JP5885083B2 - ダイシング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークを個々のチップに分割するダイシング装置に関するものである。
半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークに対して切断や溝入れ加工を施すダイシング装置は、少なくともスピンドルによって高速に回転されるブレードと、ワークを保持するワークテーブルと、ワークテーブルとブレードとの相対的位置を変化させるX、Y、Z、θの各移動軸とが設けられている。ワークを加工する際には、冷却や潤滑用の切削液が、回転するブレード、またはワークとブレードとが接触する加工点へノズルより供給され、各移動軸の動作によって切断や溝入れ加工がワークに施される。そして、この加工においてはワークから研削屑等の汚染物(コンタミ又はコンタミネーションと呼ばれる)が発生し、ワーク上に残留したコンタミは半導体装置や電子部品の品質を下げる大きな問題となる。
通常ダイシング装置には、ワークへ付着したコンタミを除去する為に、各種の洗浄液噴射ノズル、または洗浄装置が備えられている。しかし、発生したコンタミの一部は、ブレードの回転により切削液とともに飛散し霧状となって装置内を浮遊、またはコンタミを含んだ切削液がブレードと共に移動してワークに再び接触することにより、ワークを汚染する原因となっていた。
このような問題に対し、霧状になったコンタミを除去する排気ダクトへ使用済みの高圧エアーを送ることにより吸引力を高め、効率的に霧状のコンタミを排気する排気ダクトが備えられたダイシング装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−308366号公報
しかし、特許文献1に記載されたダイシング装置では、排気ダクトの吸引口がダイシング装置正面から見て、ダイシングが行われる加工部の後部側に正面を向けて開口しているため、吸引力を増して霧状のコンタミを吸引する量が増えたとしても、回転するブレードから飛散するコンタミを含んだ切削液を吸引することは困難であった。このため、壁等に当たり霧状にならず直接跳ね返ったコンタミがワークに付着し、ワークを再び汚染する問題が発生していた。
また、吸引口付近にない霧状のコンタミは吸引されるまでに時間がかかり、吸引前にワーク上に落下し、再びワークを汚染する問題がある。更に、ブレードは高速に回転しているため、回転方向へ飛散するコンタミばかりでなく、コンタミが含まれる切削液がブレードとともに回転し、再びブレードに激しく当たりワークを汚染する問題もあった。
本発明はこのような問題に対して成されたものであり、ダイシングの際に発生するコンタミを効率よく除去し、ワークに再付着させない高品質なダイシングを行うダイシング装置及びダイシング方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一の態様に係るダイシング装置は、円盤状のブレードと、ブレードを回転させるスピンドルと、スピンドルに設けられ、ブレードを覆うカバーと、ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、ワークテーブルとブレードとを相対的に移動させる移動軸と、ワークとブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、ブレードの加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを複数備えた吸引手段と、を備え、ブレードの回転方向の上流側に位置するノズルは下流側に位置するノズルよりも加工後の切削水の流量が多くなるように形成されていることを特徴とする。
上述のダイシング装置は、ワークテーブルに保持された半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークとスピンドルにより高速に回転するブレードとをX、Y、Z、θの各移動軸により相対的に移動させ、切削水ノズルにより切削液を供給しながらワークを切断または溝入れ加工を行なう。ブレードはスピンドルに取り付けられたカバーに覆われている。ワークとブレードが接触する加工点の近傍には、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを一つ以上備えた吸引手段が設けられている。
また、上述のダイシング装置は、複数設けられたノズルのうち、ブレード回転方向の上流側に位置するノズルは、吸引する切削水の流量が多い大容量タイプのノズルとなっている。これにより、上流側のノズルでは主に切削水を大量に吸引することが可能となる。
本発明の他の態様に係るダイシング装置は、円盤状のブレードと、ブレードを回転させるスピンドルと、スピンドルに設けられ、ブレードを覆うカバーと、ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、ワークテーブルとブレードとを相対的に移動させる移動軸と、ワークとブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、ブレードの加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを複数備えた吸引手段と、を備え、ブレードの回転方向の上流側に位置するノズルは下流側に位置するノズルよりも導入口から噴出口までの流路の径が大きいことを特徴とする。
上述のダイシング装置は、ワークテーブルに保持された半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークとスピンドルにより高速に回転するブレードとをX、Y、Z、θの各移動軸により相対的に移動させ、切削水ノズルにより切削液を供給しながらワークを切断または溝入れ加工を行なう。ブレードはスピンドルに取り付けられたカバーに覆われている。ワークとブレードが接触する加工点の近傍には、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを一つ以上備えた吸引手段が設けられている。
また、上述のダイシング装置は、上流側に位置するノズルの導入口から噴出口までの流路の径が下流側に位置するノズルよりも大きく形成されている。これにより、上流側のノズルでは主に切削水を大量に吸引することが可能となる。
本発明の他の態様に係るダイシング装置は、円盤状のブレードと、ブレードを回転させるスピンドルと、スピンドルに設けられ、ブレードを覆うカバーと、ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、ワークテーブルとブレードとを相対的に移動させる移動軸と、ワークとブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、ブレードの加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを複数備えた吸引手段と、を備え、ブレードの回転方向の下流側に位置するノズルは上流側に位置するノズルよりも吸引力が高くなるように、ブレードの回転方向の下流側に位置するノズルの内部に向けて流体を噴出する噴射口を備え、ブレードの回転方向の上流側に位置するノズルの内部に向けて流体を噴出する噴射口を備え、それぞれの噴射口の噴出角度をノズルの流体の導入口から噴出口までの流路に対する角度としたときに、ブレードの回転方向の下流側に位置するノズルの内部に向けて流体を噴出しうる噴射口の噴射角度が、ブレードの回転方向の上流側に位置するノズルの内部に向けて流体を噴出しうる噴射口の噴射角度よりも鋭角であることを特徴とする。
上述のダイシング装置は、ワークテーブルに保持された半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークとスピンドルにより高速に回転するブレードとをX、Y、Z、θの各移動軸により相対的に移動させ、切削水ノズルにより切削液を供給しながらワークを切断または溝入れ加工を行なう。ブレードはスピンドルに取り付けられたカバーに覆われている。ワークとブレードが接触する加工点の近傍には、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを一つ以上備えた吸引手段が設けられている。
また、上述のダイシング装置は、複数設けられたノズルのうち、ブレード回転方向の下流側に位置するノズルは、吸引力が高い高圧タイプのノズルとなっている。吸引力を高くする方法としては、下流側に位置するノズルの噴出口に向けて噴射する流体の導入口から噴出口までの流路に対する噴出角度が上流側に位置するノズルよりも鋭角になっている。これにより、下流側のノズルではコンタミを含むミストが主に吸引される。
本発明の他の態様に係るダイシング装置は、円盤状のブレードと、ブレードを回転させるスピンドルと、スピンドルに設けられ、ブレードを覆うカバーと、ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、ワークテーブルとブレードとを相対的に移動させる移動軸と、ワークとブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、ブレードの加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを複数備えた吸引手段と、を備え、ノズルの噴出口側には、噴出口から噴出された加工後の切削液を所定の方向へ流す案内部材が設けられていることを特徴とする。
上述のダイシング装置は、ワークテーブルに保持された半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークとスピンドルにより高速に回転するブレードとをX、Y、Z、θの各移動軸により相対的に移動させ、切削水ノズルにより切削液を供給しながらワークを切断または溝入れ加工を行なう。ブレードはスピンドルに取り付けられたカバーに覆われている。ワークとブレードが接触する加工点の近傍には、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを一つ以上備えた吸引手段が設けられている。
また、上述のダイシング装置は、ノズルの噴出口側には噴射させた加工後の切削液をワークに影響しない離れた場所または装置外へ導く案内部材が設けられている。これにより、導入口から吸引されて噴出口より噴射される加工後の切削液は装置内に飛散することがなく、コンタミがワークへ再付着することが無くなる。
望ましくは、案内部材は、噴出口に向かって開口した吸引口を一端に備え吸引口から排出口に向って拡張するように内部が傾斜した筒状部材、またはワークテーブルとノズルの噴出口の間に位置する隔壁である。
望ましくは、ブレードの回転方向と同方向に向かう傾斜面が形成されたブロックが吸引手段下部に設けられている。
望ましくは、下方に向って流体を帯状または扇状に噴射する噴射口が形成されたブロックが吸引手段下部に設けられている。
望ましくは、カバーには、ブレードの回転面の両側にブレードの回転面に向うように加工点付近へ帯状または扇状に流体を噴射する吸引補助ノズルが備えられている。
望ましくは、カバーには、該ブレードの厚みよりも広いスリットが形成された分離ブロックが、スリット内を該ブレードが通過するように且つ複数設けられたノズルの中間に位置するように設けられている。
以上説明したように、本発明のダイシング装置によれば、ダイシングの際に発生するコンタミを効率よく除去し、ワークに再付着させない高品質なダイシングを行うことが可能となる。
本発明に係わるダイシング装置の外観を示す斜視図。 ホイールカバーの構成を示す正面図。 ホイール本体の構成を示す正面図。 ノズルの構造を示す断面図。 ブロックの構造を示す正面断面図。 吸引補助ノズルの構造を示した側面断面図。 別の実施の形態によるホイールカバーの構成を示す正面図。
以下添付図面に従って本発明に係るダイシング装置の好ましい実施の形態について詳説する。図1は、ダイシング装置の外観を示す斜視図、図2はホイールカバーの構成を示す正面図、図3はノズルの断面図である。
ダイシング装置1は、複数のワークWが収納されたカセットを外部装置との間で受け渡すロードポート51と、吸着部54を有しワークWを装置各部に搬送する搬送手段53と、ワークWを載置するワークテーブル23と、ワークWの加工が行なわれる加工部20と、加工後のワークWを洗浄し、乾燥させるスピンナ52とを備えている。ダイシング装置1の各部の動作は制御手段としてのコントローラ90により制御される。
加工部20には、近傍にワークWの表面を撮像する撮像手段81が備えられ、内部には互いに対向配置され、先端に薄い円盤状のブレード10と、ブレード10を覆うカバーとしてのホイールカバー11が取付けられた高周波モータ内蔵型のスピンドル22、22が設けられている。
スピンドル22はどちらも30,000rpm〜80,000rpmで高速回転されるとともに、不図示の移動軸により互いに独立して図のY方向のインデックス送りとZ方向の切込み送りとがなされる。更に、ワークWを吸着載置するワークテーブル23が、不図示の移動軸によって図のX方向に研削送りされるように構成されており、これらの動作により高速に回転するブレード10の加工点Bが、ワークWへ接触し、ワークWがX、Y方向にダイシングされる。
ブレード10は、ダイヤモンド砥粒やCBN砥粒をニッケルで電着した電着ブレードや、金属粉末を混入した樹脂で結合したメタルレジンボンドのブレード等が用いられる。また、ブレード10の寸法は、加工内容によって種々選択されるが、通常の半導体ウェーハをワークとしてダイシングする場合は、直径50mm、厚さ30μm前後のものが用いられる。
ホイールカバー11は、図2に示すように、フランジ36に挟み込まれフランジ36とともにスピンドル22の回転軸37へ固定されたブレード10を覆うようにスピンドル22へ取り付けられている。
ホイールカバー11は、スピンドルに固定されるカバー本体38、切削水飛散防止のためのプレート44が備えられ正面よりカバー本体38に取り付けられたカバー前部31、カバー本体38側面にマニホールド12を介して取り付けられた吸引手段であるバキュームユニット13、主に洗浄用を目的とした切削水を供給するカットノズル34、主にブレードの冷却を目的とした切削水を供給する一対のブレードノズル35、39により構成される。
バキュームユニット13をカバー本体38へ取り付けるマニホールド12には、図3に示すように、ワークWを加工する際に発生するコンタミを含んだ切削水や霧状のコンタミを吸引するノズル14、15が取り付けられている。
ノズル14、15は、図4に示すように、ノズル本体14A、15Aの左右に導入口14B、15Bと噴出口14C、15Cが形成され、ノズル本体14A、15Aの中間部に噴出口14C、15Cに向って斜めにエアー等の流体を噴射する円形またはスリット状に形成された噴射口14D、15Dが設けられている。
ノズル14、15は、噴射口14D、15Dより流体を噴射することによりノズル14、15内部に負圧が生じ、導入口14B、15Bから流体を吸引して排出口14C、15Cより排出する。これにより、ノズル14、15は、マニホールド12に取り付けられた継ぎ手45から供給された流体によって、ホイールカバー11から切削水や霧状のコンタミを吸引して筒状部材13Aへ排出する。
このとき、ブレード10の回転方向Aの上流側に位置するノズル15は下流側に位置するノズル14よりも導入口15Bから噴出口15Cまでの流路の径が大きく、加工後の切削水を吸引する流量が多くなるように形成されている。これにより、上流側のノズル15では主に切削水を大量に吸引することが可能となる。
これに対し、下流側に位置するノズル14は、導入口14Bから噴出口14Cまでの流路に対する噴射口14Dの角度がノズル15のよりも鋭角に形成されている。これにより、噴出口14Cに向けて噴射する流体の流路に対する噴出角度がノズル15よりも鋭角になり吸引力がより高くなる。よって、下流側のノズル14ではコンタミを含むミストをより多く吸引することが可能となる。
筒状部材13Aは、図2に示すようにノズル14、15が設けられた吸引口側から反対側の排出口に向って拡張するように傾斜し、排出口の周縁には突出部13Bが設けられている。これにより、ノズル14、15から排出された切削水は筒状部材13Aを伝って再び吸引口側へ戻ることはなく、排出される際に突出部13Bで巻き上がり筒状部材13A内部の負圧を高めて切削水を吸引する効果を高める。
また、マニホールド12には、ノズル14、15の中間に位置するようにブレード10の厚みよりも広いスリットが形成された分離ブロック16が、スリット内をブレード10が通過するように設けられている。
分離ブロック16は、ブレード10が図3に示す矢印A方向に回転してワークWを加工する際に、加工点Bで発生してブレード10の回転に伴って巻き上げられるコンタミを含む切削液をワークWに再び接触する前にブレード10上から除去する。分離された切削水は、分離ブロック16よりもブレード10の回転方向Aに対し前にあるノズル15より主に吸引され、分離ブロック15よりも後にあるノズル14からは残ったコンタミが含まれた霧状のコンタミ等が主に吸引される。
更に、マニホールド12の下部には、ブレード10の回転方向Aと同方向に向かう傾斜面が形成されたブロック17が取り付けられている。ブロック17は、図5に示すように、ブレード10の回転方向と同方向に向かって0度以上90度以下に傾斜した傾斜面17Aが形成され、不図示の流路より供給される純水等の流体をウェーハW面に向って(矢印C方向に向かって)帯状に噴射する。また、ブロック17の下面とウェーハWとの間の間隔pは、加工の際にワークWとブロック17が接触しない最小の値よりも僅かに大きくなるように(例えば0.5mmから5mm)ブロック17が取り付けられている。
これにより、ワークWとブロック17との隙間が狭くなりコンタミを含んだ切削水がバキュームユニット13より先にながれにくくなり、吸引効率を高められる。更に、帯状に噴射される流体でコンタミを含んだ切削水はせき止められ、傾斜面17Aを上がりノズル14、15により吸引されやすくなる。
続いて、カバー本体38とカバー前部31との下部には、図6に示すように、ブレード10の回転面に向う(矢印E方向)ように加工点B付近へ帯状に流体を噴射する吸引補助ノズル18、18が設けられている。
これにより、不図示の供給手段より供給され吸引補助ノズル18、18から帯状に噴射される純水等の流体により加工点Bの両側には流体による壁が作られ、加工点Bで発生するコンタミを含んだ切削水は、ブレード10の回転方向Aの両側へ流れることなくバキュームユニット13方向へ流れるようになり、ノズル14、15により吸引されやすくなる。なお、吸引補助ノズル18、18は、ブレードノズル35、39により代用することも可能である。
また、カバー前部31には切削水飛散防止のためのプレート44が備えられ、ブレード10回転面が25%以上隠れるようにカバー前部31を塞いでいる。更に、プレート44とカバー前部31は、図3に示すように、シャフト19を回転軸として開閉可能にカバー本体38に取り付けられている。これにより、加工点Bで発生しブレード10の回転にともなって巻き上げられる切削水がカバー前部31より正面側へ飛散することが無くなりノズル14での吸引効率が向上するとともに、容易にカバー前部31を開閉することが可能となりブレード10の交換を容易にする。
このような構成のホイールカバー11を備えたダイシング装置1により、ダイシングの際に発生するコンタミを効率よく除去し、ワークWに再付着させない高品質なダイシングが可能となる。
なお、本発明では筒状部材13Aに代わり、図7に示すホイールカバー11Aのように、ノズル14、15の噴出口14C、15Cとワークテーブル23との間に位置する隔壁60を設ける形態であっても好適に実施可能である。これにより、噴出口14C、15Cより噴出されたコンタミを含んだ加工後の切削水は隔壁60上に落ちてワークW上へ再び落ちることがなく、コンタミを含んだ切削液等の再付着が無い高品質なダイシングが行える。
次に本発明に係わるダイシング装置の作用について説明する。ダイシング装置1では、まず複数のワークWが収納されたカセットが、不図示の搬送装置、または手動でロードポート51に載置される。載置されたカセットからはワークWが取り出され、搬送手段53によりワークテーブル23上に載置される。
ワークテーブル23上に載置されたワークWは、撮像手段81により表面が撮像され、ワークW上のダイシングされるラインの位置とブレード10との位置が、不図示のX,Y、θの各移動軸によりワークテーブル23を調整して合わせられる。
位置合わせが終了し、ダイシングが開始されると、スピンドル22が回転を始め、ブレード10が高速に回転するとともに、カットノズル34、ブレードノズル35、39より切削液が供給されるとともに、ブロック17、吸引補助ノズル18、18より流体が噴射される。この状態でワークWは、ワークテーブル23とともに不図示の移動軸によって、図1に示すX方向へ加工送りされるとともに、スピンドル22が所定の高さまでZ方向へ下がりダイシングが行われる。
ダイシングの際には切削屑等のコンタミが発生し、発生したコンタミは切削水と混ざりブレード10の回転方向Aに向かって飛散する、またはブレード10とともに回転する。
このとき、ブレード10の回転方向Aに向かって飛散するコンタミを含んだ切削水は、バキュームユニット13のノズル14、15によって吸引され、ダイシング装置1の外部、またはワークW上に再付着しない位置へ排出されていく。
ブレード10とともに回転するコンタミを含んだ切削水は、分離ブロック16によりブレード10から除去され、ワークWへ強く叩きつけられることなく、ノズル14、15のいずれか1方で吸引される。
更に、ワークW上の切削水はブロック17、吸引補助ノズル18、18より噴射される流体によりせき止められ、加工部B周囲に流れ出すことなく回転方向Aに向って巻き上がり、ノズル14、15によって効率的に吸引される。
これらにより、ダイシングによって発生し切削水と混ざったコンタミは、加工部20内へ飛散して霧状となり漂うことがなく、ワークWへ再び強く叩きつけられずにワークW外へ排出されるので、ワークWに再付着することがない。
以上説明したように、本発明に係るダイシング装置によれば、ブレード10により回転方向へ向かって飛散するコンタミを含んだ切削液が、飛散する方向に対向するように設けられた吸引手段により強制的にワークWに影響しない離れた場所または装置外へ排出され、ブレード10とともに回転するコンタミを含む切削液が、ワークに再び接触する前にブレード上から除去される。これにより、コンタミが効率よく除去され、装置内に飛散するコンタミが無くなり、コンタミがワークへ再付着することが無い高品質なダイシングが行える。
なお、本実施の形態では対向した二つのスピンドルを持つダイシング装置について説明したが、本発明はそれに限らず、スピンドルが並列に並べられたもの、または1つのスピンドルのみのダイシング装置においても好適に利用可能である。
また、本実施の形態では、バキュームユニット13はマニホールド12により取り付けられているが、本発明はこれに限らず、バキュームユニット13の吸引口が、ブレード10の回転により飛散するコンタミを含んだ切削液の方向に対して対向するように設けてあれば、いずれの場所に取り付けられていても好適に使用可能である。
(付記)
上記に詳述した実施形態についての記載から把握されるとおり、本明細書では以下に示す発明を含む多様な技術思想の開示を含んでいる。
(付記1)円盤状のブレードと、前記ブレードを回転させるスピンドルと、前記スピンドルに設けられ、前記ブレードを覆うカバーと、前記ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、前記ワークテーブルと前記ブレードとを相対的に移動させる移動軸と、前記ワークと前記ブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、前記ブレードの前記加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を前記導入口より吸引するノズルを一つ以上備えた吸引手段と、を備えたことを特徴とするダイシング装置。
付記1に記載のダイシング装置は、ワークテーブルに保持された半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークとスピンドルにより高速に回転するブレードとをX、Y、Z、θの各移動軸により相対的に移動させ、切削水ノズルにより切削液を供給しながらワークを切断または溝入れ加工を行なう。ブレードはスピンドルに取り付けられたカバーに覆われている。ワークとブレードが接触する加工点の近傍には、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを一つ以上備えた吸引手段が設けられている。
このとき、ブレードにより回転方向へ向かって飛散するコンタミを含んだ切削液は、ブレードの加工点における回転方向に対向した方向に向けられたノズルの導入口に向かって飛散する。これにより、コンタミを含んだ切削液は吸引手段によって強制的にワークに影響しない離れた場所または装置外へ排出され、装置内に飛散するコンタミが無くなり、コンタミのワークへの再付着が無い高品質なダイシングが行える。
(付記2)円盤状のブレードと、前記ブレードを回転させるスピンドルと、前記スピンドルに設けられ、前記ブレードを覆うカバーと、前記ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、前記ワークテーブルと前記ブレードとを相対的に移動させる移動軸と、前記ワークと前記ブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、前記ブレードの前記加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を前記導入口より吸引するノズルを複数備えた吸引手段と、を備え、前記カバーには、該ブレードの厚みよりも広いスリットが形成された分離ブロックが、前記スリット内を該ブレードが通過するように且つ複数設けられた前記ノズルの中間に位置するように設けられていることを特徴とするダイシング装置。
付記2に記載のダイシング装置は、ワークテーブルに保持された半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークとスピンドルにより高速に回転するブレードとをX、Y、Z、θの各移動軸により相対的に移動させ、切削水ノズルにより切削液を供給しながらワークを切断または溝入れ加工を行なう。ブレードはスピンドルに取り付けられたカバーに覆われている。ワークとブレードが接触する加工点の近傍には、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を導入口より吸引するノズルを一つ以上備えた吸引手段が設けられている。
このとき、ブレードにより回転方向へ向かって飛散するコンタミを含んだ切削液は分離ブロックに当ることにより分離ブロックの前後でコンタミを含んだ切削水とコンタミを含むミストとに分離される。
これにより、分離ブロックよりも回転方向に対し上流側にあるノズルからはコンタミを含んだ切削水が吸引され、分離ブロックよりも回転方向に対し下流側にあるノズルからはコンタミを含むミストが吸引される。コンタミを含んだ切削液とミストは吸引手段によって強制的にワークに影響しない離れた場所または装置外へ排出され、装置内に飛散するコンタミが無くなり、コンタミのワークへの再付着が無い高品質なダイシングが行える。
(付記3)付記2に記載のダイシング装置において、前記ブレードの回転方向の上流側に位置する前記ノズルは下流側に位置する前記ノズルよりも加工後の切削水の流量が多くなるように形成されていることを特徴としている。
(付記4)付記3に記載のダイシング装置において、前記ブレードの回転方向の上流側に位置する前記ノズルは下流側に位置する前記ノズルよりも導入口から噴出口までの流路の径が大きいことを特徴としている。
付記3及び付記4に記載のダイシング装置によれば、複数設けられたノズルのうち、ブレード回転方向の上流側に位置するノズルは、吸引する切削水の流量が多い大容量タイプのノズルとなっている。流量を多くする方法としては、上流側に位置するノズルの導入口から噴出口までの流路の径が下流側に位置するノズルよりも大きく形成されている。これにより、上流側のノズルでは主に切削水を大量に吸引することが可能となる。
(付記5)付記2に記載のダイシング装置において、前記ブレードの回転方向の下流側に位置する前記ノズルは上流側に位置する前記ノズルよりも吸引力が高くなるように形成されていることを特徴としている。
(付記6)付記5に記載のダイシング装置において、前記ブレードの回転方向の下流側に位置する前記ノズルは、噴出口に向けて噴射する前記流体の導入口から噴出口までの流路に対する噴出角度が上流側に位置する前記ノズルよりも鋭角であることを特徴としている。
付記5及び付記6に記載のダイシング装置によれば、複数設けられたノズルのうち、ブレード回転方向の下流側に位置するノズルは、吸引力が高い高圧タイプのノズルとなっている。吸引力を高くする方法としては、下流側に位置するノズルの噴出口に向けて噴射する流体の導入口から噴出口までの流路に対する噴出角度が上流側に位置するノズルよりも鋭角になっている。これにより、下流側のノズルでは分離ブロックにより分離されたコンタミを含むミストが主に吸引される。
(付記7)付記1または付記2に記載のダイシング装置において、前記ノズルの噴出口側には、前記噴出口から噴出された加工後の前記切削液を所定の方向へ流す案内部材が設けられていることを特徴としている。
付記7に記載のダイシング装置によれば、ノズルの噴出口側には噴射させた加工後の切削液をワークに影響しない離れた場所または装置外へ導く案内部材が設けられている。これにより、導入口から吸引されて噴出口より噴射される加工後の切削液は装置内に飛散することがなく、コンタミがワークへ再付着することが無くなる。
(付記8)付記1または付記2に記載のダイシング装置において、前記案内部材は前記噴出口に向かって開口した吸引口を一端に備え前記吸引口から排出口に向って拡張するように内部が傾斜した筒状部材、または前記ワークテーブルと前記ノズルの噴出口の間に位置する隔壁であることを特徴としている。
付記8によれば、案内部材はノズルの噴出口に向かって開口した吸引口から排出口に向って拡張するように内部が傾斜した筒状部材、またはワークテーブルとノズルの噴出口の間に位置し水平に横方向へ伸びる隔壁の形状を成す。
排出口に向かって拡張した形状であることにより切削液が吸引手段を戻ることがなく加工後の切削液はワーク上へ再び落ちることがない。また、ワークテーブルとノズルの噴出口の間に位置し水平に横方向へ伸びるので、噴出口より噴射された加工後の切削液はワーク上へ再び落ちることがなく、これらにより再付着が無い高品質なダイシングが行える。
(付記9)付記1または付記2に記載のダイシング装置において、前記ブレードの回転方向と同方向に向かう傾斜面が形成されたブロックが前記吸引手段下部に設けられていることを特徴としている。
付記9のダイシング装置によれば、吸引手段下部には回転方向と同方向に向かって0度以上90度以下に傾斜した傾斜面が形成されたブロックが設けられている。
これにより、ワークと吸引手段との隙間が狭くなりコンタミを含んだ切削水が吸引手段より先にながれにくくなるとともに、傾斜面によって吸引手段により吸引されやすくなるため吸引効率を高められる。
(付記10)付記1または付記2に記載のダイシング装置において、下方に向って流体を帯状または扇状に噴射する噴射口が形成されたブロックが前記吸引手段下部に設けられていることを特徴としている。
付記10に記載のダイシング装置によれば、吸引手段下部には、ワークテーブルのある下方に向って帯状または扇状に水等の流体を噴射する噴射口が形成されたブロックが設けられている。
これにより、ワークと吸引手段との隙間が狭くなりコンタミを含んだ切削水が吸引手段より先にながれにくくなるとともに、帯状に噴射される流体でもコンタミを含んだ切削水がせき止められ、吸引手段により切削水が吸引されやすくなるため吸引効率が高められる。
(付記11)付記1または付記2に記載のダイシング装置において、前記カバーには、前記ブレードの回転面の両側に前記ブレードの回転面に向うように前記加工点付近へ帯状または扇状に流体を噴射する吸引補助ノズルが備えられていることを特徴としている。
付記11に記載のダイシング装置によれば、加工点付近へブレードの両側より吸引補助ノズルによって帯状または扇状の水等の流体が噴射される。これによりコンタミを含んだ切削水はブレード回転方向の両側へ流れることなく吸引手段方向へ流れるようになり、吸引手段により吸引されやすくなる。
1…ダイシング装置,10…ブレード,11…ホイールカバー,12…マニホールド,13…バキュームユニット(吸引手段),13A…筒状部材,13B…突出部,14、15…ノズル,16…分離ブロック,17…ブロック,18…吸引補助ノズル,20…加工部,22…スピンドル,23…ワークテーブル,31…カバー前部,34…カットノズル,35、39…ブレードノズル,36…フランジ,37…回転軸,38…カバー本体,44…プレート,51…ロードポート,52…スピンナ,53…搬送手段,54…吸着部,60…隔壁,81…撮像手段,90…コントローラ,W…ワーク

Claims (9)

  1. 円盤状のブレードと、
    前記ブレードを回転させるスピンドルと、
    前記スピンドルに設けられ、前記ブレードを覆うカバーと、
    前記ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、
    前記ワークテーブルと前記ブレードとを相対的に移動させる移動軸と、
    前記ワークと前記ブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、
    前記ブレードの前記加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を前記導入口より吸引するノズルを複数備えた吸引手段と、を備え、
    前記ブレードの回転方向の上流側に位置する前記ノズルは下流側に位置する前記ノズルよりも加工後の切削水の流量が多くなるように形成されていることを特徴とするダイシング装置。
  2. 円盤状のブレードと、
    前記ブレードを回転させるスピンドルと、
    前記スピンドルに設けられ、前記ブレードを覆うカバーと、
    前記ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、
    前記ワークテーブルと前記ブレードとを相対的に移動させる移動軸と、
    前記ワークと前記ブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、
    前記ブレードの前記加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を前記導入口より吸引するノズルを複数備えた吸引手段と、を備え、
    前記ブレードの回転方向の上流側に位置する前記ノズルは下流側に位置する前記ノズルよりも導入口から噴出口までの流路の径が大きいことを特徴とするダイシング装置。
  3. 円盤状のブレードと、
    前記ブレードを回転させるスピンドルと、
    前記スピンドルに設けられ、前記ブレードを覆うカバーと、
    前記ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、
    前記ワークテーブルと前記ブレードとを相対的に移動させる移動軸と、
    前記ワークと前記ブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、
    前記ブレードの前記加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を前記導入口より吸引するノズルを複数備えた吸引手段と、を備え、
    前記ブレードの回転方向の下流側に位置する前記ノズルは上流側に位置する前記ノズルよりも吸引力が高くなるように、
    前記ブレードの回転方向の下流側に位置する前記ノズルの内部に向けて流体を噴出する噴射口を備え、
    前記ブレードの回転方向の上流側に位置する前記ノズルの内部に向けて流体を噴出する噴射口を備え、
    それぞれの噴射口の噴出角度を前記ノズルの流体の導入口から噴出口までの流路に対する角度としたときに、
    前記ブレードの回転方向の下流側に位置する前記ノズルの内部に向けて流体を噴出しうる噴射口の噴射角度が、
    前記ブレードの回転方向の上流側に位置する前記ノズルの内部に向けて流体を噴出しうる噴射口の噴射角度よりも鋭角であることを特徴とするダイシング装置。
  4. 円盤状のブレードと、
    前記ブレードを回転させるスピンドルと、
    前記スピンドルに設けられ、前記ブレードを覆うカバーと、
    前記ブレードにより切削加工されるワークを保持するワークテーブルと、
    前記ワークテーブルと前記ブレードとを相対的に移動させる移動軸と、
    前記ワークと前記ブレードとが接触する加工点付近へ切削液を噴射する切削水ノズルと、
    前記ブレードの前記加工点における回転方向に対向した方向に導入口を向けて該ブレードの近傍に配置され、流体を噴出口に向けて噴射することにより加工後の切削液を前記導入口より吸引するノズルを複数備えた吸引手段と、を備え、
    前記ノズルの噴出口側には、前記噴出口から噴出された加工後の前記切削液を所定の方向へ流す案内部材が設けられていることを特徴とするダイシング装置。
  5. 前記案内部材は前記噴出口に向かって開口した吸引口を一端に備え前記吸引口から排出口に向って拡張するように内部が傾斜した筒状部材、または前記ワークテーブルと前記ノズルの噴出口の間に位置する隔壁であることを特徴とする請求項4に記載のダイシング装置。
  6. 前記ブレードの回転方向と同方向に向かう傾斜面が形成されたブロックが前記吸引手段下部に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のダイシング装置。
  7. 下方に向って流体を帯状または扇状に噴射する噴射口が形成されたブロックが前記吸引手段下部に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のダイシング装置。
  8. 前記カバーには、前記ブレードの回転面の両側に前記ブレードの回転面に向うように前記加工点付近へ帯状または扇状に流体を噴射する吸引補助ノズルが備えられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のダイシング装置。
  9. 前記カバーには、該ブレードの厚みよりも広いスリットが形成された分離ブロックが、前記スリット内を該ブレードが通過するように且つ複数設けられた前記ノズルの中間に位置するように設けられていることを特徴とする請求項2及び6から8のいずれか1項に記載のダイシング装置。
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