JP5885173B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

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Description

この発明は、レーザ発振器から出射されたレーザ光を集光照射して被加工材を加工するレーザ加工装置に関するものである。
従来から、レーザ発振器から出射されたレーザ光を用いて被加工材を加工するレーザ加工装置は良く知られている(たとえば、特許文献1参照)。
図7は特許文献1に記載された従来のレーザ加工装置の光路構成を概略的に示すブロック構成図である。
図7において、レーザ発振器1から発生したレーザ光Lは、伝送光学系を介して加工ヘッド4内の加工レンズ(図示せず)に伝送され、加工テーブル2上に載置された被加工材(図示せず)に集光照射される。
加工テーブル2および加工ヘッド4は、少なくとも一軸方向に移動可能な移動手段5を有しており、レーザ光Lと被加工材との相対位置を所望方向に移動するとともに、所望位置に位置決めすることが可能になっている。
この場合、移動手段5は、加工テーブル2をX軸方向に移動させ、加工ヘッド4をY軸方向に移動させるように構成されている。
レーザ光Lの伝送光学系は、レーザ発振器1からのレーザ光Lが入射される反射型ビームエキスパンダ機構106と、反射型ビームエキスパンダ機構106から出射されるレーザ光Lを加工ヘッド4に導入する折り返しミラー8と、を備えている。
反射型ビームエキスパンダ機構106は、レーザ発振器1からのレーザ光Lが入射される折り返しミラー68と、折り返しミラー68で反射されたレーザ光Lが入射される球面凸ミラー63と、球面凸ミラー63で反射されたレーザ光Lが入射される球面凹ミラー65と、により構成されている。
反射型ビームエキスパンダ機構106は、レーザ発振器1から発生するレーザ光Lの発散角の違いに起因することなく、レーザ光Lのビーム径を所望の倍率に拡大し、加工テーブル2上の加工点で適切な集光径を維持する。
一般的に、球面凸ミラー63および球面凹ミラー65などの球面ミラーによる反射光には、入射角に応じた非点収差が発生することが知られている。特に、レーザ加工装置において、レーザ光Lに非点収差が発生した場合には、加工点において集光性の低下やビーム形状の異方性が発生する。
このように、加工ヘッド4が移動する形式のレーザ加工装置においては、被加工材の加工点での適切な集光径を維持するために、レーザ光Lを拡大しかつ平行化するための反射型ビームエキスパンダ機構106が光路中に設けられているが、反射型ビームエキスパンダ機構106内で球面ミラーを用いる際には、非点収差の発生を抑制するために、球面ミラーに対する入射角を鋭角に制限する必要がある。
したがって、レーザ加工装置の伝送光学系に球面ミラーを用いる場合には、非点収差によって加工品質の劣化や加工に異方性が発生するのを回避するために、非点収差が加工品質に影響を与えないように、球面ミラーに対するレーザ光Lの入射角を鋭角に制限する必要がある。
一般に、球面ミラーに対する入射角を鋭角(望ましくは、15°以内)に設定すれば、非点収差による加工品質の低下は無視できることが知られている。
そこで、図7(特許文献1)においては、反射型ビームエキスパンダ機構106内の折り返しミラー68によって、各球面ミラー(球面凸ミラー63、球面凹ミラー65)に対するレーザ光Lの入射角を鋭角に制限している。
しかしながら、球面ミラーに対する入射角を制限するための折り返しミラー68を設けることによって光路が複雑化するうえ、厳密には非点収差の発生を抑制することはできない。また、複雑化された光路中の光学素子がレーザ光を吸収することによって熱レンズ効果が発生するので、光学素子の増加が加工の不安定性の要因となっていた。
特開平5−305473号公報
従来のレーザ加工装置は、伝送光学系として、球面ミラーを有する反射型ビームエキスパンダ機構を用いた場合には、特許文献1のように、球面ミラーに対する入射角を制限するための折り返しミラーを設けているが、光路構成が複雑化するうえ、非点収差の発生を十分に抑制することができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、光路構成が特に複雑でない反射型ビームエキスパンダ機構を用いて、ビーム発散角を十分に抑制するとともに、無収差でかつ所望ビーム径のレーザ光を被加工材に照射することのできるレーザ加工装置を得ることを目的とする。
この発明に係るレーザ加工装置は、レーザ光を出射するレーザ発振器と、被加工材が載置された加工テーブルと、レーザ発振器から出射されたレーザ光を伝送する伝送光学系と、伝送光学系を介して伝送されたレーザ光を被加工材に集光照射する加工ヘッドと、被加工材に照射されるレーザ光と被加工材との相対位置を変化させる移動手段と、からなるレーザ加工装置であって、伝送光学系は、レーザ発振器からのレーザ光を平行化しかつ拡大する反射型ビームエキスパンダ機構と、球面可変曲率ミラーと、を備え、反射型ビームエキスパンダ機構は、球面ミラーと、直交する2軸の曲率が異なるミラーと、を含み、球面ミラーと、直交する2軸の曲率が異なるミラーの間に球面可変曲率ミラーが配置されることを特徴とするものである。
この発明によれば、伝送光学系を構成する反射型ビームエキスパンダ機構において、直交する2軸の曲率が異なるミラーを用いることにより、特に複雑な構成の伝送光学系を用いることなく、ビーム発散角を十分に抑制するとともに、無収差でかつ所望ビーム径のレーザ光を被加工材に照射することができる。
この発明の実施の形態1に係るレーザ加工装置の光路構成を概略的に示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態2に係るレーザ加工装置の光路構成を概略的に示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態3に係るレーザ加工装置の光路構成を概略的に示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態4に係るレーザ加工装置の要部を概略的に示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態5に係るレーザ加工装置の要部を概略的に示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態6に係るレーザ加工装置の要部を概略的に示すブロック構成図である。 従来のレーザ加工装置の光路構成を概略的に示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態7に係るミラー調整機構を概略的に示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るレーザ加工装置の光路構成を概略的に示すブロック構成図である。
図1において、この発明の実施の形態1に係るレーザ加工装置は、レーザ光Lを出射するレーザ発振器1と、被加工材(図示せず)が載置された加工テーブル2と、反射型ビームエキスパンダ機構6および折り返しミラー8からなる伝送光学系と、伝送光学系を介したレーザ光Lを被加工材に照射する加工ヘッド4と、を備えている。
レーザ発振器1から出射されたレーザ光Lは、伝送光学系内に設置された反射型ビームエキスパンダ機構6により平行化しかつ拡大化された後、折り返しミラー8によって加工ヘッド4に導かれ、加工ヘッド4内の加工レンズ(図示せず)によって集光された後、加工テーブル2上の被加工材に照射される。
加工テーブル2および加工ヘッド4には、それぞれを実線位置から破線位置2’、4’までの範囲内で水平方向に移動させる移動手段5が設けられている。
移動手段5は、制御手段(図示せず)の制御下で、加工テーブル2をX軸(点線矢印)方向に移動させるとともに、加工ヘッド4をY軸(点線矢印)方向に移動させることにより、レーザ光Lと被加工材との相対位置を変化させ、所望の加工対象位置への加工を可能にする。
なお、図1においては、レーザ光Lと被加工材との相対位置を調整するために、加工テーブル2と加工ヘッド4との相対位置を変化させる移動手段5を用いているが、加工ヘッド4のみを駆動する移動手段を用いてもよい。
反射型ビームエキスパンダ機構6は、直交する2軸の曲率が互いに異なるミラーを少なくとも1つ有している。
図1において、反射型ビームエキスパンダ機構6は、レーザ発振器1からのレーザ光Lを反射する球面凸ミラー63と、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62と、により構成されている。
凹ミラー62は、直交する2軸に対して異なる曲率を有しており、球面凸ミラー63で反射されたレーザ光Lをさらに反射して、加工テーブル2側の折り返しミラー8に入射させる。
なお、ここでは、反射型ビームエキスパンダ機構6において、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62と、球面凸ミラー63とを用いたが、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラーと、球面凹ミラーとを用いてもよい。
また、凹ミラー62と、球面凸ミラー63との配置順序は、図1の構成に限定されることはなく、各ミラー配置順序を逆に設定してもよい。
レーザ光Lのビーム径を平行化しかつ拡大化する反射型ビームエキスパンダ機構として最も簡単なものは、球面凸ミラーおよび球面凹ミラーを用いることが考えられるが、前述のように、球面ミラーによる反射光には入射角に応じた非点収差が発生し、非点収差によるビーム形状の異方性や集光性の低下によって加工品質が大幅に劣化する。
一方、この発明の実施の形態1では、反射型ビームエキスパンダ機構6において、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62を用いており、凹ミラー62による2軸の曲率は、反射光に収差が発生しないよう設計されている。
この結果、レーザ光Lの入射角の制限が無いので、凹ミラー62を、折り返しミラーとして扱う光路設計が可能になり、球面凸ミラー63への入射角を制限するのみならず、非点収差を発生すること無く、ビーム径を拡大しかつ平行化することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1(図1)に係るレーザ加工装置は、レーザ光Lを出射するレーザ発振器1と、被加工材が載置された加工テーブル2と、レーザ発振器1から出射されたレーザ光Lを加工テーブル2まで伝送する伝送光学系と、伝送光学系を介して伝送されたレーザ光Lを被加工材に集光照射する加工ヘッド4と、被加工材に照射されるレーザ光Lと被加工材との相対位置を変化させる移動手段5と、を備えている。
伝送光学系は、レーザ発振器1からのレーザ光Lを平行化しかつ拡大する反射型ビームエキスパンダ機構6を備えており、反射型ビームエキスパンダ機構6は、直交する2軸の曲率が異なるミラーを含む。
反射型ビームエキスパンダ機構6は、球面凸ミラー63と、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62と、を含む。または、反射型ビームエキスパンダ機構6は、球面凹ミラーと、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラーと、を含む。
このように、レーザ光Lを拡大しかつ平行化する反射型ビームエキスパンダ機構6に、反射時に収差の発生を抑制するように、曲率が設計された直交する2軸の曲率が異なるミラーを用いることにより、光路構成が特に複雑でない反射型ビームエキスパンダ機構6を用いて、ビーム発散角を十分に抑制するとともに、無収差でかつ所望ビーム径のレーザ光Lを被加工材に照射することができる。
また、直交する2軸の曲率が異なるミラーに対するレーザ光Lの入射角が制限されないので、光路設計の自由度が広がるうえ、光学系が簡便になる。
さらに、従来装置(図7)のような球面ミラーに対する入射角を制限するための折り返しミラー68を除去することができ、伝送光学系内の光学素子を削減して光学構造が簡略化されるので、光学素子の熱レンズ効果による影響も削減され、長時間にわたり安定な加工が可能となる。
なお、図1では、反射時に収差の発生を抑制するために、球面凸ミラー63に対するレーザ光Lの入射角を鋭角に制限したが、凹ミラー62の反射時に発生する非点収差と、球面ミラー63への入射角に応じて発生する反射光の非点収差とを補償するように、凹ミラー62の曲率を設計すれば、球面凸ミラー63に対するレーザ光Lの入射角が鋭角に制限されることはない。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1(図1)では、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62と、球面凸ミラー63とからなる反射型ビームエキスパンダ機構6を用いたが、図2のように、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラー61と、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62とからなる反射型ビームエキスパンダ機構6Aを用いてもよい。
図2はこの発明の実施の形態2に係るレーザ加工装置の光路構成を概略的に示すブロック構成図であり、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図2において、反射型ビームエキスパンダ機構6Aは、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラー61と、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62と、により構成されている。
前述(図1)の反射型ビームエキスパンダ機構6では、直交する2軸の曲率が異なるミラーを1つのみ用いたが、この発明の実施の形態2(図2)の反射型ビームエキスパンダ機構6Aでは、直交する2軸の曲率が異なるミラーを2つ(凸ミラー61および凹ミラー62)用いている。
このように、反射型ビームエキスパンダ機構6Aにおいて、直交する2軸の曲率が異なるミラーを2枚用いることにより、反射型ビームエキスパンダ機構6A内のミラーに対するレーザ光Lの入射角の制限が無くなるので、光路設計の自由度が広がるとともに、入射角を制限するための折り返しミラー68が不要になるので、熱レンズ効果の影響が減少して、加工精度が安定化する。
また、伝送光学系中のすべてのミラーを折り返しミラーとして利用することができるので、加工テーブル2側の折り返しミラー8が不要となり、伝送光学系をさらに簡素化することができる。
また、光学素子の熱レンズ効果による影響もさらに削減されるので、長時間にわたり安定な加工が可能となる。
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1、2(図1、図2)では、X軸方向に移動可能な加工テーブル2を用いたが、図3のように、移動しない加工テーブル2Aを用いてもよい。
図3はこの発明の実施の形態3に係るレーザ加工装置の光路構成を概略的に示すブロック構成図であり、前述(図1、図2参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図3において、加工テーブル2A上の加工ヘッド4には、加工ヘッド4を実線位置から破線位置4’までの範囲内でX軸方向およびY軸方向に移動させる移動手段5Aが設けられている。
また、レーザ光Lの伝送光学系において、反射型ビームエキスパンダ機構6Aと、加工テーブル2A側の折り返しミラー8との間に、光路長一定機構7が挿入されている。
この場合、加工テーブル2Aは、前述の加工テーブル2よりも大きく、広い加工領域を有しており、加工テーブル2Aを駆動することは効率的ではないので、移動手段5Aは、レーザ光Lと被加工材との相対位置を、加工ヘッド4の駆動のみで変化させている。
なお、加工ヘッド4のY軸方向への移動時には、折り返しミラー28も実線位置から破線位置28’までの範囲内で移動させる。
また、このままでは、レーザ光Lがレーザ発振器1から加工ヘッド4に達するまでの光路長が、加工テーブル2A上の加工位置によって大きく異なることから、被加工材への照射ビームの集光径に誤差が生じるので、光路長の変動分を相殺して一定に補償するための光路長一定機構7が設けられている。
光路長一定機構7は、入射光と出射光との進行方向が互いに逆向きかつ平行関係になるように、複数のミラーで構成されたミラー群78を備えている。
また、光路長一定機構7は、ミラー群78を実線位置から破線位置78’までの範囲内で平行移動させる移動機構79と、を備えている。
移動機構79は、制御手段(図示せず)の制御下で、加工ヘッド4の移動にともなう光路長変化を相殺するようにミラー群78の位置を移動させることにより、レーザ光Lの光路長を常に一定値に調整している。
なお、図3においては、レーザ光Lと被加工材との相対位置を、加工ヘッド4の移動のみで変化させる加工テーブル2Aに対して光路長一定機構7を用いたが、前述(図1、図2)のように、加工ヘッド4と加工テーブル2の両方を移動させる構成であっても、光路長一定機構7を適用することができる。
また、前述の実施の形態2(図2)による反射型ビームエキスパンダ機構6Aを用いた場合を示したが、前述の実施の形態1(図1)による反射型ビームエキスパンダ機構6を用いた場合であっても、同様に適用可能である。
反射型ビームエキスパンダ機構6Aから出射されるレーザ光Lは、平行化されているので、加工テーブル2A上の被加工材に照射されるレーザ光Lの集光径は、理想的には光路長変化に対しても不変となる。しかし、厳密には完全に発散角を抑制することは不可能なので、光路長の増加にともなう集光径の拡大変化を完全に回避することはできない。
これに対し、図3のように光路長一定機構7を挿入することにより、光路長が長くなる大型の加工テーブル2Aを用いたレーザ加工装置であっても、加工テーブル2A上で一定の集光径を維持することができ、加工品質の維持が可能となる。
以上のように、この発明の実施の形態3(図3)による伝送光学系は、光路長一定機構7を備えており、光路長一定機構7は、複数のミラーで構成されたミラー群78と、ミラー群78を平行移動させる移動機構79と、により構成されており、ミラー群78を構成する複数のミラーは、ミラー群78に対する入射光と、ミラー群78からの出射光との進行方向が、互いに逆向きかつ平行関係になるように配置されている。
また、移動機構79は、被加工材に照射されるレーザ光Lと被加工材との相対位置の変化を相殺して、被加工材に照射されるレーザ光Lの光路長が一定に維持されるように、ミラー群78を、入射光および出射光の進行方向に対して平行に移動させる。
このように、光路長一定機構7を有することにより、レーザ光Lと被加工材との相対位置に依存することなく、被加工材に照射されるレーザ光Lの集光径を維持することができるので、高品質な加工を維持することができる。
実施の形態4.
なお、上記実施の形態3(図3)では、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラー61と、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62とからなる反射型ビームエキスパンダ機構6Aを用いたが、図4のように、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62と、球面凸ミラー63と、球面可変曲率ミラー67と、折り返しミラー68とからなる反射型ビームエキスパンダ機構6Bを用いてもよい。
図4はこの発明の実施の形態4に係るレーザ加工装置の要部を概略的に示すブロック構成図であり、前述(図1〜図3参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図4において、この発明の実施の形態4による反射型ビームエキスパンダ機構6Bは、伝送光学系として、レーザ発振器1からのレーザ光Lを反射する球面可変曲率ミラー67と、球面可変曲率ミラー67で反射されたレーザ光Lを反射する折り返しミラー68と、折り返しミラー68で反射されたレーザ光Lを反射する凸ミラー61および凹ミラー62と、を備えている。凸ミラー61および凹ミラー62は、それぞれ、直交する2軸の曲率が異なっている。
直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62は、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラー63で反射されたレーザ光Lを反射して、光路長一定機構7に導入する。
なお、球面可変曲率ミラー67と、折り返しミラー68との配置順序は、図4の構成に限定されることはなく、各ミラー配置順序を逆に設定してもよい。
折り返しミラー68は、球面可変曲率ミラー67で反射されたレーザ光Lに発生する非点収差を、加工品質に影響を与えない範囲に抑制するために、球面可変曲率ミラー67に対するレーザ光Lの入射角を制限可能にしている。
前述(図1〜図3)の実施の形態1〜3では、被加工材上の加工点におけるレーザ光Lの集光径が一定であるが、図4のように、反射型ビームエキスパンダ機構6B内に球面可変曲率ミラー67を設けることにより、レーザ光の集光径を変更可能となる。
一般に、ピアス加工などの穴あけ加工においては、加工中に集光径を適切に変更することにより、集光径が一定の場合よりも高速加工が可能になる。
また、コーナ部の加工などにおいては、被加工材に熱が溜まりやすく、切断面が荒れる場合があるが、加工中に集光径を変更して、被加工材に対するレーザ光の照射範囲を変化させることにより、高品質かつ高精度の加工が可能となる。
以上のように、この発明の実施の形態4(図4)による伝送光学系は、球面可変曲率ミラー67を備えており、被加工材に照射されるレーザ光Lの集光径を変更することが可能になるので、加工の高速化および高品位化を実現することができる。
実施の形態5.
なお、上記実施の形態4(図4)では、折り返しミラー68を有する反射型ビームエキスパンダ機構6Bを用いたが、図5のように、折り返しミラー68を不要とした反射型ビームエキスパンダ機構6Cを用いてもよい。
図5はこの発明の実施の形態5に係るレーザ加工装置の要部を概略的に示すブロック構成図であり、前述(図4参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図5において、この発明の実施の形態5による反射型ビームエキスパンダ機構6Cは、伝送光学系として、レーザ発振器1からのレーザ光Lを反射する球面凸ミラー63と、球面凸ミラー63で反射されたレーザ光Lを反射する球面可変曲率ミラー67と、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62と、を備えている。
球面凸ミラー63および球面可変曲率ミラー67は、それぞれ、入射されたレーザ光Lが反対方向に出射されるように、ほぼ対向配置されている。
凹ミラー62は、球面可変曲率ミラー67で反射されたレーザ光Lを反射して、光路長一定機構7側に導いている。
前述(図4)の反射型ビームエキスパンダ機構6Bは、非点収差を抑制するために、球面可変曲率ミラー67に対する入射角を制限するための折り返しミラー68を必要としたが、図5の反射型ビームエキスパンダ機構6Cは、球面可変曲率ミラー67の入射側に球面凸ミラー63が配置され、球面可変曲率ミラー67と球面凸ミラー63とが対向配置されているので、折り返しミラー68を不要とすることができる。
すなわち、図5の反射型ビームエキスパンダ機構6Cを用いることにより、折り返しミラー68を不要として、球面可変曲率ミラー67および球面凸ミラー63に対するレーザ光Lの入射角を、非点収差が加工品質に影響を与えない範囲に制限することができる。
また、伝送光学系の簡略化により、光学素子の熱レンズの影響が小さくなることから、安定な加工を実現することができ、かつ伝送光学系も簡素になることから、光路設計の自由度を拡大させることができる。
以上のように、この発明の実施の形態5(図5)による反射型ビームエキスパンダ機構6Cは、球面可変曲率ミラー67と、球面凸ミラー63(球面ミラー)とを含み、球面可変曲率ミラー67は、反射型ビームエキスパンダ機構6C内において、球面凸ミラー63と対向配置されている。
これにより、前述と同様に加工精度が向上するとともに、球面凸ミラー63と球面可変曲率ミラー67とを向かい合わせに配置することにより、各ミラーに対するレーザ光Lの入射角を鋭角に制限するための折り返しミラー68が不要になるので、光路の簡素化、熱レンズ効果の減少による加工の安定化が可能になる。
実施の形態6.
なお、上記実施の形態5(図5)では、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62と、球面可変曲率ミラー67とを有する反射型ビームエキスパンダ機構6Cを用いたが、図6のように、直交する2軸の曲率を変更可能な可変曲率ミラー64を有する反射型ビームエキスパンダ機構6Dを用いてもよい。
図6はこの発明の実施の形態6に係るレーザ加工装置の要部を概略的に示すブロック構成図であり、前述(図5参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図6において、この発明の実施の形態6による反射型ビームエキスパンダ機構6Dは、伝送光学系として、レーザ発振器1からのレーザ光Lを反射する球面凸ミラー63と、直交する2軸の曲率を変更可能な可変曲率ミラー64と、を備えている。
直交する2軸の曲率を変更可能な可変曲率ミラー64は、前述(図5)の直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62と、球面可変曲率ミラー67との両方機能を代用しており、球面凸ミラー63で反射されたレーザ光Lを反射して、光路長一定機構7側に導いている。
図6の反射型ビームエキスパンダ機構6Dを用いることにより、伝送光学系が簡素になり、光学素子の枚数が削減されるので、熱レンズの影響をさらに小さくすることができるうえ、安定な加工を実現することができる。また、伝送光学系が簡素になることから、光路設計の自由度を拡大させることができる。
以上のように、この発明の実施の形態6(図6)による反射型ビームエキスパンダ機構6Dは、直交する2軸の曲率を変更可能な可変曲率ミラー64を備えており、可変曲率ミラー64により、前述の直交する2軸の曲率が異なるミラーと、球面可変曲率ミラーとの両方を、単一の光学素子としてまとめることができる。
したがって、光学素子を削減することができ、光路の簡素化および熱レンズ効果の減少による加工精度の安定化を実現することができる。
実施の形態7.
なお、上記実施の形態1から6(図1から図6)の、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラー61と、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラー62を、図8のミラー調整機構90に設置してもよい。
図8においてミラー調整機構90は水平方向調整ネジ91と、垂直方向調整ネジ92と、回転方向調整ネジ93とにより、固定したミラーを、水平方向と、垂直方向に移動可能で、ミラー中心を中心としてミラー平面内で回転可能な機構を備えている。
直交する二軸の曲率が異なる凸ミラー61、凹ミラー62は、球面の加工精度上の問題から、ミラー端付近の曲率の精度が低いためレーザ光Lを中心付近に照射することが望ましい。しかし伝送光学系や発振器の熱負荷、温度や湿度等の周辺環境の変化によってレーザ光Lのパスラインが変化する。
また、レーザ光Lの入射面と、曲率を設計した軸がずれた場合、ビーム形状が回転した楕円形状になり、加工品質が低下する。
図8のミラー調整機構90により、レーザ光Lのパスラインが変化した場合にも、レーザ光Lを、直交する二軸の曲率が異なる凸ミラー61、凹ミラー62の中心に照射し、ビーム形状の歪み無くレーザ光伝送が可能になる。なお本実施の形態ではミラー調整機構90は、水平方向調整ネジ91と、垂直方向調整ネジ92と、回転方向調整ネジ93で調整を行う機構だが、ネジの代わりに圧電素子を用いても良い。

Claims (11)

  1. レーザ光を出射するレーザ発振器と、
    被加工材が載置された加工テーブルと、
    前記レーザ発振器から出射されたレーザ光を伝送する伝送光学系と、
    前記伝送光学系を介して伝送されたレーザ光を前記被加工材に集光照射する加工ヘッドと、
    前記被加工材に照射されるレーザ光と前記被加工材との相対位置を変化させる移動手段と、
    からなるレーザ加工装置であって、
    前記伝送光学系は、前記レーザ発振器からのレーザ光を平行化しかつ拡大する反射型ビームエキスパンダ機構と、球面可変曲率ミラーと、を備え、
    前記反射型ビームエキスパンダ機構は、球面ミラーと、直交する2軸の曲率が異なるミラーとを含み、
    前記球面可変曲率ミラーは、前記球面ミラーと、前記直交する2軸の曲率が異なるミラーの間に配置されることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記反射型ビームエキスパンダ機構は、球面凸ミラーと、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラーと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記反射型ビームエキスパンダ機構は、球面凹ミラーと、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラーと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記反射型ビームエキスパンダ機構は、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラーと、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラーと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記伝送光学系は、光路長一定機構を備え、
    前記光路長一定機構は、複数のミラーで構成されたミラー群と、前記ミラー群を平行移動させる移動機構と、を含み、
    前記ミラー群を構成する複数のミラーは、前記ミラー群に対する入射光と、前記ミラー群からの出射光との進行方向が、互いに逆向きかつ平行関係になるように配置され、
    前記移動機構は、前記被加工材に照射されるレーザ光と前記被加工材との相対位置の変化を相殺して、前記被加工材に照射されるレーザ光の光路長が一定に維持されるように、前記ミラー群を、前記入射光および前記出射光の進行方向に対して平行に移動させることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  6. 前記反射型ビームエキスパンダ機構内において、前記球面可変曲率ミラーが前記球面ミラーと対向配置されたことを特徴とする請求項1から請求項3と請求項5のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  7. 前記反射型ビームエキスパンダ機構は、直交する2軸の曲率を変更可能な可変曲率ミラーを含むことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  8. 前記反射型ビームエキスパンダ機構は、球面凸ミラーと、直交する2軸の曲率が異なる凹ミラーで構成され、前記球面凸ミラーと前記球面可変曲率ミラーが対向配置され、前記球面可変曲率ミラーと、前記直交する2軸の曲率が異なる凹ミラーが対向配置されることを特徴とする請求項1と請求項2と請求項5と請求項6のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  9. 垂直方向と、水平方向と、ミラー中心を中心軸とした回転方向に調整可能な機構を備えたミラー調整機構に、前記直交する2軸の曲率が異なる凹ミラーと、直交する2軸の曲率が異なる凸ミラーを設置することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  10. レーザ光を出射するレーザ発振器と、
    被加工材が載置された加工テーブルと、
    前記レーザ発振器から出射されたレーザ光を伝送する伝送光学系と、
    前記伝送光学系を介して伝送されたレーザ光を前記被加工材に集光照射する加工ヘッドと、
    前記被加工材に照射されるレーザ光と前記被加工材との相対位置を変化させる移動手段と、
    からなるレーザ加工装置であって、
    前記伝送光学系は、前記レーザ発振器からのレーザ光を平行化しかつ拡大する反射型ビームエキスパンダ機構を備え、
    前記反射型ビームエキスパンダ機構は、直交する2軸の曲率が異なるミラーを含み、
    前記伝送光学系は、前記直交する2軸の曲率が異なるミラーから出射されるレーザ光を受ける位置に配置された光路長一定機構を備え、
    前記光路長一定機構は、複数のミラーで構成されたミラー群と、前記ミラー群を平行移動させる移動機構と、を含み、
    前記ミラー群を構成する複数のミラーは、前記ミラー群に対する入射光と、前記ミラー群からの出射光との進行方向が、互いに逆向きかつ平行関係になるように配置され、
    前記移動機構は、前記被加工材に照射されるレーザ光と前記被加工材との相対位置の変化を相殺して、前記被加工材に照射されるレーザ光の光路長が一定に維持されるように、前記ミラー群を、前記入射光および前記出射光の進行方向に対して平行に移動すること
    を特徴とするレーザ加工装置。
  11. レーザ光を出射するレーザ発振器と、
    被加工材が載置された加工テーブルと、
    前記レーザ発振器から出射されたレーザ光を伝送する伝送光学系と、
    前記伝送光学系を介して伝送されたレーザ光を前記被加工材に集光照射する加工ヘッドと、
    前記被加工材に照射されるレーザ光と前記被加工材との相対位置を変化させる移動手段と、
    からなるレーザ加工装置であって、
    前記伝送光学系は、前記レーザ発振器からのレーザ光を平行化しかつ拡大する反射型ビームエキスパンダ機構を備え、
    前記反射型ビームエキスパンダ機構は、直交する2軸の曲率が異なるミラーを含むことを特徴とするレーザ加工装置。
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