JP2003250835A - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

使い捨て紙おむつ

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JP2003250835A
JP2003250835A JP2002052951A JP2002052951A JP2003250835A JP 2003250835 A JP2003250835 A JP 2003250835A JP 2002052951 A JP2002052951 A JP 2002052951A JP 2002052951 A JP2002052951 A JP 2002052951A JP 2003250835 A JP2003250835 A JP 2003250835A
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diaper
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crotch
disposable
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Abstract

(57)【要約】 【課題】着用者の両脚部を自由に動かすことができ、ま
た、股ずれや液漏れが防止でき、さらにまた、パッドと
しても使用できるすっきりタイプの使い捨て紙おむつを
提供すること。 【解決手段】表面側を覆う透液性トップシートと、裏面
側を覆う不透液性バックシートと、前記各シート間に介
在された吸収体と、前記透液性トップシートの表面にお
ける前記吸収体の両側に夫々設けられた立体ギャザーと
からなる紙おむつ本体を有するパンツ式又はテープ式の
使い捨て紙おむつであって、前記紙おむつ本体を、股間
部側を前記吸収体の中央部より狭幅とし、かつ、前記立
体ギャザーの前記股間部側を一方の側部から他方の側部
に跨って横切るように形成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンツ式又はテー
プ式の使い捨て紙おむつに関し、さらに詳細には、着用
者の両脚部を自由に動かすことができ、また、股ずれや
液漏れを防止でき、さらにまた、パッドとしても使用で
きるすっきりタイプの使い捨て紙おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乳幼児や要介護者等に使用されて
いるパンツ式又はテープ式の使い捨て紙おむつには種々
の形状のものが提案され、実用化されているが、その基
本的な構成は殆ど大差のないものである。
【0003】図12はその一例であるテープ式の使い捨
て紙おむつ(以下、「紙おむつ100」という)を展開
して表面から見た平面図であり、図13はこの紙おむつ
100の組立体、すなわち使用時の形態を示す斜視図で
ある。
【0004】図示するように、この紙おむつ100は、
不織布等からなる透液性トップシート101と、ポリエ
チレン等からなる不透液性バックシート102と、これ
らのシート間に介在された綿状パルプ等からなる吸収体
103と、この吸収体103を長手方向両側より挟むよ
うにしてトップシート101の表面側に設けられた立体
ギャザー104等により構成された紙おむつ本体105
を前身頃F’及び後身頃B’に設け、全体を、平面視擬
似砂時計形状としたものである。なお、脚周り部A’の
内側、及び、前身頃F’と後身頃B’の胴回り部D’に
はゴム紐等からなる弾性伸縮部材107が設けられてい
る。この弾性伸縮部材107を含む脚周り部A’によ
り、図13に示すような脚開口部(レッグホール)10
8が形成されている。
【0005】この紙おむつ100を使用する場合には、
全体を長手方向中央部、すなわち着用者の股間中心部
K’の位置より上下方向に二つに折り返して前身頃F’
と後身頃B’を形成し、着用者の股間部に装着後、後身
頃B’の胴周り部D’端部に連結されたファスニングテ
ープ等の止着テープT’面(オス材面)を前身頃F’の
胴周り部D’の裏面(メス材面)に止着することにより
身体に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この紙
おむつ100は、前身頃F’と後身頃B’とを連結する
股間中心部K’において、図12及び図13に符号d’
で示す幅方向の寸法が通常15〜20cmと広幅に設定
されているため、着用したときに股間部が嵩張ったり膨
らんだりして見栄えが悪く、また、着用者の股間部がお
むつの内面によって強く擦られるために股ずれを起こし
易いという欠点がある。さらにまた、脚開口部108か
ら出た着用者の両脚の動きが制約され、自由度が失われ
るために、歩く上にも支障がある等の理由により、この
ような従来の紙おむつ100は着用者にすっきり感を与
えるものではなかった。
【0007】また、このような紙おむつ100は、従
来、例えば図14に斜視図で示すような股漏れ防止用の
パッド200と併用されることがある。このパッド20
0は、透液性トップシート201と、不透液性バックシ
ート202と、これらのシート間に介在された吸収体2
03と、この吸収体203を長手方向両側より挟むよう
にしてトップシート201の表面側に設けられた立体ギ
ャザー204と、立体ギャザー204の外側に設けられ
た脚周り弾性伸縮部材205等からなる全体が矩形状の
もので、紙おむつ100の内側表面に重ねられ、着用者
の股間部に当接するようにして使用される。しかしなが
ら、このパッド200は、その股間部の幅方向寸法d”
が前記紙おむつ100と同様に広く設定されているため
に、上述したような欠点がさらに増し、このため着用者
には一層強い不快感を与えるものとなっていた。
【0008】しかし、だからといって、このような紙お
むつ100、あるいはパッド200の股間部幅をただ単
に狭めただけでは、この股間部から尿等が外に漏れ出し
たり、紙おむつ、あるいはパッド自体の強度の低下に伴
い耐久性がなくなる等の問題があった。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、着用者の両脚部を自由に
動かすことができ、また、股ずれや液漏れを防止でき、
さらにまた、パッドとしても使用できるすっきりタイプ
の使い捨て紙おむつを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、表
面側を覆う透液性トップシートと、裏面側を覆う不透液
性バックシートと、前記各シート間に介在された吸収体
と、前記透液性トップシートの表面における前記吸収体
の両側に夫々設けられた立体ギャザーとからなる紙おむ
つ本体を有するパンツ式又はテープ式の使い捨て紙おむ
つであって、前記紙おむつ本体を、股間部側を前記吸収
体の中央部より狭幅とし、かつ、前記立体ギャザーの前
記股間部側を一方の側部から他方の側部に跨って横切る
ように形成したことを特徴とする使い捨て紙おむつによ
って達成される。
【0011】また、本発明の上記目的は、前記紙おむつ
本体は、前身頃及び/又は後身頃の位置に設けられてい
ることを特徴とする使い捨て紙おむつによってより効果
的に達成される。
【0012】また、本発明の上記目的は、前記紙おむつ
本体は、止着部材を介して前記前頃及び/又は後身頃に
取り付けられていることを特徴とする紙おむつによって
より効果的に達成される。
【0013】さらにまた、本発明の上記目的は、前記股
間部側の幅寸法は1〜4cmであることを特徴とする使
い捨て紙おむつによってより効果的に達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を実施の形態
を示す添付図面に基づき詳述する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例に係わるテ
ープ式の使い捨て紙おむつ(以下、「紙おむつ10」と
いう)を展開して表面から見た平面図、図2は図1のII
−II断面矢視図、図3は図1において円IIIで示す要部
の斜視図、図4は本紙おむつ10の組立体、すなわち使
用時の形態を示す斜視図である。
【0016】これらの図に示されるように、本紙おむつ
10は、前身頃Fと後身頃Bとを胴周り部Dの側端部S
でファスニングテープ等の止着テープTにより互いに止
着してなるテープ式の紙おむつであって、表面側を覆う
不織布等からなる透液性トップシート11と、裏面側を
覆うポリエチレン等からなる不透液性バックシート12
と、前記各シート間に介在された綿状パルプ等からなる
吸収体13と、透液性トップシート11の表面における
吸収体13の両側に夫々設けられた不織布等からなる立
体ギャザー14とからなる紙おむつ本体15を、股間部
側を吸収体13の中央部より狭幅とし、かつ、立体ギャ
ザー14の股間部側を一方の側部が他方の側部に跨って
横切るように形成して前身頃F及び後身頃Bの両方の位
置に設けたものである。なお、前身頃F及び後身頃Bの
胴周り部Dにはゴム紐等からなる弾性伸縮部材16が設
けられている。この弾性伸縮部材16により、本紙おむ
つ10が着用者の腰部にしっかり装着される。
【0017】本紙おむつ10の展開時における全体形状
は、図1に示すように、透液性トップシート11と不透
液性バックシート12とを貼り合わせてなるシート材に
より擬似砂時計状に形成されている。とくに左右の脚周
り部Aが湾曲状に大きく切り取られ、股間部の幅寸法、
すなわち股間中心部K位置の幅方向寸法dが1〜4cm
の範囲に設定され、前述した従来の使い捨て紙おむつ1
00の股間幅に較べ1/4以下の狭い幅に作られてい
る。なお、この幅方向寸法dを5cm以上にすると、嵩
張りや膨らみを生じて見栄えが悪くなる上股ずれを起こ
し易くなり、逆に1cm以下にすると液漏れや耐久性等
の点で支障を生じる懸念がある。
【0018】紙おむつ本体15は、図2に断面図で示す
ように、下層側より順に、不透液性トップシート12、
防水フィルム17、吸収体13を被包したクレープ紙1
8、透液性トップシート11、そしてこの上に取り付け
られた立体ギャザー14により構成されている。なお、
防水フィルム17及びクレープ紙18等は必要に応じて
設けられる。
【0019】立体ギャザー14は、図1に平面図で示す
ように、胴周り部D側が広く開放され、股間中心部K側
が突状とされた湾曲形状をなし、また図2に断面図で示
すように、その内部に設けられた複数本のゴム紐等の弾
性伸縮部材19により先端部が内側に傾けられ、透液性
トップシート11の表面にホットメルト接着剤等により
取り付けられている。立体ギャザー14を前身頃F及び
後身頃Bに設けることにより、紙おむつ本体15が着用
者の身体にフィットし、着用者の尿や便等の漏れ出しが
防止される。図3は、このように前身頃F側及び後身頃
B側に設けられた立体ギャザー14の股間部位置におけ
る配置状態を示したものである。
【0020】図4は、以上のとおり構成された本紙おむ
つ10の組立体、すなわち着用者が着用し使用するとき
の形態を示したものである。本紙おむつ10は、紙おむ
つ本体15を含む擬似砂時計形状のシート材を長手方向
中央部、すなわち着用者の股間中心部K位置より長手方
向に二つに折り返して前身頃Fと後身頃Bを形成し、着
用者の股間部に装着後、後身頃Bの胴周り部D端部に連
結された止着テープT面(オス材面)を前身頃Fの胴周
り部Dのバックシート12面(メス材面)に止着するこ
とにより身体に固定して使用される。
【0021】以上に説明したように、本紙おむつ10
は、股間部が従来の1/4以下の狭幅に作られているの
で、股間部の嵩張りや膨らみがなくなって見栄えがよく
なり、また、着用者は脚開口部20から外に出た両脚を
自由に動かすことができるので歩行が楽になる。また、
おむつの股間部に当接する範囲が狭められ、当たりが弱
められるので股ずれを起こすことがなくなる。
【0022】さらにまた、立体ギャザー14が狭幅の股
間部の近傍まで延設され、かつ、この股間部側が一方の
側部から他方の側部に跨って横切るように袋状に形成さ
れているので、尿や便等の排泄物の漏れ出しをこの立体
ギャザー14により確実に防止することができる。
【0023】このように、本紙おむつ10によれば、着
用者にすっきり感を与えることができ、おむつ交換を抵
抗なく楽しく行うことができる。
【0024】以上、本発明の内容を一実施例に基づき説
明したが、本発明はこれに限られるものではなく、構成
を種々に変更することができる。
【0025】図5は本発明の第2の実施例に係わる一種
のパンツ式の使い捨て紙おむつ(以下、「紙おむつ3
0」という)を展開して表面から見た平面図、図6は本
紙おむつ30の組立体、すなわち使用時の形態を示す斜
視図である。なお、以下の実施例においては、前記第1
実施例に係わる紙おむつ10の構成部品と対応する構成
部品には類似の符号を付して説明する。
【0026】本紙おむつ30は、前身頃F1と後身頃B
1とを胴周り部D1の側端部S1でホットメルト接着剤
等により接合してなるパンツ式の紙おむつであって、表
面側を覆う透液性トップシート31と、裏面側を覆う不
透液性バックシート32と、前記各シート間に介在され
た吸収体33と、透液性トップシート31の表面側にお
ける吸収体33の両側に夫々設けられた立体ギャザー3
4とからなる紙おむつ本体35を、股間部側を吸収体3
3の中央部より狭幅とし、かつ、立体ギャザー34の股
間部側を一方の側部から他方の側部に跨って横切るよう
に形成し、このように構成した紙おむつ本体35を後身
頃B1の位置に設けたものである。なお、本紙おむつ3
0においても、第1実施例に係る紙おむつ10と同様
に、前身頃F1と後身頃B1とを連結する股間部、すな
わち股間中心部K1における幅方向寸法d1が1〜4c
mの範囲に設定されている。
【0027】本紙おむつ30の展開時における形状は、
図5に示すように、後身頃B1が透液性トップシート3
1と不透液性バックシート32とを貼り合わせてなるシ
ート材により擬似砂時計の上半分の形状に形成されてい
るのに対し、前身頃F1は股間部及び胴周り部D1が帯
状に形成されている。なお、前身頃F1の胴回り部D1
及び後身頃B1の胴回り部D1には弾性伸縮部材36が
夫々設けられている。
【0028】なお、紙おむつ本体35及び立体ギャザー
34は、夫々、第1実施例に係わる紙おむつ本体15及
び立体ギャザー14と実質的に同一の構成であるので、
この説明は省略する。
【0029】このように、本紙おむつ30は紙おむつ本
体35を後身頃B1側に配置してなるもので、股間部が
狭幅に形成されていることから、第1実施例の紙おむつ
10と同様に、両脚部を自由に動かすことができ、ま
た、股ずれを起こすことがなく、さらにまた、後身頃B
1側に設けられた立体ギャザー34により排泄物、とく
に便の漏れ出しを完全に防止することができる。
【0030】なお、この第2実施例に係わる紙おむつ3
0では、紙おむつ本体35を後身頃B1側に配置して便
の漏れ出し防止を図ったが、必要に応じ、これを前身頃
F1側に配置し、尿の漏れ出し防止を図った紙おむつと
してもよい。
【0031】図7は本発明の第3の実施例に係わるパン
ツ式の使い捨て紙おむつ(以下、「紙おむつ40」とい
う)を展開して表面から見た平面図、図8は本紙おむつ
40の組立体、すなわち使用時の形態を示す斜視図であ
る。
【0032】本紙おむつ40は、前身頃F2と後身頃B
2とを胴周り部D2の側端部S2でホットメルト接着剤
等により接合してなるパンツ式の紙おむつであって、第
2実施例に係わる紙おむつ30と対比すると、表面側を
覆う透液性トップシート41と、裏面側を覆う不透液性
バックシート42と、前記各シート間に介在された吸収
体43と、この吸収体43を円弧状に取り囲むように
し、かつ股間部近傍の先端部を袋状に形成して透液性ト
ップシート41の表面側に設けた立体ギャザー44とか
らなる紙おむつ本体45を有する点で共通するが、この
紙おむつ本体45が前身頃F2側から後身頃B2の股間
部側の一部に跨って設けられ、また、股間中心部K2に
おける幅方向寸法d2及び胴周り部D2が紙おむつ30
より広幅に設定されている点で相違している。
【0033】本紙おむつ40は、このように立体ギャザ
ー44が前身頃F2の全域から後身頃B2の臀部位置ま
で覆うように設けられているので、尿と便の両方の漏れ
出しを防止することができる。また、胴周り部D2が広
幅に作られているので、本紙おむつ40を着用者の腰部
にしっかり固定することができる。なお、本紙おむつ4
0は、必要に応じ、前身頃F2と後身頃B2とを逆にし
て構成した紙おむつとすることもできる。
【0034】以上、本発明に関し、紙おむつ本体を前身
頃及び/又は後身頃の位置に設けてパンツ式、あるいは
テープ式の紙おむつとした場合について説明したが、本
発明においては、前記紙おむつ本体を従来公知のパンツ
式、あるいはテープ式の紙おむつの内部に装着すること
により、従来の股漏れ防止用パッドとしても使用するこ
とができる。
【0035】すなわち、先ず、図1に示す第1実施例に
係わる紙おむつ10については、紙おむつ本体15の裏
面側に仮想線で示すような止着テープ(オス材)T10
を設けておき、この止着テープT10を従来紙おむつの
表面(メス材)に止着することによりパッド用として使
用することができる。本紙おむつ10をこのように使用
すると、尿や便等の漏れ出しが二重に防止される上、汚
れた場合にはこの内部の紙おむつ10のみを交換すれば
よく、また、股間部が狭幅に作られているので従来パッ
ドの有する前述したような欠点が全て解消される。とく
に、本紙おむつ10自体が止着テープT10により紙お
むつの内面にしっかり固定されるので、おむつずれに起
因した股ずれが防止され、また、止着テープTが紙おむ
つ内面に対し着脱自在となっているので、おむつ交換が
簡単かつ短時間にできる利点がある。
【0036】次に、図5に示す第2実施例に係わる紙お
むつ30については、胴周り部D1の裏面に前記同様な
止着テープT30を設けることにより、また、図7に示
す第3実施例に係わる紙おむつ40についても止着テー
プT40を設けることにより、夫々、前記同様な効果が
得られる。
【0037】以上は、紙おむつ本体を前身頃及び/又は
後身頃の位置に設けてなる紙おむつをパッド用として使
用する場合であるが、この紙おむつ本体は単独でパッド
用として使用することもできる。
【0038】図9はその一実施形態である紙おむつ本体
55の展開平面図である。すなわち、この紙おむつ本体
55は、透液性トップシート51と、不透液性バックシ
ート52と、吸収体53と、吸収体53を取り囲むよう
に透液性トップシート51の表面に形成され、狭幅の股
間部側を一方の側部から他方の側部に跨って横切るよう
に形成された立体ギャザー54と、弾性伸縮部材56等
を含む全体形状及び構成が実質的に前記各実施例におけ
る紙おむつ本体と同一なものであって、胴回り部D3の
両側端部及び股間部側端部S3の裏面に設けられた止着
テープT3を介して、前記同様に、従来紙おむつの表面
に着脱自在に止着されて使用されるものである。この紙
おむつ本体55によっても前記同様な効果が得られる。
【0039】図10は、他の実施形態に係わる紙おむつ
本体65の平面図であって、立体ギャザー64が吸収体
63を略楕円状に取り囲むようにして袋状に設けられて
いる点を除き、前記紙おむつ本体55と実質的に同一な
構成をなし、前記同様に、止着テープT4を介して従来
紙おむつの内面に止着されて使用される。図11は、こ
の紙おむつ本体65が前記従来のテープ式紙おむつ10
0の内部に止着されて使用される状態を示す斜視図であ
る。この紙おむつ本体65によっても、前記同様な効果
が得られる。
【0040】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明は、表面
側を覆う透液性トップシートと、裏面側を覆う不透液性
バックシートと、前記各シート間に介在された吸収体
と、前記透液性トップシートの表面における前記吸収体
の両側に夫々設けられた立体ギャザーとからなる紙おむ
つ本体を有するパンツ式又はテープ式の使い捨て紙おむ
つであって、前記紙おむつ本体を、股間部側を前記吸収
体の中央部より狭幅とし、かつ、前記立体ギャザーの前
記股間部側を一方の側部から他方の側部に跨って横切る
ように形成してなる使い捨て紙おむつであるので、着用
者は両脚部を自由に動かすことができ、また、股ずれを
起こすことがなく、さらにまた、液漏れを完全に防止す
ることができる。よって本発明に係る紙おむつによれ
ば、着用者にすっきり感を与えることができる。
【0041】とくに、前記紙おむつ本体を止着部材を介
して従来紙おむつの前身頃及び/又は後身頃の内面に取
り付けて使い捨て紙おむつを形成すると、この紙おむつ
本体をパッド用として使用することができる。このよう
な紙おむつによれば、排泄物の漏れ出しをさらに確実に
防止することができ、また、おむつ交換が簡単かつ短時
間にできるという実用上顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる使い捨て紙おむつ
の展開平面図である。
【図2】図1のII−II断面矢視図である。
【図3】図1に示す紙おむつの要部の斜視図である。
【図4】図1に示す紙おむつの組立体の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例に係わる使い捨て紙おむつ
の展開平面図である。
【図6】図5に示す紙おむつの組立体の斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係わる使い捨て紙おむつ
の展開平面図である。
【図8】図7に示す紙おむつの組立体の斜視図である。
【図9】本発明に係わる紙おむつの変更例を示す展開平
面図である。
【図10】本発明に係わる紙おむつの他の変更例を示す
展開平面図である。
【図11】本発明に係わる紙おむつ本体を従来の紙おむ
つの内部に止着して使用する状態を示す斜視図である。
【図12】従来の紙おむつの展開平面図である。
【図13】図12に示す紙おむつの組立体の斜視図であ
る。
【図14】従来のパッドの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,30,40 本発
明の使い捨て紙おむつ 11,31,41,51,61,101,201 透液
性トップシート 12,32,42,52,62,102,202 不透
液性バックシート 13,33,43,53,63,103,203 吸収
体 14,34,44,54,64,104,204 立体
ギャザー 15,35,45,55,65,105 紙お
むつ本体 23,108 脚開
口部 100 従来
の使い捨て紙おむつ 200 従来
のパッド A,A’ 脚周
り部 B,B1,B2,B’ 後身
頃 F,F1,F2,F’ 前身
頃 D,D1,D2,D3,D4,D’ 胴回
り部 T,T1,T2,T3,T4,T’ 止着
(ファスニング)テープ K,K1,K2,K’ 股間
中心部 d,d1,d2,d3,d4,d’,d” 幅方
向寸法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面側を覆う透液性トップシートと、裏面
    側を覆う不透液性バックシートと、前記各シート間に介
    在された吸収体と、前記透液性トップシートの表面にお
    ける前記吸収体の両側に夫々設けられた立体ギャザーと
    からなる紙おむつ本体を有するパンツ式又はテープ式の
    使い捨て紙おむつであって、前記紙おむつ本体を、股間
    部側を前記吸収体の中央部より狭幅とし、かつ、前記立
    体ギャザーの前記股間部側を一方の側部から他方の側部
    に跨って横切るように形成したことを特徴とする使い捨
    て紙おむつ。
  2. 【請求項2】前記紙おむつ本体は、前身頃及び/又は後
    身頃の位置に設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の使い捨て紙おむつ。
  3. 【請求項3】前記紙おむつ本体は、止着部材を介して前
    記前身頃及び/又は後身頃に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の使い捨て紙おむつ。
  4. 【請求項4】前記股間部側の幅寸法は1〜4cmである
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の使い
    捨て紙おむつ。
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