JP3330848B2 - 丁合装置 - Google Patents
丁合装置Info
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- JP3330848B2 JP3330848B2 JP15278997A JP15278997A JP3330848B2 JP 3330848 B2 JP3330848 B2 JP 3330848B2 JP 15278997 A JP15278997 A JP 15278997A JP 15278997 A JP15278997 A JP 15278997A JP 3330848 B2 JP3330848 B2 JP 3330848B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型丁合機の複数
を丁合紙束の搬送手段に沿って一列に配備し、各丁合機
が搬送手段上に排出する丁合紙束相互が最後列の丁合機
の排出した丁合紙束から順に重なるように、各丁合機に
おける丁合処理のタイミングと搬送手段における搬送動
作とを制御して、一列に配備された各丁合機の給紙段を
総和した分の丁合を可能にする丁合装置に関するもので
ある。
を丁合紙束の搬送手段に沿って一列に配備し、各丁合機
が搬送手段上に排出する丁合紙束相互が最後列の丁合機
の排出した丁合紙束から順に重なるように、各丁合機に
おける丁合処理のタイミングと搬送手段における搬送動
作とを制御して、一列に配備された各丁合機の給紙段を
総和した分の丁合を可能にする丁合装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複数枚の紙葉を所定の順序で重ねた状態
に揃えた丁合紙束を作成するための機械として、所定頁
の紙葉を一枚ずつ給紙する給紙段が上下方向に複数段に
配置された縦型丁合機がある。この縦型丁合機では、上
下方向に重ねることのできる給紙段の段数は、装置の設
置スペース等からの寸法制限のために、通常、10〜2
0段が限界とされている。
に揃えた丁合紙束を作成するための機械として、所定頁
の紙葉を一枚ずつ給紙する給紙段が上下方向に複数段に
配置された縦型丁合機がある。この縦型丁合機では、上
下方向に重ねることのできる給紙段の段数は、装置の設
置スペース等からの寸法制限のために、通常、10〜2
0段が限界とされている。
【0003】このような縦型丁合機で丁合できる枚数以
上の枚数の紙葉を丁合する場合には、複数の縦型丁合機
を搬送手段に沿って一列に配備し、各丁合機が搬送手段
上に排出する丁合紙束を最後列の丁合機の排出した丁合
紙束から順に重なるように、各丁合機における丁合処理
のタイミングと搬送手段における搬送動作とを制御し
て、一列に配備された各丁合機の給紙段を総和した分の
丁合を可能にするようにされている。
上の枚数の紙葉を丁合する場合には、複数の縦型丁合機
を搬送手段に沿って一列に配備し、各丁合機が搬送手段
上に排出する丁合紙束を最後列の丁合機の排出した丁合
紙束から順に重なるように、各丁合機における丁合処理
のタイミングと搬送手段における搬送動作とを制御し
て、一列に配備された各丁合機の給紙段を総和した分の
丁合を可能にするようにされている。
【0004】図6および図7は、このような縦型丁合機
の複数を配列して構成した丁合装置1の従来の一例を示
したものである。各丁合機1a,1b,1cは、いずれ
も所定頁の紙葉を給紙棚にストックし、各給紙棚から所
定頁の紙葉の一枚ずつを給紙するいわゆるビンと呼ばれ
る給紙段2が上下方向に10段に配置されている。そし
て最前列の丁合機1aの前段に受け台3が配置されてい
る。
の複数を配列して構成した丁合装置1の従来の一例を示
したものである。各丁合機1a,1b,1cは、いずれ
も所定頁の紙葉を給紙棚にストックし、各給紙棚から所
定頁の紙葉の一枚ずつを給紙するいわゆるビンと呼ばれ
る給紙段2が上下方向に10段に配置されている。そし
て最前列の丁合機1aの前段に受け台3が配置されてい
る。
【0005】各丁合機1a,1b,1cの最下段の給紙
段2の下方に位置してベルトコンベヤ等の搬送手段4が
各丁合機1a,1b,1cにまたがって配置され、各丁
合機1a,1b,1cにより丁合された丁合紙束5a,
5b,5cを順次重ねて受け台3へ搬送するようにされ
ている。図示の例では、丁合機1cにより丁合された丁
合紙束5cを丁合機1bの下方の搬送手段4上に受け取
り、丁合機1bにより丁合された丁合紙束5bを丁合機
1aの下方の搬送手段4上で丁合紙束5cに重ねて受け
取り、丁合機1aにより丁合された丁合紙束5aを丁合
紙束5cに丁合紙束5bを重ねた上に重ねて受け台3上
で受け取るようにされている。
段2の下方に位置してベルトコンベヤ等の搬送手段4が
各丁合機1a,1b,1cにまたがって配置され、各丁
合機1a,1b,1cにより丁合された丁合紙束5a,
5b,5cを順次重ねて受け台3へ搬送するようにされ
ている。図示の例では、丁合機1cにより丁合された丁
合紙束5cを丁合機1bの下方の搬送手段4上に受け取
り、丁合機1bにより丁合された丁合紙束5bを丁合機
1aの下方の搬送手段4上で丁合紙束5cに重ねて受け
取り、丁合機1aにより丁合された丁合紙束5aを丁合
紙束5cに丁合紙束5bを重ねた上に重ねて受け台3上
で受け取るようにされている。
【0006】すなわち、最後列の丁合機1cでは21頁
目から30頁目までを順番に重ねて丁合紙束5cにし、
その丁合紙束5cを丁合機1bの下方の搬送手段4上に
排出する。搬送手段4上に排出された丁合紙束5cは丁
合機1aの下方に送られ、この位置で丁合機1bで11
頁目から20頁目までを順番に重ねた丁合紙束5bが重
ねられて受け台3に送られる。受け台3に送られた丁合
機1cの丁合紙束5cに丁合機1bの丁合紙束が重ねら
れた丁合紙束5b(11頁から30頁)に丁合機1aで
1頁目から10頁目までを順番に重ねた丁合紙束5aが
重ねられて一冊分の丁合い(1頁から30頁)が完了す
る。
目から30頁目までを順番に重ねて丁合紙束5cにし、
その丁合紙束5cを丁合機1bの下方の搬送手段4上に
排出する。搬送手段4上に排出された丁合紙束5cは丁
合機1aの下方に送られ、この位置で丁合機1bで11
頁目から20頁目までを順番に重ねた丁合紙束5bが重
ねられて受け台3に送られる。受け台3に送られた丁合
機1cの丁合紙束5cに丁合機1bの丁合紙束が重ねら
れた丁合紙束5b(11頁から30頁)に丁合機1aで
1頁目から10頁目までを順番に重ねた丁合紙束5aが
重ねられて一冊分の丁合い(1頁から30頁)が完了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
丁合装置1では搬送手段4は、各丁合機1a,1b,1
cにおける丁合処理速度に合わせて定速度で駆動され、
各丁合機1a,1b,1cにおける丁合処理は、時間当
たりの丁合処理量を高めるために次々と連続的に丁合処
理するようにされている。したがって各丁合機1a,1
b,1cのそれぞれには、複数冊子分の紙葉の丁合い動
作が進行中となり、いずれか一台の丁合機において、給
紙段2からの給紙動作にミスなどが生じた場合に迅速に
対応することが困難であるという問題がある。
丁合装置1では搬送手段4は、各丁合機1a,1b,1
cにおける丁合処理速度に合わせて定速度で駆動され、
各丁合機1a,1b,1cにおける丁合処理は、時間当
たりの丁合処理量を高めるために次々と連続的に丁合処
理するようにされている。したがって各丁合機1a,1
b,1cのそれぞれには、複数冊子分の紙葉の丁合い動
作が進行中となり、いずれか一台の丁合機において、給
紙段2からの給紙動作にミスなどが生じた場合に迅速に
対応することが困難であるという問題がある。
【0008】例えば、いずれかの給紙段2からの給紙動
作ミスが発生した時に丁合装置を緊急停止すると給紙途
中の給紙段2があるためにその後の復旧に時間がかかる
結果となる。また、その復旧を迅速にするために複数の
丁合処理後に丁合装置を停止しても、何丁合も先にでた
ものが異常となり、これを取り除く作業に手間を要する
結果となる。
作ミスが発生した時に丁合装置を緊急停止すると給紙途
中の給紙段2があるためにその後の復旧に時間がかかる
結果となる。また、その復旧を迅速にするために複数の
丁合処理後に丁合装置を停止しても、何丁合も先にでた
ものが異常となり、これを取り除く作業に手間を要する
結果となる。
【0009】本発明は、上記の問題に鑑みなされたもの
で、給紙動作ミス発生時に丁合処理の緊急停止を図るこ
とができるとともに、丁合処理の再稼働を迅速に行うこ
とのできる丁合装置を提供することを目的とする。
で、給紙動作ミス発生時に丁合処理の緊急停止を図るこ
とができるとともに、丁合処理の再稼働を迅速に行うこ
とのできる丁合装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定頁の紙葉
を一枚ずつ給紙する給紙段が上下方向に複数段に配置さ
れた縦型丁合機の複数個を丁合紙束の搬送手段に沿って
配列し、各丁合機が搬送手段上に排出する丁合紙束を最
後列の丁合機の排出した丁合紙束から順に重ねてなる各
丁合機の給紙段を総和した分の丁合を可能にしてなる丁
合装置において、前記複数個の各丁合機の給紙段の下方
に搬送ラインを配置し、前記搬送ラインを各丁合機間で
間歇駆動するとともに、各丁合機の丁合動作を同時に駆
動してなることを特徴とするものである。
を一枚ずつ給紙する給紙段が上下方向に複数段に配置さ
れた縦型丁合機の複数個を丁合紙束の搬送手段に沿って
配列し、各丁合機が搬送手段上に排出する丁合紙束を最
後列の丁合機の排出した丁合紙束から順に重ねてなる各
丁合機の給紙段を総和した分の丁合を可能にしてなる丁
合装置において、前記複数個の各丁合機の給紙段の下方
に搬送ラインを配置し、前記搬送ラインを各丁合機間で
間歇駆動するとともに、各丁合機の丁合動作を同時に駆
動してなることを特徴とするものである。
【0011】この特徴により、全ての丁合機が、一斉に
丁合処理を開始・終了するため、いずれかの丁合機にお
いて、給紙段からの給紙動作にミスが生じた場合には、
ミスが発生した時の各丁合機の丁合処理が終了した時点
で、装置全体を緊急停止して、速やかにミスの解消を図
ることができる。その際、給紙ミス等による不良の丁合
紙束は、ミスを発生した丁合機の直前列の丁合機の下に
位置していることが明かであるため、不良の丁合紙束を
正常に補完することも容易にできる。
丁合処理を開始・終了するため、いずれかの丁合機にお
いて、給紙段からの給紙動作にミスが生じた場合には、
ミスが発生した時の各丁合機の丁合処理が終了した時点
で、装置全体を緊急停止して、速やかにミスの解消を図
ることができる。その際、給紙ミス等による不良の丁合
紙束は、ミスを発生した丁合機の直前列の丁合機の下に
位置していることが明かであるため、不良の丁合紙束を
正常に補完することも容易にできる。
【0012】また、複数個の各丁合機はそれぞれに給紙
段の下方に単位搬送手段を備え、隣接する丁合機の単位
搬送手段間にまたがって前記単位搬送手段よりも低速の
補助搬送手段を設け、前記補助搬送手段に丁合紙束に当
接して押し出す突起を設けてなることを特徴とするもの
である。
段の下方に単位搬送手段を備え、隣接する丁合機の単位
搬送手段間にまたがって前記単位搬送手段よりも低速の
補助搬送手段を設け、前記補助搬送手段に丁合紙束に当
接して押し出す突起を設けてなることを特徴とするもの
である。
【0013】この特徴により、丁合機の連結数の増加や
減少を補助搬送手段の設置や削減で簡単に行うことがで
きる。
減少を補助搬送手段の設置や削減で簡単に行うことがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
丁合装置の概略構成を示す側面図、図2は図1の丁合装
置の搬送手段部の拡大側面図である。図1および図2に
おいて、11は丁合装置で、図6および図7の従来と同
様に、縦型丁合機11a,11b,11cの複数を配列
し、最前列の丁合機11aの前段に図示していない受け
台が配置されている。各丁合機11a,11b,11c
は、いずれも所定頁の紙葉をストックし、その所定頁の
紙葉の一枚ずつを給紙する給紙段12が上下方向に10
段に配置されて構成されている。
て図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
丁合装置の概略構成を示す側面図、図2は図1の丁合装
置の搬送手段部の拡大側面図である。図1および図2に
おいて、11は丁合装置で、図6および図7の従来と同
様に、縦型丁合機11a,11b,11cの複数を配列
し、最前列の丁合機11aの前段に図示していない受け
台が配置されている。各丁合機11a,11b,11c
は、いずれも所定頁の紙葉をストックし、その所定頁の
紙葉の一枚ずつを給紙する給紙段12が上下方向に10
段に配置されて構成されている。
【0015】また、各丁合機11a,11b,11cの
最下段の給紙段12の下方に位置してサーボモーター1
6により間歇周回移動するチェーンコンベヤ等の搬送手
段14が、各丁合機11a,11b,11cにまたがっ
て配置され、各丁合機11a,11b,11cにより丁
合された丁合紙束15a,15b,15cを受け台へ搬
送するようにされている。
最下段の給紙段12の下方に位置してサーボモーター1
6により間歇周回移動するチェーンコンベヤ等の搬送手
段14が、各丁合機11a,11b,11cにまたがっ
て配置され、各丁合機11a,11b,11cにより丁
合された丁合紙束15a,15b,15cを受け台へ搬
送するようにされている。
【0016】丁合機11aおよび11bの下方の所定の
位置に搬送手段14による搬送路上に突出および搬送路
より引込み自在にされ、搬送方向に位置調節可能のスト
ッパー18が配置され、搬送手段14を形成するチェー
ンコンベヤに所定の間隔(搬送方向における丁合機の
幅)を設けて突起17が設けられている。なお19はガ
イド板である。
位置に搬送手段14による搬送路上に突出および搬送路
より引込み自在にされ、搬送方向に位置調節可能のスト
ッパー18が配置され、搬送手段14を形成するチェー
ンコンベヤに所定の間隔(搬送方向における丁合機の
幅)を設けて突起17が設けられている。なお19はガ
イド板である。
【0017】この実施の形態の丁合装置11による丁合
いは、まず丁合いする紙葉のサイズ(例えばA4,B5
等のサイズ)に合わせてストッパー18の位置を調節し
て、その位置で搬送手段14による搬送路上に突出さ
せ、また、搬送手段14の突起17を各丁合機11a,
11b,11cの丁合紙束15a,15b,15cの排
出位置に位置させておく。
いは、まず丁合いする紙葉のサイズ(例えばA4,B5
等のサイズ)に合わせてストッパー18の位置を調節し
て、その位置で搬送手段14による搬送路上に突出さ
せ、また、搬送手段14の突起17を各丁合機11a,
11b,11cの丁合紙束15a,15b,15cの排
出位置に位置させておく。
【0018】そして、各丁合機11a,11b,11c
の各給紙段12に、例えば最後列の丁合機11cでは、
21頁目から30頁目までを順番に重ねた丁合紙束15
cを排出するように、これらの各頁の紙葉を各給紙段1
2に装填し、同様に、中間の丁合機11bでは11頁目
から20頁目までを順番に重ねた丁合紙束15bを排出
するようにこれらの各頁の紙葉を各給紙段12に装填
し、最前列の丁合機11aでは1頁目から10頁目まで
を順番に重ねた丁合紙束15aを排出するようにこれら
の各頁の紙葉を各給紙段12に装填しておく。
の各給紙段12に、例えば最後列の丁合機11cでは、
21頁目から30頁目までを順番に重ねた丁合紙束15
cを排出するように、これらの各頁の紙葉を各給紙段1
2に装填し、同様に、中間の丁合機11bでは11頁目
から20頁目までを順番に重ねた丁合紙束15bを排出
するようにこれらの各頁の紙葉を各給紙段12に装填
し、最前列の丁合機11aでは1頁目から10頁目まで
を順番に重ねた丁合紙束15aを排出するようにこれら
の各頁の紙葉を各給紙段12に装填しておく。
【0019】この状態で最後列の丁合機11cが駆動さ
れ、丁合機11cで丁合いされた丁合紙束15cを丁合
機11bの下方に位置するストッパー18に当て、この
ストッパー18と丁合機11cの排出位置にある搬送手
段14の突起17(突起17は丁合紙束15cがストッ
パー18に当たって跳ね返るのを防ぐ。)間の搬送手段
14上に排出される。ついでストッパー18が搬送路か
ら引込められるとともに、モータ16の駆動により搬送
手段14が駆動され丁合紙束15cは突起17により押
され丁合機11aの下方に位置するストッパー18(こ
のときストッパー18は搬送路上に突出している。つま
りストッパー18は丁合紙束が通過する期間以外は搬送
路上に突出するように制御されている。)に当て、その
位置でサーボモータ16を停止し、搬送手段14が停止
される。
れ、丁合機11cで丁合いされた丁合紙束15cを丁合
機11bの下方に位置するストッパー18に当て、この
ストッパー18と丁合機11cの排出位置にある搬送手
段14の突起17(突起17は丁合紙束15cがストッ
パー18に当たって跳ね返るのを防ぐ。)間の搬送手段
14上に排出される。ついでストッパー18が搬送路か
ら引込められるとともに、モータ16の駆動により搬送
手段14が駆動され丁合紙束15cは突起17により押
され丁合機11aの下方に位置するストッパー18(こ
のときストッパー18は搬送路上に突出している。つま
りストッパー18は丁合紙束が通過する期間以外は搬送
路上に突出するように制御されている。)に当て、その
位置でサーボモータ16を停止し、搬送手段14が停止
される。
【0020】ついで丁合機11bと11cが同時に駆動
され、丁合機11bで丁合いされた丁合紙束15bを丁
合機11aの下方に位置するストッパー18に当て、こ
のストッパー18と丁合機11bの排出位置にある搬送
手段14の突起17間の丁合紙束15c上に排出され
る。丁合機11cで丁合いされた丁合紙束15cは前記
と同様に丁合機11bの下方に位置するストッパー18
と丁合機11cの排出位置にある搬送手段14の突起1
7間の搬送手段14上に排出される。この排出が終わる
と前記と同様に搬送手段14が駆動され、丁合紙束15
cの上に丁合紙束15bを重ねた丁合紙束は、この実施
の形態では受け台に搬送され、また、丁合紙束15cは
前記と同様に丁合機11aの下方に送られる。
され、丁合機11bで丁合いされた丁合紙束15bを丁
合機11aの下方に位置するストッパー18に当て、こ
のストッパー18と丁合機11bの排出位置にある搬送
手段14の突起17間の丁合紙束15c上に排出され
る。丁合機11cで丁合いされた丁合紙束15cは前記
と同様に丁合機11bの下方に位置するストッパー18
と丁合機11cの排出位置にある搬送手段14の突起1
7間の搬送手段14上に排出される。この排出が終わる
と前記と同様に搬送手段14が駆動され、丁合紙束15
cの上に丁合紙束15bを重ねた丁合紙束は、この実施
の形態では受け台に搬送され、また、丁合紙束15cは
前記と同様に丁合機11aの下方に送られる。
【0021】ついで丁合機11a,11b,11cが同
時に駆動され丁合機11aで丁合いされた丁合紙束15
aを受け台上の丁合紙束15cの上に丁合紙束15bを
重ねた丁合紙束の上に排出され、ここで一冊分の丁合い
は完了する。以後各丁合機11a,11b,11cは同
時に駆動され、その度毎に搬送手段14が丁合機11
a,11b,11c間で間歇移動し、つぎつぎと受け台
上で一冊分の丁合いが完了される。なお、丁合機11
a,11b,11cの動作、搬送手段14の動作、スト
ッパー18の動作は図示しない制御装置で制御される。
時に駆動され丁合機11aで丁合いされた丁合紙束15
aを受け台上の丁合紙束15cの上に丁合紙束15bを
重ねた丁合紙束の上に排出され、ここで一冊分の丁合い
は完了する。以後各丁合機11a,11b,11cは同
時に駆動され、その度毎に搬送手段14が丁合機11
a,11b,11c間で間歇移動し、つぎつぎと受け台
上で一冊分の丁合いが完了される。なお、丁合機11
a,11b,11cの動作、搬送手段14の動作、スト
ッパー18の動作は図示しない制御装置で制御される。
【0022】以上の実施の形態では、搬送手段14は丁
合機11a,11b,11cにまたがって周回移動する
チェーンコンベアで構成されているので、丁合機を増設
あるいは減少するようなときにはチェーンを継ぎ足し、
あるいは削減してチェーンコンベアの長さを変更し、こ
れにより丁合機の増設あるいは減少に対応することがで
きる。
合機11a,11b,11cにまたがって周回移動する
チェーンコンベアで構成されているので、丁合機を増設
あるいは減少するようなときにはチェーンを継ぎ足し、
あるいは削減してチェーンコンベアの長さを変更し、こ
れにより丁合機の増設あるいは減少に対応することがで
きる。
【0023】図3ないし図5は本発明の他の実施の形態
の丁合装置の搬送手段を示す図で、図3は丁合装置の搬
送手段部の側面図、図4は図3の丁合機間の搬送手段の
構成を示す拡大側面図、図5は図4の搬送手段の構成を
示す拡大斜視図である。なお、図1および図2と同一の
部分には同一の符号を付している。
の丁合装置の搬送手段を示す図で、図3は丁合装置の搬
送手段部の側面図、図4は図3の丁合機間の搬送手段の
構成を示す拡大側面図、図5は図4の搬送手段の構成を
示す拡大斜視図である。なお、図1および図2と同一の
部分には同一の符号を付している。
【0024】この実施の形態では搬送手段14は、各丁
合機11a,11b,11c毎に最下段の給紙段12の
下方に位置してモーター16により周回移動するベルト
コンベヤ等の搬送手段(以下、「単位搬送手段」とい
う。)14a、14b、14cが設けられていて、隣接
する各単位搬送手段間14aと14b、14bと14c
にまたがってベルトコンベヤ等の補助搬送手段20を設
けて構成される。
合機11a,11b,11c毎に最下段の給紙段12の
下方に位置してモーター16により周回移動するベルト
コンベヤ等の搬送手段(以下、「単位搬送手段」とい
う。)14a、14b、14cが設けられていて、隣接
する各単位搬送手段間14aと14b、14bと14c
にまたがってベルトコンベヤ等の補助搬送手段20を設
けて構成される。
【0025】単位搬送手段14a、14b、14cのベ
ルトはそれぞれに丁合機11a,11b,11cの丁合
紙束を排出する前端部に設置された従動プーリ21と後
端部に設置された駆動プーリ22に掛け渡され、駆動プ
ーリ22はサーボモーター16の回転により回転するプ
ーリ23とクラッチ24を介して連結されている。ま
た、単位搬送手段14a、14b、14cのベルトには
突起17が設けられている。
ルトはそれぞれに丁合機11a,11b,11cの丁合
紙束を排出する前端部に設置された従動プーリ21と後
端部に設置された駆動プーリ22に掛け渡され、駆動プ
ーリ22はサーボモーター16の回転により回転するプ
ーリ23とクラッチ24を介して連結されている。ま
た、単位搬送手段14a、14b、14cのベルトには
突起17が設けられている。
【0026】各丁合機11a,11b,11cには、駆
動プーリ22よりも前方位置にサーボモーター16の回
転により回転するプーリ25(丁合機11cは最後列に
位置するため図示されていない。)とクラッチ26を介
して連結された駆動プーリ27と従動プーリ21の後方
に従動プーリ28(丁合機11aは最前列に位置するた
め図示されていない。)が設置されており、丁合機11
aの駆動プーリ27と丁合機11bの従動プーリ28に
補助搬送手段20のベルトが掛け渡され、また丁合機1
1bの駆動プーリ27と丁合機11cの従動プーリ28
に補助搬送手段20のベルトが掛け渡されている。(な
お、図4、図5は丁合機11bと11cの連結部を示し
ているが、丁合機11aと11bの連結部も同様であ
る。)
動プーリ22よりも前方位置にサーボモーター16の回
転により回転するプーリ25(丁合機11cは最後列に
位置するため図示されていない。)とクラッチ26を介
して連結された駆動プーリ27と従動プーリ21の後方
に従動プーリ28(丁合機11aは最前列に位置するた
め図示されていない。)が設置されており、丁合機11
aの駆動プーリ27と丁合機11bの従動プーリ28に
補助搬送手段20のベルトが掛け渡され、また丁合機1
1bの駆動プーリ27と丁合機11cの従動プーリ28
に補助搬送手段20のベルトが掛け渡されている。(な
お、図4、図5は丁合機11bと11cの連結部を示し
ているが、丁合機11aと11bの連結部も同様であ
る。)
【0027】なお、プーリ25はプーリ23よりも大径
にされ、単位搬送手段14a、14b、14cよりも補
助搬送手段20が遅い速度となるようにされている。こ
れは、突起17および29によって丁合紙束の後端縁を
押え込まないためである。すなわち、この実施の形態の
搬送手段14は、丁合機11bと11cの連結部を例に
して説明すると、丁合機11cにより丁合いされた丁合
紙束15c(図1参照)を丁合機11bの下方に位置す
るストッパー18に当て、このストッパー18と丁合機
11cの排出位置にある丁合機11cの単位搬送手段1
4cの突起17間の搬送手段14上に排出される。
にされ、単位搬送手段14a、14b、14cよりも補
助搬送手段20が遅い速度となるようにされている。こ
れは、突起17および29によって丁合紙束の後端縁を
押え込まないためである。すなわち、この実施の形態の
搬送手段14は、丁合機11bと11cの連結部を例に
して説明すると、丁合機11cにより丁合いされた丁合
紙束15c(図1参照)を丁合機11bの下方に位置す
るストッパー18に当て、このストッパー18と丁合機
11cの排出位置にある丁合機11cの単位搬送手段1
4cの突起17間の搬送手段14上に排出される。
【0028】そしてストッパー18が搬送路から引込め
られるとともに、クラッチ26が接続され丁合機11b
のサーボモータ16の駆動により補助搬送手段20が駆
動され、突起29を丁合紙束15cの後端に当接して丁
合紙束15cを押し出す。補助搬送手段20の駆動に僅
かに遅れて(突起29が突起17を通り越した時点)ク
ラッチ24が接続され、丁合機11b,11cの単位搬
送手段14b、14cが駆動する。このとき単位搬送手
段14cの丁合機11cの丁合紙束15cの排出位置に
位置している突起17は従動プーリ21の周りを回転す
るが、丁合紙束15cは押し出されていて、突起17で
丁合紙束15cの後端縁を押え込むことが避けられる。
られるとともに、クラッチ26が接続され丁合機11b
のサーボモータ16の駆動により補助搬送手段20が駆
動され、突起29を丁合紙束15cの後端に当接して丁
合紙束15cを押し出す。補助搬送手段20の駆動に僅
かに遅れて(突起29が突起17を通り越した時点)ク
ラッチ24が接続され、丁合機11b,11cの単位搬
送手段14b、14cが駆動する。このとき単位搬送手
段14cの丁合機11cの丁合紙束15cの排出位置に
位置している突起17は従動プーリ21の周りを回転す
るが、丁合紙束15cは押し出されていて、突起17で
丁合紙束15cの後端縁を押え込むことが避けられる。
【0029】単位搬送手段14bは補助搬送手段20よ
りも高速にされてあり、補助搬送手段20の突起29が
駆動プーリ27に到達する以前に単位搬送手段14bの
突起17が追越して丁合紙束15cの後端に当接して丁
合紙束15cを押し進める。突起29が駆動プーリ27
に到達したとき、丁合紙束15cは更に前方に進められ
ており、突起29は丁合紙束15cの後端縁を押え込む
ことなく駆動プーリ27の周りを回転する。
りも高速にされてあり、補助搬送手段20の突起29が
駆動プーリ27に到達する以前に単位搬送手段14bの
突起17が追越して丁合紙束15cの後端に当接して丁
合紙束15cを押し進める。突起29が駆動プーリ27
に到達したとき、丁合紙束15cは更に前方に進められ
ており、突起29は丁合紙束15cの後端縁を押え込む
ことなく駆動プーリ27の周りを回転する。
【0030】単位搬送手段14bの突起17で押し進め
られた丁合紙束15cは、丁合機11aの下方に位置す
るストッパー18に当てられて停止し、同時にクラッチ
24の接続が解かれて単位搬送手段14bは突起17を
丁合機11bの丁合紙束15b(図1参照)の排出位置
にして停止する。
られた丁合紙束15cは、丁合機11aの下方に位置す
るストッパー18に当てられて停止し、同時にクラッチ
24の接続が解かれて単位搬送手段14bは突起17を
丁合機11bの丁合紙束15b(図1参照)の排出位置
にして停止する。
【0031】ここで、丁合紙束15cの上に丁合機11
bで丁合いされた丁合紙束15bが重ねられると、単位
搬送手段14a、14b、14cおよび補助搬送手段2
0は同様に動作し、丁合紙束15cの上に丁合紙束15
bが重ねられた丁合紙束は受け台へ、このときの丁合機
11cで丁合いされた丁合紙束15cは丁合機11aの
下方に位置するストッパー18の位置へと搬送される。
この実施の形態の丁合装置11による丁合いは、図1お
よび図2に示し説明した前記実施の形態の丁合装置によ
る丁合いと基本的に同様であるのでその詳細な説明は省
略する。
bで丁合いされた丁合紙束15bが重ねられると、単位
搬送手段14a、14b、14cおよび補助搬送手段2
0は同様に動作し、丁合紙束15cの上に丁合紙束15
bが重ねられた丁合紙束は受け台へ、このときの丁合機
11cで丁合いされた丁合紙束15cは丁合機11aの
下方に位置するストッパー18の位置へと搬送される。
この実施の形態の丁合装置11による丁合いは、図1お
よび図2に示し説明した前記実施の形態の丁合装置によ
る丁合いと基本的に同様であるのでその詳細な説明は省
略する。
【0032】なお、各実施の形態では、搬送手段はサー
ボモータで駆動しているが、モータ、減速機、クラッ
チ、インデックスを組み合わせたものであっても良い。
また、丁合機の配列数は任意である。
ボモータで駆動しているが、モータ、減速機、クラッ
チ、インデックスを組み合わせたものであっても良い。
また、丁合機の配列数は任意である。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
全ての丁合機が、一斉に丁合処理を開始・終了するた
め、いずれかの丁合機において、給紙段からの給紙動作
にミスが生じた場合には、装置全体を直ちに緊急停止す
ることが可能になり、速やかにミスの解消を図ることが
できるとともに、再稼働のために、手間や時間のかかる
丁合機相互のタイミング調整等の復旧作業が不要とな
り、ミスの解消後には速やかにシステムを再稼働させる
ことができる。したがって、丁合い処理性能を向上させ
ると同時に、丁合紙束の不良率を大幅に低減させること
ができる。
全ての丁合機が、一斉に丁合処理を開始・終了するた
め、いずれかの丁合機において、給紙段からの給紙動作
にミスが生じた場合には、装置全体を直ちに緊急停止す
ることが可能になり、速やかにミスの解消を図ることが
できるとともに、再稼働のために、手間や時間のかかる
丁合機相互のタイミング調整等の復旧作業が不要とな
り、ミスの解消後には速やかにシステムを再稼働させる
ことができる。したがって、丁合い処理性能を向上させ
ると同時に、丁合紙束の不良率を大幅に低減させること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態の丁合装置の概略構成を示
す側面図である。
す側面図である。
【図2】図1の丁合装置の搬送手段部の拡大側面図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の実施の形態の丁合装置の搬送手段
部の側面図である。
部の側面図である。
【図4】図3の丁合機間の搬送手段の構成を示す拡大側
面図である。
面図である。
【図5】図4の搬送手段の構成を示す拡大斜視図であ
る。
る。
【図6】丁合装置の概略構成を示す斜視図である。
【図7】従来の丁合装置の概略構成を示す側面図であ
る。
る。
1,11 丁合装置 3 受け台 11a,11b,11c 丁合機 12 給紙段 14 搬送手段 14a,14b,14c 単位搬送手段 15a,15b,15c 丁合紙束 16 サーボモータ 17,29 突起 18 ストッパー 20 補助搬送手段 21,28 従動プーリ 22,27 駆動プーリ 23,25 プーリ 24,26 クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/043 B42C 19/08 B65H 39/042
Claims (2)
- 【請求項1】 所定頁の紙葉を一枚ずつ給紙する給紙段
が上下方向に複数段に配置された縦型丁合機の複数個を
丁合紙束の搬送手段に沿って配列し、各丁合機が搬送手
段上に排出する丁合紙束を最後列の丁合機の排出した丁
合紙束から順に重ねてなる各丁合機の給紙段を総和した
分の丁合を可能にしてなる丁合装置において、前記複数
個の各丁合機の給紙段の下方に搬送手段を配置し、前記
搬送手段を各丁合機間で間歇駆動するとともに、各丁合
機の丁合動作を同時に駆動してなることを特徴とする丁
合装置。 - 【請求項2】 複数個の各丁合機はそれぞれに給紙段の
下方に単位搬送手段を備え、隣接する丁合機の単位搬送
手段間にまたがって前記単位搬送手段よりも低速の補助
搬送手段を設け、前記補助搬送手段に丁合紙束に当接し
て押し出す突起を設けてなる請求項1記載の丁合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15278997A JP3330848B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 丁合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15278997A JP3330848B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 丁合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10305959A JPH10305959A (ja) | 1998-11-17 |
JP3330848B2 true JP3330848B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=15548192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15278997A Expired - Fee Related JP3330848B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 丁合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3330848B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-06 JP JP15278997A patent/JP3330848B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10305959A (ja) | 1998-11-17 |
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Legal Events
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