JP4023880B2 - パンツ型使い捨て紙おむつ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パンツ型使い捨て紙おむつに係り、特に、幼児または小児などの着用者の体形にフィットし、腰部開口面からの尿漏れ、便漏れを防止するパンツ型の使い捨て紙おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、本体バックシートと紙おむつ本体との間に少なくとも脚回り部分に前記各シートにより構成されるフラップ部分を残して吸収体が内包され、使用に際しては前身頃に対して後身頃に固定された止着テープを止着することにより、着用者の股間部分を包むようにした紙おむつが汎用されている。
【0003】
ところが、おむつ離れを促進するなどの目的で、あるいはその都度止着テープを用いての装着作業から大人を解放し、装着を簡便化するなどの目的をもって、近年、いわゆるパンツタイプの紙おむつが開発されている。さらに、着用者である幼児や小児の体形は、一般に、成人より腹部および尻部が突出し丸みを帯びており、肌が敏感であるので、紙おむつ自体のずり落ちを防止できる範囲内で腹部の圧迫を可能な限り避けるべきであるとの観点から、着用者の腹部に対する過度の圧迫力の作用を防止するパンツタイプの紙おむつについて、種々の提案がなされている。
【0004】
たとえば、本発明者は図8に示されるような紙おむつを特願平8−291472号において提案した。この紙おむつでは、透液性トップシートと、ポリエチレン等からなる不透液性バックシートと、これらの間に介在された上吸収体主体13Aおよび下吸収体主体13Bとからなる吸収体主体13とを有する紙おむつ本体10と、裏面バックシート22と表面バックシート21とを有する本体バックシート20とを有し、さらに各要所に弾性伸縮性を付与し、尿や軟便漏れを防止するために、種々の弾性伸縮部材を本体バックシート20に一体化させたものである。
【0005】
この態様においては、紙おむつ本体10の不透液性バックシートがほぼ全面においてホットメルト接着剤Hにより本体バックシート20の表面バックシート21に対して固定されている。さらに、これを前後方向に折り畳み(ラインLを中心として折り畳み)、かつ折り畳んだ両側縁部分を超音波溶接法等で固定することにより、パンツタイプの紙おむつとされるものである。
【0006】
この場合、前述の弾性伸縮部材として、たとえば、紙おむつの開口部を封止する腰回り弾性伸縮部材、それぞれ腹部および背側に対して当たりずり落ちを防止する腹部弾性伸縮部材および背側弾性伸縮部材、ならびに脚回りを封止する脚回り第1弾性伸縮部材および脚回り第2弾性伸縮部材が設けられる。
【0007】
他方、近年のパンツタイプの紙おむつにおいては、腹部および背側に対して当たりずり落ちを防止する腹部弾性伸縮部材および背側弾性伸縮部材を設ける傾向にある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特願平8−291472号発明や、近年の腹部弾性伸縮部材および背側弾性伸縮部材を設けたパンツタイプの紙おむつでは、吸収体要素が透液性トップシートおよび不透液性バックシートに対して一体化された構造の下で、腹部弾性伸縮部材および背側弾性伸縮部材が不透液性バックシートに対してホットメルト接着剤などにより一体化されている。
【0009】
しかし、吸収体または吸収体要素は、半剛性を示す。したがって、前記の腹部弾性伸縮部材および背側弾性伸縮部材が不透液性バックシートに対して固定された構造では、前記の腹部弾性伸縮部材および背側弾性伸縮部材の伸縮性が、半剛性の吸収体または吸収体要素に規制され、十分な伸縮性を示さず、もって、着用者へのフィット性が十分でなく、特に腰部開口面からの尿漏れ、便漏れの危険性を孕むものである。
【0010】
したがって、本発明の主たる課題は、パンツタイプの紙おむつにおいて、着用者へのフィット性が改良されたものを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した請求項1記載の発明は、本体バックシートと、半剛性の吸収体を含む紙おむつ本体とを有し、製品状態で前記本体バックシートの前身頃と後身頃とがその側部においてそれぞれ一体化されたパンツ型使い捨て紙おむつであって、
前記紙おむつ本体は、透液性トップシートと不透液性バックシートとそれらの間に介在された吸収体とを含み、
前記本体バックシートは、疑似砂時計形状をなし、その括れ部ではない前後の胴回り部の前記側部間が前記紙おむつ本体の幅より大きく、
前記前身頃及び後身頃において、前記本体バックシートに対して横方向に沿って、前身 頃の開口部および後身頃の開口部に腰回り弾性伸縮部材をそれぞれ固定し、
これらの腰回り弾性伸縮部材より股下側の前記前後の胴回り部領域において、前身頃締め付け用弾性伸縮部材、及び後身頃締め付け用弾性伸縮部材を、それぞれ前記本体バックシートに対して横方向に沿って前記紙おむつ本体を横切って固定し、
さらに、前記前身頃締め付け用弾性伸縮部材及び前記後身頃締め付け用弾性伸縮部材より股下側の前記前後の胴回り部領域において、複数本の前記前身頃弾性伸縮部材、及び複数本の前記後身頃弾性伸縮部材を、それぞれ前記本体バックシートに対して横方向に沿って前記吸収体を横切って固定し、
前身頃の両側縁部間を繋ぎ股下部下部を巡り、脚回りを封止する前身頃脚回り弾性伸縮部材、並びに後身頃の両側縁部間を繋ぎ股下部下部を巡り、脚回りを封止する後身頃脚回り弾性伸縮部材をそれぞれ前記本体バックシートに対して固定し、
前記本体バックシートに、前記紙おむつ本体を、その前後が前身頃締め付け用弾性伸縮部材、及び後身頃締め付け用弾性伸縮部材と交差する前固定部、及び後固定部において固定し、かつ、前記紙おむつ本体を、前記前固定部、前記後固定部及びこれらと離間する中間固定部においてのみ、前記本体バックシートに固定し、
前記中間固定部は、前記股下部下部を含み、
前記複数本の前記前身頃弾性伸縮部材及び複数本の後身頃弾性伸縮部材は、前記前後固定部と前記中間固定部との間の離間位置に設けた
ことを特徴とするパンツ型使い捨て紙おむつである。
【0012】
請求項2記載の発明は、前記前身頃脚回り弾性伸縮部材および前記後身頃脚回り弾性伸縮部材は、股下部下部において不連続である請求項1記載のパンツ型使い捨て紙おむつである。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により具体的に説明する。
図1〜図4および図6は、本発明に係るパンツタイプの紙おむつの第1の構造例を示したものである。この紙おむつは、図3および図4に構造が明示されているように、不織布などからなる透液性トップシート11とポリエチレンシートなどからなる不透液性バックシート12とにより、綿状パルプなどからなる吸収体13を含む構造の紙おむつ本体10が、本体バックシート20に設けられている。
【0015】
実施例における吸収体13は、広い面積の砂時計形の上吸収体主体13Aと若干狭い面積の長方形の下吸収体主体13Bとを含み、これらがティシュペーパー13C,13Dで包まれ、図示しないが適宜の位置に高分子吸収ポリマーを含有し、全体として寸法が変化しないが変形が可能な半剛性を示す。
【0016】
逆に、この吸収体13上に対して、透液性トップシート11がほぼ全面においてホットメルト接着剤H(他の各部位への接着のために用いるホットメルト接着剤についても同一の符号Hで図示する)により固定され、吸収体13下に対して、不透液性バックシート12がホットメルト接着剤Hにより固定され、紙おむつ本体10を構成している。
【0017】
さらに、前記の構成要素からなる紙おむつ本体10に対して、広い面積の弾性伸縮性を示す本体バックシート20が別途設けられている。本体バックシート20は、フラップ部を形成すべく吸収要素より外形が大きく、全体として疑似砂時計形状をなしており、裏面バックシート22に対して、表面バックシート21をホットメルト接着剤Hによって貼り合わせたものである。
【0018】
製品の両側、より詳細には紙おむつ本体10の両側にはサイドバリヤーカフス30,30が設けられている。これらのバリヤーカフス30,30は好ましくは不透液性または撥水性を示すシートを構成要素とする。
【0019】
サイドバリヤーカフス30は、その構成シートの一側部が表面バックシート21と不透液性バックシート12との間に介在され、それらにホットメルト接着剤Hによりそれぞれ固定され、外側縁部においてティシュペーパー13Dの側縁を包みながら製品の表面側に折り返され、折り返し部分が製品の中央線側に延在し、その延在部分の一部が内側縁部を構成して内側に折り返され、さらに、構成シートの前記内側縁部において第1起立用弾性伸縮部材31が、また、前記外側縁部において第2起立用弾性伸縮部材32が、ホットメルト接着剤(符号で図示せず)により構成シートに固定され、これらの第1起立用弾性伸縮部材31と第2起立用弾性伸縮部材32との中間がホットメルト接着剤Hにより透液性トップシート11の側縁部に固定されている。
【0020】
サイドバリヤーカフス30を構成する構成シートの前記内側縁部近傍の製品の前後端部は、透液性トップシート11に対して図示しないホットメルト接着剤により固定されている。
【0021】
その結果、図3の右方において仮想線で図示するように、第1起立用弾性伸縮部材31の前後端部は紙おむつ本体10に拘束される結果、製品の使用状態において、その中間部のみが自由端部となり、第1起立用弾性伸縮部材31の収縮力に伴って製品の内側に向かって起立し、第1バリヤーカフス部B1を構成する。これに対して、サイドバリヤーカフス30を構成するシートの前記外側縁部の前後端部も、裏面バックシート22が透液性トップシート11およびサイドバリヤーカフス30の前後端部を覆うように表面側に折り返されて(この構造の詳細は図示していないが、折り返し部を図1に符号22aで示す。)ホットメルト接着剤により固定される結果、前後端部は紙おむつ本体10に拘束され、製品の使用状態において、その中間部のみが自由端部となり、第2起立用弾性伸縮部材32の収縮力に伴って製品の外側に向かって起立し、第2バリヤーカフス部B2を構成する。
【0022】
図3の例に対して、ティシュペーパー13Dが第2バリヤーカフス部B2まで延在することなく、図5に示されているように、上吸収体主体13Aと若干狭い面積の長方形の下吸収体主体13Bとを含む変形例も提案される。
【0023】
一方、製品を着用者に対してフィットさせ、かつ尿や便の漏れ防止するために、主に図2に明示されているように、各種の弾性伸縮部材が表面バックシート21と裏面バックシート22との間に介在され、両シートに対してホットメルト接着剤Hにより固定されている。
【0024】
以下にこれについて詳述すると、前身頃Fおよび後身頃Bにおいて、前記各種の弾性伸縮部材が設けられる。本体バックシート20に対して横方向に沿ってたとえば糸ゴムからなる1本または複数本(図2の例では、後述するように、前固定部10Aにより一体化された1本の前身頃締め付け用弾性伸縮部材41a、及び後固定部10Bにより一体化された2本の後身頃締め付け用弾性伸縮部材41bの合計3本)の前身頃締め付け用弾性伸縮部材41aおよび後身頃締め付け用弾性伸縮部材41bを、紙おむつ本体10と一体的に設け、また本体バックシート20に対して横方向に沿って、かつ、たとえば糸ゴムからなる1本または複数本(図2の例では、前固定部10Aにより一体化されていない5本の前身頃弾性伸縮部材42a、及び後固定部10Aにより一体化されていない9本の後身頃弾性伸縮部材42b、合計14本)の前身頃弾性伸縮部材42aおよび後身頃弾性伸縮部材42bを、紙おむつ本体10と一体化しないで設けてある。
【0025】
さらに、図示例のように、後身頃弾性伸縮部材42bを後身頃フィット用弾性伸縮部材として、その両端部がほぼ脚回り開口部に位置するようにし、中央部が背中側に膨らみ、かつその中央部が臀部個所に位置させることもできる。これにより、お尻の下部の丸みに沿って後身頃Bの開口部の上端部分を臀部より若干上の背骨領域に引き上げることができ、後身頃Bの吸収体主体13を着用者に好適にフィットさせるようになる。
【0026】
紙おむつ本体10の不透液性バックシート12と、前身頃弾性伸縮部材42a,後身頃弾性伸縮部材42bと接している表面バックシート21とは、実施の形態では前述のように合計14本の前身頃弾性伸縮部材42aおよび後身頃弾性伸縮部材42bに対応する個所においては固定されておらず、不透液性バックシート12におけるその他の個所が、表面バックシート21とホットメルト接着剤Hにより固定されている。詳しくは、図1に示すように、紙おむつ本体10は、長手方向前後両端部の前固定部10A、後固定部10B及びこれらと離間する中間固定部10Cにおいて、ホットメルト接着剤Hにより本体バックシート20に固定され、中間固定部10Cにおける紙おむつ本体10の側部は、本体バックシート20に固定されていない。
【0027】
また、前身頃Fの開口部および後身頃Bの開口部において、たとえば帯ゴムなどからなる、図示例では各4本の腰回り弾性伸縮部材44,45がそれぞれ設けられている。
【0028】
一方、両脚回りを封止する1本または複数本(図示例では各3本)の脚回り弾性伸縮部材46,47が設けられている。これらの脚回り弾性伸縮部材46,47は、図示例において、脚回り弾性伸縮部材46においては、前身頃Fの両側縁部間を繋ぎ股下下部に向かって膨らみ、脚回り弾性伸縮部材47においては、後身頃Bの両側縁部間を繋ぎ股下下部に向かって膨らみ、弾性伸縮部材46,47の最下部が前後方向中央線L(図1参照)近傍において接近しているものである。弾性伸縮部材46,47の最下部は、図2の仮想線で示すように、連続するほか、その仮想線部分を切除することが可能である。
【0029】
かかる構造においては、図6に示されているように、本体バックシート20が前後方向に折り重ねられ、その側部20X,20X(図2参照)相互が熱溶着またはホットメルト接着剤などにより接合され、パンツ型の紙おむつが組み立てられる。
【0030】
かかる態様においては、各弾性伸縮部材41〜47の一部の部材は、紙おむつ本体10とホットメルト接着剤Hにより固定され一体的な構造となっているが、他の各弾性伸縮部材41〜47は、紙おむつ本体10とは一体化されていないため、おむつ全体において伸縮部分が増加し、着用者に対してはかせやすい構造となり、かつ、吸収体主体13を着用者に好適にフィットさせるようになる。
【0031】
脚回り弾性伸縮部材46,47は、もとより脚回り開口部を封止してフィット性を高める。腰回り弾性伸縮部材44,45は、腰回りからの尿や便の漏れを防止する。
【0032】
図7は第2の例を示したもので、第1の例における弾性伸縮部材の配設位置および形状を変化させたものである。
【0033】
各種の弾性伸縮部材の各態様は、着用者の年齢、および購入者の目的とする機能の選択によって提供される。
【0034】
実施例におけるバリヤーカフスは、第1バリヤーカフス部B1と第2バリヤーカフスB2とが形成される構造である。この構造においては、尿または特に軟便で第1バリヤーカフス部B1を越えたとしても、第2バリヤーカフスB2で封止する機能がある。
【0035】
実施例1に係る紙おむつにおいては、本体バックシート20が弾性伸縮性を示す。したがって、おむつを装着させたとき、着用者に対して本体バックシート20の全体が締め付けるようになり、これに伴って着用者の動きが活発であったとしても、吸収体主体13が肌から離れることなく、常時フィットするようになる。
【0036】
バリヤーカフスとして、ほぼ全体を折り返し二重シートとしたが、起立部は一重シートであってもよい。起立用弾性伸縮部材の本数などは適宜である。また、バリヤーカフスは省略することも可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、伸縮性を向上させることができ、着用者の体形に対するフィット性を向上させ、かつ着用者に対するはかせやすさを向上させることが可能となる。
【0038】
また、各請求項においては、次記のように特有の効果を奏する。
(1)請求項1
前身頃および後身頃において、本体バックシートに対して横方向に沿って1本または複数本の締め付け用弾性伸縮部材を一体的に設け、複数本の前身頃弾性伸縮部材および複数本の後身頃弾性伸縮部材は、紙おむつ本体と一体化されていないものであるために、その複数本の前身頃弾性伸縮部材および複数本の後身頃弾性伸縮部材は、半剛性の吸収体に規制されることなく(吸収体と離間して)、本体バックシートを収縮させる。したがって、本体バックシートの収縮代が紙おむつの幅方向全体にわたり、収縮代が大きくなり、好適に着用者に対してフィットさせることができる。また、これによって腹回りをしっかり固定でき、ずれを確実に防止できる。さらに、未着用時において、ギャザーが腹回り全体にわたって形成されるので、消費者に対してはかせ易い印象をアピールできる。
【0039】
(2)請求項2
紙おむつ本体は、本体バックシートに固定する必要があり、その際たとえば、紙おむつ本体の長手方向前後端部のみを本体バックシートに固定することも考えられる。しかし、装着状態を考えると、紙おむつ本体における、動きの激しい脚回り部分に相当する股下部分が本体バックシートに対してフリーであると、紙おむつ本体の股下部分が過度に自由に動き、脚回り部分においての漏れが生じる可能性が大きい。
【0040】
そこで、紙おむつ本体を、その長手方向両端部とこれと離間する中間固定部において本体バックシートに固定すれば、紙おむつ本体が過度に自由に動き、脚回り部分において漏れが生じることを防止できる。
【0041】
この場合、前記紙おむつ本体と一体化されていない複数本の前身頃弾性伸縮部材および複数本の後身頃弾性伸縮部材、前記離間部に位置させれば、前記の効果を奏するものとなる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例における製品の展開図である。
【図2】 吸収要素との関係を示した展開図である。
【図3】 図1における4−4線矢視図である。
【図4】 図1における5−5線矢視図である。
【図5】 別の態様における図1における4−4線矢視相当図である。
【図6】 本発明に係るパンツ型紙おむつの製品状態斜視図である。
【図7】 第2の実施例における製品の展開図である。
【図8】 従来のパンツ型紙おむつの展開図である。
【符号の説明】
10…紙おむつ本体、11…透液性トップシート、12…不透液性バックシート、13…吸収体主体、20…本体バックシート、21…表面バックシート、22裏面バックシート、30…サイドバリヤーカフス、31…第1起立用弾性伸縮部材、32…第2起立用弾性伸縮部材、41a…前身頃締め付け用弾性伸縮部材、41b…後身頃締め付け用弾性伸縮部材、42a…前身頃弾性伸縮部材、42b…後身頃弾性伸縮部材、44,45…腰回り弾性伸縮部材、46,47…脚回り弾性伸縮部材、F…前身頃、B…後身頃、H…ホットメルト接着剤。
Claims (2)
- 本体バックシートと、半剛性の吸収体を含む紙おむつ本体とを有し、製品状態で前記本体バックシートの前身頃と後身頃とがその側部においてそれぞれ一体化されたパンツ型使い捨て紙おむつであって、
前記紙おむつ本体は、透液性トップシートと不透液性バックシートとそれらの間に介在された吸収体とを含み、
前記本体バックシートは、疑似砂時計形状をなし、その括れ部ではない前後の胴回り部の前記側部間が前記紙おむつ本体の幅より大きく、
前記前身頃及び後身頃において、前記本体バックシートに対して横方向に沿って、前身頃の開口部および後身頃の開口部に腰回り弾性伸縮部材をそれぞれ固定し、
これらの腰回り弾性伸縮部材より股下側の前記前後の胴回り部領域において、前身頃締め付け用弾性伸縮部材、及び後身頃締め付け用弾性伸縮部材を、それぞれ前記本体バックシートに対して横方向に沿って前記紙おむつ本体を横切って固定し、
さらに、前記前身頃締め付け用弾性伸縮部材及び前記後身頃締め付け用弾性伸縮部材より股下側の前記前後の胴回り部領域において、複数本の前記前身頃弾性伸縮部材、及び複数本の前記後身頃弾性伸縮部材を、それぞれ前記本体バックシートに対して横方向に沿って前記吸収体を横切って固定し、
前身頃の両側縁部間を繋ぎ股下部下部を巡り、脚回りを封止する前身頃脚回り弾性伸縮部材、並びに後身頃の両側縁部間を繋ぎ股下部下部を巡り、脚回りを封止する後身頃脚回り弾性伸縮部材をそれぞれ前記本体バックシートに対して固定し、
前記本体バックシートに、前記紙おむつ本体を、その前後が前身頃締め付け用弾性伸縮部材、及び後身頃締め付け用弾性伸縮部材と交差する前固定部、及び後固定部において固定し、かつ、前記紙おむつ本体を、前記前固定部、前記後固定部及びこれらと離間する中間固定部においてのみ、前記本体バックシートに固定し、
前記中間固定部は、前記股下部下部を含み、
前記複数本の前記前身頃弾性伸縮部材及び複数本の後身頃弾性伸縮部材は、前記前後固定部と前記中間固定部との間の離間位置に設けた
ことを特徴とするパンツ型使い捨て紙おむつ。 - 前記前身頃脚回り弾性伸縮部材および前記後身頃脚回り弾性伸縮部材は、股下部下部において不連続である請求項1記載のパンツ型使い捨て紙おむつ。
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