JP5896127B2 - 電動機を駆動源として備える車両 - Google Patents

電動機を駆動源として備える車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5896127B2
JP5896127B2 JP2012015857A JP2012015857A JP5896127B2 JP 5896127 B2 JP5896127 B2 JP 5896127B2 JP 2012015857 A JP2012015857 A JP 2012015857A JP 2012015857 A JP2012015857 A JP 2012015857A JP 5896127 B2 JP5896127 B2 JP 5896127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
value
remaining capacity
electric
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012015857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013158112A (ja
Inventor
真一 島上
真一 島上
山本 雅哉
雅哉 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012015857A priority Critical patent/JP5896127B2/ja
Publication of JP2013158112A publication Critical patent/JP2013158112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5896127B2 publication Critical patent/JP5896127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、少なくとも電動機を駆動源として備え、前記電動機の出力を用いた電動走行を行うことが可能な車両に関する。
電気自動車は、電動機を車両駆動源として備え、電動機の出力のみに基づく電動走行を行う。ハイブリッド車両は、電動機及び内燃機関を車両駆動源として備える。ハイブリッド車両は、運転状態に応じて内燃機関の運転を停止して電動機の出力のみに基づく電動走行を行う。電気自動車及びハイブリッド車両のそれぞれは、電動機に電力を供給する蓄電装置(例えば、バッテリ)を搭載している。
電気自動車は、蓄電装置を車両の外部から供給される電力により充電することができるようになっている。車両の外部から供給される電力による蓄電装置の充電は、便宜上、「外部充電」とも称呼される。
ハイブリッド車両は、内燃機関の発生するエネルギーの一部を蓄電装置の充電にも利用するようになっている。以下、内燃機関の発生するエネルギーに基づく蓄電装置の充電は、便宜上、「内部充電」とも称呼される。更に、近年において、蓄電装置を外部充電することができるハイブリッド車両(プラグインハイブリッド車両)が開発されて来ている。
ところで、電気自動車のみならず、ハイブリッド車両においても、電動機のみを用いた走行(電動走行)を行うことができる距離(即ち、電動走行可能距離、EV走行可能距離)を推定し且つその距離をメータに表示することは、ユーザ(運転者)の利便性を高める上で好ましい。
そこで、従来のハイブリッド車両の一つは、「外部充電地点から所定範囲内」を学習区間として定め、その学習区間において電動走行を行い、その間の蓄電装置の充放電量と走行距離とを用いて「単位距離あたりの蓄電装置の放電電力量(即ち、走行費、単位は「kWh/km」)」を算出し、その走行費と「現時点において電動走行に使用可能な蓄電装置の残容量(電動走行可能残容量)」とに基づいて電動走行可能距離を推定している(例えば、特許文献1を参照。)。
なお、電動走行可能距離を推定する際、走行費に代えて電費が使用されてもよい。電費は走行費の逆数に相当する値である。更に、残容量は絶対量でなく、蓄電装置の満充電時の残容量に対する比(単位は「%」)で表されることもできる。この場合、電費の単位は「km/%」であり、走行費の単位は「%/km」である。電費、走行費及びこれの値の学習値は、本明細書及び特許請求の範囲において「電費相当値」又は「電費関連値」と総称される。
特開2010−179749号公報(段落0063乃至段落0071)
上記従来装置によれば、電費相当値を更新するためには、予め定められた学習区間においてハイブリッド車両を電動走行させる必要がある。しかしながら、電費相当値は運転状態に応じて変化するとともにユーザ毎に異なるので、上記従来技術のように電費相当値を算出すると、その電費相当値は現在の電費相当値とは大きく相違する可能性が高い。加えて、車両がハイブリッド車両である場合、学習区間に到達した時点において蓄電装置の残容量が小さければ内燃機関を作動させなくてはならず、結局、電費相当値を更新することができない。その結果、電費相当値の更新が遅れ、電動走行可能距離の算出に使用する電費相当値が実際の電費相当値と大きく乖離する可能性が高まる。そこで、学習区間を設定することなく、車両が電動走行を行っている状態において、電費相当値を算出・更新することが考えられる。
ところが、車両の走行中に電費相当値を更新すると、それに伴って電動走行可能距離が急激に変化するので、ユーザに違和感を与えるという問題がある。更に、電費相当値を算出するための基礎データ(電費算出用データ)である「充放電量及び/又は走行距離」が小さい場合、算出される電費相当値の精度が良好でないという問題がある。
上記課題に対処するための本発明による車両(以下、「本発明車両」とも称呼する。)」は、少なくとも電動機を駆動源として備え同電動機の出力を用いた電動走行を行うことが可能な車両であり、
前記電動機を駆動する電力を前記電動機に供給可能であり且つ充電可能な蓄電装置と、
前記車両の外部から供給される電力を前記蓄電装置に供給することにより前記蓄電装置を外部充電する充電部と、
を備える。
即ち、本発明車両は、電気自動車であってもよくプラグインハイブリッド車両であってもよい。
更に、本発明車両は、
前記蓄電装置の残容量を推定する残容量推定部と、
前記車両が前記電動走行を行っている場合の「前記車両の走行距離の積算値である走行距離積算値、及び、前記残容量の消費量の積算値である残容量消費量積算値」を電費算出用データとして取得する電費データ取得手段と、
前記取得された走行距離積算値及び前記取得された残容量消費量積算値に基づいて、「前記残容量の単位量あたりの走行距離に応じた値」を電費相当値として算出する電費相当値算出手段と、
前記蓄電装置の残容量に応じた値及び前記電費相当値に基づいて、「前記車両が前記電動走行可能な距離である電動走行可能距離」を推定する電動走行可能距離推定手段と、
を備える。
更に、
前記電費データ取得手段は、
前記外部充電が行われた時点から前記電費相当値が算出される時点までの「前記走行距離積算値及び前記残容量消費量積算値」を前記電費算出用データとして取得するように構成され、
前記電費相当値算出手段は、
前記外部充電が新たに行われる時点であり且つ同外部充電が新たに行われる時点において前記電費データ取得手段により取得されている前記残容量消費量積算値が所定の閾値消費量以上である場合にのみ前記電費相当値を算出するように構成されている。
本発明車両によれば、電費相当値は、前記外部充電が行われる時点のみにおいて取得されるので、車両の走行中に電動走行可能距離が大きく変化することを回避することができる。
更に、本発明車両によれば、電費相当値を算出するための電費算出用データ(即ち、電動走行中の「走行距離積算値及び前記残容量消費量積算値」)は、前回の外部充電が行われた時点から今回の外部充電が行わる時点(即ち、外部充電が新たに行われる時点)までの期間内において得られたデータとなり得る。よって、前回の外部充電から今回の外部充電までの期間が比較的短い場合等のように、残容量消費量積算値が小さい場合が生じる。
これに対し、本発明車両によれば、今回の外部充電が行わる時点における残容量消費量積算値が所定の閾値消費量未満である場合には電費相当値が算出されない。その結果、電費相当値の精度が悪化することを回避することができる。加えて、今回の外部充電が行わる時点における残容量消費量積算値が所定の閾値消費量未満である場合、それまでの走行距離積算値及び残容量消費量積算値は維持され、次の外部充電がなされる時点まで適宜更新される。従って、電費相当値の算出機会が必要以上に減少することを回避することもできる。この結果、ユーザに違和感を与えず且つ精度の高い電動走行可能距離を推定することができる。
ところで、残容量消費量積算値が小さい場合のみならず、走行距離積算値が短い場合にも、その走行距離積算値に基づいて電費相当値が算出されると、その電費相当値の精度が良好でない場合が生じる。
そこで、前記電費相当値算出手段は、
前記外部充電が新たに行われる時点において前記電費データ取得手段により取得されている前記走行距離積算値が所定の閾値距離以上である場合にのみ前記電費相当値を算出するように構成されている。
これによれば、一層精度の高い電費相当値を算出することができる。
更に、本発明車両は、
電動機のみならず内燃機関をも車両駆動源として備え、
前記内燃機関の出力により電力を発生するとともに同内燃機関の出力により発生させられた電力を変換して前記蓄電装置を充電する電力を生成する内部充電部を備え、且つ、
「電動機のみを使用して走行する第1運転状態」を「電動機及び内燃機関の両方を使用して走行する第2運転状態」よりも優先する第1走行モードと、第1走行モードに比較して第2運転状態を第1運転状態よりも優先する第2走行モードと、で走行することができるように構成されているハイブリッド車両であってもよい。
このようなハイブリッド車両が第2走行モード(HVモード)にて走行している場合、蓄電装置は内燃機関の出力により充電される。従って、走行モードが第2走行モードであって且つハイブリッド車両が電動走行を行っている場合、その際の走行距離は内燃機関から供給されたエネルギーによる走行距離であると考えられる。よって、第2走行モードでの電動走行中の「走行距離積算値及び残容量消費量積算値」を用いて電費相当値を算出すると、EVモードにおいて電動走行可能距離を算出するために使用される電費相当値の精度が悪化すると考えられる。
そこで、この場合、前記電費データ取得手段は、
前記車両が前記第1走行モードにて走行している場合(且つ、電動走行を行っている場合)に限り前記走行距離積算値及び前記残容量消費量積算値を更新するように構成されることが好適である。
これによれば、内燃機関から蓄電装置に与えられるエネルギーの影響(即ち、内燃機関が電費算出用データとしての走行距離積算値に与える影響)、が排除される。従って、電費相当値を精度良く算出することができ、その結果、電動走行可能距離を精度良く推定することができる。
更に、本発明車両が「電動機のみならず内燃機関をも車両駆動源として備え、且つ、内部充電可能に構成されたハイブリッド車両」である場合、
前記電動走行可能距離推定手段は、
前記車両が前記第1走行モードにて走行している場合に、前記残容量に応じた値として前記残容量からモード切替閾値を減じた値である電動走行可能残容量を算出し、前記電動走行可能残容量と前記電費相当値とに基づいて前記電動走行可能距離を推定するように構成されることができる。
これによれば、ハイブリッド車両が第1走行モード(EVモード)にて走行している場合に、電動走行可能距離を精度良く算出することができる。
更に、本発明車両が備える前記電費相当値算出手段は、
前記残容量の単位量あたりの走行距離を電費として算出するとともに、前記電費の学習値を前記電費相当値として算出するように構成され、更に、
前記外部充電が新たに行われる時点にて算出される前記電費と、同時点にて保持されている前記電費の学習値と、の加重平均値を算出し、同算出された加重平均値を前記電費の学習値の最新値として保持するように構成され得る。
本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の概略図である。 図2は、EVモードにおける機関運転条件を説明するための図である。 図3は、蓄電装置の残容量と、EVモード及びHVモードと、の関係を説明するための図である。 図4は、図1に示した車両の作動を説明するためのタイムチャートである。 図5は、図1に示した車両の作動を説明するためのタイムチャートである。 図6は、図1に示したメータECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図7は、図1に示したメータECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図8は、図1に示したメータECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る車両について図面を参照しながら説明する。図1に示したように、本発明の実施形態に係る車両10はハイブリッド車両である。車両10は、EVモード(第1走行モード)及びHVモード(第2走行モード)の何れかのモードにて走行することができる。
(構成)
車両10は、発電電動機MG1、発電電動機MG2、内燃機関20、動力分配機構30、動力伝達機構50、第1インバータ61、第2インバータ62、昇圧コンバータ63、蓄電装置としてのバッテリ64、コンビネーションメータ70、パワーマネジメントECU80、バッテリECU81、メータECU82、モータECU83及びエンジンECU84等を備えている。なお、ECUは、エレクトリックコントロールユニットの略称であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM(又は不揮発性メモリ)及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。バックアップRAMは車両10の図示しないイグニッション・キー・スイッチがオン状態にあるかオフ状態にあるかに関わらずデータを保持することができる。
発電電動機(モータジェネレータ)MG1は、発電機及び電動機の何れとしても機能することができる同期発電電動機である。発電電動機MG1は、便宜上、第1発電電動機MG1とも称呼される。第1発電電動機MG1は、出力軸(以下、「第1シャフト」とも称呼する。)41を備えている。
発電電動機(モータジェネレータ)MG2は、第1発電電動機MG1と同様、発電機及び電動機の何れとしても機能することができる同期発電電動機である。発電電動機MG2は、便宜上、第2発電電動機MG2とも称呼される。第2発電電動機MG2は、出力軸(以下、「第2シャフト」とも称呼する。)42を備えている。
内燃機関(機関)20は、4サイクル・火花点火式・多気筒・内燃機関である。機関20は、周知のエンジンアクチュエータ21を備えている。例えば、エンジンアクチュエータ21には、燃料噴射弁を含む燃料供給装置、点火プラグを含む点火装置、スロットル弁開度変更用アクチュエータ及び可変吸気弁制御装置(VVT)等が含まれる。機関20は、スロットル弁アクチュエータにより図示しない吸気通路に配設されたスロットル弁の開度を変更することによって吸入空気量を変更すること、及び、その吸入空気量に応じて燃料噴射量を変更したりすること等により、機関20の発生するトルク及び機関回転速度(従って、機関出力)を変更することができるように構成されている。機関20は、機関20の出力軸であるクランクシャフト25にトルクを発生する。
動力分配機構30は周知の遊星歯車装置31を備えている。遊星歯車装置31はサンギア32と、複数のプラネタリギア33と、リングギア34と、を含んでいる。
サンギア32は第1発電電動機MG1の第1シャフト41に接続されている。従って、第1発電電動機MG1とサンギア32とはトルク伝達可能に連結されている。
複数のプラネタリギア33のそれぞれは、サンギア32と噛合するとともにリングギア34と噛合している。プラネタリギア33の回転軸(自転軸)はプラネタリキャリア35に設けられている。プラネタリキャリア35はサンギア32と同軸に回転可能となるように保持されている。従って、プラネタリギア33は、サンギア32の外周を自転しながら公転することができる。プラネタリキャリア35は機関20のクランクシャフト25に接続されている。よって、プラネタリギア33は、クランクシャフト25からプラネタリキャリア35に入力されるトルクによって回転駆動され得る。
リングギア34は、サンギア32と同軸に回転可能となるように保持されている。
上述したように、プラネタリギア33はサンギア32及びリングギア34と噛合している。即ち、プラネタリギア33とサンギア32とはトルク伝達可能に連結されている。更に、プラネタリギア33とリングギア34とはトルク伝達可能に連結されている。
リングギア34はリングギアキャリア36を介して第2発電電動機MG2の第2シャフト42に接続されている。従って、第2発電電動機MG2とリングギア34とはトルク伝達可能に連結されている。
更に、リングギア34はリングギアキャリア36を介して出力ギア37に接続されている。従って、出力ギア37とリングギア34とはトルク伝達可能に連結されている。
動力伝達機構50は、ギア列51、ディファレンシャルギア52及び駆動軸(ドライブシャフト)53を含んでいる。
ギア列51は、出力ギア37とディファレンシャルギア52とをトルク伝達可能に接続している。ディファレンシャルギア52は駆動軸53に取り付けられている。駆動軸53の両端には駆動輪54が取り付けられている。従って、出力ギア37からのトルクはギア列51、ディファレンシャルギア52、及び、駆動軸53を介して駆動輪54に伝達される。この駆動輪54に伝達されたトルクにより車両10は走行することができる。
このように、動力分配機構30及び動力伝達機構50により、内燃機関20と駆動軸53とはトルク伝達可能に接続され、且つ、第2発電電動機MG2と駆動軸53とはトルク伝達可能に接続されている。
第1インバータ61は、第1発電電動機MG1及び昇圧コンバータ63に電気的に接続されている。従って、第1発電電動機MG1が発電しているとき、第1発電電動機MG1が発生した電力は、第1インバータ61及び昇圧コンバータ63を介してバッテリ64に供給される。逆に、第1発電電動機MG1は昇圧コンバータ63及び第1インバータ61を介してバッテリ64から供給される電力によって回転駆動させられる。
第2インバータ62は、第2発電電動機MG2及び昇圧コンバータ63に電気的に接続されている。従って、第2発電電動機MG2が発電しているとき、第2発電電動機MG2が発生した電力は、第2インバータ62及び昇圧コンバータ63を介してバッテリ64に供給される。逆に、第2発電電動機MG2は昇圧コンバータ63及び第2インバータ62を介してバッテリ64から供給される電力によって回転駆動させられる。
更に、第1発電電動機MG1の発生する電力は第2発電電動機MG2に直接供給可能であり、且つ、第2発電電動機MG2の発生する電力は第1発電電動機MG1に直接供給可能である。
バッテリ64は、蓄電装置であり、本例においてリチウムイオン電池である。但し、バッテリ64は放電及び充電が可能な蓄電装置であればよく、ニッケル水素電池及び他の二次電池であってもよい。
コンビネーションメータ70は、速度表示器71、EV走行可能距離表示器72、残容量表示器73及びEVモード表示ランプ74等を含んでいる。
速度表示器71はハイブリッド車両10の速度(車速)を表示するディスプレイ装置である。
EV走行可能距離表示器72はEV走行可能距離(即ち、電動走行可能距離)を表示するディスプレイ装置である。EV走行可能距離は、前述したEVモードにて「内燃機関20を運転することなく、第2発電電動機MG2の出力のみを用いて車両10を走行した場合」に車両10が走行可能な距離である。
残容量表示器73は、バッテリ64の残容量SOCを示すための情報(即ち、残容量情報)を表示するディスプレイ装置である。残容量表示器73は、電池形状を模した形状を有している。
EVモード表示ランプ74は、車両10がEVモードにて運転されている場合に点灯され、HVモードにて運転されている場合に消灯されるようになっている。
パワーマネジメントECU80(以下、「PMECU80」と表記する。)は、バッテリECU81、メータECU82、モータECU83及びエンジンECU84等と通信により情報交換可能に接続されている。
PMECU80は、パワースイッチ91、シフトポジションセンサ92、アクセル操作量センサ93、ブレーキスイッチ94、車速センサ95及びEVスイッチ96等と接続され、これらのセンサ類が発生する出力信号を入力するようになっている。
パワースイッチ91は車両10のシステム起動用スイッチである。PMECU80は、何れも図示しない車両キーがキースロットに挿入され且つブレーキペダルが踏み込まれているときにパワースイッチ91が操作されると、システムを起動する状態、即ち、レディオン状態(Ready−On状態)となるように構成されている。
シフトポジションセンサ92は、車両10の運転席近傍に運転者により操作可能に設けられた図示しないシフトレバーによって選択されているシフトポジションを表す信号を発生するようになっている。本例において、シフトポジションは、P(パーキングポジション)、R(後進ポジション)、N(ニュートラルポジション)及びD(走行ポジション)である。
アクセル操作量センサ93は、運転者により操作可能に設けられた図示しないアクセルペダルの操作量(アクセル操作量AP)を表す出力信号を発生するようになっている。
ブレーキスイッチ94は、運転者により操作可能に設けられた図示しないブレーキペダルが操作されたときに、ブレーキペダルが操作された状態(即ち、車両10の制動装置が作動された状態)にあることを示す出力信号を発生するようになっている。
車速センサ95は、車両10の車速SPDを表す出力信号を発生するようになっている。
EVスイッチ96は、EVモードの選択及び解除を希望する運転者により操作可能に設けられた手動スイッチである。
PMECU80は、バッテリECU81により推定・算出されるバッテリ64の残容量SOC(State Of Charge)を表す「制御用残容量SOCcont」を入力するようになっている。この制御用残容量SOCcontは、バッテリ64に流出入する電流の積算値及びバッテリ64の電圧等に基づいて周知の手法に従って算出される。制御用残容量SOCcontは、バッテリ64が新品であって且つ満充電の場合の放電可能電力を100%と定義し、バッテリ64が完全に放電した場合の放電可能電力を0%と定義した場合において、バッテリ64が新品且つ満充電の場合の放電可能電力に対する現時点のバッテリ64の放電可能電力の比を「百分率(%)」にて表した量である。なお、制御用残容量SOCcontは残容量の絶対値(単位は「Wh(ワット時)」)により表されてもよい。
PMECU80は、モータECU83を介して、第1発電電動機MG1の回転速度(以下、「第1MG回転速度Nm1」と称呼する。)を表す信号及び第2発電電動機MG2の回転速度(以下、「第2MG回転速度Nm2」と称呼する。)を表す信号を入力するようになっている。
第1MG回転速度Nm1は、「第1発電電動機MG1に設けられ且つ第1発電電動機MG1のロータの回転角度に対応する出力値を出力するレゾルバ97の出力値」に基づいてモータECU83により算出されている。同様に、第2MG回転速度Nm2は、「第2発電電動機MG2に設けられ且つ第2発電電動機MG2のロータの回転角度に対応する出力値を出力するレゾルバ98の出力値」に基づいてモータECU83により算出されている。
PMECU80は、エンジンECU84を介して、エンジン状態量センサ99により検出されるエンジン状態を表す出力信号を入力するようになっている。このエンジン状態を表す出力信号には、機関回転速度Ne、スロットル弁開度TA及び機関の冷却水温THW等が含まれている。
PMECU80は、AC/DCコンバータを含む充電器102とも接続され、充電器102に指示信号を送出するようになっている。充電器102はインレット101と電力線を介して接続されている。更に、充電器102の出力電力線は、昇圧コンバータ63とバッテリ64との間に接続されている。インレット101は、車体の側面に露呈可能となっていて、図示しない「外部電源に接続された電力ケーブル」のコネクタが接続されるようになっている。インレット101に電力ケーブルのコネクタが接続された状態において、PMECU80が充電器102を制御することにより、バッテリ64は外部電源から電力ケーブルを通して供給される電力により充電(外部充電)されるようになっている。即ち、充電器102は、インレット101に供給される外部電源からの交流電力を所定の電圧の直流電圧へと変換してバッテリ64へ供給するようになっている。
バッテリECU81は、バッテリ64の状態を監視し、前述したように制御用残容量SOCcontを算出するようになっている。更に、バッテリECU81は、周知の手法に従って、バッテリ64の瞬時出力可能電力Woutを推定(算出)するようになっている。瞬時出力可能電力Woutは制御用残容量SOCcontが大きくなるほど大きくなる値である。
メータECU82は、バッテリECU81により推定された制御用残容量SOCcontをPMECU80を経由して取得し、制御用残容量SOCcontに含まれる高周波成分を除去(又は低減)するフィルタ処理を制御用残容量SOCcontに対して施すことによって、表示用残容量SOCdispを取得するようになっている。このフィルタ処理は、例えば、下記の(1)式に従う処理(所謂、なまし処理)である。フィルタ処理は、例えば、一次遅れフィルタ処理等であってもよい。

SOCdisp(n)=(1−γ)・SOCdisp(n−1)+γ・SOCcont(n)…(1)
上記(1)式において、SOCdisp(n)は新たに得られた表示用残容量SOCdispであり、SOCdisp(n−1)は一定時間前に得られた表示用残容量SOCdispであり、SOCcont(n)は新たに得られた制御用残容量SOCcontである。値γは0よりも大きく1よりも小さい定数である(0<γ<1)。なお、表示用残容量SOCdispはバッテリECU81により算出され、通信によってメータECU82に送信されてもよい。
更に、メータECU82は、速度表示器71、EV走行可能距離表示器72、残容量表示器73及びEVモード表示ランプ74に指示信号を送出し、これらの表示内容を制御するようになっている。
モータECU83は、第1インバータ61、第2インバータ62及び昇圧コンバータ63に接続され、PMECU80からの指令に基づいて、これらに指示信号を送出するようになっている。これにより、モータECU83は、第1インバータ61及び昇圧コンバータ63を用いて第1発電電動機MG1を制御し、且つ、第2インバータ62及び昇圧コンバータ63を用いて第2発電電動機MG2を制御するようになっている。
エンジンECU84は、PMECU80からの指令及びエンジン状態量センサ99からの信号に基づいてエンジンアクチュエータ21に指示信号を送出することにより、機関20を制御するようになっている。
(車両の走行モード)
次に、車両10の2つの走行モードについて説明する。一つの走行モードはEVモード(第1走行モード)であり、他の一つの走行モードはHVモード(第2走行モード)である。これらのモードは周知であり、例えば、特開2011−57115号公報及び特開2011−57116号公報に記載されている。各モードに応じた「内燃機関20、第1発電電動機MG1及び第2発電電動機MG2」の制御は、駆動制御部を構成するPMECU80により実現される。
EVモードは、外部充電によってバッテリ64に蓄積されている電力を車両10の走行に積極的に使用するモードである。EVモードにおいては、内燃機関20の運転が極力回避され、第2発電電動機MG2の出力のみが車両10の走行に使用される。換言すると、EV走行モードはバッテリ64のエネルギーを積極的に使用するモードであるので、「CD(Charge Depleting)モード」とも称呼される。EVモードにおいては、急加速時や登坂走行時など大きな走行駆動力が要求される等の特定条件(EVモード機関運転条件)が成立しない限り、内燃機関20は停止され、車両10は第2発電電動機MG2の発生する出力トルクのみにより走行(電動走行)する。但し、EVモードにおいても、車両走行に必要な出力及び/又はトルクが不足する場合等において、内燃機関20が運転されることがある。
EVモード機関運転条件は、車両に要求されるトルク(ユーザ要求トルク)と車速SPDとによって決まる車両動作点Pが、図2に一点鎖線K1により示したパワー要件よりも大きくなったとき(原点と反対側の領域に入ったとき)、及び、車両動作点Pが図2に二点鎖線K2により示したトルク要件よりも大きくなったとき(原点と反対側の領域に入ったとき)、成立する。
パワー要件(一点鎖線K1)はバッテリ64の瞬時出力可能電力Woutに対応して定められる。即ち、一点鎖線K1は、バッテリ64が供給可能な電力の総てを第2発電電動機MG2に供給した場合に得られるトルクと車速との関係を示す。車両10に実際に要求される出力(即ち、ユーザ要求トルクと車速との積)が一点鎖線K1に関して原点と反対側にあるとき、内燃機関20が運転され、内燃機関20の出力によって不足する出力が補われる。
トルク要件(二点鎖線K2)は第2発電電動機MG2が出力するトルクの上限値に対応して定められる。車両動作点Pが二点鎖線K2に関して原点と反対側にあるとき、内燃機関20が運転され、内燃機関20の出力トルクによって不足するトルクが補われる。
HVモード(第2走行モード)は、バッテリ64の電力を使用することにより発生する第2発電電動機MG2の出力トルクと機関20を運転することにより発生する機関20の出力トルクとを車両10の走行に使用するモードである。
更に、HVモードにおいては、制御用残容量SOCcontが目標残容量に近づくように内燃機関20及び第1発電電動機MG1が制御され、内燃機関20の発生するエネルギーによりバッテリ64が充電される。換言すると、HVモードは蓄電装置のエネルギー(即ち、残容量)を維持するモードであるので、「CS(Charge Sustaining)モード」とも称呼される。但し、HVモードにおいても、ユーザ要求トルクが小さいために機関20を効率的に運転できなくなるとき、及び/又は、残容量SOCが目標残容量に対して所定値以上大きくなってバッテリ64を充電する必要がないとき等において、車両10は機関20の運転を一時的に停止し、第2発電電動機MG2の発生する出力トルクのみにより走行することもある。
なお、HVモードにおける制御内容は、例えば、特開2009−126450号公報(米国公開特許番号 US2010/0241297)、及び、特開平9−308012号公報(米国出願日1997年3月10日の米国特許第6,131,680号)等に詳細に記載されている。これらは、参照することにより本願明細書に組み込まれる。
バッテリ64が外部充電され、その外部充電後のレディオン状態時に制御用残容量SOCcontが図3に示したモード切替閾値SOCEVtoHV以上である場合、車両10は「制御用残容量SOCcontがモード切替閾値SOCEVtoHV以下となる時点」までEVモードにて運転される。
制御用残容量SOCcontがモード切替閾値SOCEVtoHVを一旦下回ると、ハイブリッド車両10はHVモードにて運転される。ハイブリッド車両10がHVモードにて運転されている状態において、例えば降坂路を走行する等の場合において回生制御がなされ、それによって制御用残容量SOCcontが「モード切替閾値SOCEVtoHVよりも大きい第1所定値SOC1」にまで回復すると、ハイブリッド車両10は自動的にEVモードにて運転されるようになる。更に、制御用残容量SOCcontが「モード切替閾値SOCEVtoHVよりも大きく且つ第1所定値SOC1よりも小さい第2所定値SOC2」以上にまで回復した場合に、EVモードを希望する運転者がEVスイッチ96を操作すると、ハイブリッド車両10はEVモードにて運転されるようになる。
このように、EVモードは、残容量がモード切替閾値よりも大きい場合(制御用残容量SOCcontがモード切替閾値SOCEVtoHVよりも大きい場合)等において実行されるモードであり、「内燃機関20を運転することなく第2発電電動機MG2を駆動することにより車両10の駆動力の全部を第2発電電動機MG2から発生させる第1運転状態(即ち、電動走行)」を、「内燃機関20を運転するとともに第2発電電動機MG2を駆動することにより車両10の駆動力を内燃機関20及び第2発電電動機MG2の両方から発生させる第2運転状態(即ち、ハイブリッド走行)」よりも優先させて車両10を走行させるモードである。
また、HVモードは、EVモード走行中に残容量がモード切替閾値よりも小さくなった場合(制御用残容量SOCcontがモード切替閾値SOCEVtoHVよりも小さくなった場合)等において実行されるモードであり、EVモードと比較して、前記第2運転状態を前記第1運転状態よりも優先させて車両10を走行させるモードである。
(電費及び電費学習値算出の概要)
電費は、内燃機関20を運転することなく第2発電電動機MG2のみを用いて車両10を走行させた場合(即ち、電動走行させた場合)における「バッテリ64の残容量SOC(制御用残容量SOCcont及び表示用残容量SOCdispの何れかであり、本例においては表示用残容量SOCdisp)の単位量(即ち、1%)あたりの車両10の走行距離」である。従って、電費の単位は「km/%」である。
車両10は、以下の2条件の総てが成立している場合に限り、電費を算出するためのデータ(車両10の走行距離の積算値である走行距離積算値、及び、残容量の消費量の積算値である残容量消費量積算値)を取得する。なお、以下の条件の総てが成立する運転状態は「特定運転状態」とも称呼される。また、以下の2条件からなる条件をデータ取得条件とも称呼する。
<条件1>車両10の走行モードがEV走行モードである。
<条件2>内燃機関20が停止中(運転停止中)である。
条件1を設ける理由は次のとおりである。
車両10は、HV走行モードにて走行している場合においても、内燃機関20の運転を停止し且つ第2発電電動機MG2の出力のみを使用して走行する(電動走行する)場合がある。しかしながら、上述したように、車両10がHVモードにて走行している場合、残容量SOCcontが目標残容量に対して所定量以上小さくなると、内燃機関20の運転がなされ、バッテリ64は内燃機関20の出力を利用して充電される。即ち、内燃機関20の出力により第1発電電動機MG1の発電量を増大し、第1発電電動機MG1が発生する余剰の電力を昇圧コンバータ63を介してバッテリ64に供給する。このように、車両10は、内燃機関20の出力により電力を発生させるとともに、その内燃機関20の出力により発生させられた電力を変換してバッテリ64を充電する電力を生成する内部充電部を備える。
従って、走行モードがHVモードであって且つ車両10が電動走行を行っている場合、その際の走行距離は内燃機関20から供給されたエネルギーによる走行距離であると考えられる。よって、HVモードでの電動走行中の「走行距離積算値及び残容量消費量積算値」を用いて「EVモードでのEV走行可能距離を算出する際に用いる電費」を算出すると、その電費の精度が悪化すると考えられる。
条件2を設ける理由は次のとおりである。
上述したように、車両10は、EVモードにて走行している場合、基本的には、内燃機関20の運転を停止し且つ第2発電電動機MG2の出力のみを使用して走行する(電動走行する)。しかしながら、図2を参照して説明したように、車両10がEVモードにて走行している場合であっても、トルク及び/又は出力が不足する場合等において内燃機関20が運転される。
換言すると、車両10がEVモードにて走行している場合であっても、車両10は常に電動走行を行っているとは限らない。車両10がEVモードにて走行している場合に内燃機関20が運転されると、その内燃機関20の出力は走行距離を増大させてしまう。よって、EVモード中の「走行距離積算値及び残容量消費量積算値」そのものを単に用いて「EVモードでのEV走行可能距離を算出する際に用いる電費」を算出すると、その電費の精度が悪化する。
この結果、電費算出用の「走行距離積算値及び残容量消費量積算値」は、例えば、図4のタイムチャートに示したように変化する。図4に示した例は、時刻t0以前に外部充電が実行され、時刻t0から車両10の走行が開始された例である。従って、車両10は、時刻t0からEVモードでの走行を開始する。この場合、上記条件1及び上記条件2の両方が成立するので、電費算出用の「走行距離積算値及び残容量消費量積算値」は時刻t0から増大を開始する。
図4に示した例においては、EV走行中である時刻t1から時刻t2までの期間、内燃機関20が運転される。この場合、上述の条件2が不成立となるので、電費算出用の「走行距離積算値及び残容量消費量積算値」は更新されない(即ち、時刻t1におけるそれぞれの値に維持される。)。
時刻t2において内燃機関20の運転が停止され、車両10は再びEVモード下で電動走行を開始する。従って、時刻t2以降において、上記条件1及び上記条件2の両方が成立するので、電費算出用の「走行距離積算値及び残容量消費量積算値」は時刻t2から再び更新される。なお、残容量消費量積算値は、回生制動により減少する場合がある。
時刻t3の時点にて、残容量(SOCcont)はモード切替閾値SOCEVtoHVに到達する。よって、車両10は時刻t3以降、HVモードにて走行する。従って、時刻t3以降においては、上記条件1が不成立となるので、電費算出用の「走行距離積算値及び残容量消費量積算値」は更新されない(即ち、時刻t3におけるそれぞれの値に維持される。)。
車両10は、新たな外部充電がなされ、且つ、そのときの電費算出用の残容量消費量積算値SSOCが閾値消費量(電費学習許容閾値)SSOCth以上であるときに電費Denpiを下記の(2)式に従って算出する。(2)式において、SDistは電費算出用の走行距離積算値であり、SSOCは電費算出用の残容量消費量積算値である。

Denpi=SDist/SSOC …(2)
車両10は、下記の(3)式に従って、電費学習値DenpiGを新たに算出(更新)する。(3)式において、DenpiG(n)は更新後の電費学習値DenpiGであり、DenpiG(n−1)は更新前の電費学習値DenpiGである。αは「0」よりも大きく且つ「1」よりも小さい定数である。

DenpiG(n)=(1−α)・DenpiG(n−1)+α・Denpi …(3)
図5は、電費Denpi及び電費学習値DenpiGの算出・更新タイミングを説明するためのタイムチャートである。図5に示した例においては、車両10はEVモードにて運転され、上述したデータ取得条件(条件1及び条件2)は成立している。
従って、図5の時刻t0にて外部充電がなされ、その後、車両10が走行を開始すると、残容量消費量積算値SSOC及び走行距離積算値SDistが更新されて行く。但し、次の外部充電が行われるまで、電費Denpi及び電費学習値DenpiGは更新されない。
時刻t1にて外部充電が再び実行されたとき、残容量消費量積算値SSOCは閾値消費量SSOCth以上である。従って、時刻t1にて、車両10は電費Denpi及び電費学習値DenpiGを更新する。この結果、バッテリ64が満充電となったときに推定されるEV走行距離は、時刻t0における距離D0から時刻t1における距離D1へと変化する。更に、電費Denpi及び電費学習値DenpiGが算出・更新されたとき、車両10は「残容量消費量積算値SSOC及び走行距離積算値SDist」の両方を「0」に設定する(即ち、電費算出用のデータをクリアする。)。
時刻t1以降において車両10が走行を開始すると、残容量消費量積算値SSOC及び走行距離積算値SDistが更新されて行く。この場合においても、次の外部充電が行われるまで、電費Denpi及び電費学習値DenpiGは更新されない。
時刻t2にて外部充電が再び実行されたとき、残容量消費量積算値SSOCは閾値消費量SSOCth未満である。この場合、電費Denpi及び電費学習値DenpiGを更新すると精度が悪化する恐れがある。そこで、車両10は、時刻t2にて電費Denpi及び電費学習値DenpiGを算出・更新しない。この結果、時刻t2にてバッテリ64が満充電となったときに推定されるEV走行距離は、時刻t1における距離D1と同じ距離となる。なお、車両10は、「残容量消費量積算値SSOC及び走行距離積算値SDist」を保持する。この結果、時刻t2以降において車両10が走行を開始すると、残容量消費量積算値SSOC及び走行距離積算値SDistが時刻t2におけるそれぞれの値から更新されて行く。
時刻t3にて外部充電が再び実行されたとき、残容量消費量積算値SSOCは閾値消費量SSOCth以上である。従って、時刻t3にて、車両10は電費Denpi及び電費学習値DenpiGを再び更新する。
(実際の作動)
次に、車両10の実際の作動について説明する。なお、車両10は、電費及びEV走行可能距離等の計算を行う際に使用されるバッテリ64の残容量として、表示用残容量SOCdispを使用する。但し、表示用残容量SOCdispに代えて制御用残容量SOCcontが用いられてもよい。従って、以下、電費及びEV走行可能距離等の計算を行う際に使用されるバッテリ64の残容量を「残容量SOC」と表記する。
1.走行距離積算値SDist及び残容量消費量積算値SSOCの算出
メータECU82のCPU(以下、単に「メータCPU」と称呼する。)は、図6に示した「電費算出用データ取得ルーチン」を所定時間Ts(例えば、8msec)が経過する毎に実行するようになっている。従って、適当なタイミングになると、CPUは図6のステップ600から処理を開始してステップ610に進み、「現時点における車両10の走行モード(車両走行モード)がEVモードであり、且つ、内燃機関20の運転が停止中である。」か否かを判定する。なお、メータCPUはPMECU80から、現在の車両走行モードについての情報及び内燃機関20が運転中であるか否かについての情報を通信により取得している。
ステップ610の判定条件(即ち、データ取得条件)が成立していない場合、メータCPUはステップ610にて「No」と判定してステップ620に進み、フラグXOKの値を「0」に設定する。その後、メータCPUはステップ695に進み、本ルーチンを一旦終了する。なお、フラグXOKはシステムがレディオン状態となってメータECU82が起動されるときに実行されるイニシャルルーチンにおいて「0」に設定される。
これに対し、ステップ610の判定条件(即ち、データ取得条件)が成立していると、メータCPUはステップ610にて「Yes」と判定してステップ630に進み、フラグXOKの値が「1」であるか否かを判定する。
現時点が、ステップ610の判定条件が成立した直後であるとすると、メータCPUが本ルーチンを所定時間前に実行したときに、フラグXOKの値はステップ620にて「0」に設定されている。従って、メータCPUはステップ630にて「No」と判定してステップ640に進み、フラグXOKの値を「1」に設定する。次いで、メータCPUはステップ650に進み、現時点の残容量SOCを次回の計算のために「前回の残容量SOCold」として格納し、ステップ695に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ610の判定条件が継続的に成立していると、次にメータCPUがステップ610の処理を行うとき、メータCPUはそのステップ610にて「Yes」と判定してステップ630に進む。この場合、フラグXOKの値は「1」に設定されているから、メータCPUはステップ630にて「Yes」と判定してステップ660に進み、走行距離積算値SDistの積算(更新)を実行する。積算(更新)された走行距離積算値SDistはバックアップRAMに格納される。
より具体的に述べると、メータCPUは下記の(4)式に従って走行距離積算値SDistを更新する。(4)式において、走行距離積算値SDist(n)は更新後の走行距離積算値SDistであり、走行距離積算値SDist(n−1)は更新前の走行距離積算値SDistである。即ち、メータCPUは、本ルーチンの実行時間間隔Tsに車速SPDを乗じることにより本ルーチンが前回実行された時点から今回実行される時間までの走行距離SPD・Tsを求め、その走行距離SPD・Tsを積算することにより走行距離積算値SDist(n)を算出する。なお、車速SPDに代え、車速に比例する値(例えば、リングギア34の回転速度である第2MG回転速度Nm2、及び、駆動軸53の回転速度等)を用いて走行距離を求めてもよい。

SDist(n)=SDist(n−1)+SPD・Ts …(4)
次に、メータCPUはステップ670に進み、下記の(5)式に従って残容量消費量積算値SSOCを更新する。更新された残容量消費量積算値SSOCはバックアップRAMに格納される。(5)式において、残容量消費量積算値SSOC(n)は更新後の残容量消費量積算値SSOCであり、残容量消費量積算値SSOC(n−1)は更新前の残容量消費量積算値SSOCである。SOCは現時点の残容量SOCであり、SOColdは本ルーチンが前回実行された時点の残容量SOCである(ステップ650を参照。)。即ち、メータCPUは、本ルーチンが前回実行された時点から今回実行される時間までの残容量SOCの減少量(SOCold−SOC)を求め、その減少量(SOCold−SOC)を積算することにより残容量消費量積算値SSOCを算出する。

SSOC(n)=SSOC(n−1)+(SOCold−SOC) …(5)
その後、メータCPUはステップ640及びステップ650を経由してステップ695に進み、本ルーチンを一旦終了する。以上の処理により、走行距離積算値SDist及び残容量消費量積算値SSOCが算出される。
2.電費Denpi算出及び電費学習値DenpiG(電費の学習値、基準走行可能距離)の更新
メータCPUは図7に示した「電費学習ルーチン」を所定時間が経過する毎に実行するようになっている。従って、適当なタイミングになると、メータCPUは図7のステップ700から処理を開始してステップ710に進み、「現時点が外部充電中であり且つ学習値更新完了フラグXGKの値が「0」である。」か否かを判定する。なお、学習値更新完了フラグXGKの値は外部充電開始と同時にメータCPUにより「0」に設定される。
現時点が外部充電中でないか、又は、学習値更新完了フラグXGKの値が「1」である場合、メータCPUはステップ710にて「No」と判定し、ステップ795に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、電費Denpiは算出されず、且つ、電費学習値DenpiGは更新されない。
これに対し、「現時点が外部充電中であり且つ学習値更新完了フラグXGKの値が「0」である。」と、メータCPUはステップ710にて「Yes」と判定してステップ720に進み、バックアップRAMから残容量消費量積算値SSOCを読み出し、その残容量消費量積算値SSOCが閾値消費量(電費学習許容閾値)SSOCth以上であるか否かを判定する。残容量消費量積算値SSOCが閾値消費量SSOCth以上でなければ、メータCPUはステップ720にて「No」と判定し、ステップ795に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。従って、この場合にも、電費Denpiは算出されず、且つ、電費学習値DenpiGは更新されない。
これに対し、残容量消費量積算値SSOCが閾値消費量SSOCth以上であると、メータCPUはステップ720にて「Yes」と判定し、以下に述べるステップ730乃至ステップ770の処理を順に行い、その後、ステップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ730:メータCPUは、走行距離積算値SDistを残容量消費量積算値SSOCにより除することにより、電費Denpiを算出する(上記(2)式を参照。)。なお、走行距離積算値SDist及び残容量消費量積算値SSOCは、何れもバックアップRAMから読み出される。
ステップ740:メータCPUは、上記(3)式に従って電費学習値DenpiGを新たに算出(更新)する。
ステップ750:メータCPUは走行距離積算値SDistを「0」に設定する。
ステップ760:メータCPUは残容量消費量積算値SSOCを「0」に設定する。
ステップ770:メータCPUは学習値更新完了フラグXGKの値を「1」に設定する。
以上の処理により、最新の電費が算出され、電費学習値(電費に応じた値である電費相当値)が更新される。
このように、車両10は、残容量の単位量あたりの走行距離を電費Denpiとして算出するとともに、電費の学習値DenpiG=DenpiG(n)を電費相当値として算出する。即ち、車両10は、外部充電が新たに行われる時点にて算出される電費Denpiと、同時点にて保持されている電費の学習値とDenpiG(n−1)と、の加重平均値を算出し(上記(5)式を参照。)、その算出された加重平均値を電費の学習値の最新値DenpiG(n)としてバックアップRAMに保持するように構成されている。
3.EV走行可能距離の算出及び表示
メータCPUは図8に示した「EV走行可能距離の算出・表示ルーチン」を所定時間が経過する毎に実行するようになっている。従って、適当なタイミングになると、メータCPUは図8のステップ800から処理を開始してステップ810に進み、現時点の走行モードがEVモードであるか否かを判定する。現時点の走行モードがEVモードでなければ、メータCPUはステップ810にて「No」と判定し、ステップ895に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。従って、車両10がHVモードにて走行しているとき、EV走行可能距離は表示されない。
これに対し、現時点の走行モードがEVモードであると、メータCPUはステップ810にて「Yes」と判定し、以下に述べるステップ820乃至ステップ840の処理を順に行い、その後、ステップ895に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ820:メータCPUは、現時点の残容量SOCからモード切替閾値SOCEVtoHVを減じることにより、EV走行可能残容量SOCEVを算出する。
ステップ830:メータCPUは、EV走行可能残容量SOCEVに電費学習値DenpiG(又は、電費Denpi)を乗じることにより、EV走行可能距離DistEVを算出する。
ステップ840:メータCPUは、EV走行可能距離表示器72にEV走行可能距離DistEVを表示する。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る車両10は、少なくとも電動機(第2発電電動機MG2)を駆動源として備え、第2発電電動機MG2の出力のみを用いた電動走行を行うことが可能な車両である。
車両10は、更に、
前記電動機(第2発電電動機MG2)を駆動する電力を同電動機に供給可能であり且つ充電可能な蓄電装置(バッテリ64)と、
車両10の外部から供給される電力を蓄電装置に供給することにより前記蓄電装置を外部充電する充電部(インレット101、充電器102及びPMECU80等)と、
前記蓄電装置の残容量(制御用残容量SOCcont及び/又は表示用残容量SOCdisp)を推定する残容量推定部(バッテリECU81及びメータECU82)と、
前記車両10が前記電動走行を行っている場合の、前記車両の走行距離の積算値である走行距離積算値Sdist及び前記残容量の消費量の積算値である残容量消費量積算値SSOCを電費算出用データとして取得する電費データ取得手段(図6のルーチン)と、
前記取得された走行距離積算値Sdist及び前記取得された残容量消費量積算値SSOCに基づいて、前記残容量の単位量あたりの走行距離に応じた値(Denpi又はDenpiG)を電費相当値として算出する電費相当値算出手段(図7のルーチン)と、
前記蓄電装置の残容量に応じた値(EV走行可能残容量SOCEV)及び前記電費相当値に基づいて、前記車両が前記電動走行可能な距離である電動走行可能距離(EV走行可能距離DistEV)を推定する電動走行可能距離推定手段(図8のルーチン)と、
を備える。
加えて、
前記電費データ取得手段は、
前記外部充電が行われた時点から前記電費相当値が算出される時点までの、前記走行距離積算値Sdist及び前記残容量消費量積算値SSOCを前記電費算出用データとして取得するように構成され(図6のステップ650、ステップ660、ステップ670、図7のステップ750、及び、ステップ760を参照。)
前記電費相当値算出手段は、
前記外部充電が新たに行われる時点であり(図7のステップ710を参照。)且つ同外部充電が新たに行われる時点において前記電費データ取得手段により取得されている前記残容量消費量積算値SSOCが所定の閾値消費量SSOCth以上である場合にのみ前記電費相当値を算出する(図7のステップ720を参照。)ように構成されている。
従って、電費相当値(Denpi又はDenpiG)は、バッテリ64の外部充電が行われる時点のみにおいて取得されるので、車両10の走行中にEV走行可能距離表示器72に表示される電動走行可能距離が大きく変化することを回避することができる。
更に、残容量消費量積算値SSOCが所定の閾値消費量SSOCth未満である場合には電費相当値が算出されないので、電費相当値の精度が悪化することを回避することができる。加えて、残容量消費量積算値が所定の閾値消費量未満である場合、それまでの走行距離積算値及び残容量消費量積算値はメータECU82のバックアップRAM内に維持され、次の外部充電がなされる時点まで適宜更新される。従って、電費相当値の算出機会が必要以上に減少することを回避することもできる。この結果、ユーザに違和感を与えず且つ精度の高い電動走行可能距離を推定することができる。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、図7のステップ720とステップ730との間に、走行距離積算値SDistが所定の閾値距離SDistth以上であるか否かを判定するステップを追加してもよい。この場合、メータCPUは、走行距離積算値SDistが所定の閾値距離SDistth以上であるときステップ730に進み、走行距離積算値SDistが所定の閾値距離SDistth未満であるとき、ステップ795に直接進む。これにより、電費相当値をより精度良く取得することができる。
更に、電費に代え、電費の逆数に比例する走行費が算出されてもよい。また、前記電費相当値は走行費又は走行費の学習値であってもよい。
更に、上記(3)式の値αは、「0」よりも大きく且つ「1」よりも小さい値であって、残容量消費量積算値SSOCをEV走行可能残容量SOCEVにより除した値(=SSOC/SOCEV)に比例する値であってもよい。更に、上記(3)式の値αは「1」であってもよい。換言すると、EV走行可能残容量SOCEVに電費Denpiを乗じることにより、EV走行可能距離DistEVを算出してもよい。更に、本発明は、電動機のみを車両駆動源として有する電気自動車にも適用することができる。
10…車両(ハイブリッド車両)、20…内燃機関、30…動力分配機構、31…遊星歯車装置、37…出力ギア、50…動力伝達機構、53…駆動軸、72…EV走行可能距離表示器、101…インレット、102…充電器。

Claims (4)

  1. 少なくとも電動機を駆動源として備え同電動機の出力のみを用いた電動走行を行うことが可能な車両であって、
    前記電動機を駆動する電力を前記電動機に供給可能であり且つ充電可能な蓄電装置と、
    前記車両の外部から供給される電力を前記蓄電装置に供給することにより前記蓄電装置を外部充電する充電部と、
    前記蓄電装置の残容量を推定する残容量推定部と、
    前記車両が前記電動走行を行っている場合の、前記車両の走行距離の積算値である走行距離積算値及び前記残容量の消費量の積算値である残容量消費量積算値を電費算出用データとして取得する電費データ取得手段と、
    前記取得された走行距離積算値及び前記取得された残容量消費量積算値に基づいて、前記残容量の単位量あたりの走行距離に応じた値を電費相当値として算出する電費相当値算出手段と、
    前記蓄電装置の残容量に応じた値及び前記電費相当値に基づいて、前記車両が前記電動走行可能な距離である電動走行可能距離を推定する電動走行可能距離推定手段と、
    を備えた車両において、
    前記電費データ取得手段は、
    前記外部充電が行われた時点から前記電費相当値が算出される時点までの、前記走行距離積算値及び前記残容量消費量積算値を前記電費算出用データとして取得するように構成され、
    前記電費相当値算出手段は、
    前記外部充電が新たに行われる時点であり、前記外部充電が新たに行われる時点において前記電費データ取得手段により取得されている前記残容量消費量積算値が所定の閾値消費量以上であり且つ前記電費データ取得手段により取得されている前記走行距離積算値が所定の閾値距離以上である場合にのみ前記電費相当値を算出するように構成された車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記車両の駆動源としての内燃機関と、
    前記内燃機関の出力により電力を発生するとともに同内燃機関の出力により発生させられた電力を変換して前記蓄電装置を充電する電力を生成する内部充電部と、
    前記外部充電が行われた後に前記残容量がモード切替閾値よりも大きい場合、前記内燃機関を運転することなく前記電動機を駆動することにより前記車両の駆動力の全部を前記電動機から発生させる第1運転状態を、前記内燃機関を運転するとともに前記電動機を駆動することにより前記車両の駆動力を前記内燃機関及び前記電動機の両方から発生させる第2運転状態、よりも優先させる第1走行モードにて前記車両を走行させ、且つ、前記車両が前記第1走行モードにて運転されている場合に前記残容量が前記モード切替閾値よりも小さくなったとき、前記第1走行モードに比較して前記第2運転状態を前記第1運転状態よりも優先させる第2走行モードにて前記車両を走行させる駆動制御部と、
    を備え、
    前記電費データ取得手段は、
    前記車両が前記第1走行モードにて走行している場合に限り前記走行距離積算値及び前記残容量消費量積算値を更新するように構成された車両。
  3. 請求項2に記載の車両において
    前記電動走行可能距離推定手段は、
    前記車両が前記第1走行モードにて走行している場合に、前記残容量に応じた値として前記残容量から前記モード切替閾値を減じた値である電動走行可能残容量を算出し、前記電動走行可能残容量と前記電費相当値とに基づいて前記電動走行可能距離を推定するように構成された車両。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の車両において、
    前記電費相当値算出手段は、
    前記残容量の単位量あたりの走行距離を電費として算出するとともに、前記電費の学習値を前記電費相当値として算出するように構成され、更に、
    前記外部充電が新たに行われる時点にて算出される前記電費と、同時点にて保持されている前記電費の学習値と、の加重平均値を算出し、同算出された加重平均値を前記電費の学習値の最新値として保持するように構成された車両。
JP2012015857A 2012-01-27 2012-01-27 電動機を駆動源として備える車両 Active JP5896127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012015857A JP5896127B2 (ja) 2012-01-27 2012-01-27 電動機を駆動源として備える車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012015857A JP5896127B2 (ja) 2012-01-27 2012-01-27 電動機を駆動源として備える車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013158112A JP2013158112A (ja) 2013-08-15
JP5896127B2 true JP5896127B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=49052806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012015857A Active JP5896127B2 (ja) 2012-01-27 2012-01-27 電動機を駆動源として備える車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5896127B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9156369B2 (en) * 2013-08-29 2015-10-13 Ford Global Technologies, Llc BEV life support system and method
JP6520902B2 (ja) * 2016-12-14 2019-05-29 トヨタ自動車株式会社 コネクティッド車両

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838726B2 (ja) * 1980-04-03 1983-08-25 株式会社デンソー 車両用航続可能距離表示方法
EP1707430A1 (en) * 2004-01-16 2006-10-04 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Hybrid vehicle
JP4591487B2 (ja) * 2007-08-24 2010-12-01 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両、ハイブリッド車両の告知方法およびその告知方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP5020105B2 (ja) * 2008-01-10 2012-09-05 中国電力株式会社 電気自動車の節電運転支援装置及びそれを備える電気自動車
JP4692646B2 (ja) * 2009-02-04 2011-06-01 株式会社デンソー 動力発生源制御装置
JP5418785B2 (ja) * 2010-06-03 2014-02-19 三菱自動車工業株式会社 ハイブリッド車両の蓄電制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013158112A (ja) 2013-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5786962B2 (ja) プラグインハイブリッド車両
JP5712915B2 (ja) プラグインハイブリッド車両
JP5549726B2 (ja) 航続距離演算装置
JP5845930B2 (ja) 少なくとも電動機を用いて走行可能な車両の電動走行可能距離表示装置
JP5831257B2 (ja) 少なくとも電動機を駆動源として備える車両
JP5716823B2 (ja) 車両および蓄電装置の劣化診断方法
WO2012157054A1 (ja) 電動車両
JP5887959B2 (ja) ハイブリッド車両の表示装置
JP5825115B2 (ja) プラグインハイブリッド車両
JP2011093335A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2013154720A (ja) ハイブリッド車両
JP2011079409A (ja) ハイブリッド車両およびその制御方法
JP2006211789A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2009198223A (ja) 車両およびその制御方法
JP2013154718A (ja) ハイブリッド車両
JP2010163061A (ja) 動力出力装置、それを備えた車両および動力出力装置の制御方法
JP2009173167A (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP5930018B2 (ja) 車両および車両用制御方法
JP5834965B2 (ja) ハイブリッド車両の運転状況表示装置
JP6665586B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5896127B2 (ja) 電動機を駆動源として備える車両
US20170334281A1 (en) Vehicle
JP2013154719A (ja) ハイブリッド車両の電費算出装置
JP2013129379A (ja) 車両の制御装置
JP6679990B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160216

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5896127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151