JP4582317B2 - 通信機能付き付箋及び付箋製造装置 - Google Patents

通信機能付き付箋及び付箋製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、メッセージを相手方に伝達するための通信機能付き付箋及びこれを製造する付箋製造装置に関するものである。
小型の無線タグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。無線タグは、所定の無線タグ情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うアンテナとを備えており、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりIC回路部の無線タグ情報に対してアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、物品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
例えばこの無線タグはラベル状に形成され、例えばラベルの裏面に備えられた粘着剤によって貼り付け対象物品に貼り付けられる。このとき、IC回路部に記憶された情報のセキュリティー上の観点から、従来、一旦貼り付け対象に貼り付けた後の無線タグラベルを引き剥がそうとした場合には無線タグ回路素子の一部が自己破壊するようにしたものが既に提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−105806号公報(段落番号0027〜0028、図3)
ところで、上記のように物品に貼り付けるラベル状の手軽なメッセージ伝達手段として、オフィス等においてはよく長方形又は短冊状等の付箋が用いられる。この付箋の表側に使用者が適宜の手書きによる筆記を行った後、相手方の目の届くところ(例えばデスク等)に貼り付けることにより、メッセージを上記使用者から相手方に伝達することができる。この際、一旦貼り付けた後も引き剥がして別の場所に付け替えたり、相手方がさらに別の者への伝達に流用する等、手軽な利用が可能である。
ところが、付箋でただ貼り付けるだけではメッセージ内容は当該相手方以外でも容易に見ることができるので、例えばメッセージの内容を当該相手方だけに伝達し第三者には知られたくないような場合には、この付箋を用いた伝達は不適当である。一方、メールによる送信を行う場合には上記のような第三者による盗み見の可能性は大幅に低減できるが、メールをいつ見るかは当該相手方次第であるため、場合によっては相手方がメールが届いていること自体になかなか気がつかず即応性に欠ける可能性がある。結果として、メッセージ内容を相手方に確実に伝達できるとは必ずしも言えなかった。
一方、上記従来技術は、IC回路部内の情報のセキュリティーを確保することを目的として、無線タグラベルを一旦貼り付けた後の再剥離時に必ず無線タグ回路素子を破壊するようになっており、手軽に貼り付けまた再剥離して用いる上記付箋のような利用法にはなじまないものであった。
本発明の目的は、メッセージ内容を手軽にかつ確実に相手方だけに伝達することができる通信機能付き付箋及びこれを製造する付箋製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置された表記媒体と、前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層とを有し、前記弱粘着材層は、付箋の面方向端部又はその近傍に設けられており、前記タグ基材は、平面視において前記弱粘着材層と重なる領域と、平面視において前記弱粘着材層と重ならない領域と、を備えており、前記無線タグ回路素子の前記アンテナは、前記弱粘着材層と重ならない領域に配置される部分が、前記弱粘着材層と重なる領域に配置される部分よりも大きくなるように、前記タグ基材に配置されていることを特徴とする。
本願第1発明においては、タグ基材の厚さ方向一方側を印字又は手書き筆記可能な表記媒体としつつ、厚さ方向他方側を弱粘着材層で貼り付け対象に再剥離可能にして、所定箇所に手軽に貼り付け可能な付箋を構成する。そしてさらに、タグ基材に無線タグ回路素子を配置することで、無線通信を介して付箋外部よりIC回路部へ情報の書き込みを可能とする。これにより、メッセージ部分を無線タグ回路素子のIC回路部に書き込んで第三者に見られないようにしつつ、手軽に貼り付ける付箋形式とすることで、メッセージがあること自体を相手に視認させることができる。この結果、メッセージ内容を相手方だけにしかも確実に伝達することができる。
弱粘着材層が、付箋の面方向端部又はその近傍に設けられていることにより、面方向端部又はその近傍を貼り付け対象に貼り付けるとともに、剥がすときにはそれ以外の粘着材のない部分を手で把持することで容易に剥がすことができる。
また、無線タグ回路素子のアンテナの多くの部分を、タグ基材のうち、弱粘着材層と重ならない領域に配置することにより、アンテナの多くの部分は、貼り付け対象に直接接触するあるいは近接することがなくなる。これにより、貼り付け対象が金属の場合であってもこれに阻害されることが少なくなり、通信の安定性を向上できる。
上記目的を達成するために、第2の発明は、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置された表記媒体と、前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層と、を有し、前記無線タグ回路素子の前記アンテナは、前記タグ基材のうち平面視において前記弱粘着材層と重ならない領域に配置されていることを特徴とする。
これにより、アンテナは貼り付け対象に直接接触するあるいは近接することがなくなるので、貼り付け対象が金属の場合であってもこれに阻害されることなく確実に無線通信を行える
上記目的を達成するために、第3の発明は、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置された表記媒体と、前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層と、を有し、前記表記媒体と前記タグ基材との間に設けた強粘着材層と、少なくとも前記弱粘着材層の貼り付け側を覆う剥離材層とを有することを特徴とする。
これにより、表記媒体と無線タグ回路素子を備えたタグ基材とを強固に接着し、また使用前の状態において弱粘着材層を剥離材層で保護することができる。
上記目的を達成するために、第4の発明は、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置された表記媒体と、前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層と、を有し、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部は、質問器から発信され前記アンテナで受信された前記IC回路部へのアクセス情報に含まれる当該無線タグ回路素子の識別情報に応じて、対応する所定の返答を行うか所定の返答を行わないかを切替制御する制御手段を備えることを特徴とする。
これにより、メッセージを伝達したい相手方がパスワードやID等の所定の識別情報を無線タグ回路素子へ送信したときのみ所定の返答を行いメッセージ内容を伝達するようにすることができるので、セキュリティーを向上することができる。
の発明は、上記第発明において、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部は、読み取り許可情報を記憶保持しており、前記制御手段は、前記アクセス情報に含まれる読み取り許可照合情報と前記IC回路部に記憶した前記読み取り許可情報との照合判定を行う判定手段を備え、この判定手段の判定結果に基づき前記所定の返答を行うか所定の返答を行わないかを切り換え制御することを特徴とする。
IC回路部に読み取り許可情報を記録できることにより、相手やメッセージ内容に応じて必要なセキュリティを自由に設定することができる。
の発明は、上記第発明において、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部は、前記読み取り許可情報としての有効期限情報を記憶していることを特徴とする。
これにより、例えば有効期限を過ぎているかどうかに応じて、質問器から送信されたアクセス情報に対応した所定の返答を行うか所定の返答を行わないかを制御することが可能となり、セキュリティーを向上することができる。
第7の発明は、上記第2乃至第6発明のいずれか1つにおいて、前記弱粘着材層は、付箋の面方向端部又はその近傍に設けられていることを特徴とする。
これにより、面方向端部又はその近傍を貼り付け対象に貼り付けるとともに、剥がすときにはそれ以外の粘着材のない部分を手で把持することで容易に剥がすことができる。
第8の発明は、上記第1乃至第7発明のいずれかにおいて、前記無線タグ回路素子は、前記タグ基材の面方向中心部より一方側に偏って配置されていることを特徴とする。
無線タグ回路素子を中心より一方側に寄せて配置することにより、付箋作成時において表記媒体に印字手段により印字を行う場合、あるいは作成された付箋の表記媒体に使用者が適宜の手書き筆記を行う場合に、当該印字又は筆記の邪魔にならないようにして印字又は筆記のかすれや乱れを防止するともに、その印字・筆記時に作用する力で無線タグ回路素子の耐久性に悪影響が及ぶのを防止できる。
の発明は、上記第1乃至第発明のいずれか1つにおいて、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部は、当該無線タグ回路素子の識別情報と、書き込み操作者から読み取り操作者へのメッセージ情報とを記憶していることを特徴とする。
これにより、IC回路部に記憶された識別情報に基づき当該無線タグ回路素子を特定してリーダ側よりアクセスを行い、IC回路部に記憶したメッセージ情報を取得することができる。また、複数の付箋があっても目的の付箋に備えられた無線タグ回路素子が分かっていればその目的の付箋とだけ通信することができる。
10の発明は、上記第1乃至第発明のいずれか1つにおいて、前記表記媒体は、所定の文字又は図像が印刷されていることを特徴とする。
これにより、当該印刷された文字又は図像を用いて例えば予めメッセージの種類や大まかな概要等を相手方に伝えることができる。
11の発明は、上記第1乃至第10発明のいずれか1つにおいて、前記表記媒体は、使用者が手書き筆記可能な筆記領域を備えることを特徴とする。これにより、筆記領域へ手書き筆記を行って例えば予めメッセージの種類や大まかな概要等を相手方に伝えることができる。
上記目的を達成するために、第12の発明は、テープ状又はシート状の表記媒体を供給する表記媒体供給手段と、情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置され、前記タグ基材を前記表記媒体に貼り付けるための強粘着材層と、前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層と、この弱粘着材層の貼り付け側を覆う剥離材層と有するタグ搭載片を、前記表記媒体供給手段から供給される前記表記媒体へ断続的に供給するタグ搭載片供給手段と、このタグ搭載片供給手段で供給された前記タグ搭載片が貼り付けられた前記表記媒体を所定の長さに切断する切断手段とを有することを特徴とする。
本願第12発明においては、表記媒体供給手段で供給したテープ状又はシート状の表記媒体に対し、強粘着材層、無線タグ回路素子を備えたタグ基材、弱粘着材層、剥離材層の順に積層したタグ搭載片をタグ搭載片供給手段で断続的に供給して貼り付けた後、タグ搭載片が貼り付けられた表記媒体を切断手段で所定の長さに切断する。これにより、タグ基材の厚さ方向一方側を印字又は手書き筆記可能な表記媒体としつつ、剥離材を剥がすだけで厚さ方向他方側を弱粘着材層を介し貼り付け対象に手軽に貼り付け可能しかも再剥離可能な通信機能付き付箋を構成することができる。このとき、タグ基材に無線タグ回路素子を配置することで、無線通信を介して付箋外部よりIC回路部へ情報の書き込みを可能できるので、メッセージ部分を無線タグ回路素子のIC回路部に書き込んで第三者に見られないようにしつつ、手軽に貼り付ける付箋形式とすることで、メッセージがあること自体を相手に視認させることができる。この結果、メッセージ内容を相手方だけにしかも確実に伝達することができる。
13の発明は、上記第12発明において、前記表記媒体供給手段から供給された前記表記媒体の所定領域に所定の印字を行う印字手段を有することを特徴とする。
これにより、例えば印字手段で印字された例えば文字又は図像を用いて、予めメッセージの種類や大まかな概要等を相手方に伝えることが可能となる。
14の発明は、上記第12又は第13発明において、前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う装置側アンテナと、前記無線タグ回路素子のIC回路部への読み取り許可情報を含むアクセス情報を生成し、前記装置側アンテナを介して前記無線タグ回路素子へ送信し、前記無線タグ回路素子のIC回路部へ情報書き込みを行う情報アクセス手段とを有することを特徴とする。情報アクセス手段でアクセス情報を生成し、装置側アンテナを介して送信して無線タグ回路素子のIC回路部へ情報書き込みを行うことで、相手方へのメッセージ部分を第三者に見られないように確実に伝達することができる。
本発明によれば、メッセージ内容を手軽にかつ確実に相手方だけに伝達することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1(a)は、本実施形態の通信機能付き付箋の全体概略構造を表す上面図であり、図1(b)は図1(a)中I−I断面による縦断面図である。
図1(a)及び図1(b)において、この付箋1は、情報を記憶するIC回路部150とこのIC回路部150に接続されるアンテナ151とを備えた無線タグ回路素子Toを配置した基材2(タグ基材)と、このタグ基材の表側(厚さ方向一方側、図1(a)中上側)に配置された表示層3(表記媒体)と、基材2の裏側(厚さ方向他方側、図1(a)中下側)に配置され、無線タグ回路素子Toを貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層4(再剥離可能粘着材層)と、表示層3と基材2との間に設けた強粘着材層5と、少なくとも弱粘着材層4の貼り付け側(この例では弱粘着材層4の貼り付け側と基材2のうち弱粘着材層4に覆われず露出した部分の貼り付け側)を覆う剥離紙6(剥離材層)とを有している。
表示層3は、使用者が手書き筆記可能な領域S(筆記領域)を備えている。この例では、メッセージを受け取る者(以下適宜、「メッセージ受取者」という)に対しメッセージを送りたい者(以下適宜、「メッセージ送出者」という)が「電話してください」というメッセージをこの領域Sに所定の筆記具で手書きした例を示している。なお、このようにその都度メッセージ送出者が筆記具で手書きするのではなく、領域Sに予め所定の文字又は図像が印刷された複数種類の付箋1を用意しておき、メッセージ送出者がその中から合致したものをその都度選択して使用し、当該印刷された文字又は図像を用いて例えば予めメッセージの種類や大まかな概要等を相手方に伝えるようにしてもよい。
無線タグ回路素子Toは、基材2の面方向中心部(この例では図1(a)の上下方向中心部)より一方側(この例では図1(a)中下方側)に偏って配置されている。言い換えれば、領域Sと無線タグ回路素子Toとが平面視において全く重ならないか、若しくはほとんど重ならないように、配置されている。
弱粘着材層4は、付箋1の面方向端部(この例では付箋1の長手方向端部。あるいはその近傍でもよい)に設けられている。
図2は、上記付箋1に備えられた上記無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を表すブロック図である。
図2において、無線タグ回路素子Toは、後述するスキャナ200側のアンテナ210と短波帯(例えば13.56MHz)、UHF帯、マイクロ波帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行うアンテナ151(タグ側アンテナ)と、このアンテナ151に接続されたIC回路部150とを有している。
IC回路部150は、アンテナ151により受信された搬送波を整流する整流部152と、この整流部152により整流された搬送波のエネルギを蓄積しIC回路部150の駆動電源とするための電源部153と、上記アンテナ151により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部(後述)157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部155と、上記アンテナ151に接続された変復調部156と、上記整流部152、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための制御部157とを備えている。
変復調部156は、アンテナ151により受信された上記スキャナ200(質問器)の送信アンテナ210からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部157からの返信信号に基づき、送信アンテナ210より受信された搬送波を変調反射する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部156により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
上記構成の付箋1は、メッセージ送出者が前述したように所定の文字等を領域Sに筆記しかつ適宜の無線タグ情報書き込み装置によって無線タグ回路素子ToのIC回路部150に第三者に見られたくないメッセージ内容を書き込み、メッセージ受取者の目の届くところ(例えば当該メッセージ受取者のデスクやパソコン等)に貼り付ける。これを受け取ったメッセージ受取者は、上記IC回路部150のメッセージ受取者内容を確認するために、一旦貼り付けられた付箋1を剥がし、例えば自己のパソコンに接続された適宜の読み取り装置(スキャナ)に付箋1をかざしてIC回路部150の情報読み取りを行う。
図3は、上記パソコン100、スキャナ200、付箋1を含む無線タグ情報通信システム全体を表すシステム構成図である。
図3に示す無線タグ情報通信システムは、上記付箋1に備えられた無線タグ回路素子Toの情報にアクセスする(この例では読み取りを行う)上記スキャナ200と、このスキャナ200と接続された上記パソコン100とから構成されている。
スキャナ200は、無線タグ回路素子Toの上記アンテナ151との間で無線通信により信号の授受を行うアンテナ(装置側アンテナ)210と、このアンテナ210を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスする(この例では読み取りを行う)とともに、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理する高周波回路201と、高周波回路201を介し無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするためのアクセス情報を生成する機能を含み、スキャナ200全体の動作を制御する制御回路202とを有する。
パソコン100は、ディスプレイ等からなる表示部100Aと、キーボード、マウス等からなる操作部100Bと、図示しないCPU、RAM、ROM等を備えた本体部100C等から構成されている。CPUは、操作部100Bからの操作信号を入力してこれに所定の演算処理を行い、表示部100Aへの表示制御信号等を出力する。
図4は、上記高周波回路201の詳細機能構成を表す機能ブロック図である。
図4において、高周波回路201は、アンテナ210を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部212と、アンテナ210により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信部213と、送受分離器214とから構成される。
送信部212は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスする(読み取り/書き込みを行う)ための搬送波を発生させる搬送波発生部として機能する発振回路215と、上記制御回路202から供給される信号に基づいて上記搬送波発生部により発生させられた搬送波を変調(この例では制御回路202からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路216(但し「TX_ASK信号」の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路216により変調された変調波を増幅(この例では制御回路202からの「TX_PWR」信号によって増幅率を決定される増幅)する可変送信アンプ217とを備えている。そして、上記搬送波発生部により発生される搬送波は、好適にはUHF帯の周波数を用いており、上記送信アンプ217の出力は、送受分離器214を介し送信アンテナ210に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。なお、無線タグ情報は上記のように変調した信号に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
受信部213は、アンテナ210で受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生させられた搬送波とを掛け合わせる受信第1乗算回路218と、その受信第1乗算回路218の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ219と、この第1バンドパスフィルタ219の出力を増幅する受信第1アンプ221と、この受信第1アンプ221の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第1リミッタ220と、上記アンテナ210で受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生された後に移相器227により位相が90°遅れた搬送波とを掛け合わせる受信第2乗算回路222と、その受信第2乗算回路222の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ223と、この第2バンドパスフィルタ223の出力を増幅する受信第2アンプ225と、この受信第2アンプ225の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第2リミッタ224とを備えている。そして、上記第1リミッタ220から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ224から出力される信号「RXS−Q」は、上記制御回路202に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ221及び受信第2アンプ225の出力は、強度検出手段としてのRSSI(Received Signal Strength Indicator)回路226にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が制御回路202に入力されるようになっている。このようにして、スキャナ200では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
制御回路202は、上記高周波回路送信部212への増幅制御信号及び変調制御信号を出力するとともに、上記高周波回路受信部213からの受信信号を入力した後無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理するための所定の演算処理を行う。
図5は、この制御回路202の詳細機能を表す機能ブロック図である。
図5において、制御回路202は、いわゆるマイクロコンピュータであり、中央演算処理装置であるCPU202A、ROM202B、RAM202C、高周波回路201との信号送受を行う回路制御部202D、パソコン100の本体100Cとの信号送受を行う通信制御部202E等から構成され、RAM202Cの一時記憶機能を利用しつつROM202Bに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。なおこの制御回路202は、図示しない通信回線に接続された他の端末、コンピュータ、及びサーバ等との間で情報のやりとりを可能としてもよい(あるいはパソコン100を介してそのような情報のやりとりが可能に構成しても良い)。
上述したように、メッセージ受取者は、上記構成のスキャナ200に付箋1をかざして上記付箋1の無線タグ回路素子Toに備えられたIC回路部150の情報を読み取る。すなわち、無線タグ回路素子ToのIC回路部150は、無線タグ回路素子Toの識別情報(タグID)と、メッセージ送出者(書き込み操作者)からメッセージ受取者(読み取り操作者)へのメッセージ情報とを記憶しており、スキャナ200で上記タグIDを指定して(あるいは通信範囲に他の無線タグ回路素子Toが存在しない場合は指定しなくてもよい)無線タグ回路素子Toへ問いかけ信号を送信し、その応答信号より上記メッセージ情報を含む無線タグ情報を抽出し、さらにスキャナ200に接続されたパソコン100の上記表示部100Aに、上記メッセージ受取者情報の(弟三者に知られたくない)メッセージ内容を表示させる。図6はこのようにしてパソコン100の表示部100Aに表示されたメッセージ内容の一例を表す図である。
上記のように構成され使用される付箋1であるが、この付箋1を製造する際には、例えば図7に示す装置が用いられる。
図7において、この付箋製造装置300は、所定間隔で上記弱粘着材層4が備えられまたこれに対応した位置に無線タグ回路素子Toが備えられたタグテープ303を巻回したタグテープロール304と、このタグテープロール304から繰り出されたタグテープ303に備えられる上記表示層3のうち各無線タグ回路素子Toに対応した上記領域Sに所定の印字を行う印字ヘッド305(印字手段)と、無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により情報の送受信を行うアンテナ306(装置側アンテナ)と、情報アクセス手段としての高周波回路301及び制御回路302と、表示層3への印字及び無線タグ回路素子Toへの情報書き込みが終了したタグテープ303を所定の長さに切断して上記付箋1とするカッタ307(切断手段)とを有する。
高周波回路301及び制御回路302は、詳細な説明を省略するが、上記スキャナ200の高周波回路201及び制御回路202と同等の機能を備えるものであり、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へのアクセス情報を生成し、装置側アンテナ306を介して無線タグ回路素子Toへ送信し、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ情報書き込みを行う。
以上のように構成した本実施形態の付箋1においては、基材2の厚さ方向一方側を手書き(又は印字)可能な表示層3としつつ、厚さ方向他方側を弱粘着材層4で貼り付け対象に再剥離可能にして、所定箇所に手軽に貼り付け可能な構成とする。そしてさらに、基材2に無線タグ回路素子Toを配置することで、無線通信を介して付箋1外部よりIC回路部150へ情報を書き込むことができる。これにより、メッセージ送出者は、適宜の書き込み装置でメッセージ部分を無線タグ回路素子ToのIC回路部150に書き込んだ後、メッセージ受取者の目の届くところに手軽に貼り付けるようにすることで、第三者にメッセージ内容を見られないようにしつつ、メッセージがあること自体を相手(メッセージ受取者)に視認させることができる。この結果、メッセージ内容を相手方(メッセージ受取者)だけにしかも確実に伝達することができる。
また、特にこの実施形態では、付箋1に備えられる弱粘着材層4が、付箋1の面方向端部(上記の例では付箋1の長手方向端部)又はその近傍に設けられていることにより、当該面方向端部又はその近傍を貼り付け対象に貼り付けるとともに、剥がすときにはそれ以外の粘着材のない部分を手で把持することで容易に剥がすことができる。
また、特にこの実施形態では、表示層3が手書き筆記可能な領域Sを備えることにより、メッセージ送出者が当該領域Sへ手書き筆記を行って例えば予めメッセージの種類や大まかな概要等を相手方に伝えることができる。
また、特にこの実施形態では、無線タグ回路素子Toが、基材2の面方向中心部より一方側に偏って(中心より一方側に寄せて)配置されていることにより、付箋1の表示層3の領域Sにメッセージ送出者が適宜の手書き筆記を行う場合(あるいは図7や後述する図12に示すように付箋作成時において表示層3に印字手段により印字を行う場合)に、当該筆記(又は印字)の邪魔にならないようにして筆記又は印字のかすれや乱れを防止するともに、その筆記・印字時に作用する力で無線タグ回路素子Toの耐久性に悪影響が及ぶのを防止できる。
また、この実施形態では特に、付箋1が、表示層3と基材2との間に設けた強粘着材層5を設けることにより、表示層3と無線タグ回路素子Toを備えた基材2とを強固に接着することができ、また少なくとも弱粘着材層4の貼り付け側を覆う剥離紙6を備えることにより、使用前の状態において弱粘着材層4を剥離紙6で保護することができる。
また、この実施形態では特に、付箋1の無線タグ回路素子ToのIC回路部150が、書き込み操作者であるメッセージ送出者から読み取り操作者であるメッセージ受取者へのメッセージ情報に加え、当該無線タグ回路素子Toの識別情報(タグID)を記憶していることにより、メッセージ送出者が操作するスキャナ200が、IC回路部150に記憶された識別情報に基づき当該無線タグ回路素子Toを特定してアクセスを行い、IC回路部150に記憶したメッセージ情報を取得することができる。また、複数の付箋1があっても目的の付箋1に備えられた無線タグ回路素子Toの識別情報が分かっていればその目的の付箋1とだけ通信することができる。なお、このとき、メッセージ情報はセキュリティー向上のため暗号化してもよい。
さらに、本発明は、上記実施形態に限られず、その趣旨と技術思想の範囲を逸脱しない範囲で更に種々の変形が可能である。以下その変形例を説明する。
(1)アンテナ配置のバリエーション
上記実施形態では、付箋1において、無線タグ回路素子Toは、図1(a)及び図1(b)に示すようにIC回路部150が付箋1の長手方向中央部に位置しアンテナ151が付箋1の長手方向略大部分にわたるように配置されたが、これに限られず、他の構成でも良い。
図8(a)は、そのような変形例を表す上面図であり、上記実施形態の図1(a)に相当する図である。この図8(a)において、この変形例の付箋1−1では、無線タグ回路素子Toのアンテナ151が、基材2のうち平面視において弱粘着材層4と重ならない領域S′に配置されている。
この場合、アンテナ151が貼り付け対象に直接接触する(あるいは近接する)ことがなくなるので、貼り付け対象が金属の場合であってもこれに阻害されることなく確実に無線通信を行えるという効果を得る。特に、さらにアンテナ151の多くの部分を上記弱粘着材層4と重なる部分から遠ざけて配置するようにすれば、さらに通信の安定性を向上できる。
図8(b)は、アンテナ配置に関する他の変形例を表す上面図であり、上記実施形態の図1(a)に相当する図である。図8(b)において、この変形例の付箋1−2では、無線タグ回路素子Toのアンテナ151が、基材2のうち平面視において弱粘着材層4と重なる領域S″に配置されている。
この場合、メッセージ送出者又はメッセージ送出者の指によってアンテナ151が触られたりあるいは貼り付け・引き剥がし時に折り曲げられたりして、アンテナ151やIC回路部150に断線・損傷等が発生したりそれらの接合部が外れたりして耐久性が低下するのを確実に防止できるという効果を得る。。
(2)剥離紙を備えない付箋構造
図9は、本変形例の付箋1′を表す縦断面図であり、上記実施形態の図1(b)に相当する図である。図9に示すように、付箋1′は、図1(b)等に示した付箋1から剥離紙6を省略した構造となっている。この場合も、(特に弱粘着材層4の粘着力が比較的小さいことから)例えば前述の図7に示したような付箋製造装置300によって製造することができる。
またこのとき、付箋製造装置で情報書き込みは行わず、別途の情報書き込み装置(=ライタ。図示せず、例えば付箋製造装置300の高周波回路301、制御回路302、及びアンテナ306と同等のものを備える)によって別途IC回路部150へのメッセージ情報の書き込みを行うようにしても良い。この場合、付箋製造装置としては例えば上記図7に示した構成から高周波回路301、制御回路302、及びアンテナ306を省略した装置によって付箋1′の製造を行うことができる。またこの場合、製造後に例えば図10に示すような付箋1′の短冊状の重ね合わせ構造体として構成してもよい。この構造体では、例えば上記タグIDが番号順に並んでおり、メッセージ送出者は短冊状構造体の一番上にあり、タグIDが最も小さい付箋1′にメッセージ内容を手書きした後、その短冊状構造体全体を上記書き込み装置に近接させ(かざす、上にのせる等)てIC回路部150にメッセージ情報を書き込むようにすればよい。このとき、書き込み装置は検出可能なタグIDの中から最も番号が小さいタグIDを有するIC回路部にメッセージ情報を書き込むように設定されている。もちろん、番号順が昇順か降順かにより最も番号が大きいタグIDを有するIC回路部にメッセージを書き込むようにしても良い。本変形例によっても、上記実施形態同様、メッセージ内容を相手方(メッセージ受取者)だけにしかも確実に伝達することができるという効果を得る。
(3)剥離紙を部分的に備える付箋構造
図11は、本変形例の付箋1″を表す縦断面図であり、上記実施形態の図1(b)に相当する図である。図11に示すように、付箋1″は、弱粘着材層4と略同等の小型の剥離紙6′とし、さらにこれに対応した大きさの小型の基材2′及び強粘着材層5′としたものである。
図12(a)は、上記付箋1″を製造する付箋製造装置の一例を表す図であり、上記図7に相当する図である。
図12(a)において、この付箋製造装置300′は、図12(b)に示す上記強粘着材層5′、基材2′、弱粘着材層4、剥離紙6′の4層構造からなるタグ搭載片TPを、前述のタグテープロール304に対応するテープロール304′(表記媒体供給手段)から繰り出され上記表示層3を構成する表示層テープ303′(表記媒体)へ断続的に供給するタグ片供給器308(タグ搭載片供給手段)と、このタグ片供給器308の供給方向と表示層テープ303′の搬送路を挟んで反対側に設けられる押さえ部材309とを有している。そして、タグ片供給器308により操作者の指示に基づき適宜のタイミングで供給されたタグ搭載片TPを表示層テープ303′に貼り付け、そのタグ搭載片TPが貼り付けられた表記層テープ303′に対し印字ヘッド305で所定の印字を行った後、カッタ307で所定の長さに切断することで付箋1″を完成させるようになっている。
本変形例においては、上記したように操作者の指示操作によって、タグ搭載片TPの表示層テープ303′への貼り付けタイミングを自在に設定できるので、異なる長さの付箋1″を高い自由度で製造できる。
なお、上記図7に示した付箋製造装置300のように、装置側アンテナ306や情報アクセス手段としての高周波回路301、制御回路302を備えるように構成しても良い。
また、上記のように表示層テープ303′に対し、強粘着材層5′、基材2′、弱粘着材層4、剥離紙6′の4層構造からなるタグ搭載片TPを自在の位置に貼り付けるのに代え、表示層3、強粘着材層5、基材2(但し予め所定の間隔で無線タグ回路素子Toを配置)の3層構造からなるテープをロールから繰り出しつつ、その自在の位置に、弱粘着材層4及び剥離紙6′の2層構造からなるタグ搭載片TP′(図示せず)を貼り付けるようにしても良い。
この場合、先に図8(a)に示したように弱粘着材層4が平面視において無線タグ回路素子Toのアンテナ151を避けるように配置される構成、図8(b)に示したように平面視においてアンテナ151を覆うように配置される構成、図1(a)(b)に示したように平面視において一部がアンテナ151にかかるように配置される構成等、弱粘着材層4の位置を自在に制御できるという効果を得る。
(4)読み取り許可情報等を用いてセキュリティーを向上させる場合
以上のようにしてメッセージ送出者が無線タグ回路素子ToのIC回路部150にメッセージを書き込み、メッセージ受取者がそのメッセージ内容をスキャナ200で読んでパソコン100に表示させることで、メッセージ内容の伝達が完了するが、このときのIC回路部150に記憶される情報(データ)のデータ構成としてはいくつか考えられる。
図13(a)〜図13(d)は、それらのデータ構成例を表す図である。
図13(a)に示す例では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶されるデータは、前述したタグ識別情報(タグID)と、上記メッセージ情報と、メッセージ送出者が(メッセージ受取者がメッセージ情報を取得するために)予め設定したパスワード(読み取り許可情報)とから構成されている。このとき、図2において前述した無線タグ回路素子Toの制御部157(制御手段)は、スキャナ200から発信されアンテナ151で受信されたIC回路部150へのアクセス情報(問い合わせ信号)に含まれるパスワード(読み取り許可照合情報)が上記メッセージ送出者が設定したパスワードと一致するかどうかを判定する判定手段(図示省略)を備え、その判定結果に応じて、対応する所定の返答を行うか所定の返答を行わないかを切替制御する。すなわち、メッセージ受取者の操作に基づきスキャナ200が無線タグ回路素子ToのタグIDを指定しかつパスワードを含んだ形で上記問い合わせ信号(読出しコマンド)を無線タグ回路素子Toへ送信し、パスワードが一致したら制御部157の制御によってIC回路部150に記憶されたメッセージ情報がスキャナ200へ返信される。パスワードが一致しないときは無視するか、あるいは一致しない旨の返答を行えばよい。
これにより、メッセージを伝達したい相手方(=メッセージ受取者)がスキャナ200により所定のパスワードを無線タグ回路素子Toへ送信したときのみ所定の返答を行いメッセージ内容を伝達するので、セキュリティーを向上することができる。
なお、図13(b)に示すように、上記パスワードに代えて、読み取り許可情報として受信者ID(メッセージ受取者として受信すべき者又はスキャナのID)を用いても良い。この場合、無線タグ回路素子Toの制御部157(制御手段)は、スキャナ200から発信されアンテナ151で受信されたIC回路部150へのアクセス情報(問い合わせ信号)に含まれる読み取り許可照合情報(ID)が上記IC回路部150に記憶されている受信者IDと一致するかどうかに応じて、対応する所定の返答を行うか所定の返答を行わないかを切替制御する。すなわち、メッセージ受取者の操作に基づきスキャナ200が無線タグ回路素子ToのタグIDを指定しかつ上記受信者IDを含んだ形で上記問い合わせ信号(読出しコマンド)を無線タグ回路素子Toへ送信し、受信者IDが一致したら制御部157の制御によってIC回路部150に記憶されたメッセージ情報がスキャナ200へ返信される。受信者IDが一致しないときは無視するか、あるいは一致しない旨の返答を行えばよい。
この場合も、上記同様、メッセージを伝達したい相手方として予め指定されたメッセージ受取者がスキャナ200から無線タグ回路素子Toへ送信したときのみ所定の返答を行いメッセージ内容を伝達するので、セキュリティーを向上することができる。
図13(c)に示す例では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶されるデータは、前述したタグ識別情報(タグID)と、公知の暗号化手段により公開鍵を用いて暗号化された上記メッセージ情報と、メッセージ送出者の送信者IDとから構成されている。
メッセージ受取者は、スキャナ200により上記暗号化されたメッセージ情報及び送信者IDを取得した後、送信者IDより暗号を解読するための秘密鍵を検索し(予め送信者と秘密鍵との対応関係がリスト化されてスキャナ200又はパソコン100の適宜の手段に記憶されている)、当該秘密鍵を取得してこれによって上記暗号化されたメッセージを複号化し、複号化されたメッセージを得る。なお、無線タグ回路素子ToのIC回路部150が上記送信者IDに代えて公開鍵を記憶しており、メッセージ受取者がその公開鍵より暗号を解読するための秘密鍵を検索し(この場合は予め公開鍵と秘密鍵との対応関係がリスト化されてスキャナ200又はパソコン100の適宜の手段に記憶されている)、当該秘密鍵を取得するようにしてもよい。
この変形例の場合は、暗号化によってメッセージの伝達を行うので、さらにセキュリティーを向上することができる。
図13(d)に示す例では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶されるデータは、前述したタグ識別情報(タグID)と、上記メッセージ情報と、メッセージ送出者が書き込んだ当該メッセージに関する(読み取り許可情報としての)有効期限情報(例えばメッセージ送出者が書き込んだ時から所定時点。メッセージ送出者自身が設定できるようにしても良いし、自動的に定まるようにしてもよい)とから構成されている。このとき、図2において前述した無線タグ回路素子Toの制御部157(制御手段)は、スキャナ200から発信されアンテナ151で受信されたIC回路部150へのアクセス情報(問い合わせ信号)が受信されたその時刻(読み取り許可照合情報)が、上記有効期限の期限内かどうかに応じて、対応する所定の返答を行うか所定の返答を行わないかを切替制御する。すなわち、メッセージ受取者の操作に基づきスキャナ200が無線タグ回路素子ToのタグIDを指定し上記問い合わせ信号(読出しコマンド)を無線タグ回路素子Toへ送信し、期限内であったら制御部157の制御によってIC回路部150に記憶されたメッセージ情報がスキャナ200へ返信される。期限外であったら(期限が過ぎていたら)無視するか、あるいは一致しない旨の返答を行えばよい。
これにより、メッセージを伝達したい相手方(=メッセージ受取者)が有効期限内にスキャナ200により無線タグ回路素子Toへのアクセスを行ったときのみ所定の返答を行いメッセージ内容を伝達するので、比較的簡易な方法でセキュリティーを向上することができる。
なお、上述した実施形態、(1)〜(4)の変形例における手法を適宜組み合わせてもよい。これらの場合も、それら組み合わせた実施形態又は変形例の効果を併せた効果を得ることができ、上記同様、メッセージ内容を相手方(メッセージ受取者)だけにしかも確実に伝達することができるという本発明本来の効果を得ることができる。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施形態の通信機能付き付箋の全体概略構造を表す上面図、及び図1(a)中I−I断面による縦断面図である。 付箋に備えられた無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を表すブロック図である。 パソコン、スキャナ、付箋を含む無線タグ情報通信システム全体を表すシステム構成図である。 高周波回路の詳細機能構成を表す機能ブロック図である。 制御回路の詳細機能を表す機能ブロック図である。 パソコンの表示部に表示されたメッセージ内容の一例を表す図である。 付箋製造装置の構成の一例を表す概念図である。 アンテナ配置に関する変形例を表す上面図である。 剥離紙を備えない変形例の付箋を表す縦断面図である。 付箋を短冊状の構造体とした場合を表す図である。 剥離紙を部分的に備える変形例の付箋を表す縦断面図である。 付箋を製造する付箋製造装置の他の例を表す図、及びタグ搭載片の縦断面図である。 IC回路部に記憶される情報のデータ構成例を表す図である。
符号の説明
1 付箋
1′ 付箋
1″ 付箋
2 基材(タグ基材)
3 表示層(表記媒体)
4 弱粘着材層
5 強粘着材層
5′ 強粘着材層
6 剥離紙(剥離材層)
6′ 剥離紙(剥離材層)
150 IC回路部
151 アンテナ
157 制御部(制御手段)
200 スキャナ(質問器)
300 付箋製造装置
300′ 付箋製造装置
301 高周波回路(情報アクセス手段)
302 制御回路(情報アクセス手段)
305 印字ヘッド(印字手段)
306 アンテナ(装置側アンテナ)
307 カッタ(切断手段)
308 タグ片供給器(タグ搭載片供給手段)
S 領域(手書き筆記可能な領域)
To 無線タグ回路素子

Claims (14)

  1. 情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、
    前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置された表記媒体と、
    前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層と
    を有し、
    前記弱粘着材層は、
    付箋の面方向端部又はその近傍に設けられており、
    前記タグ基材は、
    平面視において前記弱粘着材層と重なる領域と、平面視において前記弱粘着材層と重ならない領域と、を備えており、
    前記無線タグ回路素子の前記アンテナは、
    前記弱粘着材層と重ならない領域に配置される部分が、前記弱粘着材層と重なる領域に配置される部分よりも大きくなるように、
    前記タグ基材に配置されていることを特徴とする通信機能付き付箋。
  2. 情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、
    前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置された表記媒体と、
    前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層と、
    を有し、
    前記無線タグ回路素子の前記アンテナは、前記タグ基材のうち平面視において前記弱粘着材層と重ならない領域に配置されていることを特徴とする通信機能付き付箋。
  3. 情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、
    前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置された表記媒体と、
    前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層と、
    を有し、
    前記表記媒体と前記タグ基材との間に設けた強粘着材層と、
    少なくとも前記弱粘着材層の貼り付け側を覆う剥離材層とを有することを特徴とする通信機能付き付箋。
  4. 情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、
    前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置された表記媒体と、
    前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層と、
    を有し、
    前記無線タグ回路素子の前記IC回路部は、質問器から発信され前記アンテナで受信された前記IC回路部へのアクセス情報に含まれる当該無線タグ回路素子の識別情報に応じて、対応する所定の返答を行うか所定の返答を行わないかを切替制御する制御手段を備えることを特徴とする通信機能付き付箋。
  5. 請求項記載の通信機能付き付箋において、
    前記無線タグ回路素子の前記IC回路部は、読み取り許可情報を記憶保持しており、
    前記制御手段は、前記アクセス情報に含まれる読み取り許可照合情報と前記IC回路部に記憶した前記読み取り許可情報との照合判定を行う判定手段を備え、この判定手段の判定結果に基づき前記所定の返答を行うか所定の返答を行わないかを切り換え制御することを特徴とする通信機能付き付箋。
  6. 請求項記載の通信機能付き付箋において、
    前記無線タグ回路素子の前記IC回路部は、前記読み取り許可情報としての有効期限情報を記憶していることを特徴とする通信機能付き付箋。
  7. 請求項2乃至6のいずれか1項記載の通信機能付き付箋において、
    前記弱粘着材層は、付箋の面方向端部又はその近傍に設けられていることを特徴とする通信機能付き付箋。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項記載の通信機能付き付箋において、
    前記無線タグ回路素子は、前記タグ基材の面方向中心部より一方側に偏って配置されていることを特徴とする通信機能付き付箋。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項記載の通信機能付き付箋において、
    前記無線タグ回路素子の前記IC回路部は、当該無線タグ回路素子の識別情報と、書き込み操作者から読み取り操作者へのメッセージ情報とを記憶していることを特徴とする通信機能付き付箋。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項記載の通信機能付き付箋において、
    前記表記媒体は、所定の文字又は図像が印刷されていることを特徴とする通信機能付き付箋。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項記載の通信機能付き付箋において、
    前記表記媒体は、使用者が手書き筆記可能な筆記領域を備えることを特徴とする通信機能付き付箋。
  12. テープ状又はシート状の表記媒体を供給する表記媒体供給手段と、
    情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されるアンテナとを備えた無線タグ回路素子を配置したタグ基材と、前記タグ基材の厚さ方向一方側に配置され、前記タグ基材を前記表記媒体に貼り付けるための強粘着材層と、前記タグ基材の厚さ方向他方側に配置され、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に対し再剥離可能に貼り付けるための弱粘着材層と、この弱粘着材層の貼り付け側を覆う剥離材層と有するタグ搭載片を、前記表記媒体供給手段から供給される前記表記媒体へ断続的に供給するタグ搭載片供給手段と、
    このタグ搭載片供給手段で供給された前記タグ搭載片が貼り付けられた前記表記媒体を所定の長さに切断する切断手段とを有することを特徴とする付箋製造装置。
  13. 請求項12記載の付箋製造装置において、
    前記表記媒体供給手段から供給された前記表記媒体の所定領域に所定の印字を行う印字手段を有することを特徴とする付箋製造装置。
  14. 請求項12又は13記載の付箋製造装置において、
    前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う装置側アンテナと、
    前記無線タグ回路素子のIC回路部への読み取り許可情報を含むアクセス情報を生成し、前記装置側アンテナを介して前記無線タグ回路素子へ送信し、前記無線タグ回路素子のIC回路部へ情報書き込みを行う情報アクセス手段とを有することを特徴とする付箋製造装置。
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