JP3889975B2 - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パンツ式又はテープ式の使い捨て紙おむつに関し、さらに詳細には、着用者の両脚部を自由に動かすことができ、また、股ずれや液漏れを防止でき、さらにまた、パッドとしても使用できるすっきりタイプの使い捨て紙おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乳幼児や要介護者等に使用されているパンツ式又はテープ式の使い捨て紙おむつには種々の形状のものが提案され、実用化されているが、その基本的な構成は殆ど大差のないものである。
【0003】
図12はその一例であるテープ式の使い捨て紙おむつ(以下、「紙おむつ100」という)を展開して表面から見た平面図であり、図13はこの紙おむつ100の組立体、すなわち使用時の形態を示す斜視図である。
【0004】
図示するように、この紙おむつ100は、不織布等からなる透液性トップシート101と、ポリエチレン等からなる不透液性バックシート102と、これらのシート間に介在された綿状パルプ等からなる吸収体103と、この吸収体103を長手方向両側より挟むようにしてトップシート101の表面側に設けられた立体ギャザー104等により構成された紙おむつ本体105を前身頃F’及び後身頃B’に設け、全体を、平面視擬似砂時計形状としたものである。なお、脚周り部A’の内側、及び、前身頃F’と後身頃B’の胴回り部D’にはゴム紐等からなる弾性伸縮部材107が設けられている。この弾性伸縮部材107を含む脚周り部A’により、図13に示すような脚開口部(レッグホール)108が形成されている。
【0005】
この紙おむつ100を使用する場合には、全体を長手方向中央部、すなわち着用者の股間中心部K’の位置より上下方向に二つに折り返して前身頃F’と後身頃B’を形成し、着用者の股間部に装着後、後身頃B’の胴周り部D’端部に連結されたファスニングテープ等の止着テープT’面(オス材面)を前身頃F’の胴周り部D’の裏面(メス材面)に止着することにより身体に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この紙おむつ100は、前身頃F’と後身頃B’とを連結する股間中心部K’において、図12及び図13に符号d’で示す幅方向の寸法が通常15〜20cmと広幅に設定されているため、着用したときに股間部が嵩張ったり膨らんだりして見栄えが悪く、また、着用者の股間部がおむつの内面によって強く擦られるために股ずれを起こし易いという欠点がある。さらにまた、脚開口部108から出た着用者の両脚の動きが制約され、自由度が失われるために、歩く上にも支障がある等の理由により、このような従来の紙おむつ100は着用者にすっきり感を与えるものではなかった。
【0007】
また、このような紙おむつ100は、従来、例えば図14に斜視図で示すような股漏れ防止用のパッド200と併用されることがある。このパッド200は、透液性トップシート201と、不透液性バックシート202と、これらのシート間に介在された吸収体203と、この吸収体203を長手方向両側より挟むようにしてトップシート201の表面側に設けられた立体ギャザー204と、立体ギャザー204の外側に設けられた脚周り弾性伸縮部材205等からなる全体が矩形状のもので、紙おむつ100の内側表面に重ねられ、着用者の股間部に当接するようにして使用される。しかしながら、このパッド200は、その股間部の幅方向寸法d”が前記紙おむつ100と同様に広く設定されているために、上述したような欠点がさらに増し、このため着用者には一層強い不快感を与えるものとなっていた。
【0008】
しかし、だからといって、このような紙おむつ100、あるいはパッド200の股間部幅をただ単に狭めただけでは、この股間部から尿等が外に漏れ出したり、紙おむつ、あるいはパッド自体の強度の低下に伴い耐久性がなくなる等の問題があった。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、着用者の両脚部を自由に動かすことができ、また、股ずれや液漏れを防止でき、さらにまた、パッドとしても使用できるすっきりタイプの使い捨て紙おむつを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、表面側を覆う透液性トップシートと、裏面側を覆う不透液性バックシートと、前記各シート間に介在された吸収体と、前記透液性トップシートの表面における前記吸収体の両側に夫々設けられた立体ギャザーとからなる紙おむつ本体を有するパンツ式又はテープ式の使い捨て紙おむつであって、前記紙おむつ本体は、その股間中心部側が前記吸収体の中央部より狭幅に形成され、前記立体ギャザーは胴回り部側では開放され、前記股間中心部側では一方の側部から他方の側部に跨って横切るようにして前記股間中心部側に突状とされた湾曲形状に形成されてなり、かつ当該紙おむつ本体は前記紙おむつの前身頃及び/又は後身頃の位置に設けられていることを特徴とする使い捨て紙おむつによって達成される。
【0012】
また、本発明の上記目的は、前記紙おむつ本体は、止着部材を介して前記前頃及び/又は後身頃に取り付けられていることを特徴とする紙おむつによってより効果的に達成される。
【0013】
さらにまた、本発明の上記目的は、前記紙おむつの股間中心部位置における幅方向の寸法は1〜4cmであることを特徴とする使い捨て紙おむつによってより効果的に達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内容を実施の形態を示す添付図面に基づき詳述する。
【0015】
図1は、本発明の第1の実施例に係わるテープ式の使い捨て紙おむつ(以下、「紙おむつ10」という)を展開して表面から見た平面図、図2は図1のII−II断面矢視図、図3は図1において円IIIで示す要部の斜視図、図4は本紙おむつ10の組立体、すなわち使用時の形態を示す斜視図である。
【0016】
これらの図に示されるように、本紙おむつ10は、前身頃Fと後身頃Bとを胴周り部Dの側端部Sでファスニングテープ等の止着テープTにより互いに止着してなるテープ式の紙おむつであって、表面側を覆う不織布等からなる透液性トップシート11と、裏面側を覆うポリエチレン等からなる不透液性バックシート12と、前記各シート間に介在された綿状パルプ等からなる吸収体13と、透液性トップシート11の表面における吸収体13の両側に夫々設けられた不織布等からなる立体ギャザー14とからなる紙おむつ本体15を、その股間中心部K側を吸収体13の中央部より狭幅に形成し、かつ、立体ギャザー14を股間中心部K側では一方の側部から他方の側部に跨って横切るように形成して本紙おむつ10の前身頃F及び後身頃Bの両方の位置に設けたものである。なお、前身頃F及び後身頃Bの胴周り部Dにはゴム紐等からなる弾性伸縮部材16が設けられている。この弾性伸縮部材16により、本紙おむつ10が着用者の腰部にしっかり装着される。
【0017】
本紙おむつ10の展開時における全体形状は、図1に示すように、透液性トップシート11と不透液性バックシート12とを貼り合わせてなるシート材により擬似砂時計状に形成されている。とくに左右の脚周り部Aが湾曲状に大きく切り取られ、本紙おむつ10の股間中心部K位置における幅方向の寸法dが1〜4cmの範囲に設定され、前述した従来の使い捨て紙おむつ100の股間部幅d’に較べ1/4以下の狭い幅に作られている。なお、この幅方向寸法dを5cm以上にすると、嵩張りや膨らみを生じて見栄えが悪くなる上股ずれを起こし易くなり、逆に1cm以下にすると液漏れや耐久性等の点で支障を生じる懸念がある。
【0018】
紙おむつ本体15は、図2に断面図で示すように、下層側より順に、不透液性トップシート12、防水フィルム17、吸収体13を被包したクレープ紙18、透液性トップシート11、そしてこの上に取り付けられた立体ギャザー14により構成されている。なお、防水フィルム17及びクレープ紙18等は必要に応じて設けられる。
【0019】
立体ギャザー14は、図1に平面図で示すように、胴周り部D側が広く開放され、上述したように股間中心部K側では一方の側部から他方の側部に跨って横切るようにして、股間中心部側に突状とされた湾曲形状に形成され、また図2に断面図で示すように、その内部に設けられた複数本のゴム紐等の弾性伸縮部材19により先端部が内側に傾けられ、透液性トップシート11の表面にホットメルト接着剤等により取り付けられている。立体ギャザー14を前身頃F及び後身頃Bに設けることにより、紙おむつ本体15が着用者の身体にフィットし、着用者の尿や便等の漏れ出しが防止される。図3は、このように前身頃F側及び後身頃B側に設けられた立体ギャザー14の股間部位置における配置状態を示したものである。
【0020】
図4は、以上のとおり構成された本紙おむつ10の組立体、すなわち着用者が着用し使用するときの形態を示したものである。本紙おむつ10は、紙おむつ本体15を含む擬似砂時計形状のシート材を長手方向中央部、すなわち着用者の股間中心部K位置より長手方向に二つに折り返して前身頃Fと後身頃Bを形成し、着用者の股間部に装着後、後身頃Bの胴周り部D端部に連結された止着テープT面(オス材面)を前身頃Fの胴周り部Dのバックシート12面(メス材面)に止着することにより身体に固定して使用される。
【0021】
以上に説明したように、本紙おむつ10は、股間部が従来の1/4以下の狭幅に作られているので、股間部の嵩張りや膨らみがなくなって見栄えがよくなり、また、着用者は脚開口部20から外に出た両脚を自由に動かすことができるので歩行が楽になる。また、おむつの股間部に当接する範囲が狭められ、当たりが弱められるので股ずれを起こすことがなくなる。
【0022】
さらにまた、立体ギャザー14が狭幅の股間部の近傍まで延設され、かつ、この股間部側が一方の側部から他方の側部に跨って横切るように袋状に形成されているので、尿や便等の排泄物の漏れ出しをこの立体ギャザー14により確実に防止することができる。
【0023】
このように、本紙おむつ10によれば、着用者にすっきり感を与えることができ、おむつ交換を抵抗なく楽しく行うことができる。
【0024】
以上、本発明の内容を一実施例に基づき説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、構成を種々に変更することができる。
【0025】
図5は本発明の第2の実施例に係わる一種のパンツ式の使い捨て紙おむつ(以下、「紙おむつ30」という)を展開して表面から見た平面図、図6は本紙おむつ30の組立体、すなわち使用時の形態を示す斜視図である。なお、以下の実施例においては、前記第1実施例に係わる紙おむつ10の構成部品と対応する構成部品には類似の符号を付して説明する。
【0026】
本紙おむつ30は、前身頃F1と後身頃B1とを胴周り部D1の側端部S1でホットメルト接着剤等により接合してなるパンツ式の紙おむつであって、表面側を覆う透液性トップシート31と、裏面側を覆う不透液性バックシート32と、前記各シート間に介在された吸収体33と、透液性トップシート31の表面側における吸収体33の両側に夫々設けられた立体ギャザー34とからなる紙おむつ本体35を、図5に示すように、その股間中心部K1側を吸収体33の中央部より狭幅に形成し、かつ、立体ギャザー34の股間中心部K1側を一方の側部から他方の側部に跨って横切るように形成し、このように構成した紙おむつ本体35を本紙おむつ30の後身頃B1の位置に設けたものである。なお、本紙おむつ30においても、第1実施例に係る紙おむつ10と同様に、前身頃F1と後身頃B1とを連結する股間部、すなわち股間中心部K1位置における幅方向寸法d1が1〜4cmの範囲に設定されている。
【0027】
本紙おむつ30の展開時における形状は、図5に示すように、後身頃B1が透液性トップシート31と不透液性バックシート32とを貼り合わせてなるシート材により擬似砂時計の上半分の形状に形成されているのに対し、前身頃F1は股間部及び胴周り部D1が帯状に形成されている。なお、前身頃F1の胴回り部D1及び後身頃B1の胴回り部D1には弾性伸縮部材36が夫々設けられている。
【0028】
なお、紙おむつ本体35及び立体ギャザー34は、夫々、第1実施例に係わる紙おむつ本体15及び立体ギャザー14と実質的に同一の構成であるので、この説明は省略する。
【0029】
このように、本紙おむつ30は紙おむつ本体35を後身頃B1側に配置してなるもので、股間部が狭幅に形成されていることから、第1実施例の紙おむつ10と同様に、両脚部を自由に動かすことができ、また、股ずれを起こすことがなく、さらにまた、後身頃B1側に設けられた立体ギャザー34により排泄物、とくに便の漏れ出しを完全に防止することができる。
【0030】
なお、この第2実施例に係わる紙おむつ30では、紙おむつ本体35を後身頃B1側に配置して便の漏れ出し防止を図ったが、必要に応じ、これを前身頃F1側に配置し、尿の漏れ出し防止を図った紙おむつとしてもよい。
【0031】
図7は本発明の第3の実施例に係わるパンツ式の使い捨て紙おむつ(以下、「紙おむつ40」という)を展開して表面から見た平面図、図8は本紙おむつ40の組立体、すなわち使用時の形態を示す斜視図である。
【0032】
本紙おむつ40は、前身頃F2と後身頃B2とを胴周り部D2の側端部S2でホットメルト接着剤等により接合してなるパンツ式の紙おむつであって、第2実施例に係わる紙おむつ30と対比すると、表面側を覆う透液性トップシート41と、裏面側を覆う不透液性バックシート42と、前記各シート間に介在された吸収体43と、この吸収体43を円弧状に取り囲むようにし、かつ股間部近傍の先端部を袋状に形成して透液性トップシート41の表面側に設けた立体ギャザー44とからなる紙おむつ本体45を有する点で共通するが、この紙おむつ本体45が前身頃F2側から後身頃B2の股間部側の一部に跨って設けられ、また、股間中心部K2における幅方向寸法d2及び胴周り部D2が紙おむつ30より広幅に設定されている点で相違している。
【0033】
本紙おむつ40は、このように立体ギャザー44が前身頃F2の全域から後身頃B2の臀部位置まで覆うように設けられているので、尿と便の両方の漏れ出しを防止することができる。また、胴周り部D2が広幅に作られているので、本紙おむつ40を着用者の腰部にしっかり固定することができる。なお、本紙おむつ40は、必要に応じ、前身頃F2と後身頃B2とを逆にして構成した紙おむつとすることもできる。
【0034】
以上、本発明に関し、紙おむつ本体を前身頃及び/又は後身頃の位置に設けてパンツ式、あるいはテープ式の紙おむつとした場合について説明したが、本発明においては、前記紙おむつ本体を従来公知のパンツ式、あるいはテープ式の紙おむつの内部に装着することにより、従来の股漏れ防止用パッドとしても使用することができる。
【0035】
すなわち、先ず、図1に示す第1実施例に係わる紙おむつ10については、紙おむつ本体15の裏面側に仮想線で示すような止着テープ(オス材)T10を設けておき、この止着テープT10を従来紙おむつの表面(メス材)に止着することによりパッド用として使用することができる。本紙おむつ10をこのように使用すると、尿や便等の漏れ出しが二重に防止される上、汚れた場合にはこの内部の紙おむつ10のみを交換すればよく、また、股間部が狭幅に作られているので従来パッドの有する前述したような欠点が全て解消される。とくに、本紙おむつ10自体が止着テープT10により紙おむつの内面にしっかり固定されるので、おむつずれに起因した股ずれが防止され、また、止着テープTが紙おむつ内面に対し着脱自在となっているので、おむつ交換が簡単かつ短時間にできる利点がある。
【0036】
次に、図5に示す第2実施例に係わる紙おむつ30については、胴周り部D1の裏面に前記同様な止着テープT30を設けることにより、また、図7に示す第3実施例に係わる紙おむつ40についても止着テープT40を設けることにより、夫々、前記同様な効果が得られる。
【0037】
以上は、紙おむつ本体を前身頃及び/又は後身頃の位置に設けてなる紙おむつをパッド用として使用する場合であるが、この紙おむつ本体は単独でパッド用として使用することもできる。
【0038】
図9はその一実施形態である紙おむつ本体55の展開平面図である。すなわち、この紙おむつ本体55は、透液性トップシート51と、不透液性バックシート52と、吸収体53と、吸収体53を取り囲むように透液性トップシート51の表面に形成され、狭幅の股間部側を一方の側部から他方の側部に跨って横切るように形成された立体ギャザー54と、弾性伸縮部材56等を含む全体形状及び構成が実質的に前記各実施例における紙おむつ本体と同一なものであって、胴回り部D3の両側端部及び股間部側端部S3の裏面に設けられた止着テープT3を介して、前記同様に、従来紙おむつの表面に着脱自在に止着されて使用されるものである。この紙おむつ本体55によっても前記同様な効果が得られる。
【0039】
図10は、他の実施形態に係わる紙おむつ本体65の平面図であって、立体ギャザー64が吸収体63を略楕円状に取り囲むようにして袋状に設けられている点を除き、前記紙おむつ本体55と実質的に同一な構成をなし、前記同様に、止着テープT4を介して従来紙おむつの内面に止着されて使用される。図11は、この紙おむつ本体65が前記従来のテープ式紙おむつ100の内部に止着されて使用される状態を示す斜視図である。この紙おむつ本体65によっても、前記同様な効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明は、表面側を覆う透液性トップシートと、裏面側を覆う不透液性バックシートと、前記各シート間に介在された吸収体と、前記透液性トップシートの表面における前記吸収体の両側に夫々設けられた立体ギャザーとからなる紙おむつ本体を有するパンツ式又はテープ式の使い捨て紙おむつであって、前記本体は、その股間中心部側が前記吸収体の中央部より狭幅に形成され、前記立体ギャザーは胴回り部側では開放され、前記股間中心部側では一方の側部から他方の側部に跨って横切るようにして前記股間中心部側に突状とされた湾曲形状に形成されてなり、かつ当該紙おむつ本体は前記紙おむつの前身頃及び/又は後身頃の位置に設けられている使い捨て紙おむつであるので、着用者は両脚部を自由に動かすことができ、また、股ずれを起こすことがなく、さらにまた、液漏れを完全に防止することができる。よって本発明に係る紙おむつによれば、着用者にすっきり感を与えることができる。
【0041】
とくに、前記紙おむつ本体を止着部材を介して従来紙おむつの前身頃及び/又は後身頃の内面に取り付けて使い捨て紙おむつを形成すると、この紙おむつ本体をパッド用として使用することができる。このような紙おむつによれば、排泄物の漏れ出しをさらに確実に防止することができ、また、おむつ交換が簡単かつ短時間にできるという実用上顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる使い捨て紙おむつの展開平面図である。
【図2】図1のII−II断面矢視図である。
【図3】図1に示す紙おむつの要部の斜視図である。
【図4】図1に示す紙おむつの組立体の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例に係わる使い捨て紙おむつの展開平面図である。
【図6】図5に示す紙おむつの組立体の斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係わる使い捨て紙おむつの展開平面図である。
【図8】図7に示す紙おむつの組立体の斜視図である。
【図9】本発明に係わる紙おむつの変更例を示す展開平面図である。
【図10】本発明に係わる紙おむつの他の変更例を示す展開平面図である。
【図11】本発明に係わる紙おむつ本体を従来の紙おむつの内部に止着して使用する状態を示す斜視図である。
【図12】従来の紙おむつの展開平面図である。
【図13】図12に示す紙おむつの組立体の斜視図である。
【図14】従来のパッドの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,30,40 本発明の使い捨て紙おむつ
11,31,41,51,61,101,201 透液性トップシート
12,32,42,52,62,102,202 不透液性バックシート
13,33,43,53,63,103,203 吸収体
14,34,44,54,64,104,204 立体ギャザー
15,35,45,55,65,105 紙おむつ本体
23,108 脚開口部
100 従来の使い捨て紙おむつ
200 従来のパッド
A,A’ 脚周り部
B,B1,B2,B’ 後身頃
F,F1,F2,F’ 前身頃
D,D1,D2,D3,D4,D’ 胴回り部
T,T1,T2,T3,T4,T’ 止着(ファスニング)テープ
K,K1,K2,K’ 股間中心部
d,d1,d2,d3,d4,d’,d” 幅方向寸法

Claims (3)

  1. 表面側を覆う透液性トップシートと、裏面側を覆う不透液性バックシートと、前記各シート間に介在された吸収体と、前記透液性トップシートの表面における前記吸収体の両側に夫々設けられた立体ギャザーとからなる紙おむつ本体を有するパンツ式又はテープ式の使い捨て紙おむつであって、前記紙おむつ本体は、その股間中心部側が前記吸収体の中央部より狭幅に形成され、前記立体ギャザーは胴回り部側では開放され、前記股間中心部側では一方の側部から他方の側部に跨って横切るようにして前記股間中心部側に突状とされた湾曲形状に形成されてなり、かつ当該紙おむつ本体は前記紙おむつの前身頃及び/又は後身頃の位置に設けられていることを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  2. 前記紙おむつ本体は、止着部材を介して前記前身頃及び/又は後身頃に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て紙おむつ。
  3. 前記紙おむつの前記股間中心部位置における幅方向の寸法は1〜4cmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の使い捨て紙おむつ。
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