、中間部材110は、透明部材であるので、容易に中間部材110を光学ハウジングに接着固定することもできる。これにより、光学ハウジングに直接、(1/4)波長板6a,6bを接着固定する場合に比べて、格段に、組付け作業を容易にすることができる。また、紫外線照射装置の構造を簡素化することができ、製造コストを簡素化することができる。
また、中間部材110を光学ハウジング20aに接着固定することで、ネジなどで固定する場合に比べて、第1固定部112や第2固定部113を小さくすることができ、中間部材110の小型化を図ることができる。これにより、光学ハウジング20aの中間部材110の配置スペースを狭めることができ、光走査装置の小型化を図ることができる。
また、本実施形態においては、光学ハウジングを成形する金型には、ゲート面122に設けたレーザ光L1,L2を通すための穴が形成するためのスライド部にのみ設ければよい。従って、光学ハウジングに直接波長板を取り付ける場合に比べて、金型に設けるスライド部の数を少なくすることができ、光学ハウジングの製造のコストダウンを図ることができる。また、ゲート面122を、対向壁部123と同様な形状として、穴を無くすことで、光学ハウジングを成形する金型にスライド部を無くすことができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
光源1と、光源1の光束を第1光束と第2光束に分割する偏光ビームスプリッタ5などの光分割素子と、第1光束の偏光特性を変える第1(1/4)波長板6aなどの第1波長板と、第2光束の偏光特性を変える第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板と、光源1、光分割素子、第1波長板、第2波長板を収納する光学ハウジング20aとを備えた光走査装置において、第1波長板および第2波長板は、中間部材110を介して光学ハウジング20aに固定される。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、光学ハウジング20aに直接、第1(1/4)波長板6aなどの第1波長板と、第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板とを固定する場合に比べて、簡単に、各波長板を、光学ハウジングに固定することができる。
また、各波長板を光学ハウジングに直接取り付ける場合、板状の波長板を精度よく取り付けるには、各波長板取り付け部の形状がある程度規定され、各波長板取り付け部の形状に自由度が少ない。
光学ハウジングは、樹脂材で構成されており、射出成形により成形されている。光学ハウジングに複数の波長板取り付け部を設けた場合、型構成などによっては、金型にスライド部を設けなければ、複数の波長板取り付け部を形成することができない。また、金型にスライド部を設けないで済むように、各波長板取り付け部の形状を変更すると、波長板を精度よく取り付けることができなくなる。従って、第1波長板、第2波長板を、光学ハウジングに直接取り付ける場合、金型構成が複雑化し、製造コストが嵩むおそれがあるという課題が発生する。
一方、(態様1)においては、中間部材の形状は、ある程度自由度がある。従って、光学ハウジングの中間部材取り付け部の位置や形状に合わせて、中間部材を構成することができる。従って、光学ハウジングの中間部材取り付け部の形状を、光学ハウジングを成形する金型にスライド部などを設けずに済むような形状にしても、その中間部材取り付け部に取り付け可能な形状の中間部材にできる。これにより、各波長板を直接、光学ハウジングに取り付ける場合に比べて、光学ハウジングを成形する金型構成の簡素化を図ることができ、光学ハウジングの製造コストダウンを図ることができる。
(態様2)
また、(態様1)において、第1(1/4)波長板6aなどの第1波長板および第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板は、同一の中間部材110に固定される。
かかる構成を備えることで、光学ハウジング20aの中間部材取り付け部をひとつにすることができ、光学ハウジング20aの構造を簡素化することができる。また、1回の光学ハウジングへの取り付け作業で、第1、第2波長板を光学ハウジングに固定することができる。これにより、各波長板をそれぞれ別個の中間部材に固定する場合に比べて、取り付け作業時間を短縮化することができる。
(態様3)
(態様1)または(態様2)において、第1(1/4)波長板6aなどの第1波長板および第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板を、中間部材110に接着固定した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、第1(1/4)波長板6aなどの第1波長板および第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板に歪み変形などを生じさせずに、中間部材110に固定することができる。
(態様4)
また、(態様1)乃至(態様3)いずれかにおいて、中間部材110を光学ハウジング20aに接着固定した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、ネジで中間部材110を光学ハウジングに固定する場合に比べて、装置の小型化を図ることができる。
(態様5)
また、(態様3)または(態様4)において、中間部材110を、紫外線透過率の高い材質で形成した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、容易に、波長板を、中間部材110に接着固定できる。また、容易に、中間部材110を光学ハウジング20aに接着固定することができる。
(態様6)
また、(態様1)乃至(態様5)いずれかにおいて、第1(1/4)波長板6aなどの第1波長板および第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板の入射面を、光軸方向に垂直な面に対して傾けて中間部材110に固定される。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、第1(1/4)波長板6aなどの第1波長板および第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板の入射面で生じたフレア光による異常画像が発生するのを抑制することができる。
(態様7)
また、(態様6)において、第1(1/4)波長板6aなど第1波長板の入射面での反射光が、第2光束の光路側に向かわないように前記光軸方向および各波長板の並び方向いずれにも直交する方向回りに傾けて第1波長板は、中間部材110に固定され、第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板の入射面での反射光が、第1光束の光路側に向かわないように前記光軸方向および各波長板の並び方向いずれにも直交する方向回りに傾けて第2波長板は、中間部材110に固定される。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、第1(1/4)波長板6aなどの第1波長板および第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板の入射面で生じたフレア光による異常画像をより一層抑制することができる。
(態様8)
また、(態様1)乃至(態様7)いずれかにおいて、中間部材110は、第1(1/4)波長板6aなどの第1波長板と第2(1/4)波長板6bなどの第2波長板とが固定されるものであり、第1波長板、第2波長板のうち一方の波長板は、光源側から中間部材に取り付けられ、他方の波長板は、光源側と反対側から前記中間部材に取り付けられる。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、中間部材110の強度を維持しつつ、中間部材110を光軸方向に短くすることができる。これにより、光学ハウジング20aの中間部材110の配置スペースを狭めることができ、光走査装置の小型化を図ることができる。
(態様9)
また、画像情報に応じた走査光で光走査装置により感光体を走査して感光体上に潜像を形成し、潜像を現像することにより得た画像を最終的に記録材上に転移させて記録材上に画像を形成する画像形成装置において、光走査装置として、(態様1)乃至(態様8)いずれかの光走査装置を用いた。
かかる構成を備えることで、画像形成装置の抵コスト化を図ることができる。
1:光源
2:(1/4)波長板
3:コリメートレンズ
4:NDフィルタ
5:偏光ビームスプリッタ
6a:第1(1/4)波長板
6b:第1(1/4)波長板
7a,7b:シリンドリカルレンズ
10:偏向器
10a:上段ポリゴンミラー
10b:下段ポリゴンミラー
18:遮光部材
20a:光学ハウジング
100:光走査装置
110:中間部材
111a:第1取り付け部
111b:第2取り付け部
112:第1固定部
113:第2固定部
114:突起部
115a:第1穴部
115b:第2穴部
120:中間部材取り付け部
121:側壁部
121a:第1被固定部
122:ゲート面
122a:第2被固定部
123:対向壁部
L1:上段レーザ光
L2:下段レーザ光
特許第4634881号公報

Claims (9)

  1. 光源と、
    該光源の光束を第1光束と第2光束とに分割する光分割素子と、
    前記第1光束の偏光特性を変える第1波長板と、
    前記第2光束の偏光特性を変える第2波長板と、
    前記光源、前記光分割素子、前記第1波長板、前記第2波長板を収納する光学ハウジングとを備えた光走査装置において、
    前記第1波長板および前記第2波長板は、中間部材を介して前記光学ハウジングに固定され
    前記中間部材は、前記第1波長板と前記第2波長板とが固定されるものであり、
    前記第1波長板、前記第2波長板のうち一方の波長板は、前記光源側から前記中間部材に取り付けられ、他方の波長板は、前記光源側と反対側から前記中間部材に取り付けられることを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1の光走査装置において、
    前記第1波長板および前記第2波長板は、同一の中間部材に固定されることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1または2の光走査装置において、
    前記第1波長板および前記第2波長板は、前記中間部材に接着固定されることを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの光走査装置において、
    前記中間部材を、前記光学ハウジングに接着固定したことを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項3または4の光走査装置において、
    前記中間部材を、紫外線透過率の高い材質で形成したことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかの光走査装置において、
    前記第1波長板および前記第2波長板の入射面を、光軸方向に垂直な面に対して傾けて前記中間部材に固定されることを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項6の光走査装置において、
    前記第1波長板の入射面での反射光が、第2光束の光路側に向かわないように前記光軸方向および各波長板の並び方向いずれにも直交する方向回りに傾けて前記第1波長板は、前記中間部材に固定され、
    前記第2波長板の入射面での反射光が、第1光束の光路側に向かわないように前記光軸方向および各波長板の並び方向いずれにも直交する方向回りに傾けて前記第2波長板は、前記中間部材に固定されることを特徴とする光走査装置。
  8. 光源と、
    該光源の光束を第1光束と第2光束とに分割する光分割素子と、
    前記第1光束の偏光特性を変える第1波長板と、
    前記第2光束の偏光特性を変える第2波長板と、
    前記光源、前記光分割素子、前記第1波長板、前記第2波長板を収納する光学ハウジングとを備えた光走査装置において、
    前記第1波長板および前記第2波長板は、中間部材を介して前記光学ハウジングに固定されるものであって、
    前記第1波長板の入射面での反射光が、第2光束の光路側に向かわないように光軸方向および各波長板の並び方向いずれにも直交する方向回りに傾けて前記第1波長板は、前記中間部材に固定され、
    前記第2波長板の入射面での反射光が、第1光束の光路側に向かわないように前記光軸方向および各波長板の並び方向いずれにも直交する方向回りに傾けて前記第2波長板は、前記中間部材に固定されることを特徴とする光走査装置。
  9. 画像情報に応じた走査光で光走査装置により感光体を走査して該感光体上に潜像を形成し、該潜像を現像することにより得た画像を最終的に記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    上記光走査装置として、請求項1乃至8いずれかの光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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