JP5876174B1 - 枚葉紙揃え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法の異なる複数枚の枚葉紙の端を揃えることのできる枚葉紙揃え装置を提供する。【解決手段】冊子揃え装置は、複数枚の枚葉紙を置くためのテーブル61を有する。テーブル61の上面(テーブル面)には、枚葉紙33の端を当接させて揃えるための縦方向スケール66(衝突停止部材)が設けられている。冊子突出し器68(枚葉紙突出し部)は、アクチュエータ69によって駆動され、枚葉紙の後端を突き出してテーブル61の上面の枚葉紙を縦方向スケール66に衝突させ、枚葉紙の前端を揃える。【選択図】図15

Description

本発明は、積み重ねられた複数枚の枚葉紙を揃えるための枚葉紙揃え装置に関する。
重ねた複数枚の枚葉紙を揃える方法としては、一対のジョガーによって両側から枚葉紙を挟んで揃える方法が一般的である。このような方式の枚葉紙揃え装置(用紙揃え装置)としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
しかし、場合によっては、寸法や厚みの異なる複数枚の枚葉紙を揃えなければならない場合がある。たとえば、近年においては、図1に示すように、日付や曜日を印刷したカレンダー紙12に風景などを写真印刷したフィルム13を重ね、綴じ枠14で綴じたカレンダー11が提供されている。このようなカレンダー11では、カレンダー紙12の日付や曜日の印刷領域を隠さないよう、フィルム13の長さはカレンダー紙12の長さよりも短くなっている。
このカレンダーのような場合には、長さの長いカレンダー紙12と長さの短いフィルム13の端を揃える必要がある。しかし、長さの異なる枚葉紙が重ねられている場合には、長さ方向の両側からジョガーで挟んでも、長さの長い枚葉紙(カレンダー紙12)しか揃えることができず、長さの短い枚葉紙(フィルム13)を揃えることはできない。
また、厚みの異なる枚葉紙を揃える場合も、厚みの薄い枚葉紙が折れたり、しわが寄ったりするため、揃えるのが困難であった。
特開2009−196762号公報
本発明は、上記のような従来的背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、寸法や厚みの異なる複数枚の枚葉紙を揃えることのできる枚葉紙揃え装置を提供することにある。
本発明に係る枚葉紙揃え装置は、複数枚の枚葉紙を置くためのテーブル面と、複数枚の枚葉紙を一度に衝突させて複数枚の枚葉紙の端を揃えるための、前記テーブル面に設けられた衝突停止部材と、前記テーブル面に垂直な方向から見たとき前記衝突停止部材に対する複数枚の枚葉紙の衝突方向と平行な方向に延びていて、前記テーブル面の上の複数枚の枚葉紙を部分的に支持して前記衝突停止部材に対する複数枚の枚葉紙の衝突方向と垂直な面内で複数枚の枚葉紙を湾曲させるための押上げバーと、前記押上げバーに支持された複数枚の枚葉紙の端部を突き飛ばして複数枚の枚葉紙を一度に前記衝突停止部材衝突させるための枚葉紙突出し部とを有することを特徴としている。
本発明に係る枚葉紙揃え装置によれば、押上げバーで支持された複数枚の枚葉紙を衝突停止部材に衝突させることで枚葉紙の端を揃えることができるので、寸法の異なる(衝突方向における長さの異なる)複数枚の枚葉紙や厚みの異なる複数枚の枚葉紙を一度に揃えることが可能になる。
さらに、本発明に係る枚葉紙揃え装置では、衝突停止部材に対する複数枚の枚葉紙の衝突方向と平行な方向に延びた押上げバーで複数枚の枚葉紙を部分的に支持して複数枚の枚葉紙を衝突停止部材に対する複数枚の枚葉紙の衝突方向と垂直な面内で湾曲させておき、枚葉紙突出し部によって押上げバーに支持された複数枚の枚葉紙を衝突停止部材に衝突させているので、複数枚の枚葉紙を衝突停止部材に衝突させたときに枚葉紙の端が曲がったり、まくれ上がったりするのを防止することができ、枚葉紙の紙揃えをより確実に行える。
枚葉紙を湾曲させる一つの方法としては、前記押上げバーをテーブル面の下方とテーブル面の上方との間で昇降可能にしておき、押上げバーを上昇させ、前記テーブル面の上の枚葉紙を押上げバーにより部分的に押し上げて湾曲させればよい。また、押上げバーは、前記衝突停止部材に近づくにつれて前記テーブル面に近づくように傾斜していることが好ましい。かかる押上げバーによれば、押上げバーにより支持された複数枚の枚葉紙を衝突停止部材に衝突させる際により勢いよく衝突させることができる。
また、上記押上げバーを振動させるようにしてもよい。押上げバーを振動可能にしてあれば、押上げバーを振動させることにより枚葉紙間に隙間を生じさせて枚葉紙間の摩擦抵抗を小さくすることができる。よって、押上げバーを振動させながら枚葉紙突出し部により枚葉紙を衝突停止部材に衝突させることにより、枚葉紙を揃えやすくなる。また、下記の実施態様のように枚葉紙の端部にエアを吹き付ける場合、押上げバーを振動させながらエアを吹き付けることにより枚葉紙間にエアを確実に吹き込むことができる。
本発明に係る枚葉紙揃え装置の別な実施態様は、前記衝突停止部材が、枚葉紙の衝突方向に移動可能となっていることを特徴としている。かかる実施態様によれば、衝突停止部材で枚葉紙を押し動かした後、衝突停止部材を後退させれば、衝突停止部材と枚葉紙の端との間に、枚葉紙を衝突させるための空隙を確実に形成することができる。
本発明に係る枚葉紙揃え装置のさらに別な実施態様は、前記押上バーに支持された複数枚の枚葉紙の端部に向けてエアを吹き出すエアノズルを備えたことを特徴としている。この実施態様によれば、エアノズルから枚葉紙間にエアを送ることができ、枚葉紙どうしの間の摩擦抵抗や静電引力を軽減することができ、枚葉紙どうしが滑りやすくなるので、衝突によって枚葉紙を揃えやすくなる。
本発明に係る枚葉紙揃え装置のさらに別な実施態様は、前記テーブル面が、枚葉紙が前記衝突停止部材に向けて突き出される方向に向けて下り傾斜したことを特徴としている。かかる実施態様によれば、衝突停止部材に衝突させる枚葉紙に勢いをつけやすくなる。
本発明に係る枚葉紙揃え装置のさらに別な実施態様は、前記テーブル面の側面に設けた、枚葉紙の衝突方向と直交する方向の一方側面を当てて枚葉紙を揃えるためのスケール部と、枚葉紙の衝突方向と直交する方向における枚葉紙の他方側面を押さえて枚葉紙の他方側面を揃えるためのジョガーとを有することを特徴としている。かかる実施態様によれば、枚葉紙を長さ方向と幅方向との双方で揃えることができる。
本発明に係る枚葉紙揃え装置のさらに別な実施態様は、前記衝突停止部材の表面が、弾性を有することを特徴としている。このためには、たとえば衝突停止部材の表面に弾性を有するシートを貼っておけばよい。衝突停止部材の表面が弾性を有していれば、枚葉紙が衝突停止部材に衝突したときに枚葉紙が衝突停止部材で跳ね返ってばらけるのを防ぐことができる。
本発明に係る枚葉紙揃え装置のさらに別な実施態様は、枚葉紙の衝突方向に沿って枚葉紙を部分的に押さえる枚葉紙押さえ部材を有することを特徴としている。かかる実施態様によれば、枚葉紙が枚葉紙押さえ部材によって押さえられているので、枚葉紙を揃える工程において枚葉紙がばらけたり、揃えた後の枚葉紙がばらけたりするのを防ぐことができる。
本発明に係る枚葉紙揃え装置のさらに別な実施態様は、前記押上げバーに対向させて前記押上げバーの上方に浮上り防止バーを設けたことを特徴としている。かかる実施態様によれば、押上げバーに対向させて浮上り防止バーを設けることにより、押上げバーを上昇させて枚葉紙を湾曲させたとき、その勢いで枚葉紙がテーブル面から脱落するのを防ぐことができる。
本発明に係る枚葉紙揃え装置は、カレンダー製造装置の一部として用いることが可能である。
なお、本発明における前記課題を解決するための手段は、以上説明した構成要素を適宜組み合せた特徴を有するものであり、本発明はかかる構成要素の組合せによる多くのバリエーションを可能とするものである。
図1は、カレンダーの一例を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態によるカレンダー製造装置の概略平面図である。 図3は、本発明の一実施形態による枚葉紙供給装置を複数台備えたストッカーを示す概略側面図である。 図4は、図3に示す枚葉紙供給装置の一部破断した斜視図である。 図5(A)及び図5(B)は、図3に示した枚葉紙供給装置の動作説明図である。 図6(A)及び図6(B)は、図5(B)の続図である。 図7(A)及び図7(B)は、図6(B)の続図である。 図8(A)及び図8(B)は、図7(B)の続図である。 図9(A)及び図9(B)は、図8(B)の続図である。 図10(A)は、エア吹出し部から吹き出されるエアの強さの変化を示す図である。図10(B)は、エア吹出し部から間欠的に吹き出されるエアの強さの変化を示す図である。 図11は、供給されたカレンダー冊子を揃えるための冊子揃え装置を示す斜視図である。 図12(A)及び図12(B)は、図11に示した冊子揃え装置の概略側面図である。 図13(A)及び図13(B)は、図11に示す冊子揃え装置においてカレンダー冊子の縦方向の紙揃えを行う工程を示す図である。 図14(A)及び図14(B)は、図13(B)の続図である。 図15(A)及び図15(B)は、図14(B)の続図である。 図16は、図15(B)の続図である。 図17は、図14(A)に対応する状態における冊子揃え装置の斜視図である。 図18(A)は、図14(A)に対応する状態における冊子揃え装置の背面図である。図18(B)は、図14(B)に対応する状態における冊子揃え装置の背面図である。図18(C)は、図15(B)に対応する状態における冊子揃え装置の背面図である。 図19(A)及び図19(B)は、比較例の冊子揃え装置によりカレンダー冊子を揃える様子を示す概略図である。 図20(A)及び図20(B)は、紙揃え用のチャックを示す正面図である。図20(C)は、冊子押さえを示す斜視図である。 図21(A)、図21(B)及び図21(C)は、図11に示す冊子揃え装置によりカレンダー冊子の幅方向における紙揃えを行う工程を示す図である。 図22(A)、図22(B)及び図22(C)は、冊子取り出し部における紙揃えの動作を説明する図である。 図23は、冊子取り出し部に設けた検査器の側面図である。 図24(A)及び図24(B)は、パンチプレス装置に設けたパンチングユニットの動作説明図である。 図25(A)〜図25(E)は、綴じ枠供給装置において綴じ枠を作製する工程を説明する斜視図である。 図26(A)及び図26(B)は、綴じ枠取付け装置の接着剤塗布ユニットによってカレンダー冊子に接着剤を塗布する工程を示す概略図である。図26(C)は、綴じ枠取付け装置の綴じ枠折り畳みユニットによって綴じ枠を二つ折りに折り畳む動作を示す概略図である。 図27(A)及び図27(B)は、綴じ枠取付け装置により綴じ枠をカレンダー冊子に圧着させる工程を示す概略図である。 図28は、冊子揃え装置の他例を示す概略図である。 図29(A)は、冊子揃え装置のさらに他例を示す概略図である。図29(B)は、冊子揃え装置のさらに他例を示す概略図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々設計変更することができる。
(実施形態1)
以下、本発明の一実施形態による枚葉紙供給装置を用いたカレンダー製造装置を説明する。図1は、製造しようとするカレンダーの一例を示す斜視図である。このカレンダー11は、日付や曜日を印刷した月毎のカレンダー紙12に風景などを写真印刷した樹脂製フィルム13を重ねたものである。そのカレンダー冊子15は、複数枚(例えば12枚)のカレンダー紙12と複数枚(例えば12枚)のフィルム13と1枚の表紙とからなる。フィルム13は、カレンダー紙12と同じ幅を有しているが、カレンダー紙12の長さよりも短くなっている。フィルム13をカレンダー紙12の無地の部分にのみ重ね、カレンダー紙12の日付等を印刷された部分を覆い隠さないようにするためである。カレンダー冊子15の端部は綴じ枠14で綴じられている。綴じ枠14には吊下用孔16があけられており、綴じ枠14の縁においてカレンダー冊子15にはミシン目17が設けられている。
図2は、上記カレンダー11を製造するためのカレンダー製造装置21を示す概略平面図である。カレンダー製造装置21は、主としてストッカー22及び23、搬送コンベア24、冊子揃え装置25(枚葉紙揃え装置)、冊子取り出し装置26、パンチプレス装置27、綴じ枠供給装置28、綴じ枠取り付け装置29、孔明け装置30、搬出テーブル装置34からなり、これら各装置は平面視で略L字状に配置されている。
(ストッカーの構造)
ストッカー22及び23は、印刷済みのカレンダー紙12、フィルム13及び表紙18をそれぞれ個別に積み重ねて収納する。図3に示すように、ストッカー22、23は、それぞれ複数台の枚葉紙供給装置31を積み重ねて構成されている。図示例では、2基のストッカーを前後に並べて配置しているが、3基以上のストッカーを前後に並べていてもよく、1基のストッカーにすべての枚葉紙供給装置31を積み重ねていてもよい。各ストッカー22、23の前面には、枚葉紙33(カレンダー紙、フィルム及び表紙を総称して枚葉紙という。)を搬送コンベア24へ送るための縦搬送部51を設けている。
図4は1台の枚葉紙供給装置31の構造を示す一部破断した斜視図である。枚葉紙供給装置31は、枚葉紙33すなわちカレンダー紙12、フィルム13、表紙18を収納するためのテーブル32を有している。テーブル32の両側面には、枚葉紙をその幅方向で位置決めするためのガイド35を設けている。ガイド35の位置は、枚葉紙33の幅に合わせて調整可能となっている。また、テーブル32の前端部近傍においてテーブル32の上方には、枚葉紙押え36を配置している。枚葉紙押え36は、テーブル32の幅方向に沿って延びている。枚葉紙押え36の一端はリンク37によって支持されており、リンク37が回動することによって上下可能となっている。枚葉紙押え36は、鋼製の丸棒によって形成されており、表面は滑らかに加工されている。
枚葉紙供給装置31は、枚葉紙吸着装置38を備えている。枚葉紙吸着装置38は、駆動機構部39によって回動及び平行移動するシャフト40に、複数の枚葉紙めくり上げ器41を取り付けて構成されている。枚葉紙めくり上げ器41は、その下面にゴム製の吸着パッド42を有しており、吸着パッド42の下面はシャフト40内の空洞部を通じて減圧可能となっている。
枚葉紙送り出し位置の下方には、エア吹出し部44を設けている。パイプ状をしたエア吹出し部44には、多数のエア吹出し孔45が開口しており、エア供給ホース46を通じて送られたエアは、エア吹出し孔45から斜め上方へ向けて吹き出される。エア供給ホース46には、エア吹出し孔45から吹き出すエアの強さを変化させるためのエア強さ調整器47を設けている。このエア吹出し部44、エア供給ホース46及びエア吹出し部44によって振動付与装置が構成されている。
また、エア吹出し部44の下方には、エア吐出部56を設けている。パイプ状をしたエア吐出部56には、エア吐出孔57が開口しており、エア供給ホース58を通じて送られたエアは、エア吐出孔57からテーブル32の上面に向けて水平方向へ吹き出される。
テーブル32の前端部近傍には、複数個の捌き爪49と複数個の押さえ爪50を設けている。捌き爪49は、テーブル32の上に置かれた枚葉紙33の端に引っ掛けて枚葉紙33を捌くものであり、板バネを折り曲げて形成されている。押さえ爪50は、枚葉紙保持部となるものであって、テーブル32の上に置かれた枚葉紙33の端部を押さえて保持できる。図示例では、押さえ爪50も板バネを折り曲げて形成されている。捌き爪49と押さえ爪50は、それぞれアクチュエータ(図示せず)により、独立して前後及び上下に移動可能となっている。
さらに、枚葉紙供給装置31の枚葉紙送り出し位置には、枚葉紙33を送り出すための一組のローラ48a、48bを設けている。
縦搬送部51は、上下のローラ52a、52b間に掛け回したベルト53と複数の送りローラ54からなる(図9(B)参照)。各送りローラ54は、各枚葉紙供給装置31の枚葉紙送り出し位置の外部に設けられ、ベルト53は最上段の枚葉紙供給装置31から最下段の枚葉紙供給装置31まで延びている。また、送りローラ54を設けた位置では、ベルト53の背面にバックプレート55を設けてベルト53の撓みを防いでいる。
搬送コンベア24は、例えばベルトコンベアであって、ストッカー22、23の下面から冊子揃え装置25へ枚葉紙を搬送するように構成されている。
図5(A)、図5(B)、図6(A)、図6(B)、図7(A)、図7(B)、図8(A)、図8(B)、図9(A)及び図9(B)は、上記枚葉紙供給装置31から枚葉紙33(カレンダー紙12、フィルム13、表紙18)を一枚ずつ送り出す様子を示す。図5(A)は、枚葉紙33を送り出し終えた直後の様子を示す。枚葉紙33を送り出し終えると、図5(B)に示すように、枚葉紙吸着装置38が下降し、テーブル32の上の1番上の枚葉紙33を吸着パッド42によって吸着する。このとき、押さえ爪50は前方へ後退しており、捌き爪49は枚葉紙33の端の上面に引っ掛けられている。なお、枚葉紙押え36は、自重によって1番上の枚葉紙33の前端部を押さえている。
ついで、図6(A)に示すように、エア吐出部56のエア吐出孔57から枚葉紙33の端面に向けてエアを吹き出し、枚葉紙吸着装置38が上昇して1番上の枚葉紙33の前端部を持ち上げる。枚葉紙33の端には捌き爪49が引っ掛けられているので、静電気などによって複数枚の枚葉紙33が持ち上げられた場合でも、持ち上げられた枚葉紙33はその端を捌き爪49によってパラパラと捌かれ、捌かれた枚葉紙33と枚葉紙33の中にエアが吹き込まれる。その結果、静電気などによって1番上の枚葉紙33にくっついて持ち上げられようとした枚葉紙33はその上の枚葉紙33から強制的に剥離される。
1番上の枚葉紙33の前端部が持ち上げられると、図6(B)に示すように、押さえ爪50がテーブル32の上の枚葉紙33の前端部をしっかりと押さえて保持する。押さえ爪50で枚葉紙33の前端部を押さえているのは、後述のようにエア吹出し部44からエアを吹き出したときにテーブル32の上に残っている枚葉紙33がエアによってまくれ上がらないようにするためである。
ついで、図7(A)に示すように、エア吹出し部44のエア吹出し孔45からエアを吹き出す。エア吹出し孔45から吹き出すエアは、エア強さ調整器47によってその強さが変化している。例えば、図10(A)に示すように規則的にエアの吹き出す強さが変化してもよく、ランダムにエアの吹き出す強さが変化してもよく、図10(B)のようにエアが間欠的に吹き出すようにしてもよい。また、エア吹出し部44は、枚葉紙吸着装置38よりも低い位置から上方ないし斜め上方へ向けてエアを吹き出すようになっていて、枚葉紙吸着装置38に吸着された枚葉紙33の下面にエアを吹き付ける。したがって、捌き爪49とエア吐出部56では剥がしきれず、図7(A)のように1番上の枚葉紙33の下面に2番目の枚葉紙33がくっついて持ち上げられた場合でも、2枚目の枚葉紙33の下面にエアが吹き付けられ、しかもエアの吹き出す強さが変化することによって2枚目の枚葉紙33がはためくように強制的に振動させられる。この結果、図7(B)に示すように、1枚目の枚葉紙33の下にくっついていた2枚目の枚葉紙33が1枚目の枚葉紙33から剥がれ落ちる。
フィルム13のような枚葉紙33では静電気によって複数枚の枚葉紙33がくっついて持ち上げられやすいが、そのような場合でも本装置によれば枚葉紙吸着装置38で確実に枚葉紙33を一枚ずつめくり取ることができる。
エア吹出し部44のエアが停止した後は、図8(A)及び図8(B)に示すように、押さえ爪50によってテーブル32の上の枚葉紙33を押さえ直すようにしてもよい。
枚葉紙33が枚葉紙吸着装置38によって一枚だけ分離してめくり上げられると、図9(A)に示すように、枚葉紙吸着装置38は枚葉紙33の前端をローラ48a、48b間へ挿入する。枚葉紙吸着装置38によって運ばれた枚葉紙33がローラ48a、48bによって掴まれると、枚葉紙33は枚葉紙供給装置31から一枚だけ送り出される。枚葉紙供給装置31から送り出された枚葉紙33は、図9(B)に示すように、送りローラ54とベルト53の間に送られ、縦搬送部51によって下方へ搬送される。1枚の枚葉紙33を送りだすと、押さえ爪50は前方へ後退し、捌き爪49はテーブル32の上の枚葉紙33の端部を押さえなおす。
こうして、それぞれの枚葉紙供給装置31からは、12ヵ月分のカレンダー紙12とそのフィルム13及び表紙18が順次送り出され、重ね合わされてカレンダー冊子15として縦搬送部51から搬送コンベア24へ送られる。
図示例でいえば、ストッカー22では、最上段の枚葉紙供給装置31から縦搬送部51へ7月のフィルム13が送り出され、上から2段目の枚葉紙供給装置31から縦搬送部51へ7月のカレンダー紙12が送り出されて縦搬送部51内で7月のフィルム13に重ねられる。さらに、3段目の枚葉紙供給装置31から縦搬送部51へ8月のフィルム13が送り出されて縦搬送部51内で7月のカレンダー紙12に重ねられ、4段目の枚葉紙供給装置31から縦搬送部51へ8月のカレンダー紙12が送り出されて縦搬送部51内で8月のフィルム13に重ねられる。5段目以降の枚葉紙供給装置31でも同様にフィルム13又はカレンダー紙12が送りだされ、ストッカー22の縦搬送部51では7〜12月分のカレンダー冊子が重ね合わされて搬送コンベア24へ送り出される。
また、ストッカー23では、最上段の枚葉紙供給装置31から縦搬送部51へ表紙18が送り出される。さらに、上から2段目の枚葉紙供給装置31から縦搬送部51へ1月のフィルム13が送り出されて縦搬送部51内で表紙18に重ねられ、3段目の枚葉紙供給装置31から縦搬送部51へ1月のカレンダー紙12が送り出されて縦搬送部51内で1月のフィルム13に重ねられる。4段目以降の枚葉紙供給装置31でも同様にフィルム13又はカレンダー紙12が送りだされ、ストッカー23の縦搬送部51では表紙18と1〜6月分のカレンダー冊子が重ね合わされる。ストッカー23の縦搬送部51内で重ねられた表紙18及び1〜6月分のカレンダー冊子は搬送コンベア24へ送り出され、ストッカー22から搬送コンベア24へ送られた7〜12月分のカレンダー冊子に重ねられる。こうして搬送コンベア24の上で重ねられた一年分のカレンダー冊子15は、搬送コンベア24によって冊子揃え装置25へ送られる。
(冊子揃え装置の構造)
図11は、冊子揃え装置25を示す斜視図である。図12(A)は、冊子揃え装置25の概略左側面図であり、図12(B)は、冊子揃え装置25の概略右側面図である。冊子揃え装置25は、テーブル61を備えており、後端部よりも前端部で低くなるように傾斜した状態で設置されている。冊子揃え装置25の傾きは、側面のハンドル73を回すことによって調整することができる。テーブル61の上面(テーブル面)の両側部には、テーブル61の上に送り込まれたカレンダー冊子15の両側部を押さえるための冊子押さえ64(枚葉紙押さえ部材)を設けている。冊子押さえ64は、薄いバネ材によってベルト状に形成されている。冊子押さえ64の表面及び角は、カレンダー冊子15に疵をつけないよう、滑らかに加工している。
テーブル61の一方側面には、カレンダー冊子15をその幅方向で揃えるための幅方向スケール65(スケール部)が突設されている。また、テーブル61の上面前部には、カレンダー冊子15をその長さ方向で揃えるための縦方向スケール66(衝突停止部材)が設けられている。縦方向スケール66は、テーブル61の前端部に設けた縦溝71に沿って移動可能となっており、テーブル61の下方に設けたアクチュエータ67によって縦溝71に沿って平行移動させることができる。
テーブル61の中央部には、縦長の開口74があいており、開口74では押上げバー75が昇降するようになっている。すなわち、押上げバー75はアクチュエータ76によって昇降可能となっており、押上げバー75を下降させた場合には、押上げバー75はテーブル61の上面よりも下に引っ込んでおり、押上げバー75を上昇させた場合には、押上げバー75はテーブル61の上面よりも上に飛び出る。テーブル61の上面よりも上に飛び出た押上げバー75は、縦方向スケール66に近くなるにしたがってテーブル61の上面に近くなるように傾斜している。押上げバー75の上方には、押上げバー75とほぼ平行となるようにして浮上り防止バー79を設けている。押上げバー75は、バイブレータ(図示せず)により微小振動、特に上下方向に微小振動するようになっている。
また、開口74よりも幅方向スケール65に近い位置には、第2の開口77があいており、第2の開口77からは第2の押上げバー78が昇降する。第2の押上げバー78は、押上げバー75よりも短いものであるが、押上げバー75と同様な構造を有している。すなわち、第2の押上げバー78を下降させた場合には、第2の押上げバー78はテーブル61の上面よりも下に引っ込んでおり、第2の押上げバー78を上昇させた場合には、第2の押上げバー78は少し傾斜した状態でテーブル61の上面よりも上に飛び出る。第2の押上げバー78も、押上げバー75と同様に微小振動するようになっている。押上げバー75及び第2の押上げバー78は、後述のように、カレンダー冊子15の中央部を持ち上げるものであり、押上げバー75は比較的大きな寸法のカレンダー冊子15に用いられ、第2の押上げバー78は比較的小さな寸法のカレンダー冊子15に用いられる。以下においては、カレンダー冊子15は比較的大きなものとし、押上げバー75を用いる場合について説明する。
テーブル61の上面の後方には、テーブル61へ枚葉紙33を送り込むためのベルトコンベア状をした送りコンベア62が設けられている。また、テーブル61の後方においては、送りコンベア62の両側にはそれぞれ冊子突出し器68(枚葉紙突出し部)が設けられている。冊子突出し器68は、アクチュエータ69によってテーブル61の上面と平行に前後に駆動される。また、テーブル61の上面後端部には、テーブル61の上面に向けてエアを吐出させるエアノズル70を設けている。
しかして、この冊子揃え装置25においては、図13〜図18に示すようにしてカレンダー冊子15の先端が揃えられる。図13(A)、図13(B)、図14(A)、図14(B)、図15(A)、図15(B)及び図16は、冊子揃え装置25によりカレンダー冊子15の縦方向の紙揃えを行う工程を順次示す概略説明図である。ただし、図13(A)、図13(B)では、冊子突出し器68、アクチュエータ69及びエアノズル70の図示を省略している。また、図14(A)、図14(B)、図15(A)、図15(B)及び図16では、送りコンベア62の図示を省略している。図17は、図14(A)に対応する状態における冊子揃え装置の概略斜視図である。図17でも送りコンベア62の図示を省略している。図18(A)は、図14(A)に対応する状態における冊子揃え装置の概略背面図である。図18(B)は、図14(B)に対応する状態における冊子揃え装置の概略背面図である。図18(C)は、図15(B)に対応する状態における冊子揃え装置の概略背面図である。
図13(A)は、冊子揃え装置25がカレンダー冊子15を受け取るときの状態を表している。このとき、縦方向スケール66は前方へ引っ込んでおり、冊子突出し器68は後退しており、押上げバー75はテーブル61の上面よりも上に上昇している。
図13(B)は、送りコンベア62によってテーブル61の上面にカレンダー冊子15が送り込まれている状態を表している。搬送コンベア24から送りコンベア62へ送られたカレンダー冊子15は、送りコンベア62によって押上げバー75と浮上り防止バー79の間へ送られる。
テーブル61の上面へ送られたカレンダー冊子15は、図14(A)、図17及び図18(A)に示すように、先端が縦方向スケール66に当たった状態で停止する。こうして、テーブル61の上面にカレンダー冊子15が搬入された状態では、カレンダー冊子15の中央部は前後方向に沿って押上げバー75によって上方へ持ち上げられており、カレンダー冊子15の両側部は冊子押さえ64で押さえられているので、カレンダー冊子15は、図17及び図18(A)に示すように、山成りに曲げられている。また、この状態では、カレンダー冊子15を構成する各枚葉紙33は揃っていない。
ついで、図14(B)及び図18(B)に示すように、アクチュエータ67によって縦方向スケール66が後方へ突出し、カレンダー冊子15の前端を押すことでカレンダー冊子15を後方へ移動させ、カレンダー冊子15の後端を冊子突出し器68に当接させる。このとき、冊子突出し器68の水平片は、図18(B)に示すように、持ち上げられたカレンダー冊子15の下に入り、冊子突出し器68の垂直片がカレンダー冊子15の後端に当接する。
この後、図15(A)に示すように、縦方向スケール66は元の位置に戻り、縦方向スケール66とカレンダー冊子15の前端との間に適当な距離の間隙が設けられる。
ついで、押上げバー75を微小振動させるとともにエアノズル70からエアを吹き出してカレンダー冊子15の枚葉紙33間にエアを吹き込むことで枚葉紙33間の摩擦を小さくする。押上げバー75を微小振動させ、それにより枚葉紙33を微小振動させながらエアを吹き付けることにより枚葉紙33間に隙間をあけてその隙間にエアを吹き込ませることができ、確実に枚葉紙33間の滑りをよくすることができる。
図15(B)に示すように、エアノズル70からエアを吹き出させるとともに押上げバー75を微小振動させたままで(押上げバー75の微小振動を停止させていてもよい。)、アクチュエータ69は、冊子突出し器68を一定距離だけ高速で勢いよく突出させることによってカレンダー冊子15を突き飛ばし、図18(C)に示すようにカレンダー冊子15の前端を縦方向スケール66に衝突させる。この結果、カレンダー紙12とフィルム13のような長さの異なる枚葉紙33が混在している場合であっても、各枚葉紙33の前端が縦方向スケール66に当たって止まることで、各枚葉紙33の前端が揃えられる。
なお、カレンダー冊子15の前端が縦方向スケール66に衝突して枚葉紙33が縦方向スケール66から跳ね返るのを防止するため、縦方向スケール66の衝突面には適度な弾力性を有する弾性シートを貼っておいてもよい。たとえばゴムシートや樹脂シートが好ましい。もっとも、弾性シートが柔軟すぎると枚葉紙33の紙揃え精度が低下するので、弾性シートは、適度の硬さも備えている必要がある。
上記の工程では、押上げバー75を上昇させてカレンダー冊子15を曲げた状態で縦方向スケール66に衝突させ、カレンダー冊子15の紙揃えを行った。これに対し、図19(A)及び図19(B)に示す比較例は、押上げバー75を有していない。この比較例の冊子揃え装置25Aでは、カレンダー冊子15を平らな状態のままで縦方向スケール66に衝突させてカレンダー冊子15の前端を揃える。しかし、比較例のような冊子揃え装置25Aでは、枚葉紙33の種類(例えば、薄い枚葉紙や軟らかい枚葉紙)によっては、図19(B)に示すように、縦方向スケール66に衝突した枚葉紙33の端がまくれ上がり、カレンダー冊子15の前端が揃わなくなるおそれがある。これに対し、本実施形態の冊子揃え装置25では、図18のようにカレンダー冊子15を山成りに曲げた状態で縦方向スケール66に衝突させているので、カレンダー冊子15の端がまくれ上がりにくく、カレンダー冊子15の紙揃えが確実になる。
ただし、枚葉紙33の種類(例えば、厚い枚葉紙や硬質の枚葉紙)によっては、図19(B)のように端がまくれ上がるおそれがない場合もあるので、そのような場合には、冊子揃え装置25においても押上げバー75を引っ込めたままで紙揃えを行うことは可能である。
こうしてカレンダー冊子15を構成する各枚葉紙33(カレンダー紙12、フィルム13及び表紙18)の前端が揃えられると、エアノズル70からのエアの吹き出しを停止するとともに冊子突出し器68を後退させる。また、図16に示すように、押上げバー75を下降させて引っ込め、カレンダー冊子15を平らに戻し、カレンダー冊子15の長さ方向における紙揃えを完了する。先端を揃えられたカレンダー冊子15は、冊子押さえ64によって保持されている。
(幅方向の揃え)
図20(A)及び図20(B)は、カレンダー冊子15を幅方向で揃えるとともに揃えたカレンダー冊子15を冊子取り出し装置26へ運ぶためのチャック81を示す正面図である。図20(A)は爪82が綴じた状態を示し、図20(B)は爪82が開いた状態を示す。チャック81は、図20(A)及び図20(B)に示すように、開閉する一対の爪82を有し、その側面にはカレンダー冊子15の側面に当ててカレンダー冊子15を揃えるための垂直で平らなスケール面83(ジョガー)が形成されている。また、チャック81は、爪82の近傍に昇降自在な樹脂製の押さえ84を備えている。
しかして、チャック81は、図21(A)〜図21(C)に示すようにしてカレンダー冊子15を幅方向で揃える。図21(C)に示すように、チャック81は、爪82を開いた状態でテーブル61の横溝72に入り込むことにより、スケール面83でカレンダー冊子15の一方側面を押す。さらに、図21(B)のように、カレンダー冊子15の他方側面を幅方向スケール65に押し付け、幅方向スケール65の側面とスケール面83の間にカレンダー冊子15を挟み込むことによってカレンダー冊子15を幅方向で揃える。こうしてカレンダー冊子15を長さ方向及び幅方向で揃え終わると、図21(C)のように、押さえ84が下降してカレンダー冊子15の縁を押さえ、爪82が綴じてチャック81でカレンダー冊子15の縁を掴む。そして、チャック81が後退してカレンダー冊子15を冊子揃え装置25から冊子取り出し装置26へ搬送する。
図22(A)に示すように、冊子取り出し装置26の上面は冊子揃え装置25のテーブル上面よりも少し低くなっている。カレンダー冊子15を冊子取り出し装置26へ移動させると、図22(B)に示すように、チャック81は爪82を開いてカレンダー冊子15を解放し、スケール面83でカレンダー冊子15の一方側面を押してカレンダー冊子15の他方側面を冊子揃え装置25の側面に押し付け、カレンダー冊子15をその幅方向で再び揃える。再びカレンダー冊子15を揃え終わると、図22(C)に示すように、押さえ84で再度カレンダー冊子15の縁を押さえ、チャック81の爪82でカレンダー冊子15の縁を掴む。
冊子取り出し装置26は、図23に示すように、その後部に紙揃え検査器、すなわち厚み計測用のゲージ85を備えており、カレンダー冊子15の端部の厚みをゲージ85で計測することによりカレンダー冊子15の先端が揃えられているかどうか判定する。そして、カレンダー冊子15の先端部の厚みが所定値以下であって、カレンダー冊子15の紙揃えが不良であると判断されると、そのカレンダー冊子15はカレンダー製造装置21から排出される。
なお、冊子取り出し装置26は省略しても差し支えない。
(パンチプレス装置)
冊子取り出し装置26で検査されたカレンダー冊子15はパンチプレス装置27へ送られる。パンチプレス装置27へ移送されたカレンダー冊子15は、パンチプレス装置27によりミシン目17と接着剤注入孔19を明けられる。パンチプレス装置27は、図24に示すようなパンチングユニット91を備えている。パンチングユニット91は昇降自在となっており、パンチングユニット91の前面にはミシン目カッター92が固定されている。また、パンチングユニット91の下面には孔明け治具93が設けられている。
しかして、パンチプレス装置27へカレンダー冊子15が移送されると、図24(A)のようにパンチングユニット91が下降し、図24(B)のようにミシン目カッター92がカレンダー冊子15にミシン目17を形成する。同時に、孔明け治具93がカレンダー冊子15を打ち抜き、カレンダー冊子15に接着剤注入孔19を開口する。カレンダー冊子15にミシン目17及び接着剤注入孔19が加工されると、カレンダー冊子15はチャックなどの搬送手段によって綴じ枠供給装置28へ移送される。
(綴じ枠供給装置)
綴じ枠供給装置28は、綴じ枠作製ユニット100、接着剤塗布ユニット108及び綴じ枠折り畳みユニット109を備えている。図25(A)〜図25(E)は、綴じ枠作製ユニット100の構成とその綴じ枠作製工程を示す概略斜視図である。綴じ枠作製ユニット100には、図25(A)に示すように複数枚の板紙101がストックされており、ストック位置からは板紙101が一枚ずつ送り出される。ストック位置から送り出された板紙101は、図25(B)に示すように、賦形ローラ102と賦形ローラ103の間を通過して形付けられ、綴じ枠14が作製される。すなわち、賦形ローラ102の外周面には凸リング104a、104bが設けられており、賦形ローラ103には賦形ローラ102の凸リング104a、104bに対応して凹リングが形成されている。そして、板紙101は、賦形ローラ102の凸リング104aとそれに対応する賦形ローラ103の凹リングで挟まれることにより、図25(C)に示すように、綴じ枠14を前片14aと背片14bとの間で折り曲げるための折り曲げ部105が形成される。同時に、板紙101は、賦形ローラ102の凸リング104bとそれに対応する賦形ローラ103の凹リングで挟まれることにより、リブ107が形成される。ついで綴じ枠14は、図25(D)に示すように折り曲げ部105をブレード106で押さえて曲げられ、図25(E)のように略直角に曲げられる。
さらに、綴じ枠供給装置28は、図26(A)及び図26(B)に示すような接着剤塗布ユニット108と、図26(C)に示すような綴じ枠折り畳みユニット109を備えている。
しかして、綴じ枠供給装置28へ移送されたカレンダー冊子15は、揃えた状態で綴じ枠供給装置28のテーブル110の上に置かれる。このとき、カレンダー冊子15は、図26(A)に示すように、先端部分が、テーブル110の端に設けられた昇降自在な綴じ枠受け111の上方へ飛び出るように置かれる。一方、上記のようにして作製された綴じ枠14は、その背片14bを綴じ枠受け111の上に置かれる。ついで、図26(B)に示すように、綴じ枠受け111が上昇して背片14bがカレンダー冊子15の先端部分の下面に重ねられる。ついで、接着剤塗布ユニット108は、カレンダー冊子15の接着剤注入孔19に沿って溶融した状態のホットメルト樹脂などの接着剤112を塗布する。ついで、綴じ枠折り畳みユニット109が突き出され、図26(C)に示すように、綴じ枠14の前片14aがカレンダー冊子15の上に折り重ねられる。
こうして綴じ枠14を仮止めされたカレンダー冊子15は、綴じ枠14とともに綴じ枠取付け装置29へ運ばれる。
(綴じ枠取付け装置)
綴じ枠取付け装置29は、図27(A)に示すような押圧ユニット、すなわち上下一対の加圧ローラ121、122によって構成されている。加圧ローラ121、122は、いずれも複数のローラ123にベルト124を掛け回したものであり、加圧ローラ121、122間には綴じ枠14を仮止めされたカレンダー冊子15が通過する隙間が形成されている。また、上側の加圧ローラ121は昇降可能となっている。
しかして、綴じ枠14を仮止めされたカレンダー冊子15が綴じ枠取付け装置29へ移送されると、上昇していた加圧ローラ121が下降し、図27(A)のように加圧ローラ121と加圧ローラ122の間に綴じ枠14とカレンダー冊子15の端部を挟み込み、接着剤112を硬化させることによって綴じ枠14をカレンダー冊子15の端部に圧着させる。
こうして、カレンダー冊子15の端部に綴じ枠14が取り付けられると、図27(B)のように加圧ローラ121、122のベルト124が回転して綴じ枠14を押圧しながらカレンダー冊子15を孔明け装置30へ送り出し、カレンダー冊子15を孔明け装置30へ運ぶ。
(孔明け装置)
孔明け装置30は、図2に示すように、孔明けパンチ131を備えている。そして、孔明け装置30へ運ばれたカレンダー冊子15は、孔明けパンチ131によって図1のように綴じ枠14とカレンダー冊子15の端部に吊下用孔16を穿孔され、カレンダー11が出来上がる。こうして製造されたカレンダー11は、コンベア132などによって搬出テーブル装置34へ送られ、搬出テーブル装置34にストックされる。
(その他の変形例)
以上説明した枚葉紙供給装置31又は振動付与装置は、適宜設計変更することも可能である。図28は本発明の変形例を示す概略図である。上記実施形態の冊子揃え装置25では、図14に示すように、カレンダー冊子15の中央部が高くなるようにカレンダー冊子15を曲げていたが、図28に示す変形例の冊子揃え装置151では複数の押上げバー75を設け、カレンダー冊子15の中央部が低くなるようにしている。
図29(A)は本発明の別な変形例を示す概略図である。この変形例の冊子揃え装置152では、テーブル面154(テーブル61の上面)を左右方向の中央部で高くし、テーブル面154にカレンダー冊子15を置くだけでカレンダー冊子15が曲がるようにしている。ただし、テーブル面154が湾曲していると、幅方向の紙揃えができなくなるが、カレンダー冊子15の幅方向の紙揃えは冊子取り出し装置26で行えばよい。
図29(B)は本発明のさらに別な変形例を示す概略図である。この変形例の冊子揃え装置153では、テーブル面154を左右方向の中央部で低くなるようにしている。
なお、上記実施形態では、枚葉紙揃え装置をカレンダー製造装置に用いた場合を説明したが、本発明の枚葉紙揃え装置はカレンダー製造装置以外にも使用することができる。
11 カレンダー
12 カレンダー紙
13 フィルム
15 カレンダー冊子
18 表紙
21 カレンダー製造装置
22、23 ストッカー
24 搬送コンベア
25、151、152、153 冊子揃え装置
26 冊子取り出し装置
31 枚葉紙供給装置
33 枚葉紙
51 縦搬送部
61 テーブル
62 送りコンベア
64 冊子押さえ
65 幅方向スケール
66 縦方向スケール
67 アクチュエータ
68 冊子突出し器
69 アクチュエータ
70 エアノズル
73 ハンドル
75 押上げバー
76 アクチュエータ
78 第2の押上げバー
79 浮上り防止バー
81 チャック
82 爪
83 スケール面
84 押さえ
85 ゲージ
154 テーブル面

Claims (12)

  1. 複数枚の枚葉紙を置くためのテーブル面と、
    複数枚の枚葉紙を一度に衝突させて複数枚の枚葉紙の端を揃えるための、前記テーブル面に設けられた衝突停止部材と、
    前記テーブル面に垂直な方向から見たとき前記衝突停止部材に対する複数枚の枚葉紙の衝突方向と平行な方向に延びていて、前記テーブル面の上の複数枚の枚葉紙を部分的に支持して前記衝突停止部材に対する複数枚の枚葉紙の衝突方向と垂直な面内で複数枚の枚葉紙を湾曲させるための押上げバーと、
    前記押上げバーに支持された複数枚の枚葉紙の端部を突き飛ばして複数枚の枚葉紙を一度に前記衝突停止部材衝突させるための枚葉紙突出し部と、
    を有することを特徴とする枚葉紙揃え装置。
  2. 前記押上げバーを振動させるようにしたことを特徴とする、請求項に記載の枚葉紙揃え装置。
  3. 前記押上バーに支持された複数枚の枚葉紙の端部に向けてエアを吹き出すエアノズルを備えていることを特徴とする、請求項に記載の枚葉紙揃え装置。
  4. 前記押上げバーは、前記衝突停止部材に近づくにつれて前記テーブル面に近づくように傾斜していることを特徴とする、請求項に記載の枚葉紙揃え装置。
  5. 前記押上げバーは、前記テーブル面の下方と前記テーブル面の上方との間で昇降可能になっていることを特徴とする、請求項2に記載の枚葉紙揃え装置。
  6. 前記衝突停止部材は、枚葉紙の衝突方向に移動可能となっていることを特徴とする、請求項1に記載の枚葉紙揃え装置。
  7. 前記テーブル面は、枚葉紙が前記衝突停止部材に向けて突き出される方向に向けて下り傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載の枚葉紙揃え装置。
  8. 前記テーブル面の側面に設けた、枚葉紙の衝突方向と直交する方向の一方側面を当てて枚葉紙を揃えるためのスケール部と、
    枚葉紙の衝突方向と直交する方向における枚葉紙の他方側面を押さえて枚葉紙の他方側面を揃えるためのジョガーと、
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の枚葉紙揃え装置。
  9. 前記衝突停止部材の表面が、弾性を有することを特徴とする、請求項1に記載の枚葉紙揃え装置。
  10. 枚葉紙の衝突方向に沿って枚葉紙を部分的に押さえる枚葉紙押さえ部材を有することを特徴とする、請求項1に記載の枚葉紙揃え装置。
  11. 前記押上げバーに対向させて前記押上げバーの上方に浮上り防止バーを設けたことを特徴とする、請求項に記載の枚葉紙揃え装置。
  12. 請求項1から11のうちいずれか1項に記載された枚葉紙揃え装置を備えたカレンダー製造装置。
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