JP5877958B2 - 紙おむつ - Google Patents

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Description

本発明は、紙おむつに関する。
従来から、装着者に対する装着性を高めるための様々な紙おむつが提案されている。例えば、特許文献1には、紙おむつにおける装着者の胴回りに位置する胴回り部に設けられた弾性部材によって、装着者の胴回りが締め付けられることで、紙おむつの密着性を向上することができるパンツ形状の紙おむつが開示されている。このパンツ形状の紙おむつにおいては、装着者の背側に位置する背側胴回り部に背側弾性部材が複数設けられており、装着者の腹側に位置する腹側胴回り部に腹側弾性部材が複数設けられている。また、背側弾性部材の本数が腹側弾性部材の本数よりも多くなるように、当該複数の背側弾性部材及び当該複数の腹側弾性部材が配置されている。
このパンツ形状の紙おむつによれば、背側弾性部材の本数を腹側弾性部材の本数よりも多くしたことで、装着者の腹側よりも装着書の背側を強く締め付けることができ、装着者の背側との密着性を向上できると共に、装着者の腹側の圧迫を防止できる。
国際公開第WO2004/054482号公報
しかしながら、このような従来の紙おむつにおいては、装着性に関して改善の余地があった。例えば、背側弾性部材の本数よりも腹側弾性部材の本数が少ないので、装着者の腹側の締め付けが弱くなり、排泄後の紙おむつの重量増加に伴って、腹側胴回り部のずり落ちが生じる可能性があった。また、背側弾性部材ごとの間隔が腹側弾性部材ごとの間隔よりも狭いので、背側胴回り部の肌触りが腹側胴回り部に比べて悪くなるという問題があった。特に、装着者が寝ている時には、装着者の背側と背側胴回り部とが密着している時間が長くなるので、このことが、背側弾性部材による皮膚のかぶれを引き起こす一因となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装着者に対する装着性を高めることができる、紙おむつを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の紙おむつは、装着者の胴回りのうち当該装着者の腹側を覆う前側胴回り部と、当該装着者の背側を覆う後側胴回り部とを有する紙おむつであって、前記前側胴回り部のうち、当該装着者の腰回りにあたる部分及び脚回りにあたる部分のいずれにも該当しない部分のみにおいて、当該前側胴回り部から前記後側胴回り部へ向かう長さ方向に略直交する方向である幅方向に沿って複数設けられたものであって、当該前側胴回り部を伸縮させるための前側伸縮部材と、前記後側胴回り部のうち、当該装着者の腰回りにあたる部分及び脚回りにあたる部分のいずれにも該当しない部分のみにおいて、当該後側胴回り部の前記幅方向に沿って複数設けられたものであって、当該後側胴回り部を伸縮させるための後側伸縮部材とを備え、前記複数の前側伸縮部材の合計の伸長応力が前記複数の後側伸縮部材の合計の伸長応力と略等しくなるように、かつ、前記前側伸縮部材の本数が前記後側伸縮部材の本数よりも多くなるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置し、前記複数の前側伸縮部材ごとの間隔、又は前記複数の後側伸縮部材ごとの間隔を不均等にし、前記前側伸縮材の中の前記長さ方向の両端に位置する2つの前側伸縮材と、前記後側伸縮材の中の前記長さ方向の両端に位置する2つの後側伸縮材とを、相互に対応する位置に配置した。
また、請求項2に記載の紙おむつは、請求項1に記載の紙おむつにおいて、前記複数の前側伸縮部材の中の少なくとも一つの太さを、前記複数の後側伸縮部材の太さよりも細くする。
また、請求項3に記載の紙おむつは、請求項1又は2に記載の紙おむつにおいて、前記複数の後側伸縮部材の中の少なくとも一つの伸度を、前記複数の前側伸縮部材の伸度よりも大きくする。
また、請求項4に記載の紙おむつは、請求項1から3のいずれか一項に記載の紙おむつにおいて、透過性シートと、不透過性シートと、これら透過性シートと不透過性シートとの相互間に配置された吸収体とを備え、前記複数の前側伸縮部材の少なくとも一つ又は前記複数の後側伸縮部材の少なくとも一つが前記吸収体の一部と重なるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置する。
請求項1に記載の紙おむつによれば、複数の前側伸縮部材の合計の伸長応力が複数の後側伸縮部材の合計の伸長応力と略等しくなるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置したので、複数の前側伸縮部材及び複数の後側伸縮部材によって、装着者の背側と腹側を均等に締め付けることができ、排泄後の紙おむつの重量増加により、前側胴回り部又は後側胴回り部の一方がずり落ちることを防止することができる。また、前側伸縮部材の本数が後側伸縮部材の本数よりも多くなるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置したので、後側伸縮部材ごとの間隔が前側伸縮部材ごとの間隔よりも大きくすることができ、後側胴回り部の肌触りを向上させることができる。特に、装着者が寝ている時に、装着者の背側と後側胴回り部とが密着している時間が長くなっても、後側伸縮部材ごとの間隔が前側伸縮部材ごとの間隔よりも大きいので、後側伸縮部材による皮膚のかぶれが起きにくくなる。
また、前側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの前側伸縮部材と、後側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの後側伸縮部材とを、相互に対応する位置に配置したので、紙おむつが組み立てられた時に、前側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの前側伸縮部材の一方と、後側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの後側伸縮部材の一方とが連続性を有することができ、かつ前側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの前側伸縮部材の他の一方と、後側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの後側伸縮部材の他の一方とが連続性を有することができ、前側胴回り伸縮部材の本数及び後側胴回り伸縮部材の本数にかかわらず、統一性のある外観を維持することができる。
また、複数の前側伸縮部材ごとの間隔、又は複数の後側伸縮部材ごとの間隔を不均等にしたので、前側胴回り部の各部位又は後側胴回り部の各部位ごとに、後側伸縮部材の間隔又は前側伸縮部材の間隔の大小をつけることができ、前側胴回り部又は後側胴回り部の所定部位の肌触りを一層向上させることができる。
また、請求項2に記載の紙おむつによれば、複数の前側伸縮部材の中の少なくとも一つの太さを、複数の後側伸縮部材の太さよりも細くしたので、装着者の背側に対する後側伸縮部材の一本あたりの負荷に比べて、装着者の腹側に対する前側伸縮部材の一本あたりの負荷を小さくすることができ、前側伸縮部材による装着者の腹側の圧迫を抑えることができる。
また、請求項3に記載の紙おむつによれば、複数の後側伸縮部材の中の少なくとも一つの伸度を、複数の前側伸縮部材の伸度よりも大きくしたので、装着者の背側に対する後側伸縮部材の一本あたりの負荷を小さくすることができ、後側伸縮部材による装着者の背側の圧迫を抑えることができる。
また、請求項4に記載の紙おむつによれば、複数の前側伸縮部材の少なくとも一つ又は複数の後側伸縮部材の少なくとも一つが吸収体の一部と重なるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置したので、装着者が紙おむつを装着した時に、前側伸縮部材又は後側伸縮部材が引張られることにより、吸収体を締め付けることができ、吸収体を装着者の股間側に密着させることができる。
実施の形態1に係る紙おむつの構成を示す一部破断平面図である。 図1の紙おむつが組立てられた状態の正面図であり、(a)は腹側の正面図であり、(b)は背側の正面図である。 図2の斜視図である。 変形例に係る紙おむつの構成を示す一部破断平面図である。 図4の紙おむつが組立てられた状態の斜視図である。 実施の形態2に係る紙おむつの構成を示す一部破断平面図である。 図6の紙おむつが組立てられた状態の斜視図である。 変形例に係る紙おむつの構成を示す一部破断平面図である。 図8の紙おむつが組立てられた状態の斜視図である。
以下、本発明に係る紙おむつの各実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
を詳細に説明する。最初に、紙おむつの全体構成を説明し、次に、この紙おむつの製造方法について説明し、最後に各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態1は、本発明の基本形態である。
(構成)
実施の形態1に係る紙おむつの適用対象又は種類は任意である。例えば、紙おむつの適用対象としては、幼児用紙おむつ、大人用紙おむつ、ペット用紙おむつ等が挙げられる。また、紙おむつの種類としては、テープ型紙おむつ、パンツ型紙おむつ等が挙げられる。以下では、装着する対象者を大人として、排泄物(尿や便)を捕捉するために着用される大人用のパンツ型紙おむつ(以下、紙おむつと称す)に適用した場合を例として説明を行う。
図1は、実施の形態1に係る紙おむつの構成を示す一部破断平面図である。図2は、図1の紙おむつが組立てられた状態の正面図であり、(a)は腹側の正面図であり、(b)は背側の正面図である。図3は、図2の斜視図である。なお、以下の説明では、図1のX方向を幅方向、Y方向を長さ方向、図1に示す形状を平面形状、図1に示す形状をX方向又はY方向から見た形状を側面形状とする。図1に示すように、紙おむつ1は、紙おむつ本体10を備えて構成されている。
(構成−紙おむつ本体)
紙おむつ本体10は、紙おむつ1の基本構造体である。この紙おむつ本体10は、外装シート20、吸収性本体30、伸縮材40を備えて構成されている。以下では、説明の都合上、紙おむつ本体10を2つの領域に区分して説明する。具体的には、この紙おむつ本体10は、X方向に沿った区分面であって、紙おむつ本体10のY方向の略中央位置を通る区分面を境界として、装着者の腹側を覆う前側胴回り部10aと、装着者の背側を覆う後側胴回り部10bとに区分する。ただし、この区分は、概念的なものであって物理的なものではなく、これら前側胴回り部10aと後側胴回り部10bは相互に境目のない一体的なものとして形成されている。
(構成−紙おむつ本体−外装シート)
外装シート20は、吸収性本体30を保持するための保持手段である。この外装シート20は、平面形状を略砂時計形状とする板状体であり、紙おむつ本体10の前側胴回り部10a及び後側胴回り部10bに渡って設けられている。この外装シート20は、内側シート21、外側シート22、及び接続部23を備えて構成されている。
(外装シートの構成−内側シート)
内側シート21は、紙おむつ1を装着した時に、装着者の肌に当たるシートである。この内側シート21は、平面形状を略砂時計形状とする板状体である。この内側シート21は、液状の排泄物を透過しない、かつ、通気性を有する材質、例えば、ポリエチレン等の合成樹脂材等で形成されている。なお、内側シート21は、肌触りの良い材質であることが好ましく、例えば、液状の排泄物を透過する材質である、綿等の天然繊維の不織布シート等で形成されてもよい。
(外装シートの構成−外側シート)
外側シート22は、紙おむつ本体10の外部を覆うシートである。この外側シート22は、平面形状を内側シート21と相似形状(略砂時計形状)とする板状体であり、紙おむつ本体10の前側胴回り部10a及び後側胴回り部10bに渡って設けられており、内側シート21に対して少なくともその一部を接着剤又は溶着等によって固定されている。この外側シート22は、液状の排泄物を透過しない、かつ、通気性を有する材質、例えば、ポリエチレン等の合成樹脂材等で形成されている。
(外装シートの構成−接続部)
接続部23は、紙おむつ1の組立の際に、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aと後側胴回り部10bとを接続するための接続手段である。この接続部23は、平面形状が方形状の板状体であり、紙おむつ本体10のくびれていない部分に設けられたものであって、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおけるX方向の両端部、又は後側胴回り部10bにおけるX方向の両端部に設けられており、内側シート21又は外側シート22に対して接着剤又は溶着等によって固定されている。この接続部23の材質は任意であるが、例えば、ポリエチレン等の合成樹脂材等で構成することができる。
(構成−紙おむつ本体−吸収性本体)
吸収性本体30は、紙おむつ1において液状の排泄物を吸収する吸収部である。この吸収性本体30は、外装シート20の内側シート21側の側面に設けられており、バックシート31、トップシート32、吸収体34、フラップ33、及びフラップ伸縮材33aを備えて構成されている。
(吸収性本体の構成−バックシート)
バックシート31は、液状の排泄物を透過しない透過手段である。このバックシート31は、平面形状を略方形状とする板状体であり、外装シート20の平面形状よりも小さい平面形状で形成されている。このバックシート31は、紙おむつ本体10の前側胴回り部10a及び後側胴回り部10bに渡って設けられており、外装シート20の内側シート21に対して少なくともその一部を接着剤又は溶着等によって固定されている。このバックシート31は、液状の排泄物を透過しない材質、例えば、ポリエチレン等の合成樹脂材等で形成されている。
(吸収性本体の構成−トップシート)
トップシート32は、液状の排泄物を透過する透過手段である。このトップシート32は、平面形状をバックシート31と相似形状(略方形状)とする板状体であり、紙おむつ本体10の前側胴回り部10a及び後側胴回り部10bに渡って設けられており、トップシート32に対して少なくともその一部を接着剤又は溶着等によって固定されている。このトップシート32は、液状の排泄物を透過する材質、例えば、綿等の天然繊維の不織布シートで形成されている。
(吸収性本体の構成−吸収体)
吸収体34は、トップシート32を透過した液状の排泄物を吸収する吸収手段である。この吸収体34は、平面形状を略砂時計形状とする板状体であり、吸収性本体30の前側胴回り部10a及び後側胴回り部10bに渡って設けられている。この吸収体34は、バックシート31とトップシート32との相互間に挟持されており、バックシート31又はトップシート32に対して少なくともその一部を接着剤又は溶着等によって固定されている。この吸収体34は、液状の排泄物を吸収する材質、例えば、高分子ポリマー等の吸水材で形成されている。
(吸収性本体の構成−フラップ)
フラップ33は、排泄物が紙おむつ本体10外に漏洩することを防止する漏洩防止手段である。このフラップ33は、側面形状を略方形状又は略コ字形状とするもので、吸収性本体30の長手方向及び短手方向に沿って設けられている。また、このフラップ33は、トップシート32におけるY方向の両端部に配置されており、トップシート32に対して少なくともその一部を接着剤又は溶着等によって固定されている。このフラップ33は、液状の排泄物を透過しない材質、例えば、ポリエチレン等の合成樹脂材等で形成されている。
(吸収性本体の構成−フラップ伸縮材)
また、このフラップ33には、フラップ伸縮材33aが設けられている。フラップ伸縮材33aは、フラップ33を装着者にフィットさせるために、フラップ33を伸縮させるためのフラップ伸縮手段である。このフラップ伸縮材33aは、ゴム材等の弾性部材で形成された略細長の線状体又は棒状体であり、フラップ33に対して接着剤又は溶着等により固定されている。
(構成−紙おむつ本体−伸縮材)
伸縮材40は、紙おむつ1を伸縮させるための伸縮手段である。この伸縮材40は、天然ゴムや合成ゴム等の弾性部材で形成された略細長の線状体又は棒状体であり、内側シート21と外側シート22の相互間に配置され、当該伸縮材40を伸長させた状態で内側シート21又は外側シート22に対して接着剤又は溶着等により固定されている。この伸縮材40は、腰回り伸縮材41、脚回り伸縮材42、及び胴回り伸縮材43を備えて構成されている。
(伸縮材の構成−腰回り伸縮材)
腰回り伸縮材41は、紙おむつ本体10における装着者の腰回りにあたる部分を伸縮させるためのものである。腰回り伸縮材41は、前側腰回り伸縮材41a及び後側腰回り伸縮材41bを備えて構成されている。
前側腰回り伸縮材41aは、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおける装着者の腹側腰回りにあたる部分を伸縮させるためのものである。この前側腰回り伸縮材41aは、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおける後側胴回り部10b側の端部(すなわち、紙おむつ本体10のY方向中央部)とは反対側の端部周辺に複数設けられており、当該前側胴回り部10aのX方向における一方の端部から他方の端部に至るように連続状に配置されている。
後側腰回り伸縮材41bは、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおける装着者の背側腰回りにあたる部分を伸縮させるためのものである。この後側腰回り伸縮材41bは、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおける前側胴回り部10a側の端部(すなわち、紙おむつ本体10のY方向中央部)とは反対側の端部周辺に複数設けられており、当該後側胴回り部10bのX方向における一方の端部から他方の端部に至るように連続状に配置されている。
(伸縮材の構成−脚回り伸縮材)
脚回り伸縮材42は、紙おむつ本体10における装着者の脚回りにあたる部分を伸縮させるためのものである。脚回り伸縮材42は、前側脚回り伸縮材42a及び後側脚回り伸縮材42bを備えて構成されている。
前側脚回り伸縮材42aは、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおける装着者の脚回りにあたる部分を伸縮させるためのものである。この前側脚回り伸縮材42aは、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおける略砂時計形状のくびれ部分とくびれ部分でない部分との境界位置から後側胴回り部10b側の端部(すなわち、紙おむつ本体10のY方向中央部)に至る領域内に複数設けられている。また、前側脚回り伸縮材42aの一部が紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおけるX方向の両端部に略沿うように、かつ、前側脚回り伸縮材42aの他の一部が吸収性本体30を横断するように、この前側脚回り伸縮材42aは連続状かつ略湾曲状に配置されている。
後側脚回り伸縮材42bは、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおける装着者の脚回りにあたる部分を伸縮させるためのものである。この後側脚回り伸縮材42bは、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおける略砂時計形状のくびれ部分とくびれ部分でない部分との境界位置から前側胴回り部10a側の端部(すなわち、紙おむつ本体10のY方向中央部)に至る領域内に複数設けられている。また、後側脚回り伸縮材42bの一部が紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおけるX方向の端部に略沿うように、かつ、後側脚回り伸縮材42bの他の一部が吸収性本体30を横断するように、この後側脚回り伸縮材42bは連続状かつ略湾曲状に配置されている。ここで、後側脚回り伸縮材42bの他の一部の配置位置は任意であるが、例えば、当該後側脚回り伸縮材42bの他の一部は、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおける前側胴回り部10a側の端部近傍(すなわち、紙おむつ本体10のY方向中央近傍)を横断するように配置されている。これにより、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bと装着者の脚側との密着性を向上することができ、排泄後の紙おむつ1の重量増加に伴って、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bがずり落ちることを防止することができる。
(伸縮材の構成−胴回り伸縮材)
胴回り伸縮材43は、紙おむつ本体10の前側胴回り部10a又は後側胴回り部10bを伸縮させるためのものである。胴回り伸縮材43は、前側胴回り伸縮材43a及び後側胴回り伸縮材43bを備えて構成されている。
前側胴回り伸縮材43aは、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aを伸縮させるための前側伸縮部材である。この前側胴回り伸縮材43aは、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおける略砂時計形状のくびれ部分とくびれ部分でない部分との境界位置から後側胴回り部10b側の端部(すなわち、紙おむつ本体10のY方向中央部)とは反対側の端部に至る領域内に複数設けられており、当該前側胴回り部10aにおけるX方向に略沿うように連続状に配置されている。
後側胴回り伸縮材43bは、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bを伸縮させるための後側伸縮部材である。この後側胴回り伸縮材43bは、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおける略砂時計形状のくびれ部分とくびれ部分でない部分との境界位置から前側胴回り部10a側の端部(すなわち、紙おむつ本体10のY方向中央部)とは反対側の端部に至る領域内に複数設けられており、当該後側胴回り部10bにおけるX方向に略沿うように連続状に配置されている。
(前側胴回り伸縮材と後側胴回り伸縮材の相互関係)
次に、前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bの相互関係について説明する。以下では、前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bの本数、伸長応力、太さ、伸度、配置、及び吸収体34との配置に関する相互関係について説明する。ここで、図1に示すように、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおける後側胴回り部10b側の端部(すなわち、紙おむつ本体10のY方向中央部)とは反対側の端部からY方向に沿って所定距離離れた位置に仮想基準位置Aと、仮想基準位置Aよりも紙おむつ本体10の後側胴回り部10b側に位置する仮想基準位置Bとがあるものと想定する。また、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおける前側胴回り部10a側の端部(すなわち、紙おむつ本体10のY方向中央部)とは反対側の端部からY方向に沿って所定距離離れた位置に仮想基準位置Cと、仮想基準位置Cよりも紙おむつ本体10の前側胴回り部10a側に位置する仮想基準位置Dとがあるものと想定する。そして、図2、3に示すように、紙おむつ1が組み立てられた時に、仮想基準位置Aが仮想基準位置Cと対応するように位置し、仮基準位置Bが仮想基準位置Dと対応するように位置する。
まず、前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bの本数については、前側胴回り伸縮材43aの本数が後側胴回り伸縮材43bの本数よりも多くなるように、複数の前側胴回り伸縮材43a及び複数の後側胴回り伸縮材43bが配置されている。例えば、図1に示すように、前側胴回り伸縮材43aは12本配置されており、後側胴回り伸縮材43bは6本配置されている。これにより、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bのほうが前側胴回り部10aに比べて、装着者の背側と外装シート20との接触面積を増やすことができ、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bの肌触りを向上させることができる。特に、装着者が寝ている時に、装着者の背側と紙おむつ本体10の後側胴回り部10bとが密着している時間が長くなっても、後側胴回り伸縮材43bごとの間隔が前側胴回り伸縮材43aごとの間隔よりも大きいので、後側胴回り伸縮材43bによる皮膚のかぶれが起きにくくなる。
また、前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bの伸長応力については、複数の前側胴回り伸縮材43aの合計の伸長応力が複数の後側胴回り伸縮材43bの合計の伸長応力と略等しくなるように、複数の前側胴回り伸縮材43a及び複数の後側胴回り伸縮材43bが配置されている。ここで、前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bとの伸長応力を等しくする方法としては、例えば、図1に示すように、前側胴回り伸縮材43aの本数が12本、後側胴回り伸縮材43bの本数が6本の場合に、前側胴回り伸縮材43aを内側シート21又は外側シート22に固定する際の前側胴回り伸縮材43aの1本あたりの伸長量を、後側胴回り伸縮材43bの1本あたりの伸長量よりも小さくする。これにより、前側胴回り伸縮材43aの本数が後側胴回り伸縮材43bの本数よりも多い場合でも、装着者の背側と腹側を均等に締め付けることができ、排泄後の紙おむつ1の重量増加に伴って、紙おむつ本体10の前側胴回り部10a又は後側胴回り部10bの一方がずり落ちることを防止することができる。
また、前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bの太さについては、複数の前側胴回り伸縮材43aの中の少なくとも一つの太さは、複数の後側胴回り伸縮材43bの太さよりも細くなっている。例えば、図1に示すように、前側胴回り伸縮材43aの本数が12本、後側胴回り伸縮材43bの本数が6本の場合には、後側胴回り伸縮材43bの一本あたりの太さは920dtexとし、前側胴回り伸縮材43aの一本あたりの太さは620dtexとする。これにより、後側胴回り伸縮材43bの一本あたりの伸長応力に比べて、前側胴回り伸縮材43aの一本あたりの伸長応力を小さくすることができ、前側胴回り伸縮材43aによる装着者の腹側の圧迫を抑えることができる。
また、前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bの伸度については、複数の後側胴回り伸縮材43bの中の少なくとも一つの伸度は、複数の前側胴回り伸縮材43aの伸度よりも大きくなっている。例えば、図1に示すように、前側胴回り伸縮材43aの本数が12本、後側胴回り伸縮材43bの本数が6本の場合には、前側胴回り伸縮材43aの一本あたりの伸度は1.5〜2.5とし、及び後側胴回り伸縮材43bの一本あたりの伸度は2.0〜3.0とする。これにより、前側胴回り伸縮材43aの一本あたりの伸長応力に比べて、後側胴回り伸縮材43bの一本あたりの伸長応力を小さくすることができ、後側胴回り伸縮材43bによる装着者の背側の圧迫を抑えることができる。
また、前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bの配置については、前側胴回り伸縮材43aの中のY方向の両端に位置する2つの前側胴回り伸縮材43aと、後側胴回り伸縮材43bの中のY方向の両端に位置する2つの後側胴回り伸縮材43bとが、相互に対応する位置に配置されている。例えば、図1に示すように、前側胴回り伸縮材43aの本数が12本で後側胴回り伸縮材43bの本数6本の場合には、複数の前側胴回り伸縮材43aの中のY方向の一方の端部に位置する1本の前側胴回り伸縮材43aは仮想基準位置Aと対応する位置に配置されており、複数の前側胴回り伸縮材43aの中のY方向のもう一方の端部に位置する1本の前側胴回り伸縮材43aは仮想基準位置Bと対応する位置に配置されている。また、複数の後側胴回り伸縮材43bの中のY方向の一方の端部に位置する1本の後側胴回り伸縮材43bは仮想基準位置Cと対応する位置に配置されており、複数の後側胴回り伸縮材43bの中のY方向の一方の端部に位置する1本の後側胴回り伸縮材43bは仮想基準位置Dと対応する位置に配置されている。これにより、紙おむつ1の組立時に、仮想基準位置Aに対応する前側胴回り伸縮材43aと仮想基準位置Cに対応する後側胴回り伸縮材43bとが連続性を有すると共に、仮想基準位置Bに対応する前側胴回り伸縮材43aと仮想基準位置Dに対応する後側胴回り伸縮材43bとも連続性を有するので、前側胴回り伸縮材43aの本数及び後側胴回り伸縮材43bの本数にかかわらず、統一性のある外観を維持することができる。
また、前側胴回り伸縮材43a又は後側胴回り伸縮材43bと吸収体34との配置については、複数の前側胴回り伸縮材43aの少なくとも一つ又は複数の後側胴回り伸縮材43bの少なくとも一つが吸収体34の一部と重なるように、当該複数の前側胴回り伸縮材43a及び当該複数の後側胴回り伸縮材43bが配置されている。例えば、図1に示すように、複数の前側胴回り伸縮材43aの中の後側胴回り部10b側の一本が吸収体34の前側胴回り部10a側の端部と重なる位置に配置されており、複数の後側胴回り伸縮材43bの中の前側胴回り部10a側の一本が吸収体34の後側胴回り部10b側の端部と重なる位置に配置されている。これにより、装着者が紙おむつ1を装着した時に、前側胴回り伸縮材43a又は後側胴回り伸縮材43bが引張られることにより、吸収体34が締め付けられるので、当該吸収体34を装着者の股間側に密着させることができる。
(紙おむつの製造方法)
次に、上述した紙おむつ1の製造方法について説明する。この紙おむつ1の製造方法は、紙おむつ本体10の製造工程と、紙おむつ1の組立工程とに大別される。
まず、紙おむつ本体10の製造工程について説明する。紙おむつ本体10の製造工程は、外装シート20の製造工程と、吸収性本体30の取付工程とに分けられる。外装シート20の製造工程においては、最初に略砂時計形状の内側シート21と外側シート22との相互間に腰回り伸縮材41、脚回り伸縮材42、及び胴回り伸縮材43を所定間隔ごとに配置する。次いで、これら腰回り伸縮材41、脚回り伸縮材42、及び胴回り伸縮材43をそれぞれ伸長させた状態で、内側シート21又は外側シート22に対して接着剤又は溶着等により固定する。
ここで、図1に示すように、腰回り伸縮材41の設置については、前側腰回り伸縮材41a又は後側腰回り伸縮材41bを、紙おむつ本体10のY方向の端部に複数配置する。また、脚回り伸縮材42の設置については、前側脚回り伸縮材42a又は後側脚回り伸縮材42bを、外装シート20の略砂時計形状のくびれ部分に複数設け、前側脚回り伸縮材42aの一部又は後側脚回り伸縮材42bの一部がX方向の端部に略沿うように、かつ、前側脚回り伸縮材42aの他の一部又は後側脚回り伸縮材42bの他の一部が紙おむつ本体10のX方向を横断するように、連続状かつ略湾曲状に配置する。また、胴回り伸縮材43の設置については、前側胴回り伸縮材43aを、外装シート20における前側腰回り伸縮材41aが設置されている側であって、当該外装シート20の略砂時計形状のくびれ部分とくびれ部分でない部分との境界位置から後側胴回り部10b側の端部とは反対側の端部に至る領域内に複数設け、X方向に略沿うように連続状に配置する。また、後側胴回り伸縮材43bを、外装シート20における後側腰回り伸縮材41bが設置されている側であって、当該外装シート20の略砂時計形状のくびれ部分とくびれ部分でない部分との境界位置から前側胴回り部10a側の端部とは反対側の端部に至る領域内に複数設け、X方向に略沿うように連続状に配置する。
さらに、胴回り伸縮材43の設置については、複数の前側胴回り伸縮材43aの合計の伸長応力と複数の後側胴回り伸縮材43bの合計の伸長応力とが略等しくなるように、前側胴回り伸縮材43a又は後側胴回り伸縮材43bをそれぞれの一本あたりの所定の伸長量に基づいて伸長させる。また、前側胴回り伸縮材43aの中のY方向の両端に位置する2本の前側胴回り伸縮材43aと、後側胴回り伸縮材43bの中のY方向の両端に位置する2本の後側胴回り伸縮材43bとを、相互に対応する位置に配置する(図1に示すように、1本の前側胴回り伸縮材43aを仮想基準位置Aに配置し、もう1本の前側胴回り伸縮材43aを仮想基準位置Bに配置する。また、1本の後側胴回り伸縮材43bを仮想基準位置Cに配置し、もう1本の前側胴回り伸縮材43aを仮想基準位置Dに配置する。)。また、複数の前側胴回り伸縮材43aの少なくとも一つ又は複数の後側胴回り伸縮材43bの少なくとも一つが吸収体34の一部と重なるように、当該複数の前側胴回り伸縮材43a及び当該複数の後側胴回り伸縮材43bを配置する(図1に示すように、仮想基準位置Bに配置された1本の前側胴回り伸縮材43aと、仮想基準位置Dに配置された1本の後側胴回り伸縮材43bとを吸収体34のY方向の端部と重なる位置に配置する)。
次いで、内側シート21と外側シート22とを接着剤又は溶着等によって固定した後、接続部23を外側シート22のくびれていない部分に設けられたものであって、外装シート20の前側胴回り部10aのX方向の両端部、又は後側胴回り部10bのX方向の両端部に設けられており、内側シート21又は外側シート22に対して接着剤又は溶着等によって固定する。これにて、外装シート20の製造工程は終了する。
次に、吸収性本体30の取付工程については、最初にバックシート31を外装シート20の内側シート21側の側面に設け、内側シート21に対して接着剤又は溶着等によって固定する。次いで、バックシート31における内側シート21と対向する側面とは反対側の側面に吸収体34を設け、バックシート31に対して接着剤又は溶着等によって固定する。さらに、バックシート31における吸収体34が固定されている側面にトップシート32を設け、内側シート21及び吸収体34に対して接着剤又は溶着等によって固定する。その後、トップシート32におけるバックシート31と対向する側面とは反対側の側面のX方向の両端部にフラップ33を設ける。これにて、吸収性本体30の取付工程は終了する。なお、上述した吸収性本体30の取付工程においては、外装シート20に、バックシート31、吸収体34、及びトップシート32を順次取付ける方法について説明したが、例えば、バックシート31とトップシート32との相互間に吸収体34を挟持した吸収性本体30を取付けした後に、この吸収性本体30を外装シート20に取り付けてもよい。
次に、紙おむつ1の組立工程について説明する。図2、3に示すように、紙おむつ本体10の製造工程終了後、図1の紙おむつ本体10を展開した状態から、紙おむつ本体10における内側シート21側の側面が紙おむつ1の内面となり、外側シート22側の側面が紙おむつ1の外面となるように、紙おむつ本体10をY方向に折り重ねる。次に、紙おむつ本体10を折り重ねた状態において、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおける接続部23と、当該接続部23と対向する位置にある後側胴回り部10bにおける接続部23とを、接着剤又は溶着等によって各々固定する。これにて、紙おむつ1の組立工程は終了する。
(実施の形態1の変形例)
この他にも、紙おむつ1は、装着者に対する装着性を向上することができるかぎりにおいて、任意の構造にて構成可能である。図4は、変形例に係る紙おむつ1の構成を示す一部破断平面図である。図5は、図4の紙おむつ1が組立てられた状態の斜視図である。この変形例では、前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bの本数については、前側胴回り伸縮材43aは12本配置されており、後側胴回り伸縮材43bは4本配置されている。また、前側胴回り伸縮材43aの太さと後側胴回り伸縮材43bの太さについては、前側胴回り伸縮材43aの一本あたりの太さは620dtexとし、後側胴回り伸縮材43bの一本あたりの太さは1240dtexとする。また、前側胴回り伸縮材43aの本数が後側胴回り伸縮材43bの伸度については、前側胴回り伸縮材43aの一本あたりの伸度は1.5〜2.5とし、後側胴回り伸縮材43bの一本あたりの伸度が2.5〜3.0とする。
この構造によれば、後側胴回り伸縮材43bの本数が実施の形態1の後側胴回り伸縮材43bの本数よりも少ないので、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおいては、装着者の背側と外装シート20との接触面積をさらに増やすことができ、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bの肌触りを向上させることができる。また、この構造によれば、実施の形態1の後側胴回り伸縮材43bに比べて後側胴回り伸縮材43bの太さが太いため、後側胴回り伸縮材43bによって装着者の背側を圧迫するおそれがあるが、後側胴回り伸縮材43bの伸度が実施の形態1の後側胴回り伸縮材43bの伸度よりも高いため、装着者の背側に対する後側胴回り伸縮材43bの一本あたりの負荷を小さくすることができ、後側胴回り伸縮材43bによる装着者の背側の圧迫を抑えることができる。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、複数の前側胴回り伸縮材43aの合計の伸長応力が複数の後側胴回り伸縮材43bの合計の伸長応力と略等しくなるように、当該複数の前側胴回り伸縮材43a及び当該複数の後側胴回り伸縮材43bを配置したので、複数の前側胴回り伸縮材43a及び複数の後側胴回り伸縮材43bによって、装着者の背側と腹側を均等に締め付けることができ、排泄後の紙おむつ1の重量増加により、紙おむつ本体10の前側胴回り部10a又は後側胴回り部10bの一方がずり落ちることを防止することができる。また、前側胴回り伸縮材43aの本数が後側胴回り伸縮材43bの本数よりも多くなるように、当該複数の前側胴回り伸縮材43a及び当該複数の後側胴回り伸縮材43bを配置したので、後側胴回り伸縮材43bごとの間隔が前側胴回り伸縮材43aごとの間隔よりも大きくすることができ、紙おむつ本体10の後側胴周り部10bの肌触りを向上させることができる。特に、装着者が寝ている時に、装着者の背側と紙おむつ本体10の後側胴回り部10bとが密着している時間が長くなっても、後側胴回り伸縮材43bごとの間隔が前側胴回り伸縮材43aごとの間隔よりも大きいので、後側胴回り伸縮材43bによる皮膚のかぶれが起きにくくなる。
また、複数の前側胴回り伸縮材43aの中の少なくとも一つの太さを、複数の後側胴回り伸縮材43bの太さよりも細くしたので、装着者の背側に対する後側胴回り伸縮材43bの一本あたりの負荷に比べて、装着者の腹側に対する前側胴回り伸縮材43aの一本あたりの負荷を小さくすることができ、前側胴回り伸縮材43aによる装着者の腹側の圧迫を抑えることができる。
また、複数の後側胴回り伸縮材43bの中の少なくとも一つの伸度を、複数の前側胴回り伸縮材43aの伸度よりも大きくしたので、装着者の背側に対する後側胴回り伸縮材43bの一本あたりの負荷を小さくすることができ、後側胴回り伸縮材43bによる装着者の背側の圧迫を抑えることができる。
また、複数の前側胴回り伸縮材43aの少なくとも一つ又は複数の後側胴回り伸縮材43bの少なくとも一つが吸収体34の一部と重なるように、当該複数の前側胴回り伸縮材43a及び当該複数の後側胴回り伸縮材43bを配置したので、装着者が紙おむつ1を装着した時に、前側胴回り伸縮材43a又は後側胴回り伸縮材43bが引張られることにより、吸収体34を締め付けることができ、吸収体34を装着者の股間側に密着させることができる。
また、前側胴回り伸縮材43aの中のY方向の両端に位置する2つの前側胴回り伸縮材43aと、後側胴回り伸縮材43bの中の紙おむつ1のY方向の両端に位置する2つの後側胴回り伸縮材43bとを、相互に対応する位置に配置したので、紙おむつ1が組み立てられた時に、前側胴回り伸縮材43aの中の紙おむつ1のY方向の両端に位置する2つの前側胴回り伸縮材43aの一方と、後側胴回り伸縮材43bの中の紙おむつ1のY方向の両端に位置する2つの後側胴回り伸縮材43bの一方とが連続性を有することができ、かつ前側胴回り伸縮材43aの中の紙おむつ1のY方向の両端に位置する2つの前側胴回り伸縮材43aの他の一方と、後側胴回り伸縮材43bの中の紙おむつ1のY方向の両端に位置する2つの後側胴回り伸縮材43bの他の一方とが連続性を有することができ、前側胴回り伸縮材43aの本数及び後側胴回り伸縮材43bの本数にかかわらず、統一性のある外観を維持することができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態2は、実施の形態1の腰回り伸縮材41ごとの間隔を不均等にした形態である。
(構成)
図6は、実施の形態2に係る紙おむつ1の構成を示す一部破断平面図である。図7は、図6の紙おむつ1が組立てられた状態の斜視図である。実施の形態2に係る紙おむつ1は、図1〜3に示した実施の形態1の紙おむつ1とほぼ同様に構成でき、前側胴回り伸縮材43a又は後側胴回り伸縮材43bの配置のみが異なるため、その構成の説明は省略する。
前側胴回り伸縮材43aと後側胴回り伸縮材43bの配置については、複数の前側胴回り伸縮材43aごとの間隔、又は複数の後胴回り伸縮材43bごとの間隔が不均等になるように、複数の前側胴回り伸縮材43a及び複数の後側胴回り伸縮材43bが配置されている。例えば、図6、7に示すように、前側胴回り伸縮材43aの本数が12本、後側胴回り伸縮材43bの本数が6本の場合に、前側胴回り伸縮材43aごとの間隔が、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aにおける後側胴回り部10b側の端部から反対側の端部へ向かう方向に沿って狭くなるように、前側胴回り伸縮材43aが配置されている。また、後側胴回り伸縮材43bごとの間隔が、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおける前側胴回り部10a側の端部から反対側の端部へ向かう方向に沿って狭くなるように、後側胴回り伸縮材43bが配置されている。これにより、装着者の股間側又は装着者の尻側と外装シート20との接触面積を大きくすることができ、紙おむつ本体10の前側胴周り部10aの所定部位又は後側胴周り部10bの所定部位の肌触りを一層向上させることができる。
(実施の形態2の変形例)
この他にも、紙おむつ1は、装着者に対する装着性を向上することができるかぎりにおいて、任意の構造にて構成可能である。図8は、変形例に係る紙おむつ1の構成を示す一部破断平面図である。図9は、図8の紙おむつ1が組立てられた状態の斜視図である。この変形例では、図8、9に示すように、前側胴回り伸縮材43aの本数が12本、後側胴回り伸縮材43bの本数が6本の場合であって、前側胴回り伸縮材43aの中のY方向の両端に位置する2つの前側胴回り伸縮材43aと、後側胴回り伸縮材43bの中のY方向の両端に位置する2つの後側胴回り伸縮材43bとが、仮想基準位置A〜Dに基づいて相互に対応する位置に配置されている。そして、複数の後側胴回り伸縮材43bの中の後側胴回り伸縮材43bの中のY方向の両端に位置する2つの後側胴回り伸縮材43b以外の後側胴回り伸縮材43bが、仮想基準位置Cから仮想基準位置Dに向かう方向に沿って、当該後側胴回り伸縮材43bと同じ間隔ごとに配置された複数の前側胴回り伸縮材43aの一部と対応するように配置されている(すなわち、図8では、後側胴回り伸縮材43bは仮想基準位置C側に片寄って配置されている)。
この構造によれば、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bにおける装着者の尻側にあたる部分に後側胴回り伸縮材43bを配置しないので、装着者の尻側と外装シート20との接触面積をより大きくすることができ、紙おむつ本体10の後側胴周り部10bの所定部位の肌触りを一層向上させることができる。
(実施の形態2の効果)
また、複数の前側胴回り伸縮材43aごとの間隔、又は複数の後側胴回り伸縮材43bごとの間隔を不均等にするので、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aの各部位又は後側胴回り部10bの各部位ごとに、後側胴回り伸縮材43bの間隔又は前側胴回り伸縮材43aの間隔の大小をつけることができ、紙おむつ本体10の前側胴周り部10aの所定部位又は後側胴周り部10bの所定部位の肌触りを一層向上させることができる。
〔各実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(接続部について)
各実施の形態では、紙おむつ本体10の前側胴回り部10a及び後側胴回り部10bにおけるX方向の両端部に接続部23が設けられているが、これに限られない。例えば、接続部23を設けずに、紙おむつ1の組み立ての際に、紙おむつ本体10の前側胴回り部10aの外装シート20のいずれか一方の側面と後側胴回り部10bの外装シート20のいずれか一方の側面とを当接して、これら外装シート20同士を接着剤又は溶着等によって固定してもよい。
(伸縮材について)
各実施の形態では、内側シート21と外側シート22の相互間においては、腰回り伸縮材41、脚回り伸縮材42又は胴回り伸縮材43は、連続状に配置されていると説明したが、これに限られない。例えば、これら腰回り伸縮材41、脚回り伸縮材42又は胴回り伸縮材43を、断続状に配置してもよい。
(胴回り伸縮材の太さと伸度について)
各実施の形態では、複数の前側胴回り伸縮材43aの太さと伸度、又は複数の後側胴回り伸縮材43bの太さと伸度を各々同じであると説明したが、これに限られない。例えば、複数の後側胴回り伸縮材43aの一部と、複数の後側胴回り伸縮材43bの他の一部の太さと伸度を異なるものにしてもよい。これにより、紙おむつ本体10の後側胴回り部10bのうち肌かぶれが生じやすい部位近傍に配置される後側胴回り伸縮材43bの太さを細くし、かつ伸度を大きくすることで、後側胴回り伸縮材43bによる肌かぶれが一層起きにくくなる。
(その他の紙おむつの構造及び製造方法について)
その他、紙おむつ1の構造及び製造方法については、上記説明した技術的思想に逸脱しない範囲で、任意に変更することが可能である。
(付記)
付記1の紙おむつは、装着者の胴回りのうち当該装着者の腹側を覆う前側胴回り部と、当該装着者の背側を覆う後側胴回り部とを有する紙おむつであって、前記前側胴回り部において、当該前側胴回り部から前記後側胴回り部へ向かう長さ方向に略直交する方向である幅方向に沿って複数設けられたものであって、当該前側胴回り部を伸縮させるための前側伸縮部材と、前記後側胴回り部において、当該後側胴回り部の前記幅方向に沿って複数設けられたものであって、当該後側胴回り部を伸縮させるための後側伸縮部材とを備え、前記複数の前側伸縮部材の合計の伸長応力が前記複数の後側伸縮部材の合計の伸長応力と略等しくなるように、かつ、前記前側伸縮部材の本数が前記後側伸縮部材の本数よりも多くなるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置する。
付記2の紙おむつは、付記1の紙おむつにおいて、前記後側伸縮部材の本数より前記前側伸縮部材の本数を多くし、前記複数の前側伸縮部材の中の少なくとも一つの太さを、前記複数の後側伸縮部材の太さよりも細くする。
付記3の紙おむつは、付記1又は2の紙おむつにおいて、前記後側伸縮部材の本数より前記前側伸縮部材の本数を多くし、前記複数の後側伸縮部材の中の少なくとも一つの伸度を、前記複数の前側伸縮部材の伸度よりも大きくする。
付記4の紙おむつは、付記1から3のいずれか一項の紙おむつにおいて、透過性シートと、不透過性シートと、これら透過性シートと不透過性シートとの相互間に配置された吸収体とを備え、前記複数の前側伸縮部材の少なくとも一つ又は前記複数の後側伸縮部材の少なくとも一つが前記吸収体の一部と重なるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置する。
付記5の紙おむつは、付記1から4のいずれか一項の紙おむつにおいて、前記前側伸縮材の中の前記長さ方向の両端に位置する2つの前側伸縮材と、前記後側伸縮材の中の前記長さ方向の両端に位置する2つの後側伸縮材とを、相互に対応する位置に配置する。
付記6の紙おむつは、付記1から5のいずれか一項の紙おむつにおいて、前記後側伸縮部材の本数より前記前側伸縮部材の本数を多くし、前記複数の前側伸縮部材ごとの間隔、又は前記複数の後側伸縮部材ごとの間隔を不均等にする。
(付記の効果)
付記1に記載の紙おむつによれば、複数の前側伸縮部材の合計の伸長応力が複数の後側伸縮部材の合計の伸長応力と略等しくなるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置したので、複数の前側伸縮部材及び複数の後側伸縮部材によって、装着者の背側と腹側を均等に締め付けることができ、排泄後の紙おむつの重量増加により、前側胴回り部又は後側胴回り部の一方がずり落ちることを防止することができる。また、前側伸縮部材の本数が後側伸縮部材の本数よりも多くなるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置したので、後側伸縮部材ごとの間隔が前側伸縮部材ごとの間隔よりも大きくすることができ、後側胴回り部の肌触りを向上させることができる。特に、装着者が寝ている時に、装着者の背側と後側胴回り部とが密着している時間が長くなっても、後側伸縮部材ごとの間隔が前側伸縮部材ごとの間隔よりも大きいので、後側伸縮部材による皮膚のかぶれが起きにくくなる。
付記2に記載の紙おむつによれば、複数の前側伸縮部材の中の少なくとも一つの太さを、複数の後側伸縮部材の太さよりも細くしたので、装着者の背側に対する後側伸縮部材の一本あたりの負荷に比べて、装着者の腹側に対する前側伸縮部材の一本あたりの負荷を小さくすることができ、前側伸縮部材による装着者の腹側の圧迫を抑えることができる。
付記3に記載の紙おむつによれば、複数の後側伸縮部材の中の少なくとも一つの伸度を、複数の前側伸縮部材の伸度よりも大きくしたので、装着者の背側に対する後側伸縮部材の一本あたりの負荷を小さくすることができ、後側伸縮部材による装着者の背側の圧迫を抑えることができる。
付記4に記載の紙おむつによれば、複数の前側伸縮部材の少なくとも一つ又は複数の後側伸縮部材の少なくとも一つが吸収体の一部と重なるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置したので、装着者が紙おむつを装着した時に、前側伸縮部材又は後側伸縮部材が引張られることにより、吸収体を締め付けることができ、吸収体を装着者の股間側に密着させることができる。
付記5に記載の紙おむつによれば、前側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの前側伸縮部材と、後側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの後側伸縮部材とを、相互に対応する位置に配置したので、紙おむつが組み立てられた時に、前側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの前側伸縮部材の一方と、後側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの後側伸縮部材の一方とが連続性を有することができ、かつ前側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの前側伸縮部材の他の一方と、後側伸縮部材の中の紙おむつの長さ方向の両端に位置する2つの後側伸縮部材の他の一方とが連続性を有することができ、前側胴回り伸縮部材の本数及び後側胴回り伸縮部材の本数にかかわらず、統一性のある外観を維持することができる。
付記6に記載の紙おむつによれば、複数の前側伸縮部材ごとの間隔、又は複数の後側伸縮部材ごとの間隔を不均等にしたので、前側胴回り部の各部位又は後側胴回り部の各部位ごとに、後側伸縮部材の間隔又は前側伸縮部材の間隔の大小をつけることができ、前側胴回り部又は後側胴回り部の所定部位の肌触りを一層向上させることができる。
1 紙おむつ
10 紙おむつ本体
10a 前側胴回り部
10b 後側胴回り部
20 外装シート
21 内側シート
22 外側シート
23 接続部
30 吸収性本体
31 バックシート
32 トップシート
33 フラップ
33a フラップ伸縮材
34 吸収体
40 伸縮材
41 腰回り伸縮材
41a 前側腰回り伸縮材
41b 後側腰回り伸縮材
42 脚回り伸縮材
42a 前側脚回り伸縮材
42b 後側脚回り伸縮材
43 胴回り伸縮材
43a 前側胴回り伸縮材
43b 後側胴回り伸縮材

Claims (4)

  1. 装着者の胴回りのうち当該装着者の腹側を覆う前側胴回り部と、当該装着者の背側を覆う後側胴回り部とを有する紙おむつであって、
    前記前側胴回り部のうち、当該装着者の腰回りにあたる部分及び脚回りにあたる部分のいずれにも該当しない部分のみにおいて、当該前側胴回り部から前記後側胴回り部へ向かう長さ方向に略直交する方向である幅方向に沿って複数設けられたものであって、当該前側胴回り部を伸縮させるための前側伸縮部材と、
    前記後側胴回り部のうち、当該装着者の腰回りにあたる部分及び脚回りにあたる部分のいずれにも該当しない部分のみにおいて、当該後側胴回り部の前記幅方向に沿って複数設けられたものであって、当該後側胴回り部を伸縮させるための後側伸縮部材とを備え、
    前記複数の前側伸縮部材の合計の伸長応力が前記複数の後側伸縮部材の合計の伸長応力と略等しくなるように、かつ、前記前側伸縮部材の本数が前記後側伸縮部材の本数よりも多くなるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置し、
    前記複数の前側伸縮部材ごとの間隔、又は前記複数の後側伸縮部材ごとの間隔を不均等にし、
    前記前側伸縮材の中の前記長さ方向の両端に位置する2つの前側伸縮材と、前記後側伸縮材の中の前記長さ方向の両端に位置する2つの後側伸縮材とを、相互に対応する位置に配置した、
    紙おむつ。
  2. 前記複数の前側伸縮部材の中の少なくとも一つの太さを、前記複数の後側伸縮部材の太さよりも細くした、
    請求項1に記載の紙おむつ。
  3. 前記複数の後側伸縮部材の中の少なくとも一つの伸度を、前記複数の前側伸縮部材の伸度よりも大きくした、
    請求項1又は2に記載の紙おむつ。
  4. 透過性シートと、不透過性シートと、これら透過性シートと不透過性シートとの相互間に配置された吸収体とを備え、
    前記複数の前側伸縮部材の少なくとも一つ又は前記複数の後側伸縮部材の少なくとも一つが前記吸収体の一部と重なるように、当該複数の前側伸縮部材及び当該複数の後側伸縮部材を配置した、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の紙おむつ。
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