JP5891332B2 - 静電チャック - Google Patents
静電チャック Download PDFInfo
- Publication number
- JP5891332B2 JP5891332B2 JP2015172910A JP2015172910A JP5891332B2 JP 5891332 B2 JP5891332 B2 JP 5891332B2 JP 2015172910 A JP2015172910 A JP 2015172910A JP 2015172910 A JP2015172910 A JP 2015172910A JP 5891332 B2 JP5891332 B2 JP 5891332B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- electrostatic chuck
- resin
- heat generation
- resistance heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Description
なお、添付図面は、特徴を分かりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、寸法,比率などは実際と異なる場合がある。また、断面図では、各部材の断面構造を分かりやすくするために、一部のハッチングを省略している。
以下、一実施形態を説明する。
図1(a)に示すように、静電チャックは、ベースプレート(基台)10と、接着層20と、静電チャック(ESC)基板30を有している。静電チャック基板30は、接着層20によりベースプレート10上に接着されている。
抵抗発熱体33は、第1の抵抗発熱体33aと第2の抵抗発熱体33bを含む。第1及び第2の抵抗発熱体33a,33bは、基板本体31内において、基板載置面31aと平行な面上に配置されている。第1及び第2の抵抗発熱体33a,33bは静電電極32と電気的に絶縁されている。
上記したように、抵抗発熱体33の形状は、各抵抗発熱体33a,33bが形成された領域において、均一な発熱密度が得られるように設計されている。しかし、抵抗発熱体33を形成する面内において、抵抗発熱体33の形状、例えば配線パターンの幅や厚さは、製造工程においてばらつきを生じる。このようなばらつきは、抵抗発熱体33における部分的な抵抗値のばらつき、つまり発熱量の部分的な変化を生じさせる。従って、抵抗発熱体33における形状のばらつきは、基板載置面31aにおける発熱密度の不均一性を招く。
先ず、図3に示すように、複数(図3において3枚)のグリーンシート51〜53を準備する。各グリーンシート51〜53は、矩形板状に形成されている。各グリーンシート51〜53の材料は例えばアルミナをバインダ、溶剤等と混合したシート状のものである。各グリーンシート51〜53の大きさは、図1(a)に示す静電チャック基板30の大きさに対応する。
次いで、構造体71bを焼成して、図9に示すセラミック基板72aが得られる。焼成する際の温度は、例えば、1600℃である。このセラミック基板72aは、図3,図4に示す配線パターン54,55を焼結して得られた静電電極32、抵抗発熱体33を内蔵する。なお、図示しないが、図1(a)に示す電極35a,35b,36a〜36dは、静電電極32、抵抗発熱体33と同様に形成される。
次いで、図14に示すように、樹脂81上に、調整部37(図12参照)を形成した接着面31bを下にして静電チャック基板30を重ね合わせ、貼り合わせる。このとき、減圧雰囲気において、例えば静電チャック基板30をベースプレート10に向って加圧することで、静電チャック基板30に形成した調整部37(図12参照)に、ベースプレート10上に塗布した樹脂81が充填される。次いで、樹脂81を熱硬化させる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様とすることもできる。
・上記実施形態では、基板本体31の接着面31bに調整部37を形成し、その調整部37に調整用樹脂38を充填した。調整部37の設定位置は、抵抗発熱体33と冷却用流路12の間において、適宜変更が可能である。
また、各調整部37に充填する樹脂を適宜変更してもよい。例えば、接着層20の材料(例えば、シリコーン樹脂)よりも熱伝導率を高くした樹脂を用いる。このような樹脂は、例えば、銀(Ag)や銅(Cu)等の金属、チッ化アルミニウム、チッ化ホウ素、等を充填材とした樹脂ペーストが用いられる。銀や銅などの金属は、基板本体31の材料であるセラミックよりも熱伝導率が高い。これを用いて発熱密度を低下させることで、基板本体31の基板載置面31aにおける発熱密度を均一とすることができ、基板Wを均一の温度に制御することができる。
次いで、図18(b)に示すように、樹脂91bに調整部37を形成し、この調整部37に調整用樹脂38を充填する。この調整部37に充填する調整用樹脂38は、樹脂91bの熱伝導率と異なる熱伝導率の樹脂、例えば銀(Ag)や銅(Cu)等の金属、チッ化アルミニウム、チッ化ホウ素、等を充填材とした樹脂ペーストを用いることができる。この調整用樹脂38を充填後、例えば加熱により硬化させる。なお、調整用樹脂38として、充填材を含む光硬化性樹脂を用いることもできる。
例えば、X線装置を用いる。この場合、測定対象として、焼成後、例えば、図9に示すセラミック基板72bを用いる。X線を用いてセラミック基板72bを撮影した画像を解析することで、抵抗発熱体33の形状(厚さ、幅)を測定することができる。X線は、所定の電磁波の一例である。この測定結果を用いて、上記と同様に発熱密度分布を算出することができる。なお、機械加工後のセラミック基板72b(図10参照)や、積層状態のグリーンシート51〜53を用いて抵抗発熱体33(配線パターン55)の形状を測定し、発熱密度分布を算出するようにしてもよい。
10a 上面
20 接着層
30 静電チャック基板
31 基板本体
31a 基板載置面
31b 接着面
32 静電電極
33 抵抗発熱体
37 調整部
38 調整用樹脂
51〜53 グリーンシート
54,55 配線パターン
61 測定装置
W 基板
Claims (5)
- 冷却機構を有するベースプレートと、
前記ベースプレートの上面に接着層を介して接続された静電チャック基板と
を有し、
前記静電チャック基板は、基板が載置される基板載置面を有し、前記基板を吸着するための静電電極と、前記基板を加熱するための抵抗発熱体を内蔵し、
前記静電チャック基板の下面に前記基板載置面の発熱密度分布に応じた位置に凹設され、前記発熱密度分布に応じた熱伝導率の樹脂が充填された調整部を有し、
前記静電チャック基板は、基板本体と、基板本体に内蔵された静電電極及び抵抗発熱体とを有し、前記基板本体の材料はセラミックスであり、
前記調整部は、前記抵抗発熱体の直下に形成され、前記発熱密度分布に応じて前記静電チャック基板の下面において熱伝導に差を生じさせること、
を特徴とする静電チャック。 - 前記調整部に充填される樹脂の熱伝導率は、前記静電チャック基板の熱伝導率よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の静電チャック。
- 前記接着層は、前記接着層を形成する樹脂と異なる熱伝達率の調整用樹脂を内蔵し、前記調整用樹脂は、前記基板載置面の発熱密度分布に応じた位置に内設されてなること、
を特徴とする請求項1または2に記載の静電チャック。 - 前記接着層と前記調整部に充填された樹脂は同じ材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載の静電チャック。
- 前記ベースプレートの上面に前記基板載置面の発熱密度分布に応じた位置に凹設され、前記発熱密度分布に応じた熱伝導率の樹脂が充填された調整部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電チャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015172910A JP5891332B2 (ja) | 2015-09-02 | 2015-09-02 | 静電チャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015172910A JP5891332B2 (ja) | 2015-09-02 | 2015-09-02 | 静電チャック |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012122201A Division JP5823915B2 (ja) | 2012-05-29 | 2012-05-29 | 静電チャックの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016001757A JP2016001757A (ja) | 2016-01-07 |
JP5891332B2 true JP5891332B2 (ja) | 2016-03-22 |
Family
ID=55077173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015172910A Active JP5891332B2 (ja) | 2015-09-02 | 2015-09-02 | 静電チャック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5891332B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11784067B2 (en) | 2018-05-28 | 2023-10-10 | Niterra Co., Ltd. | Holding device and method for manufacturing holding device |
US12027406B2 (en) | 2018-05-28 | 2024-07-02 | Niterra Co., Ltd. | Method for manufacturing holding device and holding device |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7050455B2 (ja) * | 2017-03-15 | 2022-04-08 | 日本特殊陶業株式会社 | 静電チャックの製造方法 |
JP6839314B2 (ja) | 2019-03-19 | 2021-03-03 | 日本碍子株式会社 | ウエハ載置装置及びその製法 |
KR102495415B1 (ko) * | 2019-04-16 | 2023-02-06 | 니뽄 도쿠슈 도교 가부시키가이샤 | 유지 장치의 제조 방법, 유지 장치용 구조체의 제조 방법 및 유지 장치 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4256503B2 (ja) * | 1997-10-30 | 2009-04-22 | 東京エレクトロン株式会社 | 真空処理装置 |
JP4666903B2 (ja) * | 2003-11-26 | 2011-04-06 | 京セラ株式会社 | ウェハ支持部材 |
JP4349952B2 (ja) * | 2004-03-24 | 2009-10-21 | 京セラ株式会社 | ウェハ支持部材とその製造方法 |
JP4749072B2 (ja) * | 2005-07-26 | 2011-08-17 | 京セラ株式会社 | ウェハ保持体 |
JP4944600B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2012-06-06 | 新光電気工業株式会社 | 基板温調固定装置 |
JP2009152475A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 基板温調固定装置 |
JP5279455B2 (ja) * | 2008-11-10 | 2013-09-04 | 太平洋セメント株式会社 | 静電チャック |
-
2015
- 2015-09-02 JP JP2015172910A patent/JP5891332B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11784067B2 (en) | 2018-05-28 | 2023-10-10 | Niterra Co., Ltd. | Holding device and method for manufacturing holding device |
US12027406B2 (en) | 2018-05-28 | 2024-07-02 | Niterra Co., Ltd. | Method for manufacturing holding device and holding device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016001757A (ja) | 2016-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5823915B2 (ja) | 静電チャックの製造方法 | |
JP5891332B2 (ja) | 静電チャック | |
JP6215104B2 (ja) | 温度調整装置 | |
JP6530333B2 (ja) | 加熱部材及び静電チャック | |
JP5416570B2 (ja) | 加熱冷却デバイスおよびそれを搭載した装置 | |
CN104956474B (zh) | 试样保持件以及使用了该试样保持件的等离子体蚀刻装置 | |
JP6228031B2 (ja) | 試料保持具およびこれを用いたプラズマエッチング装置 | |
JP4666903B2 (ja) | ウェハ支持部材 | |
EP1341215A1 (en) | Ceramic heater for semiconductor manufacturing and inspecting devices | |
JP2015118965A (ja) | ウエハ加熱用ヒータユニット | |
WO2004019658A1 (ja) | 金属ヒータ | |
JP2013123053A (ja) | 加熱冷却デバイスおよびそれを搭載した装置 | |
JP7164959B2 (ja) | 保持装置、および、保持装置の製造方法 | |
JPH11162620A (ja) | セラミックヒーター及びその均熱化方法 | |
JP4744016B2 (ja) | セラミックヒータの製造方法 | |
JP6081858B2 (ja) | ヒータ | |
JP6995019B2 (ja) | 試料保持具 | |
JP5381879B2 (ja) | ウェハ加熱用ヒータユニットおよびそれを搭載した半導体製造装置 | |
JP2005026585A (ja) | セラミック接合体 | |
JP7182910B2 (ja) | 保持装置 | |
JP7516147B2 (ja) | 保持装置 | |
JP2004079392A (ja) | 金属ヒータ | |
JP2017212154A (ja) | ヒータユニット | |
JP6695204B2 (ja) | 保持装置 | |
JP2004139965A (ja) | 金属ヒータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20151026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160222 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5891332 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |