JP2010273856A - 尿吸収物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収コアに対して長手方向に余分な収縮力を与えることなく、吸収コアの左右の側縁部を立ち上げ、利用者の尿を良好に吸収することができる尿吸収物品を提供する。
【解決手段】採尿パッド1は、トップシート10と吸収コア30との間に、積層体2を幅方向に伸縮させる第3弾性部材61を備えている。第3弾性部材61を収縮させると、積層体2のうち、着用者の股下に対応する部分が収縮し、吸収コア30の左右の側縁部が立ち上がる。これにより、吸収コア30が上向きに開いた凹形状となり、着用者の尿が良好に捕捉されて吸収される。
【選択図】図1

Description

本発明は、着用者が排泄する尿を吸収する尿吸収物品に関する。
従来、着用者が排泄する尿を吸収する尿吸収物品として、使い捨てのおむつや、おむつの内側に敷いて使用される採尿パッドが知られている。これらの尿吸収物品は、尿を吸収保持するための吸収コアを有している。従来の尿吸収物品の一例として、特許文献1には、吸収性コアを含む吸収性本体と、吸収性本体の非肌当接面側に配された外包材とを備えた使い捨ておむつが記載されている。
特開2007−117391号公報
このような尿吸収物品においては、着用者から排泄された尿が側方へ漏れることを防止するために、吸収コアをしかるべく湾曲させることが望ましい。この点について、特許文献1には、吸収性コアを、中央コアと一対のサイドコアとに分割し、一対のサイドコアを、着用者の股下に沿って起立させることが記載されている。
しかしながら、特許文献1では、吸収性コアの両側縁部に沿って配された弾性部材を長手方向に収縮させることによって、一対のサイドコアを起立させている。このため、サイドコアを起立させるために、吸収性コアが長手方向にも収縮することとなる。また、引用文献1では、長手方向の収縮力を利用してサイドコアを起立させるため、長手方向にかなり強い収縮力を与えなければならないと考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、吸収コアに対して長手方向に余分な収縮力を与えることなく、吸収コアの左右の側縁部を立ち上げ、利用者の尿を良好に吸収することができる尿吸収物品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、着用者が排泄する尿を吸収する尿吸収物品であって、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に介在する吸収コアと、を有する積層体を備え、前記トップシートと前記吸収コアとの間に、前記積層体を幅方向に伸縮させる幅方向弾性部が設けられていることを特徴とする。
本願の第2発明は、第1発明の尿吸収物品であって、前記幅方向弾性部は、着用者の股下に対応する部分に設けられていることを特徴とする。
本願の第3発明は、第1発明又は第2発明の尿吸収物品であって、前記幅方向弾性部は、長手方向に配列された複数の弾性部材により構成されていることを特徴とする。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれかの尿吸収物品であって、前記幅方向弾性部は、前記吸収コアより広い幅方向の範囲に設けられていることを特徴とする。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれかの尿吸収物品であって、前記吸収コアには、平面視において前記幅方向弾性部と交差するスリット又は溝が形成されていることを特徴とする。
本願の第6発明は、第5発明の尿吸収物品であって、前記吸収コアには、複数の前記スリット又は複数の前記溝が形成されていることを特徴とする。
本願の第7発明は、第5発明又は第6発明の尿吸収物品であって、前記スリット又は前記溝の長手方向の端部は、前記積層体の側縁部に向けて屈曲していることを特徴とする。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれかの尿吸収物品であって、前記トップシートの表面に貼着された固定領域と、前記固定領域に対して立ち上がり可能な自由領域とを有する一対のサイドシートを更に備え、前記サイドシートは、前記自由領域を前記長手方向に伸縮させる長手方向弾性部を有することを特徴とする。
本願の第9発明は、第8発明の尿吸収物品であって、前記サイドシートの幅方向内側の側縁部は、幅方向外側へ向けて折り返されていることを特徴とする。
本願の第1発明〜第9発明によれば、トップシートと吸収コアとの間に、積層体を幅方向に伸縮させる幅方向弾性部が設けられている。このため、積層体が部分的に収縮し、吸収コアの左右の側縁部が立ち上がる。したがって、吸収コアが上向きに開いた凹形状となり、着用者の尿を良好に捕捉して吸収することができる。
特に、本願の第2発明によれば、幅方向弾性部は、着用者の股下に対応する部分に設けられている。このため、着用者の股下に対応する部分において、吸収コアを上向きに開いた凹形状とすることができる。したがって、着用者の尿をより良好に捕捉して吸収できる。
特に、本願の第3発明によれば、幅方向弾性部は、長手方向に配列された複数の弾性部材により構成されている。このため、吸収コアを安定して凹形状に維持することができる。
特に、本願の第4発明によれば、幅方向弾性部は、吸収コアより広い幅方向の範囲に設けられている。このため、吸収コアの左右の側縁部を、良好に立ち上げることができる。
特に、本願の第5発明によれば、吸収コアには、平面視において幅方向弾性部と交差するスリット又は溝が形成されている。このため、吸収コアは、スリット又は溝を基点として折れ曲がり、左右の側縁部が良好に立ち上がる。また、スリット又は溝の位置を適切に設定すれば、吸収コアを所望の形状に湾曲させることができる。
特に、本願の第6発明によれば、吸収コアには、複数のスリット又は複数の溝が形成されている。このため、吸収コアの左右の側縁部がより良好に立ち上がる。
特に、本願の第7発明によれば、スリット又は溝の長手方向の端部は、積層体の側縁部に向けて屈曲している。このため、吸収コアに吸収された尿を良好に拡散させることができる。また、吸収コアを、長手方向と幅方向との2方向に無理なく湾曲させることができる。
特に、本願の第8発明によれば、尿吸収物品は、トップシートの表面に貼着された固定領域と、固定領域に対して立ち上がり可能な自由領域とを有する一対のサイドシートを更に備え、サイドシートは、自由領域を長手方向に伸縮させる長手方向弾性部を有する。このため、着用者から排泄された尿の側方への漏れを、より良好に防止することができる。
特に、本願の第9発明によれば、サイドシートの幅方向内側の側縁部は、幅方向外側へ向けて折り返されている。このため、吸収コアが凹形状とする一方で、サイドシートを上方に向けて開いた状態に維持し、着用者が排泄する尿を、より良好に捕捉することができる。
採尿パッドの斜視図である。 長手方向弾性部及び幅方向弾性部を伸長させた状態の採尿パッドの平面図である。 採尿パッドを図2中のIII−III位置から見た断面図である。 サイドシートの下面に接着剤が塗布されている領域を、ハッチングで示した平面図である。 幅方向弾性部を収縮させた状態の採尿パッドの平面図である。 採尿パッドを図5中のVI−VI位置から見た断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.一実施形態に係る採尿パッド>
図1は、本発明の尿吸収物品の一実施形態に係る採尿パッド1の斜視図である。図2は、採尿パッド1をトップシート10側から見た平面図である。また、図3は、採尿パッド1を図2中のIII−III位置から見た断面図である。なお、図2及び図3は、後述する第1弾性部材51a、第2弾性部材51b、及び第3弾性部材61を、いずれも伸長させた状態を示している。
この採尿パッド1は、着用者の股間にあてがわれて、着用者が排泄する尿を吸収するためのものである。着用者は、おむつの内側にこの採尿パッド1を敷き、おむつを着用する。軽度の排尿であれば、おむつを交換することなく、採尿パッド1のみを交換すれば済むため、着用者の経済的負担や介護者の介護負担が軽減される。
採尿パッド1は、トップシート10と、バックシート20と、両シート10,20の間に介在する吸収コア30と、を有する積層体2を備えている。採尿パッド1の着用者が尿を排泄すると、当該尿は、トップシート10を通過するが、バックシート20を通過することはなく、トップシート10とバックシート20との間において、吸収コア30に吸収保持される。
トップシート10は、積層体2の上面側(着用者の肌面に近い側)に配置された、液透過性のシートである。トップシート10は、例えば、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布により構成される。また、トップシート10は、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理して液透過性とした不織布により構成されていてもよい。
バックシート20は、積層体2の下面側(着用者の肌面から遠い側)に配置された、液不透過性のシートである。バックシート20は、例えば、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)を用いた撥水性の不織布により構成される。また、バックシート20は、プラスチックフィルムにより構成されていてもよい。
吸収コア30は、トップシート10とバックシート20との間に固定された、吸液性及び保液性を有する部材である。吸収コア30は、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維などの親水性繊維の集合層に、粒状の高分子吸収体を混合した塊を、ティッシュペーパーなどの紙シートまたは透液性不織布シートの被覆シートで被覆したものにより構成される。また、吸収コア30は、高吸収性ポリマーのシート状吸水体により構成されていてもよい。なお、吸収コア30を、パルプ非存在の高分子吸収材料により構成すれば、吸収コア30を薄型に形成することができる点で好ましい。
また、図1及び図3に示したように、バックシート20の下面には、アウターシート40が貼着されている。アウターシート40は、バックシート20より柔軟性が高く、かつ、撥水性を有する不織布により構成されている。
積層体2の長手方向の一方の端部の近傍には、積層体2の他の部分より幅方向の寸法がやや大きい幅広部2aが形成されている。幅広部2aにおいては、吸収コア30の幅方向の寸法も、他の部分よりやや大きくなっている。このため、幅広部2aには、比較的多量の尿が保持される。着用者は、幅広部2aが後方(尻部側)に位置するように採尿パッド1を着用すれば、仰向けに寝た状態でも、尿が後方へ漏れ出すことを防止できる。なお、着用者が男性である場合には、幅広部2aが前方(男性器側)に位置するように、採尿パッド1を着用してもよい。
図3に示したように、トップシート10の幅方向の寸法は、バックシート20の幅方向の寸法よりも、小さい。そして、トップシート10の上面側には、一対の帯状のサイドシート50が設けられている。各サイドシート50は、トップシート10及びバックシート20の左右の側縁部を覆うように、積層体2の長手方向にのびている。一対のサイドシート50は、液不透過性の不織布により構成され、着用者から排泄された尿の側方への漏れを防止する役割を果たす。
図3に示したように、サイドシート50の幅方向内側の側縁部には、長手方向にのびる第1弾性部材51a及び第2弾性部材51bを有する袋状部51が形成されている。そして、袋状部51は、第2弾性部材51bの近傍を基点として、幅方向外側へ向けて折り返されている。
一対のサイドシート50は、接着剤52aを介して、トップシート10の上面に固定されている。また、一対のサイドシート50及びトップシート10は、接着剤52bを介して、バックシート20及び吸収コア30の上部に貼着されている。本実施形態では、図3に示したように、トップシート10の幅方向の中央部分の下面には、側縁部より低い密度で、接着剤52bが塗布されている。これにより、一対のサイドシート50の間において、トップシート10の液透過性が確保されている。ただし、接着剤52bは、幅方向の中央部分と側縁部とに均一な密度で塗布されていてもよい。
図4は、サイドシート50の下面に接着剤52a又は接着剤52bが塗布されている領域を、ハッチングで示した平面図である。図4に示したように、サイドシート50は、幅方向外側の側縁部と、長手方向の両端部とにおいて、接着剤52a又は接着剤52bを介して、トップシート10、バックシート20、及び吸収コア30の上面に貼着されている。以下では、このようなサイドシート50のトップシート10、バックシート20、又は吸収コア30に貼着された部分を、固定領域53という。一方、サイドシート50の固定領域53以外の部分は、トップシート10、バックシート20、又は吸収コア30の上面に貼着されておらず、固定領域53に対して立ち上がり可能となっている。以下では、このようなサイドシート50の立ち上がり可能な部分を、自由領域54という。
また、サイドシート50の袋状部51は、長手方向の両端部(図4においてクロスハッチングで示した箇所)において、サイドシート50の固定領域53の上面に貼着されている。これにより、サイドシート50の袋状部51は、幅方向外側へ向けて折り返された状態に維持されている。
第1弾性部材51a及び第2弾性部材51bは、自然長よりも伸長された状態で、サイドシート50の袋状部51内に接着剤(図示省略)により取り付けられている。このため、第1弾性部材51a及び第2弾性部材51bは、サイドシート50の自由領域54を、長手方向に収縮させる弾性力を発生させる。すなわち、本実施形態では、第1弾性部材51a及び第2弾性部材51bが、サイドシート50の自由領域54を長手方向に伸縮させる長手方向弾性部を構成する。第1弾性部材51a及び第2弾性部材51bには、例えば、ポリウレタン糸等の糸状の弾性部材を使用すればよい。
採尿パッド1を開いたときには、第1弾性部材51a及び第2弾性部材51bの弾性力により、サイドシート50の自由領域54が立ち上がる。これにより、積層体2の上面に一対の起立した堰が形成され、着用者が排泄した尿の側方への漏れが防止される。
図1〜図3に示したように、この採尿パッド1は、着用者の股下に対応する部分に、幅方向にのびる4本の第3弾性部材61を備えている。4本の第3弾性部材61は、積層体2のトップシート10と吸収コア30との間に設けられ、自然長より伸長された状態で、トップシート10の下面に接着剤(図示省略)により取り付けられている。このため、4本の第3弾性部材61は、積層体2のうち、着用者の股下に対応する部分を、幅方向に収縮させる弾性力を発生させる。すなわち、本実施形態では、4本の第3弾性部材61が、積層体2を幅方向に伸縮させる幅方向弾性部を構成する。第3弾性部材61には、例えば、ポリウレタン糸等の糸状の弾性部材を使用すればよい。
図5は、4本の第3弾性部材61を収縮させた状態の採尿パッド1を、トップシート10側から見た平面図である。また、図6は、採尿パッド1を図5中のVI−VI位置から見た断面図である。
図5及び図6に示したように、4本の第3弾性部材61を収縮させると、積層体2のうち、着用者の股下に対応する部分が収縮し、吸収コア30の左右の側縁部が立ち上がる。これにより、着用者の尿が排泄される部位において、吸収コア30が、上向きに開いた凹形状に湾曲する。このため、着用者から排泄された尿の側方への漏れが防止され、当該尿は、吸収コア30に良好に吸収される。
特に、本実施形態では、4本の第3弾性部材61が、長手方向に所定の間隔をあけて配列されている。このため、積層体2には、着用者の股下にフィットするなだらかなくびれが形成される。また、4本の第3弾性部材61の弾性力により、吸収コア30は、安定して凹形状に維持される。
また、図2及び図5に示したように、4本の第3弾性部材61は、吸収コア30より広い幅方向の範囲に設けられている。このため、4本の第3弾性部材61により、吸収コア30の左右の側縁部は良好に立ち上がる。
本実施形態の積層体2は、図2に示したように、平面視においてほぼ長方形状に形成されている。そして、4本の弾性部材61の収縮力によって、図5に示したように、積層体2が部分的に収縮して、くびれが形成される。このため、積層体2を構成するトップシート10、バックシート20、及び吸収コア30を、くびれを有する形状に予めカットしておく必要はない。
また、本実施形態では、吸収コア30に一対のスリット31が形成されている。一対のスリット31は、積層体2の長手方向に沿って互いに平行にのびており、平面視において4本の第3弾性部材61と交差する。4本の第3弾性部材61を収縮させたときには、吸収コア30は、一対のスリット31を基点として折れ曲がる。このため、吸収コア30の左右の側縁部は、良好に立ち上がる。また、吸収コア30に形成されるスリット31の位置を適切に設定すれば、吸収コア30を、所望の凹形状に湾曲させることができる。
また、図2及び図5に示したように、各スリット31の幅広部2aに近い側の端部は、積層体2の側縁部に向けて屈曲している。すなわち、両スリット31の端部付近の間隔が、端部へ向けて徐々に拡大するようになっている。このため、一対のスリット31の間において、吸収コア30に吸収された尿は、幅広部2a側へ良好に拡散する。これにより、幅広部2aにおける吸収コア30の吸収能力を、有効に利用することができる。
また、吸収コア30は、着用者の股下において、長手方向(前後)と幅方向(左右)との2方向に湾曲することとなる。上記のように、スリット31の端部を側縁部へ向けて屈曲させておけば、吸収コア30を、長手方向と幅方向との2方向に、無理なく湾曲させることができる。
なお、本実施形態では、スリット31の一方の端部のみを屈曲させているが、スリット31の他方の端部を、同じように側縁部に向けて屈曲させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、上述した通り、サイドシート50の袋状部51が、幅方向外側へ向けて折り返されている。そして、長手方向の両端部において、折り返された袋状部51がサイドシート50の固定領域53の上面に、貼着されている。このため、吸収コア30が凹形状に湾曲したときにも、サイドシート50が内側へ閉じてしまうことはなく、図5及び図6に示したように、サイドシート50の袋状部51の端縁部は、幅方向外側へ向けて開いた状態に維持される。したがって、着用者から排泄される尿の側方への漏れを、より良好に防止することができる。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、幅方向弾性部は、4本の糸状の第3弾性部材61により構成されていたが、幅方向弾性部を構成する弾性部材の数は、1〜3本であってもよく、5本以上であってもよい。また、幅方向弾性部は、ポリウレタンや天然ゴム等を素材とする平板状の弾性部材により、構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、吸収コア30に2本のスリット31が形成されていたが、吸収コア30に形成されるスリット31の数は、1本であってもよく、3本以上であってもよい。また、吸収コア30が複数枚のシートにより構成されている場合には、一部のシートのみにスリット31が形成されていてもよい。また、スリット31に代えて、吸収コア30にエンボス等による非貫通の溝が形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、おむつの中に敷いて使用される採尿パッド1について説明したが、本発明の尿吸収物品は、おむつ自体であってもよい。すなわち、トップシート、バックシート、及び吸収コアを有するおむつにおいて、トップシートと吸収コアとの間に、上記の実施形態と同様の幅方向弾性部を設けるようにしてもよい。
1 採尿パッド
2 積層体
2a 幅広部
10 トップシート
20 バックシート
30 吸収コア
31 スリット
40 アウターシート
50 サイドシート
51 袋状部
51a 第1弾性部材
51b 第2弾性部材
52a,52b 接着剤
53 固定領域
54 自由領域
61 第3弾性部材

Claims (9)

  1. 着用者が排泄する尿を吸収する尿吸収物品であって、
    液透過性のトップシートと、
    液不透過性のバックシートと、
    前記トップシートと前記バックシートとの間に介在する吸収コアと、
    を有する積層体を備え、
    前記トップシートと前記吸収コアとの間に、前記積層体を幅方向に伸縮させる幅方向弾性部が設けられていることを特徴とする尿吸収物品。
  2. 請求項1に記載の尿吸収物品であって、
    前記幅方向弾性部は、着用者の股下に対応する部分に設けられていることを特徴とする尿吸収物品。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の尿吸収物品であって、
    前記幅方向弾性部は、長手方向に配列された複数の弾性部材により構成されていることを特徴とする尿吸収物品。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の尿吸収物品であって、
    前記幅方向弾性部は、前記吸収コアより広い幅方向の範囲に設けられていることを特徴とする尿吸収物品。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の尿吸収物品であって、
    前記吸収コアには、平面視において前記幅方向弾性部と交差するスリット又は溝が形成されていることを特徴とする尿吸収物品。
  6. 請求項5に記載の尿吸収物品であって、
    前記吸収コアには、複数の前記スリット又は複数の前記溝が形成されていることを特徴とする尿吸収物品。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の尿吸収物品であって、
    前記スリット又は前記溝の長手方向の端部は、前記積層体の側縁部に向けて屈曲していることを特徴とする尿吸収物品。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の尿吸収物品であって、
    前記トップシートの表面に貼着された固定領域と、前記固定領域に対して立ち上がり可能な自由領域とを有する一対のサイドシート
    を更に備え、
    前記サイドシートは、前記自由領域を前記長手方向に伸縮させる長手方向弾性部を有することを特徴とする尿吸収物品。
  9. 請求項8に記載の尿吸収物品であって、
    前記サイドシートの幅方向内側の側縁部は、幅方向外側へ向けて折り返されていることを特徴とする尿吸収物品。
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