JP5893660B2 - 間接活線工具保持用アタッチメント - Google Patents
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Description
本発明は、電柱や、高所作業車又は多関節高所作業車のバケットに着脱可能に装着できる間接活線工具保持用アタッチメントに関する。
従来、電柱における間接活線作業を行う際に、着脱可能な足場として特許文献1に開示されるような柱上作業台が用いられている。
このような特許文献1に開示されるような柱上作業台を用いて作業する場合は、複数の間接活線工具を電柱上に運ぶ必要がある。
そして、電柱における作業時には複数の間接活線工具を作業の目的に応じて取り換えながら作業するのが通常であるため、作業者の手の届くところに、着脱容易に複数の間接活線工具を仮置きできることが望ましいが、特許文献1に開示されるような柱上作業台は複数の間接活線工具を落下させることなく保持しておくための設備を何ら備えていない。
このような事情に対処する目的で、電柱上において間接活線工具等を支持又は保持するための器具や、電柱に取設される足場に設けられる工具置きに関する発明がいくつか開示されている。
このような特許文献1に開示されるような柱上作業台を用いて作業する場合は、複数の間接活線工具を電柱上に運ぶ必要がある。
そして、電柱における作業時には複数の間接活線工具を作業の目的に応じて取り換えながら作業するのが通常であるため、作業者の手の届くところに、着脱容易に複数の間接活線工具を仮置きできることが望ましいが、特許文献1に開示されるような柱上作業台は複数の間接活線工具を落下させることなく保持しておくための設備を何ら備えていない。
このような事情に対処する目的で、電柱上において間接活線工具等を支持又は保持するための器具や、電柱に取設される足場に設けられる工具置きに関する発明がいくつか開示されている。
特許文献2には「間接活線用工具の仮支持用器具」という名称で、配線関連工事において間接活線用工具を電柱等の柱状体に対し一時的に支持するための器具に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示される間接活線用工具の仮支持用器具は本願発明と同一の出願人によるものであり、引用文献2に記載される符号をそのまま用いて説明すると、間接活線用工具の仮支持用器具1について、電柱Pの周面からその径方向に延設して通孔9が形成された取付板8を有して、電柱Pの周面に巻回されて、柱上作業台と兼用可能である巻回用具2と、間接活線用工具26の絶縁棒27を挟持する不動部21と可動部22とを有すると共に、取付板8の通孔9に挿入可能な挿入部19を有して、この挿入部19を取付板8の通孔9に挿入し固定することで巻回用具2に固定される取付用具17とより構成されるものである。
上述のような特許文献2に開示される発明によれば、電柱等の柱状体側に間接活線用工具を一時的に支持できるので、高所作業車が使用不可能な環境でも間接活線用工具の作業中における支持が可能となり、作業中の間接活線用工具を人の手で支持する必要がなくなる。この結果、作業員の肉体的な負担が軽減され、これに伴い、配線の把持状態も安定化するため配線関連工事の安全性も確保することができる。
特許文献2に開示される間接活線用工具の仮支持用器具は本願発明と同一の出願人によるものであり、引用文献2に記載される符号をそのまま用いて説明すると、間接活線用工具の仮支持用器具1について、電柱Pの周面からその径方向に延設して通孔9が形成された取付板8を有して、電柱Pの周面に巻回されて、柱上作業台と兼用可能である巻回用具2と、間接活線用工具26の絶縁棒27を挟持する不動部21と可動部22とを有すると共に、取付板8の通孔9に挿入可能な挿入部19を有して、この挿入部19を取付板8の通孔9に挿入し固定することで巻回用具2に固定される取付用具17とより構成されるものである。
上述のような特許文献2に開示される発明によれば、電柱等の柱状体側に間接活線用工具を一時的に支持できるので、高所作業車が使用不可能な環境でも間接活線用工具の作業中における支持が可能となり、作業中の間接活線用工具を人の手で支持する必要がなくなる。この結果、作業員の肉体的な負担が軽減され、これに伴い、配線の把持状態も安定化するため配線関連工事の安全性も確保することができる。
特許文献3には「吊り具」という名称で、配電線高圧活線作業の間接活線工法に用いられるホットスティック(絶縁操作棒)を着脱自在に保持して吊り下げる吊り具に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示される発明も本願発明と同一の出願人によるものである。また、特許文献3に開示される発明は、特許文献3中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、吊り具1は、工具部91、操作部92、及び柄部93を備えるホットスティック9を着脱自在に保持して吊り下げるものであり、このような吊り具1は、吊り下げ可能な掛止体1aを先端部に有する主軸部材11と、主軸部材11に直交する横軸部材12と、を備え、さらに、横軸部材12の両翼に結合するU字状の第1アーム13とL字状の第2アーム14を備えるものである。このような吊り具1は、第1アーム13が操作部92に向かい、第2アーム14が工具部91に向かうように、ホットスティック9の重心から離れた操作部92の近傍の柄部93を第1アーム13及び第2アーム14で保持して、ホットスティック9を吊り下げて使用するものである。
上述のような特許文献3に開示される発明によれば、互いに相反する向きに開口するU字状の第1アームとL字状の第2アームを備え、ホットスティックの柄部を容易に着脱可能であり、ホットスティックが吊り具に吊り下げられた状態において、ホットスティックが容易に脱落しない吊り具を提供できる。
特許文献3に開示される発明も本願発明と同一の出願人によるものである。また、特許文献3に開示される発明は、特許文献3中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、吊り具1は、工具部91、操作部92、及び柄部93を備えるホットスティック9を着脱自在に保持して吊り下げるものであり、このような吊り具1は、吊り下げ可能な掛止体1aを先端部に有する主軸部材11と、主軸部材11に直交する横軸部材12と、を備え、さらに、横軸部材12の両翼に結合するU字状の第1アーム13とL字状の第2アーム14を備えるものである。このような吊り具1は、第1アーム13が操作部92に向かい、第2アーム14が工具部91に向かうように、ホットスティック9の重心から離れた操作部92の近傍の柄部93を第1アーム13及び第2アーム14で保持して、ホットスティック9を吊り下げて使用するものである。
上述のような特許文献3に開示される発明によれば、互いに相反する向きに開口するU字状の第1アームとL字状の第2アームを備え、ホットスティックの柄部を容易に着脱可能であり、ホットスティックが吊り具に吊り下げられた状態において、ホットスティックが容易に脱落しない吊り具を提供できる。
特許文献4には「電柱設置装置」という名称で、電柱の任意の箇所に工具袋などの吊り下げを可能にするものに関する発明が開示されている。
特許文献4に開示される発明も本願発明と同一の出願人によるものである。特許文献4に開示される発明は、特許文献4中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、電柱Dの周囲に巻掛可能な長さを有するチェーン11と、そのチェーン同士を電柱外周の一箇所で連結して所望の高さに保持させる保持装置12と、電柱の外周面に対して外方に延在する姿勢にチェーンに支持される棒状部材13と、を備えており、棒状部材には作業者の荷重に耐え得る強度の足場部35がチェーン側に配設されているとともに、該足場部の外方には物品の荷重に耐え得る強度の引掛部36が配設されて、該引掛部の先端部36a側には、延在方向に対して交差する方向に周回する周回部が形成されることを特徴とするものである。
上述のような特許文献4に開示される発明によれば、所望の高さの電柱の周囲に巻掛部材を巻き掛けて外方に延在する棒状部材を取り付けることができ、その棒状部材に工具袋の紐などを引っ掛けて吊り下げることができる。この棒状部材の先端を周回させることにより、工具袋の紐などをその周回部内に進入させて脱落することを防止させるようにすることができ、また、この棒状部材の工具袋の紐などを引っ掛ける引掛部の内側に足場部を設けることにより、足場としても兼用することができ、さらに工具袋の紐などを引っ掛ける部分(連結部)の長さを調整可能にすることにより必要以上に長くなって作業の邪魔になってしまうことを回避することができる。したがって、作業位置近傍の所望の高さに工具袋を準備して快適に作業することができ、無理な姿勢になることなく、材料や工具などを取り出して効率よく作業を行うことができる。
特許文献4に開示される発明も本願発明と同一の出願人によるものである。特許文献4に開示される発明は、特許文献4中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、電柱Dの周囲に巻掛可能な長さを有するチェーン11と、そのチェーン同士を電柱外周の一箇所で連結して所望の高さに保持させる保持装置12と、電柱の外周面に対して外方に延在する姿勢にチェーンに支持される棒状部材13と、を備えており、棒状部材には作業者の荷重に耐え得る強度の足場部35がチェーン側に配設されているとともに、該足場部の外方には物品の荷重に耐え得る強度の引掛部36が配設されて、該引掛部の先端部36a側には、延在方向に対して交差する方向に周回する周回部が形成されることを特徴とするものである。
上述のような特許文献4に開示される発明によれば、所望の高さの電柱の周囲に巻掛部材を巻き掛けて外方に延在する棒状部材を取り付けることができ、その棒状部材に工具袋の紐などを引っ掛けて吊り下げることができる。この棒状部材の先端を周回させることにより、工具袋の紐などをその周回部内に進入させて脱落することを防止させるようにすることができ、また、この棒状部材の工具袋の紐などを引っ掛ける引掛部の内側に足場部を設けることにより、足場としても兼用することができ、さらに工具袋の紐などを引っ掛ける部分(連結部)の長さを調整可能にすることにより必要以上に長くなって作業の邪魔になってしまうことを回避することができる。したがって、作業位置近傍の所望の高さに工具袋を準備して快適に作業することができ、無理な姿勢になることなく、材料や工具などを取り出して効率よく作業を行うことができる。
特許文献5には「物品吊下げ具」という名称で、電柱に固定されて高所工事作業に用いられる工具又は資材を保持する物品吊下げ具に関する発明が開示されている。
特許文献5に開示される発明も本願発明と同一の出願人によるものである。特許文献5に開示される発明は、特許文献5中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、外枠20の内側に格子状体30が形成されると共に、工具又は資材を収容する収容手段(収容袋50)が格子状体30内に脱着自在に取り付けられたことを特徴とするものである。
上述のような特許文献5に開示される考案によれば、作業員の手元近くの場所に工事に用いる多数の工具や資材を保持することができるので、工事の作業効率を向上させることができる。
特許文献5に開示される発明も本願発明と同一の出願人によるものである。特許文献5に開示される発明は、特許文献5中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、外枠20の内側に格子状体30が形成されると共に、工具又は資材を収容する収容手段(収容袋50)が格子状体30内に脱着自在に取り付けられたことを特徴とするものである。
上述のような特許文献5に開示される考案によれば、作業員の手元近くの場所に工事に用いる多数の工具や資材を保持することができるので、工事の作業効率を向上させることができる。
上述の特許文献2に開示される発明の場合、ホットスティック等の間接活線工具を電柱に仮支持することができるものの、1つの仮支持用具で保持できる間接活線工具は1つのみである。
通常、電柱における間接活線作業時には、4〜5本の間接活線工具を準備する。そして、特許文献2に開示される発明を用いる場合は、持ち運ぶ間接活線工具と同じ数の仮支持用具を準備する必要があり、また、それらのそれぞれをその都度電柱に着脱する必要があり極めて煩雑であった。
通常、電柱における間接活線作業時には、4〜5本の間接活線工具を準備する。そして、特許文献2に開示される発明を用いる場合は、持ち運ぶ間接活線工具と同じ数の仮支持用具を準備する必要があり、また、それらのそれぞれをその都度電柱に着脱する必要があり極めて煩雑であった。
特許文献3に開示される発明を用いる場合も、電柱に間接活線工具を仮置きできると考えられるものの、特許文献2に開示される発明の場合と同様に、持ち運ぶ間接活線工具と同じ数の吊り具を準備する必要があった。ただし、特許文献2に開示される発明の場合と比較すると、吊り具の電柱への着脱作業は容易であると考えられる。
また、特許文献3に開示される発明を用いる場合は、間接活線工具の柄を垂直に立てた状態で保持することができないので、複数本の間接活線工具を仮置きする際のスペースをコンパクトにできないという課題もあった。
また、特許文献3に開示される発明を用いる場合は、間接活線工具の柄を垂直に立てた状態で保持することができないので、複数本の間接活線工具を仮置きする際のスペースをコンパクトにできないという課題もあった。
特許文献4に開示される発明を用いる場合は、電柱上に複数のホットスティックを持ち上がる際に用いる作業袋を保持しておくことができる。よって、特許文献2,3に開示される発明の場合と異なり、電柱上に複数の間接活線工具を同時に仮置きしておくことができる。
その一方で、特許文献1に開示される柱上作業台を用いて電柱上にて間接活線作業を行う場合は、電柱に対して特許文献1に開示されるような柱上作業台の取付け作業を行った上に、特許文献4に開示される電柱設置装置の取付け作業を行う必要がある。つまり、電柱に対する設備の取付け作業を2度行う必要があり煩雑であった。
さらに、特許文献4に開示される発明は、電柱上において作業用の足場としても使用可能であるとの記載がある(特許文献4の明細書段落0019)が、特許文献4に開示される発明を間接活線作業時の足場として使用しつつ、作業袋を保持する場合、作業袋は足場よりも鉛直下方側に配置されことになるため、間接活線工具の出し入れのために作業員は足場の上で体をかがめる必要があり、作業時の安全性を確保しづらいという課題があった。
その一方で、特許文献1に開示される柱上作業台を用いて電柱上にて間接活線作業を行う場合は、電柱に対して特許文献1に開示されるような柱上作業台の取付け作業を行った上に、特許文献4に開示される電柱設置装置の取付け作業を行う必要がある。つまり、電柱に対する設備の取付け作業を2度行う必要があり煩雑であった。
さらに、特許文献4に開示される発明は、電柱上において作業用の足場としても使用可能であるとの記載がある(特許文献4の明細書段落0019)が、特許文献4に開示される発明を間接活線作業時の足場として使用しつつ、作業袋を保持する場合、作業袋は足場よりも鉛直下方側に配置されことになるため、間接活線工具の出し入れのために作業員は足場の上で体をかがめる必要があり、作業時の安全性を確保しづらいという課題があった。
特許文献5に開示される発明の場合は、足場の機能と工具置き場の機能を同時に兼ね備えたものであると考えられる。しかしながら、特許文献5に開示される発明の場合は、ドライバー等の比較的小型の工具を保持しておくのに適すると考えられるが、ホットスティック等の長尺状の間接活線工具を複数仮置きすることはできなかった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものでありその目的は、電柱の周側面上に着脱可能に取設される足場に着脱可能に取設され、作業者が足場に立った状態で間接活線工具の取り出しと仮置きとを行うことができる間接活線工具保持用アタッチメントを提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1記載の発明である間接活線工具保持用アタッチメントは、電柱の周側面に着脱可能に垂設される平板状の足場において電柱に垂設されない側の端部に装着される間接活線工具保持用アタッチメントであって、枠体と、この枠体において平行に配設される一対の側板に渡設される複数の水平材と、枠体の外側面にその中心軸を鉛直方向に配しながら取設される少なくとも1つの筒状の間接活線工具ホルダーと、を有し、複数の水平材は、足場の上面側と下面側にそれぞれ少なくとも1つ配設され、かつ、平板状の足場を水平方向に挿入して装着可能に垂直方向に隙間を形成し、足場の上面側に配設される水平材の少なくとも1つは、足場の上面側に形成される突条に係止されていることを特徴とするものである。
上記構成の請求項1記載の発明において、枠体は間接活線工具ホルダーを支持するとともに、足場に間接活線工具ホルダーを間接的に取設するという作用を有する。水平材は、足場に枠体を着脱可能に固定させるという作用を有する。間接活線工具ホルダーは、足場の周縁部近傍において、間接活線工具の柄を鉛直方向に配しながら保持するという作用を有する。つまり、間接活線工具ホルダーに間接活線工具を仮置きすることで、作業員は足場に立ったまま間接活線工具を一時収納したり、取り出すことを可能にするという作用を有する。また、間接活線工具ホルダーの中空部が鉛直上下方向に伸長していることで、間接活線工具ホルダーにより長尺状の間接活線工具を垂直に立てた状態で保持することを可能にするという作用を有する。この場合、複数の長尺状の間接活線工具を仮置きする際の仮置きスペースは鉛直方向に伸長した状態になるので、平面視した場合の仮置きスペースを極めてコンパクトにするという作用を有する。
さらに、足場に請求項1記載の発明を装着した際に、足場の上面側に配設される水平材を、足場の上面側に形成される突条に係止させておくことで、足場から請求項1記載の発明が滑り落ちるのを妨げるという作用を有する。
上記構成の請求項1記載の発明において、枠体は間接活線工具ホルダーを支持するとともに、足場に間接活線工具ホルダーを間接的に取設するという作用を有する。水平材は、足場に枠体を着脱可能に固定させるという作用を有する。間接活線工具ホルダーは、足場の周縁部近傍において、間接活線工具の柄を鉛直方向に配しながら保持するという作用を有する。つまり、間接活線工具ホルダーに間接活線工具を仮置きすることで、作業員は足場に立ったまま間接活線工具を一時収納したり、取り出すことを可能にするという作用を有する。また、間接活線工具ホルダーの中空部が鉛直上下方向に伸長していることで、間接活線工具ホルダーにより長尺状の間接活線工具を垂直に立てた状態で保持することを可能にするという作用を有する。この場合、複数の長尺状の間接活線工具を仮置きする際の仮置きスペースは鉛直方向に伸長した状態になるので、平面視した場合の仮置きスペースを極めてコンパクトにするという作用を有する。
さらに、足場に請求項1記載の発明を装着した際に、足場の上面側に配設される水平材を、足場の上面側に形成される突条に係止させておくことで、足場から請求項1記載の発明が滑り落ちるのを妨げるという作用を有する。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の間接活線工具保持用アタッチメントであって、下面側の水平材は、足場を鉛直上方側に押し上げて、足場の上面を上面側の水平材の下面に接触させる押上げ構造を備えていることを特徴とするものである。
上記構成の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明と同じ作用に加えて、足場の下面側に配設される水平材に設けられる押上げ構造は、平板状の足場を鉛直上方側に押し上げて、足場の上面側に配設される水平材の下面に、足場の上面を押し付けて、足場の上面側に配設される突条とその近傍に配設される水平材との係止構造を強固にするという作用を有する。
これにより、使用時に足場から請求項2記載の発明が外れるリスクを一層低減するという作用を有する。
上記構成の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明と同じ作用に加えて、足場の下面側に配設される水平材に設けられる押上げ構造は、平板状の足場を鉛直上方側に押し上げて、足場の上面側に配設される水平材の下面に、足場の上面を押し付けて、足場の上面側に配設される突条とその近傍に配設される水平材との係止構造を強固にするという作用を有する。
これにより、使用時に足場から請求項2記載の発明が外れるリスクを一層低減するという作用を有する。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の間接活線工具保持用アタッチメントであって、押上げ構造は、下面側の水平材を貫通して設けられるネジであることを特徴とするものである。
上記構成の請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明と同じ作用に加えて、押上げ構造としてネジを用いることで、請求項3記載の発明の使用時に、押上げ構造に緩みが生じるのを妨げるという作用を有する。
この結果、足場に請求項3記載の発明をより強固に装着させるという作用を有する。
上記構成の請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明と同じ作用に加えて、押上げ構造としてネジを用いることで、請求項3記載の発明の使用時に、押上げ構造に緩みが生じるのを妨げるという作用を有する。
この結果、足場に請求項3記載の発明をより強固に装着させるという作用を有する。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の間接活線工具保持用アタッチメントであって、枠体は、この枠体を高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの開口縁に掛着するためのフックを備えていることを特徴とするものである。
上記構成の請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載の発明と同じ作用に加えて、枠体がフックを備えていることで、請求項4記載の発明を高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの開口縁に掛着することを可能にするという作用を有する。
この結果、請求項4記載の発明を用いることで、高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの開口縁に間接活線工具を仮置きすることを可能になる。
上記構成の請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載の発明と同じ作用に加えて、枠体がフックを備えていることで、請求項4記載の発明を高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの開口縁に掛着することを可能にするという作用を有する。
この結果、請求項4記載の発明を用いることで、高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの開口縁に間接活線工具を仮置きすることを可能になる。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の間接活線工具保持用アタッチメントであって、フックは、枠体を貫通して取設される第2のネジを用いて、枠体に着脱可能に取設されていることを特徴とするものである。
上記構成の請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明と同じ作用に加えて、枠体にフックを、枠体を貫通して取設される第2のネジを用いて着脱可能に取設することで、請求項5記載の発明の使用時に、間接活線工具の重みで枠体からフックが外れるリスクを低減するという作用を有する。
上記構成の請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明と同じ作用に加えて、枠体にフックを、枠体を貫通して取設される第2のネジを用いて着脱可能に取設することで、請求項5記載の発明の使用時に、間接活線工具の重みで枠体からフックが外れるリスクを低減するという作用を有する。
請求項6記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の間接活線工具保持用アタッチメントであって、フックは、その折り返し部が鉛直下方側を向いた状態で枠体に取設されていることを特徴とするものである。
上記構成の請求項6記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の発明と同じ作用に加えて、フックを、その折り返し部を鉛直下方側に向けて枠体に取設しておくことで、足場への枠体の装着時には、例えば、作業袋や作業用具等を係止しておくためのフックとして用いることができる。
請求項6記載の発明を高所作業車又は多関節高所作業車の開口縁に掛着する場合は、請求項6記載の発明が上下反転された状態となるが、本願発明に係る間接活線工具ホルダーは筒状であるため、その上下を反転させても支障なく間接活線工具を保持できる。
上記構成の請求項6記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の発明と同じ作用に加えて、フックを、その折り返し部を鉛直下方側に向けて枠体に取設しておくことで、足場への枠体の装着時には、例えば、作業袋や作業用具等を係止しておくためのフックとして用いることができる。
請求項6記載の発明を高所作業車又は多関節高所作業車の開口縁に掛着する場合は、請求項6記載の発明が上下反転された状態となるが、本願発明に係る間接活線工具ホルダーは筒状であるため、その上下を反転させても支障なく間接活線工具を保持できる。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の間接活線工具保持用アタッチメントであって、枠体は、これを把持するための長孔を具備していることを特徴とするものである。
上記構成の請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のそれぞれに記載の発明と同じ作用に加えて、枠体に長孔を形成しておくことで、この長孔に手を差し入れて枠体を把持することを可能にする。この結果、足場や高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの開口縁に、請求項7記載の発明を着脱させる際のハンドリングを容易にするという作用を有する。
上記構成の請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のそれぞれに記載の発明と同じ作用に加えて、枠体に長孔を形成しておくことで、この長孔に手を差し入れて枠体を把持することを可能にする。この結果、足場や高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの開口縁に、請求項7記載の発明を着脱させる際のハンドリングを容易にするという作用を有する。
本発明の請求項1記載の発明によれば、電柱に着脱可能に装着される足場の外縁近傍に、作業員が足場に立ったまま間接活線工具を仮置きしたり又は取り出すことのできる間接活線工具保持用具を提供することができる。
また、請求項1記載の発明は、足場に取設して使用できるので、間接活線工具を保持するための器具を別途電柱に取付ける必要がない。
この結果、電柱における間接活線作業時の作業性を向上できる。また、枠体に間接活線工具ホルダーを複数備える場合は、複数の間接活線工具を足場に仮置きすることが可能になり、作業内容に応じた工具の交換が容易になる。この点からも電柱における間接活線作業時の作業性を向上できる。
また、水平材を足場の上面側と下面側に配設し、足場の上面側に形成される突条にこの水平材を係止させることで、複雑な固定構造等を用いることなく請求項1記載の発明を足場に固定することができる。
この結果、請求項1記載の発明の構造をシンプルにできるので、請求項1記載の発明を廉価に提供できるというメリットもある。
さらに、請求項1記載の発明では、棒状の柄を有する間接活線工具を垂直に立てた状態で仮置きできるので、請求項1記載の発明を足場に装着し、さらに、この請求項1記載の発明に間接活線工具を仮置きした場合の、足場とそれに付随する器具の平面形状をコンパクトにできる。よって、請求項1記載の発明によれば、狭小スペースで作業する場合であっても、多数の間接活線工具をコンパクトに仮置きしておくことができる。
また、請求項1記載の発明は、足場に取設して使用できるので、間接活線工具を保持するための器具を別途電柱に取付ける必要がない。
この結果、電柱における間接活線作業時の作業性を向上できる。また、枠体に間接活線工具ホルダーを複数備える場合は、複数の間接活線工具を足場に仮置きすることが可能になり、作業内容に応じた工具の交換が容易になる。この点からも電柱における間接活線作業時の作業性を向上できる。
また、水平材を足場の上面側と下面側に配設し、足場の上面側に形成される突条にこの水平材を係止させることで、複雑な固定構造等を用いることなく請求項1記載の発明を足場に固定することができる。
この結果、請求項1記載の発明の構造をシンプルにできるので、請求項1記載の発明を廉価に提供できるというメリットもある。
さらに、請求項1記載の発明では、棒状の柄を有する間接活線工具を垂直に立てた状態で仮置きできるので、請求項1記載の発明を足場に装着し、さらに、この請求項1記載の発明に間接活線工具を仮置きした場合の、足場とそれに付随する器具の平面形状をコンパクトにできる。よって、請求項1記載の発明によれば、狭小スペースで作業する場合であっても、多数の間接活線工具をコンパクトに仮置きしておくことができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同じ効果に加えて、押上げ構造を備えることで、足場の上面に形成される突条と、足場の上面側に形成される水平材との係止構造をより強固にできる。
この結果、請求項2記載の発明が足場から外れるのを一層確実に防止することができる。これにより、請求項2記載の発明の落下事故等を一層確実に防止できるので、作業時の安全性を大幅に向上できる。
なお、請求項2記載の発明に使用可能な押上げ構造としては、バネ等の弾性材や、ネジ等がある。
この結果、請求項2記載の発明が足場から外れるのを一層確実に防止することができる。これにより、請求項2記載の発明の落下事故等を一層確実に防止できるので、作業時の安全性を大幅に向上できる。
なお、請求項2記載の発明に使用可能な押上げ構造としては、バネ等の弾性材や、ネジ等がある。
請求項3記載の発明によれば、ネジにより請求項3記載の発明を足場にしっかりと固定することができる。この結果、請求項3記載の発明の使用時に、足場の上面側に配設される水平材の浮き上がりを確実に防止することができる。
よって、請求項3記載の発明によれば、請求項2に記載の発明に比べて、一層強固にかつ確実に足場に固定することができる。
この結果、足場を用いた間接活線作業時の安全性を一層向上させることができる。
よって、請求項3記載の発明によれば、請求項2に記載の発明に比べて、一層強固にかつ確実に足場に固定することができる。
この結果、足場を用いた間接活線作業時の安全性を一層向上させることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載の発明と同じ効果に加えて、請求項4記載の発明を高所作業車又は多関節高所作業車における間接活栓工具の保持用具としても使用することができる。
よって、請求項4記載の発明によれば汎用性の高い間接活線工具保持用アタッチメントを提供することができる。
よって、請求項4記載の発明によれば汎用性の高い間接活線工具保持用アタッチメントを提供することができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明と同じ効果に加えて、フックが枠体を貫通して設けられる第2のネジにより固定されることで、枠体にフックを強固に固定することができる。
この場合、多数の間接活線工具を請求項5記載の発明に仮置きした場合でも、枠体からフックが外れるリスクを低減することができる。
この結果、請求項5記載の発明を使用する場合の安全性を大幅に向上できる。
この場合、多数の間接活線工具を請求項5記載の発明に仮置きした場合でも、枠体からフックが外れるリスクを低減することができる。
この結果、請求項5記載の発明を使用する場合の安全性を大幅に向上できる。
請求項6記載の発明は、請求項4又は請求項3記載の発明と同じ効果に加えて、請求項6記載の発明を足場に装着した際に、高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの開口縁に枠体を掛着するためのフックを、工具袋や作業用具を係止するためのフックとしても利用することができる。
よって、請求項6記載の発明によれば、より汎用性の高い間接活線工具保持用アタッチメントを提供することができる。
よって、請求項6記載の発明によれば、より汎用性の高い間接活線工具保持用アタッチメントを提供することができる。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のそれぞれに記載の発明と同じ効果に加えて、長孔を備えることで枠体の持ち運びが容易になる。この結果、足場への請求項7記載の発明の着脱作業が容易になる。よって、より取り扱いが容易な間接活線工具保持用アタッチメントを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントについて図1乃至図7を参照しながら詳細に説明する。
本実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントの概要について図1,2を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントの概念図であり、図2はそのA−A線矢視断面図である。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、例えば、特許文献1に開示されるような、電柱の周側面に着脱可能に垂設される平板状の足場(作業用足台)においてこの電柱に垂設されない側の端部に着脱可能に装着されて、1つ以上の間接活線工具を仮置きするためのものである。
このような間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、図1,2に示すように、一対の側板2a,2bと、これらの端部をつなぐように配設される端板2cとからなるコ字状(略コ字状の概念も含む)の枠体2と、この枠体2において側板2a,側板2bをつなぐように渡設される水平材3(例えば、3a〜3c)と、枠体2の外側面にその中心軸を鉛直方向に配しながら取設される少なくとも1つの筒状の間接活線工具ホルダー4とにより構成されるものである。
また、枠体2に設けられる水平材3のそれぞれは、同じレベルに渡設されているのではなく、特許文献1に開示されるような平板状の足場(以下に示す図3の足場11を参照)を水平方向に挿入して装着できるよう、鉛直方向(垂直方向)に隙間Bを形成するように少なくとも2本の水平材3が側板2a,2bの間に渡設されている。
なお、図1,2には水平材3として水平材3a〜3cを設ける場合を例に挙げて説明しているが、水平材3の数や配設位置は図示される数や位置に特定される必要はなく、隙間Bを形成できるのであれば水平材3の数は2本以上の任意の数に設定することができる。また、特に水平材3を3本設ける場合は、足場に枠体2を装着した際の安定性を向上できるというメリットがある。さらに、水平材3を4本以上設けた場合は、枠体2の強度を高めるとともに足場への装着時の安定性を一層高めることができるというメリットがある。
また、図1,2では細長平板状の水平材3を用いる場合を例に挙げて説明しているが、水平材3は幅広平板状のものを使用してもよい。あるいは、後段においてより詳細に説明するが、電柱に取設される足場の上面に突設される突条と干渉しないよう水平材3を配設すればよい。
図1は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントの概念図であり、図2はそのA−A線矢視断面図である。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、例えば、特許文献1に開示されるような、電柱の周側面に着脱可能に垂設される平板状の足場(作業用足台)においてこの電柱に垂設されない側の端部に着脱可能に装着されて、1つ以上の間接活線工具を仮置きするためのものである。
このような間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、図1,2に示すように、一対の側板2a,2bと、これらの端部をつなぐように配設される端板2cとからなるコ字状(略コ字状の概念も含む)の枠体2と、この枠体2において側板2a,側板2bをつなぐように渡設される水平材3(例えば、3a〜3c)と、枠体2の外側面にその中心軸を鉛直方向に配しながら取設される少なくとも1つの筒状の間接活線工具ホルダー4とにより構成されるものである。
また、枠体2に設けられる水平材3のそれぞれは、同じレベルに渡設されているのではなく、特許文献1に開示されるような平板状の足場(以下に示す図3の足場11を参照)を水平方向に挿入して装着できるよう、鉛直方向(垂直方向)に隙間Bを形成するように少なくとも2本の水平材3が側板2a,2bの間に渡設されている。
なお、図1,2には水平材3として水平材3a〜3cを設ける場合を例に挙げて説明しているが、水平材3の数や配設位置は図示される数や位置に特定される必要はなく、隙間Bを形成できるのであれば水平材3の数は2本以上の任意の数に設定することができる。また、特に水平材3を3本設ける場合は、足場に枠体2を装着した際の安定性を向上できるというメリットがある。さらに、水平材3を4本以上設けた場合は、枠体2の強度を高めるとともに足場への装着時の安定性を一層高めることができるというメリットがある。
また、図1,2では細長平板状の水平材3を用いる場合を例に挙げて説明しているが、水平材3は幅広平板状のものを使用してもよい。あるいは、後段においてより詳細に説明するが、電柱に取設される足場の上面に突設される突条と干渉しないよう水平材3を配設すればよい。
なお、図1では円筒状の間接活線工具ホルダー4を用いる場合を例に挙げて説明しているが、間接活線工具ホルダー4の形状は必ずしも円筒状である必要はなく、例えば、角筒やその他任意の断面形状を有する筒体でもよい。
さらに、この間接活線工具ホルダー4を構成する筒体の中空部の軸方向に対する垂直断面径は、間接活線工具ホルダー4において保持しようとする間接活線工具を構成する棒状の柄の径よりも大きく、かつ、この柄に取設される膨大部や鍔の軸方向に対する垂直断面径よりも小さく設定されている必要がある。
上述のように間接活線工具ホルダー4の中空部の径を設定しておくことで、間接活線工具ホルダー4の開口端において間接活線工具を係止しておくことができる。すなわち、間接活線工具ホルダー4に間接活線工具を垂直に立てた状態で保持しておくことができる。
また、間接活線工具ホルダー4は、枠体2に一体に固設しておいてもよいし、着脱可能に取設してもよい。特に、後者の場合は、狭小部に立設される電柱に足場を設けて作業を行う際に、足場の取付けに障害となる位置の間接活線工具ホルダー4を取り外しておくことができるというメリットがある。
さらに、この間接活線工具ホルダー4を構成する筒体の中空部の軸方向に対する垂直断面径は、間接活線工具ホルダー4において保持しようとする間接活線工具を構成する棒状の柄の径よりも大きく、かつ、この柄に取設される膨大部や鍔の軸方向に対する垂直断面径よりも小さく設定されている必要がある。
上述のように間接活線工具ホルダー4の中空部の径を設定しておくことで、間接活線工具ホルダー4の開口端において間接活線工具を係止しておくことができる。すなわち、間接活線工具ホルダー4に間接活線工具を垂直に立てた状態で保持しておくことができる。
また、間接活線工具ホルダー4は、枠体2に一体に固設しておいてもよいし、着脱可能に取設してもよい。特に、後者の場合は、狭小部に立設される電柱に足場を設けて作業を行う際に、足場の取付けに障害となる位置の間接活線工具ホルダー4を取り外しておくことができるというメリットがある。
次に、図3を参照しながら本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの足場への装着状態及びその手順について詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントを足場に装着した状態を示す断面図である。なお、図1,2に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図3に示すように、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、平板状の足場11の端部に装着して使用するものである。
特許文献1に開示される足場11は、その上面11cに作業時の滑り止めとして、足場11の伸長方向に直交する向きに突設される突条11a,11bを備えている。
そして、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aでは、足場11の上面11c上に形成される突条11a,11bに水平材3a,3cをそれぞれ係止させることで、足場11からの枠体2の外れを防止している。
なお、図3では足場11の上面11cに形成される突条11a,11bの全てに水平材3を係止する場合を例に挙げて説明しているが、足場11に形成される突条のうちの少なくとも1つに水平材3が係止されていれば、枠体2の外れを防止することができる。
そして、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの枠体2を、水平材3と、足場11の上面11c側に配設される突条(例えば、突条11a,11b)との係止構造を利用して着脱可能に固定する場合は、突条(例えば、突条11a,11b)の電柱に近い側(図3における紙面左側)に水平材3を配設しておく必要がある。つまり、枠体2の引き抜き動作(図3における紙面右側に枠体2を引き抜く動作、図2中に符号Cで示す方向の逆方向)に抗うように水平材3を配設しておく必要がある。
図3は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントを足場に装着した状態を示す断面図である。なお、図1,2に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図3に示すように、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、平板状の足場11の端部に装着して使用するものである。
特許文献1に開示される足場11は、その上面11cに作業時の滑り止めとして、足場11の伸長方向に直交する向きに突設される突条11a,11bを備えている。
そして、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aでは、足場11の上面11c上に形成される突条11a,11bに水平材3a,3cをそれぞれ係止させることで、足場11からの枠体2の外れを防止している。
なお、図3では足場11の上面11cに形成される突条11a,11bの全てに水平材3を係止する場合を例に挙げて説明しているが、足場11に形成される突条のうちの少なくとも1つに水平材3が係止されていれば、枠体2の外れを防止することができる。
そして、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの枠体2を、水平材3と、足場11の上面11c側に配設される突条(例えば、突条11a,11b)との係止構造を利用して着脱可能に固定する場合は、突条(例えば、突条11a,11b)の電柱に近い側(図3における紙面左側)に水平材3を配設しておく必要がある。つまり、枠体2の引き抜き動作(図3における紙面右側に枠体2を引き抜く動作、図2中に符号Cで示す方向の逆方向)に抗うように水平材3を配設しておく必要がある。
さらに、足場11からの枠体2の外れを一層確実に防止するために、上述のような水平材3と足場11の上面11c側に形成される突条との係止構造に加えて、枠体2を足場11に固定するための固定構造を設けてもよい。
より具体的にはこのような固定構造は、図3に示すように、足場11をその下面側から鉛直上方に押し上げて、足場11の上面11c側に配設される水平材3(例えば、水平材3a,3c)の下面に、足場11の上面11cを押し当てて、足場11に形成される突条(例えば、突条11a,11b)と水平材3(例えば、水平材3a,3c)との係止構造を一層強固にするために設けられるものであり、足場11の押上げ構造である。
このような足場11の押上げ構造の具体的な様態としては、例えば、図3に示すような第1のネジ5がある。この場合、第1のネジ5の上端を足場11の下面11dに直接押し当ててもよいが、第1のネジ5の上端に当接板5aを設けておき、第1のネジ5による押圧力がこの当接板5aを介して足場11に伝達されるよう構成してもよい。この場合、より安定した状態で第1のネジ5により足場11を押し上げて固定することができる。
また、第1のネジ5が当接板5aを備える場合は、第1のネジ5の上端が接触することによる足場11の損傷を防止できる。
より具体的にはこのような固定構造は、図3に示すように、足場11をその下面側から鉛直上方に押し上げて、足場11の上面11c側に配設される水平材3(例えば、水平材3a,3c)の下面に、足場11の上面11cを押し当てて、足場11に形成される突条(例えば、突条11a,11b)と水平材3(例えば、水平材3a,3c)との係止構造を一層強固にするために設けられるものであり、足場11の押上げ構造である。
このような足場11の押上げ構造の具体的な様態としては、例えば、図3に示すような第1のネジ5がある。この場合、第1のネジ5の上端を足場11の下面11dに直接押し当ててもよいが、第1のネジ5の上端に当接板5aを設けておき、第1のネジ5による押圧力がこの当接板5aを介して足場11に伝達されるよう構成してもよい。この場合、より安定した状態で第1のネジ5により足場11を押し上げて固定することができる。
また、第1のネジ5が当接板5aを備える場合は、第1のネジ5の上端が接触することによる足場11の損傷を防止できる。
なお、図3では、足場11の押上げ構造として第1のネジ5を用いる場合を例に挙げて説明しているが、第1のネジ5以外にもバネ等の弾性材を用いても同様の効果を発揮させることができる。
この場合は、足場11の下面11d側に配設される水平材3(例えば、水平材3b)の上面に弾性材を設けておくことで(図示せず)、足場11に枠体2を装着した際に、水平材3bの上面に設けられる弾性材により足場11を鉛直上方側に押し上げることができる。
この場合、足場11の押上げ構造として第1のネジ5を用いる場合に比べて、第1のネジ5の締め付け作業又はその解除を行う必要がないので便利である。
この場合は、足場11の下面11d側に配設される水平材3(例えば、水平材3b)の上面に弾性材を設けておくことで(図示せず)、足場11に枠体2を装着した際に、水平材3bの上面に設けられる弾性材により足場11を鉛直上方側に押し上げることができる。
この場合、足場11の押上げ構造として第1のネジ5を用いる場合に比べて、第1のネジ5の締め付け作業又はその解除を行う必要がないので便利である。
ここで、図1乃至図3を参照しながら、足場11への本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの装着手順について説明する。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、電柱に足場11を取設した後に装着してもよいし、間接活線工具保持用アタッチメント1Aが装着された足場11を電柱に取設してもよい。
足場11の電柱に取設されない側の端部(開放端)に本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを装着するには、枠体2の側板2a,2bに渡設される水平材3(例えば、水平材3a〜3c)により形成される隙間Bに(図2を参照)、水平材3aから水平材3cに向かう方向に(図2中の符号Cで示す方向に)足場11の開放端を挿入して、図3に示すように、足場11の上面11c側に形成される突条(例えば、突条11a,11b)の少なくとも1つと、水平材3とにより係止構造を形成させればよい。
この後、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aが枠体2の固定構造として、例えば、第1のネジ5を備える場合は、第1のネジ5の操作用つまみ5bを回動操作して、水平材3(例えば、水平材3b)の上面側に第1のネジ5の上端を押し出して、第1のネジ5の上端で(第1のネジ5の上端に当接板5aを備える場合は、当接板5aにより)足場11を鉛直上方に押し上げて、足場11の上面11cを、足場11の上面11c側に配設される水平材3(例えば、水平材3a,3c)の下面に密着させればよい。
なお、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aにおいては、第1のネジ5(足場11の押上げ構造)を備えない場合でも、隙間Bの鉛直方向における幅は、足場11上に形成される突条(例えば、突条11a,11b)の高さを含まない足場11の厚みよりも大きく設定しておく必要がある。そうでない場合は、隙間Bに突条を有する足場11を挿設することができない。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、電柱に足場11を取設した後に装着してもよいし、間接活線工具保持用アタッチメント1Aが装着された足場11を電柱に取設してもよい。
足場11の電柱に取設されない側の端部(開放端)に本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを装着するには、枠体2の側板2a,2bに渡設される水平材3(例えば、水平材3a〜3c)により形成される隙間Bに(図2を参照)、水平材3aから水平材3cに向かう方向に(図2中の符号Cで示す方向に)足場11の開放端を挿入して、図3に示すように、足場11の上面11c側に形成される突条(例えば、突条11a,11b)の少なくとも1つと、水平材3とにより係止構造を形成させればよい。
この後、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aが枠体2の固定構造として、例えば、第1のネジ5を備える場合は、第1のネジ5の操作用つまみ5bを回動操作して、水平材3(例えば、水平材3b)の上面側に第1のネジ5の上端を押し出して、第1のネジ5の上端で(第1のネジ5の上端に当接板5aを備える場合は、当接板5aにより)足場11を鉛直上方に押し上げて、足場11の上面11cを、足場11の上面11c側に配設される水平材3(例えば、水平材3a,3c)の下面に密着させればよい。
なお、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aにおいては、第1のネジ5(足場11の押上げ構造)を備えない場合でも、隙間Bの鉛直方向における幅は、足場11上に形成される突条(例えば、突条11a,11b)の高さを含まない足場11の厚みよりも大きく設定しておく必要がある。そうでない場合は、隙間Bに突条を有する足場11を挿設することができない。
続いて、図4を参照しながら本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの使用方法について説明する。
図4は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントの使用状態を示す側面図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
上述のように本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを足場11の電柱に取設されない側の端部(開放端)に係止してから、枠体2の外側面に取設される間接活線工具ホルダー4の中空部に間接活線工具である、例えば、ホットスティック12や絶縁操作棒13の柄を挿入すればよい。
この場合、ホットスティック12や絶縁操作棒13の、膨大部12aや鍔13aがフック6の開放部に係止されて、間接活線工具がフック6に立設された状態となる。この結果、間接活線工具である、例えば、ホットスティック12や絶縁操作棒13は、足場11の開放端の近傍において垂直に立った状態で保持されるので、作業者は、足場11に立ったままの状態で間接活線工具ホルダー4から間接活線工具を引き抜いて取り出したり、あるいは、仮置きすることができる。
図4は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントの使用状態を示す側面図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
上述のように本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを足場11の電柱に取設されない側の端部(開放端)に係止してから、枠体2の外側面に取設される間接活線工具ホルダー4の中空部に間接活線工具である、例えば、ホットスティック12や絶縁操作棒13の柄を挿入すればよい。
この場合、ホットスティック12や絶縁操作棒13の、膨大部12aや鍔13aがフック6の開放部に係止されて、間接活線工具がフック6に立設された状態となる。この結果、間接活線工具である、例えば、ホットスティック12や絶縁操作棒13は、足場11の開放端の近傍において垂直に立った状態で保持されるので、作業者は、足場11に立ったままの状態で間接活線工具ホルダー4から間接活線工具を引き抜いて取り出したり、あるいは、仮置きすることができる。
よって、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aによれば、足場11の開放端側に長尺状の間接活線工具を垂直に立てた状態で仮置きすることができる。この場合、間接活線工具は鉛直方向に伸長した状態で保持されるので、多数の間接活線工具を仮置きした場合でも、平面方向における間接活線工具の占有面積はわずかであるため、足場11の設置場所が狭小部であっても多数の間接活線工具をコンパクトに一時置きすることができる。
また、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを用いる場合は、足場11の上面11c上に間接活線工具を突出させた状態で仮置きしておくことができるので、足場11にいる作業者にとって間接活線工具の取り出しや仮置きが極めて容易である。これにより、電柱上において足場11及び間接活線工具を用いて作業する際の作業性を大幅に向上できる。
さらに、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aによれば、間接活線工具ホルダー4を複数個備えることで、1つの間接活線工具保持用アタッチメント1Aを用いて複数の間接活線工具を個別に分離させた状態で着脱容易に保持しておくことができるというメリットがある。
この場合、工具袋に間接活線工具を収容したままの状態で保持する場合に比べて、目的とする間接活線工具の取り出しが特に容易になる。よって、この点からも電柱における間接活線作業時の作業性を向上できる。
また、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを用いる場合は、足場11の上面11c上に間接活線工具を突出させた状態で仮置きしておくことができるので、足場11にいる作業者にとって間接活線工具の取り出しや仮置きが極めて容易である。これにより、電柱上において足場11及び間接活線工具を用いて作業する際の作業性を大幅に向上できる。
さらに、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aによれば、間接活線工具ホルダー4を複数個備えることで、1つの間接活線工具保持用アタッチメント1Aを用いて複数の間接活線工具を個別に分離させた状態で着脱容易に保持しておくことができるというメリットがある。
この場合、工具袋に間接活線工具を収容したままの状態で保持する場合に比べて、目的とする間接活線工具の取り出しが特に容易になる。よって、この点からも電柱における間接活線作業時の作業性を向上できる。
なお、図1乃至図4では枠体2の外側面上に6つの間接活線工具ホルダー4を設ける場合を例に挙げて説明しているが、間接活線工具ホルダー4の数は図示される数に特定される必要はなく、これよりも多くても少なくともよい。
また、枠体2を構成する側板2a,2bの水平方向の長さを長くすることで、より多くの間接活線工具ホルダー4を枠体2に取設することが可能になる。
また、図1乃至図4では枠体2を構成する側板2a,2bのみに間接活線工具ホルダー4を設けているが、端板2cの外側面上に間接活線工具ホルダー4を設けてもよい。
また、枠体2を構成する側板2a,2bの水平方向の長さを長くすることで、より多くの間接活線工具ホルダー4を枠体2に取設することが可能になる。
また、図1乃至図4では枠体2を構成する側板2a,2bのみに間接活線工具ホルダー4を設けているが、端板2cの外側面上に間接活線工具ホルダー4を設けてもよい。
ここで本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの他の使用例について図5,6を参照しながら説明する。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの枠体2に、フックを取り付けることで、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの間接活線工具ホルダーとしても使用することができる。
図5は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントにフックを取り付けた状態を示す断面図である。また、図6は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントを高所作業車又は多関節高所作業車のバケットに装着した状態を示す概念図である。なお、図1乃至図4に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aにフック6を設ける場合は、図5に示すように、枠体2に取設するとよい。この場合、フック6は枠体2に一体に固設してもよいし、枠体2に着脱可能に固設してもよい。
後者の場合は、例えば、フック6を構成する部材で枠体2を挟持し、このフック6を構成する部材と枠体2とを、これらを貫通して取設される第2のネジ7及び固定材8により固定してもよい。
なお、枠体2におけるフック6の取付け位置を特定する必要は特にないが、枠体2の端板2cにフック6取設することで、足場11の伸長方向における左右両サイドに間接活線工具ホルダー4を取設することができる。この場合、足場11上で作業する作業者からより近い位置に間接活線工具(例えば、ホットスティック12や絶縁操作棒13等)を仮置きしておくことができるので、その作業性を向上できるというメリットがある。
また、上述のように第2のネジ7及び固定材8を用いてフック6を枠体2に取設する場合は、第2のネジ7を挿通させるためのネジ挿通孔10を予め枠体2に設けておく必要がある。このネジ挿通孔10を備えることで、フック6の取付け位置が特定されるので、枠体2の適切な位置にフック6を取り付けることができる。
この場合、バケット14に取付けた本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aがバランスを崩してバケット14の開口縁14aから外れて落下事故等が起こるリスクを低減することができる。よって、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを使用する際の安全性を大幅に向上できる。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの枠体2に、フックを取り付けることで、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの間接活線工具ホルダーとしても使用することができる。
図5は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントにフックを取り付けた状態を示す断面図である。また、図6は本発明の実施の形態に係る間接活線工具保持用アタッチメントを高所作業車又は多関節高所作業車のバケットに装着した状態を示す概念図である。なお、図1乃至図4に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aにフック6を設ける場合は、図5に示すように、枠体2に取設するとよい。この場合、フック6は枠体2に一体に固設してもよいし、枠体2に着脱可能に固設してもよい。
後者の場合は、例えば、フック6を構成する部材で枠体2を挟持し、このフック6を構成する部材と枠体2とを、これらを貫通して取設される第2のネジ7及び固定材8により固定してもよい。
なお、枠体2におけるフック6の取付け位置を特定する必要は特にないが、枠体2の端板2cにフック6取設することで、足場11の伸長方向における左右両サイドに間接活線工具ホルダー4を取設することができる。この場合、足場11上で作業する作業者からより近い位置に間接活線工具(例えば、ホットスティック12や絶縁操作棒13等)を仮置きしておくことができるので、その作業性を向上できるというメリットがある。
また、上述のように第2のネジ7及び固定材8を用いてフック6を枠体2に取設する場合は、第2のネジ7を挿通させるためのネジ挿通孔10を予め枠体2に設けておく必要がある。このネジ挿通孔10を備えることで、フック6の取付け位置が特定されるので、枠体2の適切な位置にフック6を取り付けることができる。
この場合、バケット14に取付けた本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aがバランスを崩してバケット14の開口縁14aから外れて落下事故等が起こるリスクを低減することができる。よって、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aを使用する際の安全性を大幅に向上できる。
さらに、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aにフック6を設ける場合、図5に示すように、フック6の折り返し部6aを鉛直下方側に向けるようにして枠体2にフック6を取り付けてもよい。
この場合、図6に示すように、先の図5に示すようにフック6を備えた間接活線工具保持用アタッチメント1Aを、その上下を反転させた状態で高所作業車又は多関節高所作業車のバケット14の開口縁14aに掛着させることになる。
そして、図5に示すように、フック6を構成する部材により枠体2を挟持するようにフック6を取り付けた場合は、図6に示すように、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aをバケット14の開口縁14aに取付けた際に、間接活線工具ホルダー4に保持される間接活線工具の荷重が、第2のネジ7のみならずフック6によっても支持されるので、枠体2からフック6が外れるリスクを一層低減できる。よって、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの使用時の安全性を大幅に高めることができる。
この場合、図6に示すように、先の図5に示すようにフック6を備えた間接活線工具保持用アタッチメント1Aを、その上下を反転させた状態で高所作業車又は多関節高所作業車のバケット14の開口縁14aに掛着させることになる。
そして、図5に示すように、フック6を構成する部材により枠体2を挟持するようにフック6を取り付けた場合は、図6に示すように、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aをバケット14の開口縁14aに取付けた際に、間接活線工具ホルダー4に保持される間接活線工具の荷重が、第2のネジ7のみならずフック6によっても支持されるので、枠体2からフック6が外れるリスクを一層低減できる。よって、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aの使用時の安全性を大幅に高めることができる。
また、特にフック6をその折り返し部6aが鉛直下方側を向くように枠体2に取設する場合は、図5に示すような向きで足場11に間接活線工具保持用アタッチメント1Aが装着されるので、バケット14の開口縁14aに掛着させるためのフック6を、図示しない工具袋やその他の工具を掛止しておくためのフックとして利用することができる。
また、図6に示すように、高所作業車又は多関節高所作業車のバケット14の開口縁14aにフック6を備えた間接活線工具保持用アタッチメント1Aを掛着することで、バケット14の開口縁14aに間接活線工具(例えば、ホットスティック12や絶縁操作棒13等)を仮置きしておくことができる。
この場合、バケット14上での間接活線工具を用いた作業の作業性を大幅に向上できる。さらに、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、不使用時にはバケット14から容易に取り外すことができるので、その利便性も高い。
このように本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、フック6を備えることでその汎用性を向上させることができる。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aでは、間接活線工具ホルダー4の形態が筒状であるからこそ、間接活線工具保持用アタッチメント1Aの上下を反転させても、支障なく間接活線工具ホルダー4に柄のある間接活線工具を仮置きすることができる。
また、図6に示すように、高所作業車又は多関節高所作業車のバケット14の開口縁14aにフック6を備えた間接活線工具保持用アタッチメント1Aを掛着することで、バケット14の開口縁14aに間接活線工具(例えば、ホットスティック12や絶縁操作棒13等)を仮置きしておくことができる。
この場合、バケット14上での間接活線工具を用いた作業の作業性を大幅に向上できる。さらに、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、不使用時にはバケット14から容易に取り外すことができるので、その利便性も高い。
このように本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、フック6を備えることでその汎用性を向上させることができる。
本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aでは、間接活線工具ホルダー4の形態が筒状であるからこそ、間接活線工具保持用アタッチメント1Aの上下を反転させても、支障なく間接活線工具ホルダー4に柄のある間接活線工具を仮置きすることができる。
さらに、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Aは、図1乃至図5に示すように作業者の手を差し入れて枠体2を把持するための長孔9を備えていてもよい。この場合、作業者が足場11に間接活線工具保持用アタッチメント1Aの装着又は取り外しを行う際に、枠体2に形成される長孔9に手を差し入れて枠体2を把持することができる。この場合、足場11への間接活線工具保持用アタッチメント1Aの装着又は取り外し作業が容易になる。
なお、枠体2における長孔9の穿設位置を特定する必要は特にないが、間接活線工具保持用アタッチメント1Aの着脱時の操作性を良好にするためには枠体2の端板2cに長孔9を穿設しておくとよい。
さらに、同様の目的で枠体2に長孔9を穿設する代わりに、取っ手(図示せず)を設けておいてもよい。この場合も、枠体2に長孔9を設ける場合と同様の効果が期待できる。なお、長孔9に代えて取っ手を設ける場合は、フック6と干渉しない位置に取っ手を設ける必要がある。
なお、枠体2における長孔9の穿設位置を特定する必要は特にないが、間接活線工具保持用アタッチメント1Aの着脱時の操作性を良好にするためには枠体2の端板2cに長孔9を穿設しておくとよい。
さらに、同様の目的で枠体2に長孔9を穿設する代わりに、取っ手(図示せず)を設けておいてもよい。この場合も、枠体2に長孔9を設ける場合と同様の効果が期待できる。なお、長孔9に代えて取っ手を設ける場合は、フック6と干渉しない位置に取っ手を設ける必要がある。
最後に図7を参照しながら本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメントの変形例について詳細に説明する。
図7は本実施の形態の変形例に係る間接活線工具保持用アタッチメントの概念図である。
本実施の形態の変形例に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Bは、先に図1乃至図6を参照して説明した間接活線工具保持用アタッチメント1Aとほぼ同一の形態からなるものであるが、枠体2の形態が異なっている。
より具体的には、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Bは、コ字形の枠体2に代えて、図7に示すように、対を成す側板2a,2bにおいて端板2cを備えない側の端部に補強板2dを備えた口字形の枠体2を備えてなるものである。
このような変形例に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Bでは、補強板2dが足場11の上面11c上に配設されることになるので、足場11上の往来がやや不便になると考えられるものの、枠体2が補強板2dを備えることで、枠体2の剛性が高まり、間接活線工具保持用アタッチメント1Bの強度を高めることができる。
また、補強板2dとして、例えば、金属製の平板材の両端部近傍をそれぞれ捩じって、補強板2dの中央部分の平板部を、足場11の上面11cの平面方向と平行にしたもの(図示せず)を用い、かつ、このような補強板2dの中央部分の平板部と足場11の上面11cとを密着させて補強板2dを枠体2に取設することで、このような間接活線工具保持用アタッチメント1Bを足場11に装着した際に、作業者は補強板2dを踏み越えて足場11上を移動することが可能になる。
この場合、変形例に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Bの枠体2の強度向上効果と、間接活線工具保持用アタッチメント1Bを足場11に装着した際の作業者の足場11上の移動容易性を同時に発揮させることができる。
図7は本実施の形態の変形例に係る間接活線工具保持用アタッチメントの概念図である。
本実施の形態の変形例に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Bは、先に図1乃至図6を参照して説明した間接活線工具保持用アタッチメント1Aとほぼ同一の形態からなるものであるが、枠体2の形態が異なっている。
より具体的には、本発明に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Bは、コ字形の枠体2に代えて、図7に示すように、対を成す側板2a,2bにおいて端板2cを備えない側の端部に補強板2dを備えた口字形の枠体2を備えてなるものである。
このような変形例に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Bでは、補強板2dが足場11の上面11c上に配設されることになるので、足場11上の往来がやや不便になると考えられるものの、枠体2が補強板2dを備えることで、枠体2の剛性が高まり、間接活線工具保持用アタッチメント1Bの強度を高めることができる。
また、補強板2dとして、例えば、金属製の平板材の両端部近傍をそれぞれ捩じって、補強板2dの中央部分の平板部を、足場11の上面11cの平面方向と平行にしたもの(図示せず)を用い、かつ、このような補強板2dの中央部分の平板部と足場11の上面11cとを密着させて補強板2dを枠体2に取設することで、このような間接活線工具保持用アタッチメント1Bを足場11に装着した際に、作業者は補強板2dを踏み越えて足場11上を移動することが可能になる。
この場合、変形例に係る間接活線工具保持用アタッチメント1Bの枠体2の強度向上効果と、間接活線工具保持用アタッチメント1Bを足場11に装着した際の作業者の足場11上の移動容易性を同時に発揮させることができる。
以上説明したように本発明は、電柱に着脱可能に取設される足場に取付けられて、間接活線工具を仮置きすることのできる間接活線工具保持用アタッチメントであり、配電設備やその保守点検に関する技術分野において利用可能である。
1A,1B…間接活線工具保持用アタッチメント 2…枠体 2a,2b…側板 2c…端板 2d…補強板 3a〜3c…水平材 4…間接活線工具ホルダー 5…第1のネジ(押上げ構造) 5a…当接板 5b…操作用つまみ 6…フック 6a…折り返し部 7…第2のネジ 8…固定材 9…長孔 10…ネジ挿通孔 11…足場 11a,11b…突条 11c…上面 11d…下面 12…ホットスティック(間接活線工具) 12a…膨大部 13…絶縁操作棒(間接活線工具) 13a…鍔 14…バケット 14a…開口縁
Claims (7)
- 電柱の周側面に着脱可能に垂設される平板状の足場において前記電柱に垂設されない側の端部に装着される間接活線工具保持用アタッチメントであって、
枠体と、
この枠体において平行に配設される一対の側板に渡設される複数の水平材と、
前記枠体の外側面にその中心軸を鉛直方向に配しながら取設される少なくとも1つの筒状の間接活線工具ホルダーと、を有し、
前記複数の水平材は、前記足場の上面側と下面側にそれぞれ少なくとも1つ配設され、かつ、平板状の前記足場を水平方向に挿入して装着可能に垂直方向に隙間を形成し、
前記足場の上面側に配設される水平材の少なくとも1つは、前記足場の上面側に形成される突条に係止されていることを特徴とする間接活線工具保持用アタッチメント。 - 前記下面側の水平材は、前記足場を鉛直上方側に押し上げて、前記足場の上面を前記上面側の水平材の下面に接触させる押上げ構造を備えていることを特徴とする請求項1に記載の間接活線工具保持用アタッチメント。
- 前記押上げ構造は、前記下面側の水平材を貫通して設けられるネジであることを特徴とする請求項2に記載の間接活線工具保持用アタッチメント。
- 前記枠体は、この枠体を高所作業車又は多関節高所作業車のバケットの開口縁に掛着するためのフックを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の間接活線工具保持用アタッチメント。
- 前記フックは、前記枠体を貫通して取設される第2のネジを用いて、前記枠体に着脱可能に取設されていることを特徴とする請求項4に記載の間接活線工具保持用アタッチメント。
- 前記フックは、その折り返し部が鉛直下方側を向いた状態で前記枠体に取設されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の間接活線工具保持用アタッチメント。
- 前記枠体は、これを把持するための長孔を具備していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の間接活線工具保持用アタッチメント。
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