JP5878120B2 - Euv放射システムおよびリソグラフィ装置 - Google Patents

Euv放射システムおよびリソグラフィ装置 Download PDF

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Description

関連出願への相互参照
[0001] 本願は、2009年8月14日に出願した米国仮出願第61/234,061号および2009年12月11日に出願した米国仮出願第61/285,556号の優先権を主張し、その全体を本願に参考として組み込む。
[0002] 本発明は、極端紫外線(「EUV」)放射システムおよびそのようなEUV放射システムを含むリソグラフィ投影装置に関する。
[0003] リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板上、通常、基板のターゲット部分上に付与する機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に用いることができる。その場合、ICの個々の層上に形成される回路パターンを生成するために、マスクまたはレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを用いることができる。このパターンは、基板(例えば、シリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば、ダイの一部、または1つ以上のダイを含む)に転写することができる。通常、パターンの転写は、基板上に設けられた放射感応性材料(レジスト)層上への結像によって行われる。一般には、単一の基板が、連続的にパターニングされる隣接したターゲット部分のネットワークを含んでいる。
[0004] リソグラフィは、ICや他のデバイスおよび/または構造の製造における重要なステップの1つとして広く認識されている。しかしながら、リソグラフィを使用して作られるフィーチャの寸法が小さくなるにつれ、リソグラフィは、小型ICあるいは他のデバイスおよび/または構造を製造できるようにするための最も重要な要因になりつつある。
[0005] パターン印刷の限界の理論推定値は、式(1)に示す解像度に関するレイリー基準によって与えられることができる。
Figure 0005878120

上の式で、λは使用される放射の波長であり、NAPSはパターンを印刷するために使用される投影システムの開口数であり、kはレイリー定数とも呼ばれるプロセス依存調整係数であり、CDは印刷されたフィーチャのフィーチャサイズ(またはクリティカルディメンジョン)である。式(1)から、フィーチャの最小印刷可能サイズの縮小は、以下の3つの方法、露光波長λを短縮することによって、開口数NAPSを増加させることによって、あるいはkの値を低下させることによって達成することができる、と言える。
[0006] 露光波長を短縮するため、したがって、最小印刷可能サイズを縮小するためには、極端紫外線(EUV)放射システムを使用することが提案されている。EUV放射は、10〜20nmの範囲内、例えば13〜14nmの範囲内の波長を有する電磁放射である。さらに、10nmより小さい波長、例えば6.7nmまたは6.8nmといったように5〜10nmの範囲内の波長を有するEUV放射が使用されてもよいことが提案されている。そのような放射を極端紫外線または軟X線と呼ぶこともでき、可能な放射源としては、例えば、レーザ生成プラズマ源、放電プラズマ源、または電子蓄積リングからのシンクロトロン放射が挙げられる。
[0007] EUV放射は、プラズマを用いて生成することができる。EUV放射を生成するための放射システムは、プラズマを提供するために燃料を励起するレーザと、プラズマを収容する放射源コレクタモジュールを含んでよい。プラズマは、例えば、適切な材料(例えば、スズ)の粒子などの燃料にレーザビームを向けることによって、あるいはXeガスまたはLi蒸気などの適切なガスまたは蒸気の流れにレーザビームを向けることによって生成することができる。結果として生じるプラズマは、放射、例えばEUV放射を放出し、これは、放射コレクタを用いて集光される。放射コレクタは、放射を受けてその放射をビームへと集束させるミラー法線入射放射コレクタであってよい。放射源コレクタモジュールは、プラズマを支持するために真空環境を提供するように構成された筐体構造またはチャンバを含んでよい。そのような放射システムを、一般的にレーザ生成プラズマ(LPP)源と呼ぶ。
[0008] プラズマは、通常、密封容器(例えば、真空チャンバ、本明細書中ではプラズマチャンバとも呼ぶ)内に生成され、かつ様々な種類のメトロロジ器具を用いて監視される。EUV放射を生成することに加えて、これらのプラズマプロセスは、通常、プラズマチャンバ内に望ましくない副産物を生成する。この副産物としては、帯域外放射、高エネルギーイオンおよびデブリ、例えば、ターゲット材料の原子および/またはクランプ/微小滴が挙げられる。
[0009] これらのプラズマ形成副産物は、法線入射および/またはかすめ入射でのEUV反射を可能とする多層ミラー(MLM)を含む集光ミラー、メトロロジ検出器の表面、プラズマ形成プロセスをイメージするために用いられるウィンドウおよびレーザ入力ウィンドウを含むがこれらに限定されない様々なプラズマチャンバ光学要素を潜在的に加熱するか、損害を与えるか、またはその作業効率を減少し得る。熱、高エネルギーイオンおよび/またはデブリは、多数の方法によって光学要素にダメージを与え得る。その方法としては、光透過を減少させる材料によって光学要素をコーティングすること、光学要素内へと入り込んで構造的完全性および/または短い波長で光を反射することができるミラーの性能などの光学的性質に損害を与え得ること、光学要素を腐食または浸食させること、および/または光学要素内へと散乱することが挙げられる。スズなどの一部のターゲット材料に対しては、例えばHBrなどのエッチング剤をプラズマチャンバ内に導入して材料(例えば、光学要素上に堆積したデブリ)をエッチングすることが望ましい場合がある。さらに、影響を受けた要素の表面を加熱してエッチング剤の反応速度を上げてもよいことが考えられる。
[0010] 上記したように、EUV光を生成する1つの技術としては、ターゲット材料に照射することが挙げられる。この点に関して、例えば、光を10.6μm波長で出力するCOレーザは、レーザ生成プラズマ(LPP)プロセスにおいてターゲット材料に照射するドライブレーザとしてある利点を示し得る。これは、あるターゲット材料、例えばスズを含む材料に対して特に本当であり得る。例えば、1つの潜在的利点としては、ドライブレーザ入力パワーと出力EUVパワーとの間に比較的高い変換効率を生成できることが挙げられる。COドライブレーザの別の潜在的利点としては、比較的長い波長の光(例えば、198nmの深UVと比較して)がスズデブリによってコーティングされた反射光学素子などの比較的粗い表面から反射できることが挙げられる。この10.6μm放射の性質は、例えば、ドライブレーザビームの集光力を誘導し、合焦させ、および/または調整するために反射ミラーをプラズマの近くで採用させる。しかしながら、10.6μmドライブレーザに対しては、プラズマチャンバ内にレーザを入力するウィンドウは、一般的に、ZnSeから作られており、反射防止コーティングによってコーティングされる。望ましくないことに、これらの材料は、特定のエッチング剤、例えば臭化物に対して敏感であり得る。
[0011] プラズマ生成デブリによってもたらされる課題に加えて、従来のレーザ生成プラズマ源は、ミラーおよびレンズの両方を用いてレーザビームをターゲット材料上に合焦させる。レンズは、かなりの量の後方反射を与え得る。さらに、レーザビームは、約10kWのパワーを有してよく、一部の場合ではより高いパワーを有してもよい。これは、レンズの加熱、また場合によると、加熱されたレンズの品質を低下させ得る変形をもたらし得る。後方反射を減らすためにレンズ上に反射防止コーティングを用いることが示唆されたが、これらのコーティングは、放射の吸収を増加させ、それによってレンズがさらに過熱されることをもたらし得る。
[0012] レーザビームをターゲット材料上に合焦させる光学系の後方反射を減少させることが望ましく、これは光学系を許容温度で維持している間に行われることが望ましい。
[0013] 本発明の一態様によると、EUV放射システムが提供されており、EUV放射システムは、放射源チャンバと、ターゲット材料を所定のプラズマ形成位置に供給するように構成された供給源と、ターゲット材料が所定のプラズマ形成位置に配置された場合、ターゲット材料に延在するビームパスを確立するように構成された3つ以上のミラーによって形成された光学システムと、ターゲット材料との相互作用のためにビームパスに沿ってレーザビームを提供してチャンバの中でEUV放射放出プラズマを生成するように構成されたレーザシステムとを含む。
[0014] 少なくとも1つのミラーまたは全てのミラーが放射源チャンバの外に配置されてよい。放射源チャンバは、ビームパスが中で延在するウィンドウを有してよく、このウィンドウはビームパスに対して垂直ではない。そのようなウィンドウは、例えば、ウィンドウから反射したあらゆる放射が光学システムを通って戻らないようにある角度でビームパスに傾けられてよい。レーザシステムは、少なくとも、約9μm〜約11μmの範囲の波長から選択された波長を有する放射を生成するように構成されてよい。この波長は、約9.4μmまたは10.6μmであってよい。
[0015] 本発明の一態様によると、EUV放射システムが提供されており、EUV放射システムは、放射源チャンバと、ターゲット材料を所定のプラズマ形成位置に供給するように構成された供給源と、所定のプラズマ形成位置に延在するビームパスを確立するように構成された3つ以上のミラーによって形成された光学システムと、所定のプラズマ形成位置におけるターゲット材料との相互作用のためにビームパスに沿ってレーザビームを提供してチャンバの中でEUV放射放出プラズマを生成するように構成されたレーザシステムとを含む。
[0016] 本発明の一態様によると、EUV放射システムが設けられたリソグラフィ投影装置が提供されており、EUV放射システムは、放射源チャンバと、ターゲット材料を所定のプラズマ形成位置に供給するように構成された供給源と、ターゲット材料が所定のプラズマ形成位置に配置された場合、ターゲット材料に延在するビームパスを確立するように構成された3つ以上のミラーによって形成された光学システムと、ターゲット材料との相互作用のためにビームパスに沿ってレーザビームを提供してチャンバの中でEUV放射放出プラズマを生成するように構成されたレーザシステムとを含む。
[0017] 本発明の一態様によると、EUV放射システムが設けられたリソグラフィ投影装置が提供されており、EUV放射システムは、放射源チャンバと、ターゲット材料を所定のプラズマ形成位置に供給するように構成された供給源と、ターゲット材料が所定のプラズマ形成位置に配置された場合、ターゲット材料に延在するビームパスを確立するように構成された3つ以上のミラーによって形成された光学システムと、ターゲット材料との相互作用のためにビームパスに沿ってレーザビームを提供してチャンバの中でEUV放射放出プラズマを生成するように構成されたレーザシステムとを含む。リソグラフィ投影装置は、プラズマによって放出されたEUV放射を調整するように構成された照明システムと、放射ビームの断面にパターンを付与してパターン付き放射ビームを形成することができるパターニングデバイスを保持するように構成されたサポート構造と、パターン付き放射ビームを基板のターゲット部分上に投影するように構成された投影システムとをさらに含む。
[0018] 本発明のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の概略図を参照して以下に説明する。これらの図面において同じ参照符号は対応する部分を示す。
[0019] 図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を示す。 [0020] 図2は、図1のリソグラフィ装置の一実施形態のより詳細な概略図を示す。 [0021] 図3は、図1および図2のリソグラフィ装置の放射源コレクタモジュールのより詳細な図である。 [0022] 図4は、図1のリソグラフィ装置の一実施形態のより詳細な概略図を示す。 [0023] 図5は、図3のリソグラフィ装置のレーザシステムの一実施形態の詳細な概略図を示す。 [0024] 図6は、図3のリソグラフィ装置のレーザシステムの一実施形態のより詳細な概略図を示す。
[0025] 図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置100を概略的に示す。このリソグラフィ装置は、(EUV放射の)放射ビームBを調整するように構成された照明システム(イルミネータ)ILと、パターニングデバイス(例えば、マスクまたはレチクル)MAを支持するように構成され、かつパターニングデバイスを正確に位置決めするように構成された第1ポジショナPMに連結されたサポート構造(例えば、マスクテーブル)MTと、基板(例えば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構成され、かつ基板を正確に位置決めするように構成された第2ポジショナPWに連結された基板テーブル(例えば、ウェーハテーブル)WTと、パターニングデバイスMAによって放射ビームBに付けられたパターンを基板Wのターゲット部分C(例えば、1つ以上のダイを含む)上に投影するように構成された投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PSとを備える。
[0026] 照明システムとしては、放射を誘導し、整形し、または制御するために、さまざまなタイプの光コンポーネントを含むことができる。
[0027] サポート構造は、パターニングデバイスの向き、リソグラフィ装置の設計、および、パターニングデバイスが真空環境内で保持されているか否かなどの他の条件に応じた態様で、パターニングデバイスを保持する。サポート構造は、機械式、真空式、静電式またはその他のクランプ技術を使って、パターニングデバイスを保持することができる。サポート構造は、例えば、必要に応じて固定または可動式にすることができるフレームまたはテーブルであってもよい。サポート構造は、パターニングデバイスを、例えば、投影システムに対して所望の位置に確実に置くことができる。
[0028] 「パターニングデバイス」という用語は、基板のターゲット部分内にパターンを作り出すように、放射ビームの断面にパターンを与えるために使用できるあらゆるデバイスを指していると、広く解釈されるべきである。放射ビームに付けたパターンは、集積回路などのターゲット部分内に作り出されるデバイス内の特定の機能層に対応することができる。
[0029] パターニングデバイスは、透過型であっても、反射型であってもよい。パターニングデバイスの例としては、マスク、プログラマブルミラーアレイ、およびプログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクは、リソグラフィでは公知であり、バイナリ、レべンソン型(alternating)位相シフト、およびハーフトーン型(attenuated)位相シフトなどのマスク型、ならびに種々のハイブリッドマスク型を含む。プログラマブルミラーアレイの一例では、小型ミラーのマトリックス配列が用いられており、各小型ミラーは、入射する放射ビームを様々な方向に反射させるように、個別に傾斜させることができる。傾斜されたミラーは、ミラーマトリックスによって反射される放射ビームにパターンを付ける。
[0030] 「投影システム」という用語は、使われている露光放射にとって、あるいは真空の使用といった他の要因にとって適切なあらゆるタイプの投影システムを含むことができる。ガスは放射を吸収しすぎることがあるので、EUVに対しては真空を使用することが望ましい場合がある。したがって、真空壁および真空ポンプを用いてビームパス全体に真空環境を提供することができる。
[0031] 本明細書に示されているとおり、リソグラフィ装置は、反射型のもの(例えば、反射型マスクを採用しているもの)である。また、リソグラフィ装置は、透過型のもの(例えば、透過型マスクを採用しているもの)であってもよい。
[0032] リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(および/または2つ以上のマスクテーブル)を有する型のものであってもよい。そのような「マルチステージ」機械においては、追加のテーブルは並行して使うことができ、または予備工程を1つ以上のテーブル上で実行しつつ、別の1つ以上のテーブルを露光用に使うこともできる。
[0033] 図1を参照すると、イルミネータILは、放射源コレクタモジュールSOから極端紫外線ビームを受ける。EUV光を生成する方法としては、材料を、EUV範囲内の1つ以上の輝線を有する、例えばキセノン、リチウムまたはスズなどの少なくとも1つの元素を有するプラズマ状態に変換することが挙げられるが必ずしもこれに限定されない。そのような一方法では、レーザ生成プラズマ(「LPP」)と呼ばれることが多い所要のプラズマを、所要の線発光要素(line-emitting element)を有する材料の小滴、流れまたはクラスタなどの燃料にレーザビームを照射することによって生成することができる。放射源コレクタモジュールSOは、燃料を励起するレーザビームを提供するためである、図1に図示されていないレーザを含むEUV放射システムの一部分であってもよい。結果として生じるプラズマは、例えばEUV放射などの出力放射を放出し、これは、放射源コレクタモジュールに配置された放射コレクタを用いて集光される。例えば、燃料励起のためのレーザビームを提供するためにCOレーザが使用される場合、レーザと放射源コレクタモジュールは、別個の構成要素であってもよい。
[0034] そのような場合には、レーザは、リソグラフィ装置の一部分を形成しているとはみなされず、また放射ビームは、レーザから放射源コレクタモジュールへ、例えば、適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを含むビームデリバリシステムを使って送られる。その他の場合においては、放射源は、放射源コレクタモジュールの一体部分とすることもできる。
[0035] イルミネータILは、放射ビームの角強度分布を調節するアジャスタを含むことができる。一般に、イルミネータの瞳面内の強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(通常、それぞれσ-outerおよびσ-innerと呼ばれる)を調節することができる。さらに、イルミネータILは、インテグレータおよびコンデンサといったさまざまな他のコンポーネントを含むことができる。イルミネータを使って放射ビームを調整すれば、放射ビームの断面に所望の均一性および強度分布をもたせることができる。
[0036] 放射ビームBは、サポート構造(例えば、マスクテーブル)MT上に保持されているパターニングデバイス(例えば、マスク)MA上に入射して、パターニングデバイスによってパターン形成される。パターニングデバイス(例えば、マスク)MAから反射した後、放射ビームBは投影システムPSを通過し、投影システムPSは、基板Wのターゲット部分C上にビームの焦点をあわせる。第2ポジショナPWおよび位置センサIF2(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、または静電容量センサ)を使って、例えば、さまざまなターゲット部分Cを放射ビームBの経路内に位置決めするように、基板テーブルWTを正確に動かすことができる。同様に、第1ポジショナPMおよび別の位置センサPS1を使い、パターニングデバイス(例えば、マスク)MAを放射ビームBの経路に対して正確に位置決めすることもできる。パターニングデバイス(例えば、マスク)MAおよび基板Wは、マスクアライメントマークM1およびM2と、基板アライメントマークP1およびP2とを使って、位置合わせされてもよい。
[0037] 例示の装置は、以下に説明するモードのうち少なくとも1つのモードで使用できる。
1.ステップモードにおいては、サポート構造(例えば、マスクテーブル)MTおよび基板テーブルWTを基本的に静止状態に保ちつつ、放射ビームに付けられたパターン全体を一度にターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一静的露光)。その後、基板テーブルWTは、Xおよび/またはY方向に移動され、それによって別のターゲット部分Cを露光することができる。
2.スキャンモードにおいては、サポート構造(例えば、マスクテーブル)MTおよび基板テーブルWTを同期的にスキャンする一方で、放射ビームに付けられたパターンをターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一動的露光)。サポート構造(例えば、マスクテーブル)MTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの(縮小)拡大率および像反転特性によって決めることができる。
3.別のモードにおいては、プログラマブルパターニングデバイスを保持した状態で、サポート構造(例えば、マスクテーブル)MTを基本的に静止状態に保ち、また基板テーブルWTを動かす、またはスキャンする一方で、放射ビームに付けられているパターンをターゲット部分C上に投影する。このモードにおいては、通常、パルス放射源が採用されており、さらにプログラマブルパターニングデバイスは、基板テーブルWTの移動後ごとに、またはスキャン中の連続する放射パルスと放射パルスとの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、前述の型のプログラマブルミラーアレイといったプログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
[0038] 上述の使用モードの組合せおよび/またはバリエーション、あるいは完全に異なる使用モードもまた採用可能である。
[0039] 図2は、放射源コレクタモジュールSO、照明システムILおよび投影システムPSを含む装置100をより詳細に示す。放射源コレクタモジュールSOは、真空環境が放射源コレクタモジュールSOの筐体構造220内で維持されるように構成される。EUV放射放出プラズマ210は、放電生成プラズマ源によって形成されてよい。EUV放射は、ガスまたは蒸気、例えばXeガス、Li蒸気またはSn蒸気によって生成されてよい。このガスまたは蒸気では、非常に高温のプラズマ210が放電生成プラズマ源によって生成されてよい。EUV放射は、ガスまたは蒸気、例えばXeガス、Li蒸気またはSn蒸気によって生成されてよい。このガスまたは蒸気では、電磁スペクトルのEUV範囲内の放射を放出するために非常に高温のプラズマ210が生成される。非常に高温のプラズマ210は、例えば放電によって生成され、これは少なくとも部分的にイオン化されたプラズマをもたらす。例えば、10PaのXe、Li、Sn蒸気あるいは任意の他の適したガスまたは蒸気の分圧は、放射の効率的な生成のために必要とされる場合がある。一実施形態では、EUV放射を生成するために励起されたスズ(Sn)のプラズマが提供される。
[0040] 高温のプラズマ210によって放出された放射は、放射源チャンバ211から、放射源チャンバ211における開口部内またはその後方に位置決めされた任意選択のガスバリアまたは汚染物質トラップ230(一部の場合、汚染物質バリアまたはフォイルトラップとも呼ばれている)を介してコレクタチャンバ212へと進む。汚染物資トラップ230は、チャネル構造を含んでもよい。汚染トラップ230は、ガスバリア、またはガスバリアとチャネル構造との組み合わせも含んでもよい。本明細書中にさらに述べる汚染物質トラップまたは汚染物質バリア230は、当該技術分野で公知であるように、少なくともチャネル構造を含む。
[0041] コレクタチャンバ211は、いわゆるかすめ入射コレクタであり得る放射コレクタCOを含んでもよい。放射コレクタCOは、上流放射コレクタ側251および下流放射コレクタ側252を有する。コレクタCOを通り抜けた放射は、格子スペクトルフィルタ240から反射して仮想放射源ポイントIFで合焦することができる。仮想放射源ポイントIFを一般的に中間焦点と呼び、放射源コレクタモジュールは、中間焦点IFが筐体構造220内の開口部221にまたはその近くに配置されるように構成される。仮想放射源ポイントIFは、放射放出プラズマ210の像である。
[0042] その後、放射は照明システムILを通り抜け、この照明システムILは、パターニングデバイスMAにて放射ビーム21の所望の角分布ならびにパターニングデバイスMAにて放射強度の所望の均一性を提供するように構成されたファセットフィールドミラーデバイス22およびファセット瞳ミラーデバイス24を含んでよい。サポート構造MTによって保持されるパターニングデバイスMAにて放射ビーム21が反射すると、パターン付けされたビーム26が形成され、このパターン付けされたビーム26は、投影システムPSによって反射エレメント28および30を介してウェーハステージまたは基板テーブルWTによって保持された基板W上に結像される。
[0043] 照明光学ユニットILおよび投影システムPS内には、通常、図示されたものよりも多くのエレメントが存在し得る。格子スペクトルフィルタ240は、リソグラフィ装置のタイプに依存し、任意的に存在してもよい。さらに、図示されているものより多くのミラーがあってもよく、例えば、図2に示す投影システムPS内に存在する反射エレメントより1〜6個多くの反射エレメントが存在してもよい。
[0044] 集光系COは、単なるかすめ入射コレクタ(またはかすめ入射集光ミラー)の一例として、リフレクタ253、254および255を有する入れ子化されたコレクタとして示される。しかしながら、かすめ入射ミラーを含む放射コレクタ50の代わりに、法線入射コレクタを含む放射コレクタが適用されてもよい。したがって、適用可能な箇所においては、かすめ入射コレクタとしての集光系COは、一般的にコレクタとしても解釈されてもよい。
[0045] さらに、図2に概略的に示されるような格子240の代わりに、透過型光フィルタが適用されてもよい。EUVを透過させ、かつUV放射をあまり透過させず、またはUV放射を実質的に吸収までもする光フィルタは、当該技術分野では公知である。したがって、「格子スペクトル純度フィルタ」は、本明細書中、格子または透過型フィルタを含む「スペクトル純度フィルタ」としてさらに示される。図2には示されていないが、例えば集光系COの上流に構成されたEUV透過型光フィルタ、または照明システムILおよび/または投影システムPSにおける光EUV透過型フィルタが、任意選択の光学素子としても含まれてもよい。
[0046] 集光系COは、通常、放射源SOまたは放射源SOのイメージの近傍に配置される。各リフレクタ253、254および255は、少なくとも2つの隣接する反射面を含んでもよく、放射源SOから離れたほうに位置する反射面は、放射源SOに近いほうに位置する反射面よりも、光軸Oに対して小さな角度で配置される。このようにして、かすめ入射コレクタCOは、光軸Oに沿って伝搬する(E)UV放射ビームを生成するように構成される。少なくとも2つのリフレクタは、実質的に同軸に配置され、光軸Oの周りで実質的に回転対称に延在してもよい。コレクタCOが、外側リフレクタ255の外面上にさらなるフィーチャ、または外側リフレクタ255の周りにさらなるフィーチャ、例えば保護ホルダやヒータなどを有することもあることを理解されたい。参照番号256は、2つのリフレクタの間、例えば、リフレクタ254と255との間の空間を示している。各リフレクタ253、254および255は、少なくとも2つの隣接する反射面を含んでもよく、放射源SOから離れたほうに位置する反射面は、放射源SOに近いほうに位置する反射面よりも、光軸Oに対して小さな角度で配置される。このようにして、かすめ入射コレクタCOは、光軸Oに沿って伝搬する(E)UV放射ビームを生成するように構成される。少なくとも2つのリフレクタは、実質的に同軸に配置され、光軸Oの周りで実質的に回転対称に延在してもよい。
[0047] 使用中、1つ以上の外側リフレクタ253および内側リフレクタ254および255の上には、堆積物が発見され得る。コレクタCOは、そのような堆積物(放射源SOからのデブリ、例えば、イオン、電子、クラスタ、小滴、電極腐食による劣化)によって劣化され得る。例えば、Sn源によるSnの堆積物は、いくつかの単層の後、コレクタCOまたは他の光学素子の反射に悪影響を及ぼすことがある。これは、そのような光学素子の洗浄を必要とし得る。
[0048] 図4は、投影装置の別の実施形態を詳細に示す。照明システムILおよび投影システムPSは、図2の投影装置の照明システムILおよび投影システムPSと非常に似ているが、放射システム42は、レーザ生成プラズマを放射源SOとして使用する。放射システム42は放射源チャンバ47を含んでおり、本実施形態では、放射源チャンバ47は、実質的に、放射源SOだけではなく、図3の実施形態では法泉入射コレクタ50、例えば多層ミラーである集光ミラー50も囲う。
[0049] さらに、放射システム42は、一般的に、レーザビーム63を提供するように構成されたレーザシステム61が設けられており、レーザビーム63は光学システム65によって反射されて集光ミラー50内に設けられたアパーチャ67を通る。レーザシステム61は、COレーザであってよい。レーザシステムは、少なくとも、約9μm〜約11μmの範囲の波長から選択された波長、特に、約9.4μmまたは約10.6μmの波長を有する放射を生成するように構成されてよい。それに加えて、またはその代替として、レーザはパルスレーザであってよい。COレーザのレーザビーム63は、一般的に、約10kWまたはそれ以上のパワーを有する。
[0050] 放射システムは、ターゲット材料供給源71の中にSnまたはXeなどのターゲット材料69を含む。ターゲット材料供給源71は、ターゲット材料69を所定のプラズマ位置73に供給するように構成される。光学システム65(本実施形態では、反射面S1、S2およびS3のそれぞれを有する3つのミラーM1、M2およびM3によって形成されるスリーミラーシステム(図5を参照))は、所定のプラズマ位置73へと延在するビームパスを確立するように構成されており、それによって、ビームパスは、ターゲット材料69の小滴が一般的に光学システム65の焦点と一致する所定のプラズマ位置73に配置された場合、その小滴へと延在する。レーザシステムは、レーザビーム63がターゲット材料との相互作用のためにビームパスに沿って提供されて放射源チャンバ47の中で所定のプラズマ位置73にEUV放出プラズマを生成するように構成される。
[0051] 図5では、光学システム65が「スリーミラーアナスティグマート(three-mirror anastigmat)」として一般的に知られている種類のものであることが分かる。通常、「アナスティグマート」という単語は、非点収差を有さない、または実質的に有さない光学システムを指す。本発明では、光学システムが非点収差を有さないことを必要としていない。その代わりに、レーザビーム63がプラズマ生成位置でターゲット材料と一致する体積に集中することが望ましい。ビームのパワーは、ターゲット材料粒子または小滴のサイズと同程度またはそれより小さい体積内で集中されるべきである。ビームフォーカスの方が大きい場合、効率損失があり、これは最小であることが望ましい。3つの非球面ミラーの使用は、光学システムのデバイス性能が経済的に構成されることを可能にし、透過喪失を最小限にする。光学システム65はミラーによって形成されているため、レーザビーム63が延在するビームパス内のあらゆるレンズの必要性は防がれ、よって、ビームパスに沿ってレンズがないことを可能とする。したがって、通常、レンズによって生じるあらゆる後方反射は、レンズ過熱とともに回避される。本発明の適切に適用すると、反射防止コーティングの過熱も回避するであろう。
[0052] 一実施形態では、ミラーM1、M2およびM3の表面51、52および53は、回転対称円錐面のオフアクシス部分である。光学システム65は、単一の対称軸を有してよい。ミラーM1およびM3は、実質的に同一平面上であってもよい。
[0053] 光学システム65のミラーM1、M2およびM3のうちの1つ、好ましくは、ビームパス内の最も下流のミラーM3は、焦点の配置を移動できるように、光学システム65の残りの部分に対して回転可能となるようにさらに取り付けられてよい。一実施形態では、回転可能ミラー、例えばミラーM3は、光学システムの焦点を所定の点に設定するために装置の較正および/またはメンテナンス中に調整される。別の実施形態では、回転可能ミラーは、ビームがターゲット材料上に入射することを確実にするために、動作中に動的に調整可能である。本実施形態では、センサ81は、ターゲット材料72の粒子または小滴の位置を検知する。アクチュエータ82は、ミラーM3を駆動して焦点の位置がターゲット材料72の粒子または小滴と一致するように調整する。アクチュエータ82は、センサ81によって検知される位置に応答するコントローラ83によって制御される。
[0054] 動作中、ターゲット材料69は、ターゲット材料供給源71によって小滴72の形態で供給される。そのようなターゲット材料69の小滴が所定のプラズマ形成位置73に到達した場合、レーザビーム63は小滴69上の衝突し、EUV放射放出プラズマが放射源チャンバ47の中に形成される。図4のこの実施形態では、所定のプラズマ形成位置73から放出されるEUV放射は、法線入射コレクタミラーによって合焦され、任意選択として、反射スペクトル格子フィルタ51を介して中間焦点52上に合焦される。
[0055] 過剰な加熱を防ぐために、反射面S1、S2およびS3のうちの1つ以上には、例えば、金含有コーティングなどといったコーティングが設けられてよい。一実施形態では、コーティングは、実質的に金から成る。一実施形態では、光学システム65の1つ以上のミラーには、動作中に冷却を行うために冷却システム84が設けられる。冷却システム84は能動冷却システム(例えば、冷却媒体がミラーと外部熱交換器との間で循環される)あるいは熱パイプまたはラジエータなどの受動冷却システムであってよい。
[0056] 一実施形態では、1つ以上の追加のミラーが光学システム内に設けられる。例えば、より好都合な配置を可能にするために平坦な折り畳みミラーが設けられてもよい。
[0057] 図6では、EUV放射システム42で使用され得るレーザシステム61を概略的に示す。図6のレーザシステムは、レーザビーム63を形成する増幅光子ビーム85を生成するように構成されたシードレーザ75および4つの光学利得媒体77、79、81および83を含む。光学利得媒体77、79、81および83のうちの少なくとも1つは、増幅光子ビーム85を透過させるように構成されたウィンドウを有するチャンバ内に含まれてよい。図5のレーザシステムでは、全ての光学利得媒体77、79、81および83はチャンバ77’、79’、81’および83’のそれぞれに含まれ、各チャンバは増幅光子ビームを透過させるように構成されたウィンドウを有する。そのようなウィンドウは増幅光子ビームに沿って存在し得るが、例えば、放射源チャンバ47の壁および/または光学システム65を含む壁においてレーザビーム63が透過されるビームパスにも存在し得る。そのような壁は、後方反射による不利点が最小になるように増幅光子ビームまたはレーザビームに対して傾いていることが好ましい。チャンバ83’のウィンドウのうちの1つを透過した増幅光子ビーム85は、レーザビーム63を形成し、かつ光学システム65のミラーM1上に直接入射する。光学利得媒体77、79、81および83がチャンバに含まれてない場合、光学利得媒体によって生成される増幅光子ビーム85は、光学システム65のミラーM1上に直接入射する。
[0058] 光リソグラフィの関連での本発明の実施形態の使用について上述のとおり具体的な言及がなされたが、当然のことながら、本発明は、他の用途、例えば、インプリントリソグラフィに使われてもよく、さらに状況が許すのであれば、光リソグラフィに限定されることはない。
[0059] 本明細書で使用される「放射」および「ビーム」という用語は、紫外線(UV)(例えば、365nm、355nm、248nm、193nm、157nm、または126nmの波長、またはおよそこれらの値の波長を有する)、および極端紫外線(EUV)(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、ならびにイオンビームや電子ビームなどの微粒子ビームを含むあらゆる種類の電磁放射を包含している。
[0060] 以上、本発明の具体的な実施形態を説明してきたが、本発明は、上述以外の態様で実施できることが明らかである。例えば、本発明は、上記に開示した方法を表す1つ以上の機械読取可能命令のシーケンスを含むコンピュータプログラムの形態、またはこのようなコンピュータプログラムが記憶されたデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気ディスクまたは光ディスク)の形態であってもよい。
[0061] 上記の説明は、制限ではなく例示を意図したものである。したがって、当業者には明らかなように、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本記載の発明に変更を加えてもよい。

Claims (13)

  1. EUV放射システムであって、
    放射源チャンバと、
    ターゲット材料を所定のプラズマ形成位置に供給する供給源と、
    前記ターゲット材料が前記所定のプラズマ形成位置に配置された場合、前記ターゲット材料に延在するビームパスを確立する3つの非球面ミラーのみによって形成された光学システムと、
    前記ターゲット材料との相互作用のために前記ビームパスに沿ってレーザビームを提供して前記チャンバの中でEUV放射放出プラズマを生成するレーザシステムと
    を含み、
    前記3つの非球面ミラーは、前記光学システムの焦点における非点収差の量を少なくとも減少させるアナスティグマートを形成する、
    EUV放射システム。
  2. 前記ミラーのうちの1つ以上は、配置を前記焦点に移動させるために回転可能である、請求項1に記載のEUV放射システム。
  3. 前記ターゲット材料の前記位置を検知するセンサと、前記センサによって検知された前記ターゲット材料の前記位置に応答して前記1つ以上の回転可能なミラーに取り付けられたアクチュエータを制御するコントローラとをさらに含む、請求項2に記載のEUV放射システム。
  4. 前記ビームパス上の最後にある前記ミラーは回転可能である、請求項2または3に記載のEUV放射システム。
  5. 前記焦点は、前記所定のプラズマ形成位置と実質的に一致する、請求項1〜4のいずれかに記載のEUV放射システム。
  6. 前記ミラーのうちの少なくとも1つは、コーティングが設けられた反射面を有する、請求項1〜5のうちのいずれかに記載のEUV放射システム。
  7. 前記コーティングは、金を含むか、または金によって実質的に形成される、請求項6に記載のEUV放射システム。
  8. 前記ミラーのうちの少なくとも1つは、前記放射源チャンバの外に配置されている、請求項1〜7のうちのいずれかに記載のEUV放射システム。
  9. 前記レーザシステムは、前記レーザビームを形成する増幅光子ビームを生成する1つ以上の光学利得媒体を含み、前記増幅光子ビームは、前記光学システムのミラーに直接入射する、請求項1〜8のうちのいずれかに記載のEUV放射システム。
  10. 前記レーザシステムは、前記レーザビームを形成する増幅光子ビームを生成する1つ以上の光学利得媒体を含み、前記光学利得媒体のうちの少なくとも1つは、前記増幅光子ビームを透過させるウィンドウを有するチャンバに含まれており、前記ウィンドウを透過した前記増幅光子ビームは、前記光学システムの前記ミラーに直接入射する、請求項1〜9のうちのいずれかに記載のEUV放射システム。
  11. EUV放射システムであって、
    放射源チャンバと、
    ターゲット材料を所定のプラズマ形成位置に供給する供給源と、
    前記所定のプラズマ形成位置に延在するビームパスを確立する3つの非球面ミラーのみによって形成された光学システムと、
    前記所定のプラズマ形成位置における前記ターゲット材料との相互作用のために前記ビームパスに沿ってレーザビームを提供して前記チャンバの中でEUV放射放出プラズマを生成するレーザシステムと
    を含み、
    前記3つの非球面ミラーは、前記光学システムの焦点における非点収差の量を少なくとも減少させるアナスティグマートを形成する、
    EUV放射システム。
  12. 請求項1〜11のうちのいずれかに記載のEUV放射システムが設けられた、リソグラフィ投影装置。
  13. 前記プラズマによって放出された前記EUV放射を調整する照明システムと、
    放射ビームの断面にパターンを付与してパターン付き放射ビームを形成することができるパターニングデバイスを保持するサポート構造と、
    前記パターン付き放射ビームを基板のターゲット部分上に投影する投影システムと
    をさらに含む、請求項12に記載のリソグラフィ投影装置。


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