JP5892958B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器を流通する水をバーナにより加熱して湯を供給する給湯装置に関する。
従来より、給水管及び給湯管に接続された熱交換器と、熱交換器を加熱するバーナとを備えて、熱交換器を流通する水を加熱する給湯装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
給湯装置に備えられた熱交換器には、給湯管を介して水道から水が供給されるが、水道から供給される水には、炭酸カルシウムや水酸化カルシウム等の不純物が溶解している場合が多い。そして、これらの不純物が熱交換器内の水の流通路(伝熱管)内で結晶化し、ライムスケールとなって伝熱管に付着すると、熱交換器における熱伝導が阻害されて給湯装置の性能が低下する。
そこで、特許文献1に記載された給湯装置においては、熱交換器の伝熱管内のライムスケールの付着が進むに従って、給湯を停止した時に熱交換器内の水の温度が余熱により上昇する温度(後沸き温度)が高くなることに着目して、ライムスケールの付着による熱交換器の異常を検出している。
特開2008−138952号公報
ライムスケールの付着による熱交換器の異常が検出されたときには、熱交換器を含む給湯装置の水の流通路にスケール除去のための洗浄管を接続して循環回路を形成し、ポンプによりこの循環回路内に洗浄液を循環させて、熱交換器の伝熱管に付着したライムスケールを除去する処理が行われる。
しかしながら、この処理によるライムスケールの除去が不十分であったときには、洗浄管を取り外して給湯装置の使用を再開した後、短期間が経過した時点でスケールの付着による熱交換器の異常が検出されて、スケール除去の処理を再度行わなければならないという不都合があった。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、熱交換器の洗浄が良好に行われたことを確認することができる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、本発明の給湯装置は、
給水管及び給湯管に接続された熱交換器と、
前記熱交換器を加熱するバーナと、
前記熱交換器と前記給湯管との接続箇所付近の前記熱交換器又は前記給湯管内の水の温度を検出する熱交出口温度センサと、
前記熱交換器内の流水の有無を検出する流水センサと、
前記流水センサにより流水が検出されているときに、前記バーナを燃焼させて前記熱交換器内を流通する水を加熱する給湯運転を実行し、前記流水センサにより流水が検出されていないときには、前記バーナを消火状態として前記給湯運転を停止する給湯制御部と、
所定の熱交状態確認指示に応じて前記給湯運転が開始されたときは、前記給湯運転が停止したときに、前記給湯運転が停止した時点からの前記熱交出口温度センサの検出温度の上昇幅である後沸き温度を測定して、該後沸き温度と第1閾値温度とを比較する熱交良好判定処理を実行し、該後沸き温度が該第1閾値温度よりも低いときに所定の熱交良好報知を行い、
前記熱交状態確認指示に依らずに前記給湯運転が開始されたときには、前記給湯運転が停止したときに、前記後沸き温度を測定して、該後沸き温度を前記第1閾値温度よりも高い第2閾値温度と比較する熱交詰り判定処理を実行し、該後沸き温度が該第2閾値温度よりも高いときに所定の熱交詰り報知を行う、熱交状態判定部と
を備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記熱交換器におけるライムスケールの詰りが進行すると、前記熱交状態判定部により前記熱交詰り判定処理が実行されたときに、前記熱交詰り報知がなされる。使用者は、前記熱交詰り報知により前記熱交換器の詰りを認識して、メンテナンス業者等に前記熱交換器の洗浄を依頼することができる。
そして、メンテナンス業者等の作業者は、熱交換器の洗浄作業を終了したときに、前記熱交状態確認指示をすることで、前記熱交状態判定部による前記熱交良好判定処理を実行させることができる。前記熱交良好判定処理においては、前記後沸き温度が、前記熱交詰り判定処理で用いられる前記第2閾値温度よりも低い前記第1閾値温度と比較され、前記後沸き温度が前記第1閾値温度よりも低くなったときに前記熱交良好報知がなされる。そのため、作業者は、前記洗浄完了報知を認識することによって、前記熱交換器の洗浄が良好に行われたことを確認することができる。
また、本発明において、前記熱交状態判定部は、前記熱交状態確認指示がなされたときに、前記熱交出口温度センサの検出温度が所定の判定用温度となるように、前記給湯制御部に前記給湯運転を実行させ、前記第1閾値温度は、前記判定用温度に応じて設定されたものであることを特徴とする。
この場合には、前記熱交換器の出口付近の水の温度が前記判定用温度に維持された状態からの前記後沸き温度に基づいて、前記熱交良好判定処理を行うことによって、前記熱交換器の洗浄が良好に行われたことを、より精度良く判断することができる。
また、本発明において、
前記熱交状態判定部は、前記熱交良好判定処理において、前記後沸き温度が前記第1閾値温度以上であったときには、前記熱交換器の洗浄を促す報知を行うことを特徴とする。
この場合には、前記熱交換器の洗浄が不十分であったときに、作業者に再洗浄を促すことができる。そのため、前記熱交換器の洗浄が不十分な状態で、作業者が前記熱交換器の洗浄作業を終了してしまうことを防止することができる。
給湯装置の構成図。 ライムスケールの付着による熱交換器の詰りの判定と、熱交換器の洗浄が良好に行われたことの判定の説明図。 洗浄機の接続態様の説明図。 熱交換器の洗浄作業のフローチャート。 熱交良好判定処理のフローチャート。 判定用温度と第1閾値温度の設定処理のフローチャート。
本発明の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の給湯装置1は、装置本体2と、装置本体2と通信ケーブル60により接続されたリモコン50とにより構成されている。
装置本体2には、燃焼室20内に設けられた熱交換器21と、熱交換器21の下方に配置されて熱交換器21を加熱するバーナ22と、バーナ22に燃焼用空気を供給する燃焼ファン23と、バーナ22に接続されたガス供給管24に設けられてバーナ22に供給される燃料ガスの流量を変更するガス比例弁25とが備えられている。
熱交換器21の入口側は給水管30に接続され、熱交換器21の出口側は給湯管31に接続されている。また、熱交換器21をバイパスして給水管30と給湯管31を連通したバイパス管32が設けられている。
給水管30は手動式の給水切替弁40を介して水道管41に接続され、給湯管31は手動式の給湯切替弁42を介して給湯配管43に接続されている。図1及び後述する図3においては、給水切替弁40と給湯切替弁42の開弁箇所を白抜き三角で示し、閉弁箇所を黒抜き三角で示している。
図1では、給水切替弁40と給湯切替弁42の下側の弁が閉弁されて、給水切替弁40においては水道管41と給水管30が連通し、給湯切替弁42においては給湯配管43と給湯管31が連通した状態になっている。そのため、使用者がカラン44を開けると、矢印で示したように、水道管41から給水管30に水が供給され、熱交換器21で加熱された水とバイパス管32を経由した水とが混合されて、給湯管31から給湯配管43を経由してカラン44から供給される。
給水管30のバイパス管32との接続箇所の上流側には、給水管30を流通する水の流量を検出する流水センサ29(本発明の熱交換器内の流水の有無を検出する流水センサに相当する)と、給水管30の開度を変更する給水可変弁28とが設けられている。給湯管31の熱交換器21との接続箇所付近には、給湯管31内の水の温度を検出する熱交出口温度センサ26が設けられ、給湯管31のバイパス管32との接続箇所の下流側に、給湯管31から給湯配管43に供給される湯水の温度を検出する給湯温度センサ27が設けられている。
また、装置本体2には、給湯装置1の全体的な作動を制御するコントローラ10が備えられている。コントローラ10は、図示しないCPU、メモリ、各種インターフェース回路等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された給湯装置1の制御用プログラムを実行することによって、給湯制御部11、及び熱交状態判定部12として機能する。
給湯制御部11は、カラン44が開けられて流水センサ29により点火流量以上の流量が検出されているとき(流水が検出されているとき)にバーナ22を燃焼状態として給湯運転を実行し、カラン44が閉じられて流水センサ29による検出流量が点火流量未満になったとき(流水が検出されなくなったとき)に、バーナ22を消火状態として給湯運転を停止する。給湯運転において、給湯制御部11は、給湯温度センサ27の検出温度が、リモコン50により設定された目標給湯温度となるように、ガス比例弁25の開度と燃焼ファン23の回転速度を調節して、バーナ22の燃焼量を変更する。
熱交状態判定部12は、ライムスケールの付着による熱交換器21の詰りを判定する熱交詰り判定処理を行う。熱交状態判定部12は、後述するリモコン50の操作による「熱交状態確認指示」に依らずに(作業者が「熱交状態確認指示」の操作をし、音声ガイダンスに従ってカラン44を開けた場合以外に)、カランが開けられて給湯運転が開始されたときに、熱交詰り判定処理を実行する。
熱交詰り判定処理において、熱交状態判定部12は、給湯運転が所定時間(例えば10分)以上継続してから停止したときに、給湯運転が停止した時点からの熱交出口温度センサ26の検出温度(以下、熱交出口温度Toutという)の上昇幅である後沸き温度Tupを測定する。そして、熱交状態判定部12は、後沸き温度Tupと、ライムスケールの付着による熱交換器21の詰りを判定するための閾値である第2閾値温度Bthとを比較し、後沸き温度Tupが第2閾値温度Bthよりも高いときに、リモコン50の表示器51にエラー表示をすると共に、スピーカ56から「熱交換器を洗浄して下さい」との音声ガイダンスを出力する。
また、熱交状態判定部12は、後述する熱交換器21の洗浄を行った作業者が、リモコン50により「熱交状態確認指示」(例えば、UPスイッチ53とDOWNスイッチ54を同時に押し操作した状態で、さらに運転スイッチ55を押し操作する等の特殊操作による)がなされたときに、熱交換器21のライムスケールが除去されて、熱交換器21の通水が良好になったことを判定する熱交良好判定処理を実行する。熱交良好判定処理については後述する。
ここで、図2は、横軸を給湯運転が停止した時点の熱交出口温度Toutに設定し、縦軸を後沸き温度Tupに設定して、熱交出口温度Toutと後沸き温度Tupとの対応関係を示したものである。図2において、Aは熱交換器21内にライムスケールが付着していない状態(例えば、給湯装置1が新設されて使用が開始された時や、工場での出荷検査時)での対応関係を示している。また、Bは熱交換器21内のライムスケールの付着が進んだ状態での対応関係を示している。
給湯運転が停止した時点の熱交出口温度Toutが同じであるときは、熱交換器21内のライムスケールの付着が進行するに従って、後沸き温度Tupが高くなっている(AからBに変化)。例えば、熱交出口温度Toutが69℃であるときには、熱交換器21内にライムスケールが付着していない状態のP2では、後沸き温度Tupが11℃になっている。また、熱交換器21内のライムスケールの付着が進行したP1では、後沸き温度Tupが30℃になっている。
そのため、本実施形態では、熱交詰りを判定するための第2閾値温度Bthを、図2に示したように熱交出口温度Toutに応じて決定する。また、熱交状態判定部12が、熱交換器21の通水状態が良好であることを判定するための第1閾値温度Athを、図2に示したように熱交出口温度Toutに応じて決定する。
次に、図3を参照しつつ、図4に示したフローチャートに従って、熱交換器21の洗浄作業について説明する。図3に示したように、熱交換器21の洗浄作業は、給湯装置1に洗浄機70を接続して行う。
洗浄機70は、ライムスケールを除去するための洗浄液74(酢酸等)が貯められた洗浄液槽73、一端が洗浄液槽73内に配置された洗浄往管71及び洗浄戻管72、洗浄往管71の途中に設けられて、洗浄液槽73内の洗浄液74を洗浄往管71に吸い上げる循環ポンプ75、及び洗浄実行時間を確認するためのタイマ76を備えている。
熱交換器21の洗浄を行う作業者は、図4のフローチャートにより、先ず、STEP1で給湯装置1の運転を停止し、STEP2で給湯装置1の水抜きをする。続くSTEP3で、作業者は、図3に示したように、給水切替弁40に洗浄往管71を接続すると共に、給湯切替弁42に洗浄戻管72を接続して、洗浄機70を給湯装置1に取り付ける。
次のSTEP4で、作業者は、給水切替弁40を操作して、水道管41から給水管30への流路が閉じられて洗浄往管71から給水管30への流路が開けられた状態に切替える。また、作業者は、給湯切替弁42を操作して、給湯管31から給湯配管43への流路が閉じられて給湯管31から洗浄戻管72への流路が開けられた状態に切替える。
続くSTEP5で、作業者は循環ポンプ75を起動する。これにより、洗浄液槽73→洗浄往管71→給水管30→熱交換器21・バイパス管32→給湯管31→洗浄戻管72→洗浄液槽73、という流路で洗浄液が循環して、熱交換器21内のライムスケールの除去が開始される。
次のSTEP6で、作業者はタイマ76をスタートさせ、STEP7でタイマ76がタイムアップしたときに、STEP8で作業者は循環ポンプ75を停止する。続くSTEP9で、作業者は給湯装置1から洗浄液を抜き取り、STEP10で、作業者は、給水切替弁40を操作して、洗浄往管71から給水管30への流路が閉じられて水道管41から給水管30への流路が開けられた状態に切替える。また、作業者は、給湯切替弁42を操作して、給湯管31から洗浄戻管72への流路が閉じられて給湯管31から給湯配管43への流路が開けられた状態に切替える。
この給水切替弁40と給湯切替弁42の操作により、給湯装置1の給湯運転が可能な状態となる。そして、次のSTEP11で、作業者はリモコン50の操作による「熱交状態確認指示」を行って、熱交良好判定処理の実行を指示する。熱交状態判定処理の詳細については後述するが、熱交換器21の洗浄が良好に行われたと判断されたときに、リモコン50のスピーカ56から「洗浄OKです」との音声ガイダンスが出力される。なお、この「洗浄OKです」との音声ガイダンスの出力は、本発明の熱交良好報知に相当する。
また、熱交換器21の洗浄が不十分であったときには、リモコン50のスピーカ56から「再洗浄して下さい」との音声ガイダンスが出力される。なお、この「再洗浄して下さい」との音声ガイダンスの出力は、本発明の熱交換器の洗浄を促す報知に相当する。
また、熱交良好報知と熱交換器の再洗浄を促す報知を、音声ガイダンスの出力以外の方法により行ってもよい。例えば、リモコン50の表示器51への表示や、スピーカ56からのブザー音の出力により報知を行ってもよい。
続くSTEP12で、作業者は、音声ガイダンス(「洗浄OKです」又は「再洗浄して下さい」)を認識して、洗浄が良好に行われたか否かを判断する。そして、洗浄が良好に行われたとき(「洗浄OKです」との音声ガイダンスがなされたとき)はSTEP13に進み、作業者は、給水切替弁40から洗浄往管71を取り外すと共に、給湯切替弁42から洗浄戻管72を取り外して、給湯装置1から洗浄機70を取り外し、洗浄作業を終了する。
一方、洗浄が不十分であったとき(「再洗浄して下さい」との音声ガイダンスがなされたとき)には、STEP12からSTEP20に分岐する。そして、作業者は、給湯装置1の水抜きをし、続くSTEP21で、必要に応じて洗浄液槽73内の洗浄液74の交換又は補充を行ってSTEP4に戻り、STEP4以降の処理により熱交換器21の洗浄作業を再度行う。
次に、図5に示したフローチャートに従って、「熱交良好判定処理」の実行手順について説明する。熱交状態判定部12は、上述した作業者によるリモコン50の操作に応じて、「熱交良好判定処理」を実行する。
熱交状態判定部12は、STEP30で、メモリ(図示しない)に保持された第1閾値温度Athのデータを読み込み、次のSTEP31で、リモコン50のスピーカ56から、「カランを開けて下さい」との音声ガイダンスを出力する。この音声ガイダンスに応じて、作業者がカラン44を開けると、水道管41から給水管30への給水が開始される。
続くSTEP32で流水センサ29の検出流量が点火流量以上になったときに、給湯制御部11により給湯運転が開始されるが、次のSTEP33で、熱交状態判定部12は、熱交出口温度Toutが判定用温度Tjとなるように、給湯制御部11に給湯運転を実行させる。なお、この給湯運転の開始は、本発明の「熱交状態確認指示」に応じて給湯運転が開始されたときに相当する。
そして、次のSTEP34で所定時間(例えば10分)が経過したときにSTEP35に進み、熱交状態判定部12は、リモコン50のスピーカ56から「カランを閉めて下さい」との音声ガイダンスを出力する。この音声ガイダンスに応じて、作業者がカラン44を閉めると、水道管41から給水管30への給水が停止する。水道管41から給水管30への給水の停止により、続くSTEP36で、流水センサ29の検出流量が点火流量よりも少なくなったときにSTEP37に進み、給湯運転が停止した状態に移行する。
続くSTEP38で、熱交状態判定部12は、熱交出口温度Toutを検出して後沸き温度Tupを測定する。STEP39で、熱交状態判定部12は、後沸き温度Tupと第1閾値温度Athとを比較して、後沸き温度Tupが第1閾値温度Athよりも低いか否かを判断する。
ここで、後沸き温度Tupが第1閾値温度Athよりも低いときは、熱交換器21の洗浄が良好に行われたと判断できる。そのため、STEP39からSTEP40に進んで、熱交状態判定部12は、リモコン50のスピーカ56から「洗浄OKです」との音声ガイダンスを出力し、STEP41に進んで処理を終了する。
一方、後沸き温度Tupが第1閾値温度Ath以上であるときには、熱交換器21の洗浄が不十分であると判断できる。そのため、STEP39からSTEP50に分岐して、熱交状態判定部12は、リモコン50のスピーカ56から「再洗浄して下さい」との音声ガイダンスを出力し、STEP41に進んで処理を終了する。
次に、図6に示したフローチャートに従って、熱交状態判定部12による判定用温度Tj及び第1閾値温度Athの決定処理について説明する。熱交状態判定部12は、給湯装置1の使用が開始された時(給湯装置1が家屋に新設された時、工場での出荷検査時等の熱交換器21内のライムスケールの付着が進行していない時点)に、図6に示したフローチャートによる処理を実行して、判定用温度Tj及び第1閾値温度Athを決定する。
熱交状態判定部12は、STEP60で給湯制御部11により給湯運転が開始されるのを待って、STEP61に進む。そして、次のSTEP61とSTEP70からなるループにより、STEP61で設定時間(例えば10分)が経過するか、又はSTEP70で給湯運転が停止するのを待つ。
STEP61で設定時間が経過したとき(給湯運転が設定時間以上継続して、熱交換器21から出湯される湯の温度が安定したと判断できるとき)は、STEP62に進み、熱交状態判定部12は給湯運転が停止するのを待つ。
STEP62で給湯運転が停止したときにSTEP63に進み、熱交状態判定部12は、給湯運転が停止した時点(熱交換器21内の水の流通が停止してバーナ22が消火した時点)における熱交出口温度Toutを判定用温度Tjとして決定し、メモリに保持する。
続くSTEP64で、熱交状態判定部12は、給湯運転が停止した時点からの熱交出口温度Toutの上昇度合を検出して、後沸き温度Tupを測定する。そして、後沸き温度Tupよりも若干高い温度を第1閾値温度Athとして決定し、第1閾値温度Athのデータをメモリに保持する。
なお、本実施形態では、図6に示したフローチャートによる処理により、実際に給湯運転を行ったときの熱交出口温度Tout及び後沸き温度Tupの実測値に基づいて、判定用温度Tj及び第1閾値温度Athを決定したが、実験や設計値に基づく計算により判定用温度Tj及び第1閾値温度Athを求めてもよい。
また、本実施形態では、ガスを燃料とするバーナ22を備えた給湯装置1を示したが、石油を燃料とするバーナ等の他の種類の燃料を燃焼させるバーナを備えた給湯装置についても、本発明の適用が可能である。
また、本実施形態では、図5に示したフローチャートにおいて、後沸き温度Tupが第1閾値温度Ath以上であるときに、「再洗浄して下さい」との音声ガイダンスを出力したが、この音声ガイダンスの出力を行わない場合であっても、本発明の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、図5に示したフローチャートにおいて、STEP31で「カランを開けて下さい」との音声ガイダンスを出力すると共に、STEP35で「カランを閉めて下さい」との音声ガイダンスを出力して、作業者に対してカラン44の開閉を促したが、給湯管31から分岐して浴槽(図示しない)に接続された湯張り管(図示しない)と湯張り管を開閉する開閉弁(図示しない)が備えられている場合のように、開閉弁の制御により水道管から給水管30への水の供給と停止を切替えることができる場合には、これらの音声ガイダンスを出力せずに、開閉弁を開弁状態と閉弁状態に切替えて、洗浄完了判定処理を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態では、熱交出口温度センサ26を、熱交換器21と給湯管31との接続箇所付近の給湯管31側に設けたが、熱交換器21と給湯管31との接続箇所付近の熱交換器21側に設けてもよい。
1…給湯装置、2…装置本体、10…コントローラ、11…給湯制御部、12…熱交状態判定部、21…熱交換器、22…バーナ、26…熱交出口温度センサ、29…流水センサ、30…給水管、31…給湯管、40…給水切替弁、41…水道管、42…給湯切替弁、43…給湯配管、44…カラン、50…リモコン、56…スピーカ。

Claims (3)

  1. 給水管及び給湯管に接続された熱交換器と、
    前記熱交換器を加熱するバーナと、
    前記熱交換器と前記給湯管との接続箇所付近の前記熱交換器又は前記給湯管内の水の温度を検出する熱交出口温度センサと、
    前記熱交換器内の流水の有無を検出する流水センサと、
    前記流水センサにより流水が検出されているときに、前記バーナを燃焼させて前記熱交換器内を流通する水を加熱する給湯運転を実行し、前記流水センサにより流水が検出されていないときには、前記バーナを消火状態として前記給湯運転を停止する給湯制御部と、
    所定の熱交状態確認指示に応じて前記給湯運転が開始されたときは、前記給湯運転が停止したときに、前記給湯運転が停止した時点からの前記熱交出口温度センサの検出温度の上昇幅である後沸き温度を測定して、該後沸き温度と第1閾値温度とを比較する熱交良好判定処理を実行し、該後沸き温度が該第1閾値温度よりも低いときに所定の熱交良好報知を行い、
    前記熱交状態確認指示に依らずに前記給湯運転が開始されたときには、前記給湯運転が停止したときに、前記後沸き温度を測定して、該後沸き温度を前記第1閾値温度よりも高い第2閾値温度と比較する熱交詰り判定処理を実行し、該後沸き温度が該第2閾値温度よりも高いときに所定の熱交詰り報知を行う、熱交状態判定部と
    を備えたことを特徴とする給湯装置。
  2. 請求項1に記載の給湯装置において、
    前記熱交状態判定部は、前記熱交状態確認指示がなされたときに、前記熱交出口温度センサの検出温度が所定の判定用温度となるように、前記給湯制御部に前記給湯運転を実行させ、
    前記第1閾値温度は、前記判定用温度に応じて設定されたものであることを特徴とする給湯装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の給湯装置において、
    前記熱交状態判定部は、前記熱交良好判定処理において、前記後沸き温度が前記第1閾値温度以上であったときには、前記熱交換器の洗浄を促す報知を行うことを特徴とする給湯装置。
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