JP2009173167A - ハイブリッド自動車およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の運転が停止されると共に電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードが一度選択されると、運転者の意向に応じて、できるだけ電動走行優先モードのもとでの走行が実行されるようにする。
【解決手段】ハイブリッド自動車20では、運転者によりEVスイッチ88がオンされてEVモードが選択されているときに要求トルクTr*に基づく要求パワーP*と閾値Prefとの関係からEVモードの実行が禁止されると、EVモードが制御上、一旦解除される(ステップS170、S240)。そして、EVモードの仮解除後に要求パワーP*と上記閾値Prefとの関係からEVモードの実行が許可される場合には、EVモードの仮解除状態から自動的にEVモードへと復帰する(ステップS320,S330)。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド自動車およびその制御方法に関する。
従来から、それぞれ走行用の動力を出力可能な内燃機関と電動機とを有するハイブリッド自動車として、内燃機関の運転が停止されると共に電動機のみから動力が出力される電動走行を優先して行なわせる電動運転優先モードを選択するためのEVスイッチを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、運転者によりEVスイッチがオンされると、車速が閾値Vrefよりも小さいときに要求トルクが第1の閾値Tref1以下となると共に他の条件が成立すれば電動走行が許可される。また、EVスイッチがオンされているときに要求トルクが第1の閾値Tref1よりも大きくなると、電動運転優先モードのもとでの走行が禁止され、要求トルクと現在の車速に対応する第2の閾値Tref2との比較により内燃機関を運転するか否か判定される。そして、電動運転優先モードのもとで用いられる第1の閾値Tref1は、閾値Vref未満の車速領域において、電動運転優先モードが禁止された際に用いられる第2の閾値Tref2よりも大きく設定されており、これにより、運転者により電動運転優先モードが選択されたときには、運転者の意向に沿うようにできるだけ広い駆動力域で電動走行を実行することが可能となる。
特開2007−210414号公報
上記従来のハイブリッド自動車では、EVスイッチがオンされているときに要求トルクが第1の閾値Tref1よりも大きくなって電動運転優先モードのもとでの走行が禁止されると、要求トルクと第1の閾値Tref1よりも小さい第2の閾値Tref2との比較により内燃機関を運転するか否かが判定される。従って、上記ハイブリッド自動車では、EVスイッチがオンされていても要求トルクとの関係で電動運転優先モードのもとでの走行が禁止されると、基本的にその段階で内燃機関が始動されることになるため、一度EVスイッチをオンした後に電動運転優先モードのもとでの走行をできるだけ継続させることを望む運転者の要望を充分に満たすことができていないともいえる。
そこで、本発明は、内燃機関の運転が停止されると共に電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードが一度選択されると、運転者の意向に応じて、できるだけ電動走行優先モードのもとでの走行が実行されるようにすることを主目的とする。
本発明によるハイブリッド自動車およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明によるハイブリッド自動車は、
走行用の動力を出力可能な内燃機関と、走行用の動力を出力可能な電動機と、前記電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段とを有するハイブリッド自動車であって、
前記内燃機関の運転が停止されると共に前記電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードの選択を運転者に許容する電動走行優先モード選択手段と、
走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記設定された要求駆動力に基づく物理量と所定の閾値とを比較して前記電動走行優先モードの実行の許否を判定する判定手段と、
運転者により前記電動走行優先モードが選択されているときに前記判定手段により前記電動走行優先モードの実行が許可される場合には、該電動走行優先モードのもとで前記設定された要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御すると共に、運転者により前記電動走行優先モードが選択されているときに前記判定手段により前記電動走行優先モードの実行が禁止される場合には、前記電動走行優先モードが解除された状態で前記設定された要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御し、前記電動走行優先モードの実行が禁止された後に前記判定手段により前記電動走行優先モードの実行が許可される場合には、前記電動走行優先モードのもとで前記設定された要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えるものである。
このハイブリッド自動車では、運転者に対して、内燃機関の運転が停止されると共に電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードの選択が許容されており、運転者により電動走行優先モードが選択されているときに走行に要求される要求駆動力に基づく物理量と所定の閾値との比較により電動走行優先モードの実行が許可される場合には、電動走行優先モードのもとで要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように内燃機関と電動機とが制御される。また、運転者により電動走行優先モードが選択されているときに要求駆動力に基づく物理量と上記所定の閾値との比較により電動走行優先モードの実行が禁止される場合には、電動走行優先モードが解除された状態で要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように内燃機関と電動機とが制御される。そして、電動走行優先モードが選択された状態で一旦電動走行優先モードの実行が禁止された後に要求駆動力に基づく物理量と上記所定の閾値との比較により電動走行優先モードの実行が許可される場合には、再度電動走行優先モードのもとで要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように内燃機関と電動機とが制御される。これにより、このハイブリッド自動車では、内燃機関の運転が停止されると共に電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードが一度選択されると、運転者の意向に応じて、できるだけ電動走行優先モードのもとでの走行が実行されるようにすることが可能となる。
また、前記判定手段は、運転者により前記電動走行優先モードが選択されているときに、前記設定された要求駆動力に基づく物理量が前記所定の閾値未満である場合に前記電動走行優先モードの実行を許可するものであってもよく、運転者により前記電動走行優先モードが選択されていない状態での電動走行中には、前記設定された要求駆動力に基づく物理量が前記所定の閾値よりも小さい第2の閾値未満である場合に前記内燃機関の運転停止が許可されてもよい。かかる構成のもとでは、運転者により電動走行優先モードが選択されているときに要求駆動力に基づく物理量と所定の閾値との関係から電動走行優先モードの実行が禁止されると電動走行優先モードが解除されるが、この際、電動走行優先モードが選択されていない状態での電動走行中に内燃機関の運転停止の許否を判定するために用いられる第2の閾値ではなく、電動走行優先モードのもとでその実行の許否を判定するための閾値を用いて再度電動走行優先モードの実行を許可するか否か判定されることになる。これにより、一旦電動走行優先モードの実行が禁止された後に電動走行優先モードの実行を許可しやすくすることが可能となるので、電動走行優先モードが一度選択されたときに、運転者の意向に応じて、より一層電動走行優先モードのもとでの走行が実行されるようにすることが可能となる。
更に、前記蓄電手段の残容量が所定値未満であるときには、前記判定手段の判定結果に拘わらず前記電動走行優先モードの実行が禁止されてもよい。これにより、電動走行優先モードのもとでの走行性能を良好なものとすると共に、電動走行優先モードの実行が必要以上に許容されてしまうことによる蓄電手段の残容量低下を抑制し、蓄電手段をより適正に保護することが可能となる。
また、前記要求駆動力設定手段は、運転者によるアクセル操作に応じて前記要求駆動力を設定するものであってもよい。かかる構成のもとでは、運転者によるアクセル操作が比較的荒い場合に、電動走行優先モードの継続が望まれているにも拘わらず比較的粗いアクセル操作に起因して要求駆動力に基づく物理量と所定の閾値との関係から電動走行優先モードの実行が禁止されてしまうおそれもある。従って、このような要求駆動力設定手段を含むハイブリッド自動車に本発明を適用すれば、電動走行優先モードが一度選択されたときに、運転者の意向に応じて、電動走行優先モード選択手段の頻繁な操作無しに、できるだけ電動走行優先モードのもとでの走行が実行されるようにすることが可能となる。
そして、前記ハイブリッド自動車は、所定の車軸と前記内燃機関の機関軸とに接続されて電力と動力との入出力を伴って前記車軸と前記機関軸とに動力を入出力すると共に前記蓄電手段と電力をやり取り可能な電力動力入出力手段を更に備えてもよく、前記電動機は、前記車軸または該車軸とは異なる他の車軸に動力を出力可能であってもよい。この場合、前記電力動力入出力手段は、動力を入出力可能であると共に前記蓄電手段と電力をやり取りすることができる発電用電動機と、前記車軸と前記内燃機関の前記機関軸と前記発電用電動機の回転軸との3軸に接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づく動力を残余の軸に入出力する3軸式動力入出力手段とを含むものであってもよい。
本発明によるハイブリッド自動車の制御方法は、
走行用の動力を出力可能な内燃機関と、走行用の動力を出力可能な電動機と、前記電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記内燃機関の運転が停止されると共に前記電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードの選択を運転者に許容する電動走行優先モード選択手段とを備えるハイブリッド自動車の制御方法であって、
(a)運転者により前記電動走行優先モードが選択されているときに、走行に要求される要求駆動力に基づく物理量と所定の閾値とを比較して前記電動走行優先モードの実行の許否を判定するステップと、
(b)ステップ(a)にて前記電動走行優先モードの実行が許可された場合には、前記電動走行優先モードのもとで前記要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御すると共に、ステップ(a)にて前記電動走行優先モードの実行が禁止された場合には、前記電動走行優先モードが解除された状態で前記要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御するステップと、
(c)ステップ(a)にて前記電動走行優先モードの実行が禁止された後に前記物理量と前記閾値との比較により前記電動走行優先モードの実行が許可される場合に、前記電動走行優先モードのもとで前記要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御するステップと、
を含むものである。
この方法によれば、内燃機関の運転が停止されると共に電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードが一度選択されると、運転者の意向に応じて、できるだけ電動走行優先モードのもとでの走行が実行されるようにすることが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るハイブリッド自動車20の概略構成図である。同図に示すハイブリッド自動車20は、エンジン22と、エンジン22のクランクシャフト(機関軸)26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された車軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに接続されたモータMG2と、ハイブリッド自動車20の全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「ハイブリッドECU」という)70等とを備えるものである。
エンジン22は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力する内燃機関であり、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により燃料噴射量や点火時期、吸入空気量等の制御を受けている。エンジンECU24には、エンジン22に対して設けられて当該エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号が入力される。そして、エンジンECU24は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号や上記センサからの信号等に基づいてエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行う遊星歯車機構として構成されている。機関側回転要素としてのキャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、車軸側回転要素としてのリングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、動力分配統合機構30は、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側とにそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ列37およびデファレンシャルギヤ38を介して最終的に駆動輪である車輪39a,39bに出力される。
モータMG1およびMG2は、何れも発電機として作動すると共に電動機として作動可能な周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介して二次電池であるバッテリ50と電力のやり取りを行う。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の何れか一方により発電される電力を他方のモータで消費できるようになっている。従って、バッテリ50は、モータMG1,MG2の何れかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになり、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されないことになる。モータMG1,MG2は、何れもモータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や、図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流等が入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号等が出力される。また、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンを実行し、モータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。更に、モータECU40は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号等に基づいてモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧、バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からのバッテリ温度Tb等が入力されている。バッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッドECU70やエンジンECU24に出力する。更に、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量SOCを算出したり、当該残容量SOCに基づいてバッテリ50の充放電要求パワーPb*を算出したり、残容量SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50の充電に許容される電力である充電許容電力としての入力制限Winとバッテリ50の放電に許容される電力である放電許容電力としての出力制限Woutとを算出したりする。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定すると共に、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定可能である。
ハイブリッドECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74やデータを一時的に記憶するRAM76、図示しない入出力ポートおよび通信ポート等を備える。ハイブリッドECU70には、イグニッションスイッチ(スタートスイッチ)80からのイグニッション信号、シフトレバー81の操作位置であるシフトポジションSPを検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルストロークセンサ86からのブレーキペダルストロークBS、車速Vを取得する車速センサ87からの車速V等が入力ポートを介して入力される。そして、ハイブリッドECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52等と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52等と各種制御信号やデータのやり取りを行っている。
上述のように構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクが計算され、この要求トルクに基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とが制御される。エンジン22とモータMG1およびMG2との運転制御モードとしては、要求トルクに見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1およびMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求トルクとバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1およびMG2とによるトルク変換を伴って要求トルクに応じたトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびMG2を駆動制御する充放電運転モード等がある。
また、エンジン22の運転を停止すると共にモータMG2のみから要求トルクに見合う動力がリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびモータMG2を運転制御することにより、ハイブリッド自動車20をモータ走行させることも可能である。すなわち、実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22が運転されるトルク変換運転モードや充放電運転モードのもとで所定のエンジン運転停止許可条件が成立すると、モータ走行の実行が可能となり、エンジン22の運転停止を伴うモータ走行中に所定のエンジン運転停止禁止条件(エンジン始動条件)が成立するとエンジン22が始動される。このようにエンジン22を停止・始動させる間欠運転を適宜実行することにより、ハイブリッド自動車20ではその燃費を向上させることが可能となる。そして、実施例のハイブリッド自動車20には、運転者の中にはより一層の燃費向上を望む者も含まれることを踏まえて、エンジン22の運転が停止されると共にモータMG2のみから走行用の動力が出力されるモータ走行を優先的に実行させるEVモード(電動走行優先モード)の選択およびその解除を可能とするEVスイッチ(電動走行優先モード選択手段)88が備えられている。実施例において、EVスイッチ88は、ハイブリッド自動車20の図示しない車室内のスイッチパネルあるいはステアリングパッド等に配置されている。このEVスイッチ88からのオン/オフ信号は、ハイブリッドECU70に入力され、ハイブリッドECU70は、EVスイッチ88がオンされると所定のEVモードフラグFevを値1に設定すると共に、できるだけ長時間にわたりモータ走行が実行されるように定められたEVモード用の各種制御手順に従ってモータMG2等を制御する。また、EVスイッチ88がオフされると、ハイブリッドECU70は、EVモードフラグFevを値0に設定すると共に、EVスイッチ88のオフ時用すなわち予め定められた通常走行モード用の各種制御手順に従ってエンジン22やモータMG1およびMG2等を制御する。
更に、ハイブリッド自動車20の運転席近傍には、メータ用電子制御ユニット(以下、「メータECU」という)90により制御される図示しないメータ表示ユニットが配置されており、このメータ表示ユニットには、シフトポジションSPに対応したマーク(P,R,N,D等)を点灯表示させるシフトポジション表示部、車速センサ87により検出される車速Vを表示させるスピードメータ部、積算走行距離を表示させるオドメータ部、燃料タンク内の燃料残量を表示させるフューエルゲージ部(何れも図示省略)等に加えて、基本的に運転者によりEVスイッチ88がオンされているときに点灯されるEVランプ91が含まれる。メータECU90もハイブリッドECU70等と通信しており、ハイブリッドECU70等との間で必要なデータの送受信を行っている。
次に、上述のように構成されたハイブリッド自動車20のEVスイッチ88がオンされているときの動作について説明する。図2は、運転者によりEVスイッチ88がオンされてモータ走行モードが選択されると共にエンジン22の運転が停止されているときにハイブリッドECU70により所定時間毎(例えば、数msec毎)に実行されるEVスイッチON時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
図2のEVスイッチON時駆動制御ルーチンの開始に際して、ハイブリッドECU70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ87からの車速V、エンジン22の回転数Ne、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2、バッテリ50の充放電要求パワーPb*や残容量SOC、出力制限Wout、EVモードフラグFevの値といった制御に必要なデータを入力する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neはクランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいて計算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとし、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2はモータECU40から通信により入力するものとした。また、バッテリ50の充放電要求パワーPb*や残容量SOC、出力制限Woutは、バッテリECU52から通信により入力するものとした。更に、EVモードフラグFevは、上述のように運転者によるEVスイッチ88の操作状態に応じてハイブリッドECU70により設定されて所定の記憶領域に保持されるものである。ステップS100のデータ入力処理の後、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動輪である車輪39a,39bに連結された車軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*と車両全体に要求される要求パワーP*とを設定する(ステップS110)。実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係が予め定められて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶されており、要求トルクTr*としては、与えられたアクセル開度Accと車速Vとに対応したものが当該マップから導出・設定される。図3に要求トルク設定用マップの一例を示す。また、実施例において、要求パワーP*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものと充放電要求パワーPb*とロスLossとの総和として計算される。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、図示するようにモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除するか、あるいは車速Vに換算係数kを乗じることによって求めることができる。
次いで、エンジン22の始動処理の実行中に値1に設定される所定のフラグF1が値0であるか否かを判定し(ステップS120)、フラグF1が値0であれば、更に、エンジン22の停止処理の実行中に値1に設定される所定のフラグF2が値0であるか否かを判定する(ステップS130)。フラグF2が値0であってエンジン22が停止されている場合には、ステップS100にて入力したバッテリ50の残容量SOCが予め定められた閾値Sev以上であるか否かを判定する(ステップS140)。ステップS140にて用いられる閾値Sevは、モータMG2からの動力のみによりハイブリッド自動車20を良好走行させるのに要求される残容量SOCの下限値であり、実施例では、通常走行モードのもとでの残容量SOCの下限値(例えば40%)よりも多少大きい値(例えば45%)に定められている。そして、残容量SOCが閾値Sev未満であれば、EVモードのもとでモータ走行を良好に実行し得ないとみなして、EVモードを解除すべくEVモードフラグFevを値0に設定した上で(ステップS390)、メータECU90にEVランプ91の消灯指令を送信し(ステップS400)、本ルーチンを終了させる。こうしてEVスイッチON時駆動制御ルーチンが終了した後には、通常走行モード用の駆動制御ルーチンが実行されることになる。また、残容量SOCが閾値Sev以上であれば、EVスイッチ88がオンされた状態でEVモードの実行が許可されるときに値0に設定される所定のEVモード仮解除フラグ(以下、単に「仮解除フラグ」という)Ftmpが値0であるか否かを判定し(ステップS150)、仮解除フラグFtmpが値0であれば、更にステップS100にて入力したEVモードフラグFevが値1であるか否かを判定する(ステップS160)。ステップS160にてEVモードフラグFevが値0であると判断される場合、運転者によりEVスイッチ88がオフされてEVモードの選択が解除されていることになるので、この場合には、メータECU90にEVランプ91の消灯指令を送信し(ステップS400)、本ルーチンを終了させる。こうしてEVスイッチON時駆動制御ルーチンが終了した後にも、通常走行モード用の駆動制御ルーチンが実行されることになる。
また、ステップS160にてEVモードフラグFevが値1であると判断された場合には、ステップS110にて設定した要求パワーP*が予め定められた閾値Pref未満であるか否かを判定する(ステップS170)。ステップS170にて用いられる閾値Prefは、要求トルクTr*に基づく物理量である要求パワーP*との比較によりEVモードの実行の許否を判定するための値であり、実施例において、閾値Prefは、通常走行モードのもとでのモータ走行中に要求パワーP*との比較によりエンジン22を始動させるか否か(エンジン22の運転停止を禁止するか否か)判定するための閾値(第2の閾値)よりも大きい値として定められる。これにより、実施例のハイブリッド自動車20では、一度EVスイッチ88がオンされると、EV走行モードのもと、通常走行モード時に比べてより広い領域でモータ走行を実行することが可能となり、燃費向上を望む運転者の要求に応えることができる。ステップS170にて要求パワーP*が閾値Pref未満であってEVモードの実行が許可される場合には、エンジン22の目標回転数Neと目標トルクTe*とをそれぞれ値0に設定すると共に(ステップS180)、モータMG1に対するトルク指令Tm1*を値0に設定する(ステップS190)。
ステップS190にてモータMG1に対するトルク指令Tm1*を設定したならば、バッテリ50の出力制限WoutとステップS160にて設定したモータMG1に対するトルク指令Tm1*とモータMG1,MG2の現在の回転数Nm1,Nm2とを用いてモータMG2から出力してもよいトルクの上限としてのトルク制限Tmaxを次式(1)に従い計算する(ステップS200)。更に、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(2)に従って計算し(ステップS210)、計算した仮モータトルクTm2tmpをトルク制限Tmaxで制限することによりモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS220)。このようにしてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、車軸としてのリングギヤ軸32aに出力するトルクをバッテリ50の出力制限Woutの範囲内に制限した値とすることができる。モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定したならば、目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共にトルク指令Tm1*およびTm2*をモータECU40に送信し(ステップS230)再度ステップS100以降の処理を実行する。この場合、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*およびTm2*に従ってインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 …(1)
Tm2tmp = (Tr*+Tm1*/ρ)/Gr …(2)
一方、EVモードのもとでハイブリッド自動車20のモータ走行が実行されている際に、運転者によりアクセルペダル83が大きく踏み込まれると、それに応じて要求トルクTr*や要求パワーP*が大きな値に設定されることになる。そして、上述のステップS170にて要求パワーP*が閾値Pref以上であると判断されると、EVスイッチ88がオンされていたとしてもEVモードの実行を禁止して当該EVモードを制御上(仮に)解除すべく仮解除フラグFtmpとフラグF1とをそれぞれ値1に設定する(ステップS240)。次いで、メータECU90にEVランプ91の点滅指令を送信した上で(ステップS250)、エンジン22の始動処理(ステップS260)を開始する。すなわち、実施例のハイブリッド自動車20では、閾値Prefが通常走行モードのもとでのモータ走行中にエンジン22を始動させるか否か判定するための閾値(第2の閾値)よりも大きく定められており、EVモードのもとでは、できる限りエンジン22を始動させることなくモータ走行が実行され、ステップS170にて要求パワーP*が閾値Pref以上であると判断された段階でEVスイッチ88がオンされていたとしてもEVモードの実行が禁止される(EVモードが制御上解除される)と共にエンジン22が始動されるのである。なお、ステップS260では、モータMG1によりエンジン22をクランキングしながらエンジン22を始動させると共にクランキングに伴ってリングギヤ軸32aに作用する駆動トルクに対する反力としてのトルクをキャンセルしつつ要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにモータMG1およびMG2に対するトルク指令Tm1*およびTm2*を設定・送信する。そして、ステップS260の処理の後、エンジン22が完爆に至ったか否かを判定し(ステップS270)、エンジン22が完爆に至っていないときにはステップS100以降の処理を実行する。この場合、上述のようにステップS240にてフラグF1が値1に設定されることから、本ルーチンの次回実行時以降、ステップS120にて否定判断がなされ、ステップS240およびS250の処理がスキップされてステップS260以降の処理が実行される。また、ステップS260の処理が繰り返し実行されて例えばエンジン22の回転数が所定の点火開始回転数に達すると、エンジンECU24による燃料噴射制御や点火制御が開始される。そして、ステップS270にてエンジン22が完爆に至ってその始動が完了したと判断されると、フラグF1が値0に設定され(ステップS280)、再度ステップS100以降の処理が実行される。
上述のようにして、ステップS170にて要求パワーP*が閾値Pref以上であると判断された後に、エンジン22の始動が完了すると、フラグF1が値0に設定されるから、本ルーチンの次回実行時以降、ステップS130およびS140にて肯定判断がなされ、ステップS150にて仮解除フラグFtmpが値0であるか否か判定される。この場合、ステップS240に仮解除フラグFtmpが値1に設定されていることから、ステップS150では否定判断がなされ、更にステップS100にて入力したEVモードフラグFevが値1であるか否かを判定する(ステップS290)。ステップS290にてEVモードフラグFevが値0であると判断される場合、運転者によりEVスイッチ88がオフされてEVモードの選択が解除されていることになるので、この場合には、仮解除フラグFtmpを値0に設定すると共に(ステップS380)、EVモードを解除すべくEVモードフラグFevを値0に設定した上で(ステップS390)、メータECU90にEVランプ91の消灯指令を送信し(ステップS400)、本ルーチンを終了させる。こうしてEVスイッチON時駆動制御ルーチンが終了した後にも、通常走行モード用の駆動制御ルーチンが実行されることになる。
また、ステップS290にてEVモードフラグFevが値1であると判断された場合には、ステップS110にて設定した要求パワーP*が予め定められた閾値Pref以上であるか否かを判定する(ステップS300)。ステップS300にて要求パワーP*が閾値Pref以上であると判断された場合には、要求パワーP*をエンジン22に出力させるべく要求パワーP*に基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS310)。実施例では、予め定められたエンジン22を効率よく動作させるための動作ラインと要求パワーP*とに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定するものとした。図4に、エンジン22の動作ラインと目標回転数Ne*と目標トルクTe*との相関曲線とを例示する。同図に示すように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーP*(Ne*×Te*)が一定となることを示す相関曲線との交点から求めることができる。
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定したならば、ステップS310にて設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρ(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)とを用いて次式(3)に従いモータMG1の目標回転数Nm1*を計算した上で、計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づく次式(4)の計算を実行してモータMG1のトルク指令Tm1*を設定する(ステップS320)。ここで、式(3)は、動力分配統合機構30の回転要素に関する力学的な関係式である。更に、エンジン22が運転されているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図5に例示する。図中、左側のS軸はモータMG1の回転数Nm1に一致するサンギヤ31の回転数を示し、中央のC軸はエンジン22の回転数Neに一致するキャリア34の回転数を示し、右側のR軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。また、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1からトルクTm1を出力したときにこのトルク出力によりリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。モータMG1の目標回転数Nm1*を求めるための式(3)は、この共線図における回転数の関係を用いれば容易に導出することができる。そして、式(4)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(4)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。こうして、モータMG1に対するトルク指令Tm1*を設定したならば、上述のステップS200〜S230の処理を実行する。これにより、エンジン22から車軸としてのリングギヤ軸32aに動力が出力されることになるので、運転者による高出力要求を良好に満たすことが可能となる。なお、ステップS210にて用いられる上記式(4)は、図5の共線図を用いて容易に導出することができる。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) …(3)
Tm1tmp=-ρ/(1+ρ)・Te*+k1・(Nm1*-Nm1)+k2・∫(Nm1*-Nm1)dt …(4)
これに対して、ステップS300にて要求パワーP*が閾値Pref未満であると判断された場合には、仮解除フラグFtmpを値0に設定すると共にフラグF2を値1に設定する(ステップS330)。次いで、点滅しているEVランプ91が再点灯するようにメータECU90にEVランプ91の点灯指令を送信した上で(ステップS340)、エンジン22の停止処理(ステップS350)を開始する。すなわち、EVモードのもとで運転者により大きくアクセルペダル83が踏み込まれて要求パワーP*が閾値Pref以上になっても、バッテリ50の残容量SOCが充分であれば、その後の運転者のアクセル操作次第では、EVモードのもとでモータ走行を実行可能となることもある。また、運転者のアクセル操作が粗い場合には、EVモードのもとで、そのようなアクセル操作に起因して一時的に要求パワーP*が閾値Pref以上になってしまうこともあり得る。これらを踏まえて、実施例のハイブリッド自動車20では、図6に示すように、ステップS170にて要求パワーP*が閾値Pref以上になったと判断され、EVスイッチ88がオンされた状態で仮解除フラグFtmpが値1に設定されてEVモードの実行が一旦禁止された後に要求パワーP*が閾値Pref未満となった場合には、仮解除フラグFtmpを値0に設定してEVモードの実行を再度許可することにしている。なお、ステップS350では、エンジン22に対する燃料供給を停止した状態で、例えば回転数Neが所定の停止直前回転数に達するまでエンジン22の回転を抑制するための負のトルクをモータMG1に対するトルク指令Tm1*として設定・送信すると共に、回転数Neが停止直前回転数に達したタイミングでピストンを保持するための正のトルクをモータMG1に対するトルク指令Tm1*として設定・送信し、更に要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。ステップS350の処理の後、エンジン22の回転が停止したか否かを判定し(ステップS360)、エンジン22の回転が停止していないときにはステップS100以降の処理を実行する。この場合、上述のようにステップS330にてフラグF2が値1に設定されることから、本ルーチンの次回実行時以降、ステップS130にて否定判断がなされ、ステップS330およびS340の処理がスキップされてステップS360以降の処理が実行される。そして、ステップS360にてエンジン22の回転が停止してその停止処理が完了したと判断されると、フラグF2が値0に設定され(ステップS370)、EVモードのもと、再度ステップS100以降の処理が実行される。
以上説明したように、実施例のハイブリッド自動車20は、運転者に対して、エンジン22の運転が停止されると共にモータMG2のみから走行用の動力が出力されるモータ走行を優先的に実行させるEVモードの選択を許容するEVスイッチ88を備えている。そして、EVスイッチ88が運転者によりオンされてEVモードが選択されているときに、要求トルクTr*に基づく要求パワーP*と所定の閾値Prefとの比較によりEVモードの実行が許可される場合には(ステップS170)、EVモードのもとでエンジン22が停止されると共に要求トルクTr*に基づくトルクが車軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるようにモータMG1およびMG2が制御される(ステップS180〜S230)。また、EVスイッチ88が運転者によりオンされて運転者によりEVモードが選択されているときに、要求トルクTr*に基づく要求パワーP*と上記閾値Prefとの比較によりEVモードの実行が禁止される場合には(ステップS170、S240)、EVモードが制御上解除された状態で要求トルクTr*に基づくトルクが車軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびモータMG2とが制御される(ステップS260〜S310,S200〜S230)。そして、EVスイッチ88がオンされてEVモードが選択された状態で一旦EVモードの実行が禁止された後に要求トルクTr*に基づく要求パワーP*と上記閾値Prefとの比較によりEVモードの実行が許可される場合には(ステップS300)、再度EVモードのもとで要求トルクTr*に基づくトルクが車軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるようにモータMG1およびMG2が制御されることになる(ステップS350〜S370,S100〜S230)。
このように、ハイブリッド自動車20では、運転者によりEVスイッチ88がオンされてEVモードが選択された状態で要求トルクTr*に基づく要求パワーP*と閾値Prefとの関係からEVモードの実行が禁止されると、仮解除フラグFtmpが値1に設定されてEVモードが制御上、一旦解除(仮解除)される(ステップS170、S240)。そして、EVモードの仮解除後に要求パワーP*と上記閾値Prefとの関係からEVモードの実行が許可される場合には、EVモードの仮解除状態から自動的に本来のEVモードへと復帰することになる(ステップS320,S330)。従って、実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の運転が停止されると共にモータMG2のみから走行用の動力が出力されるモータ走行を優先的に実行させるEVモードが一度選択されると、運転者の意向に応じて、できるだけEVモードのもとでの走行が実行されるようにすることが可能となる。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によりEVモードが選択されているときに要求トルクTr*に基づく要求パワーP*と閾値Prefとの関係からEVモードの実行が禁止されるとEVモードが解除されるが、この際、EVモードが選択されていない状態すなわち通常走行モードのもとでのモータ走行中にエンジン22の運転停止(始動)の許否を判定するために用いられる閾値(第2の閾値)ではなく、EVモードのもとでその実行の許否を判定するための閾値Prefを用いて再度EVモードの実行を許可するか否か判定されることになる(ステップS320)。これにより、一旦EVモードの実行が禁止されてEVモードが仮解除されても、EVモードの実行を許可しやすく、すなわち本来のEVモードへと復帰させやすくすることが可能となるので、EVモードが一度選択されたときに、運転者の意向に応じて、より一層EVモードのもとでの走行が実行されるようにすることが可能となる。更に、ハイブリッド自動車20では、バッテリ50の残容量SOCが閾値Sev未満であるときには、ステップS170における判定結果に拘わらずEVモードの実行が禁止される(ステップS140,S390、S400)。これにより、EVモードのもとでの走行性能を良好なものとすると共に、EVモードの実行が必要以上に許容されてしまうことによるバッテリ50の残容量低下等を抑制し、バッテリ50をより適正に保護することが可能となる。そして、上記実施例では、EVモードの継続が望まれているにも拘わらず比較的荒いアクセル操作に起因して要求トルクTr*に基づく要求パワーP*と閾値Prefとの関係からEVモードの実行が禁止されてしまったとしても、EVモードの仮解除後に要求パワーP*と閾値Prefとの関係からEVモードの実行が許可される場合には、EVモードの仮解除状態から自動的に本来のEVモードへと復帰する。従って、EVモードが一度選択されたときに、運転者の意向に応じて、EVモード選択手段の頻繁な操作無しに、できるだけEVモードのもとでの走行が実行されるようにすることが可能となる。
なお、図2のステップS320における閾値として、ステップS170と同一の閾値Prefを用いる代わりに、当該閾値Prefよりも小さく、かつ通常走行モードのもとでのモータ走行中に要求パワーP*との比較によりエンジン22を始動させるか否か判定するための閾値(第2の閾値)よりも大きい値を用いてもよい。また、上記実施例のように仮解除フラグFtmpが値1に設定される間、EVランプ91を点滅させる代わりに点灯させたままとしてもよい。更に、上記ハイブリッド自動車20では、駆動軸としてのリングギヤ軸32aとモータMG2とがモータMG2の回転数Nm2を減速してリングギヤ軸32aに伝達する減速ギヤ35を介して連結されているが、減速ギヤ35の代わりに、例えばHi,Loの2段の変速段あるいは3段以上の変速段を有し、モータMG2の回転数Nm2を変速してリングギヤ軸32aに伝達する変速機を採用してもよい。また、本発明は、図7に示す変形例としてのハイブリッド自動車120のように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aに接続された車軸(車輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図7における車輪39c,39dに接続された車軸)に出力するものに適用されてもよい。更に、本発明は、図8に示す変形例としてのハイブリッド自動車220のように、エンジン22のクランクシャフトに接続されたインナーロータ232と駆動輪である車輪39a,39bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えたものに適用されてもよい。
ここで、上記実施例および変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明しておく。すなわち、上記実施例等においては、エンジン22が「内燃機関」に相当し、リングギヤ軸32aに動力を出力可能なモータMG2が「電動機」に相当し、モータMG2と電力をやり取り可能なバッテリ50が「蓄電手段」に相当し、EVモードの選択を運転者に許容するEVスイッチ88が「電動走行優先モード選択手段」に相当し、図2のステップS110の処理を実行するハイブリッドECU70が「要求駆動力設定手段」に相当し、図2のステップS170およびS320の処理を実行するハイブリッドECU70が「判定手段」に相当し、図2のEVスイッチON時駆動制御ルーチンを実行するハイブリッドECU70、エンジンECU24およびモータECU40の組み合わせが「制御手段」に相当する。また、モータMG1および動力分配統合機構30や対ロータ電動機230が「電力動力入出力手段」に相当し、モータMG1が「発電用電動機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当する。ただし、「内燃機関」は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力するエンジン22に限られず、水素エンジンといったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「電動機」や「発電用電動機」は、モータMG1,MG2のような同期発電電動機に限られず、誘導電動機といったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「蓄電手段」は、バッテリ50のような二次電池に限られず、電動機と電力をやり取り可能なものであればキャパシタといったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「電動走行優先モード選択手段」は、内燃機関の運転が停止されると共に電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードの選択を運転者に許容するものであれば、EVスイッチ88以外の他の如何なる形式のものであっても構わない。「判定手段」は、要求駆動力に基づく物理量と所定の閾値とを比較して電動走行優先モードの実行の許否を判定するものであれば、要求パワーP*の代わりに要求トルクTr*と所定の閾値とを比較してEVモードの実行の許否を判定するもののような如何なる形式のものであっても構わない。「制御手段」は、ハイブリッドECU70、エンジンECU24およびモータECU40の組み合わせに限られず、単一の電子制御ユニットのような他の如何なる形式のものであっても構わない。「電力動力入出力手段」は、モータMG1と動力分配統合機構30との組み合わせや対ロータ電動機230に限られず、他の如何なる形式のものであっても構わない。何れにしても、これら実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施例はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業等において利用可能である。
本発明の実施例に係るハイブリッド自動車20の概略構成図である。 EVスイッチON時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインと目標回転数Ne*と目標トルクTe*との相関曲線とを例示する説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を例示する説明図である。 ハイブリッド自動車20におけるEVモードの解除から復帰までの様子を説明する説明図である。 変形例に係るハイブリッド自動車120の概略構成図である。 変形例に係るハイブリッド自動車220の概略構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、37 ギヤ列、38 デファレンシャルギヤ、39a〜39f 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルストロークセンサ、87 車速センサ、88 EVスイッチ、90 メータ用電子制御ユニット(メータECU)、91 EVランプ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (7)

  1. 走行用の動力を出力可能な内燃機関と、走行用の動力を出力可能な電動機と、前記電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段とを有するハイブリッド自動車であって、
    前記内燃機関の運転が停止されると共に前記電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードの選択を運転者に許容する電動走行優先モード選択手段と、
    走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記設定された要求駆動力に基づく物理量と所定の閾値とを比較して前記電動走行優先モードの実行の許否を判定する判定手段と、
    運転者により前記電動走行優先モードが選択されているときに前記判定手段により前記電動走行優先モードの実行が許可される場合には、該電動走行優先モードのもとで前記設定された要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御すると共に、運転者により前記電動走行優先モードが選択されているときに前記判定手段により前記電動走行優先モードの実行が禁止される場合には、前記電動走行優先モードが解除された状態で前記設定された要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御し、前記電動走行優先モードの実行が禁止された後に前記判定手段により前記電動走行優先モードの実行が許可される場合には、前記電動走行優先モードのもとで前記設定された要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド自動車において、
    前記判定手段は、運転者により前記電動走行優先モードが選択されているときに、前記設定された要求駆動力に基づく物理量が前記所定の閾値未満である場合に前記電動走行優先モードの実行を許可し、
    運転者により前記電動走行優先モードが選択されていない状態での電動走行中には、前記設定された要求駆動力に基づく物理量が前記所定の閾値よりも小さい第2の閾値未満である場合に前記内燃機関の運転停止が許可されるハイブリッド自動車。
  3. 前記蓄電手段の残容量が所定値未満であるときには、前記判定手段の判定結果に拘わらず前記電動走行優先モードの実行が禁止される請求項1または2に記載のハイブリッド自動車。
  4. 前記要求駆動力設定手段は、運転者によるアクセル操作に応じて前記要求駆動力を設定する請求項1から3の何れか一項に記載のハイブリッド自動車。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載のハイブリッド自動車において、
    所定の車軸と前記内燃機関の機関軸とに接続されて電力と動力との入出力を伴って前記車軸と前記機関軸とに動力を入出力すると共に前記蓄電手段と電力をやり取り可能な電力動力入出力手段を更に備え、
    前記電動機は、前記車軸または該車軸とは異なる他の車軸に動力を出力可能であるハイブリッド自動車。
  6. 請求項5に記載のハイブリッド自動車において、
    前記電力動力入出力手段は、
    動力を入出力可能であると共に前記蓄電手段と電力をやり取りすることができる発電用電動機と、
    前記車軸と前記内燃機関の前記機関軸と前記発電用電動機の回転軸との3軸に接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づく動力を残余の軸に入出力する3軸式動力入出力手段とを含むハイブリッド自動車。
  7. 走行用の動力を出力可能な内燃機関と、走行用の動力を出力可能な電動機と、前記電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記内燃機関の運転が停止されると共に前記電動機のみから走行用の動力が出力される電動走行を優先的に実行させる電動走行優先モードの選択を運転者に許容する電動走行優先モード選択手段とを備えるハイブリッド自動車の制御方法であって、
    (a)運転者により前記電動走行優先モードが選択されているときに、走行に要求される要求駆動力に基づく物理量と所定の閾値とを比較して前記電動走行優先モードの実行の許否を判定するステップと、
    (b)ステップ(a)にて前記電動走行優先モードの実行が許可された場合には、前記電動走行優先モードのもとで前記要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御すると共に、ステップ(a)にて前記電動走行優先モードの実行が禁止された場合には、前記電動走行優先モードが解除された状態で前記要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御するステップと、
    (c)ステップ(a)にて前記電動走行優先モードの実行が禁止された後に前記物理量と前記閾値との比較により前記電動走行優先モードの実行が許可される場合に、前記電動走行優先モードのもとで前記要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記電動機とを制御するステップと、
    を含むハイブリッド自動車の制御方法。
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