JP2019127389A - フィーダーと該フィーダーを組込んだ投入機 - Google Patents

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Abstract

【課題】はがき、各種カード類、チラシ、カタログ、冊子、筒封、封入封緘済封筒など、積上げた状態から最下のものを高頻度で給紙する用紙フィーダーであって、これら用紙の平面サイズの違いや厚さの違いなど、多様な用紙に簡単対応できるフィーダーを提供する。また、ラッピングラインや封入ラインを構成する丁合コンベアに対して、前記フィーダーから給紙された用紙をして、搬送方向と同方向から、ならびに直交する方向からタイミングよく投入するに、同一装置でいずれの方向からでも投入できるように切換え自在に構成した投入機を提供する。【解決手段】給紙ベルトが個別に給紙経路から離脱可能に構成することで、用紙束を位置決めする右ガイドユニットと左ガイドユニットとを小なる用紙に合わせて位置決めできる。大なる用紙の場合は、外側の列を給紙経路まで揺動させて位置復帰することで対応できる。【選択図】図1

Description

本発明は、はがき、各種カード、チラシ、カタログ、冊子、帳票、筒封、封入封緘済封筒など、総じて用紙と称するが、積上げた用紙束から最下のものを高頻度で給紙するフィーダーに関する。
また、本発明に係る投入機は、前記したフィーダーを組込んで構成したもので、ラッピングラインや封入ラインの丁合コンベアに対して、前記フィーダーで給紙された用紙をして、該コンベアの搬送方向と同方向から、あるいは直交する方向からタイミングよく投入することができる投入機に関する。
従来、この種のフィーダーや投入機は2種類に大別される。用紙束の最下のものをメカ式クランプで挟持して引き抜くクランプ方式のものと、ゴムコロやゴムベルトの摩擦力を利用するフリクション方式のものである。本願に係るフィーダーは後者に属し、類似する先行技術として下記のものが公知である。
特開2003−81472号公報 特開2015−221715号公報
上記従来技術に基づくフィーダーの欠点として、対象とする用紙が限定される傾向にあることがあげられる。それは、仮に新聞紙を給紙するために開発された構成から成るフィーダーの場合、コピー用紙1枚のような薄い用紙や、はがきやカードサイズのような小さい用紙をして利用せんとすると、サイズ変更や厚さ変更に伴う各種調整に手間がかかってしまうことである。また、カードやはがき用に開発された構成から成るものは、逆も同様、使い勝手が良いとは言い難い。要は、これら用紙の平面サイズの違いや厚さの違い、あるいは平綴じ冊子や中綴じ冊子などではステッチャー針(ホッチキス針)のある部分が局所的に厚くなっているが、そうした多様な用紙に対しても柔軟にして容易に対応することができる多様対応性能が求められる。
特に、通販系や商用のラッピング並びに封入封緘に係る丁合コンベアに臨んで設置される投入機用途の場合は、所謂、なんでもありであり、対象用紙が変更される都度、容易に調整することができるか否かが重要である。また、同一装置で横出し、縦出し、切換え自在の兼用性を具備することも求められる。
本発明は、給紙用の駆動軸に少なくとも4個の駆動プーリーを任意間隔隔てて嵌通し、それぞれの駆動プーリーと対を成す従動プーリーとの間にゴムベルトを張架して多列の給紙ベルトを備え、前記給紙ベルトの従動プーリー側を給紙方向上手にし、下手にかけて前下がりに備えるとともに、それぞれの給紙ベルトが個別に給紙経路から離脱可能に構成すべく前記傾斜角を小とする方向へ揺動自在にした給紙ベルト離脱機構を備え、前記駆動プーリーから給紙方向上手に所定寸法離れた個所から給紙ベルト上ないし更に上手の用紙受台上にかけて用紙積載場所を設け、前記積載場所の給紙方向下手の中央部には、上方から垂下し給紙方向下手に向けて折曲して、その先端部と前記給紙ベルトとの間に所定の隙間を形成する第1ゲート板を備え、前記積載場所の給紙方向下手の両側角部には、前記第1ゲート板の垂下面に向けて積載した用紙の前縁を案内する前ガイド板、積載した用紙の側縁を案内する側ガイド板、ならびに積載した用紙の最下に位置する用紙底面を側縁から部分支持するべく突き出した側底ガイド板から成る右ガイドユニット、ならびに該右ガイドユニットと対を成す左ガイドユニットを備え、更に、前記第1ゲートの給紙方向下手に、給紙ベルトで送り出されようとする用紙を制止して最下の用紙のみ通過させるべく調整を行う押圧調整機構を具備した第2ゲートユニットを、前記各給紙ベルト間の上方に、個別に備えて構成したことを特徴とする多様対応性に富むフィーダーを提供する。
また、前記用紙受け台を給紙方向へ往復動させる駆動機構を備え、振幅が10乃至50mmの範囲内で加振動可能に構成した多用途フィーダーや、更に、積載した用紙束の下部後縁端部に当接させるべく、用紙受け台の底面板から給紙方向上手に向けて上り傾斜になる持上げ板を付設して構成したことを特徴とする多様対応性に富むフィーダーを提供する。
また、前記した丁合コンベアに臨んで各種用紙を順次と投入する投入機であって、前記した多様対応フィーダーを組込み、更に、該フィーダーの給紙方向下手寄りに投入用の駆動軸を備え、該駆動軸に駆動プーリーを嵌通するとともに、投入方向下手に同方向に伸縮自在な関係で成る外ブラケットと内ブラケットを備え、適度なテンションを維持するべく従動プーリーを配設して投入ベルトを張架し、前記伸縮状態を選択的に位置決めすべく内ブラケットと外ブラケットとに係合機構を備え、前記投入コンベアを前記投入用の駆動軸を中心に水平乃至前下がりに角度変更可能にした投入コンベアを設けて構成したことを特徴とする投入機を提供する。
本願フィーダーは給紙機構の主体を成す給紙ベルトを少なくとも4列以上の多列に構成し、それぞれの給紙ベルトが個別に給紙経路から離脱可能に構成されているので、用紙の平面サイズの違いに対応するのが著しく容易である。即ち、小の場合は外側に位置するものから駆動軸を中心として揺動下降させることで、取り外すことなく給紙経路から離脱させることできる。これにより、用紙束を位置決めする右ガイドユニットと左ガイドユニットとを当該小なる用紙に合わせて位置決めできる。逆に、大なる用紙の場合は、外側の列を給紙経路まで揺動させて位置復帰することで同様に対応することができる。
また、第2ゲートが給紙ベルト列の間の上方に個別に複数ユニット設けられているので、小なる用紙の場合は、中程の2ユニットのみを用い、大なるものは必要に応じて外側のものも機能化させることが出来る。特に、中綴冊子や内部にハガキやカードが貼込まれている冊子の場合、場所による厚さ不同が顕著であるので、斯様な構成は選択的にして個別に調整できので、従来不調であったものも、本願フィーダーだと良好に給紙できる。
また、丁合コンベア用に適合させるべく格別に構成した本願投入機は、丁合コンベアの搬送方向に対して直交する方向から横出しすることも、あるいは同方向に縦出しすることも容易に設定調整することが出来、その兼用性が高く評価される。また、横出しの場合、伸縮可能な投入コンベアを具備しているので、用紙の小なるものも大なるものも、その中心部が概ねフィンガー位置に到達できるように設定調整することが出来、その結果、用紙の多様化に対応した投入を実施することができる。
本願多用途フィーダーに関して側面図で図示した説明図 本願フィーダーの主要な構成を斜視図で図示した説明図 本願フィーダーの主要な構成を斜視図で図示した説明図 本願フィーダーの主要な構成を斜視図で図示した説明図 本願フィーダーの主要な構成を斜視図で図示した説明図 用紙束のサイズ変更に伴う対応について説明するための説明図 用紙束のサイズ変更に伴う対応について説明するための説明図 第2ゲートと給紙ベルトとの調整例を説明するための説明図 第2ゲートと給紙ベルトとの調整例を説明するための説明図 第2ゲートと給紙ベルトとの調整例を説明するための説明図 第2ゲートと給紙ベルトとの調整例を説明するための説明図 第2ゲートと給紙ベルトとの調整例を説明するための説明図 本願投入機を側面図で図示した説明図 本願投入機を平面図で図示した説明図 丁合コンベアの搬送方向に直交して設置する場合の説明図 丁合コンベアの搬送方向に直交して設置する場合の説明図 丁合コンベアの搬送方向と同方向に設置する場合の説明図
<実施例>
先ず、図1乃至図4に基づいて本願実施例フィーダーについて説明する。尚、図3ならびに図4は理解を容易にするために構成要件の一部を図示したものである。また、図2については右ガイドユニット12と対を成す左ガイドユニット13を取り外した状態で図示している。
図中、1は駆動軸、2は駆動プーリーを指し、本実施例装置では4個の駆動プーリー2を駆動軸1に嵌通している。そして、該駆動プーリー2に対応する従動プーリー3はブラケット(図示せず)を介して給紙方向上手に備えられ、両者の間にゴムベルト4を張架して4列の給紙ベルト5を構成している。また、21は前記ゴムベルト4の裏面から作用して後述する第2ゲートユニット22の制止コロ20との関連で、必要に応じて付設されるバックアップコロである。また、前記した給紙ベルト5であるが、それぞれが単独的に駆動軸1を中心として揺動自在に構成され任意の手段で位置固定される。即ち、給紙ベルト5は給紙方向下手にかけて前下がりに位置づけられて給紙経路を形成するも、紙面右回り、換言すれば、前記傾斜角を小とする方向に揺動させて位置固定することで給紙経路から離脱させることができる。
そして、前記駆動プーリー2から給紙方向上手に所定寸法離れた個所から給紙ベルト5の上面、乃至更に上手の用紙受台6の上面にかけて用紙束30の積載場所が設定されている。
また、前記積載場所の給紙方向下手の中央部には、上方から垂下し給紙方向下手に向けて折曲して、その先端部と前記給紙ベルト5との間に所定の隙間を形成する第1ゲート板8を備えている。尚、前記した隙間は対象とする用紙厚さや滑りやすさに関連して調整されるが、通常なら3乃至10mm程度に設定されることが多い。要は、次位の制止コロ20に至るに先立って、用紙束30の下層部をして用紙間に少しのズレを付与しながら一次的に限定通過させるものであり、本願ではゲートと称するも、別名、さばき部材と呼ばれることもある。
また、前記した積載場所の給紙方向下手の両側角部には、前記第1ゲート板8の垂下面に向けて用紙束30の前縁を案内する前ガイド板9、積載した用紙の側縁を案内する側ガイド板10、ならびに積載した用紙の最下に位置する用紙底面を側縁から部分支持するべく突き出した側底ガイド板11から成る右ガイドユニット12が備えられている。尚、右ガイドユニット12と対を成す左ガイドユニット13(図示せず)については、右ガイドユニット12と対象的に構成され、用紙束30の幅に合わせて位置決めされる。
また、前記第1ゲート8の給紙方向下手には、給紙ベルト5で送り出されようとする用紙を制止して最下の用紙のみ通過させる第2ゲートユニット22が備えられている。本実施例では、さばき部材として回転させない円板形状の制止コロ20を用い、該制止コロ20を固定するブラケット17、該ブラケット17を下方に押し付ける圧縮バネ19、更に機体に固定された調整台16をして前記ブラケット17を上方に押し上げる調整ネジ18を備え、結果的に支点軸15を支点にして前記制止コロ20を斜め上下方向に調整できるように構成されている。尚、この第2ゲートユニット22は制止コロ20の下方への位置移動は調整ネジ18と調整台16との当接で、所謂、下死点は固定的であるが、上方への位置移動は圧縮バネ19の押圧力で制限されているだけである。従って、給紙された用紙30aは適度な押圧力でさばかれ、結果的に最下の用紙のみ通過する。勿論、用紙の種類、主に厚さ、用紙間の滑り易さ、用紙の剛性などに関連して、圧縮バネ19の押圧力調整や調整ネジ18による下死点位置の調整を行う。
尚、図8乃至図12は、本実施例フィーダーに於ける前記第2ゲートユニット22の設定に関する典型的な例について、給紙方向下手から上手を臨んで、図示したものである。
先ず、ここで注目すべきは、第2ゲートユニット22は給紙ベルト5の列間上方に配置されていることである。具体的には、4列の給紙ベルト5に対して3個の第2ゲートユニット22が配置されている。尚、図示していないが、給紙ベルト5を6列で構成する実施例の場合は、5個の第2ゲートユニット22で構成することが好ましい。勿論、用途次第で1個あるいは3個で足りることもある。また、第2ゲートユニット22は、給紙ベルト5の列間上方に限らず、必要に応じて給紙ベルト5上方に設置することもある。
さて、図8の例についてであるが、本例では、4列すべての給紙ベルト5を給紙経路内に置き、第2ゲートユニット22は3個とも使用されている。それに対して、図9に例示したものは、中程2個の給紙ベルト5と1個の第2ゲートユニット22が使用されている。このように、給紙された用紙30aの幅寸から明らかなように、用紙幅が小なる場合は、基本的に不要な給紙ベルト5は前記した離脱機構によって給紙経路から離脱させる。そうすることで、図6ならびに図7に例示した通り、右ガイドユニット12と左ガイドユニット13を用紙束30の幅に応じてセンター基準で寄せ込むことができる。換言すると、左右のガイドユニット12,13の、特に、側底ガイド板11が給紙ベルト5と干渉することなく寄せ込むことが出来る。従って、従来装置では部品交換等の手間がかかる小なる用紙の場合も、極めて簡単短時間で調整を終えることができる。
また、大なる幅寸の用紙に対しては、図8で図示した通り、すべて使用するのが基本的な調整基準となる。しかし、場合によっては図10乃至図12で例示したような設定を採用する。例えば、用紙の幅方向中央部にステッチャー針による綴じ部が存在する場合、あるいは中央部に加えて両側部も含めて3カ所に存在する場合、給紙ベルト5は4列、第2ゲートユニット22は両側の2個を以て運用する。こうすることで、局所的に厚さ不同を有する用紙も簡単に調整を終えることができる。
また、図11ならびに図12に例示した設定で運用する場合もある。例えば、冊子で内部中央部にハガキが貼り込まれている場合、あるいはハガキに代わってプラスチック製のカードが貼り込まれている場合、更にはCDということもあり、斯様に中程が厚くなっている場合は、図11の如く外側をしてさばく、あるいは図12の如く中程のみでさばくという設定で運用されることもある。いずれにしても、図で例示した以外の設定で運用すること自由であり、本願フィーダーは多様な用紙に柔軟に対応できることが特徴的である。
また、クレジットカードの利用明細を封入封緘した封筒が典型例であるが、斯様な用紙は、利用量に応じて明細書の枚数が異なる関係で1通毎の厚さ不同が著しい。このような場合、第2ゲートユニット22に於ける圧縮バネ19の押圧力を強め過ぎると厚ものの通過を阻害しすぎる傾向となるものの、適度に調整すれば、制止コロ20が自在に変動して薄いものから厚いものまで給紙することが可能になる。尚、ゴムベルト4の摩擦係数は制止コロ20のそれより大とし、前者は1乃至3程度、後者は0.5乃至1.5程度が望ましい。また、給紙ベルト5を構成するゴムベルト4の裏面に配置される前記バックアップコロ21は、他の実施例では必要に応じて取り外して構成することもある。この場合、ゴムベルト4の張力に基づく力が用紙下面から作用することになる。
次に、用紙受台6について図2ならびに図5に基づいて説明する。
用紙受台6は基本的に底面板6aで構成され、図示した実施例では給紙ベルト5から給紙方向上手に向けて延在している。また、底面板6aの紙面左端部は給紙ベルト5の列間に進入させてゴムベルト4の列間で用紙束30の下層部が過度に垂れ下がるのを防止する。
また、6bは必要に応じて付設する持上げ板で、図1からも明らかなように、給紙方向上手に向けて上り傾斜になる形状で成り、用紙束30の下部後縁端部を支持する。そして、望ましくは図5にて矢示した通り、給紙方向の前後へ往復動させる。例えば、振幅10乃至50mm、毎秒1乃至30回、この程度の往復動を与える。これは、用紙束30の下層部に作用して、用紙を前揃えするに効果的である。特に、用紙の追積みを自動化する場合、後縁部の揃いが乱れることがあっても最終的に前合わせ補正できる効果がある。尚、用紙束30の給紙方向寸法に応じて、斯様な持上げ板6bの位置は適宜変更される。
次に、図13ならびに図14に基づいて、本願フィーダーを組込んで構成する投入機の実施例について説明する。
図中、1は駆動モーター1aが接続された駆動軸であり、該駆動軸1より紙面右側が前記したフィーダーで、その主要部を部分的に図示している。
また、26は駆動モーター26aが接続された投入コンベア23の駆動軸26であり、該駆動軸に駆動プーリー28を嵌通するとともに、投入方向下手に同方向に伸縮自在な関係で成る外ブラケット31と内ブラケット32を備えている。そして、従動プーリー27a,27b,27cならびに27dをして、伸縮してもベルトの張架経路長に大きな変化が生じないように配置し、投入ベルト25が適度なテンションを維持できるようにして、投入ベルト25が張架されている。尚、斯様な伸縮に対応するに、他の手段で構成することも可能である。
また、前記伸縮状態を選択的に位置決めすべく内ブラケット32には、32aで指す係合ピンと32bで指すスライドピンが備えられている。また、外ブラケット31には前記したふたつのピンに係合するR溝31aとスライド溝31bが形成され、これら両者をして係合機構が構成されている。即ち、図13に於いて、従動プーリー27aに近いところで内ブラケット32を少し持ち上げ、紙面右側へ動かせば、スライドピン32bをスライド溝31b内でスライドさせることができ、所望の個所のR溝31aに前記係合ピン32aを落し込むことで、投入コンベア23を短縮することができる。
尚、図中、24は押えユニットであり、支点軸24aに挿通したブラケット24bに押えコロ24cを取り付け、該押えコロ24cをして従動自在にし、それらの自重で用紙を押さえながら投入ベルト25で搬送せんと構成したものである。尚、本実施例は4列構成で成る投入コンベア23であり、前記押えユニット24は搬送方向に3個、合計12個をして機能させる例である。また、投入コンベア23は伸縮させることができるので、好ましくは、最下流あるいは中間にある押えユニット24に於ける支点軸は、前記内ブラケット32とともに移動することが出来ように該内ブラケット32と一体的に構成する。
また、図中、33は揺動ストップ軸である。前記揺動ストップ軸33は機体(図示せず)に固定され、投入コンベア23全体が駆動軸26を支点として紙面左回りに自重回転しようとするのを止めている。
そして、ラッピングラインや封入封緘ラインなどで周知の丁合コンベアに臨んで本願装置を設置するに、大別して二つの態様がある。即ち、丁合チェーン43が走行する丁合方向に対して、同方向から用紙を投入する縦出し設置と、直交する方向から投入する横出し設置である。因みに、図15ならびに図16に図示したのが横出し設置の実施例であり、図17に例示したのが縦出し設置の実施例である。以下、図15乃至図17に基づいてより詳しく説明する。
図中、43は丁合チェーン、42は前記丁合チェーン43に取り付けられたフィンガー、40は丁合コンベア枠44で形成される搬送面である。そして前記丁合チェーン43に、所定間隔毎に取り付られたフィンガー42が、走行するに伴って、中受面41上に投入された用紙30aを次々と払い出すことで丁合が進行していく。そして、ここで注目すべきは、投入コンベア23の設置態様に関することである。即ち、横出しの場合は、投入コンベア23を概ね水平に、縦出しの場合は前下がり傾斜にして設置されている。また、揺動ストップ軸33の位置に注目するに、横出しの場合は、前記揺動ストップ軸33に代えて、丁合コンベア枠44の肩部44aで投入コンベア23の自重回転を止め、概ね水平になる角度で設置されている。言い換えると、揺動ストップ軸33は縦出し設定の場合に、投入コンベア23の自重回転を止めて前下がり傾斜を形成するが、横出し設置の場合は代替え部材が機能する。
いずれにしても、本願投入機は前記した通りに構成することで、縦出しと横出しの両方で兼用することが出来、それに係る調整要素も著しく簡単である。尚、図15は長さの短い用紙30aを投入する場合、図16は長い用紙30aを投入する場合を例示しているが、内ブラケット32の伸縮状態に注目すれば明らかな通り、装置本体はそのままの位置で、単に内ブラケット32を前記した通りに伸縮操作するだけ好ましい状態を創出することができる。
以上の通り、本発明に係る多様対応フィーダーならびに該フィーダーを組込んだ投入機は、用紙に関する平面寸法に係る多様性、厚さに係る多様性、用紙同士の滑りやすさに係る多様性、ならびに曲がり易さ難さ等々、謂わば、なんでもありと称されるほど多様化してきた用紙に対して、より良く対応することが可能であり、主として各種の丁合コンベアに臨んで設置するに極めて有用であること確実である。
尚、図面に描いた用紙30aの厚さは理解を容易にするために厚く図示したものであって、本願で言う用紙は薄口のコピー用紙から厚さ10mm程度の冊子まで包含するものである。
1・・駆動軸
1a・・駆動モーター
2・・駆動プーリー
3・・従動プーリー
4・・ゴムベルト
5・・給紙ベルト
6・・用紙受台
6a・・底面板
6b・・持上げ板
7・・用紙積載場所
8・・第1ゲート板
9 ・・前ガイド板
10・・側ガイド板
11・・側底ガイド板
12・・右ガイドユニット
13・・左ガイドユニット
15・・支点軸
16・・調整台
17・・ブラケット
18・・調整ネジ
19・・圧縮バネ
20・・制止コロ
21・・バックアップコロ
22・・第2ゲートユニット
23・・投入コンベア
24・・押えユニット
24a・・支点軸
24b・・ブラケット
24c・・押えコロ
25・・投入ベルト
26・・駆動軸
26a・・駆動モーター
27a・・第1従動プーリー
27b・・第2従動プーリー
27c・・第3従動プーリー
27d・・第4従動プーリー
28・・駆動プーリー
30・・用紙束
30a・・給紙された用紙
31・・外ブラケット
31a・・R溝
31b・・スライド溝
32・・内ブラケット
32a・・係合ピン
32b・・スライドピン
33・・揺動ストップ軸
40・・搬送面
41・・中受面
42・・フィンガー
43・・丁合チェーン
44・・丁合コンベア枠
44a・・肩部

Claims (4)

  1. 給紙用の駆動軸に少なくとも4個の駆動プーリーを任意間隔隔てて嵌通し、それぞれの駆動プーリーと対を成す従動プーリーとの間にゴムベルトを張架して多列の給紙ベルトを備え、前記給紙ベルトの従動プーリー側を給紙方向上手にし、下手にかけて前下がりに備えるとともに、それぞれの給紙ベルトが個別に給紙経路から離脱可能に構成すべく前記傾斜角を小とする方向へ揺動自在にした給紙ベルト離脱機構を備え、前記駆動プーリーから給紙方向上手に所定寸法離れた個所から給紙ベルト上ないし更に上手の用紙受台上にかけて用紙積載場所を設け、前記積載場所の給紙方向下手の中央部には、上方から垂下し給紙方向下手に向けて折曲して、その先端部と前記給紙ベルトとの間に所定の隙間を形成する第1ゲート板を備え、前記積載場所の給紙方向下手の両側角部には、前記第1ゲート板の垂下面に向けて積載した用紙の前縁を案内する前ガイド板、積載した用紙の側縁を案内する側ガイド板、ならびに積載した用紙の最下に位置する用紙底面を側縁から部分支持するべく突き出した側底ガイド板から成る右ガイドユニット、ならびに該右ガイドユニットと対を成す左ガイドユニットを備え、更に、前記第1ゲートの給紙方向下手に、給紙ベルトで送り出されようとする用紙を制止して最下の用紙のみ通過させるべく調整を行う押圧調整機構を具備した第2ゲートユニットを、前記各給紙ベルト間の上方に、個別に備えて構成したことを特徴とするフィーダー。
  2. 用紙受け台を給紙方向へ往復動させる駆動機構を備え、振幅が10乃至50mmの範囲内で加振動可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載したフィーダー。
  3. 積載した用紙束の下部後縁端部に当接させるべく、用紙受け台の底面板から給紙方向上手に向けて上り傾斜になる持上げ板を付設して構成したことを特徴とする請求項2に記載したフィーダー。
  4. 給紙用の駆動軸に少なくとも4個の駆動プーリーを任意間隔隔てて嵌通し、それぞれの駆動プーリーと対を成す従動プーリーとの間にゴムベルトを張架して多列の給紙ベルトを備え、前記給紙ベルトの従動プーリー側を給紙方向上手にし、下手にかけて前下がりに備えるとともに、それぞれの給紙ベルトが個別に給紙経路から離脱可能に構成すべく前記傾斜角を小とする方向へ揺動自在にした給紙ベルト離脱機構を備え、前記駆動プーリーから給紙方向上手に所定寸法離れた個所から給紙ベルト上ないし更に上手の用紙受台上にかけて用紙積載場所を設け、前記積載場所の給紙方向下手の中央部には、上方から垂下し給紙方向下手に向けて折曲して、その先端部と前記給紙ベルトとの間に所定の隙間を形成する第1ゲート板を備え、前記積載場所の給紙方向下手の両側角部には、前記第1ゲート板の垂下面に向けて積載した用紙の前縁を案内する前ガイド板、積載した用紙の側縁を案内する側ガイド板、ならびに積載した用紙の最下に位置する用紙底面を側縁から部分支持するべく突き出した側底ガイド板から成る右ガイドユニット、ならびに該右ガイドユニットと対を成す左ガイドユニットを備え、前記第1ゲートの給紙方向下手に、給紙ベルトで送り出されようとする用紙を制止して最下の用紙のみ通過させるべく調整を行う押圧調整機構を具備した第2ゲートユニットを、前記各給紙ベルト間の上方に、個別に備えて構成したことを特徴とするフィーダーを備え、
    更に、該フィーダーの給紙方向下手寄りに投入用の駆動軸を備え、該駆動軸に駆動プーリーを嵌通するとともに、投入方向下手に同方向に伸縮自在な関係で成る外ブラケットと内ブラケットを備え、適度なテンションを維持するべく従動プーリーを配設して投入ベルトを張架し、前記伸縮状態を選択的に位置決めすべく内ブラケットと外ブラケットとに係合機構を備え、前記投入コンベアを前記投入用の駆動軸を中心に水平乃至前下がりに角度変更可能にした投入コンベアを設けて構成したことを特徴とする投入機。
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