JP6216864B1 - 丁合中入れ制御システム及びプログラム - Google Patents

丁合中入れ制御システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6216864B1
JP6216864B1 JP2016239685A JP2016239685A JP6216864B1 JP 6216864 B1 JP6216864 B1 JP 6216864B1 JP 2016239685 A JP2016239685 A JP 2016239685A JP 2016239685 A JP2016239685 A JP 2016239685A JP 6216864 B1 JP6216864 B1 JP 6216864B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collating
collation
bundle
mode
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016239685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018095356A (ja
Inventor
丈 染矢
丈 染矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pressio Co Ltd
Original Assignee
Pressio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pressio Co Ltd filed Critical Pressio Co Ltd
Priority to JP2016239685A priority Critical patent/JP6216864B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6216864B1 publication Critical patent/JP6216864B1/ja
Publication of JP2018095356A publication Critical patent/JP2018095356A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)

Abstract

【課題】丁合動作と中入れ動作の連携制御に優れた丁合中入れ制御システムを提供すること。【解決手段】この発明の丁合中入れ制御システムは、複数種類の印刷紙を丁合して丁合束を作成し、前記丁合束を送り出す丁合動作を制御する第1の制御部と、複数頁の印刷物を搬送し、前記送り出される前記丁合束を前記印刷物へ中入れする中入れ動作を制御する第2の制御部と、を備え、前記第1及び第2の制御部のうちの一方の制御部が他方の制御部に対して動作指令を出力し、他方の制御部は一方からの前記動作指令に基づき動作を制御する。【選択図】図14

Description

本発明の実施形態は、折込ちらしを丁合し、丁合束を新聞に中入れする丁合中入れ制御システム及びプログラムに関する。
従来、新聞の間に挟む折込ちらしを丁合する丁合機が知られている。丁合機は、例えば、複数種類の折込ちらしを投入する複数段の給紙トレイ、各給紙トレイから給紙された折込ちらしを重ねながら搬送する搬送パス、搬送パスの下流側に搬送パスを横切る姿勢で折り紙(折込ちらしの一種)を給紙する機構、折り紙を中央で2つ折りにする機構、搬送パスを介して搬送された複数枚の折込ちらしを2つ折りにされた折り紙の間に挟む機構、および複数枚の折込ちらしを折り紙の間に挟んだ丁合束を集積する集積部を有する。
集積部に集積された複数組の丁合束は、作業員による手作業によって作業台へ移動され、手作業により新聞(各種購読紙、各種冊子、各種フリーペーパなど)に中入れされる。或いは、作業台へ移動された複数組の丁合束は、重ねた状態で中入れ機(インサータ)へ投入され、中入れ機を用いて新聞に折り込まれる。中入れ機は、例えば、新聞を開いて搬送する機構、複数組の丁合束を1組ずつ新聞の間に送り込む機構、および丁合束を中入れした新聞(以下、組紙と称する)を集積する集積部を有する。
特開2014−91604号公報
上記のように丁合機と中入れ機を組み合わせて使用することにより組紙が作られる。組紙を作る上では、丁合機と中入れ機を組み合わせて使用することになり、丁合機で作成された丁合束を中入れ機へ運び入れる作業等が必要となる。
上記した丁合機で作成された複数部数の丁合束を中入れ機へ運び入れる作業は、作業員にとって負担となっており、また、組紙の作成において効率的とは言えない。さらに、組紙を作成する上で丁合機と中入れ機の2台が必要となり、これら2台の設置スペースが必要となる。
上記の作業負担の軽減、組紙の作成効率の改善、及び設置スペースの有効活用等の観点から、丁合機による丁合動作と中入れ機による中入れ動作を一体化した丁合中入れシステムが望まれている。
従来の丁合機と中入れ機はそれぞれ独立した制御により丁合動作と中入れ動作を実現しているが、丁合中入れシステムの実現には、丁合動作と中入れ動作の連携、即ち、丁合動作と中入れ動作の同期制御が必要となる。
本発明の目的は、丁合動作と中入れ動作の連携制御に優れた丁合中入れ制御システム及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の丁合中入れ制御システムは、複数種類の印刷紙を丁合して丁合束を作成し、前記丁合束を送り出す丁合動作を制御する第1の制御部と、複数頁の印刷物を搬送し、前記送り出される前記丁合束を前記印刷物へ中入れする中入れ動作を制御する第2の制御部と、を備え、前記第1及び第2の制御部のうちの一方の制御部が他方の制御部に対して動作指令を出力し、他方の制御部は一方からの前記動作指令に基づき動作を制御する。
本発明によれば、丁合動作と中入れ動作の連携制御に優れた丁合中入れ制御システム及びプログラムを提供できる。
図1は、実施形態に係る丁合・中入れ装置を示す外観斜視図である。 図2は、図1の丁合・中入れ装置の丁合機構を示す概略図である。 図3は、図2の丁合機構から排出される丁合束の一例を示す外観斜視図である。 図4は、図1の丁合・中入れ装置の新聞供給機構へ投入する新聞の姿勢を説明するための図である。 図5は、図1の丁合・中入れ装置の新聞開き機構の上流側の構造を示す斜視図である。 図6は、図5の新聞開き機構の上流側の構造を矢印VI方向から見た側面図である。 図7は、図1の丁合・中入れ装置の新聞開き機構の下流側の構造を示す斜視図である。 図8は、図1の丁合・中入れ装置の搬送機構を丁合・中入れモードの仕様に配置した概略斜視図である。 図9は、図1の丁合・中入れ装置の搬送機構を丁合モードの仕様に配置した概略斜視図である。 図10は、図8の搬送機構の搬送ベルトユニットを示す概略斜視図である。 図11は、図1の丁合・中入れ装置の丁合束揃え機構を示す概略斜視図である。 図12は、図1の丁合・中入れ装置の昇降機構および組紙揃え機構を左斜め前方から見た概略斜視図である。 図13は、図12の構造を右斜め後方から見た概略斜視図である。 図14は、第1の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。 図15は、第2の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。 図16は、第3の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。 図17は、第4の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。 図18は、第5の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る丁合・中入れ装置100の外観を示す概略斜視図である。例えば、丁合・中入れ装置100は、複数種類の折込ちらしを丁合して丁合束を作成し、丁合束を送り出す丁合動作と、一部ずつ新聞を取り出して搬送し、送り出される丁合束を搬送される新聞へ中入れする中入れ動作とを実行する。なお、丁合・中入れ装置100の丁合処理の対象は、複数種類の折込ちらし(複数種類の印刷紙)だけに限定されるものではなく、様々な情報媒体を対象とすることができる。また、丁合・中入れ装置100の中入れ処理の対象は、新聞(複数頁の印刷物)だけに限定されるものではなく、様々な情報媒体を対象とすることができる。
以下の説明では、丁合・中入れ装置100における後述する丁合束Tの排出方向を前方とし、各図において、この方向をY方向として示す。また、各図において、丁合・中入れ装置100を前方から見て左右方向をX方向とし、鉛直上下方向をZ方向として示す。
丁合・中入れ装置100は、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞開き機構30(図5−7)、搬送機構40(図8−10)、丁合束揃え機構50(図11)、昇降機構60(リフター)、および組紙揃え機構70(図12、13)を有する。丁合・中入れ装置100の各機構10、20、30、40、50、60、70は、その動作タイミング等の制御システム(図14−図20)については後述する。
丁合・中入れ装置100は、制御システムによって、数種類の折込ちらしtを重ねて折り紙sで挟んだ丁合束T(図3)を作成する丁合モード、予め用意した複数組の丁合束Tを1組ずつ取り出して新聞P(図4c)に中入れする中入れモード、或いは、数種類の折込ちらしtを重ねた丁合束Tを作成すると同時にこの丁合束Tを新聞Pに中入れする丁合・中入れモードで動作される。
丁合モードでは、制御システムは、丁合機構10、丁合束揃え機構50、搬送機構40、および昇降機構60を動作させる。中入れモードおよび丁合・中入れモードでは、制御システムは、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞開き機構30、搬送機構40、昇降機構60、および組紙揃え機構70を動作させる。
図2は、丁合機構10を示す概略図である。
丁合機構10は、Z方向に長い略直方体形状の筐体1を有する。筐体1のY方向に沿った前面側(図示左側)および背面側(図示右側)には、Z方向に並んだ複数段の給紙トレイ2が設けられている。各給紙トレイ2は、筐体1の内側に向けて下方に傾斜して取り付けられている。各給紙トレイ2には、数種類の折込ちらしtが複数枚重ねて投入される。複数の給紙トレイ2を介して同じ種類の折込ちらしtを投入することもできる。なお、筐体1の前方側の最下段にある給紙トレイ2aは、折り紙s(図3)を投入するための給紙トレイとして割り当てられている。折り紙sは、折込ちらしtの一種であってもよい。
筐体1内には、筐体1の中心を通ってZ方向に延びた搬送パス3が設けられている。搬送パス3は、前面側の複数段の給紙トレイ2と背面側の複数段の給紙トレイ2の間でXZ平面に沿って設けられている。つまり、各給紙トレイ2から所定のタイミングで取り出された折込ちらしtが搬送パス3へ送り込まれて互いに重ねられる。そして、重なった状態の複数枚の折込ちらしtが搬送パス3を介して下方へ搬送される。搬送パス3には、重なった状態の複数枚の折込ちらしtを挟持して搬送するための複数組の搬送ローラ対4が設けられている。
各給紙トレイ2の傾斜方向の下端側、すなわち搬送パス3に近い中心寄りの端部には、それぞれ、第1給紙ローラ5および第2給紙ローラ6が設けられている。第1給紙ローラ5は、給紙トレイ2上に重ねて投入された複数枚の折込ちらしtの最上端の折込ちらしtに接触して回転する。第1給紙ローラ5より折込ちらしtの取り出し方向の下流側に設けた第2給紙ローラ6は、捌き板7に2枚目以降の折込ちらしtの先端を押し付けて2枚取りを防止する。折込ちらしtの給紙方向に沿って第2給紙ローラ6の下流側には、搬送パス3へ折込ちらしtを送り込む送りローラ対8が設けられている。
搬送パス3の下端には、折りローラ対9が配置されている。折りローラ対9は、そのニップが搬送パス3の延長線上に位置する姿勢で設けられている。つまり、搬送パス3を介して下方へ搬送された複数枚の折込ちらしtが折りローラ対9のニップへ送り込まれるようになっている。
折り紙sを給紙するための給紙トレイ2aの給紙方向の下流側(図示右側)には、給紙トレイ2aを介して投入された折り紙sを折りローラ対9の上方へ送り込むための送りローラ対8aが設けられている。折り紙sの給紙方向の先端には、折り紙sの先端を所定位置で係止する係止部11が設けられている。係止部11は、折り紙sの給紙方向の中央位置が折りローラ対9のニップに対向する位置で折り紙sを停止させる。折りローラ対9の斜め上方には、折りローラ対9のニップに向けて折り紙sの中央部を押し込むための折込ナイフ12が配置されている。
つまり、各給紙トレイ2を介して投入された折込ちらしtが搬送パス3で重ねられて折りローラ対9のニップへ送り込まれる。このとき、予め給紙された折り紙sの中央を折込ナイフ12によって折り込んでおく。そして、重なった状態で搬送パス3を介して搬送された複数枚の折込ちらしtが折り紙sの中央に押し込まれ、折りローラ対9の回転によって折り紙sの間に挟み込まれる。折りローラ対9を通過して2つ折りにされた折込ちらしの束、すなわち折り紙sの間に複数枚の折込ちらしtを挟んだ丁合束Tは、搬送ベルト13へ受け渡されて排出ローラ対14を介して筐体1の前面側に設けた排出口15から排出される。
図3は、丁合機構10の排出口15から排出された丁合束Tの一例を示す外観斜視図である。丁合束Tは、その排出方向(Y方向)の先端T−1側を折り紙sによって覆われた状態でY方向に排出される。なお、本実施形態では、折り紙sの排出方向に沿った一端s−1(排出方向から見た右端部)が複数枚の折込ちらしtの端部t−1と略揃った状態で丁合束Tを排出するように、折り紙sのX方向に沿った給紙位置を調整可能となっている。
図1に示すように、新聞供給機構20は、複数部の新聞Pを積み重ねた状態で投入する投入部21を有する。投入部21には、Z方向に積み重ねた状態の複数部の新聞Pの側面を支える複数本の支持柱22が設けられている。新聞Pは、同じ向きに揃えて投入部21へ重ねて投入される。つまり、新聞Pは、図4(c)に示す姿勢で投入部21の複数本の支持柱22の内側へ投入される。
より具体的には、新聞は、図4(a)に示すようにA1サイズの新聞紙を複数枚重ねた状態から中央の破線で図示矢印のように2つ折りにし、さらに図4(b)に示すようにA2サイズの2つ折りの複数枚の新聞紙を中央の破線で矢印のように2つ折りにした状態(4つ折りにした状態)のもの(略A3サイズに折り畳んだ新聞)(図4c)を複数部重ねた状態で投入部21へ投入される。
新聞供給機構20は、投入部21にて積み重ねた複数部の新聞Pのうち最下端の新聞PのY方向の後端(折り目P−1側の端部)を図示しないクランプ爪によってつかんで1部ずつ引き抜き、図4(c)の矢印Y’で示す方向に取り出す。投入部21から取り出された新聞Pは、折り目P−1を先頭にして鉛直下方に湾曲されて導かれ、そのまま180°反転されて、投入部21の下方に配置された新聞開き機構30へ送り込まれる。このため、新聞開き機構30へ送り込まれた新聞Pは、図4(c)と表裏反対の姿勢となり、上述した矢印Y’方向がY方向に揃う。
また、新聞供給機構20は、図5および図6に示すように、投入部21から取り出された新聞Pを新聞開き機構30に向けて案内する傾斜したガイド板24を有する。ガイド板24の表面には、新聞Pの折り目P−1を突き当てる3つのパッド25が貼設されている。パッド25は、新聞Pの折り目P−1を突き当てて衝撃を吸収し、ガイド板24を磨滅から保護する役割を担う。このため、パッド25は、新聞Pの衝突音を小さくすることのできる材質であることが望ましい。
図5および図6に示すように、新聞開き機構30は、ガイド板24を介して新聞供給機構20から送り込まれた新聞Pを載置してX方向に搬送する搬送面31を有する。搬送面31は、XY平面に沿って設けられ、Y方向に沿った略中央部にX方向に延びたスリット31aを有する。搬送面31の下方には、送り爪34をスリット31aに沿ってX方向に移動させるための図示しない移動機構が設けられている。送り爪34は、スリット31aを介して搬送面31の上方に突出している。
送り爪34の移動機構は、送り爪34を取り付けた図示しない無端ベルトをX方向に一定速度で走行させる。送り爪34は、無端ベルトの走行方向に沿って所定間隔で複数本固設されており、搬送面31上に送り込まれた新聞PのX方向の後端をX方向に押して新聞Pを中入れ位置Nに向けて搬送する。このため、新聞PのX方向への搬送ピッチは、無端ベルトに設けた複数の送り爪34の間隔に相当する。
複数の送り爪34は、それぞれ、搬送面31から突出した状態で、新聞Pの後端を押す方向に向けて僅かに傾倒している。このため、各送り爪34は、搬送面31上の新聞Pの後端を押したとき、新聞Pの押圧部位をわずかに下方(すなわちスリット31a内に向かう方向)に押し込む。これにより、新聞Pがこの押圧部位でわずかに下方に湾曲する力が働く。
また、ガイド板24の傾斜方向の下端に対向して搬送面31のY方向の一端近くには、搬送面31上に送り込まれた新聞PのX方向に沿った一端側を持ち上げて図示の姿勢に湾曲させるための湾曲ブロック36が設けられている。湾曲ブロック36は、X方向に延設され、搬送面31上に送り込まれた新聞Pの少なくとも送り方向(X方向)の後端側を湾曲させることができればいかなるものであってもよい。つまり、湾曲ブロック36は、搬送面31上に送り込まれる新聞PのX方向の全長より短い長さを有し、X方向の後端側に片寄った位置に設けられている。
しかして、搬送面31上に送り込まれた新聞Pは、Y方向の一端を湾曲ブロック36の上に乗せた状態で自重により下方に湾曲する。この状態で、スリット31aから突出した送り爪34が搬送面31に沿ってX方向に移動し、新聞PのX方向の後端を押圧する。このとき、送り爪34がX方向に傾倒していることから新聞Pを湾曲させるわずかな力が働く。この送り爪34による押える力は、湾曲した新聞Pの湾曲状態を維持する力となる。新聞PがY方向に沿って湾曲すると、新聞PのX方向の剛性が高められて、送り爪34によって後端を押圧した際の変形を抑制することができ、新聞Pを安定してX方向の下流側へ送ることができる。
また、新聞開き機構30は、図7に示すように、送り爪34(新聞P)の移動方向の下流側に隣接して、搬送面31の上方に、2つの吸着パッド37、38を有する。2つの吸着パッド37、38は、それぞれ、パッド37a、38a、吸引管37b、38b、および固定ブロック37c、38cを有する。吸引管37b(38b)の先端にパッド37a(38a)が取り付けられており、吸引管37b(38b)を介して図示しないポンプ等によりパッド37a(38a)を真空引きすることができるようになっている。吸引管37b(38b)の基端は、固定ブロック37c(38c)を介して、Y方向に延設された回転軸32に固設されている。
回転軸32は、図7の矢印方向、すなわち丁合・中入れ装置100を前方から見て反時計回り方向に回転する。2本の吸引管37b、38bは、回転軸32の回転方向に沿ってずれた位置関係で取り付けられている。つまり、吸着パッド37が常に吸着パッド38より少し先行して回転する角度で、固定ブロック37cと固定ブロック38cが互いに異なる角度で回転軸32に固定されている。
2つの吸着パッド37、38は、搬送面31に沿ってX方向に送られる新聞PのY方向に沿った後方側(折り目P−1と反対側)に片寄った位置に配置されている。より具体的には、一方の吸着パッド38は、新聞Pの折り目P−1と反対側の端辺近くを吸着可能な位置に配置されており、もう一方の吸着パッド37は、Y方向に沿って吸着パッド38の前方に並んで近接して配置されている。そして、回転軸32の回転により、前方の吸着パッド37が先に新聞Pを吸着し、その直後に後方の吸着パッド38が新聞Pの端辺近くを吸着する。
吸着パッド37、38のX方向下流側には、少なくとも一方の吸着パッド37、38により吸着されて回転軸32の回転によって少し持ち上げられた新聞Pの上側部分P1(図4c)を乗せる分離パネル39(分離部材)が配置されている。新聞Pは、折り目P−1がY方向の前方に配置され、折り目P−2がX方向の下流側に配置され、且つ下側部分P2(図4cで上側に見えている部分)が搬送面31に対向する姿勢でX方向に移動される。このため、新聞Pの上側部分P1が吸着パッド37、38によって吸着されると、上側部分P1が下側部分P2から分離されて持ち上げられ、下側部分P2と上側部分P1の間に隙間ができる。
分離パネル39は、搬送面31に沿った新聞Pの下側部分P2に対して持ち上げられた上側部分P1の傾斜に合わせて傾斜されており、X方向の上流側の端部に2つの分離爪39a、39bを有する。2つの分離爪39a、39bは、分離パネル39に対してわずかに下方に傾斜している。なお、分離パネル39は、上述した丁合機構10の排出口15のわずかに上方で筐体1の前面に取り付けられており、Y方向前方に向けて下方に傾斜している。
搬送機構40は、図8に示す搬送位置と図9に示す退避位置との間で揺動可能に設けた送りベルトユニット41、および図8に示す上昇位置と図9に示す下降位置との間で昇降移動可能に設けた搬送ベルトユニット42をX方向に隣接して有する。図8に示す状態では、送りベルトユニット41が搬送位置へ配置され、且つ搬送ベルトユニット42が上昇位置へ配置され、中入れ位置Nで新聞Pの間に丁合束Tを挟んだ組紙K(図示せず)をX方向に搬送可能な状態となっている。一方、図9に示す状態では、送りベルトユニット41が退避位置へ配置され、且つ搬送ベルトユニット42が下降位置へ配置され、丁合機構10から排出された丁合束Tを揃えてX方向に搬送可能な状態となっている。つまり、搬送機構40は、中入れモードおよび丁合・中入れモードのときには図8に示す状態に配置され、丁合モードのときには図9に示す状態に配置される。
送りベルトユニット41は、Y方向に離間して並んだ4本の無端状の送りベルト43a、43b、43c、43d(以下、総称して送りベルト43とする場合もある)を有する。各送りベルト43は、X方向上流側の大径プーリ43−1とX方向下流側の小径プーリ43−2に掛け回されて張設されている。4つの大径プーリ43−1はY方向に延設された回動軸に対して同軸に配置され、4つの小径プーリ43−2もY方向に同軸に配置されている。よって、4つの大径プーリ43−1を回動させることで、送りベルトユニット41を図9に示す退避位置へ揺動させることができる。また、4本の送りベルト43は、大径プーリ43−1と同軸に設けたモータ35によって所定方向に走行される。送りベルト43の走行速度は、送り爪34の移動速度よりわずかに速くされている。
搬送ベルトユニット42は、図10に示すように、Y方向に延設された駆動ローラ44a、駆動ローラ44aに対してX方向に離間して配置されY方向に延設された従動ローラ44b、駆動ローラ44aおよび従動ローラ44bのY方向の両端を回転可能に支持したフレーム44c、および駆動ローラ44aおよび従動ローラ44bに巻回されて張設された無端状の平ベルト44dを有する。
また、搬送ベルトユニット42は、平ベルト44dを走行させるための図示しないモータやタイミングベルトなどの駆動機構45をフレーム44cに固設して有する。つまり、駆動機構45は、搬送ベルトユニット42とともに昇降移動する。なお、フレーム44cのX方向の両端には、搬送ベルトユニット42を図9に示す下降位置へ配置したとき、基台46の切欠き部46a(図11参照)に係合して固定するためのフック47がそれぞれ設けられている。
また、搬送機構40は、アクチュエータ48によって搬送面から突没可能に動作させることができる係止バー49(停止手段)を有する。この係止バー49は、搬送ベルトユニット42を上昇位置に配置した状態(中入れモード或いは丁合・中入れモード)で動作する。係止バー49は、平ベルト44dのY方向の前方端から外れた位置に設けられており、平ベルト44d上に載った新聞PのX方向の下流側端部を係止して新聞Pを中入れ位置Nで一旦停止させるよう機能する。つまり、丁合機構10の排出口15から排出された丁合束Tが、中入れ位置Nで一旦停止した状態の新聞Pの間に送り込まれるようになっている。
丁合束揃え機構50は、図11に示すように、X方向叩き板51およびY方向叩き板52を有する。これら2枚の叩き板51、52は、搬送ベルトユニット42を図示の下降位置に配置した丁合モード時にのみ動作可能となる。つまり、搬送ベルトユニット42を下降位置に配置した状態で、X方向叩き板51は、搬送ベルトユニット42上に排出される丁合束TのX方向の上流側の端辺に対向する状態となり、Y方向叩き板52は、搬送ベルトユニット42上に排出される丁合束TのY方向の上流側の端辺に対向する状態となる。これら2枚の叩き板51、52は、図示しないリンク機構を介してモータ53に接続されており、X方向叩き板51はX方向に振動し、Y方向叩き板52はY方向に振動する。
X方向叩き板51は、上述した搬送機構40の送りベルト43a、43b、43c、43dをそれぞれ入れ子状態にして収容可能な切欠き51a、51dおよびスリット51b、51cを有する。具体的には、4つの送りベルト43を搬送位置へ配置した状態(図8の状態)で、送りベルト43aがX方向叩き板51の切欠き51a内に配置され、送りベルト43bがスリット51b内に配置され、送りベルト43cがスリット51c内に配置され、送りベルト43dが切欠き51d内に配置される。
また、丁合束揃え機構50は、図9に示すX方向対向板54を有する。X方向対向板54は、Y方向の前方から搬送ベルトユニット42の平ベルト44d上に突出した動作位置と平ベルト44dの上方から退避した退避位置との間で揺動可能に設けられている。また、X方向対向板54を設けた側壁55は、Y方向叩き板52に対向したY方向対向板として機能する。X方向対向板54は、搬送ベルトユニット42を下降位置へ配置した後、平ベルト44d上に配置され、X方向叩き板51と協働して複数組の丁合束Tを揃える。
図12および図13に示すように、昇降機構60は、XY平面に沿って水平に延設された受トレイ61、受トレイ61をZ方向に沿って昇降移動可能に支持したレール62、および受トレイ61をレール62に沿って上下に移動させるモータ63を有する。受トレイ61は、Y方向のリア側に設けたスライダ64を介してレール62に取り付けられている。モータ63の回転軸には図示しないプーリが取り付けられており、レール62の上端に設けたプーリ65との間に無端状のタイミングベルト66が架け渡されている。そして、タイミングベルト66の途中にスライダ64が固設されている。
しかして、モータ63を回転させると、タイミングベルト66が走行し、スライダ64がレール62に沿って上下に移動する。これにより、スライダ64に固設した受トレイ61が昇降移動する。受トレイ61は、例えば、丁合モード時に搬送ベルトユニット42を介して搬送される複数組の丁合束Tを受ける高さ位置、および、中入れモードおよび丁合・中入れモード時に搬送ベルトユニット42を介して搬送される組紙Kを一部ずつ受ける高さ位置に配置される。
受トレイ61は、丁合束Tや組紙Kを載置する面に一部が露出した複数の球体61aを備えている。これら複数の球体61aは、受トレイ61へ送り込まれる丁合束Tや組紙Kの下端面をX方向に案内するよう回転するとともに、受トレイ61上の丁合束Tや組紙KをY方向に排出する際にY方向に回転する。受トレイ61は、所定数の丁合束Tや組紙Kを集積した後、排出位置まで上昇し、Y方向の前方に待機している図示しない移載部へ丁合束Tや組紙Kを受け渡す。
組紙揃え機構70は、図12に示すように、X方向叩き板71、およびY方向叩き板72、73を有する。各叩き板71、72、73は、それぞれ、アクチュエータ74、75、76(図13)により動作される。各叩き板71、72、73は、上述した昇降機構60の受トレイ61が組紙Kを受ける高さ位置に配置された状態で、受トレイ61上の組紙KのX方向の一端およびY方向の一端を叩くことが可能な高さ位置に配置されている。つまり、組紙揃え機構70は、中入れモードおよび丁合・中入れモードで動作し、丁合モードでは動作しない。
次に、上述した丁合・中入れ装置100による丁合モード時の動作について説明する。
動作に先だち、オペレータは、搬送機構40の送りベルトユニット41を図9に示す退避位置へ配置し、搬送ベルトユニット42を図9に示す下降位置へ配置する。同時に、X方向対向板54を平ベルト44d上の動作位置へ配置する。また、このとき、オペレータは、丁合機構10の筐体1の前方にある排出口15から平ベルト44dに向けて送り込まれる丁合束Tを上方から押さえる図示しない押え部材を取り付ける。
そして、オペレータが、丁合機構10の各給紙トレイ2、2aに折込ちらしtを投入して、筐体1に設けた操作入力パネル1a(図1)を介して丁合モードによる処理コマンドを入力すると、所定の給紙トレイ2から折込ちらしtが1枚ずつ搬送パス3へ給紙されて重ねられ、重ねられた複数枚の折込ちらしtが搬送パス3を介して下方へ搬送され、複数枚の折込ちらしtが折り紙に挟み込まれた丁合束Tが排出口15から排出される。
このとき、丁合束揃え機構50が動作され、平ベルト44d上に重ねて集積される丁合束Tの端辺が揃えられる。つまり、平ベルト44d上に集積される丁合束TのX方向の一端をX方向叩き板51によって叩き、X方向対向板54との間で丁合束Tを揃える。また、丁合束TのY方向の一端をY方向叩き板52によって叩き、側壁55との間で丁合束Tを揃える。
所定数の丁合束Tが排出口15から排出されて、平ベルト44d上で丁合束Tを積重ねながら端辺を揃えると、丁合機構10の動作が停止されて、搬送ベルトユニット42が動作され、平ベルト44dがX方向に走行される。これにより、端辺を揃えた複数組の丁合束Tが昇降機構60の受トレイ61上へ移載される。このとき、複数組の丁合束Tがその集積方向と異なるX方向に水平移動されるため、丁合束Tの姿勢が崩れにくい。
受トレイ61上に所定数の丁合束Tが移載されると、受トレイ61が上昇され、図示しない移載機構によって受トレイ61上の丁合束TがY方向前方の図示しない移載部へ移載される。移載部へ移載された丁合束Tは、オペレータによって所定の作業台へ移動される。
次に、上述した丁合・中入れ装置100による丁合・中入れモード時の動作について説明する。なお、中入れモード時の動作は、折込ちらしの丁合動作が無いだけで丁合・中入れモードと同じであるため、ここではその説明を省略する。
丁合・中入れモードにおける動作に先だち、オペレータは、搬送機構40の送りベルトユニット41を図8に示す搬送位置へ配置し、搬送ベルトユニット42を図8に示す上昇位置へ配置する。送りベルトユニット41を搬送位置へ配置すると、送りベルト43が丁合束揃え機構50のX方向叩き板51と入れ子状に配置され、送りベルト43の上面と平ベルト44dの上面が略面一に揃う。
そして、オペレータが、丁合機構10の各給紙トレイ2、2aに折込ちらしtを投入して、新聞供給機構20の投入部21へ複数部の新聞Pを投入し、筐体1に設けた操作入力パネル1a(図1)を介して丁合・中入れモードによる処理コマンドを入力すると、新聞Pが1部ずつ取り出されて、上述した丁合モードのときと同様に丁合束Tが排出口15から排出される。このとき、新聞Pを中入れ位置Nへ送り込むタイミングと丁合束Tを中入れ位置Nに向けて排出するタイミングが合うように、新聞Pの処理速度や取り出しタイミングが調整してある。
新聞供給機構20によって新聞Pが新聞開き機構30に送り込まれると、当該新聞Pが搬送面31上に載置されて上述した湾曲ブロック36および送り爪34の作用により湾曲される。そして、湾曲された新聞PのX方向の後端が送り爪34によって押されて、平ベルト44d上の中入れ位置Nに向けて当該新聞Pが搬送され、当該新聞Pの搬送方向の下流側端部が係止バー49によって係止される。係止バー49は、一定の時間間隔でごく短い時間だけ搬送面から突出し、全ての新聞Pを中入れ位置Nに一旦停止させる。
送り爪34によって中入れ位置Nに向けて新聞Pが送り込まれるとき、新聞開き機構30の2つの吸着パッド37、38が当該新聞Pの上側部分P1を吸着し、下側部分P2から離間させて開く。このとき、分離パネル39の上に載置された上側部分P1と搬送面31に接触している下側部分P2との間の隙間に、丁合機構10の排出口15を介して丁合束Tが送り込まれる。言い換えると、上側部分P1と下側部分P2が開かれて中入れ位置Nで一旦停止されたタイミングで、排出口15から丁合束Tが排出されて新聞Pの隙間に挿入される。
丁合束Tが新聞Pに中入れされると、係止バー49が搬送面の下に没入し、搬送ベルトユニット42の平ベルト44dが走行され、当該組紙Kが昇降機構60へ搬送される。このとき、受トレイ61は、平ベルト44dの上面と略同じ高さ位置で待機しており、組紙Kが送り込まれる度に下降される。また、このとき、組紙揃え機構70が動作されて下降する受トレイ61上に送り込まれる組紙Kの端辺が揃えられる。
所定数の組紙Kが昇降機構60へ送り込まれて、受トレイ61上で複数部の組紙Kの端辺が揃えられると、上流側の各機構の動作が停止されて、受トレイ61が上昇され、図示しない移載機構によって受トレイ61上の複数部の組紙KがY方向前方の図示しない移載部へ移載される。移載部へ移載された複数部の組紙Kは、オペレータによって所定の作業台へ移動される。
以上のように、本実施形態の丁合・中入れ装置100によると、丁合モードおよび中入れモードに加えて丁合・中入れモードによる動作が可能となる。丁合・中入れモードでは、新聞Pを開いて中入れ位置Nへ搬送すると同時に、丁合束Tを作成して中入れ位置Nに向けて排出するようにしたため、折込ちらしの丁合と同時に新聞Pへの中入れが可能となり、組紙Kを綺麗に揃えることができる。このため、例えば、折り紙sを用いずに複数枚の折込ちらしtを重ねただけの丁合束Tを新聞Pに中入れすることもできる。
本実施形態によると、オペレータによる作業負担を軽減でき、処理効率を高めることができる。さらに、本実施形態によると、オペレータによる作業にかかる人件費を抑えることができる。
次に、丁合・中入れ装置100における丁合動作と中入れ動作の連携、即ち、これら動作の同期制御等について説明する。丁合・中入れ装置100は、上記説明したように、丁合機構10、丁合束揃え機構50、搬送機構40、および昇降機構60等を構成とする丁合機と、新聞供給機構20、新聞開き機構30、搬送機構40、昇降機構60、および組紙揃え機構70を構成とする中入れ機(インサータ)とを備える。以下、丁合・中入れ装置100(丁合機及びインサータ)に対応する丁合中入れ制御システムのいくつかの例について説明する。
(第1の丁合中入れ制御システム)
図14は、第1の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。
図14に示すように、第1の丁合中入れ制御システム(丁合機)は、丁合機制御基板211、タッチパネル212、エンコーダ213、インバータモータ214、及びリフター制御基板215、記憶部221を備える。また、第1の丁合中入れ制御システム(中入れ機)は、インサータ制御基板231及び記憶部241を備える。例えば、丁合機制御基板211とインサータ制御基板231とはシリアル通信で接続される。
丁合機制御基板211は、丁合機制御基板211、タッチパネル212、エンコーダ213、インバータモータ214、及びリフター制御基板215と接続され、丁合機制御基板211、タッチパネル212、エンコーダ213、インバータモータ214、及びリフター制御基板215と通信可能する。例えば、丁合機制御基板211は、タッチパネル212及びとシリアル通信で接続されている。また、丁合機制御基板211は、インサータ制御基板231に対して動作指令を出力する。
さらに、詳細に説明すると、丁合機制御基板211の役割は、次の通りである。
・各ちらしの束からちらしを1枚ずつ取り出し、ちらしセットを丁合後、丁合束を排出する装置を制御する。
・丁合機の駆動源はインバータモータ214で丁合機に内蔵されているエンコーダ213からの情報に基づき各駆動装置の駆動タイミングを制御する。
・インバータモータ214は速度調整ダイヤルを備え、速度調整ダイヤルの設定で丁合速度を変更することができる。
・ちらしセットの丁合数をカウントし、タッチパネル212に情報を送る。
・丁合機もしくは昇降機構60(リフター)から異常を検知した場合、タッチパネル212に情報を送る。
・リフターから休止命令が送られてきた場合は丁合動作を一旦休止し、リフターに搬送命令を送る。
タッチパネル212の役割は、次の通りである。
・丁合作業で必要な機能の設定(何部丁合するか、機械を停止させる条件設定等)を行い、丁合機に情報を送る。
・何部丁合されたか表示する。
・丁合機、リフターの異常情報を表示する。
リフター制御基板215の役割は、次の通りである。
・丁合機より排出されたちらしセットを揃える。
・設定されたセット数の排出を確認すると丁合機に休止命令を送る。
・丁合機から搬送命令を受け取ると、ちらしセットの束の搬送を行う。
・搬送終了後に丁合機に再スタート命令を送る。
・リフターで異常が発生した場合はその情報を丁合機に送る。
丁合機と中入れ機と連結する上で以下の問題を改善する。
・新聞の排出するタイミングとちらしセットの排出タイミングをどう一致させるか。
・丁合機はインバータモータ214の速度調整ダイヤルで丁合動作全体のスピードを変更することが可能なため、丁合機と中入れ機をどのように同期させるか。
インサータ制御基板231の役割は、次の通りである。
・中入れ機(インサータ制御基板231)は新聞の給紙、搬送、開きを行い、最終的には丁合機から排出されるちらしセットを新聞の中に挟んだものをリフターに搬送する処理を制御する。例えば、駆動源の候補としてシリンダー、AC(サーボ)モータ、ステッピングモータを適用することができる。
・中入れ機(インサータ制御基板231)の各駆動の駆動タイミングは、丁合機からの動作命令により行う。丁合機のエンコーダ213が基準になり丁合機制御基板211及びインサータ制御基板231が動作する。つまり、丁合機制御基板211は、エンコーダ213からの情報に基づく動作タイミングで各部の動作を制御し、インサータ制御基板231は丁合機制御基板211からの動作制御(動作命令)に基づき各部の動作を制御する。
・インサータ制御基板231は、中入れ機の異常を検出し、異常情報を丁合機制御基板211に送る。
以上の構成で丁合機制御基板211はインバータモータ214の速度を判別することができ、これにより、丁合機制御基板211とインサータ制御基板231の間で同期をとることが可能である。以下は、第1の丁合中入れ制御システムによる動作制御の一例である。
丁合機制御基板211は、複数種類のちらし束から一枚ずつちらしを取り出し丁合して丁合束を作成し、丁合束を送り出す丁合動作を制御する。また、インサータ制御基板231は、複数部数の新聞から一部ずつ新聞を取り出して新聞を開いて搬送し、送り出される丁合束を搬送される新聞へ中入れする中入れ動作を制御する。さらに、丁合機制御基板211及びインサータ制御基板231のうちの一方が他方に対して動作指令を出力し、他方は一方からの前記動作指令に基づき動作を制御する。
例えば、エンコーダ213は、丁合束の作成動作(例えば各ちらしの取り出しから丁合)に応じた情報(速度)を出力する。丁合機制御基板211は、エンコーダ213からの情報に基づくタイミングで、丁合束の送り出し動作(例えば丁合束の送り出しから丁合束の揃え)を制御し、エンコーダ213からの情報に基づくタイミングで、インサータ制御基板231に対して動作指令(新聞の取り出し、新聞開き、及び新聞搬送)を出力する。インサータ制御基板231は、丁合機制御基板211からの動作指令に基づき、中入れ動作を制御する。
これにより、丁合束の送り出し及び丁合束揃えのタイミングと、新聞の取り出し、新聞開き、及び新聞搬送のタイミングとを同期させて、適切なタイミングで丁合束を新聞へ中入れすることができる。即ち、図4に示す新聞Pの上側部分P1と下側部分P2が開かれて、図8の中入れ位置Nで一旦停止されたタイミング(例えば停止後1秒以下のタイミングで)で、排出口15から丁合束Tが排出されて新聞Pの隙間に挿入される。
(第2の丁合中入れ制御システム)
第2の丁合中入れ制御システムの各部のうち、第1の丁合中入れ制御システムに係る各部と共通する事項の説明は適宜省略する。
図15は、第2の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。
第1の丁合中入れ制御システムでは丁合機制御基板211が主としてインサータ制御基板231に指令を出し新聞とちらしの搬送の同期をとっているが、図15のように中入れ機のインサータ制御基板231がタッチパネル232及びエンコーダ233を備え、エンコーダ233からの情報を基準として、インサータ制御基板231が主として丁合機制御基板211及びリフター制御基板215に動作指令を出す。
例えば、エンコーダ233は、新聞の取り出しに応じた情報(速度)を出力する。インサータ制御基板231は、エンコーダ233からの情報に基づくタイミングで、新聞開き、及び新聞搬送動作を制御し、エンコーダ233からの情報に基づくタイミングで、丁合機制御基板211に対して動作指令を出力する。丁合機制御基板211は、インサータ制御基板231からの動作指令に基づき丁合動作を制御する。
これにより、丁合束の送り出し及び丁合束揃えのタイミングと、新聞の取り出し、新聞開き、及び新聞搬送のタイミングとを同期させて、適切なタイミングで丁合束を新聞へ中入れすることができる。即ち、図4に示す新聞Pの上側部分P1と下側部分P2が開かれて、図8の中入れ位置Nで一旦停止されたタイミング(例えば停止後1秒以下のタイミングで)で、排出口15から丁合束Tが排出されて新聞Pの隙間に挿入される。
(第3の丁合中入れ制御システム)
第3の丁合中入れ制御システムに係る各部のうち、第1の丁合中入れ制御システムに係る各部と共通する事項の説明は適宜省略する。
図16は、第3の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。
図16に示すように、中入れ機は、インサータ制御基板231に接続されるインバータモータ234を備え、中入れ機の駆動源をインバータモータ234とする。丁合機の駆動源はインバータモータ214である。そして、丁合機のインバータモータ214と中入れ機のインバータモータ234とを同期させる。例えば、丁合機のインバータモータ214と中入れ機のインバータモータ234のうちの一方のインバータモータが他方のインバータモータに対して同期する。これにより、丁合機と中入れ機を同期させることができる。
例えば、丁合機と中入れ機のうちの一方の装置全体のスピードに変化があった時に、自動で他方の装置が追従して動作する。本実施形態によれば、丁合機と中入れ機を容易に同期させることができる。例えば、新聞とちらしの搬送を容易に同期させることができるようになる。
(第4の丁合中入れ制御システム)
第4の丁合中入れ制御システムに係る各部のうち、第1の丁合中入れ制御システムに係る各部と共通する事項の説明は適宜省略する。
図17は、第4の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。
図17に示すように、丁合機制御基板211及びインサータ制御基板231の両者が、エンコーダ213からの情報を受信する構成とする。言い換えれば、丁合中入れ制御システムにおいてエンコーダ213を共有する。
例えば、エンコーダ213は、丁合束の作成動作に応じた情報を出力する。丁合機制御基板211は、エンコーダ213からの情報に基づくタイミングで、丁合束の送り出し動作を制御し、インサータ制御基板231は、エンコーダ213からの情報に基づくタイミングで、中入れ動作を制御する。これにより、丁合機と中入れ機を同期させることができる。
(第5の丁合中入れ制御システム)
第5の丁合中入れ制御システムに係る各部のうち、第1の丁合中入れ制御システムに係る各部と共通する事項の説明は適宜省略する。
図18は、第5の丁合中入れ制御システムの一例を示すブロック図である。
図18に示すように、丁合中入れ制御システムは、さらにインサータ制御基板231a及び記憶部241aを備える。つまり、丁合中入れ制御システムは、インサータ制御基板231及びインサータ制御基板231aを備える。インサータ制御基板231及びインサータ制御基板231aは、丁合機制御基板211からの動作指令を受ける。また、インサータ制御基板231は、インサータ制御基板231aからの動作指令を受ける。また、インサータ制御基板231aは、インサータ制御基板231及びリフター制御基板215からの動作指令を受ける。
例えば、インサータ制御基板231は、新聞の給紙及び搬送に関する制御を担う。また、インサータ制御基板231aは、新聞とちらしの合わせ及びセットちらしの揃えに関する制御を担う。
このように、インサータ制御基板231及びインサータ制御基板231aに機能を分担させる。機能ごとに制御基板を分担させることにより、機能ごとに制御基板等の交換を可能にする。
なお、上記した丁合動作(丁合処理)、中入れ動作(中入れ処理)はいくつかのソフトウェアによって実行することが可能である。このため、上記した丁合動作、中入れ動作の手順を実行するいくつかのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこれらプログラムを丁合中入れ制御システム(記憶部)へインストールして実行するだけで、上記動作(処理)を容易に実現することができる。例えば、丁合中入れ制御システムは、上記プログラムをネットワーク経由でダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを記憶し、プログラムのインストールを完了することができる。或いは、丁合中入れ制御システムは、上記プログラムを情報記憶媒体から読み取り、読み取ったプログラムを記憶し、プログラムのインストールを完了することができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
複数種類の印刷紙を丁合して丁合束を作成し、前記丁合束を送り出す丁合動作を制御する第1の制御部と、
複数頁の印刷物を搬送し、前記送り出される前記丁合束を前記印刷物へ中入れする中入れ動作を制御する第2の制御部と、
を備え、
前記第1及び第2の制御部のうちの一方の制御部が他方の制御部に対して動作指令を出力し、他方の制御部は一方からの前記動作指令に基づき動作を制御する丁合中入れ制御システム。
[C2]
前記丁合束の作成動作に応じた情報を出力するエンコーダを備え、
前記第1の制御部は、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記丁合束の送り出し動作を制御し、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記第2の制御部に対して前記動作指令を出力し、
前記第2の制御部は、前記動作指令に基づき前記中入れ動作を制御する[C1]の丁合中入れ制御システム。
[C3]
前記印刷物の取り出し動作に応じた情報を出力するエンコーダを備え、
前記第2の制御部は、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記印刷物の開き及び搬送動作を制御し、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記第1の制御部に対して前記動作指令を出力し、
前記第1の制御部は、前記動作指令に基づき前記丁合動作を制御する[C1]の丁合中入れ制御システム。
[C4]
前記丁合束の作成動作に応じた情報を出力するエンコーダを備え、
前記第1の制御部は、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記丁合束の送り出し動作を制御し、
前記第2の制御部は、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記中入れ動作を制御する[C1]の丁合中入れ制御システム。
[C5]
複数種類の印刷紙を丁合して丁合束を作成し、前記丁合束を送り出す丁合動作を制御する第1の制御部と、
前記丁合動作の駆動源としての第1のインバータモータと、
複数頁の印刷物を搬送し、前記送り出される前記丁合束を前記印刷物へ中入れする中入れ動作を制御する第2の制御部と、
前記中入れ動作の駆動源としての第2のインバータモータと、
を備え、
前記第1及び第2のインバータモータのうちの一方のインバータモータが他方のインバータモータに対して同期する制御システム。
[C6]
第1及び第2の制御部を備えるコンピュータに実行させるプログラムであって、
第1の制御部が、複数種類の印刷紙を丁合して丁合束を作成し、前記丁合束を送り出す丁合動作を制御する手順と、
第2の制御部が、複数頁の印刷物を搬送し、前記送り出される前記丁合束を前記印刷物へ中入れする中入れ動作を制御する手順と、
前記第1及び第2の制御部のうちの一方の制御部が他方の制御部に対して動作指令を出力し、他方の制御部は一方からの前記動作指令に基づき動作を制御する手順と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
211…丁合機制御基板、212…タッチパネル、213…エンコーダ、214…インバータモータ、215…リフター制御基板、231…インサータ制御基板。

Claims (7)

  1. 丁合束を作成する丁合モード、複数組の丁合束を1組ずつ取り出して印刷物の間に中入れする中入れモード、及び、丁合束を作成しこの丁合束を印刷物の間に中入れする丁合・中入れモードを実行するシステムであって、
    鉛直方向に配置される複数段の給紙トレイと、
    折り紙用の給紙トレイと、
    前記丁合モード又は丁合・中入れモードの実行に対応して、前記複数段の給紙トレイから印刷紙を1枚ずつ取り出し複数枚の印刷紙を重ねて搬送し、前記折り紙用の給紙トレイから折り紙を搬送し所定位置で停止し前記折り紙の中央を折り込み、前記中央が折り込まれた折り紙の間へ前記複数枚の印刷紙を押し込んで丁合束を作成し、前記丁合束を第1の方向及び第1の方向に直交する第2の方向へ振動させて前記折り紙と前記複数枚の印刷紙とを揃えて前記丁合束を送り出す丁合部と、
    前記丁合部による前記丁合束の作成及び前記丁合束の送り出しを含む丁合動作を制御する第1の制御部と、
    投入部と、
    前記中入れモード又は丁合・中入れモードの実行に対応して、前記投入部に投入される複数部数の折り畳まれた印刷物を1部ずつ引き抜き、一定速度で走行される移動機構により移動するベルトに設けられた複数の送り爪により前記印刷物を中入れ位置に向けて搬送するとともに開き機構により前記印刷物を開いて、予め用意された複数組の丁合束を1組ずつ取り出して前記中入れ位置で前記印刷物の間に中入れする、又は前記丁合部から送り出される前記丁合束を前記中入れ位置で前記印刷物の間に中入れする中入れ部と、
    前記中入れ部による前記印刷物の搬送及び中入れを含む中入れ動作を制御する第2の制御部と、
    を備え、
    前記丁合・中入れモードの実行に対応して、前記第1及び第2の制御部のうちの一方の制御部が他方の制御部に対して動作指令を出力し、他方の制御部は一方からの前記動作指令に基づき動作を制御し、前記中入れ位置において所定時間以下の前記印刷物の停止時間で前記印刷物に前記丁合束を中入れする丁合中入れ制御システム。
  2. 前記丁合束の作成動作に応じた情報を出力するエンコーダを備え、
    前記第1の制御部は、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記丁合束の送り出し動作を制御し、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記第2の制御部に対して前記動作指令を出力し、
    前記第2の制御部は、前記動作指令に基づき前記中入れ動作を制御する請求項1の丁合中入れ制御システム。
  3. 前記印刷物の取り出し動作に応じた情報を出力するエンコーダを備え、
    前記第2の制御部は、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記印刷物の開き及び搬送動作を制御し、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記第1の制御部に対して前記動作指令を出力し、
    前記第1の制御部は、前記動作指令に基づき前記丁合動作を制御する請求項1の丁合中入れ制御システム。
  4. 前記丁合束の作成動作に応じた情報を出力するエンコーダを備え、
    前記第1の制御部は、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記丁合束の送り出し動作を制御し、
    前記第2の制御部は、前記エンコーダからの情報に基づくタイミングで、前記中入れ動作を制御する請求項1の丁合中入れ制御システム。
  5. 丁合束を作成する丁合モード、複数組の丁合束を1組ずつ取り出して印刷物の間に中入れする中入れモード、及び、丁合束を作成しこの丁合束を印刷物の間に中入れする丁合・中入れモードを実行するシステムであって、
    鉛直方向に配置される複数段の給紙トレイと、
    折り紙用の給紙トレイと、
    前記丁合モード又は丁合・中入れモードの実行に対応して、前記複数段の給紙トレイから印刷紙を1枚ずつ取り出し複数枚の印刷紙を重ねて搬送し、前記折り紙用の給紙トレイから折り紙を搬送し所定位置で停止し前記折り紙の中央を折り込み、前記中央が折り込まれた折り紙の間へ前記複数枚の印刷紙を押し込んで丁合束を作成し、前記丁合束を第1の方向及び第1の方向に直交する第2の方向へ振動させて前記折り紙と前記複数枚の印刷紙とを揃えて前記丁合束を送り出す丁合部と、
    前記丁合部による前記丁合束の作成及び前記丁合束の送り出しを含む丁合動作を制御する第1の制御部と、
    前記丁合動作の駆動源としての第1のインバータモータと、
    投入部と、
    前記中入れモード又は丁合・中入れモードの実行に対応して、前記投入部に投入される複数部数の折り畳まれた印刷物を1部ずつ引き抜き、一定速度で走行される移動機構により移動するベルトに設けられた複数の送り爪により前記印刷物を中入れ位置に向けて搬送するとともに開き機構により前記印刷物を開いて、予め用意された複数組の丁合束を1組ずつ取り出して前記中入れ位置で前記印刷物の間に中入れする、又は前記丁合部から送り出される前記丁合束を前記中入れ位置で前記印刷物の間に中入れする中入れ部と、
    前記中入れ部による前記印刷物の搬送及び中入れを含む中入れ動作を制御する第2の制御部と、
    前記中入れ動作の駆動源としての第2のインバータモータと、
    を備え、
    前記丁合・中入れモードの実行に対応して、前記第1及び第2のインバータモータのうちの一方のインバータモータが他方のインバータモータに対して同期し、前記中入れ位置において所定時間以下の前記印刷物の停止時間で前記印刷物に前記丁合束を中入れする制御システム。
  6. 第1及び第2の制御部を備えるコンピュータに実行させるプログラムであって、
    丁合束を作成する丁合モード、複数組の丁合束を1組ずつ取り出して印刷物の間に中入れする中入れモード、及び、丁合束を作成しこの丁合束を印刷物の間に中入れする丁合・中入れモードのうちの前記丁合モード又は丁合・中入れモードの実行に対応して、第1の制御部が、複数段の給紙トレイから印刷紙を1枚ずつ取り出し複数枚の印刷紙を重ねて搬送し、複数枚の印刷紙を取り出し前記複数枚の印刷紙を重ねて搬送し、折り紙用の給紙トレイから折り紙を搬送し所定位置で停止し前記折り紙の中央を折り込み、前記中央が折り込まれた折り紙の間へ前記複数枚の印刷紙を押し込んで丁合束を作成し、前記丁合束を第1の方向及び第1の方向に直交する第2の方向へ振動させて前記折り紙と前記複数枚の印刷紙とを揃えて前記丁合束を送り出す丁合動作を制御する手順と、
    前記中入れモード又は丁合・中入れモードの実行に対応して、第2の制御部が、投入部に投入される複数部数の折り畳まれた印刷物を1部ずつ引き抜き、一定速度で走行される移動機構により移動するベルトに設けられた複数の送り爪により前記印刷物を中入れ位置に向けて搬送するとともに開き機構により前記印刷物を開いて、予め用意された複数組の丁合束を1組ずつ取り出して前記中入れ位置で前記印刷物の間に中入れする、又は前記丁合動作により送り出される前記丁合束を前記中入れ位置で前記印刷物の間に中入れする中入れ動作を制御する手順と、
    前記丁合・中入れモードの実行に対応して、前記第1及び第2の制御部のうちの一方の制御部が他方の制御部に対して動作指令を出力し、他方の制御部は一方からの前記動作指令に基づき動作を制御し、前記中入れ位置において所定時間以下の前記印刷物の停止時間で前記印刷物に前記丁合束を中入れする手順と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  7. 前記丁合動作の駆動源としての第1のインバータモータと、
    前記第1のインバータモータの速度を調整する速度調整ダイヤルと、を備える請求項2の丁合中入れ制御システム。
JP2016239685A 2016-12-09 2016-12-09 丁合中入れ制御システム及びプログラム Active JP6216864B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016239685A JP6216864B1 (ja) 2016-12-09 2016-12-09 丁合中入れ制御システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016239685A JP6216864B1 (ja) 2016-12-09 2016-12-09 丁合中入れ制御システム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6216864B1 true JP6216864B1 (ja) 2017-10-18
JP2018095356A JP2018095356A (ja) 2018-06-21

Family

ID=60107424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016239685A Active JP6216864B1 (ja) 2016-12-09 2016-12-09 丁合中入れ制御システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6216864B1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5363129A (en) * 1976-11-16 1978-06-06 Hiromi Suzuki Automatic gathering device
JPS59169476A (ja) * 1983-03-14 1984-09-25 Fujio Kawashima 海苔集束搬送装置
JPS62222970A (ja) * 1986-03-26 1987-09-30 Toyo Glass Kikai Kk 自動箱詰装置の用紙集積装置
JPH0664827A (ja) * 1992-08-15 1994-03-08 Dowa Seisakusho:Kk 新聞の折紙と広告束との丁合方法および装置
JPH09221270A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Nitta Ind Corp エアフィルタ用濾材成形装置
JP2015157655A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社デュプロ 丁合装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5363129A (en) * 1976-11-16 1978-06-06 Hiromi Suzuki Automatic gathering device
JPS59169476A (ja) * 1983-03-14 1984-09-25 Fujio Kawashima 海苔集束搬送装置
JPS62222970A (ja) * 1986-03-26 1987-09-30 Toyo Glass Kikai Kk 自動箱詰装置の用紙集積装置
JPH0664827A (ja) * 1992-08-15 1994-03-08 Dowa Seisakusho:Kk 新聞の折紙と広告束との丁合方法および装置
JPH09221270A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Nitta Ind Corp エアフィルタ用濾材成形装置
JP2015157655A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社デュプロ 丁合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018095356A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4247864B2 (ja) 高速後処理装置
EP0312177B1 (en) A method and an apparatus for folding paperlike material, such as documents, which may differ in quality and length and which are conveyed in assembled form or successively
JP5585574B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2007197198A (ja) シート媒体整合装置と画像形成システム
US8434609B2 (en) Method for aligning flat products on a side edge and conveying device for realizing the method
JP6815652B2 (ja) 丁合・中入れ装置
US6022014A (en) Assembling machine
JP6216864B1 (ja) 丁合中入れ制御システム及びプログラム
JP5887864B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP6357552B1 (ja) 制御システム
JP6400065B2 (ja) 丁合・中入れ装置
JP6820606B2 (ja) 制御システム
JP4278799B2 (ja) 用紙揃え送り装置及びその装置を備えた綴じ機
JP5295838B2 (ja) 製本装置及び製本方法
JP7204230B2 (ja) 丁合・中入れ装置
JP2962862B2 (ja) 筋押二ツ折機
JP3099618B2 (ja) 折丁供給装置
JP6505185B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP6779534B2 (ja) 紙葉類取り出し装置
JP6461273B1 (ja) 紙葉類集積・搬送装置
JP6509984B2 (ja) 紙葉類取り出し装置
JPH07157098A (ja) 折丁供給装置
JPH11286369A (ja) 用紙後処理装置
JP3330848B2 (ja) 丁合装置
JP2023082601A (ja) 角背成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6216864

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250