JP5877705B2 - 微細パターン構造体の製造方法 - Google Patents
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Description
まず、本実施の形態に係る微細パターン構造体の製造方法により製造される微細パターン構造体1について説明する。図1は、本実施の形態に係る微細パターン構造体1の断面模式図である。
基材としては、2inchΦ、厚み0.5mmの石英ガラス基材を使用した。無機レジスト層の材料としては、酸化銅及びシリコンからなる熱反応型レジスト材料を使用した。スパッタリング法により、以下の条件で基材上に無機レジスト層を成膜した。なお、成膜した無機レジスト層を蛍光X線で分析したところ、シリコンの含有量は、7.5mol%であった。
ターゲット:酸化銅(II)+シリコン
電力(W):RF100
ガス種類:アルゴンと酸素の混合ガス(比率95:5)
圧力(Pa):0.1
膜厚(nm):25
露光用半導体レーザー波長:405nm
レンズ開口数:0.85
露光レーザーパワー:1mW〜25mW
送りピッチ:120nm〜800nm
露光速度:0.88m/s〜7.0m/s
実施例1と同じ条件で無機レジストパターンを形成した。得られた無機レジストパターンをSEMにて観察したところ、無機レジスト層には、ピッチ280nm、開口幅120nmの溝形状の無機レジストパターンが形成されていた。
実施例1と同じ条件で無機レジストパターンを形成した。得られた無機レジストパターンをSEMにて観察したところ、無機レジスト層には、ピッチ350nm、開口幅180nmを有する溝形状の無機レジストパターンが形成されていた。
熱反応型レジスト材料として酸化タングステンを用い、下記の条件でスパッタリング法を実施した以外は、実施例1と同様に無機レジスト層の成膜及び露光を実施した。
基材としては、2inchΦ、厚み0.5mmのサファイア基材を使用した。この基材上にドライエッチング層としてのSiO2層(300nm)を、スパッタリング法により下記の条件にて成膜した。次に、ドライエッチング層上に無機レジスト層としての酸化タングステンからなる熱反応型レジスト材料を、スパッタリング法により下記の条件にて成膜した。
ターゲット:酸化シリコン
電力(W):RF250
ガス種類:アルゴン
圧力(Pa):0.05
膜厚(nm):300
ターゲット:タングステン
電力(W):RF100
ガス種類:アルゴンと酸素の混合ガス(比率70:30)
圧力(Pa):0.5
膜厚(nm):40
基材としては、2inchΦ、厚み0.5mmの石英ガラス基材を使用した。無機レジスト層の材料としては、モリブデン−ニオブ合金からなる熱反応型レジスト材料を使用した。スパッタリング法により、以下の条件で基材上に無機レジスト層を成膜した。
ターゲット:モリブデン−ニオブ合金
電力(W):RF100
ガス種類:アルゴン
圧力(Pa):0.5
膜厚(nm):20
基材としては、面長400mmのガラスロール基材を使用した。無機レジスト層の材料としては、酸化銅とシリコンからなる熱反応型レジスト材料を使用した。ガラスロール基材の外周面上に実施例1と同様の条件でスパッタリング法により無機レジスト層を成膜した。
実施例1と同様の条件で酸化銅とシリコンからなる熱反応型レジスト材料を用いた無機レジストパターンを形成した。得られた無機レジストパターンをSEMにて観察したところ、無機レジスト層には、ピッチ300nm、開口幅140nmの溝形状の無機レジストパターンが形成されていた。
実施例4と同様の条件で酸化タングステンからなる熱反応型レジスト材料を用いた無機レジストパターンを形成した。得られた無機レジストパターンをSEMにて観察したところ、無機レジスト層には、ピッチ260nm、開口幅110nmの溝形状の無機レジストパターンが形成されていた。
2 積層体
3 微細パターン形成用積層体
11 基材
12 無機レジスト層
12a 熱反応領域
12b 未反応領域
12c 無機レジストパターン
13 金属膜
14 凹部
Claims (16)
- 基材上に無機レジスト層を設ける工程と、前記無機レジスト層に電磁エネルギーを与えて熱反応領域を形成する工程と、前記無機レジスト層の前記熱反応領域又は未反応領域をエッチングして無機レジストパターンを形成する工程と、前記無機レジストパターンに金属膜を形成する工程と、前記金属膜を有する無機レジストパターンをマスクとして前記基材をエッチングして微細パターン構造体を得る工程と、を有することを特徴とする微細パターン構造体の製造方法。
- 前記電磁エネルギーの線源が、レーザーであることを特徴とする請求項1記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記レーザーが、半導体レーザーであることを特徴とする請求項2記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記無機レジスト層が、金属又は金属酸化物を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記無機レジスト層が、酸化銅を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記金属膜を形成する工程において、前記金属膜をめっき法によって形成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記めっき法として、電解めっき法を用いることを特徴とする請求項6記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記めっき法として、無電解めっき法を用いることを特徴とする請求項6記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記めっき法において、無電解めっき法を行ってから、電解めっき法を行うことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記金属膜を形成する工程において、前記無機レジストパターンが形成された前記基材を触媒金属が含まれた溶液に浸漬し、前記無機レジストパターンに触媒能を付与してから、前記無電解めっき法により前記金属膜を形成することを特徴とする請求項8又は請求項9記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記金属膜が、主要フッ化物の沸点が200℃以上である元素を少なくとも1種含むことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記金属膜が、鉛、ニッケル、クロム、銅、鉄、コバルト、錫、金、銀及び亜鉛からなる群から選ばれた少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記無機レジストパターンのピッチが、1μm以下であることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記エッチングとして、ドライエッチングを用いることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記エッチングとして、ウェットエッチングを用いることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
- 前記微細パターン構造体を得る工程において、前記基材の前記無機レジストパターン及び前記金属膜が形成された領域以外の領域をエッチングすることを特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに記載の微細パターン構造体の製造方法。
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