JP6075685B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置および画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置として、潜像担持体上に画像情報に応じた書込光を偏向走査することにより照射して潜像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して画像を得るものが知られている。書込光を偏向走査する光走査装置は、一般に、光源から照射された光が、コリメートレンズなどの光学系部品等により所定の形状に成形されて回転多面鏡たるポリゴンミラーに入射する。ポリゴンミラーに入射した光は、偏向走査され、走査レンズ、反射ミラー等の光学系部品などを通って、潜像担持体に照射される。
特許文献1には、共通の光源からの光を偏光ビームスプリッタにより分割して互いに異なる潜像担持体を走査する光走査装置が記載されている。
この特許文献1に記載の光走査装置は、光源からの直線偏光の光を1/4波長板を通して円偏光の光にする。図11に示すように、この円偏光の光L0を、偏光ビームスプリッタ5に入射させる。偏光ビームスプリッタ5に入射したP偏光の成分は、偏光ビームスプリッタ5の偏光分離面を透過してそのまま直進する。一方、S偏光の成分は、上記偏光分離面で反射し、プリズム内を図中上方向へ移動して反射ミラー面に入射する。そして、反射ミラー面によりP偏光の成分と平行な方向に反射され、P偏光の成分と上下方向に所定の間隔を有して、偏光ビームスプリッタから出射する。これにより、一つの光源からの光が、上下方向に2つに分割される。
偏光ビームスプリッタ5を出射した上下2段の光は、図12示す偏向器10に入射する。図12に示すように、偏向器10は、上下段に4面のポリゴンミラー10a,10bを有しており、回転方向に45°ずれている。偏光ビームスプリッタ5を出射した2段の光のうち、上段の光L1は、上段のポリゴンミラー10aに入射し、下段の光L2は、下段のポリゴンミラー10bに入射する。図12(a)に示すように、上段のポリゴンミラー10aにより被走査面上を走査しているとき、下段のポリゴンミラー10bに入射した光L2は、装置内部の遮光部材18上を走査している。また、図12(b)に示すように、下段のポリゴンミラー10bにより被走査面上を走査しているとき、上段のポリゴンミラー10aに入射した光は、遮光部材18上を走査している。これにより、一つの光源により、交互に互いに異なる被走査面上を走査することができる。
この特許文献1に記載の光走査装置においては、図13に示すように、一方のポリゴンミラー(図13では、上段ポリゴンミラー10a)で被走査面上を走査しているとき、他方のポリゴンミラー(図13では、下段ポリゴンミラー10b)のミラー面に対して、光源からの光が垂直に入射する場合がある。この場合、ポリゴンミラーで反射した光が、光源へと戻ってしまう。
このため、特許文献1には、図11に示すように、偏光ビームスプリッタ5とポリゴンミラーとの間に(1/4)波長板6を配置している。(1/4)波長板6は、入射する光の偏光方向を45°回転させる素子である。従って、偏光ビームスプリッタ5を出射してポリゴンミラーのミラー面から光源へ戻る戻り光は、(1/4)波長板6を2回通過する。これにより、図14に示すように、偏光ビームスプリッタ5からP偏光として出射した光L2の戻り光L2’は、S偏光として偏光ビームスプリッタ5に再入射する。また、偏光ビームスプリッタ5からS偏光として出射した光L1の戻り光L1’は、P偏光として偏光ビームスプリッタ5に再入射する。S偏光として偏光ビームスプリッタ5に再入射した下段の戻り光L2’は、偏光分離面で反射し、偏光ビームスプリッタ5の下面から出射する。一方、P偏光として偏光ビームスプリッタ5に再入射した上段の戻り光L1’は、反射ミラーにより反射された後、偏光分離面を透過し、偏光ビームスプリッタ5の下面から出射する。これにより、ポリゴンミラー10a,10bからの戻り光L1'L2'が、光源へと戻るのを防止することができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の光走査装置においては、次のような課題が新たに生じた。すなわち、ポリゴンミラー10a,10bからの戻り光L1'、L2'が出射する戻り光出射面である偏光ビームスプリッタ5の下面を、装置本体の被取付面に取り付けるなど、偏光ビームスプリッタ5の下面に部材が接触する場合がある。この場合、偏光ビームスプリッタの下面に接触する部材の面で反射した上記戻り光L1'L2'のすべてが、偏光ビームスプリッタ5へ再入射し、再び、ポリゴンミラーへ向かって移動し、被走査面上に照射されるおそれがあるという課題が新たに発生したのである。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、共通の光源からの光を互いに異なる被走査面上を走査することに加え、次のことができる光走査装置および画像形成装置を提供することを目的とするものである。すなわち、回転多面鏡からの戻り光が、被走査面上に照射されるのを抑制することができる光走査装置などである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源と、前記光源の光束を第1光束と第2光束に分割する偏光ビームスプリッタと、第1被走査面上を光走査するように前記第1光束を偏向する第1回転多面鏡、および、第2被走査面上を光走査するように前記第2光束を偏向し、かつ、前記第1光束が、前記第1被走査面を光走査しているとき、前記第2光束が、前記第2被走査面を光走査しないように、前記第1回転多面鏡に対して回転方向の位相をずらして配置した第2回転多面鏡を有する偏向器と、前記偏向器までの第1光束の光路上に配置された第1(1/4)波長板と、前記偏向器までの第2光束の光路上に配置された第2(1/4)波長板とを備えた光走査装置において、前記偏光ビームスプリッタに入射した各回転多面鏡からの戻り光が出射する前記偏光ビームスプリッタの戻り光出射面と、前記戻り光出射面と対向する装置本体の対向面との間に空間が形成されるように、偏光ビームスプリッタを装置本体に取り付けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、偏光ビームスプリッタの戻り光出射面から出射した回転多面鏡からの戻り光は、戻り光出射面から離れた装置本体の対向面に入射する。このため、戻り光出射面から離れた装置本体の対向面で戻り光が反射される。この対向面が、仮に偏光ビームスプリッタの戻り光出射面と平行な面であったとしても、通常その面は、完全な平面ではなく、凹凸状である。従って、仮に、上記対向面が偏光ビームスプリッタの戻り光出射面と平行な面であったとしても、この対向面で反射する戻り光は、戻り光出射面に対して垂直には反射しない。その結果、戻り光出射面との距離が離れるほど、上記対向面で反射した戻り光が偏光ビームスプリッタに再入射し難くなる。これにより、上記対向面で反射した戻り光が、第1、第2回転多面鏡に至るのを抑制することができる。その結果、上記戻り光が被走査面上に照射されるのを、抑制することができる。
実施形態に係るカラープリンタの主要構成を示す模式図である。 Bk−Cユニットの光学系のレイアウトを示す模式図。 Bk−Cユニットの入射光学系のレイアウトを示す模式図。 Bk−Cユニットの走査光学系のレイアウトを示す模式図。 ポリゴンミラーの回転軸方向から見た偏向器の構成を示す模式図。 (a)は、上段ポリゴンミラーで、感光体ドラム表面を光走査しているときの偏向器周辺の斜視図であり、(b)は、下段ポリゴンミラーで、感光体ドラム表面を光走査しているときの偏向器周辺の斜視図。 偏光ビームスプリッタを保持する中間部材と、偏光ビームスプリッタとの分解斜視図。 中間部材を介して偏光ビームスプリッタが光学ハウジングに取り付けられた様子を示す斜視図。 中間部材に保持された偏光ビームスプリッタをY軸方向から見た図。 中間部材に保持された偏光ビームスプリッタをX軸方向から見た図。 偏光ビームスプリッタの説明図。 偏向器による光走査を説明する図。 ポリゴンミラーの反射光の光源戻りについて説明する図。 ポリゴンミラーの反射光が、偏光ビームスプリッタの下面から出射する様子を示す図。
以下、本発明に係る光走査装置を用いた画像形成装置としてのカラープリンタの一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るカラープリンタ500の主要構成を示す模式図である。
このカラープリンタ500は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色のトナー像を互いに重ね合わせることにより、フルカラー画像を形成することができるタンデム方式の多色カラープリンタである。このカラープリンタ500は、光走査装置100、4つの感光体ドラム501,502,503,504を備えている。また、4つのクリーニングユニット605Y,605M,605C,605Bk、4つの帯電装置602Y,602M,602C,602Bkを備えている。また、現像ローラ603Y,603M,603C,603Bkを備えた4つの現像装置604Y,604M,604C,604Bkも備えている。さらに、中間転写体である中間転写ベルト606、二次転写ローラ613、定着装置610、給紙コロ608、レジストローラ対609、排紙ローラ612、排紙トレイ611なども備えている。
感光体ドラム501、クリーニングユニット605Y、帯電装置602Y、現像ローラ603Y、現像装置604Yは、イエロー画像を形成する画像ステーション(以下「Yステーション」という。)を構成する。感光体ドラム502、クリーニングユニット605M、帯電装置602M、現像ローラ603M、現像装置604Mは、マゼンタ画像を形成する画像ステーション(以下「Mステーション」という。)を構成する。感光体ドラム503、クリーニングユニット605C、帯電装置602C、現像ローラ603C、現像装置604Cは、シアン画像を形成する画像ステーション(以下「Cステーション」という。)を構成する。感光体ドラム504、クリーニングユニット605Bk、帯電装置602Bk、現像ローラ603Bk、現像装置604Bkは、ブラック画像を形成する画像ステーション(以下「Kステーション」という。)を構成する。
各感光体ドラム501,502,503,504は、いずれも、その周面に感光層を備えており、不図示の回転機構によって図1中矢印方向へ回転駆動する。各帯電装置602Y,602M,602C,602Bkは、対応する感光体ドラム501,502,503,504の表面を一様に帯電させる。
光走査装置100は、イエロー用感光体ドラム501及びマゼンタ用感光体ドラム502を露光走査するM−Yユニット100Aと、シアン用感光体ドラム503及びブラック用感光体ドラム504を露光走査するBk−Cユニット100Bとから構成されている。光走査装置100は、各々対応する感光体ドラム表面を被走査面として、画像情報に基づいた点灯制御で走査光を照射し、感光体ドラム表面に静電潜像を形成する。ここで形成された静電潜像は、感光体ドラム501,502,503,504の回転に伴って、現像装置604Y,604M,604C,604Bkの現像ローラと対向する現像領域へ搬送される。
各現像装置604Y,604M,604C,604Bkには、帯電したトナーを担持する現像ローラが備わっている。現像ローラには所定の現像バイアスが印加されており、これにより形成される現像電界の作用によって、現像ローラ上のトナーが感光体ドラム上の静電潜像へ付着する。これにより、感光体ドラム501,502,503,504上には、トナーが付着した像(以下「トナー画像」という。)が形成される。
このようにして形成されたトナー画像は、感光体ドラム501,502,503,504の回転に伴って中間転写ベルト606と対向する一次転写領域へ搬送される。そして、各感光体ドラム501,502,503,504上におけるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、互いに重なり合うタイミングで中間転写ベルト606上に順次一次転写される。これにより中間転写ベルト606上に多色のカラー画像が形成される。各クリーニングユニット605Y,605M,605C,605Bkは、対応する感光体ドラム501,502,503,504の表面に転写されずに残った転写残トナーを除去する。
一方、記録材である記録紙510は、給紙コロ608によって1枚ずつレジストローラ対609へ搬送する。レジストローラ対609は、所定のタイミングで記録紙510を中間転写ベルト606と二次転写ローラ613とが対向する二次転写領域へ送る。この二次転写領域において、中間転写ベルト606上の多色のトナー画像が記録紙510に二次転写される。多色のトナー画像が転写された記録紙510は、その後、定着装置610に送られる。定着装置610は、熱と圧力により記録紙510上のトナー画像を記録紙に定着させる。定着後の記録紙510は、排紙ローラ612を介して排紙トレイ611上に排紙される。
図2は、Bk−Cユニット100Bの光学系のレイアウトを示す模式図であり、図3は、Bk−Cユニット100Bの入射光学系のレイアウトを示す模式図である。
入射光学系は、直線偏光にてレーザ光を射出する光源1、光源1から射出されたレーザ光を円偏光に変換する1/4波長板2、1/4波長板2で円偏光に変換されたレーザ光を平行光にするコリメートレンズ3を備えている。また、光量調整を行う光量変更素子としてのNDフィルタ4、円偏光となっているレーザ光をS偏光、P偏光へと分け、2つの光路に分光するための偏光ビームスプリッタ(PBS)5を備えている。また、2つに分光されたレーザ光L1,L2の偏光特性を直線偏光から円偏光に変換する1/4波長板6a,6bを備えている。また、円偏光に変換された各レーザ光L1,L2を、偏向器10に搭載される2つのポリゴンミラー10a,10bのミラー面上で結像させるシリンドリカルレンズ7a,7bを備えている。シリンドリカルレンズ7a,7bは、円偏光に変換されたレーザ光を副走査方向についてのみ集光機能を持っている。
このような入射光学系によって所定のレーザプロファイルに形成された各レーザ光L1,L2は、偏向器10の各ポリゴンミラー10a,10bのミラー面上にそれぞれ結像される。偏向器10は、副走査方向に平行な回転軸を中心にポリゴンミラー10a,10bを一体的に所定の回転数で安定駆動させている。このように回転しているポリゴンミラー10a,10bのミラー面にレーザ光L1,L2が入射することで、図2に示すように、レーザ光L1,L2が主走査方向へ走査される。
図4は、Bk−Cユニット100Bの走査光学系のレイアウトを示す模式図である。
走査光学系は、ポリゴンミラー10a,10bにより走査されたレーザ光の等角度運動を等速直線運動へと変えるfθレンズ11a,11b、走査対象物としての感光体へとレーザ光を導く第1ミラー12a,12b、第2ミラー14a,14bを備えている。また、ポリゴンミラー10a,10bの面倒れを補正する長尺レンズ13a,13b、光学ハウジング内への塵などの進入を防止する防塵ガラス15a,15bを備えている。
上段ポリゴンミラー10aのミラー面で走査されたレーザ光L1は、fθレンズ11a,第1ミラー12a,長尺レンズ13a,第2ミラー14aを経て、防塵ガラス15aを透過し、感光体ドラム504の表面で等速走査される。また、下段ポリゴンミラー10bのミラー面で走査されたレーザ光L2は、fθレンズ11b,第1ミラー12b,長尺レンズ13b,第2ミラー14aを経て、防塵ガラス15aを透過し、感光体ドラム503の表面で等速走査される。
また、Bk−Cユニット100Bは、先の図2に示すように、主走査書き出しタイミングを決定するための同期センサ17、同期センサ17に精度良くレーザ光を集光させるための同期用シリンドリカルレンズ16を備えている。
入射光学系、走査光学系、同期センサ17、同期用シリンドリカルレンズ16は、Bk−Cユニット100Bの光学ハウジング20aに搭載されており、光走査装置としての特性が確保されている。
偏向器10によって走査されたレーザ光は、fθレンズ11a,11bを通過した後、同期用シリンドリカルレンズ16により集光された後、同期センサ17に入射する。同期センサ17が光ビームを検知すると、同期信号が出力される。そして、同期が取れて光源1から画像データに基づくレーザ光が出力され、この画像データに基づくレーザ光が、走査光学系を経由して、感光体ドラム503,504上で走査される。これにより、感光体ドラム503,504に潜像画像が形成される。
光源1から射出されるレーザ光L0は、1/4波長板2によって直線偏光から円偏光に変換されている。このように円偏光特性をもつレーザ光L0は、先の図11に示した偏光ビームスプリッタ5の偏光分離面に到達すると、円偏光の偏光成分のうち、ポリゴンミラー10a,10bの回転軸方向と直交する成分(s偏光成分)のみが偏光分離面を透過する。そして、s偏光成分のみのレーザ光L2が下段ポリゴンミラー10bへ向かう。一方、円偏光の偏光成分のうち、ポリゴンミラー10a,10bの回転軸方向と平行な成分(p偏光成分)は、偏光分離面で反射される。偏光分離面に入射されるレーザ光が円偏光であるため、s偏光成分とp偏光成分との比は、1:1となる。その後、p偏光成分のみのレーザ光L1は、偏光ビームスプリッタ5の反射面で反射され、上段ポリゴンミラー10aに向かう。この時点で、分離された2つのレーザ光L1,L2は、それぞれ、異なる偏光特性を有するものとなっているが、その後、各レーザ光L1,L2は、1/4波長板6a,6bにより再度円偏光に変換される。
図5は、ポリゴンミラー10a,10bの回転軸方向から見た偏向器10の構成を示す模式図である。
偏向器10において、2つのポリゴンミラー10a,10bは、一体的な形状であり、モータ基板10C上に組みつけられる。ポリゴンミラー10a,10bは、それぞれ4面のミラー面をもっており、上段ポリゴンミラー10aのミラー面と下段ポリゴンミラー10bのミラー面とは、回転方向に角度θだけずれるように配置されている。本実施形態では、θ=45°となっている。
図6(a)に示すように、上段ポリゴンミラー10aで、レーザ光L1が感光体ドラム504表面を走査しているときは、レーザ光L2は、下段ポリゴンミラー10bにより遮光部材18の表面を走査する。また、図6(b)に示すように、下段ポリゴンミラー10bで、レーザ光L2が感光体ドラム503表面を走査しているときは、レーザ光L1が、上段ポリゴンミラー10bにより遮光部材18の表面を走査する。
図6に示すように、本実施形態においては、一方のレーザ光が、感光体ドラム表面を走査しているときも、他方のレーザ光は、装置内部を光走査する。このとき、先の図13に示したように、装置内部を光走査している光が、光源1へ戻る場合がある。光源1として半導体レーザを用いている場合、一般に、光源1が実装される基板は、光源1の出射側と反対側からのバックライトをモニターする機能を有している。従って、光源1の出射側と反対側からのバックライトをモニターにし、その結果に基づいて光源1の光量調整を行うことで、常に安定した光量の光を光源1から出射することができる。しかし、ポリゴンミラーからの戻り光が光源1に照射されてしまうと、光源のバックライト以外の光もモニターしてしまうため、光源1の光量が安定しなくなってしまう。その結果、濃度ムラなどの異常画像を引き起こしてしまう。
このため、本実施形態においては、偏光ビームスプリッタ5とシリンドリカルレンズ7a,7bとの間にそれぞれ(1/4)波長板6a,6bを配置して、ポリゴンミラーからの戻り光が光源1に照射されないようにしている。具体的に説明すると、(1/4)波長板は、直線偏光→円偏光、円偏光→直線変更へ切り替える特性を有している。従って、円偏光のポリゴンミラーからの戻り光は、(1/4)波長板6a,6bを透過することで、直線偏光へと切り替わる。(1/4)波長板6a,6bを再度透過したポリゴンミラーからの戻り光は、偏光ビームスプリッタ5を透過したレーザ光の振動方向に対して直交する側へ振動する直線偏光へと変わる。つまり、上段側の戻り光においては、p偏光となって偏光ビームスプリッタ5に入射し、下段側の戻り光においてはs偏光となって偏光ビームスプリッタ5に入射する。
p偏光となって偏光ビームスプリッタ5に入射した上段側の戻り光は、反射ミラーを介して、偏光分離面に入射する。上述したように、偏光分離面は、s偏光は反射し、p偏光は透過するので、p偏光となって偏光ビームスプリッタ5に入射した上段側の戻り光は、偏光分離面を透過して、偏光ビームスプリッタ5の下面から出射する。一方、s偏光となって偏光ビームスプリッタ5に入射した下段側の戻り光は、偏光分離面で反射されて偏光ビームスプリッタ5の下面から出射する。
偏光ビームスプリッタ5とシリンドリカルレンズ7a,7bとの間に(1/4)波長板6a,6bを配置することで、ポリゴンミラー10a,10bへ向かう上下のレーザ光L1,L2の偏光特性を揃えることができる。また、ポリゴンミラーからの戻り光を光源1に戻らせないようにすることができる。
しかながら、偏光ビームスプリッタ5のポリゴンミラー10a,10bからの戻り光が出射する戻り光出射面である下面を取付面として、被取付面に取り付けた場合、以下の課題が生じた。すなわち、下面に接触する被取付面で反射した戻り光が、再び、ポリゴンミラーへ入射し、感光体ドラムに到達するという課題である。具体的に説明すると、上段ポリゴンミラー10aからの戻り光は、p偏光であるので、被取付面で反射して偏光ビームスプリッタへ戻ると、偏光分離面を透過する。その結果、再び、上段のポリゴンミラー10aに入射し、感光体ドラム504に到達するおそれがある。また、下段ポリゴンミラー10bからの戻り光は、s偏光であるので、被取付面で反射して偏光ビームスプリッタへ戻ると、偏光分離面で反射する。その結果、再び、下段のポリゴンミラー10bに入射し、感光体ドラム503に到達するおそれがある。
そこで、偏光ビームスプリッタを図5に示す姿勢に対して上下逆さまに配置して、ポリゴンミラーからの戻り光が偏光ビームスプリッタ5の上面から抜けるようにすることも考えられる。しかし、この場合、光源1を、上段ポリゴンミラーと同一の高さに配置する必要がある。本実施形態においては、発光部の多チャンネル化に伴う高品質化、高画質化のために、光源1として同一基板上に複数の半導体レーザなどの発光部を2次元的に配列したものを用いている。このため、光源1を実装する基板が大きい。従って、光源1を、上段ポリゴンミラーと同一の高さに配置する場合、光源1を下段ポリゴンミラーと同一の高さに配置した場合に比べて、基板も上方に位置することになる。その結果、光源1を、下段ポリゴンミラーと同一の高さに配置する場合に比べて、光走査装置が上下方向に大型化するという課題が生じる。
そこで、本実施形態においては、偏光ビームスプリッタ5のポリゴンミラー10a,10bからの戻り光が出射する下面以外の面を、取付面とし、下面の少なくとも戻り光が出射する出射範囲に部材が接触しないように、偏光ビームスプリッタ5を保持した。
図7は、偏光ビームスプリッタ5を保持する中間部材110と、偏光ビームスプリッタ5との分解斜視図である。図8は、中間部材110を介して偏光ビームスプリッタ5が光学ハウジング20aに取り付けられた様子を示す斜視図である。
以下の説明においては、便宜上、レーザ光が射出される方向(光軸方向)をX軸とし、ポリゴンミラー10a,10bの回転軸方向(副走査方向)をZ軸とする。また、光軸方向およびポリゴンミラー10a,10bの回転軸方向いずれにも直交する方向(主走査方向)をY軸とする。
図7に示すように、保持部材としての中間部材110は、偏光ビームスプリッタ5の取付面である側面と対向する被取付面部115を有している。この被取付面部115には、偏光ビームスプリッタ5の側面が突き当たることで偏光ビームスプリッタ5がY軸方向に位置決めされるY軸位置決め突起111が、Z軸方向に2箇所設けられている。また、中間部材110には、偏光ビームスプリッタ5の光源1からの光が入射する入射面が突き当たることで偏光ビームスプリッタ5がX軸方向に位置決めされるX軸位置決め突起113が、Z軸方向に2箇所設けられている。また、中間部材110には、偏光ビームスプリッタ5の下面が突き当たることで偏光ビームスプリッタ5がZ軸方向に位置決めされるZ軸位置決め突起112が設けられている。X軸位置決め突起113と、Z軸方向位置決め突起112は、偏光ビームスプリッタ5の光学特性が得られる有効範囲外に当接している。また、中間部材110には、取付面部114が設けられており、この取付面部114には、位置決め穴114aと、不図示のネジ挿入穴とが設けられている。
図8に示すように、偏光ビームスプリッタ5側面が、中間部材110の被取付面部115に、紫外線硬化樹脂などの接着剤により取り付けられている。偏光ビームスプリッタ5が取り付けられた中間部材110は、まず、位置決め穴114aに光学ハウジング20aの位置決め突起114bを差し込んで位置決めする。次に、ネジ116により光学ハウジング20aの入射光学系(コリメートレンズ3、1/4波長板2,6a,6bなど)が取り付けられる取り付け面21に取り付けられる。
図9は、中間部材110に保持された偏光ビームスプリッタ5をY軸方向から見た図である。また、図10は、中間部材110に保持された偏光ビームスプリッタ5をX軸方向から見た図である。
図9、図10に示すように、中間部材110に保持された偏光ビームスプリッタ5は、偏光ビームスプリッタ5の下面が、光学ハウジング20aの取り付け面21に対して、距離D離れて光学ハウジング20に取り付けられる。従って、偏光ビームスプリッタ5の下面から出射したポリゴンミラー10a,10bからの戻り光は、距離D離れた光学ハウジングの取り付け面21に入射する。この戻り光は、取り付け面21で反射される。一般的に、取り付け面21においては、特別に平面度が高められた面ではないため、表面は、凹凸状である。従って、上記戻り光は、偏光ビームスプリッタ5の下面の垂直方向に対して、所定の角度で取り付け面21にて反射する。図10,図11に示すように、取り付け面21と偏光ビームスプリッタ5の下面とは、十分に離れている。従って、偏光ビームスプリッタ5の下面の垂直方向に対して、所定の角度で、取り付け面21で反射された戻り光が、再度、偏光ビームスプリッタ5の下面に入射し難くなる。これにより、ポリゴンミラーからの戻り光が、偏光ビームスプリッタに再入射して、再度、ポリゴンミラーに向かうのを抑制することができる。その結果、上記戻り光による異常画像の発生を抑えることができる。
また、図10に示すように、Z軸位置決め突起112は、偏光ビームスプリッタ5の光学特性が得られる有効範囲外に当接させている。従って、偏光ビームスプリッタ5の下面のZ軸位置決め突起112との当接箇所から、ポリゴンミラー反射光が出射することがない。よって、Z軸位置決め突起の偏光ビームスプリッタ5の下面と当接する面でポリゴンミラー反射光が反射することはない。また、偏光ビームスプリッタ5の入射面に当接するX軸位置決め突起113も、偏光ビームスプリッタ5の有効範囲外に当接する。従って、このX軸位置決め突起113が、光源1の光を遮ってしまうことはない。
また、本実施形態においては、偏光ビームスプリッタ5は、中間部材110に固定され、中間部材110を介して、光学ハウジング20aに取り付けられている。かかる構成とすることで、偏光ビームスプリッタ5を光学ハウジング20aに直接取り付ける場合に比べて、次の利点を得ることができる。すなわち、偏光ビームスプリッタ5を光学ハウジング20aに直接取り付ける場合、光学ハウジング20aに、X軸位置決め突起113、Y軸位置決め突起111、Z軸位置決め突起112、および、被取付面部115などを設ける必要がある。その結果、光学ハウジングの構造が複雑化し、光学ハウジングを成形するための金型にスライドを多用する必要がある。そのため、金型構造が複雑化し、製造コストが高くなるという不具合が生じる。また、光学ハウジングの被取付面部に、偏光ビームスプリッタ5を紫外線硬化樹脂で接着する場合、紫外線照射治具や、紫外線を照射する際に偏光ビームスプリッタ5を保持する治具が、光学ハウジングの他の部品に当たらないようにする必要がある。その結果、治具の構成が複雑となり、治具が大型化してしまう。
一方、本実施形態のように、中間部材110に偏光ビームスプリッタ5を固定して、中間部材110を介して、光学ハウジング20aに取り付けることで、以下の利点を得ることができる。すなわち、光学ハウジングにX軸位置決め突起113、Y軸位置決め突起111、Z軸位置決め突起112、および、被取付面部115などを設ける必要がなくなり。その結果、光学ハウジング20aの構成が簡素化し、金型にスライドを多用せずとも、光学ハウジング20aを成形することができる。これにより、光学ハウジング20aの製造コストを下げることができる。また、中間部材110の被取付面部115に偏光ビームスプリッタ5を紫外線硬化樹脂で接着固定するとき、紫外線照射治具や、偏光ビームスプリッタ5を保持する治具が、他の部品に当たることがない。従って、簡単な構成の治具を用いて、被取付面部115に偏光ビームスプリッタ5を接着固定することができる。また、被取付面部を下にし、その上に偏光ビームスプリッタ5を載置して接着固定することも可能である。従って、偏光ビームスプリッタ5を保持する治具なしで、被取付面部115に偏光ビームスプリッタ5を接着固定することもできる。また、容易に、偏光ビームスプリッタ5を被取付面部115に接着固定することができる。
また、本実施形態においては、中間部材110にX軸位置決め突起113、Y軸位置決め突起111、Z軸位置決め突起112、が設けられており、これらの位置決め突起に偏光ビームスプリッタ5を突き当てて、位置決めした状態で接着固定される。従って、中間部材110が光学ハウジングに固定するだけで、偏光ビームスプリッタを所望の姿勢で配置することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
光源1と、光源1の光束を第1光束L1と第2光束L2に分割する偏光ビームスプリッタ5と、感光体ドラム504などの第1被走査面上を光走査するように第1光束を偏向する上段ポリゴンミラー10aなどの第1回転多面鏡、および、第2被走査面上を光走査するように前記第2光束を偏向し、かつ、前記第1光束が、前記第1被走査面を光走査しているとき、前記第2光束が、前記第2被走査面を光走査しないように、前記第1回転多面鏡に対して回転方向の位相をずらして配置した第2回転多面鏡を有する偏向器10と、偏光ビームスプリッタ5と偏向器10との間の第1光束L1の光路上に配置された第1(1/4)波長板6aと、偏光ビームスプリッタ5と偏向器10との間の第2光束L2の光路上に配置された第2(1/4)波長板6bとを備えた光走査装置において、偏光ビームスプリッタ5に入射した回転多面鏡からの戻り光が出射する偏向ビームスプリッタ5の下面などの戻り光出射面と、戻り光出射面と対向する光学ハウジング20aなどの装置本体の取り付け面21などの対向面との間に空間が形成されるように、偏光ビームスプリッタ5を装置本体に取り付けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、偏光ビームスプリッタの戻り光出射面から出射した回転多面鏡からの戻り光は、戻り光出射面から離れた光学ハウジング20aの取り付け面21などの装置本体の対向面に入射する。このため、戻り光出射面から離れた対向面で戻り光が反射される。この離れた対向面が、仮に偏光ビームスプリッタの戻り光出射面と平行な面であったとしても、通常その面は、完全な平面ではなく、凹凸状である。従って、仮に、上記対向面が偏光ビームスプリッタの戻り光出射面と平行な面であったとしても、この部材で反射する戻り光は、戻り光出射面に対して垂直には反射しない。その結果、戻り光出射面との距離が離れるほど、上記部材で反射した戻り光が偏光ビームスプリッタに再入射し難くなる。これにより、上記対向面で反射した戻り光を、ポリゴンミラーなどの回転多面鏡に至らないようにすることができる。その結果、上記戻り光が被走査面上に照射されるのを、抑制することができる。
(態様2)
光源1の光の一部を偏光ビームスプリッタ5の偏光分離面で戻り光出射面と対向する光学ハウジング20aの取り付け面21などの装置本体の対向面から離れる方向へ反射して、光を分割するように、偏光ビームスプリッタ5を設けており、偏光ビームスプリッタ5の各回転多面鏡の回転軸方向(本実施形態におけるZ方向)と光軸方向(本実施形態におけるX軸方向)いずれにも平行な面を固定面として用い、偏光ビームスプリッタ5と回転軸方向から接触して、偏光ビームスプリッタ5の回転軸方向の位置決めを行うZ軸位置決め突起112などの回転軸方向位置決め部を備え、回転軸方向位置決め部を、偏光ビームスプリッタ5の有効範囲以外の箇所に接触させた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、戻り光が出射する偏光ビームスプリッタ5の下面などの戻り光出射面の戻り光が出射する箇所に部材を接触させないようにすることができる。また、Z軸位置決め突起112などの回転軸方向位置決め部に戻り光が入射するのを防止することができる。
(態様3
(態様2)において、偏光ビームスプリッタ5と光軸方向側から接触して、偏光ビームスプリッタ5の光軸方向の位置決めを行うX軸位置決め突起113などの光軸方向位置決め部を備え、光軸方向位置決め部を、偏光ビームスプリッタ5の有効範囲以外の箇所に接触させた。
かかる構成を備えることで、X軸位置決め突起113などの光軸方向位置決め部が、光源からの光を遮るのを防止することができる。
(態様4)
また、(態様1)乃至(態様3)いずれかにおいて、偏光ビームスプリッタ5を保持する中間部材110などの保持部材を備え、偏光ビームスプリッタ5は、保持部材を介して光学ハウジング20aなどの装置本体に取り付けられる。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、光学ハウジング20aなどの装置本体に直接、偏光ビームスプリッタ5を取り付ける場合に比べて、容易に、偏光ビームスプリッタ5を取り付けることができる。また、製造コストの削減が可能となる。
(態様5)
また、画像情報に応じた走査光で光走査装置により感光体を走査して感光体上に潜像を形成し、潜像を現像することにより得た画像を最終的に記録材上に転移させて記録材上に画像を形成する画像形成装置において、光走査装置として、(態様1)乃至(態様4)いずれかの光走査装置を用いた。
かかる構成を備えることで、戻り光による濃度ムラを抑えた高品質な画像を形成することができる。
1:光源
2,6a,6b:(1/4)波長板
3:コリメートレンズ
4:NDフィルタ
5:偏光ビームスプリッタ
7a,7b:シリンドリカルレンズ
10:偏向器
10a:上段ポリゴンミラー
10b:下段ポリゴンミラー
18:遮光部材
21:取り付け面
100 光走査装置
110:中間部材
111:Y軸位置決め突起
112:Z軸位置決め突起
113:X軸位置決め突起
114:取付面部
115:被取付面部
特許第4634881号公報

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源の光束を第1光束と第2光束に分割する偏光ビームスプリッタと、
    第1被走査面上を光走査するように前記第1光束を偏向する第1回転多面鏡、および、第2被走査面上を光走査するように前記第2光束を偏向し、かつ、前記第1光束が、前記第1被走査面を光走査しているとき、前記第2光束が、前記第2被走査面を光走査しないように、前記第1回転多面鏡に対して回転方向の位相をずらして配置した第2回転多面鏡を有する偏向器と、
    前記偏向器までの第1光束の光路上に配置された第1(1/4)波長板と、
    前記偏向器までの第2光束の光路上に配置された第2(1/4)波長板とを備えた光走査装置において、
    前記偏光ビームスプリッタに入射した各回転多面鏡からの戻り光が出射する前記偏光ビームスプリッタの戻り光出射面と、前記戻り光出射面と対向する装置本体の対向面との間に空間が形成されるように、偏光ビームスプリッタを装置本体に取り付けたことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1の光走査装置において、
    光源の光の一部を前記偏光ビームスプリッタの偏光分離面で、前記戻り光出射面と対向する装置本体の対向面から離れる方向へ反射して、光を分割するように、前記偏光ビームスプリッタを設けており、
    前記偏光ビームスプリッタの各回転多面鏡の回転軸方向と光軸方向いずれにも平行な面を固定面として用い、
    前記偏光ビームスプリッタと前記回転軸方向から接触して、前記偏光ビームスプリッタの前記回転軸方向の位置決めを行う回転軸方向位置決め部を備え、
    前記回転軸方向位置決め部を、前記偏光ビームスプリッタの有効範囲以外の箇所に接触させたことを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項2の光走査装置において、
    前記偏光ビームスプリッタと光軸方向側から接触して、前記偏光ビームスプリッタの光軸方向の位置決めを行う光軸方向位置決め部を備え、
    前記光軸方向位置決め部を、前記偏光ビームスプリッタの有効範囲以外の箇所に接触させたことを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの光走査装置において、
    前記偏光ビームスプリッタを保持する保持部材を備え、
    前記偏光ビームスプリッタは、前記保持部材を介して装置本体に取り付けられることを特徴とする光走査装置。
  5. 画像情報に応じた走査光で光走査装置により感光体を走査して該感光体上に潜像を形成し、該潜像を現像することにより得た画像を最終的に記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    上記光走査装置として、請求項1乃至4いずれかの光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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