JP5891660B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体、帯電部、露光装置、現像装置等を有する。このような画像形成装置は、帯電部により感光体を帯電させ、帯電した感光体に対して露光装置により露光処理を行って感光体の外周面に静電潜像を形成し、現像装置により現像処理を行って感光体の外周面に静電潜像に応じた画像(例えば、トナー画像)を形成する。そして、画像形成装置は、感光体の外周面に形成された画像を、記録媒体(例えば、用紙等)に転写、定着させる。
上記の画像形成装置において、帯電部は、感光体を帯電させるために、放電を行う。この放電に伴い、該帯電部の近傍の空間にオゾンを生じさせる。オゾンは、帯電部や、帯電部の周囲の構成、そして感光体を汚損する。例えば、オゾンにより汚損された帯電部は、帯電にムラが生じることで画像にムラを生じさせ、画質を劣化させる。また感光体が汚染された場合は、感光体が均一に帯電されず、画像にムラが生じる(オゾンボケ)。オゾンボケはオゾンの濃度が高いほど顕著となる。
そこで、図11(a)に示すように、送風によりオゾンを帯電部の周辺から排出させる構成を有する画像形成装置がある(例えば、特許文献1)。また、図11(b)に示すように、オゾンを帯電部の周辺から吸引する構成を有する画像形成装置がある(例えば、特許文献2)。
特開2004−271883号公報 特開2006−23391号公報
しかしながら、従来の画像形成装置は、オゾンの排出が不十分であった。
例えば、特許文献1のように、帯電部に対して風を吹きつけさせる構成の場合、風により排出されたオゾンが感光体に当たって周囲に拡散し、帯電部の周囲の構成(例えば、露光装置等)を汚損することがあった。また、特許文献2のように、帯電部から空気を吸引してオゾンを排出する構成の場合、空気の吸引量や帯電部付近の構造等の各種要因により決定する空気の流路によってはオゾンの排出が十分に行われず、帯電部や帯電制御部材及びその周囲の構成の汚損を十分に抑止することができない場合があった。また、紙粉や感光体周辺のトナーを吸い込み、それによって帯電部や帯電制御部材が汚染される場合もあった。
本発明の課題は、帯電部によって生じたオゾンをより良好に排出させることができる画像形成装置を提供することである。
請求項1に記載の発明による画像形成装置は、感光体を帯電させる帯電部又はこの帯電部の近傍へ気体を噴射する噴射手段と、前記噴射手段により噴射された気体を含む前記帯電部の近傍の気体を吸引する吸引手段と、気体が前記噴射手段から噴射されて前記吸引手段に吸引されることにより生じる第1の気流の方向に沿った第2の気流を前記帯電部と前記感光体との間であって前記第1の気流よりも感光体に近い位置で生じさせる気流発生手段を備え前記気流発生手段は、前記噴射手段により噴射される気体の一部の噴射方向を前記感光体側に向けて分岐させる分岐手段と、前記分岐手段により分岐された気流を前記第1の気流よりも感光体に近い位置で前記第1の気流の方向に沿った方向に誘導する誘導手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記噴射手段による気体の噴射口と前記吸引手段による気体の吸引口とは、前記帯電部を挟んで対向する位置に設けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、前記噴射手段による気体の噴射口は、前記帯電部に対して、前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられ、前記吸引手段による気体の吸引口は、前記帯電部に対して、前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の上流側に設けられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明による画像形成装置は、感光体を帯電させる帯電部又はこの帯電部の近傍へ気体を噴射する噴射手段と、前記噴射手段により噴射された気体を含む前記帯電部の近傍の気体を吸引する吸引手段と、前記帯電部に対して前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側から該感光体の外周面の移動方向に沿った気流を生じさせる気流発生手段を備え、前記気流発生手段は、前記噴射手段により噴射される気体の一部の噴射方向を前記感光体と前記露光装置との間に向けて分岐させる分岐手段を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置であって、前記噴射手段による気体の噴射口と前記吸引手段による気体の吸引口とは、前記帯電部を挟んで対向する位置に設けられることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の画像形成装置であって、前記噴射手段による気体の噴射口は、前記帯電部に対して、前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられ、前記吸引手段による気体の吸引口は、前記帯電部に対して、前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の上流側に設けられることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4から6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記気流発生手段は、前記感光体と露光装置との間に前記気流を通過させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1又は4に記載の画像形成装置であって、前記分岐手段は、前記噴射手段により噴射される気体の流路を構成する流路構成部材に設けられたスリットであり、前記スリットの長手方向は、前記帯電部の延在方向に沿うことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置であって、前記スリットの幅は、両端が該両端の中間に対して大きいことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記気流発生手段により生じる気体の流量は、前記噴射手段から噴射される気体の流量よりも小さいことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記画像形成装置の外気の湿度を検出する湿度検出手段と、この湿度検出手段により検出された湿度に基づいて、前記噴射手段及び前記吸引手段の動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成装置であって、前記湿度検出手段により検出された湿度と所定の湿度との比較を行う比較手段を備え、前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記湿度検出手段により検出された湿度が前記所定の湿度以上である場合、前記湿度検出手段により検出された湿度が前記所定の湿度に比して低い場合よりも、前記噴射手段及び前記吸引手段の動作時間を長くするか、前記噴射手段による気体の噴射量及び前記吸引手段による気体の吸引量を増加させるかの少なくともいずれか一方を行うことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1から12のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記吸引手段による気体の吸引量は、前記噴射手段による気体の噴射量よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、帯電部によって生じたオゾンをより良好に排出させることができる。
本発明の一実施形態である画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 画像形成部の主要構成の一例を示す図である。 帯電ユニットとその周囲の構成の一例を示す図である。 図3に示す帯電ユニットの斜視図である。 給気ノズルの内部構造の一例を示す図である。 画像形成の出力回数(プリント数)と、出力された画像の画像のムラとの対応関係を、オゾンの排出方法の違いに基づいて比較した一例を示すグラフである。 第2実施形態の画像形成装置における帯電ユニットとその周囲の構成の一例を示す図である。 第2実施形態の給気ノズルの斜視図である。 スリットの形状を模式的に示すための説明図である。 第3実施形態の画像形成装置における帯電ユニットとその周囲の構成の一例を示す図である。 従来の画像形成装置におけるオゾンの排出方法を示す図である。図11(a)は、送風によりオゾンを帯電部の周辺から排出させる構成の一例を示す図である。図11(b)は、オゾンを帯電部の周辺から吸引する構成の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である画像形成装置1について、図面を用いて詳細に説明する。なお、実施形態は本発明の一例であり、これに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、例えば、図1に示すように、制御部101、記憶部102、操作表示部105、送受信部106、画像処理部107、画像形成部108等を備え、各部はバス109により接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部101のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1の各部の動作を集中制御する。
記憶部102は、例えば、フラッシュメモリ等により構成され、画像形成装置1の各部により用いられる各種のプログラムやデータ等を記憶する。
湿度検出部103は、画像形成装置1の外気の湿度を検出する。
湿度検出部は、例えば、半導体等を用いた湿度センサーを有する電気式湿度計であり、湿度センサーにより検出された湿度の値を制御部101へ出力する。制御部101は、例えば、湿度検出部103により検出された湿度の値に基づいて、画像形成装置1の外気の湿度([%])を取得する。
PWM制御部104は、例えば、電源(図示略)から帯電ユニット50の給気ファン54及び排気ファン57へ印加される電圧をパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)により制御する電源回路である。PWM制御部104は、制御部101の制御下で、給気ファン54及び排気ファン57の動作を制御する。給気ファン54及び排気ファン57の動作制御の詳細は、後述する。
操作表示部105は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置(図示略)を有し、制御部101から出力される表示信号に基づいて表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。LCDの表示画面上は、例えば、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル(図示略)に覆われている。タッチパネルは、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部101に出力する。また、操作表示部105は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタン(図示略)を備え、ボタン操作による操作信号を制御部101に出力する。
送受信部106は、例えば、通信回路(図示略)等を備え、有線LAN(Local Area Network)や無線LAN等の所定の通信規格により、通信ネットワークNを介して接続された外部の機器との間で情報の通信制御を行う。
具体的には、送受信部106は、外部の機器から通信ネットワークNを介して送信された画像データ等を受信する。
なお、通信ネットワークNは、例えば、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークNであり、LANやWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。また、通信ネットワークNには、例えば、電話回線網、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
また、送受信部106は、例えば、所定のインタフェース(例えば、USB:Universal Serial Bus)等による接続を介して外部の機器と画像形成装置1とを接続するものであってもよい。
画像処理部107は、画像データ(例えば、送受信部106により受信された画像データ等)に対して所定の色変換処理(例えば、YMCKデータ生成処理)、YMCKデータのγ補正処理、中間調処理等の画像処理を施し、画像処理が施された画像データ(プリントデータ)を画像形成部108に出力する。
画像形成部108は、画像処理部107から出力されたプリントデータに基づいて、記録媒体(例えば、用紙等)に画像形成を行う。
第1実施形態における画像形成部108は、例えば、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色それぞれを個別の静電ドラムで転写する構成(タンデム方式)である。
図2は、画像形成部108の主要構成の一例を示す図である。
図2に示すように、画像形成部108は、カセット11、給紙ローラ12、搬送ローラ13、搬送ベルト14、感光体15Y、15M、15C、15K、帯電ユニット50、50、50、50、露光装置16Y、16M、16C、16K、現像装置17Y、17M、17C、17K、転写ローラ18Y、18M、18C、18K、定着器19、排紙ローラ20等を備える。
カセット11は、用紙を格納する。
給紙ローラ12は、カセット11に格納されている用紙を一枚ずつ引き出す。
搬送ローラ13は、給紙ローラ12により引き出された用紙を、搬送ベルト14へ搬送する。
搬送ベルト14は、感光体15Y,15M,15C,15Kと協働して用紙にトナー画像を転写する。
ここで、トナー画像の転写について、感光体15Yによるイエロー(Y)のトナー画像の転写を一例として説明する。
感光体15Yは、例えば、駆動部(図示略)により回転駆動される円筒状の部材であり、帯電ユニット50の帯電器51(図3参照)によりその円筒の外周面が帯電している。露光装置16Yは、感光体15Yの外周面に静電潜像を形成する。具体的には、露光装置16Yは、帯電した感光体15Yの外周面に対して、プリントデータに基づいて用紙に形成されるイエローの画像に応じたレーザを照射する。
現像装置17Yは、感光体15Yの外周面にイエロー(Y)のトナー画像を形成する。
具体的には、現像装置17Yは、トナーカートリッジと、現像ユニットとを有する。トナーカートリッジは、イエロー(Y)のトナーを備蓄し、現像ユニットに供給する。現像ユニットは、感光体15Yの外周面に形成された静電潜像に対して、トナーカートリッジのトナーを付着させる現像処理を行う。現像処理により、イエロー(Y)のトナー画像が感光体15Yの外周面に形成される。
転写ローラ18Yは、感光体15Yの外周面に形成されたイエロー(Y)のトナー画像を用紙へ転写する。
転写ローラ18Yは、搬送ベルト14を挟んで感光体15Yと対向する位置に設けられている。転写ローラ18Yは、搬送ベルト14と感光体15Yとによって用紙が挟まれるタイミングで、用紙をトナー画像と逆の電荷により帯電させる(逆帯電処理)。逆帯電処理により、感光体15Yの外周面に形成されたイエロー(Y)のトナー画像が用紙に転写される(二次転写)。
前述の感光体15Yによるイエロー(Y)のトナー画像の転写と同様の仕組みにより、感光体15Mはマゼンタ(M)のトナー画像を転写し、感光体15Cはシアン(C)のトナー画像を転写し、感光体15Kはブラック(K)のトナー画像を転写する。
また、搬送ベルト14は、4色のトナー画像が重ねて転写された用紙を、定着器19へ搬送する。
定着器19は、用紙に転写されたトナー画像を定着させる。
排紙ローラ20は、定着器19によりトナー画像が定着された用紙を搬送し、排紙トレイ21上に排出する。
次に、帯電ユニット50について、図3を参照して説明する。
図3は、帯電ユニット50とその周囲の構成の一例を示す図である。図4は、図3に示す帯電ユニット50の斜視図である。
帯電ユニット50は、帯電器51、給気ノズル52、給気ダクト53、給気ファン54、排気ノズル55、排気ダクト56、排気ファン57等を有する。
帯電器51は、感光体を帯電させる。
具体的には、帯電器51は、例えば、網状のグリッド51bを挟んで感光体15Yの外周面に近接するよう設けられた帯電ワイヤ51a、51aを有する。帯電ワイヤ51a、51aは、電源部(図示略)と接続されている。帯電ワイヤ51a、51aは、電源部から供給された電力により感光体15Yの外周面に対して放電を行い、感光体15Yを帯電させる。第1実施形態の帯電器51は、二つの帯電ワイヤ51a、51aが感光体15Yを帯電させる構成であるが、当該構成は一例であり、これに限られるものではない。例えば、一つの帯電ワイヤにより感光体を帯電させてもよいし、三つ以上の帯電ワイヤにより感光体を帯電させてもよい。また、ワイヤではなく、針状の電極でも良い。
帯電器51は、例えば、図4に示すように、所定の一方向(例えば、図4、図5に示すX方向)に沿って延設されている。X方向は、感光体15Yの幅方向(例えば、感光体15Yの円筒の軸方向)に沿っている。そして、帯電器51は、X方向の幅が、感光体15Yの幅を十分に覆うことができるよう設けられている。つまり、帯電器51は、感光体15Yの幅方向について、感光体15Yの外周面の全域を帯電することができるよう設けられている。
また、帯電器51の帯電ワイヤ51a、51aの側方の空間は、給気ノズル52及び排気ノズル55の通気経路と連続している。具体的には、例えば、所定の一方向に直交する方向(例えば、図2〜図4に示すY方向)について、帯電ワイヤ51a、51aを挟んで、給気ノズル52の噴射口52bと、排気ノズル55の吸引口55aが対向するよう設けられている。第1実施形態において、Y方向は、用紙の搬送方向に沿う方向である。感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向は、Y方向に沿う。また、給気ノズル52の噴射口52bは、帯電ワイヤ51a、51aに対して、感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられ、排気ノズル55の吸引口55aは、帯電ワイヤ51a、51aに対して、感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の上流側に設けられる。下流から上流に向かって風を流すことにより、帯電極より下流にある露光装置がオゾンによって汚染されることを確実に防止できる。
給気ノズル52は、帯電ワイヤ51a、51aの側方に設けられる。給気ノズル52は、気体(例えば、空気等)を噴射するためのノズルである。給気ノズル52により噴射される空気の通気経路は、給気ダクト53を介して給気ファン54の吐出口と接続されている。
図5は、給気ノズル52の内部構造の一例を示す図である。
給気ノズル52は、例えば、樹脂を素材とし、図4に示すように、給気ダクト53との接続部52aから噴射口52b側にかけて、空気の流路をX方向に沿って広げさせる枠部52cや、枠部52cの内側における空気の流れを整流させる整流部材(リブ)52dを有する。
給気ダクト53は、給気ノズル52の通気経路と、給気ファン54の吐出口とを接続する。給気ダクト53は、例えば、樹脂を素材とする筒状の部材である。給気ダクト53は、その接続経路において、給気ファン54からの噴流による気体の漏れ(例えば、空気漏れ)を生じさせない密閉性を有する。
給気ファン54は、給気ダクト53及び給気ノズル52を介して帯電ワイヤ51a、51aの側方へ空気を噴射する。
具体的には、給気ファン54は、例えば、シロッコファン又は軸流ファンであり、羽根の回転により給気口から空気を吸引し、吸引した空気を吐出口から排出する。吐出口から排出された空気は、給気ダクト53及び給気ノズル52の通気経路を通過し、給気ノズル52の噴射口52bから噴射される。給気ノズル52の噴射口52bから噴射された空気は、給気ノズル52側から帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間を通過し、排気ノズル55側へ流れる。このとき、給気ノズル52の噴射口52bから噴射された空気は、帯電ワイヤ51a、51aによる放電に伴って帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間に生じたオゾンを、排気ノズル55側へ押し流す。
排気ノズル55は、帯電ワイヤ51a、51aを挟んで、給気ノズル52と対向する位置に設けられる。排気ノズル55は、空気を吸引するためのノズルである。排気ノズル55により吸引される空気の通気経路は、排気ダクト56を介して排気ファン57の吐出口と接続されている。
また、排気ノズル55は、例えば、樹脂を素材とし、排気ノズル55の吸引口55aから排気ダクト56側にかけて、空気の流路をX方向に沿って集約させる枠部(図示略)を有する。
排気ダクト56は、排気ノズル55の通気経路と、排気ファン57の吸引口とを接続する。排気ダクト56は、例えば、樹脂を素材とする筒状の部材である。排気ダクト56は、その接続経路において、給気ファン54からの噴流による気体の漏れ(例えば、空気漏れ)を生じさせない密閉性を有する。
排気ファン57は、排気ダクト56及び排気ノズル55を介して、給気ファン54により気体が噴射される帯電ワイヤ51a、51aの側方に対して帯電ワイヤ51a、51aを挟んで逆側の帯電ワイヤ51a、51aの側方から空気を吸引する。
具体的には、排気ファン57は、例えば、シロッコファン又は軸流ファンであり、羽根の回転により吸引口から空気を吸引し、吸引した空気を排気口から排出する。排気ファン57は、吸引口から空気を吸引することにより、排気ダクト56及び排気ノズル55を介して、排気ノズル55の吸引口55aから空気を吸引する。ここで、排気ノズル55の吸引口55aの近傍には、給気ノズル52の噴射口52bから噴射され、給気ノズル52側から帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間を通過し、帯電ワイヤ51a、51aによる放電に伴って帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間に生じたオゾンを押し流した空気が流れ込んでいる。つまり、排気ファン57は、排気ノズル55の吸引口55aから、給気ノズル52から噴射され、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間に生じたオゾンを押し流して該オゾンを含んだ空気を吸引する。
また、図示しないが、排気ファン57の排気口と画像形成装置1の外部との間の通気経路には、オゾンフィルターが設けられている。オゾンフィルターは、例えば、空気の通気経路において所定の触媒(例えば、活性炭等)を含む層に空気を通過させるフィルターであり、触媒の働きにより空気からオゾンを除去する。
なお、排気ノズル55の吸引口55aは、X方向に沿った大きさが、給気ノズル52の噴射口52bのX方向に沿った大きさよりも大きく設けられる。そして、排気ノズル55の吸引口55aは、給気ノズル52の噴射口52bにより噴射される気体を十分回収(吸引)可能な位置に設けられる。
具体的には、例えば、排気ノズル55の吸引口55a、帯電ワイヤ51a、51a及び給気ノズル52の噴射口52bは、X方向に沿った方向の中心位置が、Y方向に沿う所定の直線状に位置するよう設けられる。そして、排気ノズル55の吸引口55aは、X方向に沿った大きさが、給気ノズル52の噴射口52bのX方向に沿った大きさよりも大きい。
また、排気ファン57による気体(例えば、空気等)の吸引量は、給気ファン54による気体の噴射量よりも大きい。
具体的には、排気ファン57の風量は、給気ファン54の風量より大きくなるよう設けられる。例えば、排気ファン57と給気ファン54とが同種のファン(例えば、シロッコファン又は軸流ファン等)である場合、排気ファン57は、給気ファン54に比して、ファンの径が大きいか、所定時間単位のファンの回転数の値がより大きいか、またはその両方を満たす。
次に、給気ファン54及び排気ファン57の動作性御に関する制御部101、湿度検出部103及びPWM制御部104の動作について説明する。
第1実施形態において、制御部101は、PWM制御部104を介して給気ファン54及び排気ファン57の動作性御を行う。具体的には、制御部101は、例えば、給気ファン54、排気ファン57を動作させる場合、PWM制御部104に、給気ファン54、排気ファン57の各々を動作させるための所定の電圧値の電圧を給気ファン54、排気ファン57へ印加させる。給気ファン54、排気ファン57は、PWM制御部104からの電圧値に応じて羽根を回転させ、上記のように噴射、吸引を行う。
また、第1実施形態において、制御部101は、排気ファンを所定の低回転速度又は所定の高回転速度で動作させる。所定の低回転速度及び所定の高回転速度は、排気ファン57の種類やファンの径等の各種要因に応じて決定されるが、所定の高回転速度により排気ファン57が動作する場合、所定の低回転速度により排気ファン57が動作する場合よりも所定時間単位の排気ファン57の回転数の値が大きくなり、風量が増える。制御部101は、PWM制御部104に、排気ファン57の回転速度(例えば、所定の低回転速度又は所定の高回転速度)に応じた電圧値の電圧を排気ファン57へ印加させる。
画像形成装置1の電源スイッチ(図示略)がONとされると、制御部101は、画像形成装置1の各部を動作させて画像形成を開始可能な状態(スタンバイ状態)とする。このとき、制御部101は、排気ファン57を所定の低回転速度で動作させる。
また、画像形成装置1による画像形成が行われるにあたり、制御部101は、電源部に帯電ワイヤ51a、51aへ電力を供給させる前に、給気ファン54を動作させる。また、制御部101は、給気ファン54を動作させると共に、排気ファン57を所定の高回転速度で動作させる。給気ファン54が動作し、排気ファン57が所定の高回転速度で動作している状態となった後、制御部101は、電源部に帯電ワイヤ51a、51aへ電力を供給させることを含め、画像形成装置1の各部に画像形成のための動作を行わせる。
画像形成装置1による画像形成が終了した後、制御部101は、画像形成の終了から所定時間が経過するまで、給気ファン54を動作させ、排気ファン57を所定の高回転速度で動作させる。画像形成の終了から所定時間が経過すると、制御部101は、給気ファン54を停止させ、排気ファン57を所定の低回転速度で動作させる。以後、制御部101は、画像形成が再度行われるか、画像形成装置1の電源スイッチがOFFとされるまで、給気ファン54を停止させ、排気ファン57を所定の低回転速度で動作させた状態を維持させる。画像形成が再度行われた場合、制御部101は、上記と同様、給気ファン54を動作させると共に、排気ファン57を所定の高回転速度で動作させる。画像形成装置1の電源スイッチがOFFとされると、排気ファン57は停止する。
なお、上記給気ファン54及び排気ファン57の動作制御タイミングや回転速度の制御は一例であり、これに限られるものではない。例えば、制御部101は、画像形成装置1がスタンバイ状態である場合、排気ファン57を所定の低回転速度で動作させるが、スタンバイ状態である場合に排気ファン57を停止させるようにしてもよい。また、制御部101は、排気ファン57を所定の低回転速度又は所定の高回転速度で動作させているが、三段階以上の回転速度による動作制御を行ってもよいし、動作のON/OFFのみでもよい。また、制御部101は、排気ファン57と同様に、給気ファン54の回転速度を変化させる動作制御を行ってもよい。
また、制御部101は、湿度検出部103により検出された湿度に基づいて、給気ファン54及び排気ファン57の動作を制御する。
オゾンは、周囲の気体(例えば、空気等)に含まれる水分子(例えば、水蒸気等)と結合することによりオゾンボケや帯電部(例えば、帯電ワイヤ51a、51a)の周辺構成(例えば、露光装置16Yや現像装置17Y等)の汚損を生じさせるので、湿度が高い場合、オゾンはオゾンボケや帯電部の周辺構成の汚損を生じさせやすくなる。そこで、例えば、所定の湿度の値(例えば、65[%])に基づいて湿度の高低を判定し、湿度が高い場合により確実にオゾンを排出させるための給気ファン54及び排気ファン57の動作制御を行うことにより、制御部101は、オゾンボケや帯電部の周辺構成の汚損をより良好に抑止することができる。
具体的には、制御部101は、湿度検出部103により検出された湿度の値を取得して、所定の湿度の値(例えば、65[%])と比較する。ここで、湿度検出部103により検出された湿度の値が所定の湿度の値以上である場合、湿度検出部103により検出された湿度の値が所定の湿度の値に比して低い場合よりも、給気ファン54及び排気ファン57の動作時間を長くするか、給気ファン54による空気の噴射量及び排気ファン57による空気の吸引量を増加させるかの少なくともいずれか一方を行う。
例えば、制御部101は、湿度検出部103により検出された湿度の値が所定の湿度の値以上である場合、画像形成装置1の電源がONである間、給気ファン54及び排気ファン57を常に動作させる。また、制御部101は、湿度検出部103により検出された湿度の値が所定の湿度の値以上である場合、画像形成装置1による画像形成時に、給気ファン54及び排気ファン57をより高速で回転させる。また、制御部101は、湿度検出部103により検出された湿度の値が所定の湿度の値以上である場合、画像形成の終了後に給気ファン54を動作させ、排気ファン57を所定の高回転速度で動作させる所定時間をより長く設ける。制御部101は、湿度検出部103により検出された湿度に基づいた給気ファン54及び排気ファン57の動作制御について、これらの例示された給気ファン54及び排気ファン57の動作制御の全てを行ってもよいし、その一部を行ってもよい。
なお、所定の湿度の値を示すデータは、例えば、記憶部102に記憶されているが、操作入力部105を介した入力操作内容に応じて所定の湿度の値を任意に設定することができるようにしてもよい。
以上のように、給気ファン54及び排気ファン57は、協働により、給気ノズル52から排気ノズル55へ向かう気体の流れを生じさせる。これによって、給気ファン54及び排気ファン57は、帯電ワイヤ51a、51aによる放電に伴って帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間に生じたオゾンを帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間から押し流して排出する。これによって、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間におけるオゾン濃度が極めて低い状態で保たれる。具体的には、例えば、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間におけるオゾンの濃度が所定の濃度(例えば、5[ppm])より大きくなると、オゾンボケを生じるが、第1実施形態の画像形成装置1は、給気ファン54及び排気ファン57の協働により、オゾンの濃度を所定の濃度(例えば、5[ppm])より低く保つことができる。なお、第1実施形態では、ダイレック株式会社の“OZONE MONITOR MODEL 1200”によりオゾンの濃度の測定を行っている。
このように、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間におけるオゾン濃度が極めて低い状態で保たれるので、帯電ワイヤ51a、51aは、オゾンによる汚損を生じさせることなく、良好に感光体15Yを帯電させることができる。つまり、給気ファン54及び排気ファン57は、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間に生じたオゾンを帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間から排出することにより、オゾンボケを良好に抑止する。
また、給気ファン54及び排気ファン57は、給気ノズル52から排気ノズル55へ向かう気体の流れによりオゾンを排出するので、オゾンを含んだ空気が感光体15Yの外周面の近傍の空間や、感光体15Yの周囲に設けられた各種の構成(例えば、露光装置16Y、現像装置17Y等)の近傍の空間へ流れ込むことがない。よって、これらの空間のオゾン濃度が極めて低い状態で保たれるので、感光体15Yや感光体15Yの周囲に設けられた各種の構成は、オゾンによる汚損を生じさせることなく、トナー画像の形成に関する動作を良好な状態で機能させることができる。
即ち、給気ファン54及び排気ファン57は、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間に生じたオゾンを帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間から排出することにより、感光体15Yに形成されるトナー画像の画質を極めて良好なものとする。
なお、図3及び上記の説明では、感光体15Yの帯電ユニット50を一例として示しているが、感光体15M、15C、15Kの帯電ユニット50、50、50も同様の構成である。
図6は、画像形成の出力回数(プリント数)と、出力された画像の画像のムラとの対応関係を、オゾンの排出方法の違いに基づいて比較した一例を示すグラフである。なお、図6に示すグラフは、出力画像のムラをランク(R)で表し、画像のムラによる画質低下が極めて小さい最も良好な画質を得られる状態をランクR5、画像のムラが顕著な低画質をランクR1とした5段階評価(R5〜R1)を行った場合のものである。
一般的に、画像形成装置は、所定のプリント数(例えば、100万プリント)の画像形成を行うと、各部の整備や部品の交換等のメンテナンスを必要とする。画像のムラは、オゾンの影響に限らず、画像形成に関る各部の状態(例えば、劣化や残トナーによる汚損等)によっても生じるが、メンテナンスにより画像形成に関る各部の状態は改善される。このため、画像形成装置1は、メンテナンスのタイミングまで良好な画質を維持することができることを求められる。
一方、第1実施形態の画像形成装置1は、給気ノズル52の噴射口52bが、帯電ワイヤ51a、51aに対して、感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられ、排気ノズル55の吸引口55aが、帯電ワイヤ51a、51aに対して、感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の上流側に設けられ、給気ファン54及び排気ファン57による空気の噴射及び吸引が行われる。これによって、帯電ワイヤ51a、51aの動作により生じたオゾンがきわめて良好に排出され、図6に示すように、画像形成装置1は、所定のプリント数(例えば、100万プリント)を超えた後の画像形成においてもランクR5を維持することができる。
また、給気ノズル52の噴射口52b及び排気ノズル55の吸引口55aの位置が逆に設けられた場合であっても、所定のプリント数(例えば、100万プリント)の時点で良好な画質(ランクR4)を得られる。
以上、第1実施形態の画像形成装置1によれば、画像形成装置1が、感光体15Y、15M、15C、15Kを帯電させる帯電部(例えば、帯電器51の帯電ワイヤ51a、51a)の近傍(例えば、側方)へ気体(例えば、空気等)を噴射する給気ファン54と、給気ファン54により噴射された気体を含む帯電ワイヤ51a、51aの近傍の気体を吸引する排気ファン57と、を備える。そして、給気ファン54による気体の噴射が、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間に生じたオゾンを押し流し、排気ファン57による気体の吸引が、オゾンを含んだ空気を帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間から吸引する。
これによって、帯電ワイヤ51a、51aにより生じたオゾンを、気体の噴射により帯電ワイヤ51a、51aから押し流して移動させると共に、気体の吸引により押し流されたオゾンを含む気体を吸引することができるので、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間からオゾンを良好に排出させることができる。よって、オゾンボケによる画像のムラを良好に抑止することができるので、画像形成装置1は、画像形成により、画像のムラの少ない良好な画質の画像出力を行うことができる。さらに、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間からオゾンを良好に排出させることにより、帯電ワイヤ51a、51aやその周囲の構成(例えば、露光装置や現像装置等)の汚損を十分に抑止することができるので、画像形成装置1は、画像形成に関する各部の汚損による画質の低下を生じさせることなく、良好な画質の画像出力を行うことができる。
また、給気ファン54による気体の噴射口(例えば、給気ノズル52の噴射口52b)と排気ファン57による気体の吸引口(例えば、排気ノズル55の吸引口55a)とは、帯電ワイヤ51a、51aを挟んで対向する位置に設けられるので、給気ファン54により噴射され、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間に生じたオゾンを押し流した気体が、排気ファン57による気体の吸引口に良好に導かれる。
これによって、噴射によりオゾンを帯電ワイヤ51a、51aの近傍から押し流して移動させて吸引するという気体の流れを、帯電ワイヤ51a、51aを挟んだ直線上とすることができ、排気ファン57は、噴射により押し流されたオゾンをより良好に吸引することができるので、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間からオゾンをより良好に排出させることができ、帯電ワイヤ51a、51aやその周囲の構成の汚損をより良好に抑止することができる。よって、オゾンボケによる画像のムラをより良好に抑止することができ、画像形成に関する各部の汚損による画質の低下をより良好に抑止することができ、画像形成装置1は、画像形成により、より良好な画質の画像出力を行うことができる。
また、給気ノズル52の噴射口52bは、帯電ワイヤ51a、51aに対して、感光体(例えば、感光体15Y,15M、15C、15K)の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられ、排気ノズル55の吸引口55aは、帯電ワイヤ51a、51aに対して、感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の上流側に設けられるので、噴射口52bから吸引口55aへ向かう気体が外周面の移動方向の下流側から上流側へ流れる。このため、帯電ワイヤ51a、51aに対して感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられた構成(例えば、露光装置や現像装置)に、オゾンを含む気体が向かうことがない。
これによって、帯電ワイヤ51a、51aに対して感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられた構成(例えば、露光装置や現像装置)の近傍の空間にオゾンを含む空気が入り込むことがなくなるので、これらの構成がオゾンにより汚損されることをより良好に抑止することができる。ここで、帯電ワイヤ51a、51aに対して感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられる構成は、例えば、露光装置や現像装置のように、画像形成に直接関る即ち汚損により画質が低下する構成である。つまり、帯電ワイヤ51a、51aに対して感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられた構成がオゾンにより汚損されることをより良好に抑止することができるので、画像形成装置1は、画像形成により、より良好な画質の画像出力を行うことができる。
また、気体の流れが感光体の外周面の移動方向の下流側から上流側に向かうので、オゾンを排出させる気体の流れが感光体の下流側の紙粉やトナーを下流側に運んでしまうことがない。これにより、紙粉やトナーによる帯電部や帯電制御部材及びその周囲の構成の汚損を十分に抑止することができる。
また、湿度検出部103が画像形成装置1の外気の湿度を検出し、制御部101が、湿度検出部103により検出された湿度に基づいて、給気ファン54及び排気ファン57の動作を制御するので、画像形成装置1の外気の湿度に応じたオゾンの排出制御を行うことができる。
また、制御部101は、湿度検出部103により検出された湿度の値を取得して、所定の湿度の値(例えば、65[%])と比較し、湿度検出部103により検出された湿度の値が所定の湿度の値以上である場合、湿度検出部103により検出された湿度の値が所定の湿度の値に比して低い場合よりも、給気ファン54及び排気ファン57の動作時間を長くするか、給気ファン54による空気の噴射量及び排気ファン57による空気の吸引量を増加させるかの少なくともいずれか一方を行う。
これによって、制御部101は、所定の湿度の値に基づいて湿度が高いと判定した場合に、より確実にオゾンを排出させるための給気ファン54及び排気ファン57の動作制御を行うことができるので、より確実にオゾンが排出されることにより、オゾンボケや帯電部の周辺構成の汚損をより良好に抑止することができる。
また、排気ファン57による気体の吸引量は、給気ファン54による気体の噴射量よりも大きいので、給気ファン54により噴射され、オゾンを押し流した気体を、排気ファン57は十分余裕をもって吸引することができる。
これによって、帯電ワイヤ51a、51aの近傍から押し流されたオゾンを含む気体を排気ファン57のによる気体の吸引口(例えば、排気ノズル55の吸引口55a)以外の場所へ散逸させることをより良好に抑止することができるので、帯電ワイヤ51a、51aの近傍の空間からオゾンをより良好に排出させることができ、帯電ワイヤ51a、51aやその周囲の構成の汚損をより良好に抑止することができる。よって、オゾンボケによる画像のムラをより良好に抑止することができ、画像形成に関する各部の汚損による画質の低下をより良好に抑止することができ、画像形成装置1は、画像形成により、より良好な画質の画像出力を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図7は、第2実施形態の画像形成装置における帯電ユニット50とその周囲の構成の一例を示す図である。
第2実施形態の給気ノズル52は、噴射口52bに加えて、給気ノズル52から噴射される気体の一部の噴射方向を感光体15Y側に向けて分岐させる分岐手段として機能するスリット60を有する。また、第2実施形態の画像形成装置は、スリット60により分岐された気体による気流を、気体が給気ノズル52から噴射されて排気ノズル55に吸引されることにより生じる気流(第1の気流)よりも感光体に近い位置で第1の気流に沿った方向に誘導する誘導板70を有する。スリット60により分岐されて誘導板70により誘導された気流は、第2の気流として機能する。
図8は、第2実施形態の給気ノズル52の斜視図である。
図9は、スリット60の形状を模式的に示すための説明図である。
スリット60は、噴射される気体の流路を構成する流路構成部材(例えば、給気ノズル52)に設けられ、その長手方向が帯電部51の延在方向に沿うよう設けられている。即ち、第2実施形態におけるスリット60の長手方向は、X方向に沿う。
また、図8、図9に示すように、スリット60の幅は、両端が該両端の中間に対して大きい。
給気ノズル52は、給気ダクト53との接続部52aから噴射口52b側にかけて、空気の流路をX方向に沿って広げさせる枠部52を有する。ここで、枠部52の形状により、給気ノズル52のX方向の両端の風速は、該両端の中間に位置する部分、特に中央部付近に比して小さくなる。よって、本実施形態では、スリット60による気体の流路となる開口部の形状について、X方向の両端が該両端の中間に対して末広がりとなるようにすることで、該両端の中間に比して両端での気体の通過を容易とし、スリット60に沿ったX方向のどの位置でもスリット60を通過する気流の風速をほぼ均一とすることができる。
スリット60を通過した気流は、誘導板70により誘導され、図7に示すように、給気ノズル52から排気ノズル55にかけて流れる気流に対してほぼ平行であって第1の気流よりも感光体15Yに近い位置を通る流路を取って、帯電極に対して感光体の外周面の移動方向の下流側から上流側に向かって流れる。
このように、スリット60及び誘導板70は、第1の気流の方向に沿った第2の気流を帯電部51と感光体15Yとの間であって第1の気流よりも感光体に近い位置で生じさせる気流発生手段として機能する。
スリット60を通過し、誘導板70により誘導された気流(第2の気流)による気体の流量は、給気ノズル52の噴射口52bから排気ノズル55に向かって噴射される気流(第1の気流)による気体の流量よりも小さくなるよう設けられている。
例えば、第1の気流による気体の流量を1とした場合、第2の気流による気体の流量は、0.1〜0.3となるよう設けられる。具体的には、気体の流量の比率が1:0.1〜0.3程度となるよう、スリット60の開口部の幅の大きさが定められる。
第2の気流の気体の一部は、より流量の多い第1の気流に合流するように排気ノズル55に引き込まれて排気される。
また、図示しないが、画像形成装置には感光体の周囲の気体を入れ替えるためのファン等が設けられており、排気ノズル55に引き込まれなかった第2の気流の気体は、かかるファン等により画像形成装置の外へ排気される。なお、かかる第2の気流の気体の排気方法は一例であり、これに限られるものではない。例えば、専用の排気ファン等を設けてもよい。
なお、第2実施形態の画像形成装置は、スリット60及び誘導板70が設けられていることを除いて、第1実施形態の画像形成装置1と同様の構成を有する。
また、図7及び上記の説明では感光体15Y付近の構成を用いて説明を行っているが、感光体15M、感光体15C、感光体15K付近についても同様である。
以上、第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、第2の気流が第1の気流よりも感光体(例えば、感光体15Y等)に近い位置を流れるので、より感光体に近い位置の気体に気流を生じさせることができる。即ち、帯電器51と感光体との間で生じたオゾンをより確実に帯電器51と感光体との間から排出することができる。よって、オゾンボケによる画像のムラを良好に抑止することができるので、画像形成装置は、画像形成により、画像のムラの少ない良好な画質の画像出力を行うことができる。
また、スリット60が給気ノズル52により噴射される気体の一部の噴射方向を感光体側に向けて分岐させ、分岐された気流を誘導板70が第1の気流より感光体に近い位置で第1の気流に沿うよう誘導するので、一つの給気ファン54を第1の気流及び第2の気流の発生源として共有することができる。
また、スリット60の長手方向が、帯電部51の延在方向に沿うので、帯電部51及び感光体の幅方向(X方向)をカバーするように第2の気流を発生させることができ、帯電器51と感光体との間で生じたオゾンをより確実に帯電器51と感光体との間から排出することができる。
また、スリット60の幅は、両端が該両端の中間に対して大きいので、該両端の中間に比して両端での気体の通過を容易とし、スリット60に沿ったどの位置でもスリット60を通過する気流の風速をほぼ均一とすることができる。
また、第2の気流による気体の流量は、第1の気流による気体の流量よりも小さいので、第2の気流が第1の気流に与える影響を極めて小さくした上で第2の気流による感光体付近のオゾンの排出を行うことができる。即ち、第1の気流による帯電ワイヤ51a、51a付近のオゾンの排出と第2の気流による感光体付近のオゾンの排出とをよりバランスよく行うことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態、第2実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図10は、第3実施形態の画像形成装置における帯電ユニット50とその周囲の構成の一例を示す図である。
第3実施形態の給気ノズル52は、噴射口52bに加えて、給気ノズル52から噴射される気体の一部の噴射方向を感光体15Yと露光装置16Yとの間に向けて分岐させる分岐手段として機能するスリット60Aを有する。一方、第3実施形態の画像形成装置は、第2実施形態の画像形成装置と異なり、誘導板70を有しない。
第3実施形態のスリット60Aは、感光体15Yの駆動による該感光体15Yの外周面の移動方向の下流側に設けられた給気ノズル52から、該感光体15Yの外周面の移動方向に沿った気流を生じさせる。具体的には、スリット60により分流された気流は、感光体15Yの外周面に沿って、感光体15Yと露光装置16Yとの間を通過するように流れる。よって、スリット60Aは、気流発生手段として機能する。
感光体15Yと露光装置16Yとの間を通過した気流は、例えば、感光体の周囲の気体を入れ替えるためのファン等により画像形成装置の外へ排気される。
なお、第3実施形態の画像形成装置は、スリット60Aが設けられていることを除いて、第1実施形態の画像形成装置1と同様の構成を有する。
また、スリット60Aは、気流を分岐させる方向を除いて、スリット60と同様の特徴を有する。即ち、スリット60Aは、長手方向が帯電部51の延在方向(X方向)に沿って設けられる。また、スリット60の幅は、両端が該両端の中間に比して大きい。そして、スリット60Aを通過した気流による気体の流量は、給気ノズル52の噴射口52bから排気ノズル55に向かって噴射される気流による気体の流量よりも小さくなるよう設けられている。
また、図10では感光体15Y付近の構成を用いて説明を行っているが、感光体15M、感光体15C、感光体15K付近についても同様である。
以上、第3実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、感光体の外周面の移動方向に沿った気流を生じさせるので、感光体付近にオゾンが発生した場合であってもオゾンをより確実に排出することができる。よって、オゾンボケによる画像のムラを良好に抑止することができるので、画像形成装置は、画像形成により、画像のムラの少ない良好な画質の画像出力を行うことができる。
また、感光体の外周面の移動方向に沿った気流が感光体と露光装置との間を通過するので、感光体と露光装置との間からオゾンを排出することができ、露光処理におけるオゾンボケをより良好に抑止することができる。
また、スリット60Aが給気ノズル52により噴射される気体の一部の噴射方向を感光体側と露光装置との間に向けて分岐させるので、一つの給気ファン54を第1の気流及び第2の気流の発生源として共有することができる。
また、スリット60Aの長手方向が、帯電部51の延在方向に沿うので、帯電部51及び感光体の幅方向(X方向)をカバーするように気流を発生させることができ、感光体付近で生じたオゾンをより確実に排出することができる。
また、スリット60Aの幅は、両端が該両端の中間に対して大きいので、該両端の中間に比して両端での気体の通過を容易とし、スリット60Aに沿ったどの位置でもスリット60Aを通過する気流の風速をほぼ均一とすることができる。
また、スリット60Aを通過する気流による気体の流量は、給気ノズル52の噴射口52bから噴射される気体の流量よりも小さいので、スリット60Aを通過する気流が帯電部51付近の気流に与える影響を極めて小さくした上で感光体と露光装置との間のオゾンの排出を行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記の実施形態における給気ノズル52の噴射口52b及び排気ノズル55の吸引口55aの構成及び位置関係は、一例であり、これに限られるものではない。例えば、帯電部(例えば、帯電ワイヤ51a、51a)に対する噴射口52bと吸引口55aの位置関係が、感光体の外周面の移動方向について上記の実施形態と逆に設けられてもよいし、排気ノズル55の吸引口55aを帯電部(例えば、帯電ワイヤ51a、51a)の上方に設けてもよい。また、ノズルやダクトを介さず、噴射及び吸引を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、帯電ワイヤ51a、51aを帯電部の一例として示しているが、これに限られるものではない。例えば、帯電ローラや帯電ブラシ等でもよい。また、上記の実施形態では、非接触方式の帯電を行っている、接触方式でもよい。
また、上記の実施形態では、感光体を円筒状の部材としているが、一例であり、これに限られるものではない。例えば、複数のローラにより張架されたベルト上の感光体等を用いてもよい。
また、噴射手段、吸引手段又はその両方は、ファンに限らない。例えば、気体圧縮機(コンプレッサー)により気体に圧力を加えて気体を噴射、吸引させるようにしてもよい。また、噴射手段による帯電部の近傍の空間からオゾンを押し流す気体の噴射は帯電部に向けられなくともよい。噴射手段及び吸引手段は、協働により、帯電部の近傍の空間から十分にオゾンを押し流して吸引することが可能な気体の流動を生じさせる能力を有するものであればよい。
また、第2実施形態、第3実施形態では、スリット60、60Aにより給気ノズル52からの気流を一部分流させているが、一例であり、これに限られるものではない。例えば、第2の気流を生じさせるための専用の気流発生装置や、帯電部51に対して感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側から該感光体の外周面の移動方向に沿った気流を生じさせる専用の気流発生装置として、ファンやダクト等を設けるようにしてもよい。
また、第2の気流と、帯電部51に対して感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側から該感光体の外周面の移動方向に沿った気流との両方を生じさせるための構成を一つの画像形成装置に設けてもよい。例えば、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせてもよい。
15Y,15M,15C,15K 感光体
16Y 露光装置
17Y 現像装置
50 帯電ユニット
51 帯電器
51a 帯電ワイヤ
52 給気ノズル
52a 接続部
52b 噴射口
53 給気ダクト
54 給気ファン
55 排気ノズル
55a 吸引口
56 排気ダクト
57 排気ファン
101 制御部
103 湿度検出部
104 PWM制御部

Claims (13)

  1. 感光体を帯電させる帯電部又はこの帯電部の近傍へ気体を噴射する噴射手段と、
    前記噴射手段により噴射された気体を含む前記帯電部の近傍の気体を吸引する吸引手段と、
    気体が前記噴射手段から噴射されて前記吸引手段に吸引されることにより生じる第1の気流の方向に沿った第2の気流を前記帯電部と前記感光体との間であって前記第1の気流よりも感光体に近い位置で生じさせる気流発生手段を備え
    前記気流発生手段は、前記噴射手段により噴射される気体の一部の噴射方向を前記感光体側に向けて分岐させる分岐手段と、
    前記分岐手段により分岐された気流を前記第1の気流よりも感光体に近い位置で前記第1の気流の方向に沿った方向に誘導する誘導手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記噴射手段による気体の噴射口と前記吸引手段による気体の吸引口とは、前記帯電部を挟んで対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記噴射手段による気体の噴射口は、前記帯電部に対して、前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられ、
    前記吸引手段による気体の吸引口は、前記帯電部に対して、前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の上流側に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 感光体を帯電させる帯電部又はこの帯電部の近傍へ気体を噴射する噴射手段と、
    前記噴射手段により噴射された気体を含む前記帯電部の近傍の気体を吸引する吸引手段と、
    前記帯電部に対して前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側から該感光体の外周面の移動方向に沿った気流を生じさせる気流発生手段を備え、
    前記気流発生手段は、前記噴射手段により噴射される気体の一部の噴射方向を前記感光体と前記露光装置との間に向けて分岐させる分岐手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記噴射手段による気体の噴射口と前記吸引手段による気体の吸引口とは、前記帯電部を挟んで対向する位置に設けられることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記噴射手段による気体の噴射口は、前記帯電部に対して、前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の下流側に設けられ、
    前記吸引手段による気体の吸引口は、前記帯電部に対して、前記感光体の駆動による該感光体の外周面の移動方向の上流側に設けられることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記気流発生手段は、前記感光体と露光装置との間に前記気流を通過させることを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記分岐手段は、前記噴射手段により噴射される気体の流路を構成する流路構成部材に設けられたスリットであり、
    前記スリットの長手方向は、前記帯電部の延在方向に沿うことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の画像形成装置。
  9. 前記スリットの幅は、両端が該両端の中間に対して大きいことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記気流発生手段により生じる気体の流量は、前記噴射手段から噴射される気体の流量よりも小さいことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置の外気の湿度を検出する湿度検出手段と、
    この湿度検出手段により検出された湿度に基づいて、前記噴射手段及び前記吸引手段の動作を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記湿度検出手段により検出された湿度と所定の湿度との比較を行う比較手段を備え、
    前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記湿度検出手段により検出された湿度が前記所定の湿度以上である場合、前記湿度検出手段により検出された湿度が前記所定の湿度に比して低い場合よりも、前記噴射手段及び前記吸引手段の動作時間を長くするか、前記噴射手段による気体の噴射量及び前記吸引手段による気体の吸引量を増加させるかの少なくともいずれか一方を行うことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記吸引手段による気体の吸引量は、前記噴射手段による気体の噴射量よりも大きいことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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