JP2012135122A - 間接活線作業用工具収納体 - Google Patents

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Abstract

【課題】高所作業車上での作業時と電柱の柱上での作業時との双方で使用することができ、不用意な落下を生ずることがないもので、電柱への取り付け場所の選択の自由度も高く、更には、多数の間接活線作業用工具を収納することが可能な間接活線作業用工具収納体を提供する。
【解決手段】間接活線作業用工具収納体1は、絶縁ヤットコ等の間接活線作業用工具の操作棒を差すことができ且つ120度の角部11、12、13を有する有底筒状体2、3、4を備え、各有底筒状体2、3、4は、例えば高所作業車34のパケット35の平坦な側面に装着する場合には直列状に配置され、例えば電柱等の柱状立設体38の湾曲した側面に装着する場合には、角部11、12、13を集約して成る中心点Pを基点として放射状に配置されるようにして、作業環境に応じて変形させることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、間接活線作業で使用する絶縁操作棒等の間接活線作業用工具を多数収納することが可能な収納体の構造に関する。
高所作業車のバケットに搭乗して間接活線作業を行う場合における間接活線作業用工具の絶縁操作棒の収納は、例えば特許文献1に示されるように、ホットスティック収納袋を、フック等を介してバケットの外面に吊り下げたり、基部から略横方向に張り出したサブフレームにフック等を介して吊り下げたりすることにより、高所作業車のバケット近傍に吊り下げた状態として、このホットスティック収納袋に間接活線作業用工具の絶縁操作棒を差し込むことで行っていた。
また、作業員が電柱に昇柱して間接活線作業を行う場合における間接活線作業用工具の絶縁操作棒の収納は、作業員が電柱に昇柱後に、例えば特許文献2の図9や図11に示されるように、ロープで収納袋部を柱上まで吊り上げてから、同じく特許文献2の図10に示されるように、例えば電柱の柱上の足場ボルトに収納袋部に設けられた吊り下げベルトを引き掛けることにより、収納袋部を電柱に吊り下げた状態として、この収納袋部に間接活線作業用工具の絶縁操作棒を差し込むことで行っていた。
特開2006−213505号公報 特開2008−73804号公報
ここで、作業環境が違うごとに上記特許文献1に示されるホットスティック収納袋と特許文献2に示される収納袋部との2種類の間接活線作業用工具収納袋を用いる場合には、各収納袋の製造ラインが異なること等から、両者を同じ製造ラインで製造等する場合に比較すると、間接活線作業用工具収納袋全体で見た場合には製造コストが相対的に高くなることが考えられる。
このため、例えば、特許文献1に示されるホットスティック収納袋を、作業員が電柱に昇柱して間接活線作業を行う場合でも絶縁操作棒の収納に使用することにより、間接活線作業用工具収納袋を異なる作業環境下でも共通化することが考えられる。
しかしながら、特許文献1に示されるホットスティック収納袋は、高所作業車のバケット周辺に吊り下げるのに最適化された形状となっていると言えるので、電柱の柱上へのロープによる吊り上げや、電柱の足場ボルトへの吊り下げが容易ではなく、且つ電柱の足場ボルトに吊り下げた場合には、作業者の電柱の柱上での作業可能範囲を狭くして、作業者の電柱の柱上での作業を妨げるおそれがあるという不具合を有する。
その一方で、特許文献2に示される収納袋部は、収納袋部の電柱への取り付けを、足場ボルトに吊り下げ用ベルトを差し込み片を引き掛けることにより行うので、作業時に誤って足場ボルトから抜ける方向に作業者の体が収納袋部に当たって、吊り下げ用ベルトが足場ボルトから外れることにより、間接活線作業用工具の絶縁操作棒が収納されたまま収納袋部が地面に落下するおそれがあるという不都合を有する。
また、特許文献2に示されるように、収納袋部の電柱への取り付けを、電柱の足場ボルトを利用して行うことから、電柱への収納袋部の取り付け場所が限定されてしまうという不具合も生ずる。
更には、特許文献1に示されるホットスティック収納袋や特許文献2に示される収納袋部は、相対的に収納用スペースが小さく、このため、1つの収納用袋部に収納することが可能な間接活線作業用工具の絶縁操作棒の数が少なくなる。従って、多くの間接活線作業用工具の絶縁操作棒を高所作業車のバスケット周辺や電柱の柱上に収納・保管することが容易でなく、必要な数の間接活線作業用工具の絶縁操作棒を収納・保管するためには、複数のホットスティック収納袋や収納袋部を用意しなければならない場合もあった。
そこで、本発明は、高所作業車上での作業時と電柱の柱上での作業時との双方で使用することができ、不用意な落下を生ずることがないもので、電柱への取り付け場所の選択の自由度も高く、更には、多数の間接活線作業用工具を収納することが可能な間接活線作業用工具収納体を提供することを目的とする。
この発明に係る間接活線作業用工具収納体は、工具類を挿入可能な開口面積にて開口した開口部とこの開口部とは反対側に閉塞部とを有して成る有底筒状体を3つ以上にて備えることで構成され、前記有底筒状体は、いずれの有底筒状体も円周を当該有底筒状体の数に応じて等分した弧の中心角度を有する角部を備え、前記角部を中心点として前記有底筒状体全体として放射状に成るように配置することができると共に、前記角部とは反対側に位置した可撓性を有する連結部を介して隣り合う有底筒状体と連結されて、直列状に成るように配置することができ、前記有底筒状体の直列状の連結方向の両端側に位置する有底筒状体同士は、全ての有底筒状体が放射状に寄せ集められた際に、前記角部を有する側において連結機構を介して着脱可能に相互に連結することができると共に、前記有底筒状体の直列状の連結方向の中間に位置すると共に隣り合う前記有底筒状体同士は、全ての前記有底筒状体が直列状に配置された際に、前記角部を有する側と反対側において連結機構を介して着脱可能に相互に連結することができることを特徴としている(請求項1)。工具類は、例えば絶縁ヤットコ等の間接活線作業用の工具類である。有底筒状体は、例えば袋状のものであっても良い。有底筒状体の数は、例えば3つであると共に開口部側から見た形状は略五角形であり、その場合には、各有底筒状体の角部の角度はおよそ120度である。連結機構は、例えばオープンファスナー連結用具具である。
これにより、間接活線作業用工具収納体を、例えば高所作業車のパケットの平坦な側面に装着する場合には、有底筒状体を直列状に配置すると共に、直列状の連結方向の中間に位置すると共に隣り合う有底筒状体同士を、角部を有する側と反対側において連結機構を介して着脱可能に相互に連結した態様とする。
また、間接活線作業用工具収納体を、例えば電柱、その他の柱状立設体の湾曲した側方周面に装着する場合には、角部を中心点として有底筒状体全体として放射状に成るように配置すると共に、前記有底筒状体の直列状の連結方向の両端側に位置する有底筒状体同士を、連結機構を介して着脱可能に相互に連結した態様とする。
そして、この発明に係る間接活線作業用工具収納体は、被取付体に装着された取付手段と、前記有底筒状体に設けられた取付用環状部材とを係合させることにより、前記被取体に取り付けられることを特徴としている(請求項2)。ここで、被取付体とは、例えば高所作業車のパケットや、電柱、その他の柱状立設体である。取付手段とは、例えばフック部分を有する取付具であり、この取付具は、電柱、その他の柱状立設体にあっては、縛着バンドに外挿した後、この縛着バンドを電柱、その他の柱状立設体に巻き付けることにより、電柱、その他の柱状立設体に装着され、高所作業車のパケットにあっては、線状の取付部材であり、取付用環状部材に対して挿通可能な構造でパケットの側面に設けられている。
以上のように、この発明によれば、間接活線作業用工具収納体を、例えば高所作業車のパケットの平坦な側面に装着する場合には、有底筒状体を直列状に配置すると共に、直列状の連結方向の中間に位置すると共に隣り合う有底筒状体同士を、角部を有する側と反対側において連結機構を介して着脱可能に相互に連結した態様とし、例えば電柱、その他の柱状立設体の湾曲した側方周面に装着する場合には、角部を中心点として有底筒状体全体として放射状に成るように配置すると共に、前記有底筒状体の直列状の連結方向の両端側に位置する有底筒状体同士を、連結機構を介して着脱可能に相互に連結した態様とすることが可能である。このため、間接活線作業用工具収納体を、高所作業車のパケット装着用と電柱、その他の柱状立設体装着用とで共通化されるので、間接活線作業用工具収納体の数を減らすことができる。よって、作業ラインの共通化による間接活線作業用工具収納体の製造コストの削減を図ることも可能である。また、高所作業車のパケットの平坦な側面に装着するために適した態様の間接活線作業用工具収納体を無理して電柱への装着用にも使用する手法を採らないので、この発明に係る間接活線作業用工具収納体を電柱の柱上に取り付けても、電柱の柱上での作業スペースを十分に確保することができる。
また、この発明によれば、3つ以上の多数の有底筒状体を備えたものとなっているため、電柱、その他の柱状立設体の柱上での間接活線作業であっても、この柱上に多くの間接活線作業用工具を収納し保管することが可能であるので、間接活線作業中に間接活線作業用工具を下から吊り上げり、用済みとなった間接活線作業用工具を降ろしたりする作業が不要となることから、間接活線作業の簡便化、短時間化を図ることもできる。
特に請求項2に記載の発明によれば、電柱に取り付ける場合には、従来のように足場ボルトに吊り下げるのではなく、電柱に装着された取付手段に有底筒状体に設けられた取付用環状部材を差し込み片に引き掛けることにより取り付けるので、電柱の柱上の任意の場所に取り付けることができ、しかも取付手段について、足場ボルトとは違って形態に対する工夫をすることができるので、取付手段から間接活線作業用工具収納体が落下するおそれもなくすことができる。
図1は、この発明に係る間接活線作業用工具収納体の構成を説明するための平面図である。 図2は、同上の間接活線作業用工具収納体の有底筒状体を直列状に配置した状態を説明するための平面図である。 図3は、同上の間接活線作業用工具収納体の有底筒状体を直列状に配置した状態を説明するための正面図である。 図4は、同上の間接活線作業用工具収納体の有底筒状体を直列状に配置した状態を説明するための背面図である。 図5は、同上の間接活線作業用工具収納体の有底筒状体を、全ての有底筒状体の角部が集まって成る中心を基点として、放射状に配置した状態を説明するための平面図である。 図6は、同上の間接活線作業用工具収納体の有底筒状体を、全ての有底筒状体の角部が集まって成る中心を基点として、放射状に配置した状態を説明するための正面図である。 図7は、同上の間接活線作業用工具収納体を高所作業車のパケットの側面に取り付けた状態の使用例を説明するための斜視図である。 図8は、同上の間接活線作業用工具収納体を電柱の柱上に取り付けた状態の使用例を説明するための斜視図である。 図9は、同上の間接活線作業用工具収納体を電柱の柱上に取り付けるための取付具の構成例を説明するための斜視図である。 図10は、同上の間接活線作業用工具収納体を電柱の柱上に取付具を介して取り付けるために使用する縛着バンドの構成例を説明するための斜視図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図6において、この発明に係る間接活線作業用工具収納体1の一例が示されている。間接活線作業用工具収納体1は、図示しない、絶縁ヤットコの操作棒、その他の相対的に長尺状の間接活線作業用工具(以下、間接活線作業用工具と略す。)やその他の工具類を収納し、保管するためのもので、この実施例では、3つの有底筒状体2、3、4を有することで基本的に構成されている。
これらの有底筒状体2、3、4は、絶縁性の素材により形成されているもので、上方から見て五角形状の筒状部5、6、7と、この筒状部5、6、7の鉛直方向の下方側を閉塞する底部8、9、10とにより形成されている。ここで、有底筒状体2、3、4の底部8、9、10の上に相対的に厚み且つ剛性を有する板状の中敷き部材(図示せず。)を配置して、有底筒状体2、3、4の強度の向上を図るようにしても良い。
各筒状部5、6、7は、間接活線作業用工具を2本以上差すことができる開口面積を備えた開口端を有すると共に、この開口端側から底部8、9、10側までの寸法L1は、差した状態の間接活線作業用工具がぐらつくおそれのない深さを得られる数値となっている。
ところで、この実施例では、筒状部5は、前記五角形状を形成すべく、側面部5a、5b、5c、5d、5eが連接して形成され、筒状部6は、前記五角形状を形成すべく、側面部6a、6b、6c、6d、6eが連接して形成されていると共に、筒状部7は、前記五角形状を形成すべく、側面部7a、7b、7c、7d、7eが連接して形成されている。
そして、各筒状部5、6、7は、側面部5a、6a、7aと側面部5b、6b、7bとが略直角にて端同士が接すると共に、側面部5a、6a、7aと側面部5e、6e、7eとについても略直角にて端同士が接している。すなわち、有底筒状体2、3、4は、筒状部5の側面部5a、筒状部6の側面部6a及び筒状部7の側面部7aが同一線上に並んだ場合には、図3に示されるように、筒状部5の側面部5b、5e、筒状部6の側面部6b、6e及び筒状部7の側面部7b、7eが全て平行に並ぶ形態となっている。
更に、各筒状部5、6、7は、側面部5a、6a、7aと側面部5b、6b、7bとが略120度にて端同士が接することで鈍角の角部11、12、13がそれぞれ形成されている。すなわち、有底筒状体2、3、4は、角部11、12、13を一致するように寄せ集めた場合には、図5に示されるように、筒状部5の側面部5cと筒状部6の側面部6d、筒状部6の側面部6cと筒状部7の側面部7d、及び筒状部7の側面部7cと筒状部5の側面部5dとがそれぞれ対峙しつつ、角部11、12、13の一致点Pを中心点として、筒状部5の側面部5c、5d、筒状部6の側面部6c、6d及び筒状部7の側面部7c、7dが放射状に延びる態様となっている。
尚、筒状部5の側面部5bのうち開口端近傍にフック付きロープ15の端部が設けられていると共に筒状部7の側面部7bのうち開口端近傍に弧状の引き掛け部16が設けられている。引き掛け部16は、フック付きロープ15のフック15aを取り付けるために用いられる。そして、図9に示されるように、フック付きロープ15が取り付けられた側面部5bにおいて、このフック付きロープ15が不使用時においてフック15aが邪魔にならないように固定するために、かかるフック15aが取り付けられる引き掛け部14を更に有していても良い。
また、有底筒状体2と有底筒状体3とは、筒状部5の側面部5b及び側面部5cの角部位と筒状部6の側面部6d及び側面部6eの角部位とが連結部17を介して常時的に連結されていると共に、有底筒状体3と有底筒状体4とは、筒状部6の側面部6b及び側面部6cの角部位と筒状部7の側面部7d及び側面部7eの角部位とが連結部18を介して常時的に連結されている。
更に、有底筒状体2と有底筒状体3とは、筒状部5の側面部5a及び側面部5bの角部位と筒状部6の側面部6a及び側面部6eの角部位とが連結機構19を介して着脱自在に連結可能となっていると共に、有底筒状体3と有底筒状体4とは、筒状部6の側面部6a及び側面部6bの角部位と筒状部7の側面部7a及び側面部7eの角部位とが連結機構20を介して着脱自在に連結可能となっている。更にまた、有底筒状体2と有底筒状体4とは、筒状部5の側面部5d及び側面部5eの角部位と筒状部7の側面部7b及び側面部7cの角部位とが連結機構21を介して着脱自在に連結可能となっている。
連結機構19、20、21は、この実施例では、オープンファスナーが用いられている。すなわち、連結機構19、20、21は、ストリンガー22、23、エレメント24、スライダー25を備えることにより基本的に構成されたもので、両ストリンガー22、23のエレメント24の並びに沿った方向の一方端にはスライダー25を止める止部材28が形成され、他方端にはスライダー25を止めると共に、ファスナーを開放連結するために、ソケット孔を有するボックス27とこのボックス27のソケット孔と係合可能な差し込み片26が形成されている。
これにより、ボックス27のソケット孔に差し込み片26を係合させて、スライダー25を筒状部5、6、7の開口端側から底部側に引き下げることにより、図3に示されるように、有底筒状体2と有底筒状体3、有底筒状体3と有底筒状体4とが連結され、また、スライダー25を筒状部5、6、7の底部側から開口端側に引き上げることにより、これらの連結が解除される。
更にまた、有底筒状体2と有底筒状体4とは、後述する高所作業車34のパケット35の側面や、電柱等の柱状立設体38の柱上の側面に、取付具39を介して取り付けるための取付用環状部材30を有している。この取付用環状部材30は、筒状部5の側面部5a、筒状部7の側面部7aに通孔31を形成し、この通孔31に挿通させることで、有底筒状体2と有底筒状体4とに設けられたものとなっている。尚、通孔31の内周部位は略円筒状の補強部材32を挿入し嵌合させることで補強されたものとしても良い。また、通孔31は、図4、図6、図7等に示されるように、筒状部5の側面部5a、筒状部7の側面部7aに形成する場合に限定されず、図8に示されるように、筒状部5の側面部5e、筒状部7の側面部7bに形成するようにしても良い。更に、通孔31は、図示しないが、筒状部5の側面部5a、筒状部7の側面部7aと筒状部5の側面部5e、筒状部7の側面部7bとの双方に形成するようにしても良い。
これに対し、間接活線作業用工具収納体1の被取付体たる高所作業車34のパケット35は、図7に示されるように、有底筒状体2、5に設けられた取付用環状部材30、30の各環状部分に挿通することで間接活線作業用工具収納体1の取り付けを行う取付部材36、36がその側面に設けられている。これらの取付部材36、36は、線状部位の端部がパケット35の側面から着脱可能又はその中間部位が離隔と連結とが可能な構造等とすることにより、取付用環状部材30、30の各環状部分に挿通することが可能となっている。
また、間接活線作業用工具収納体1の被取付体たる電柱等の柱状立設体38は、図8に示されるように、取付具39が複数に装着された縛着バンド45を巻き付けるものとなっている。
ここで、取付具39は、縛着バンド45のバンド本体46が挿通可能な連通孔40と取付用環状部材30を引き掛けられるフック部分41とがあれば、その構造が限定されないところ、図9(a)及び図9(b)の双方に示されるように、フック部分41の先端部分として別部材42を組み付ける構成としたり、図9(b)に示されるように、取付具39の上方に作業員の足を乗せる足場43を形成する構成としたりしても良い。また、図示しないが、取付具39の上方に作業員が手で握ることができるグリップ部を形成する構成とすることも可能である。更には、取付用環状部材30を引き掛けないために空いた状態の取付具39は、通常の工具袋(図示せず。)を引き掛けるために利用しても良い。
また、縛着バンド45は、図10に示されるように、バンド本体46と縛着調整部分47とを有して構成されて、電柱等の柱状立設体38に対して、その柱上においてずり落ちなく確実に縛着されることが可能である。
このような間接活線作業用工具収納体1の構成及び取付部材36、取付具39、縛着バンド45の構成とすることにより、間接活線作業用工具収納体1を高所作業車34のパケット35用と電柱等の柱状立設体38の柱上用とで、所定の動作を経ることによりそれぞれの使用環境に好適な形態に可変することができる。
すなわち、間接活線作業用工具収納体1が例えば図1に示されるような中間的な態様から高所作業車34のパケット35用とする場合には、以下の動作を行う。まず、連結機構19、20は、ストリンガー22とストリンガー23とが遊離してファスナー的に開放された状態にある。そこで、図1の白抜き矢印に示されるように、有底筒状体2を当該有底筒状体2の側面部5bの反連結部17側が有底筒状体3の側面部6eに近接するように動かすと共に、有底筒状体3を当該有底筒状体3の側面部7eの反連結部18側が有底筒状体3の側面部6bに近接するように動かした後、スライダー25をボックス27側まで引き上げて、この態様を維持したままボックス27のソケット孔に差し込み片26を差し込み、その後、スライダー25を止部材28側まで引き下げる動作を行う。
これにより、ストリンガー22に形成されたエレメント24とストリンガー23に形成されたエレメント24とが噛み合って、図2から図4に示されるように、隣り合う有底筒状体2と有底筒状体3、及び隣り合う有底筒状体3と有底筒状体4とは、角部11、12、13側の連結部17、18のみならず、角部11、12、13とは反対側の連結機構19、20によっても着脱自在に一時的に連結された状態となる。
しかるに、間接活線作業用工具収納体1は、有底筒状体2、3、4が直列的に配置された状態となり、側面部5a、側面部6a及び側面部7aが同一線上に並ぶので、図7に示されるように、高所作業車34のパケット35の側面に広い範囲で接することが可能となり、高所作業車34のパケット35の側面への取り付けに好適な態様となる。
そして、有底筒状体2、4に形成された取付用環状部材30、30と高所作業車34のパケット35の側面に形成された取付部材36とを係合させることにより、間接活線作業用工具収納体1は、高所作業車34のパケット35の側面に対して、簡易に且つ確実に取り付けられる。また、間接活線作業用工具収納体1の各有底筒状体2、3、4は、間接活線作業用工具を少なくとも2本ずつ差すことができるので、間接活線作業用工具収納体1全体としては、6本以上の数多くの間接活線作業用工具を高所作業車34のパケット35近傍にて収納・保管することが可能である。
間接活線作業用工具収納体1が例えば図1に示されるような中間的な態様から電柱等の柱状立設体38の柱上用とする場合には、以下の動作を行う。まず、連結機構21、20は、ストリンガー22とストリンガー23とが遊離してファスナー的に開放された状態にある。そこで、図1の矢印に示されるように、有底筒状体2を当該有底筒状体2の角部11が有底筒状体3の角部12に近接するように動かして角部11、角部12及び角部13について中心点Pを基点として集約させると共に、有底筒状体2の側面部5e側を有底筒状体4の側面部7bに近接させた後、スライダー25をボックス27側まで引き上げて、この態様のままボックス27のソケット孔に差し込み片26を差し込み、その後、スライダー25を止部材28側まで引き下げる動作を行う。
これにより、ストリンガー22に形成されたエレメント24とストリンガー23に形成されたエレメント24とが噛み合って、図5及び図6に示されるように、有底筒状体2と有底筒状体3及び有底筒状体3と有底筒状体2が連結部17、18を介して連結されているのみならず、有底筒状体2と有底筒状体4とについても連結機構21を介して着脱自在に一時的に連結された状態となる。
しかるに、間接活線作業用工具収納体1は、有底筒状体2、3、4が中心点Pを基点として放射状に配置された状態となり、側面部5eと側面部7bとで略Λ字状に窪んだ窪みが形成されるので、図8に示されるように、この側面部5eと側面部7bとにより柱状立設体38の側方周面の一部を囲むことが可能となり、柱状立設体38の柱上でその側方周面への取り付けに好適な態様となる。
そして、縛着バンド45のバンド本体46を取付具39の連通孔40に挿通させることにより複数の取付具39が縛着バンド45に装着された状態として、この縛着バンド45のバンド本体46を柱状立設体38の柱上の所定の部位に巻き付けて、縛着調整部分47でバンド本体46の柱状立設体38への縛着度を調整することで、取付具39が予め柱状立設体38に取り付けられた状態にしておく。次に、有底筒状体2、4に形成された取付用環状部材30、30を柱状立設体38に取り付けられた取付具39のフック部分41に引き掛ける等して係合させることにより、間接活線作業用工具収納体1は、柱状立設体38の柱上の側方周面に対して、簡易に且つ確実に取り付けられる。また、この場合でも、間接活線作業用工具収納体1の各有底筒状体2、3、4は、間接活線作業用工具を少なくとも2本ずつ差すことができるので、間接活線作業用工具収納体1全体としては、6本以上の数多くの間接活線作業用工具を柱状立設体38の柱上で収納・保管することが可能である。
以上のように、この発明に係る間接活線作業用工具収納体1は、所定の動作を経るのみで高所作業車34のパケット35用に好適な態様と電柱等の柱状立設体38の柱上用に好適な態様とすることができるので、これまで別々であった、高所作業車34のパケット35用の工具袋等の間接活線作業用工具収納体1と電柱等の柱状立設体38の柱上用の工具袋等の間接活線作業用工具収納体1とを共通化させることが可能である。
また、スライダー25を引き下げる動作を行うことで、連結機構19、20、21により有底筒状体2、3、4が連結されるようにしたのは、間接活線作業用工具を有底筒状体2、3、4の筒状部5、6、7にその開口端から底部側に向けて上下方向に差し込むにあたり、間接活線作業用工具がスライダー25に引き掛かってスライダー25も一緒に下がってしまい、これにより、連結機構19、20、21による連結が解除されて、例えば取付用環状部材30により被取付体に取り付けられていない有底筒状体3が落下してしまう、という不具合を防止するためである。
1 間接活線作業用工具収納体
2 有底筒状体
3 有底筒状体
4 有底筒状体
5 筒状部
6 筒状部
7 筒状部
8 底部
9 底部
10 底部
11 角部
12 角部
13 角部
17 連結部
18 連結部
19 連結機構
20 連結機構
21 連結機構
30 取付用環状部材
31 通孔
34 高所作業車(被取付体)
35 パケット(被取付体)
36 取付部材(取付手段)
38 柱状立設体(被取付体)
39 取付具(取付手段)
40 連通孔(取付手段)
45 縛着バンド(取付手段)

Claims (2)

  1. 工具類を挿入可能な開口面積にて開口した開口部とこの開口部とは反対側に閉塞部とを有して成る有底筒状体を3つ以上にて備えることで構成され、
    前記有底筒状体は、いずれの有底筒状体も円周を当該有底筒状体の数に応じて等分した弧の中心角度を有する角部を備え、前記角部を中心点として前記有底筒状体全体として放射状に成るように配置することができると共に、前記角部とは反対側に位置した可撓性を有する連結部を介して隣り合う有底筒状体と連結されて、直列状に成るように配置することができ、
    前記有底筒状体の直列状の連結方向の両端側に位置する有底筒状体同士は、全ての有底筒状体が放射状に寄せ集められた際に、前記角部を有する側において連結機構を介して着脱可能に相互に連結することができると共に、
    前記有底筒状体の直列状の連結方向の中間に位置すると共に隣り合う前記有底筒状体同士は、全ての前記有底筒状体が直列状に配置された際に、前記角部を有する側と反対側において連結機構を介して着脱可能に相互に連結することができることを特徴とする間接活線作業用工具収納体。
  2. 被取付体に装着された取付手段と、前記有底筒状体に設けられた取付用環状部材とを係合させることにより、前記被取体に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の間接活線作業用工具収納体。
JP2010285267A 2010-12-22 2010-12-22 間接活線作業用工具収納体 Pending JP2012135122A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015177732A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 中国電力株式会社 間接活線工具保持用アタッチメント
JP2016005369A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 中国電力株式会社 作業用具収容装置

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