JP5074798B2 - 画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットと光学ユニット - Google Patents

画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットと光学ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP5074798B2
JP5074798B2 JP2007081149A JP2007081149A JP5074798B2 JP 5074798 B2 JP5074798 B2 JP 5074798B2 JP 2007081149 A JP2007081149 A JP 2007081149A JP 2007081149 A JP2007081149 A JP 2007081149A JP 5074798 B2 JP5074798 B2 JP 5074798B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical lens
light beam
light
forming apparatus
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007081149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007293304A (ja
Inventor
潤 中井
英樹 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2007081149A priority Critical patent/JP5074798B2/ja
Publication of JP2007293304A publication Critical patent/JP2007293304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5074798B2 publication Critical patent/JP5074798B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置と走査光学ユニットに係り、特に、回転ミラーによって光源からの光を偏向し、感光体上を走査できるようにした光学系を有する画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットに関するものである。
電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置においては、高画質化、高速化、コンパクト化、低コスト化が要望され、高品質な画像形成と1枚当たりの画像形成時間の短縮、構成の簡素化、部品点数の減少などが必要になっている。
このうち高画質化については、光源からの光束の径を極小化させることによる画素の高精細化が行われ、また、高速化については、感光体の光軸方向の走査(以下主走査方向と称する)に対し、感光体の周方向(以下副走査方向と称する)に複数の光源からの光を結像させて同時に複数ライン分走査できるようにし、それによって画像形成時間を短縮できるようにした画像形成装置が提案されている。
例えば特許文献1には、複数の発光手段と、進行方向の異なる複数の光ビームの光軸合わせを行う偏光ビームスプリッタなどの光ビーム合成手段と、光軸合わせされた複数の光ビームを偏向する偏向手段と、偏向された複数の光ビームを被走査面に結像させる結像手段と、前記複数の光ビームのうちの少なくとも1つを副走査方向に偏向する、中空マイクロステップモータで回転できるようにしたウェッジプリズムと、光ビームの副走査方向への移動量を測定する測定手段としての、位置調整スリットユニットとを備えたマルチビーム合成走査記録装置が示されている。
また、特許文献2には、図6(A)に概略を示したように、2つのレーザダイオード等からなる光源70を用い、コリメータレンズ71で光束を略平行光束とした後、平行平板ガラス72で副走査方向の結像位置の微調と、ウェッジプリズム73で回転反射鏡の反射面75への入射角度の微調を行えるようにし、アパーチャにより成型して一方の光束を三角プリズムや断面が略平行四辺形であるプリズム74に入射させ、内部反射面で光路を変更することで、互いの光束を近接させてシリンドリカルレンズ77で集光し、所定のチルト角で回転反射鏡の反射面75に入射するようにした光学走査装置が示されている。
そしてここで用いられるシリンドリカルレンズ77は、例えばシリンドリカルレンズ支持部材78を光の入射側から見た図6(B)の斜視図と、光の射出側から見た図6(C)の斜視図に示したように、中央近傍を2つの光束が通過できるよう、シリンドリカルレンズ77の両端を、シリンドリカルレンズ支持枠81に設けられたシリンドリカルレンズ押さえバネ79、80で押さえて支持していた。
特開2002−228959号公報 特開2004−258173号公報
しかしながら、特許文献1に示されたマルチビーム合成走査記録装置では、複数の光源からの光束を光偏向器近傍で交差させるビーム合成手段として、λ/2板と偏光ビームスプリッタとを併用しており、ビームスプリッタの偏向面において光強度が各光束で半分となるため、光源の光強度を増強させる必要がある。また、画像形成装置を高速とすると、それだけ感光体上の走査時間が短くなるため強度の大きな光源を使う必要があるが、このようにビームスプリッタで光量が減少する場合、さらに大きな強度の光源が必要となって、それだけ電力を要すると共に光源の発熱に対する対策が必要になってくる。
それに対して特許文献2に示された光学走査装置では、プリズムや反射鏡による光の減衰率が小さいため、ビームスプリッタを使用した時のように大きな光強度減衰は起こらず、大きな強度や電力を要する光源は必要ない。しかしこの場合、感光体上を走査するための光偏向器たる回転反射鏡の反射面75へ各光源70からの光を集光させる光学部材(例えばシリンドリカルレンズ77)は、それぞれの光束が離れていると(すなわち、反射面へ入射する各光束同士の交差角が大きいと)、各光源に対して個々に設けるか若しくは大きな口径のレンズを用いる必要が生じるから、光束をなるべく近接させることが好ましい。
しかし、この交差角をあまり小さくし過ぎると、今度は図6(A)に示したように、偏向手段であるプリズム74の角が他方の光路の光束と干渉し、ケラレが発生して被走査面上において所望の光スポットが得られない可能性が生じる。そのためこの交差角は、プリズム74などによるけられが生じない角度が好ましいが、それだけシリンドリカルレンズ77を大きくせねばならない。
また、前記図6(B)、(C)で説明したように、シリンドリカルレンズ77を支持するシリンドリカルレンズ支持部材78は、レンズ長手方向の両端をシリンドリカルレンズ押さえバネ79、80によって押さえるような構成としてあるため、この押さえバネによって押さえる部分を確保するため、このシリンドリカルレンズ77をさらに長手方向に大きくしなければならず、それだけスペースを要すると共にコストアップに繋がるという問題があった。こういったことを解消するためには、シリンドリカルレンズ77を各光源に対応させて設けることも考えられるが、この場合部材点数が増えてコストアップとなってしまう。
そのため本発明においては、少なくとも2つの光源を有し、両光束を近接させて回転反射鏡に入射させて感光体上の副走査方向に結像させ、同時に主走査方向に走査できるようにした光学系を有する画像形成装置において、光源から出射された光束を光量損失や光偏向素子としての回転反射鏡の大型化を招くことなく、各光束に対する感光体上での有効走査範囲を確保できるようにし、かつ、両光束を回転反射鏡の反射面に集光させるシリンドリカルレンズも小型に構成して、コストダウンを可能とするようにした画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットを提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明になる画像形成装置は、
少なくとも2つの光源と、前記光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材と、互いに近接した前記光束を回転反射鏡の反射面に結像させるシリンドリカルレンズと、前記回転反射鏡の反射面で反射された各光束を感光体上に結像させる走査光学系とを有する画像形成装置であって、
前記シリンドリカルレンズの支持枠に設けられ、前記シリンドリカルレンズの前記光束の入射面に主走査方向に交差する方向に沿って線状に当接することにより前記シリンドリカルレンズを押圧して支持するシリンドリカルレンズ押さえ部材を備え、該シリンドリカルレンズ押さえ部材の押圧位置が、前記シリンドリカルレンズに入射する前記光束の各光路を前記主走査方向の両側に振り分けられるように設定されていることを特徴とする。
また同様に、本発明になる該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットは、
少なくとも2つの光源と、前記光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材と、互いに近接した前記光束を回転反射鏡の反射面に結像させるシリンドリカルレンズと、前記回転反射鏡の反射面で反射された各光束を感光体上に結像させる走査光学系とを有する走査光学ユニットであって、
前記シリンドリカルレンズの支持枠に設けられ、前記シリンドリカルレンズの前記光束の入射面に主走査方向に交差する方向に沿って線状に当接することにより前記シリンドリカルレンズを押圧して支持するシリンドリカルレンズ押さえ部材を備え、該シリンドリカルレンズ押さえ部材の押圧位置が、前記シリンドリカルレンズに入射する前記光束の各光路を主走査方向の両側に振り分けられるように設定されていることを特徴とする。
さらにこの走査光学ユニットは、
少なくとも2つの光源と、前記光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材と、互いに近接した前記光束を回転反射鏡の反射面に結像させるシリンドリカルレンズと、前記回転反射鏡の反射面で反射された各光束を感光体上に結像させる走査光学系とを有する走査光学ユニットであって、
前記シリンドリカルレンズの支持部材に設けられたシリンドリカルレンズ押さえ部材の押圧位置が、前記シリンドリカルレンズに入射する2つの光束の光路を両側に振り分けられる押圧位置であり、且つ、該押圧位置における押圧方向が、前記シリンドリカルレンズにおける前記支持部材に当接する2面の方向であることを特徴としてもよく、
また、光学ユニットとして、
少なくとも2つの光源と、前記光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材と、互いに近接した前記光束を結像させるシリンドリカルレンズとを備え、
前記シリンドリカルレンズの支持部材に設けられたレンズ押さえ部材の押圧位置が、前記シリンドリカルレンズに入射する前記光束の各光路を両側に振り分けられる押圧位置であることを特徴としてもよい。
このように光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材を用いて光源からの光束を近接させ、シリンドリカルレンズ支持部材に設けられたシリンドリカルレンズ押さえ部材が、シリンドリカルレンズに入射する光束の光路を両側に振り分けられる位置でシリンドリカルレンズを押さえるように構成することで、シリンドリカルレンズに至る光路中で光量損失が生じることが無く、光偏向素子としての回転反射鏡の大型化を招くことなく各光束に対する感光体上での有効走査範囲を確保することができる。
またシリンドリカルレンズは、前記押圧位置における押圧方向が、前記シリンドリカルレンズにおける前記支持部材に当接する2面の方向であるようにしたことで、単一の押さえ部材で確実に固定され、長手方向の両端を前記した従来の光学走査装置のように大きくする必要がないから、それだけ小さなシリンドリカルレンズとすることができ、スペース的にも、コスト的にも有利な画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットとすることができる。
また、前記シリンドリカルレンズ押さえ部材の押圧部位を弾性体で形成し、前記シリンドリカルレンズにおける凸面側を押圧して、前記支持部材に当接する2面の方向に押圧分力が生じるようにしたことで、単一の押さえ部材でシリンドリカルレンズはガタ付くことなく、しっかりとシリンドリカルレンズ支持部材に支持される。
さらに、前記シリンドリカルレンズより上流の光学系は、前記シリンドリカルレンズの長手方向における前記シリンドリカルレンズ押さえ部材両側に前記光束が入射するよう構成することで、シリンドリカルレンズ押さえ部材によるけられも確実に防止することができる。
そして、前記押圧位置における2面の押圧方向が、前記2つの光束の光軸方向と、前記支持部材におけるシリンドリカルレンズ載置面側に近接する方向とに分力が生じるよう押圧していることで、シリンドリカルレンズは光軸に対しても偏倚することなく固定することができる。
また、前記シリンドリカルレンズ支持面が2つの光束と平行な面であり、前記支持部材が前記支持面(以下、位置決めリブと称する)と、前記2つの光束の出射面との2つの直交座標面からなる直角補強材とし、また、前記シリンドリカルレンズを載置して位置決めする位置決めリブと、前記シリンドリカルレンズ押さえ部材とは、光学要素固定装置に立設するようにすることで、シリンドリカルレンズとその押さえ部材を非常に簡単に構成することができる。
以上記載のごとく本発明の画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットは、複数の光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材を配したことで、シリンドリカルレンズに至る光路中で光量損失が生じることが無く、光偏向素子としての回転反射鏡の大型化を招くことなく各光束に対する感光体上での有効走査範囲を確保できる。また、シリンドリカルレンズに入射する光束の光路を両側に振り分けられる位置でシリンドリカルレンズを押さえるよう構成したことで、シリンドリカルレンズは長手方向の両端を大きくする必要がなく、また、押圧位置における押圧方向が、シリンドリカルレンズが前記支持部材で支持される2面の方向となるようにしたことで、シリンドリカルレンズは単一の押さえ部材で確実に固定され、長手方向の両端を前記した従来の光学走査装置のように大きくする必要がないから、それだけ小さなシリンドリカルレンズとすることができ、スペース的にもコスト的にも有利な画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットとすることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明になる画像形成装置に用いられる走査光学系を構成する、シリンドリカルレンズとその支持部材を光の入射側から見た斜視図(A)と光の射出側から見た斜視図(B)、図2はシリンドリカルレンズとその支持部材の上面図(A)と、この上面図に示したA−A線における断面図(B)とB−B線における断面図(C)、図3は走査光学系を構成する光学部材の構成を示した概略図、図4は本発明になる画像形成装置に用いられる走査光学系ユニットの上面図(A)と感光体までの光路を示した図(B)、図5は本発明になる画像形成装置の概略断面図である。
最初に図5に基づき、本発明になる画像形成装置50を簡単に説明すると、図示していない制御装置から送られてくる画像形成指示により、まず感光体51が帯電装置52によって一様に帯電される。そして、ポリゴンミラー35などの回転反射鏡と反射ミラー36などで構成される走査光学ユニット61の、ポリゴンミラー35に画像信号によって変調された光が送られて反射、偏向され、さらに反射ミラー36で反射されて感光体51が走査され、感光体51上に静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置55によって現像されてトナー画像となり、用紙トレイ56から送られてくる用紙に転写装置57によって転写される。そして用紙上のトナー画像が定着装置58によって定着され、用紙排出部59に排出されて、感光体51上に残った残トナーがクリーニング装置60でクリーニングされて画像形成が終了する。
このうち、35で示したポリゴンミラーや36で示した反射ミラー、及びその他の光学部材を搭載した走査光学ユニット61の詳細を示したのが図4である。この図4において図5と同様な構成要素には同一番号が付してあり、30はレーザダイオード等を用いた光源で、この図4の例では2つ用いられている。この光源30から射出された光束は、前記図6でも説明したようにコリメータレンズ31で平行光束とされ、平行平板ガラス32で副走査方向の結像位置の微調と、ウェッジプリズム33により、ポリゴンミラー35への入射角度の微調を行えるようになっている。
またこの光束は、図示していないアパーチャにより成型され、一方の光束が三角プリズムや断面が略平行四辺形であるプリズム34で構成される光学部材に入射する。そして、プリズム34による内部反射面で光路を変更されて互いの光束が近接され、シリンドリカルレンズ11により、所定のチルト角でポリゴンミラー35の反射面に入射する。そしてこのポリゴンミラー35で反射された光束は、第1fθレンズ37、第2fθレンズ38で略等速とされ、反射鏡36で反射されて、図4(B)に39で示した感光体の被走査面を走査するようになっている。
また、光源30からポリゴンミラー35までの光路を更に詳細を示したのが図3である。この図3においても図4と同様な構成要素には同一番号が付してあり、レーザダイオード等を用いた光源30は2つ用いられている。そして、この光源30からの光束は、コリメータレンズ31で平行光束とされ、平行平板ガラス32で副走査方向の結像位置の微調と、ウェッジプリズム33によるポリゴンミラー35への入射角度の微調が行われ、アパーチャによって成型された後、一方の光束が三角プリズムや断面が略平行四辺形であるプリズム34に入射して互いの光束が近接する。
そしてシリンドリカルレンズ11を介して、所定のチルト角でポリゴンミラー35の反射面に入射するが、このシリンドリカルレンズ11を、その支持部材(光学要素固定装置)と共に示したのが図1であり、さらに図2は、そのシリンドリカルレンズ11の支持機構を詳細に示した上面図と断面図である。
まず、図1(A)はシリンドリカルレンズ11とその支持部材10を光の入射側から見た斜視図であり、(B)は同じく光の射出側から見た斜視図である。このシリンドリカルレンズ支持部材10は、略長方形の底板17(図2(A)参照、図1には図示せず)にシリンドリカルレンズ支持枠13が立設され、位置決めリブ14(図2(C)参照、図1には図示せず)にシリンドリカルレンズ11が載置されるようになっている。そしてシリンドリカルレンズ11は、そのほぼ中央をシリンドリカルレンズ支持枠13に設けられた、少なくとも押圧部位が弾性体で構成された押さえバネ12に押さえられて支持され、これら底板17、支持枠13、位置決めリブ14などで光学要素固定装置が構成されている。そのため、前記図3、図4に示した光源30から射出されて平行光束とされた光束は、図1(A)に示したように、押さえバネ12の両側に振り分けられて、18、19で示したような光束となって入射するようになっている。
図2は、このシリンドリカルレンズ支持部材10を含む光学要素固定装置の上面図(A)と、A−A線における断面図(B)、及びB−B線における断面図(C)である。図1で説明したように、シリンドリカルレンズ11は、底板17に立設されたシリンドリカルレンズ支持枠13の、図2(B)、(C)に14で示した位置に設けられた位置決めリブに載置され、そのほぼ中央をシリンドリカルレンズ支持枠13に設けられた押さえバネ12に押さえられて支持されている。そして、シリンドリカルレンズ押さえバネ12は、その詳細を図2(C)の断面図に示したように、シリンドリカルレンズ11における凸側を、支持部材10での位置決めリブ14と支持枠13とで支持される2面側、すなわち光軸方向と前記リブ14の方向との両方向に分力が生じるよう押圧している。
そのためシリンドリカルレンズ11は、ガタ付くことなくしっかりとシリンドリカルレンズ支持部材10に支持される。そしてこのシリンドリカルレンズ支持部材10は、図2(A)に示したように、底板17に設けられた位置決めビス用孔15に通したビス16で、画像形成装置本体に固定されるようになっている。
このようにシリンドリカルレンズ支持部材10を構成することで、シリンドリカルレンズ11における長手方向の両端を、前記した従来の光学走査装置のように大きくする必要がないから、それだけ小さなシリンドリカルレンズ11とすることができ、スペース的にもコスト的にも有利な画像形成装置とすることができる。
また、シリンドリカルレンズ押さえバネ12は、シリンドリカルレンズ支持部材10の位置決めリブ14に載置されたシリンドリカルレンズ11における凸側を、光軸方向とリブ14の方向との両方向に分力が生じるよう押圧していることで、シリンドリカルレンズ11はガタ付くことなく、しっかりとシリンドリカルレンズ支持部材10に支持することができる。
なお、上記説明では、光源が2つの場合を例に説明したが、2以上であっても同様の構成を採用することができる。例えば、押圧部材(シリンドリカルレンズ押さえバネ12)に対して、左右に2つずつ、あるいは3つずつの光源を配置し、中央部付近の光源を基準として、他の光源を基準光源に対して近接するようそれぞれの光源に光学部材を配置させる、といった同様の構成を採用することで光源の数を増加させることができ、より複数の走査ライン数を用いての画像形成を行うようにすることもできる。
本発明によれば、画像形成装置の高画質化、高速化、コンパクト化、低コスト化を達成することができる。
本発明になる画像形成装置に用いられる走査光学系を構成する、シリンドリカルレンズとその支持部材を光の入射側から見た斜視図(A)と光の射出側から見た斜視図(B)である。 シリンドリカルレンズとその支持部材の上面図(A)と、A−A線における断面図(B)とB−B線における断面図(C)である。 本発明になる画像形成装置に用いられる走査光学系を構成する、光学部材の構成を示した概略図である。 本発明になる画像形成装置に用いられる走査光学系ユニットの上面図(A)と感光体までの光路を示した図(B)である。 本発明になる画像形成装置の概略断面図である。 従来の画像形成装置に用いられる走査光学系を構成する、光学部材の構成を示した概略図(A)と、シリンドリカルレンズとその支持部材を光の入射側から見た斜視図(B)と光の射出側から見た斜視図(C)である。
符号の説明
10 シリンドリカルレンズ支持部材
11 シリンドリカルレンズ
12 シリンドリカルレンズ押さえバネ
13 シリンドリカルレンズ支持枠
14 位置決めリブ
15 位置決めビス用孔
16 ビス
17 底板

Claims (9)

  1. 少なくとも2つの光源と、前記光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材と、互いに近接した前記光束を回転反射鏡の反射面に結像させるシリンドリカルレンズと、前記回転反射鏡の反射面で反射された各光束を感光体上に結像させる走査光学系とを有する画像形成装置であって、
    前記シリンドリカルレンズの支持枠に設けられ、前記シリンドリカルレンズの前記光束の入射面に主走査方向に交差する方向に沿って線状に当接することにより前記シリンドリカルレンズを押圧して支持するシリンドリカルレンズ押さえ部材を備え、該シリンドリカルレンズ押さえ部材の押圧位置が、前記シリンドリカルレンズに入射する前記光束の各光路を前記主走査方向の両側に振り分けられるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シリンドリカルレンズ押さえ部材の前記シリンドリカルレンズに当接する部位を弾性体で形成し、前記シリンドリカルレンズの前記光束の入射側である凸面側を押圧することにより、前記シリンドリカルレンズの前記支持枠及びシリンドリカルレンズ載置面への当接面にそれぞれ垂直な方向に押圧分力が生じるようにしたことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
  3. 前記シリンドリカルレンズより上流の光学系は、前記シリンドリカルレンズの長手方向における前記シリンドリカルレンズ押さえ部材に対して主走査方向の両側に前記光束が入射するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
  4. 前記シリンドリカルレンズ押さえ部材は、前記シリンドリカルレンズの上面及び前記光束の入射面を押圧することにより、該シリンドリカルレンズの上面及び前記光束の入射面にそれぞれ垂直な方向に分力が生じるように設けられていることを特徴とする請求項3に記載した画像形成装置。
  5. 前記シリンドリカルレンズ載置面は前記2つの光束と平行な面として設けられており、前記支持枠は互いに直交する前記シリンドリカルレンズ載置面に平行な面と前記シリンドリカルレンズにおける前記2つの光束の出射面に平行な面とからなることを特徴とする請求項に記載した画像形成装置。
  6. 前記シリンドリカルレンズ載置面には前記シリンドリカルレンズを載置すると共に位置決めするための位置決めリブが設けられており、前記シリンドリカルレンズ押さえ部材は前記シリンドリカルレンズ載置面に立設された前記支持枠に設けられていることを特徴とする請求項に記載した画像形成装置。
  7. 少なくとも2つの光源と、前記光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材と、互いに近接した前記光束を回転反射鏡の反射面に結像させるシリンドリカルレンズと、前記回転反射鏡の反射面で反射された各光束を感光体上に結像させる走査光学系とを有する走査光学ユニットであって、
    前記シリンドリカルレンズの支持枠に設けられ、前記シリンドリカルレンズの前記光束の入射面に主走査方向に交差する方向に沿って線状に当接することにより前記シリンドリカルレンズを押圧して支持するシリンドリカルレンズ押さえ部材を備え、該シリンドリカルレンズ押さえ部材の押圧位置が、前記シリンドリカルレンズに入射する前記光束の各光路を主走査方向の両側に振り分けられるように設定されていることを特徴とする走査光学ユニット。
  8. 少なくとも2つの光源と、前記光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材と、互いに近接した前記光束を回転反射鏡の反射面に結像させるシリンドリカルレンズと、前記回転反射鏡の反射面で反射された各光束を感光体上に結像させる走査光学系とを有する走査光学ユニットであって、
    前記シリンドリカルレンズの支持枠に設けられ、前記シリンドリカルレンズの前記光束の入射面に主走査方向に交差する方向に沿って線状に当接することにより前記シリンドリカルレンズを押圧して支持するシリンドリカルレンズ押さえ部材を備え、該シリンドリカルレンズ押さえ部材の押圧位置が、前記シリンドリカルレンズに入射する2つの光束の光路を主走査方向の両側に振り分けられるように設定されており、前記シリンドリカルレンズ押さえ部材は、前記シリンドリカルレンズの上面及び前記光束の入射面を押圧することにより、該シリンドリカルレンズの上面及び前記光束の入射面にそれぞれ垂直な方向に分力が生じるように設けられていることを特徴とする走査光学ユニット。
  9. 少なくとも2つの光源と、前記光源のうちの一の光源からの光束に他の光源からの光束を近接させる光学部材と、互いに近接した前記光束を結像させるシリンドリカルレンズとを備え、
    前記シリンドリカルレンズの支持枠に設けられ、前記シリンドリカルレンズの前記光束の入射面に主走査方向に交差する方向に沿って線状に当接することにより前記シリンドリカルレンズを押圧して支持するシリンドリカルレンズ押さえ部材を備え、該シリンドリカルレンズ押さえ部材の押圧位置が、前記シリンドリカルレンズに入射する前記光束の各光路を主走査方向の両側に振り分けられるように設定されていることを特徴とする光学ユニット
JP2007081149A 2006-03-31 2007-03-27 画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットと光学ユニット Active JP5074798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007081149A JP5074798B2 (ja) 2006-03-31 2007-03-27 画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットと光学ユニット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006098313 2006-03-31
JP2006098313 2006-03-31
JP2007081149A JP5074798B2 (ja) 2006-03-31 2007-03-27 画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットと光学ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007293304A JP2007293304A (ja) 2007-11-08
JP5074798B2 true JP5074798B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=38763933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007081149A Active JP5074798B2 (ja) 2006-03-31 2007-03-27 画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットと光学ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5074798B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5382501B2 (ja) * 2008-11-28 2014-01-08 株式会社リコー 光走査装置および画像形成装置
JP5784175B2 (ja) * 2014-04-14 2015-09-24 キヤノン株式会社 光学走査装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004157344A (ja) * 2002-11-07 2004-06-03 Kyocera Mita Corp レンズ保持構造及びそのレンズ保持構造を有する走査光学装置
JP2004170674A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Konica Minolta Holdings Inc 走査光学系を備える走査光学装置
JP4401088B2 (ja) * 2003-02-25 2010-01-20 京セラミタ株式会社 光学走査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007293304A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080068691A1 (en) Optical scanning device, and image forming apparatus
JP4963399B2 (ja) 画像形成装置
US7715075B2 (en) Optical beam scanning apparatus and image forming apparatus
JP4728584B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置及びカラー画像形成装置
JP3902933B2 (ja) マルチビーム光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置
JP2005099315A (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP2007171626A (ja) 光走査装置・画像形成装置
JP5074798B2 (ja) 画像形成装置と該画像形成装置に用いられる走査光学ユニットと光学ユニット
US6950216B2 (en) Light source apparatus and optical scanner
US8717640B2 (en) Optical scanner and image forming apparatus including same
JP2006251688A (ja) 光走査装置・画像形成装置
JP4979081B2 (ja) 光走査装置
JP6932602B2 (ja) 走査光学装置
JP2001194605A (ja) マルチビーム走査装置・マルチビーム走査方法・光源装置・画像形成装置
US7808689B2 (en) Image forming apparatus, and scanning optical unit and optical element used for the apparatus
JP2002031771A (ja) マルチビーム走査光学装置
JP2019086704A (ja) 光書込装置及び画像形成装置
JP2012163868A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6075685B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP6016645B2 (ja) 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP7114410B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP4057992B2 (ja) 光走査装置における反射鏡の支持方法及び光走査装置並びに画像形成装置
JP2007188092A (ja) マルチビーム走査装置・マルチビーム走査方法・光源装置・画像形成装置
JP6300063B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2004077864A (ja) マルチビーム光源装置と光走査装置、並びに画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110909

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5074798

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3