JP2004243587A - 付箋紙束作製機 - Google Patents

付箋紙束作製機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004243587A
JP2004243587A JP2003034017A JP2003034017A JP2004243587A JP 2004243587 A JP2004243587 A JP 2004243587A JP 2003034017 A JP2003034017 A JP 2003034017A JP 2003034017 A JP2003034017 A JP 2003034017A JP 2004243587 A JP2004243587 A JP 2004243587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
sticky note
adhesive
paper
note bundle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2003034017A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Takahane
斎志 高羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO ITEC CO Ltd
Original Assignee
TOYO ITEC CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO ITEC CO Ltd filed Critical TOYO ITEC CO Ltd
Priority to JP2003034017A priority Critical patent/JP2004243587A/ja
Publication of JP2004243587A publication Critical patent/JP2004243587A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)

Abstract

【課題】例えばA4やB5サイズの用紙から簡単に付箋紙を形成してその積み重ね束を作製する、小型で構造な簡単な付箋紙束作製機を提供すること。
【解決手段】第1カッター装置5が、用紙3にその送り方向へ延びる縦方向切り込み線6を、送り方向に対してほぼ直交する横方向へ所定の間隔を開けて複数形成し、第2カッター装置5Bが、用紙3を横方向へ切断して送り方向へ離間させたユニット11を形成する。ユニット11は、積み重ね装置14によって所定枚数積み重ねられ、その際に各ユニット11の一端部11a表面には粘着剤22が粘着剤塗布装置21により塗布され、所定枚数の付箋紙を積み重ねた束25が作製される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の大きさの用紙を裁断して多数の紙葉片を形成し、これら紙葉片の表面に部分的に粘着剤を塗布して付箋紙とし、この付箋紙を所定の枚数積み重ねて付箋紙束を形成する、小型でかつ構造の簡単な付箋紙束作製機に関する。
【0002】
【従来の技術】
感圧性粘着剤が片面の端部に塗布された付箋紙又は同様なものは、複数枚を積み重ねた束を一単位として販売されている。このような付箋紙束は、一枚の付箋紙(一単位)の平面サイズの何倍もの大きさの原紙の片面に粘着剤を塗布し、その原紙を複数枚積み重ねることにより原紙の積み重ね体を形成した後、原紙の積み重ね体を断裁機によって一単位の大きさに断裁する方法により一度に多数の積み重ね体を製造していた。しかし、一度に多数の積み重ね体を作製する上述の装置は、その構造上、非常に大きくなるため、規模の小さな工場等に設置することが難しいことから、小型の積み重ね装置が提案された(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載された積み重ね装置では、予め片面に接着剤が塗布された帯状紙から一枚の付箋紙を順次打ち抜き、それを積み重ね装置により積み重ねて積み重ね体を形成するものであった。そのため、ロールに巻かれた特別な帯状紙を必要とし、また、この帯状紙から付箋紙を打ち抜く切断装置や、打ち抜いた付箋紙を一枚ずつ積み重ねる押上板およびシリンダーなどの装置を必要とした。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−310945号公報(段落0002,段落0005)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された積み重ね装置では、これを構成している切断装置や積み重ねのための各種装置は、複雑な構造であるため、一般の企業や事業所又は家庭で簡易に付箋紙を作製し得るような装置ではなかった。付箋紙などは、その使用態様からしてほとんどの場合、使い捨てであり、したがって一般の企業や事業所又は家庭での使用の場合、一度使用した、例えばA4やB5サイズ等の用紙(古紙)等から付箋紙を形成し、それを使用することができれば、非常に経済的である。
【0006】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、例えばA4やB5サイズ等の用紙から簡単に付箋紙を形成してその積み重ね束を作製する、小型で構造な簡単な付箋紙束作製機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題解決のために、この発明が対象とするのは、所定サイズの用紙を裁断して得た多数の紙葉片の端部に粘着剤を塗布し、所定枚数の前記紙葉片をその厚み方向へ重ね合わせて付箋紙束を製造する付箋紙束作製機である。
【0008】
かかる付箋紙束作製機において、この発明が特徴とするところは、前記用紙の送り方向へ延びかつ該送り方向に対してほぼ直交する横方向へ所定の間隔を開けた複数の縦方向切り込み線と前記横方向へ延びる横方向切り込み線とを形成し、前記横方向へ並んだ複数の前記紙葉片を一グループとして相互に離間したユニットを形成するユニット形成装置と、粘着剤塗布手段を介して前記ユニットの一端部表面に粘着剤を塗布するとともに、粘着剤が塗布された前記ユニットをその厚み方向へ順次重ね合わせる積み重ね装置とを有すること、にある。
【0009】
この発明に係る付箋紙束作製機における好ましい実施態様としては、前記積み重ね装置が、積み重ね方向へ弾性力が付与されて、複数の前記ユニットを積み重ねつつ載積する可動板と、前記可動板の上方に位置して前記可動板にほぼ並行かつ前記送り方向へ並んで設置され、前記第2カッター装置から出た前記ユニットを仮置きする第1,2支持板と、前記第1,2支持板上に仮置きされた前記ユニットにおける前記送り方向側の他端部を前記第2支持板に対して押さえ付ける押さえ板とを備え、前記押さえ板が、前記横方向へ延びる支持軸により旋回可能に支持され、前記押さえ板の旋回動作により前記押さえ板の一方の端部が、前記ユニットの前記他端部を前記第2支持板に押さえ付けている間に前記粘着剤塗布手段により前記第1支持板上に乗っている前記ユニットの前記一端部表面に粘着剤を塗布し、前記第1,2支持板は、相対峙する端部が前記可動板の載置面にほぼ直交する上方向へ向かって移動し、その後元の位置に戻るように旋回可能に支持され、前記第1,2支持板の旋回動作により前記第1,2支持板上に仮置きされた前記ユニットを前記両支持板下の前記可動板上に載せ換えることにある。
【0010】
また、本発明に係る付箋紙束作製機における他の実施態様としては、前記積み重ね装置が、前記ユニットを収容可能な大きさで、上部が開放した付箋紙束収納箱を有し、前記収納箱の底面に弾性部材が配置され、前記可動板が前記弾性部材により支持されていることである。
【0011】
本発明に係る付箋紙束作製機における他の実施態様としては、前記ユニット形成装置が、前記用紙の送り方向へ延びる前記縦方向切り込み線を、前記送り方向に対してほぼ直交する横方向へ複数形成する第1カッター装置と、前記用紙を横方向へ切断して前記送り方向へ離間した前記ユニットとする第2カッター装置とから構成されていることにある。前記第1カッター装置により形成される前記縦方向切り込み線は、切り残し部を形成する不連続線とすることが好ましい。その場合、不連続な前記各縦方向切り込み線における前記切り残し部が、前記各ユニットについて少なくとも1つ存在していることが好ましい。
【0012】
本発明に係る付箋紙束作製機における他の実施態様としては、前記粘着剤塗布手段が、前記ユニットの一端部表面に粘着剤を塗布する粘着剤噴射ノズルを備えていることである。また、この発明に係る付箋紙束作製機では、さらに、複数枚の前記用紙を一枚ごとに前記ユニット形成装置へ送る給紙装置を備え、複数枚の前記用紙を順次搬送して連続的に付箋紙束を作製するようにすることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明に係る付箋紙束作製機の詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、本発明の一実施形態に係る付箋紙束作製機1の構造を概略的に示す構成説明図であり、用紙3の送り方向を矢印Yで示し、この送り方向に直交する横方向を矢印Xで示している。
【0014】
付箋紙束作製機1は、例えば、A4又はB5サイズの用紙3を多数収納した収納部2から一枚ごとに用紙3を取り出す給紙装置(図示せず)を備え、収納部から給紙装置で取り出された一枚の用紙3は、一対の送りローラ4a,4bからなる供給装置4により搬送される。供給装置4における一対の送りローラ4a,4bの一方は、図示しない駆動装置により駆動され、用紙3が両送りローラ4a,4b間に挿入されると、用紙3を挟んで送り方向Yへ送り出す。搬送装置4より下流側、即ち送り方向Yには、ユニット形成装置5が設置されている。ユニット形成装置5は、第1カッター装置5Aと第2カッター装置5Bとから構成されている。
【0015】
第1カッター装置5Aは、用紙3に対しその搬送中に、送り方向へ延びる縦方向切り込み線6を、送り方向Yに対してほぼ直交する横方向Xへ所定の間隔を開けて複数形成する。この縦方向切り込み線6の横方向間隔は、後述する紙葉片13の幅寸法とされる。すなわち、第1カッター装置5Aは、図2に示すように横方向Xへ延びる軸7aで回転可能に支持されたローラ7bを備え、該ローラ7bの周面には、リング状をした厚みの非常に薄い切断刃8がローラ7bと同心的に取り付けられ、各切断刃8の刃先はローラ7bの周面から径方向外方へ僅かに突出している。第1カッター装置5Aは、さらに、ローラ7bに並行して延びる軸9aで回転可能に支持された複数の圧接ローラ9bを備えている。これら圧接ローラ9bは、それら各周面が、ローラ7bの周面を各リング状切断刃8で横方向へ区分けされた複数の周面部7cそれぞれに接触するように横方向へ間隔をあけて配置されている。
【0016】
用紙3には、その搬送中に送り方向へ延びる複数の縦方向切り込み線6が第1カッター装置5により形成されるが、これら縦方向切り込み線6は、切り残し部6aを形成した不連続線とすることがよい。その場合、各縦方向切り込み線6における切り残し部6aは、ローラ7bに設けたリング状の切断刃8に、周方向に少なくとも1つの切り欠き部8aを設け、切断刃8の刃先を周方向へ不連続とすることにより形成することができる。
【0017】
この実施形態に係る付箋紙束作製機1では、第1カッター装置5Aより下流側に第2カッター装置5Bが設置されている。第2カッター装置5Bは、送り方向へ延びる多数の縦方向切り込み線6が入れられた用紙3に横方向切り込み線を入れ、用紙3を横方向へ切断して送り方向へ切り離し、横方向へ並んだ複数の紙葉片13を一グループとしたユニット11を形成する。第2カッター装置5Bは、用紙3の表裏面を挟むように配置された一対の円筒体10a,10bを備え、各円筒体10a,10bの周面には、それぞれ複数の第1,2切断螺旋刃12a,12bが周方向へ間隔をあけて螺旋状に、かつ各円筒体10a、10bの回転中に相互に噛み合うように形成されている。その結果、各円筒体10a、10bの回転中にそれぞれ第1,2切断螺旋刃12a,12bが協同して、各円筒体10a,10b間を通過する用紙3を横方向へ裁断する。その際、用紙3の送り速度に対する円筒体10a,10b周面の第1,2切断螺旋刃12a,12bの捻りの大きさを適宜設計することにより、用紙3を送り方向へ対して直交する横方向へ直線的に裁断することができる。
【0018】
ところで、第2カッター装置5Bに供給される用紙3には、送り方向へ延びる多数の不連続な縦方向切り込み線6が第1カッター装置5によって形成されているが、この不連続な縦方向切り込み線6を用紙3に形成する際、各縦方向切り込み線6における切り残し部6aが、第2カッター装置5Bで切断される各ユニット11に少なくとも1つ存在するようにされている。
【0019】
各ユニット11に少なくとも1つの切り残し部6aを形成する手段の具体例としては、第1カッター装置5におけるリング状の切断刃8に1つの切り欠き部8aが設けられているとすると、ローラ7bが一回転したときの用紙送り長さを、後工程の第2カッター装置5Bで裁断されるユニット11の送り長さとなるように各部分の寸法を設計すると同時に、送り方向に位置する各縦方向切り込み線6上の切り残し部6a間で用紙3を横方向へ裁断し得る位置に第2カッター装置5Bを設置する。その結果、各ユニット11は、図1に示すように各縦方向切り込み線6により切り分けられた複数の紙葉片13が切り残し部6aで横方向につながった状態のものとなる。
【0020】
第2カッター装置5Bで切断されたユニット11の送り方向には、積み重ね装置14が配置されている。図3は、積み重ね装置14の構造を、図1の切断線A−Aで切断して概略的に示す断面図である。積み重ね装置14は、ユニット11を収容可能な大きさで、上部が開放した付箋紙束収納箱14aを備え、該収納箱14aの底面には、例えば、コイルスプリング、リーフスプリング、ゴムやスポンジなどの弾性体の如き弾性部材14bが付勢力を付箋紙積み重ね方向へ付与するように配置されている。
【0021】
収納箱14a内には、弾性部材14bにより弾性支持された可動板14cが配置され、該可動板14cは、複数のユニット11を積み重ねた状態で支持する。可動板14cの上方には、第1,2支持板15,16が、可動板14cにほぼ並行かつユニット11の送り方向へ並んで設置されている。これら第1,2支持板15,16は、第2カッター装置5Bから出たユニット11を仮置きするためのもので、ユニット11の送り方向とは反対側の一端部11aが第1支持板15上に乗り、他端部11bが第2支持板16上に乗る。
【0022】
収納箱14aのユニット送り方向側における上部には、押さえ板17が支持軸18により旋回可能に設置されている。すなわち、押さえ板17は、ユニット送り方向側とは反対側の一端部17aが、ユニット11の送り方向側の他端部11bを第2支持板16に押さえ付けたり、解除したりするように他端部17bを支持軸18に旋回可能に取り付けて設置されている。押さえ板17は、支持軸18を図示しない駆動装置(例えば、ステッピングモータなど)により正逆方向へ交互に回転させるか或いは押さえ板17に可動ピン又はリンクを連結した図示しない電磁ソレノイド装置を往復動作させるなどして旋回動作をさせることができる。
【0023】
第1,2支持板15,16は、相対峙する一端部15a,16aと、それら一端部15a,16aとは反対側の他端部15b,16bとを有し、それぞれの一端部15a,16aが、可動板14cの載置面にほぼ直交する上方向へ向かって所定角度移動し、その後元の位置に戻るようにそれぞれの他端部15b,16bが支持軸19,20によって旋回可能に支持されている。これら第1,2支持板15,16も、押さえ板17と同じように図示しない駆動装置(例えば、ステッピングモータなど)や電磁ソレノイド装置などを利用して旋回動作をさせることができる。
【0024】
収納箱14aの上方において、粘着剤塗布手段としての粘着剤塗布装置21が、ユニット送り方向側とは反対側に設置されている。この粘着剤塗布装置21は、第1,2支持板15,16上に仮置きされたユニット11の一端部11a表面に粘着剤22を塗布する。そのために、粘着剤塗布装置21は、ユニット11において縦方向切り込み線6上の切り残し部6aで横方向へつながっている各紙葉片13の一端部表面に部分的に粘着剤22を塗布し得るように紙葉片13と同じ数の粘着剤噴射ノズル23を備えた構造とされている。各噴射ノズル23は、粘着剤噴射時に不必要な部分に飛散させないように正確に各紙葉片13の一端部表面に粘着剤を塗布し得るようユニット11の表面に対して離隔接近可能に支持されていることが好ましい。
【0025】
粘着剤塗布装置21として、多数の噴射ノズル23を設置する構成の他、プリンター装置などに利用されているインクジェット方式の印刷ヘッドを利用することもできる。すなわち、印刷ヘッドを送りネジ棒で横方向へ往復移動可能に設置し、印刷インキに代えて粘着剤を印刷ヘッドから所定の位置に噴射させて塗布するようにすることもできる。この場合、印刷ヘッドに設けられる噴射ノズルは1つである。
【0026】
次に、第2カッター装置5Bで裁断されたユニット11が積み重ね装置14により積み重ねられ、かつユニット11の一端部11a表面において各紙葉片13ごとに粘着剤22が塗布される動作を、図3〜図13の動作説明図を参照して説明する。第2カッター装置5Bで裁断されたユニット11が積み重ね装置14に搬送されてくるときには、収納箱14a内の第1,2支持板15,16は、図3に示すように可動板14cに並行な状態(閉じられた状態)となっており、また押さえ板17はその一端部17aが可動板14cに対して上方へ上がった状態となっている。
【0027】
第2カッター装置5Bで裁断されたユニット11が積み重ね装置14に搬送されると、ユニット11は、図3に示すように閉じられている第1,2支持板15,16上に仮置きされる。その後、図4に示すように押さえ板17が旋回し、その一端部17aが収納箱14a内に倒れてユニット11の他端部11bを第2支持板16に押さえ付ける。次いで、粘着剤塗布装置21の噴射ノズル23がユニット11の一端部11a表面に接近移動し、粘着剤22が、図5に示すように各噴射ノズル23から噴射され、ユニット11の一端部11a表面に塗布される。
【0028】
ユニット11の一端部11a表面に粘着剤22が塗布されると、各噴射ノズル23が後退し、図6に示すように第1支持板15が旋回し、その一端部15aが、ユニット11の一端部11aをめくり上げながら可動板14cから離れる上方向(開いた状態)へ移動する。第1支持板15の一端部15aがユニット11の一端部11aから離れると、めくれ上がったユニット11の一端部11aは、ユニット自体が持っている復帰力で平坦な状態に戻ろうとするので、可動板14c上に倒れる。
【0029】
その後、図7に示すように、第1支持板15が旋回して、その一端部15aが可動板14cに向かって移動して閉じ、ユニット11に接触してこれを押さえる。第1支持板15の他端部15bは、弾性部材14bにより支持されている可動板14cの最上位置よりも若干高い位置で支持されているため、閉じた状態の第1支持板15は、一端部15aが下がる方向へ傾斜するため、第1支持板15とユニット11の一端部表面との間に若干の隙間ができる。したがって、ユニット11の一端部11a表面が閉じた第1支持板15に接触することはなく、よってユニット11の一端部11a表面に塗布されている粘着剤22が、第1支持板15に接着するようなことはない。
【0030】
次いで、図8に示すように、押さえ板17が旋回してその一端部17aがユニット11の他端部11bから離れるように上方へ移動し、続いて図9に示すように第2支持板16が旋回し、一端部16aがユニット11の他端部11bをめくり上げながら可動板14cから離れる上方向へ移動して開く。第2支持板16の一端部16aがユニット11の他端部11bから離れると、めくれ上がったユニット11の他端部11bは、ユニット自体が持っている復帰力で平坦な状態に戻ろうとするので、可動板14c上に倒れる。その結果、ユニット11の全体が、図10に示すように可動板14cの上に載せ換えられ、図11に示すように第2支持板16が元の位置に戻って初期の準備状態に復帰する。その後、引き続き、図12に示すように次のユニット11が積み重ね装置14の第1,2支持板15,16上に搬送されて仮置きされる。
【0031】
このような動作が繰り返されることにより、図13に示すように可動板14c上には多数のユニット11がその厚み方向へ積み重ねられてユニット束24となり、それに伴って可動板14cが弾性部材14bを押圧して収納箱14aの底面方向へ下がる。可動板14cに載置されたユニット束24が所定の厚み(積み重ね枚数)になると、最後に、付箋紙26を作製するために搬送した用紙3と同じサイズで、片面に剥離加工が施された台紙(図示せず)を、剥離加工面を下に向けて用紙3と同じように給紙する。この台紙には、その搬送中に、用紙3と同様に縦方向切り込み線6が入れられ、また横方向に裁断されてユニット11とされ、それらが積み重ね装置14に送られる。台紙が積み重ね装置14における可動板14c上のユニット束24の最上部に重ねられるときには、粘着剤塗布装置21は作動しないようにしておく。
【0032】
可動板14cに載置されたユニット束24が所定の厚み(積み重ね枚数)になると、センサーでそれを検知し、その後に搬送される最後の1枚の用紙を台紙と判断し、それがユニット束24に積み重ねられると、警報音やランプ表示等により収納箱14aからユニット束24の取り出しを指示するとともに、その後の引き続く用紙の送りを強制的に停止する。
【0033】
収納箱14aから取り出されたユニット束24は、図14に示すように複数の付箋紙束25が縦方向切り込み線6上の切り残し部6aで横方向へつながったものであり、したがってユニット束24を切り残し部6aで切り離して各付箋紙束25に分ける。この付箋紙束25から付箋紙26を一枚ずつ剥離して使用する。
【0034】
この付箋紙束作製機1では、例えばA4やB5サイズ等の用紙3を搬送中に第1カッター装置5で、一度に多数の縦方向切り込み線6を入れ、次いで第2カッター装置5Bでユニット11に切り分け、それを積み重ね装置14でユニット束24にしつつ粘着剤22を塗布するようにしたので、構造が単純で、かつ小型化が可能である。したがって、付箋紙束作製機1を一般の企業や事業所又は家庭に設置して使用すれば、A4やB5サイズ等の用紙3から簡易に付箋紙26を作製することができる。
【0035】
このように、付箋紙束作製機1では、一般の企業や事業所又は家庭などに設置して付箋紙26を作製することができるため、一度使用した、例えばA4やB5サイズ等の用紙(古紙)3等からも付箋紙26を簡単に作製でき、その結果古紙などの再利用が可能となるとともに、それに伴う大きな経済的効果を得ることができる。
【0036】
図示例の付箋紙束作製機1では、ユニット形成装置5を構成する第1カッター装置5Aが第2カッター装置5Bより用紙3の送り方向上流側に位置し、用紙3に不連続な縦方向切り込み線6を形成した後に、用紙3を横方向へ切断してユニット11を形成するようにされていたが、本発明では、第1,2カッター装置5A,5Bの位置に限定されるものではなく、第1カッター装置5Aを第2カッター装置5Bより用紙3の送り方向下流側に位置させ、最初に、第2カッター装置5Bによって用紙3を横方向へ切断して送り方向へ切り分け、引き続いてそれを第1カッター装置5Aによって不連続な縦方向切り込み線6を形成してユニット11を形成するようにしてもよい。
【0037】
また、図示例の付箋紙束作製機1では、第2カッター装置5Bが、それぞれの周面に横方向へ螺旋状に延びる第1,2螺旋切断刃を形成した一対の円筒体10a,10bから構成されていたが、本発明ではこのような構成の第2カッター装置5Bに限定されるものではなく、例えば、スクリュウロッド、ベルト或いはワイヤーなどで往復動可能に支持されたカッター刃を用いた公知のカッター装置を用いて用紙3に直線状の横方向切り込み線を入れて切断することもできる。この場合、カッター刃を横方向へ移動させているときには、用紙3の搬送を一時的に停止させておくことが好ましい。
【0038】
【発明の効果】
本発明に係る付箋紙束作製機では、構造が単純で、かつ小型化が可能であり、一般の企業や事業所、又は家庭に設置して使用すれば、例えばA4やB5サイズ等の用紙から簡易に付箋紙を作製することができ、その結果、一度使用した用紙(古紙)から付箋紙を作製すれば、古紙の再利用とともに、それに伴う大きな経済的効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】付箋紙束作製機を概略的に示す構成説明図である。
【図2】付箋紙束作製機の第1カッター装置を概略的に示す斜視図である。
【図3】最初のユニットが搬送された積み重ね装置の概略を、図1の3−3線で切断して示す断面図である。
【図4】ユニットへの粘着剤塗布工程を概略的に示す図3と同様な積み重ね装置の断面図である。
【図5】ユニットへの粘着剤塗布工程を概略的に示す図3と同様な積み重ね装置の断面図である。
【図6】ユニットを可動板に載せ換える工程を概略的に示す図3と同様な積み重ね装置の断面図である。
【図7】図6に示す工程に続いてユニットを可動板に載せ換える工程を概略的に示す断面図である。
【図8】図7に示す工程に続いてユニットを可動板に載せ換える工程を概略的に示す断面図である。
【図9】図8に示す工程に続いてユニットを可動板に載せ換える工程を概略的に示す断面図である。
【図10】図9に示す工程に続いてユニットを可動板に載せ換える工程を概略的に示す断面図である。
【図11】可動板へのユニットの載せ換えが終了した状態を概略的に示す断面図である。
【図12】図11に示す工程に続いて次のユニットが積み重ね装置に搬送されて仮置きされた状態を概略的に示す積み重ね装置の断面図である。
【図13】粘着剤が塗布された複数のユニットが積み重ねられた状態を概略的に示す積み重ね装置の断面図である。
【図14】積み重ね装置から取り出された積み重ね束を、付箋紙束に切り分ける状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 付箋紙束作製機
3 用紙
4 搬送装置
4a,4b ローラ
5 ユニット形成装置
5A 第1カッター装置
5B 第2カッター装置
6 縦方向切り込み線
6a 切り残し部
7a 軸
7b ローラ
7c 周面部
8 リング状の切断刃
8a 切り欠き部(間隔部)
9a 軸
9b 圧接ローラ
10a,10b 円筒体
11 ユニット
11a ユニットの一端部
11b ユニットの他端部
12a 第1切断螺旋刃
12b 第2切断螺旋刃
13 紙葉片
14 積み重ね装置
14a 付箋紙束収納箱
14b 弾性部材
14c 可動板
15 第1支持板
15a 第1支持板の一端部
15b 第1支持板の他端部
16 第2支持板
16a 第2支持板の一端部
17 押さえ板
17a 押さえ板の一端部
21 粘着剤塗布装置(粘着剤塗布手段)
22 粘着剤
23 粘着剤噴射ノズル
24 ユニット束
25 付箋紙束
26 付箋紙

Claims (8)

  1. 所定サイズの用紙を裁断して得た多数の紙葉片の端部に粘着剤を塗布し、所定枚数の前記紙葉片をその厚み方向へ重ね合わせて付箋紙束を製造する付箋紙束作製機において、
    前記付箋紙束作製機が、前記用紙の送り方向へ延びかつ該送り方向に対してほぼ直交する横方向へ所定の間隔を開けた複数の縦方向切り込み線と前記横方向へ延びる横方向切り込み線とを形成し、前記横方向へ並んだ複数の前記紙葉片を一グループとして相互に離間したユニットを形成するユニット形成装置と、粘着剤塗布手段を介して前記ユニットの一端部表面に粘着剤を塗布するとともに、粘着剤が塗布された前記ユニットをその厚み方向へ順次重ね合わせる積み重ね装置とを有することを特徴とする前記付箋紙束作製機。
  2. 前記積み重ね装置が、積み重ね方向へ弾性力が付与されて、複数の前記ユニットを積み重ねつつ載積する可動板と、前記可動板の上方に位置して前記可動板にほぼ並行かつ前記送り方向へ並んで設置され、前記第2カッター装置から出た前記ユニットを仮置きする第1,2支持板と、前記第1,2支持板上に仮置きされた前記ユニットにおける前記送り方向側の他端部を前記第2支持板に対して押さえ付ける押さえ板とを備え、
    前記押さえ板が、前記横方向へ延びる支持軸により旋回可能に支持され、前記押さえ板の旋回動作により前記押さえ板の一方の端部が、前記ユニットの前記他端部を前記第2支持板に押さえ付けている間に前記粘着剤塗布手段により前記第1支持板上に乗っている前記ユニットの前記一端部表面に粘着剤を塗布し、
    前記第1,2支持板は、相対峙する端部が前記可動板の載置面にほぼ直交する上方向へ向かって移動し、その後元の位置に戻るように旋回可能に支持され、前記第1,2支持板の旋回動作により前記第1,2支持板上に仮置きされた前記ユニットを前記両支持板下の前記可動板上に載せ換える請求項1に記載の前記付箋紙束作製機。
  3. 前記積み重ね装置が、前記ユニットを収容可能な大きさで、上部が開放した付箋紙束収納箱を有し、前記収納箱の底面に弾性部材が配置され、前記可動板が前記弾性部材により支持されている請求項2に記載の前記付箋紙束作製機。
  4. 前記ユニット形成装置が、前記用紙の送り方向へ延びる前記縦方向切り込み線を、前記送り方向に対してほぼ直交する横方向へ複数形成する第1カッター装置と、前記用紙を横方向へ切断して前記送り方向へ離間した前記ユニットとする第2カッター装置とから構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の前記付箋紙束作製機。
  5. 前記第1カッター装置により形成される前記縦方向切り込み線が、切り残し部を形成する不連続線である請求項4に記載の前記付箋紙束作製機。
  6. 不連続な前記各縦方向切り込み線における前記切り残し部が、前記各ユニットについて少なくとも1つ存在している請求項5に記載の前記付箋紙束作製機。
  7. 前記粘着剤塗布手段が、前記ユニットの一端部表面に粘着剤を塗布する粘着剤噴射ノズルを備えている請求項1〜6のいずれかに記載の前記付箋紙束作製機。
  8. 前記付箋紙束作製機が、さらに、複数枚の前記用紙を一枚ごとに前記ユニット形成装置へ送る給紙装置を備え、複数枚の前記用紙を順次搬送して連続的に付箋紙束を作製する請求項1〜7のいずれかに記載の前記付箋紙束作製機。
JP2003034017A 2003-02-12 2003-02-12 付箋紙束作製機 Ceased JP2004243587A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003034017A JP2004243587A (ja) 2003-02-12 2003-02-12 付箋紙束作製機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003034017A JP2004243587A (ja) 2003-02-12 2003-02-12 付箋紙束作製機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004243587A true JP2004243587A (ja) 2004-09-02

Family

ID=33019821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003034017A Ceased JP2004243587A (ja) 2003-02-12 2003-02-12 付箋紙束作製機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004243587A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231610A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Brother Ind Ltd 通信機能付き付箋及び付箋製造装置
JP2007331328A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Kyodo Seihon Kk 捨て紙及びその製造方法
KR100943341B1 (ko) 2009-06-11 2010-02-19 신정수 접착시트 가공장치
KR20100105881A (ko) * 2008-01-17 2010-09-30 라 코포레이션 피티와이 리미티드 노트패드의 제조방법과 장치
JP2013248760A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Ax Co Ltd 付箋製造装置
JP2013248759A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Ax Co Ltd 付箋製造装置
CN112721490A (zh) * 2021-01-07 2021-04-30 石家庄书立贸易有限公司 一种发票裁剪整理装订装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231610A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Brother Ind Ltd 通信機能付き付箋及び付箋製造装置
JP4582317B2 (ja) * 2005-02-23 2010-11-17 ブラザー工業株式会社 通信機能付き付箋及び付箋製造装置
JP2007331328A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Kyodo Seihon Kk 捨て紙及びその製造方法
KR20100105881A (ko) * 2008-01-17 2010-09-30 라 코포레이션 피티와이 리미티드 노트패드의 제조방법과 장치
JP2011509846A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 ラ コーポレーション プティ リミテッド ノートパッド作製方法及び装置
KR101645044B1 (ko) * 2008-01-17 2016-08-02 라 코포레이션 피티와이 리미티드 노트패드의 제조장치
KR100943341B1 (ko) 2009-06-11 2010-02-19 신정수 접착시트 가공장치
JP2013248760A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Ax Co Ltd 付箋製造装置
JP2013248759A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Ax Co Ltd 付箋製造装置
CN112721490A (zh) * 2021-01-07 2021-04-30 石家庄书立贸易有限公司 一种发票裁剪整理装订装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6554511B2 (en) Media cutter and slicer mechanism for a printer
US8480068B2 (en) Newspaper production apparatus
US20060117969A1 (en) High speed mounting and printing for colored chips on a sheet
JP2004243587A (ja) 付箋紙束作製機
US3937452A (en) Method and apparatus for manufacturing continuous form sets
JP2007326200A (ja) 断裁装置、後処理装置及び画像形成装置
EP1557388B1 (en) Automated sheet folder or booklet maker which applies sticker closures
JP2006327012A (ja) 可変枚数製本機
US20120183374A1 (en) Production of bound paper products
JP6952012B2 (ja) オフセット輪転機の下流側処理装置及びオフセット輪転機
EP1201587A2 (en) Paper cutting apparatus
JP4424529B2 (ja) 連続用紙の単票加工装置
JP5252356B2 (ja) 印刷物作成装置
JP5071240B2 (ja) 断裁装置、後処理装置及び画像形成装置
US8317184B2 (en) Printer producing dividing sheets for output tray
JP2001301356A (ja) 冊子状書類作成装置
JP2007307656A (ja) 断裁装置、後処理装置及び画像形成装置
JP6409197B2 (ja) 両面ラミネート方法
US20100021221A1 (en) Process For Manufacturing A Paperboard Key Card
JP5982930B2 (ja) 冊子状帳票作製用連続用紙、冊子状帳票の作製方法および冊子状帳票作製装置
JP2014213597A (ja) 製本装置
JP2010052133A (ja) 媒体処理装置
JP5970803B2 (ja) 冊子状帳票作製用連続用紙、冊子状帳票、冊子状帳票の作製方法、冊子状帳票作製装置
JP2640232B2 (ja) 孔版印刷用原紙の処理装置
JP2005074527A (ja) 屑分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20050425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A621 Written request for application examination

Effective date: 20060127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20071106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20080325