JP2010536142A - リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010536142A
JP2010536142A JP2010519881A JP2010519881A JP2010536142A JP 2010536142 A JP2010536142 A JP 2010536142A JP 2010519881 A JP2010519881 A JP 2010519881A JP 2010519881 A JP2010519881 A JP 2010519881A JP 2010536142 A JP2010536142 A JP 2010536142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
plasma
fuel
substance
radiation source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010519881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010536142A5 (ja
Inventor
イヴァノヴ,ブラディミア,ヴィタレヴィッチ
バニエ,バディム,エヴィジェンエビッチ
コシェレヴ,コンスタンティン,ニコラエヴィッチ
クリヴツン,ヴラディミア,ミハイロヴィッチ
Original Assignee
エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. filed Critical エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ.
Publication of JP2010536142A publication Critical patent/JP2010536142A/ja
Publication of JP2010536142A5 publication Critical patent/JP2010536142A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/0271Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
    • H01L21/0273Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers characterised by the treatment of photoresist layers
    • H01L21/0274Photolithographic processes
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70008Production of exposure light, i.e. light sources
    • G03F7/70033Production of exposure light, i.e. light sources by plasma extreme ultraviolet [EUV] sources
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】改良された放射源をもつリソグラフィ装置及びデバイス製造方法を提供する。
【解決手段】リソグラフィシステムが、放射を発生するように構成された放射源であって、放射源は、カソードおよびアノードを含み、カソードおよびアノードは、放電空間内に配置された燃料内に放電を生成してプラズマを発生するように構成され、放電空間は、使用中、プラズマによる放射放出を調節してプラズマによって画定される容積を制御するように構成された物質を含む、放射源と、パターニングデバイスを保持するように構成されたパターンサポートであって、パターニングデバイスは、放射にパターン形成してパターン付き放射ビームを形成する、パターンサポートと、基板を支持するように構成された基板サポートと、パターン付き放射ビームを基板上に投影するように構成された投影システムとを含む。
【選択図】 図3

Description

[0001] 本発明はリソグラフィ装置および方法に関する。
[0002] リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板上、通常、基板のターゲット部分上に付与する機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に用いることができる。その場合、ICの個々の層上に形成される回路パターンを生成するために、マスクまたはレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを用いることができる。このパターンは、基板(例えば、シリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば、ダイの一部、または1つ以上のダイを含む)に転写することができる。通常、パターンの転写は、基板上に設けられた放射感応性材料(レジスト)層上への結像によって行われる。一般には、単一の基板が、連続的にパターニングされる隣接したターゲット部分のネットワークを含んでいる。公知のリソグラフィ装置としては、ターゲット部分上にパターン全体を一度に露光することにより各ターゲット部分を照射するステッパ、および放射ビームによってある特定の方向(「スキャン」方向)にパターンをスキャンすると同時に、この方向に平行または逆平行に基板をスキャンすることにより各ターゲット部分を照射するスキャナが含まれる。パターンを基板上にインプリントすることにより、パターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。
[0003] フォトリソグラフィは、ICおよび他のデバイスならびに/または構造の製造における重要なステップの1つとして広く認識されている。現在、同様の精度、速度、および経済的な生産性で所望のパターンアーキテクチャを提供する代替技術はないようである。しかしながら、フォトリソグラフィを使用して作られるフィーチャの寸法が小さくなるにつれて、フォトリソグラフィは小型ICまたは他のデバイスおよび/または構造を非常に大量に製造可能にするには、最も重大な、最もでないにしても重大な障害の1つになりつつある。
[0004] パターンプリンティングの限界の理論推定値は、式(1)に示されるような解像度についてのレイリー(Rayleigh)基準によって与えることができる:

ここで、λは、用いられる放射の波長であり、NAPSは、パターンのプリントに用いられる投影システムの開口数であり、kは、レイリー定数とも呼ばれる、プロセス依存型調節係数であり、CDは、プリントされたフィーチャのフィーチャサイズ(またはクリティカルディメンション)である。
[0005] 式(1)から、フィーチャの最小プリント可能サイズの縮小は、3つの方法、すなわち、露光波長λを短くすること、開口数NAPSを大きくすること、またはkの値を小さくすることによって得ることができることが分かる。
[0006] 露光波長を大幅に縮小する、したがって最小プリント可能なピッチを縮小するためには、極端紫外線(EUV)放射源を使用することが提案されている。約193nmより大きい放射波長を出力するように構成された従来の紫外線源と対照的に、EUV放射源は、約13nmの放射波長を出力するように構成される。したがって、EUV放射源は、小さなフィーチャのプリンティングの実現に向けて重要なステップを構成しうる。このような放射は、極限紫外線または軟X線と呼ばれ、可能な放射源としては、例えば、レーザ生成プラズマ源、放電プラズマ源、または電子蓄積リングからのシンクロトロン放射が挙げられる。
[0007] EUV放射源によって放射されるパワーは、放射源のサイズに依存する。通常、放射源によって放出されたパワーを可能な限り多く収集することが望ましい。放射されたパワーの収集効率が大きければ、放射源に供給されるパワーは少なくすることができ、これは放射源の寿命に有益だからである。放射源のサイズは収集角と共に放射源のエタンデュを形成する。放射源のエタンデュ内で放出された放射のみが考慮され、パターニングデバイスを照明するために用いられうる。
[0008] 本発明の一態様では、リソグラフィ装置において使用するための放射を発生させる方法であって、カソードとアノードとの間に配置される放電空間に燃料を供給することと、燃料内でカソードとアノードとの間に放電を生成してプラズマを形成することと、プラズマによる放射放出を制御してプラズマにより画定される容積を調節することとを含み、調節することは、プラズマに物質を供給して放射放出を制御することを含む、方法が提供される。
[0009] 例えば、一実施形態では、物質は、Ga、In、Bi、Pb、またはAlのうち少なくとも1つを含んでよい。一実施形態では、例えば、燃料は、Sn、Xe、またはLiのうち少なくとも1つを含んでよい。
[0010] 一実施形態では、物質および燃料は、放電空間に別々に供給されてよい。
[0011] 一実施形態では、物質は、前記燃料を含む混合体の一部であってよい。例えば、非限定的な一実施形態では、混合体は、固体または液体であってよい。更に、例えば、この方法は、放電を生成する前に、混合体をカソードに供給することを更に含んでよい。
[0012] 一実施形態では、物質は、所定の波長範囲における放射放出を増加するように選択されてよい。
[0013] 一実施形態では、プラズマにより画定される容積を調節することは、プラズマの半径方向のサイズを減少させることを含んでよい。
[0014] 一実施形態では、調節することは、プラズマを発生させるように構成された放射源のエタンデュがリソグラフィ装置のエタンデュと実質的に一致するように、プラズマによって画定される容積を制御することを含んでよい。
[0015] 本発明の一態様では、デバイス製造方法であって、放射ビームを発生させることと、放射ビームにパターン形成してパターン付き放射ビームを形成することと、パターン付き放射ビームを基板に投影することとを含み、発生させることは、カソードとアノードとの間に配置される放電空間に燃料を供給することと、燃料内でカソードとアノードとの間に放電を生成してプラズマを形成することと、プラズマによる放射放出を制御してプラズマにより画定される容積を調節することとを含み、調節することは、プラズマに物質を供給して放射放出を制御することを含む、方法が提供される。
[0016] 本発明の一態様では、リソグラフィ装置用の放射を発生させるように構成された放射源であって、カソードおよびアノードを含み、カソードおよびアノードは、放電空間内に配置された燃料内に放電を生成してプラズマを発生させるように構成され、放電空間は、使用中、プラズマによる放射放出を調節してプラズマによって画定される容積を制御するように構成された物質を含む、放射源が提供される。
[0017] 本発明の一態様では、放射を発生させるように構成された放射源であって、放射源は、カソードおよびアノードを含み、カソードおよびアノードは、放電空間内に配置された燃料内に放電を生成してプラズマを発生させるように構成され、放電空間は、使用中、プラズマによる放射放出を調節してプラズマによって画定される容積を制御するように構成された物質を含む、放射源と、パターニングデバイスを保持するように構成されたパターンサポートであって、パターニングデバイスは、放射にパターン形成してパターン付き放射ビームを形成する、パターンサポートと、基板を支持するように構成された基板サポートと、パターン付き放射ビームを基板上に投影するように構成された投影システムとを含む、リソグラフィシステムが提供される。
[0018] 本発明のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の概略図を参照して以下に説明する。これらの図面において同じ参照符号は対応する部分を示す。
[0019] 図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を概略的に示す。 [0020] 図2は、図1のリソグラフィ投影装置のEUV照明システムおよび投影光学系の側面図を概略的に示す。 [0021] 図3は、本発明の一実施形態によるEUV源の概略図を示す。 [0022] 図4は、本発明の一実施形態によるEUV源の概略図を示す。 [0023] 図5は、本発明の一実施形態によるEUV源の概略図を示す。
[0024] 図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置1を概略的に示している。このリソグラフィ装置1は、放射を発生するように構成された放射源SOと、放射源SOから受けた放射から放射ビームB(例えば、EUV放射)を調整するように構成された照明システム(イルミネータ)ILを備える。放射源SOは、別個のユニットとして設けられてよい。サポートまたはパターンサポート(例えば、マスクテーブル)MTは、パターニングデバイス(例えば、マスク)MAを支持するように構成され、かつ特定のパラメータに従ってパターニングデバイスMAを正確に位置決めするように構成された第1位置決めデバイスPMに連結されている。基板テーブルまたは基板サポート(例えば、ウェーハテーブル)WTは、基板(例えば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構成され、かつ特定のパラメータに従って基板Wを正確に位置決めするように構成された第2位置決めデバイスPWに連結されている。投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PSは、パターニングデバイスMAによって放射ビームBに付与されたパターンを基板Wのターゲット部分C(例えば、1つ以上のダイを含む)上に投影するように構成されている。
[0025] 照明システムとしては、放射を誘導し、整形し、または制御するために、屈折型、反射型、磁気型、電磁型、静電型、またはその他のタイプの光コンポーネント、あるいはそれらのあらゆる組合せなどのさまざまなタイプの光コンポーネントを含むことができる。
[0026] サポートは、パターニングデバイスの向き、リソグラフィ装置の設計、および、パターニングデバイスが真空環境内で保持されているか否かなどの他の条件に応じた態様で、パターニングデバイスを保持する。サポートは、機械式、真空式、静電式またはその他のクランプ技術を使って、パターニングデバイスを保持することができる。サポートは、例えば、必要に応じて固定または可動式にすることができるフレームまたはテーブルであってもよい。サポートは、パターニングデバイスを、例えば、投影システムに対して所望の位置に確実に置くことができる。本明細書において使用される「レチクル」または「マスク」という用語はすべて、より一般的な「パターニングデバイス」という用語と同義であると考えるとよい。
[0027] 本明細書において使用される「パターニングデバイス」という用語は、基板のターゲット部分内にパターンを作り出すように、放射ビームの断面にパターンを付与するために使用できるあらゆるデバイスを指していると広く解釈されるべきである。なお、留意すべき点として、放射ビームに付与されたパターンは、例えば、そのパターンが位相シフトフィーチャまたはいわゆるアシストフィーチャを含む場合、基板のターゲット部分内の所望のパターンに正確に一致しない場合もある。通常、放射ビームに付与されたパターンは、集積回路などのターゲット部分内に作り出されるデバイス内の特定の機能層に対応することになる。
[0028] パターニングデバイスは、透過型であっても、反射型であってもよい。パターニングデバイスの例としては、マスク、プログラマブルミラーアレイ、およびプログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクは、リソグラフィでは公知であり、バイナリ、レベンソン型(alternating)位相シフト、およびハーフトーン型(attenuated)位相シフトなどのマスク型、ならびに種々のハイブリッドマスク型を含む。プログラマブルミラーアレイの一例では、小型ミラーのマトリックス配列が用いられており、各小型ミラーは、入射する放射ビームをさまざまな方向に反射させるように、個別に傾斜させることができる。傾斜されたミラーは、ミラーマトリックスによって反射される放射ビームにパターンを付与する。
[0029] 本明細書において使用される「投影システム」という用語は、使われている露光放射に、または液浸液の使用もしくは真空の使用といった他の要因に適切な、屈折型、反射型、反射屈折型、磁気型、電磁型、および静電型光学系、またはそれらのあらゆる組合せを含むあらゆる型の投影システムを包含していると広く解釈されるべきである。本明細書において使用される「投影レンズ」という用語はすべて、より一般的な「投影システム」という用語と同義であると考えるとよい。
[0030] 本明細書に示されているとおり、リソグラフィ装置は、反射型のもの(例えば、反射型マスクを採用しているもの)である。あるいは、リソグラフィ装置は、透過型のもの(例えば、透過型マスクを採用しているもの)であってもよい。
[0031] リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(および/または2つ以上のマスクテーブル)を有する型のものであってもよい。そのような「マルチステージ」機械においては、追加のテーブルは並行して使うことができ、または予備工程を1つ以上のテーブル上で実行しつつ、別の1つ以上のテーブルを露光用に使うこともできる。
[0032] また、リソグラフィ装置は、投影システムと基板との間の空間を満たすように、比較的高い屈折率を有する液体(例えば水)によって基板の少なくとも一部を覆うことができる型のものであってもよい。また、リソグラフィ装置内の別の空間(例えば、マスクと投影システムとの間)に液浸液を加えてもよい。液浸技術は、投影システムの開口数を増加させることで、当該技術分野においてよく知られている。本明細書において使用される「液浸」という用語は、基板のような構造物を液体内に沈めなければならないという意味ではなく、単に、露光中、投影システムと基板との間に液体があるということを意味するものである。
[0033] 図1を参照すると、イルミネータILは、放射源SOから放射を受ける。例えば、放射源がエキシマレーザである場合、放射源とリソグラフィ装置は、別個の構成要素であってもよい。そのような場合には、放射源は、リソグラフィ装置の一部を形成しているとはみなされず、また放射は、放射源SOからイルミネータILへ、例えば、適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを含むビームデリバリシステムを使って送られる。その他の場合においては、例えば、放射源が水銀ランプである場合、放射源は、リソグラフィ装置の一体部分とすることもできる。放射源SOおよびイルミネータILは、必要ならばビームデリバリシステム(図1には図示せず)とともに、放射システムと呼んでもよい。
[0034] イルミネータILは、放射ビームの角強度分布を調節するように構成された調節デバイスを含みうる。一般に、イルミネータの瞳面内の強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(通常、それぞれσ-outerおよびσ-innerと呼ばれる)を調節することができる。さらに、イルミネータILは、インテグレータおよびコンデンサ(図1には図示せず)といったさまざまな他のコンポーネントを含むことができる。イルミネータを使って放射ビームを調整すれば、放射ビームの断面に所望の均一性および強度分布を持たせうる。
[0035] 放射ビームBは、サポート(例えば、マスクテーブル)MT上に保持されているパターニングデバイス(例えば、マスク)MA上に入射して、パターニングデバイスによってパターン形成される。パターニングデバイスMAによって反射された後、放射ビームBは投影システムPSを通過し、投影システムPSは、基板Wのターゲット部分C上にビームを投影する。第2位置決めデバイスPWおよび位置センサIF2(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、または静電容量センサ)を使って、例えば、さまざまなターゲット部分Cを放射ビームBの経路内に位置決めするように、基板テーブルWTを正確に動かすことができる。同様に、第1位置決めデバイスPMおよび別の位置センサIF1(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、または静電容量センサ)を使い、例えば、マスクライブラリから機械的に取り出した後またはスキャン中に、パターニングデバイスMAを放射ビームBの経路に対して正確に位置決めすることもできる。通常、サポートMTの移動は、第1位置決めデバイスPMの一部を形成するロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)を使って達成することができる。同様に、基板テーブルWTの移動も、第2位置決めデバイスPWの一部を形成するロングストロークモジュールおよびショートストロークモジュールを使って達成することができる。ステッパの場合は(スキャナとは対照的に)、マスクテーブルMTは、ショートストロークアクチュエータのみに連結されてもよく、または固定されてもよい。パターニングデバイスMAおよび基板Wは、マスクアライメントマークM1、M2と、基板アライメントマークP1、P2とを使って位置合わせされてもよい。例示では基板アライメントマークが専用ターゲット部分を占めているが、基板アライメントマークをターゲット部分とターゲット部分との間の空間内に置くこともできる(これらは、スクライブラインアライメントマークとして公知である)。同様に、複数のダイがマスクMA上に設けられている場合、マスクアライメントマークは、ダイとダイの間に置かれてもよい。
[0036] 例示の装置は、以下に説明するモードのうち少なくとも1つのモードで使用できる。
[0037] ステップモードでは、サポートMTおよび基板テーブルWTを基本的に静止状態に保ちつつ、放射ビームに付けられたパターン全体を一度にターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一静的露光)。その後、基板テーブルWTは、Xおよび/またはY方向に移動され、それによって別のターゲット部分Cを露光することができる。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズによって、単一静的露光時に結像されるターゲット部分Cのサイズが限定される。
[0038] スキャンモードでは、サポートMTおよび基板テーブルWTを同期的にスキャンする一方で、放射ビームに付与されたパターンをターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一動的露光)。サポートMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの(縮小)拡大率および像反転特性によって決めることができる。スキャンモードでは、露光フィールドの最大サイズによって、単一動的露光時のターゲット部分の幅(非スキャン方向)が限定される一方、スキャン動作の長さによって、ターゲット部分の高さ(スキャン方向)が決まる。
[0039] 別のモードでは、プログラマブルパターニングデバイスを保持した状態で、サポートMTを基本的に静止状態に保ち、また基板テーブルWTを動かす、またはスキャンする一方で、放射ビームに付けられているパターンをターゲット部分C上に投影する。このモードでは、通常、パルス放射源が採用されており、さらにプログラマブルパターニングデバイスは、基板テーブルWTの移動後ごとに、またはスキャン中の連続する放射パルスと放射パルスとの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、前述の型のプログラマブルミラーアレイといったプログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
[0040] 上述の使用モードの組合せおよび/もしくはバリエーション、または完全に異なる使用モードもまた採用可能である。
[0041] 図2は、放射システム42、照明光学ユニット44、および投影システムPSを含む投影装置1をより詳細に示す。放射システム42は、放電プラズマによって形成されうる放射源SOを含む。EUV放射が、例えば、Xeガス、Li蒸気、またはSn蒸気といったガスまたは蒸気によって生成されてよく、ガスまたは蒸気内で非常に高温のプラズマが生成されて、電磁スペクトルのEUV範囲における放射が放出される。この非常に高温のプラズマは、例えば、放電によって少なくとも部分的にイオン化されたプラズマを引き起こすことにより生成される。例えば、10Paの部分圧のXe、Li、Sn蒸気または任意の他の好適なガスまたは蒸気が、放射の効率のよい発生には必要となりうる。放射源SOから放出される放射は、放射源チャンバ47からコレクタチャンバ48へと、放射源チャンバ47内の開口内またはその背後に位置決めされるガスバリアまたは汚染トラップ49を介して渡される。汚染トラップ49はチャネル構造を含んでもよい。汚染トラップ49は更に、ガスバリア、または、ガスバリアとチャネル構造の組み合わせを含んでもよい。一実施形態では、図3に示すように、Sn源がEUV源として適用される。
[0042] コレクタチャンバ48は、かすめ入射コレクタによって形成されうる放射コレクタ50を含む。放射コレクタ50は、上流放射コレクタ側50aと下流放射コレクタ側50bを有する。放射コレクタ50は、図2に示すように、リフレクタ142、143、および外側リフレクタ146といったさまざまなリフレクタを含む。コレクタ50によって渡される放射は、格子スペクトルフィルタ51から反射されて、コレクタチャンバ48におけるアパーチャにある仮想放射源点52に焦点が合わされることが可能である。コレクタチャンバ48からは、放射ビーム56が、照明光学ユニット44内で、法線入射リフレクタ53、54を介してサポートMT上に位置決めされたパターニングデバイスMA上に反射される。パターン付きビーム57が形成され、このビームは、投影システムPS内で反射素子58、59を介して、ウェハステージまたは基板テーブルWT上に結像される。通常、図示するよりも多くの素子が照明光学ユニット44および投影システムPS内に存在しうる。格子スペクトルフィルタ51は、リソグラフィ装置のタイプに依存して任意選択的に存在してよい。更に、図2に示すよりも多くのミラーが存在してもよく、例えば、58、59以外に1〜4個より多い反射素子が存在してもよい。
[0043] 放射コレクタ50は、例えば、保護ホルダ、ヒータ等の更なる特徴を、外側リフレクタ146の外面上に、または、外側リフレクタ146の周りに有してもよいことは理解すべきである。参照番号180は、2つのリフレクタ間、例えば、リフレクタ142と143との間の空間を示す。各リフレクタ142、143、146は、少なくとも2つの隣接する反射面を含んでよく、放射源SOからより離れた反射面は、放射源SOにより近い反射面よりも光軸Oに対してより小さい角度で配置される。このようにすると、かすめ入射コレクタ50は、光軸Oに沿って伝播するEUV放射ビームを発生するように構成される。
[0044] かすめ入射ミラーをコレクタミラー50として使用する代わりに、法線入射ミラーを利用してもよい。コレクタミラー50は、本明細書において、一実施形態において、リフレクタ142、143、および146を有するネスト状のコレクタとしてより詳細に説明するように、また、特に図2に概略的に示すように、コレクタ(またはコレクタミラー)の一例として更に用いられる。ここでは、適用可能である場合には、かすめ入射コレクタとしてのコレクタミラー50は、一般的なコレクタとして解釈されてもよく、また、特定の実施形態では、法線入射コレクタとして解釈されてもよい。
[0045] 更に、図2に概略的に示す格子51の代わりに、透過型光学フィルタを利用してもよい。EUVを透過しかつUV放射はあまり透過しないまたはそれを実質的に吸収する光学フィルタは当技術において知られている。したがって、本明細書における「格子スペクトル純度フィルタ」は更に「スペクトル純度フィルタ」としても示され、このスペクトル純度フィルタは、格子または透過型フィルタを含んでよい。図2には示していないが、任意選択の光エレメントとして含まれるのは、例えば、コレクタミラー50の上流に配置されるEUV透過型光学フィルタ、または、照明ユニット44および/または投影システムPS内の光学EUV透過型フィルタであってよい。
[0046] 図1および図2の実施形態では、リソグラフィ装置1はマスクレスリソグラフィ装置であり、この装置内のパターニングデバイスMAはプログラマブルミラーアレイである。このようなアレイの一例は、粘弾性制御層および反射面を有するマトリックスアドレス指定可能面である。このような装置の背後にある基本原理は、例えば、反射面のアドレス指定された領域が入射放射を回折放射として反射する一方で、アドレス指定されない領域が入射放射を非回折放射として反射するということである。適切なフィルタを用いることで、非回折放射を反射ビームから除去して回折放射のみを残すことができる。このようにして、マトリックスアドレス指定可能面のアドレス指定パターンに応じてビームにパターンが付けられる。プログラマブルミラーアレイの代替実施形態では、小型ミラーのマトリックス配置が用いられ、小型ミラーはそれぞれ、好適な局所電界を印加することによってまたはピエゾ電気アクチュエータを用いることによって軸について個々に傾斜されることが可能である。ここでも、これらのミラーは、アドレス指定されたミラーが入射放射ビームを、アドレス指定されないミラーとは異なる方向に反射するようにマトリックスアドレス指定可能である。このようにして、反射ビームは、マトリックスアドレス指定可能なミラーのアドレス指定パターンに応じてパターンが付けられる。必要なマトリックスアドレス指定は、好適な電子機器を用いて行うことができる。上述したどちらの場合においても、パターニングデバイスは、1以上のプログラマブルミラーアレイを含むことができる。ここに述べたミラーアレイに関する詳細は、例えば、米国特許第5,296,891号および第5,523,193号、およびPCT公報WO98/38587およびWO98/33096から分かる。プログラマブルミラーアレイの場合、サポート構造は、例えば、必要に応じて固定または可動式にすることができるフレームまたはテーブルとして具現化されてよい。
[0047] プログラマブルミラーアレイ内のミラーのサイズは、通常、従来の(反射型または透過型)マスクにあるパターンのクリティカルディメンションより大きい。したがって、マスクレスリソグラフィ装置は、通常、非マスクレスリソグラフィ装置の縮小率(de-multiplication factor)よりも高い縮小率を有する投影レンズを必要とする。例えば、マスクレスリソグラフィ装置の縮小率は約100であるのに対して、非マスクレスリソグラフィ装置の縮小率は約4である。したがって、所与の開口数の投影システムに関して、マスクレスリソグラフィ装置内の投影システムPSによって収集されるパターン付き放射ビームは、従来の(反射型または透過型)マスクを用いたリソグラフィ装置のパターン付き放射ビームより相当に小さい。これは、ひいては、マスクレスリソグラフィ装置のエタンデュを制限する。
[0048] 従来のパターニングデバイス用途のために開発された既存のEUV源は、マスクレスリソグラフィ装置の放射源エタンデュより相当に大きい放射源エタンデュを有しうるということになる。放射源のエタンデュが、リソグラフィ装置のエタンデュより大きい場合、放射は失われうる。放射の損失を補償するために、基板の露光時間が増加されうる。しかし、これは基板スループットに影響を及ぼしうる。
[0049] マスクレス装置のエタンデュが小さいことにより、放射源SOによって放出された放射が全てリソグラフィ装置1によって収集されて放射損失を制限することが望ましい。放射源SOによって放出された実質的に全ての放射が確実にパターニングデバイスMAを照射し、また、投影システムPSによって収集されるために、放射源SOのエタンデュをリソグラフィ装置1のエタンデュと一致させることが望ましい。例えば、図1および図2の実施形態では、放射源のエタンデュを約0.03mmステラジアンより低い範囲に制限することが望ましい。
[0050] 図3は、本発明の一実施形態による、図1および図2のリソグラフィ装置において用いるためのプラズマ源300を示す。プラズマの半径方向および/または軸方向の有効サイズがプラズマ源のエタンデュを左右する。プラズマ源300のエタンデュを調節し(例えば小さくし)、それによりプラズマ源のエタンデュをリソグラフィ装置1のエタンデュと一致させるために、プラズマ源300は、プラズマの半径方向および/または軸方向のサイズが放電中に制御されるように、例えば小さくされるように構成される。
[0051] 図3に示すように、プラズマ源300は、カソード305、アノード310、および、アノードとカソードとの間に配置される放電空間315を含む。カソード305およびアノード310は、それぞれ、共通z軸を実質的に中心としたほぼ円筒形である。図3ではz軸は放電軸と呼ぶ。
[0052] 動作中、高温の放電プラズマがカソード305とアノード310との間の燃料に放電を印加することによって発生されうる。プラズマを発生させるために用いられる燃料は、放電空間315内に配置される。燃料は、固体、液体、または気体であってよい。例えば、図3の実施では、燃料は、カソード305の上部307に配置されるスズ(Sn)の薄層306から構成されてよい。別の実施では、燃料は、Xeといったガスを含んでよい。更なる実施では、リチウムまたはインジウムといったさまざまな物質を燃料物質として用いてよい。プラズマ放電の点火は、図3に示すようにレーザ源325を用いて行われてよい。レーザ源325によって出力される放射ビーム330の焦点は、開口335を通してカソード305の上部307に合わせられる。薄層306におけるレーザエネルギーの吸収によって、Snが蒸発されて部分的にイオン化される。
[0053] プラズマ320は、カソード305とアノード310との間での放電中に、燃料物質とカソードとアノードとの間に存在する電界とによって画定される経路に沿って膨張する。特に、レーザアブレーション後、約30〜100ナノ秒で、燃料蒸気が膨張してアノード310の端に到達し、カソード305とアノード310との間に伝導路が形成される。伝導路が一旦形成されると、アノード305とカソード310との間の放電がトリガされ、それにより、プラズマ320内の更なるイオン化および加熱が引き起こされる。
[0054] 点火後、プラズマ320は、オーミック加熱によって維持される。このオーミック加熱では、カソード305とアノード310との間に流れる電流によって発生される磁界によってプラズマ中に更なるイオン化が生成される。磁界によって、ローレンツ(Lorentz)力がプラズマ320の粒子に作用し、それにより粒子の衝突およびイオン化が生成される。プラズマ320のサイズは、2つの相反する力、すなわち、プラズマ内の熱圧力とプラズマに作用する磁気圧力によって平衡状態に保たれる。磁気圧力は、Iに比例する。ここで、Iは放電電流である。放電電流Iが増加するにつれて、磁気圧力は熱圧力に対して増加する。その際に、圧力平衡は崩れ、プラズマ320は半径方向(すなわち、z軸または放電軸に垂直)に圧縮する傾向がある。このプロセスは、ピンチ効果とも呼ばれ、これは、EUV放射を放出する高密度且つ高温度のプラズマ柱の形成をもたらす。不安定性に起因して、このプラズマ柱は、通常、複数のエレメンタリプラズマ柱またはエレメンタリEUV源に分かれる。
[0055] 実際に、以下プラズマピンチとも呼ぶプラズマ320は、放電軸に沿って配置される複数のエレメンタリ源を含む。これらのエレメンタリ源は、熱点またはEUV放射点(ERP)とも呼ばれる。これらのエレメンタリ源の特性は、例えば、プラズマを生成するために使用した燃料(Sn、In、Xe、…)、エレメンタリ源の形状(例えば、カソードおよびアノードのサイズ、カソードとアノードとの間の距離)、エレメンタリ源に供給されるパワーに依存しうる。EUV放射点の半径方向のサイズと軸方向のサイズは、互いに比例してよい。例えば、プラズマ燃料がスズ(Sn)から構成される場合、EUV放射点の半径方向のサイズおよび軸方向のサイズは、それぞれ、約0.02cmと0.05cmであってよい。
[0056] 当然であるが、これらのEUV源の最終的な半径方向サイズrは、プラズマの放射特性によって決められる。実質的には、透明プラズマのオーミック加熱および放射パワーは、1/r に比例する一方で、光学的に厚いプラズマの放射パワーはrに比例する。ここでrはピンチ柱の半径である。放射パワーは、線放射によるプラズマからのエネルギー損失として定義されうる。用語「透明プラズマ」とは、プラズマ中で燃焼された光子の平均自由工程がプラズマの特性サイズより大幅に大きい(すなわち、光子はプラズマから容易に漏れ出す)ことを意味する。用語「光学的に厚いプラズマ」とは、プラズマ中で燃焼された光子の平均自由工程が、プラズマの特性サイズより大幅に小さい状況を指す。
[0057] ある時点において、放射パワーがオーミック加熱により得られるパワーより大きくなると、プラズマは、オーミック加熱と放射パワーとの平衡に戻るよう収縮する。このプロセス中に、プラズマは、その密度(〜1/r )がその半径よりも高速に増加するので光学的に厚くなる。光学的に厚いプラズマの収縮によって、放射パワーが減少する一方で、オーミック加熱により得られるパワーは増加する。プラズマの収縮は、これらの2つのパワーが等しくなると停止する。このプロセスをzピンチの「放射崩壊」と呼んでもよい。
[0058] プラズマピンチ300の半径方向および/または軸方向のサイズを縮小すると、リソグラフィ装置によって収集される放射量が増加しうる。例えば、図3に示すように、プラズマピンチ300の半径方向のサイズの縮小、すなわち、z軸に実質的に垂直な方向におけるプラズマピンチ300の縮小は、アノード310および/またはz軸に近接して配置されうる任意の他の要素によって遮断される放射の量を縮小しうる。アノード310によって遮断される放射が少ないので、プラズマ源に供給されるパワーは少なくてすみ、これは、プラズマ源の寿命に有益である。
[0059] プラズマ320の半径方向および/または軸方向のサイズを制御する、例えば、縮小するために、プラズマ源300は、プラズマ320による放射損失または放射放出を増加するように構成される(すなわち、放射パワーが増加される)。例えば、SnおよびInプラズマは異なる波長で放射する。その結果、透明SnおよびIn混合体の放射損失は、透明Snプラズマにおけるよりも大きい。これは、オーミック加熱と放射パワーとの間に平等を確立するためにプラズマ柱はより小さい半径に収縮することを意味する。
[0060] 図3の実施形態では、放射損失は、燃料に1以上の物質、混合剤、または元素を添加することによりプラズマ320中で増加される。物質、混合剤、または元素は、所望のまたは所定の波長範囲またはスペクトル内の放射損失または放出を増加させるその適性によって添加される。この文脈において、表現「所望のまたは所定の波長範囲またはスペクトル」とは、「帯域内放射」範囲とも呼ばれる、EUVリソグラフィに用いられるスペクトル範囲より広い、「帯域外EUV放射」範囲とも呼ばれるスペクトル範囲を意味する。例えば、13.5nmにおけるEUVプラズマ源の最適な電子温度Tは、約30〜50eVである。この電子温度Tにおいて、プラズマは、原則的に、約0.5〜5kTの範囲内の光子エネルギーで効果的に放出しうる。つまり、「帯域外EUV」波長範囲は、約5〜100nmである。この範囲において効果的に放射しうる元素を添加することで、プラズマの放射損失を増加しうる。例えば、一実施形態では、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、ビスマス(Bi)、アルミニウム(Al)または鉛(Pb)といった低融点元素を用いて、プラズマピンチ320における放射損失を増加しうる。
[0061] 物質、混合剤、または元素の選択は、プラズマ320を発生するために用いられた燃料の性質に基づいてよい。特に、物質、混合剤、または元素の選択は、放射損失がプラズマの放出サイズまたは面に主に影響を与える検討下の燃料用の波長範囲またはスペクトルに基づいてよい。例えば、スズ(Sn)の場合、スペクトルの小さい部分(約13.0nmから約14.0nmまで)しか放射損失によって占められない。5〜100nmの範囲に属する波長範囲におけるプラズマインチにおける放射損失または放射放出を増加する場合、均衡が乱され、プラズマピンチの半径方向および/または軸方向のサイズが制御される、例えば、縮小される。
[0062] したがって、本発明の一実施形態では、プラズマピンチの半径方向および/または軸方向のサイズの制御、例えば縮小は、以下の方法に応じて行われてよい。第一に、燃料が、帯域内EUV放射を与えるその特性によって選択される。この方法は、次に、帯域外EUV範囲内の放射放出を生成するように適応された物質が選択される第2の手順に進む。この第2の手順後、この物質は燃料に添加されて、プラズマピンチの半径方向および/または軸方向のサイズが制御される、例えば縮小される。
[0063] 更に、プラズマピンチ320の半径方向および/または軸方向のサイズを制御する、例えば縮小することに加えて、物質、混合剤、または元素がプラズマ源の動作温度を相当に減少しうる。このこともプラズマ源の寿命を有効に延長する。例えば、SnおよびInの燃料混合体を含むプラズマ源は、約250℃の動作温度を有する。その一方で、Snのみを含む従来のプラズマ源は、約300℃の動作温度を有する。同様に、SnおよびGaの燃料混合体を含むプラズマ源は、約20℃〜25℃(すなわち、室温)の動作温度を有する。別の例として、SnおよびAlの燃料混合体を含むプラズマ源は、約500℃の動作温度を有する。
[0064] 一実施形態では、物質、混合剤、または元素は、燃料が放電空間315内に導入される前に燃料と混合されてよい。例えば、図3の実施形態では、燃料は、薄層306の一部であってよい。この構成では、薄層306は固体であっても液体であってもよい。別の例として、物質、混合剤、または元素は、図4に示すように液体燃料供給源に添加されてよい。
[0065] 図4は、本発明の一実施形態によるプラズマ源400を示す。プラズマ源400は、カソード405、アノード410、および、カソード405とアノード410との間に配置された放電空間415を含む。カソード405およびアノード410は円筒形であってよく、また、それぞれ、各々のシャフト420a、bに回転可能に取り付けられてよい。シャフト420a、bは、駆動ユニット(図4には図示せず)によって駆動されてカソード405およびアノード410を回転させる。
[0066] 図4に示すように、プラズマ源400は、燃料435をカソード405に供給するように構成された燃料供給源425も含む。燃料供給源425は、燃料435を含む容器430を含む。プラズマ源400は更に、放射ビーム450を出力するように構成されたレーザ源445を更に含む。動作中、燃料435の層またはコーティング440が、カソード405の回転によってカソード405の外面上に形成される。カソード405およびアノード410上に形成された燃料コーティング440は、カソード405およびアノード410を冷却するおよび/または保護するための冷却および/または保護層を維持する働きをする。カソード405およびアノード410の回転速度は、コーティング400の所望の厚さに基づいて調節されてよい。
[0067] プラズマ放電の点火は、図3の実施形態におけるのと同様にレーザ源445を用いて行われる。特に、レーザ源445によって出力された放射ビーム445の焦点が、コーティング440上に合わされる。コーティングにおけるレーザエネルギーの吸収によって、燃料435は蒸発されて部分的にイオン化されて、プラズマ455が形成される。プラズマ455は、カソード405とアノード410との間の放電中に、カソードとアノードとの間の電界と燃料物質によって画定される経路に沿って膨張する。
[0068] プラズマ455のサイズまたは容積の制御は、図4の実施形態では、1以上の物質、混合剤、または元素を、放射ビーム450によってイオン化されるコーティング440の一部が燃料435と物質、混合剤、または元素との実質的に均質的な混合体を含むように燃料供給源425に添加することによって行われる。燃料435と物質、混合剤、または元素とのイオン化された均質な混合体は、プラズマ455のサイズまたは容積がプラズマ放電中に実質的に制御可能であるようにカソード405とアノード410との間を伝播する。
[0069] あるいは、物質、混合剤、または元素は、燃料が放電空間415内に導入されるそのときにまたは導入後に添加されてもよい。さらに、物質、混合剤、または元素は、プラズマの点火前または点火後に燃料供給源に添加されてもよい。また、プラズマによって決められる容積の制御、例えば縮小は、燃料供給源内の混合剤の濃度を調節することによって行われてもよい。
[0070] 図5は、本発明の一実施形態による、図1および図2のリソグラフィ装置において使用するためのプラズマ源500を示す。プラズマ源500は、カソード505、アノード510、および、アノードとカソードとの間に配置される放電空間515を含む。プラズマ源は更に、放射ビーム530を出力するように構成されたレーザ源525を含む。カソード505およびアノード510は、それぞれ、共通z軸を実質的に中心としたほぼ円筒形であってよい。図5ではz軸は放電軸と呼ぶ。図3と同様に、燃料は、カソード505の最上部に設けられてよい。あるいは、燃料は、供給ノズル(図5には図示せず)を介して放電空間515内に導入されるガスであってもよい。
[0071] プラズマ源500は更に、放電空間515内に物質、混合剤、または元素を供給するように構成された供給ユニット520を含む。物質、混合剤、または元素535は、例えば、ガス、液体、または固体といったようにさまざまな形態で放電空間515内に導入されてよい。
[0072] 図3乃至図5の実施形態では、物質、混合剤、または元素の濃度および/または圧力は、プラズマピンチ545の所望の半径方向および/または軸方向のサイズに基づいて決定され且つ調節されてよい。この濃度は、当業者には理解されるように較正によって決定されてよい。あるいは、混合剤または元素の濃度および/または圧力を動的に変更して、プラズマピンチの半径方向および/または軸方向のサイズを調節しうる。例えば、一実施形態では、供給ユニット520は、混合剤または元素の濃度および/または圧力を調節するコントローラ550と連通してよい。コントローラ550は、放電中にプラズマピンチ545をモニタリングするように構成されたモニタリングユニット(例えば、カメラ、図5に図示せず)に動作可能に連結されてもよい。モニタリングユニットを用いて、プラズマピンチの(軸方向および/または半径方向の)サイズを決定しうる。モニタリングユニットの結果に基づいて、コマンド555をコントローラ550に入力して、物質、混合剤、または元素の初期濃度および/または圧力を調節し、それにより、プラズマピンチ545の半径方向および/または軸方向のサイズを変更する、例えば、減少または増加する。
[0073] 本明細書において、IC製造におけるリソグラフィ装置の使用について具体的な言及がなされているが、本明細書記載のリソグラフィ装置が、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用のガイダンスパターンおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)を含むフラットパネルディスプレイ、薄膜磁気ヘッド等の製造といった他の用途を有し得ることが理解されるべきである。そのような別の用途においては、本明細書で使用される「ウェーハ」または「ダイ」という用語はすべて、それぞれより一般的な「基板」または「ターゲット部分」という用語と同義であるとみなしてよいことは理解されよう。本明細書に記載した基板は、露光の前後を問わず、例えば、トラック(通常、基板にレジスト層を塗布し、かつ露光されたレジストを現像するツール)、メトロロジーツール、および/またはインスペクションツールで処理されてもよい。適用可能な場合には、本明細書中の開示内容を上記のような基板プロセシングツールおよびその他の基板プロセシングツールに適用してもよい。さらに基板は、例えば、多層ICを作るために複数回処理されてもよいので、本明細書で使用される基板という用語は、すでに多重処理層を包含している基板を表すものとしてもよい。
[0074] 光リソグラフィの関連での本発明の実施形態の使用について上述のとおり具体的な言及がなされたが、当然のことながら、本発明は、他の用途に使われてもよく、さらに状況が許すのであれば、光リソグラフィに限定されることはない。
[0075] 以上、本発明の具体的な実施形態を説明してきたが、本発明は、上述以外の態様で実施できることが明らかである。例えば、本発明は、上記に開示した方法を表す1つ以上の機械読取可能命令のシーケンスを含むコンピュータプログラムの形態、またはこのようなコンピュータプログラムが記憶されたデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気ディスクまたは光ディスク)の形態であってもよい。
[0076] 上記の説明は、制限ではなく例示を意図したものである。したがって、当業者には明らかなように、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本記載の発明に変更を加えてもよい。
[0077] 本発明の実施形態は、リソグラフィ装置の用途またはリソグラフィ装置における使用に限定されない。さらに、図面は、通常、本発明の実施形態を理解するのに必要な構成要素および特徴のみを含む。それ以外は、リソグラフィ装置の図面は概略的でありまた縮尺が取られているわけではない。本発明の実施形態は、概略図に示すこれらの構成要素(例えば、概略図に示すミラー数)に限定されない。更に、本発明の実施形態は、図1および図2に関連して説明したリソグラフィ装置に限定されない。

Claims (43)

  1. リソグラフィ装置において使用するための放射を発生させる方法であって、
    カソードとアノードとの間に配置される放電空間に燃料を供給することと、
    前記燃料内で前記カソードと前記アノードとの間に放電を生成してプラズマを形成することと、
    前記プラズマによる放射放出を制御して前記プラズマにより画定される容積を調節することと、
    を含み、
    前記調節することは、前記プラズマに物質を供給して前記放射放出を制御することを含む、方法。
  2. 前記物質は、Ga、In、Bi、Pb、またはAlのうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記燃料は、Sn、Xe、またはLiのうち少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記物質および前記燃料は、前記放電空間に別々に供給される、先行する請求項のうちいずれかに記載の方法。
  5. 前記物質は、前記燃料を含む混合体の一部である、先行する請求項のうちいずれかに記載の方法。
  6. 前記混合体は、固体または液体である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記放電を生成する前に、前記混合体を前記カソードに供給することを更に含む、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記物質は、所定の波長範囲における放射放出を増加するように選択される、先行する請求項のうちいずれかに記載の方法。
  9. 前記プラズマにより画定される容積を調節することは、前記プラズマの半径方向のサイズを減少することを含む、先行する請求項のうちいずれかに記載の方法。
  10. 前記調節することは、前記プラズマを発生させるように構成された放射源のエタンデュが前記リソグラフィ装置のエタンデュと実質的に一致するように、前記プラズマによって画定される前記容積を制御することを含む、先行する請求項のうちいずれかに記載の方法。
  11. デバイス製造方法であって、
    放射ビームを発生することと、
    前記放射ビームにパターン形成してパターン付き放射ビームを形成することと、
    前記パターン付き放射ビームを基板に投影することと、
    を含み、
    前記発生することは、
    カソードとアノードとの間に配置される放電空間に燃料を供給することと、
    前記燃料内で前記カソードと前記アノードとの間に放電を生成してプラズマを形成することと、
    前記プラズマによる放射放出を制御して前記プラズマにより画定される容積を調節することと、
    を含み、
    前記調節することは、前記プラズマに物質を供給して前記放射放出を制御することを含む、方法。
  12. 前記物質は、Ga、In、Bi、Pb、またはAlのうち少なくとも1つを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記燃料は、Sn、Xe、またはLiのうち少なくとも1つを含む、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記物質および前記燃料は、前記放電空間に別々に供給される、請求項11から13のうちいずれかに記載の方法。
  15. 前記物質は、所定の波長範囲における放射放出を増加するように選択される、請求項11から14のうちいずれかに記載の方法。
  16. 前記調節することは、前記プラズマを発生するように構成された放射源のエタンデュが前記放射ビームにパターン形成するように構成されたリソグラフィ装置のエタンデュと実質的に一致するように、前記プラズマによって画定される前記容積を減少することを含む、請求項11から15のうちいずれかに記載の方法。
  17. リソグラフィ装置用の放射を発生させる放射源であって、
    カソードおよびアノードを含み、前記カソードおよび前記アノードは、放電空間内に配置された燃料内に放電を生成してプラズマを発生させる構成され、前記放電空間は、使用中、前記プラズマによる放射放出を調節して前記プラズマによって画定される容積を制御する物質を含む、放射源。
  18. 前記物質は、Ga、In、Bi、またはAlのうち少なくとも1つを含む、請求項17に記載の放射源。
  19. 前記燃料は、Sn、Xe、またはLiのうち少なくとも1つを含む、請求項17または18に記載の放射源。
  20. 前記放電空間に前記燃料を供給する燃料供給源を更に含む、請求項17から19のうちいずれかに記載の放射源。
  21. 前記放電空間に前記物質を供給する供給源を更に含む、請求項17から20のうちいずれかに記載の放射源。
  22. 前記物質および前記燃料は、前記放電空間に別々に供給される、請求項21に記載の放射源。
  23. 前記物質は、前記燃料を含む混合体の一部である、請求項17から22のうちいずれかに記載の放射源。
  24. 前記混合体は、固体または液体である、請求項23に記載の放射源。
  25. 前記混合体は、前記カソード上に配置される、請求項23または24に記載の放射源。
  26. 前記物質は、所定の波長範囲における前記放射放出を増加するように選択される、請求項17から25のうちいずれかに記載の放射源。
  27. 前記物質は、前記プラズマの半径方向のサイズを減少させる、請求項17から26のいずれかに記載の放射源。
  28. 前記放電空間に前記燃料と前記物質の両方を供給する供給源を更に含む、請求項17から27のうちいずれかに記載の放射源。
  29. 前記放射源のエタンデュは前記リソグラフィ装置のエタンデュと実質的に一致する、請求項17から28のうちいずれかに記載の放射源。
  30. 放射を発生させる放射源であって、前記放射源は、カソードおよびアノードを含み、前記カソードおよび前記アノードは、放電空間内に配置された燃料内に放電を生成してプラズマを発生させ、前記放電空間は、使用中、前記プラズマによる放射放出を調節して前記プラズマによって画定される容積を制御する物質を含む、放射源と、
    パターニングデバイスを保持するパターンサポートであって、前記パターニングデバイスは、前記放射にパターン形成してパターン付き放射ビームを形成する、パターンサポートと、
    基板を支持する基板サポートと、
    前記パターン付き放射ビームを前記基板上に投影する投影システムと、
    を含む、リソグラフィシステム。
  31. 前記物質は、Ga、In、Bi、またはAlのうち少なくとも1つを含む、請求項30に記載の装置。
  32. 前記燃料は、Sn、Xe、またはLiのうち少なくとも1つを含む、請求項30または31に記載の装置。
  33. 前記放電空間に前記燃料を供給する燃料供給源を更に含む、請求項30から32のうちいずれかに記載の装置。
  34. 前記放電空間に前記物質を供給する供給源を更に含む、請求項30から33のうちいずれかに記載の装置。
  35. 前記物質および前記燃料は、前記放電空間に別々に供給される、請求項30から34のいずれかに記載の装置。
  36. 前記物質は、前記燃料を含む混合体の一部である、請求項30から35に記載の装置。
  37. 前記混合体は、固体または液体である、請求項36に記載の装置。
  38. 前記混合体は、前記カソード上に配置される、請求項36または37に記載の装置。
  39. 前記物質は、所定の波長範囲における前記放射放出を増加するように選択される、請求項30から38のいずれかに記載の装置。
  40. 前記物質は、前記プラズマの半径方向のサイズを減少するように構成される、請求項30から39のうちいずれかに記載の装置。
  41. 前記放電空間に前記燃料と前記物質の両方を供給する供給源を更に含む、請求項30から40のいずれかに記載の装置。
  42. 前記放射源のエタンデュは、前記リソグラフィ装置のエタンデュに実質的に一致する、請求項30から41のいずれかに記載の装置。
  43. 前記パターニングデバイスは、プログラマブルミラーアレイを含む、請求項30から42のいずれかに記載の装置。
JP2010519881A 2007-08-06 2008-08-05 リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 Pending JP2010536142A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/882,853 US8493548B2 (en) 2007-08-06 2007-08-06 Lithographic apparatus and device manufacturing method
PCT/NL2008/050536 WO2009020390A1 (en) 2007-08-06 2008-08-05 Lithographic apparatus and device manufacturing method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010536142A true JP2010536142A (ja) 2010-11-25
JP2010536142A5 JP2010536142A5 (ja) 2011-09-22

Family

ID=39846624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010519881A Pending JP2010536142A (ja) 2007-08-06 2008-08-05 リソグラフィ装置およびデバイス製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (2) US8493548B2 (ja)
EP (1) EP2186386A1 (ja)
JP (1) JP2010536142A (ja)
KR (1) KR101331069B1 (ja)
CN (1) CN101779524B (ja)
NL (1) NL1035746A1 (ja)
TW (1) TWI398900B (ja)
WO (1) WO2009020390A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170128441A (ko) * 2015-03-11 2017-11-22 케이엘에이-텐코 코포레이션 연속파 레이저 유지 플라즈마 조명원

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7872244B2 (en) * 2007-08-08 2011-01-18 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
WO2011051839A1 (en) * 2009-10-29 2011-05-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electrode system, in particular for gas discharge light sources
KR102669150B1 (ko) 2016-07-27 2024-05-27 삼성전자주식회사 자외선(uv) 노광 장치를 구비한 극자외선(euv) 노광 시스템
US11437152B1 (en) 2019-06-27 2022-09-06 Consolidated Nuclear Security, LLC Diode assembly and method of forming a diode assembly for pulsed fusion events

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0917595A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Nikon Corp X線発生装置
JP2004165155A (ja) * 2002-09-19 2004-06-10 Asml Netherlands Bv 放射源、リソグラフィ装置、およびデバイス製造方法
JP2005522839A (ja) * 2002-04-10 2005-07-28 サイマー インコーポレイテッド 極紫外線光源
JP2007087939A (ja) * 2005-08-30 2007-04-05 Xtreme Technologies Gmbh 気体放電に基づく高い放射線出力を備える極紫外放射線源

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0186491B1 (en) * 1984-12-26 1992-06-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for producing soft x-rays using a high energy beam
US5523193A (en) * 1988-05-31 1996-06-04 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for patterning and imaging member
US5296891A (en) * 1990-05-02 1994-03-22 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. Illumination device
SE502094C2 (sv) * 1991-08-16 1995-08-14 Sandvik Ab Metod för diamantbeläggning med mikrovågsplasma
AU2048097A (en) 1997-01-29 1998-08-18 Micronic Laser Systems Ab Method and apparatus for the production of a structure by focused laser radiation on a photosensitively coated substrate
SE509062C2 (sv) 1997-02-28 1998-11-30 Micronic Laser Systems Ab Dataomvandlingsmetod för en laserskrivare med flera strålar för mycket komplexa mikrokolitografiska mönster
US6232613B1 (en) * 1997-03-11 2001-05-15 University Of Central Florida Debris blocker/collector and emission enhancer for discharge sources
US6815700B2 (en) * 1997-05-12 2004-11-09 Cymer, Inc. Plasma focus light source with improved pulse power system
US7329886B2 (en) * 1998-05-05 2008-02-12 Carl Zeiss Smt Ag EUV illumination system having a plurality of light sources for illuminating an optical element
TWI246872B (en) * 1999-12-17 2006-01-01 Asml Netherlands Bv Radiation source for use in lithographic projection apparatus
DE10139677A1 (de) * 2001-04-06 2002-10-17 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von extrem ultravioletter Strahlung und weicher Röntgenstrahlung
KR100408405B1 (ko) * 2001-05-03 2003-12-06 삼성전자주식회사 반도체 소자의 제조 장치
US7372056B2 (en) * 2005-06-29 2008-05-13 Cymer, Inc. LPP EUV plasma source material target delivery system
DE10219173A1 (de) * 2002-04-30 2003-11-20 Philips Intellectual Property Verfahren zur Erzeugung von Extrem-Ultraviolett-Strahlung
SG129259A1 (en) * 2002-10-03 2007-02-26 Asml Netherlands Bv Radiation source lithographic apparatus, and device manufacturing method
DE10256663B3 (de) * 2002-12-04 2005-10-13 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Gasentladungslampe für EUV-Strahlung
DE10310623B8 (de) * 2003-03-10 2005-12-01 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen eines Plasmas durch elektrische Entladung in einem Entladungsraum
DE10342239B4 (de) * 2003-09-11 2018-06-07 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von Extrem-Ultraviolettstrahlung oder weicher Röntgenstrahlung
US20070019789A1 (en) * 2004-03-29 2007-01-25 Jmar Research, Inc. Systems and methods for achieving a required spot says for nanoscale surface analysis using soft x-rays
JP4337648B2 (ja) * 2004-06-24 2009-09-30 株式会社ニコン Euv光源、euv露光装置、及び半導体デバイスの製造方法
JP4301094B2 (ja) * 2004-06-25 2009-07-22 トヨタ自動車株式会社 燃料又は還元剤添加装置及び方法、並びにプラズマトーチ
DE102004042501A1 (de) * 2004-08-31 2006-03-16 Xtreme Technologies Gmbh Vorrichtung zur Bereitstellung eines reproduzierbaren Targetstromes für die energiestrahlinduzierte Erzeugung kurzwelliger elektromagnetischer Strahlung
US7154109B2 (en) * 2004-09-30 2006-12-26 Intel Corporation Method and apparatus for producing electromagnetic radiation
US7462851B2 (en) * 2005-09-23 2008-12-09 Asml Netherlands B.V. Electromagnetic radiation source, lithographic apparatus, device manufacturing method and device manufactured thereby
US7332731B2 (en) * 2005-12-06 2008-02-19 Asml Netherlands, B.V. Radiation system and lithographic apparatus
US7705331B1 (en) * 2006-06-29 2010-04-27 Kla-Tencor Technologies Corp. Methods and systems for providing illumination of a specimen for a process performed on the specimen
TW200808134A (en) * 2006-07-28 2008-02-01 Ushio Electric Inc Light source device for producing extreme ultraviolet radiation and method of generating extreme ultraviolet radiation

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0917595A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Nikon Corp X線発生装置
JP2005522839A (ja) * 2002-04-10 2005-07-28 サイマー インコーポレイテッド 極紫外線光源
JP2004165155A (ja) * 2002-09-19 2004-06-10 Asml Netherlands Bv 放射源、リソグラフィ装置、およびデバイス製造方法
JP2007087939A (ja) * 2005-08-30 2007-04-05 Xtreme Technologies Gmbh 気体放電に基づく高い放射線出力を備える極紫外放射線源

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170128441A (ko) * 2015-03-11 2017-11-22 케이엘에이-텐코 코포레이션 연속파 레이저 유지 플라즈마 조명원
JP2018515875A (ja) * 2015-03-11 2018-06-14 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 連続波レーザ維持プラズマ光源
JP2020198306A (ja) * 2015-03-11 2020-12-10 ケーエルエー コーポレイション 光維持プラズマ形成によって広帯域光を生成する光学システム
KR20230035469A (ko) * 2015-03-11 2023-03-13 케이엘에이 코포레이션 연속파 레이저 유지 플라즈마 조명원
KR102539898B1 (ko) * 2015-03-11 2023-06-02 케이엘에이 코포레이션 연속파 레이저 유지 플라즈마 조명원
KR102600360B1 (ko) * 2015-03-11 2023-11-08 케이엘에이 코포레이션 연속파 레이저 유지 플라즈마 조명원

Also Published As

Publication number Publication date
TWI398900B (zh) 2013-06-11
EP2186386A1 (en) 2010-05-19
NL1035746A1 (nl) 2009-02-09
KR20100029849A (ko) 2010-03-17
WO2009020390A1 (en) 2009-02-12
CN101779524B (zh) 2012-12-05
KR101331069B1 (ko) 2013-11-19
US20130287968A1 (en) 2013-10-31
CN101779524A (zh) 2010-07-14
US8493548B2 (en) 2013-07-23
US20090040491A1 (en) 2009-02-12
TW200912999A (en) 2009-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5955423B2 (ja) デブリ粒子を抑制するための放射線源装置、リソグラフィ装置、照明システム、および方法
KR101652361B1 (ko) 방사선 소스, 리소그래피 장치 및 디바이스 제조방법
JP5878120B2 (ja) Euv放射システムおよびリソグラフィ装置
TWI414213B (zh) 輻射源,微影裝置及器件製造方法
TW201109854A (en) Lithographic apparatus and device manufacturing method
TWI586222B (zh) 輻射源、雷射系統、微影裝置及產生雷射光束之方法
KR20090133121A (ko) 오염 방지 시스템, 리소그래피 장치, 방사선 소스 및 디바이스 제조방법
US20130287968A1 (en) Lithographic apparatus and device manufacturing method
TWI452440B (zh) 多層鏡及微影裝置
US20110020752A1 (en) Extreme ultraviolet radiation source and method for producing extreme ultraviolet radiation
JP4384082B2 (ja) かすめ入射ミラー、かすめ入射ミラーを含むリソグラフィ装置、かすめ入射ミラーを提供する方法、かすめ入射ミラーのeuv反射を強化する方法、デバイス製造方法およびそれによって製造したデバイス
US7145631B2 (en) Lithographic apparatus, illumination system and method for mitigating debris particles
JP2010045355A (ja) 放射源、リソグラフィ装置、および、デバイス製造方法
US7872244B2 (en) Lithographic apparatus and device manufacturing method

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140303

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141002