JP4085270B2 - タイムレコーダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイムカード用RFIDクリップならびにタイムレコーダに関するものであり、特に、カード発行にかかる管理者の負担を軽減したタイムカード用RFIDクリップならびにタイムレコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タイムカードに時刻を印字する機能に加えて、タイムカードに記されたパンチ穴或いはバーコードなどによるカードIDコードを読み取り、カードIDコードと打刻データを関連付けてメモリに保存する集計機能を備えたタイムレコーダは広く一般に使用されている(例えば特許文献1、2を参照)。
【0003】
この種の時間集計型タイムレコーダには、毎日或いは集計締め日に時間集計データ(当日勤務時間や累計勤務時間)をタイムカードへ印字する集計データ印字機能を持ったものと、集計データ印字機能に加えて集計データをメモリカードなどの外部記憶媒体へ書き込んだり、タイムレコーダとコンピュータとをUSBケーブルなどで接続して集計データをコンピュータへ転送したりすることができるようにしたものがある。また、時間集計前の出退勤時刻データをメモリカードなどの外部記憶媒体に書込むことができるタイムレコーダも知られている。
【0004】
いずれにしても、時間集計型タイムレコーダにおいてはタイムカードのカードIDコードと従業者個人とを一対一に関連付ける必要があり、管理者は時間管理すべき従業者と同数のタイムカードの関連付けを行ってタイムカードを発行する。
【0005】
カード発行作業とは、パンチ穴或いはバーコードなどによって一枚ごとに個別のカードIDコードを割り当てたタイムカードのカードIDコードをタイムレコーダに読み取らせる操作であり、タイムレコーダの動作モードをカード発行モードに切換え、タイムカードをタイムレコーダのカードスロットへ挿入してタイムカードのカードIDコードを読み取らせる。
【0006】
タイムレコーダの制御部は、カードスロットへ挿入されたタイムカードのカードIDコードを読み取ると同時に、タイムカードの挿入順に自動的にカード番号を割り当てるか、或いはキー入力により設定されたカード番号を割り当て、カード番号にカードIDコードを関連付けてメモリに記憶する。
【0007】
通常は、管理者が或る一台のタイムレコーダを使用する全従業者分のタイムカードを順次タイムレコーダのカードスロットへ挿入して一月分のタイムカードの発行を行い、タイムカードには挿入順にカード番号が印字される(例えば、タイムカードの枚数が100枚の時は001から100まで)。
【0008】
管理者は予め各従業者にカード番号を割り当て、各従業者へそれぞれ該当するカード番号のタイムカードを配布する。管理者は、締め日以降に全てのタイムカードを回収してタイムカードに印字されている出退勤データやそのデータを基にした集計データに基づいて従業者ごとの給与計算を行うか、データ転送可能なタイムレコーダにおいては、タイムレコーダのメモリに格納されている出退勤データやそのデータを基にした集計データをコンピュータに読み込ませて給与計算プログラムにより計算事務処理を行う。
【0009】
【特許文献1】
特開2001-216546号公報(段落番号0002,0003)
【0010】
【特許文献2】
特開平8-190645号公報(段落番号0002,0003)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来、集計機能付タイムレコーダを運用するためにタイムカードを発行するにあたっては、管理者がタイムレコーダの設置場所へ行ってタイムカード一枚ごとに登録操作を行っており、毎月のカード発行に著しい手間と時間がかかるという問題がある。そこで、カード発行にかかる労力を軽減するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、請求項1記載の発明は、タイムカードに着脱自在に形成したクリップにRFIDタグを装着したRFIDクリップの、前記RFIDタグのメモリにクリップIDコード及び社員番号、氏名、勤務体系データのRFIDクリップと個人とを関連付けるデータをRFIDリーダ/ライタを備えたタイムレコーダで読書きできるように形成し、前記タイムカードの挿入を検知してタイムカードに読込まれているクリップIDコードを読込み、読込んだクリップIDコードの真偽照合を行い、照合結果に応じて時刻データの保存及び印字またはエラー表示を行うタイムレコーダにおいて、
前記タイムカードの挿入を検知してタイムカードに装着されたRFIDクリップに書込まれているクリップIDコードに対するタイムレコーダの打刻履歴を参照し、前記打刻履歴がない場合は前記タイムカードへクリップIDコード及び社員番号、氏名、勤務体系データの、RFIDクリップと個人とを関連付けるためのデータを印字する制御手段を設けたタイムレコーダを提供するものである。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、タイムカードに形成されたパンチ穴またはバーコードによるカードIDコードを読取るカードIDコード読取り部とRFIDリーダ/ライタを備え、タイムカードの挿入を検知して、タイムカードへ装着されたRFIDクリップに書込まれているクリップIDコードとタイムカードのカードIDコードとを読込み、勤務時間計算期間における前記クリップIDコードに対するタイムレコーダの打刻履歴を参照し、前記打刻履歴がない場合は前記カードIDコードをクリップIDコードへ関連付けてタイムレコーダのメモリに保存する制御手段を設けたタイムレコーダを提供するものである。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、タイムカードの挿入を検知して、タイムカードへ装着されたRFIDクリップに書込まれているクリップIDコードとタイムカードのカードIDコードとを読込み、クリップIDコードとカードIDコードとの関連を検査し、その検査結果に応じて時刻データの保存及び印字またはエラー表示を行う制御手段を設けた請求項2記載のタイムレコーダを提供するものである。
【0015】
また、請求項4記載の発明は、時刻データ及びタイムカードのIDコードなどのデータをRFIDクリップのメモリへ書込む制御手段を設けた請求項1,2,3記載のタイムレコーダを提供するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図1はタイムレコーダのシステム構成を示し、1はタイムレコーダ、C1はタイムカード、21はRFIDクリップである。RFIDクリップ21は、タイムカードC1へ着脱できる樹脂製のクリップ22の内側或いは背面に公知のシート型或いはコイン型のRFIDタグ23を装着したものであり、管理者が予めRFIDリーダ/ライタを用いてRFIDクリップ21のRFIDタグ23にクリップIDコード(クリップ番号または社員コード番号、或いはクリップ番号などに加えて氏名、シフト勤務体系におけるシフト情報などのデータ)を書き込んで当人に配布する。RFIDクリップ21は、前面に氏名、或いは社員コード番号やクリップ番号などを書き込むことができ、管理者或いは従業者当人が氏名などを書き込み、タイムカードC1の上端にRFIDクリップ21を装着して出勤/退勤登録に使用する。
【0020】
図2はタイムレコーダ1の回路ブロック図であり、CPU 2は時計IC 3から時刻情報を読み込み、表示部駆動回路8を駆動してLED表示部9に現在時刻や曜日、日付などを表示し、キースイッチ5による各種の設定操作時には設定項目を表示する。CPU 2はモータ駆動回路10を制御してカード送りモータ11を正逆両方向へ回転駆動し、タイムカードC1の引込み及び排出を行い、印字ヘッド駆動回路12を制御して印字ヘッド13によりタイムカードC1へ印字する。
【0021】
CPU 2には、マイクロスイッチ或いはフォトインタラプタなどのカード挿入検知センサ6、タイムカードの送り量を検出するロータリエンコーダなどのカード位置検出センサ7、及びエラー時に警告音を発するブザー14が接続されている。
【0022】
また、USBインタフェース15とメモリカードリーダ/ライタ16が設けられていて、メモリ4に保存されている出勤退出データやそのデータを基にした集計データをコンピュータへUSBケーブルを介して転送することができ、メモリカードスロットへ挿入されたメモリカードに出勤退出データやそのデータを基にした集計データを書き込んでこれらのデータを収集することもできる。
【0023】
以上は従来のタイムレコーダに備えられている公知の機能であるが、タイムレコーダ1は上記の機能に加えてRFIDリーダ/ライタ17を内蔵しており、タイムカードC1がカードスロットへ挿入されたときにタイムカードへ装着されているRFIDクリップ21 のRFIDタグ23からIDコードを読み取り、またRFIDタグ23へデータを書き込むことができるように構成している。
【0024】
尚、クリップIDコードを書き込んだRFIDクリップ21をタイムレコーダ1のRFIDリーダ/ライタ17にクリップIDコードを読取らせるか、コンピュータからRFIDクリップ21のクリップIDコードをタイムレコーダへ転送してRFIDクリップ21のクリップIDコードを登録しておく必要があるが、この作業は、RFIDクリップ発行時に一回のみ行えばよく、登録したRFIDクリップはクリップIDコードを変更する必要があるときまで長期に亘って継続して使用することができる。
【0025】
以下、図3に従ってタイムレコーダ1の動作を説明する。タイムレコーダ1は、一般のタイムレコーダと同様に待機状態からキー操作により設定モードへ切換えれば(ステップ101)、時刻修正や日付変更時刻の設定やシフト勤務の設定など各種の設定を行うことができる(ステップ111)。
【0026】
タイムレコーダ1のカードスロットへタイムカードC1が挿入されると(ステップ102)、カード送りモータ11によりタイムカードC1が引き込まれ(ステップ103)、RFIDリーダ/ライタ17がRFIDクリップ21のRFIDタグ23に書き込まれているクリップIDコードを読取る(ステップ104)。
【0027】
そして、読取ったクリップIDコードが登録されているか否かの照合を行い(ステップ105)、未登録IDコードであれば、送りモータ11を逆転駆動してタイムカードC1を排出すると同時にLED表示部9にエラーメッセージを表示したり、ブザーを鳴らしたりして警告する(ステップ112)。
【0028】
クリップIDコードがタイムレコーダ1のメモリ4に登録されているクリップIDコードの一つと一致したときは、メモリ4内の該当するクリップIDコードのデータ書込み領域にカード挿入時の時刻データを格納し(ステップ106)、カード送りモータ11を逆転駆動してタイムカードC1の当日の打刻欄が印字ヘッド13の位置に一致するまで送り(ステップ107)、印字ヘッド13により出勤欄或いは退出欄に時刻を印字する(ステップ108)。
【0029】
そして、現在の勤務時間計算期間にそのクリップIDコードに対する打刻履歴がない場合、即ち、現期間における初回のカード挿入操作の場合は、ステップ109からステップ113へ進んで、社員番号などの記入欄が印字ヘッド13の位置に一致するまでタイムカードC1を送り、印字ヘッド13によりRFIDタグ23に書き込まれているクリップ番号或いは社員番号や氏名などを番号記入欄へ印字して(ステップ114)排出する(ステップ110)。これにより、カード回収時にタイムカードからRFIDクリップを取外したり、もしタイムカードからRFIDクリップが脱落したりしても、誰のタイムカードかわからなくなることがない。
【0030】
また、現在の勤務時間計算期間に既にそのRFIDクリップ付タイムカードを使用して打刻履歴がある場合は、時刻印字(ステップ108)の後にステップ109からステップ110へ進んで、タイムカードを排出する。
【0031】
前述したように、勤務時間計算の締め日が過ぎたときに、管理者はタイムレコーダ1のメモリ4に蓄積されている従業者の勤務時間データをUSBケーブルまたはメモリカードを介してコンピュータへ転送し、給与計算プログラムにより計算事務処理を行う。コンピュータ側では、RFIDクリップ発行時に社員コード番号や従業者氏名などのデータへクリップIDコードを関連づけておくことにより、タイムレコーダから取り込んだ全従業者の勤務時間データが給与計算ワークシートの個人別集計欄へ即座に反映される。
【0032】
締め日には管理者がタイムカードC1を回収して、全てのRFIDクリップ21を新しいブランクカードへ付け替えて従業者へ配布するか、または、従業者へブランクカードを配布して従業者がRFIDクリップ21の付け替えを行うようにする。
【0033】
このように、一人の従業者に一つのRFIDクリップ21を割当てておけば、RFIDクリップ21を新規のタイムカードへ付替えるだけですみ、従来のように従業者の人数分のタイムカードを一枚ずつタイムレコーダに登録する作業が不要となる。また、パンチ穴やバーコードにてカードIDコードを記したタイムカードを用いる必要もないので、消耗品のコストも低減できる。
【0034】
尚、タイムカードへRFIDタグを着脱する他の手段として、シート型RFIDタグの裏面に粘着剤層を設けて、タイムカードへ接着及び剥離を反復できるように形成し、表面に氏名や社員コード番号を書込んで反復使用するようにしてもよく、クリップ型以外にも種々の着脱構造を適用することが可能である。
【0035】
以上、RFIDクリップ21のクリップIDコードのみによって従業者を特定するタイムレコーダの構成を説明したが、次にRFIDクリップ21とタイムカードの組合わせが変更された場合に生じる集計データとタイムカード上の打刻結果の相違を防止できるタイムレコーダについて説明する。
【0036】
ここでは、図4に示すようにパンチ穴hにてカードIDコードを記した公知の構成のタイムカードC2にRFIDクリップ21を装着して使用し、タイムレコーダ31は従来機と同様にカードIDコード読取り機能を備えている。
【0037】
図5はタイムレコーダ31の回路ブロック図であり、図2のタイムレコーダ1の回路構成に加えて、従来の集計機能つきタイムレコーダと同様にフォトインタラプタによるカードIDコード読取り部18を設けている。カードIDコード読取り部18はロータリエンコーダなどのカード位置検出センサ7と連携動作し、タイムカード引込み時にカード位置検出センサ7によるカード位置情報とカードIDコード読取り部18がパンチ穴を通過する光から検出するビット情報とから複数ビットによって構成されるカードIDコードが取得される。尚、パンチ穴付タイムカードC2に代えてバーコードにてカードIDコードを記したタイムカードを用い、タイムレコーダ内の反射形フォトセンサでバーコードを読取る構成であってもよい。
【0038】
上記のタイムレコーダ31においては、図6に示すように、カードスロットにパンチ穴付タイムカードが挿入されてタイムカードを引き込んだときに(ステップ203)、RFIDリーダ/ライタ17がRFIDクリップ21のRFIDタグ23に書き込まれているクリップIDコードを読取り、カードIDコード読取り部18を介してタイムカードC2のカードIDコードを読取る(ステップ204)。
【0039】
そして、先に説明したタイムレコーダ1と同様に、読取ったクリップIDコードが登録されているか否かの照合を行い(ステップ205)、未登録IDコードであれば、カード送りモータ11を逆転駆動してタイムカードC2を排出すると同時にLED表示部9にエラーメッセージを表示し、ブザー14を鳴らして警告する(ステップ212)。
【0040】
クリップIDコードがタイムレコーダ31のメモリ4に登録されているクリップIDコードの一つと一致したときは、クリップIDコードとカードIDコードの整合性を照合する(ステップ206)。即ち、カードIDコードがクリップIDコードに関連づけられているコードであれば時刻データ格納(ステップ207)、カード送り(ステップ208)、時刻印字(ステップ209)、カード排出(ステップ210)の処理ルーチンへ進むが、カードIDコードがクリップIDコードに関連づけられていないコードの場合は、ステップ206からステップ213へ進み、クリップIDコードに関する打刻履歴を参照する。
【0041】
ここで、現在の集計期間における打刻履歴がない場合、つまり期間の初回のカード挿入時には新規カード登録ルーチンへ進み、読取ったカードIDコードをクリップIDコードに関連づけてメモリ4に保存する(ステップ214)。そして、社員番号などの記入欄が印字ヘッド13の位置に一致するまでタイムカードC2を戻し(ステップ215)、印字ヘッド13によりRFIDタグ23に書き込まれているクリップ番号或いは社員番号や氏名などを印字する(ステップ216)。
【0042】
続いて、ステップ207へ進み、メモリ4内のそのクリップIDコードへ割り当てられているデータ書込み領域にカード挿入時の時刻データを格納し、カード送り(ステップ208)、時刻印字(ステップ209)、カード排出(ステップ210)の処理ルーチンへ進む。
【0043】
また、既に当該集計期間においてそのクリップIDコードに対する打刻履歴があり、メモリ4に保存されているクリップIDコードとカードIDコードの組合わせとの照合結果が不正の場合は、ステップ206からステップ213を経てステップ212へ進み、エラー表示及び排出を行う。したがって、何らかの間違いによって、或いは故意にRFIDクリップ21と使用中のタイムカードC2の組合わせが変更された場合は、エラーとなってメモリ4への時刻登録とタイムカードC2への打刻が行われず、集計データに誤りが生じることを防止できる。
【0044】
また、初回のカード挿入時にパンチ穴付タイムカードC2のカードIDコードが自動的にタイムレコーダ31に登録されるので、図1のタイムレコーダ1のシステムと同様に、管理者は期間の初日の前にパンチ穴付タイムカードC2を従業者に配布するだけでよく、カードIDコードを登録及び管理する必要がないのでタイムカード発行にかかる手間が大幅に軽減される。
【0045】
尚、タイムカードC2のカードIDコードをタイムレコーダ31のメモリ4にタグに書き込む構成に代えて、初回のカード挿入時にタイムカードC2のカードIDコードをRFIDクリップ21のRFIDタグ23に書き込むように構成し、次にタイムレコーダ31へタイムカードC2を挿入したときには、カードIDコード読取り部18を介して読取ったカードIDコードとRFIDタグ23に書き込まれているカードIDコードとを比較し、その結果によってRFIDクリップ21とタイムカードC2の整合性を判断するようにしてもよい。
【0046】
また、上記実施形態においては、打刻データ及びその集計データをタイムレコーダ1, 31のメモリ4に保存する構成を説明したが、一期間の打刻データ及びその集計データをRFIDクリップ21のRFIDタグ23に書き込み、図5のタイムレコーダ31においてはさらにタイムカードC2のカードIDコードもRFIDクリップ21のRFIDタグ23に書き込み、タイムレコーダ1のメモリ4にはRFIDタグ23のクリップIDコードのみを格納するようにしてもよい。
【0047】
このように、集計データをRFIDクリップ21のRFIDタグ23に書き込むようにした場合は、タイムレコーダ1, 31に大容量のメモリを必要としないので、小容量のメモリを使用することによりタイムレコーダのコストを低減することができる。集計データの収集にあたっては、一旦RFIDクリップ21を回収し、事務処理部門などに設置したマルチアクセス型のRFIDリーダ/ライタにより複数のRFIDクリップ21から一括して集計データを収集することができる。
【0048】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0049】
【発明の効果】
この発明は、上記タイムカードの挿入を検知してタイムカードに装着されたRFIDクリップに書込まれているクリップIDコードに対するタイムレコーダの打刻履歴を参照し、前記打刻履歴がない場合は前記タイムカードへクリップIDコード及び社員番号、氏名、勤務体系データの、RFIDクリップと個人とを関連付けるためのデータを印字する制御手段を設けたタイムレコーダであるところ、該タイムカード用RFIDクリップとタイムレコーダを組合わせて使用することにより、タイムレコーダはRFIDクリップに格納されているクリップIDコードを読取って、該クリップIDコードが登録されているか否かを判断し、既登録コードの場合は時刻データの保存及び時刻印字を行い、未登録コードの場合はエラーが表示される。
したがって、従来の集計機能付タイムレコーダとは異なり、パンチ穴やバーコード付のタイムカードの登録作業が不要となり、また、RFIDクリップは長期に亘って継続使用することができるので、集計期間の切換えに際しては単にRFIDクリップを新規のタイムカードへ付替えるだけでよく、毎月のタイムカード発行にかかる手間が大幅に軽減される。
【0050】
また、タイムレコーダに、RFIDリーダ/ライタに加えてタイムカードのカードIDコード読取り手段を設け、パンチ穴やバーコード付のタイムカードにRFIDクリップを装着して使用することにより、RFIDクリップのクリップIDコードとタイムカードのカードIDコードの組合わせを検査し、既に使用中のタイムカードとRFIDクリップの組み合わせが変更されたときにエラーを表示して、不正な出勤/退出時刻登録を防止できる。
そして、初回のカード挿入時にパンチ穴付タイムカードのカードIDコードが自動的にタイムレコーダに登録されるので、管理者は期間の初日の前にパンチ穴付タイムカードを従業者に配布するだけでよく、カードIDコードを登録及び管理する必要がないので、タイムカード発行にかかる手間が大幅に軽減される。
更に、勤務時間の集計データをRFIDクリップ21のRFIDタグに書込むようにした場合は、タイムレコーダに大容量のメモリを必要としないので、小容量のメモリを使用することによりタイムレコーダのコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、タイムレコーダのシステム構成図である。
【図2】図1のタイムレコーダの回路ブロック図。
【図3】図1のタイムレコーダの動作のフローチャート。
【図4】本発明の他の実施形態を示し、タイムレコーダのシステム構成図である。
【図5】図4のタイムレコーダの回路ブロック図。
【図6】図4のタイムレコーダの動作のフローチャート。
【符号の説明】
1 タイムレコーダ
21 RFIDクリップ
22 クリップ
23 RFIDタグ
31 タイムレコーダ
C1 タイムカード
C2 パンチ穴付タイムカード
h パンチ穴
Claims (4)
- タイムカードに着脱自在に形成したクリップにRFIDタグを装着したRFIDクリップの、前記RFIDタグのメモリにクリップIDコード及び社員番号、氏名、勤務体系データのRFIDクリップと個人とを関連付けるデータをRFIDリーダ/ライタを備えたタイムレコーダで読書きできるように形成し、前記タイムカードの挿入を検知してタイムカードに読込まれているクリップIDコードを読込み、読込んだクリップIDコードの真偽照合を行い、照合結果に応じて時刻データの保存及び印字またはエラー表示を行うタイムレコーダにおいて、
前記タイムカードの挿入を検知してタイムカードに装着されたRFIDクリップに書込まれているクリップIDコードに対するタイムレコーダに対するタイムレコーダの打刻履歴を参照し、前記打刻履歴がない場合は前記タイムカードへクリップIDコード及び社員番号、氏名、勤務体系データの、RFIDクリップと個人とを関連付けるためのデータを印字する制御手段を設けたタイムレコーダ。 - タイムカードに形成されたパンチ穴またはバーコードによるカードIDコードを読取るカードIDコード読取り部とRFIDリーダ/ライタを備え、タイムカードの挿入を検知して、タイムカードへ装着されたRFIDクリップに書込まれているクリップIDコードとタイムカードのカードIDコードとを読込み、勤務時間計算期間における前記クリップIDコードに対するタイムレコーダの打刻履歴を参照し、前記打刻履歴がない場合は前記カードIDコードをクリップIDコードへ関連付けてタイムレコーダのメモリに保存する制御手段を設けたタイムレコーダ。
- タイムカードの挿入を検知して、タイムカードへ装着されたRFIDクリップに書込まれているクリップIDコードとタイムカードのカードIDコードとを読込み、クリップIDコードとカードIDコードとの関連を検査し、その検査結果に応じて時刻データの保存及び印字またはエラー表示を行う制御手段を設けた請求項2記載のタイムレコーダ。
- 時刻データ及びタイムカードのカードIDコードなどのデータをRFIDクリップのメモリへ書込む制御手段を設けた請求項1,2,3記載のタイムレコーダ。
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