JPH11321153A - 用紙供給装置 - Google Patents

用紙供給装置

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JPH11321153A
JPH11321153A JP17795898A JP17795898A JPH11321153A JP H11321153 A JPH11321153 A JP H11321153A JP 17795898 A JP17795898 A JP 17795898A JP 17795898 A JP17795898 A JP 17795898A JP H11321153 A JPH11321153 A JP H11321153A
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Abstract

(57)【要約】 用紙束集積部に集積されている用紙束から自動的に冊子
束の境目を判別し、一冊分の冊子束を製本機に供給でき
る用紙供給装置を提供すること。 【解決手段】 CCD等を用いた検知部3は、一冊分の
冊子束の最初の頁1aに印刷された内容を撮像検知しイ
メージ信号を形成して制御装置7に入力する。制御装置
7は、この信号を信号処理部で処理し、基準信号として
メモリに記憶させる。検知部3は、搬送装置に順次給紙
される用紙のイメージ信号を読み取り、出力信号を制御
装置7に入力し、入力された信号とメモリに記憶されて
いる基準信号とを比較し、両者の信号が一致すれば冊子
束の境目と判定する。この際に制御装置7は出力信号を
制御部8に出力し、給紙ローラを停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機等から排出
された用紙を製本機に供給する用紙供給装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、印刷機や複写機から、一冊分の冊
子束を複数組高速で印刷して用紙束集積部に出力し、用
紙束集積部から用紙供給装置により製本機に用紙を供給
し、冊子束毎に一冊づつ連続して製本するシステムが開
発されている。また、丁合機により一冊分の冊子束を丁
合し、この冊子束を複数組用紙束集積部に集積してお
き、用紙束集積部から用紙供給装置により製本機に用紙
を供給し、冊子束毎に一冊づつ連続して製本するシステ
ムも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の製本システムで
は、用紙束集積部に集積されている用紙束から一冊分づ
つの冊子束を区分して取り出し、その冊子束を製本機に
供給しなければならないが、用紙束から冊子束と冊子束
との境目を判別して一冊分の冊子束を製本機に供給する
有効な手段がなく、作業員が視認により冊子束と冊子束
との境目を判別していた。このため、製本システムの自
動化が困難であるという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題に鑑み、用紙束集
積部に集積されている用紙束から自動的に冊子束と冊子
束との境目を判別し、一冊分の冊子束を区分して製本機
に供給できる用紙供給装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、用紙供給装置を、用紙を製
本機に搬送する搬送手段と、用紙束集積部から用紙を搬
送手段に給紙する給紙手段と、搬送手段に給紙された用
紙の印刷内容を撮像検知してイメージ信号を形成する撮
像検知手段と、基準頁のイメージ信号を記憶する記憶手
段と、基準頁のイメージ信号と搬送手段に給紙された用
紙のイメージ信号とを比較し、両者のイメージ信号の一
致で冊子束の境目を判別して給紙を停止させる信号を給
紙手段に出力する制御手段とを備える構成としている。
【0006】また、請求項2に係る発明は、用紙供給装
置を、用紙を製本機に搬送する搬送手段と、用紙束集積
部から用紙を搬送手段に給紙する給紙手段と、給紙手段
を可変速度で駆動する駆動手段と、搬送手段に給紙され
た用紙の枚数を検知する検知手段と、搬送手段に給紙さ
れた基準頁と特定頁の印刷内容を撮像検知してイメージ
信号を形成する撮像検知手段と、基準頁のイメージ信号
を記憶する記憶手段と、基準頁のイメージ信号と特定頁
のイメージ信号とを比較し、両者のイメージ信号の一致
で冊子束の境目を判別して給紙を停止させる信号を給紙
手段に出力する制御手段とを備え、搬送手段に給紙され
る用紙がイメージ信号を形成する特定頁の用紙であるこ
とを判定し、当該用紙の給紙速度を低下させる制御信号
を前記制御手段から駆動手段に出力する構成としてい
る。
【0007】請求項1に係る発明においては、基準頁の
印刷内容のイメージ信号と搬送手段に給紙された用紙の
印刷内容のイメージ信号とを比較し、両者のイメージ信
号の一致で冊子束の境目を判別しているので、自動的に
冊子束の境目が判別でき、一冊分の冊子束を区分して製
本機に供給することができる。
【0008】また、請求項2に係る発明においては、搬
送手段にイメージ信号を形成する特定頁の用紙が給紙さ
れることを判定し、当該用紙が給紙される場合にのみそ
の給紙速度を低下させているので、自動的に冊子束の境
目を判別するために用いるイメージ信号を、解像度が高
く明瞭な信号で形成できると共に、用紙供給装置の用紙
供給能力を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る用紙供給装置
の実施の形態について図により説明する。図2は用紙供
給装置の側面図である。図2において、トレイ等で構成
される用紙束集積部1には所定の冊子束分の用紙束が集
積されている。2は各用紙を搬送コンベア4に給紙する
給紙ローラである。給紙ローラ2は、駆動モータ2pの
出力軸に連結されている駆動スプロケット2a、駆動ベ
ルト2b、補助ローラ2cを介して駆動モータの動力が
伝達されて矢視Q方向に回転し、用紙を1枚づつ搬送コ
ンベア4に給紙する。
【0010】3は詳細を後述するように、電荷転送装置
(CCD)等のイメージセンサを設けた検知部で搬送コ
ンベア4の始端側に設けられ、用紙に印刷されている内
容を撮像検知してイメージ信号を形成する。4はコンベ
ア駆動ローラ4a、4b間に掛け渡されている搬送コン
ベアである。搬送コンベア4は、駆動モータ4pの出力
軸に連結されている駆動スプロケット4c、駆動ベルト
4d、コンベア駆動ローラ4bを介して駆動モータの動
力が伝達されて矢視R方向に駆動される。搬送コンベア
4の上部には、送りローラ5a、5b、5cが配置され
ている。3aは搬送コンベア4に給紙される用紙の枚数
をカウントするために設けられているセンサである。
【0011】6は一冊分の冊子束毎に区分した用紙を集
積する冊子束集積部である。図2の例では、用紙束集積
部1から給紙ローラ2により搬送コンベア4に給紙され
た用紙は、搬送コンベア4と送りローラ5a、5b、5
cの動作により冊子束集積部6に供給される。冊子束集
積部6には先に供給された用紙が下側になり、次に供給
される用紙はその上側に順次集積される。
【0012】このため、冊子束集積部6で最初の頁を上
側にして順次最終頁まで頁順に集積するためには、用紙
束集積部1においては最終頁を上側にして、以下順次頁
の逆順に用紙を集積してそれぞれの冊子束を形成してお
く必要がある。このような頁を逆順にして用紙を集積す
ることは、印刷機または丁合機の設定で簡単に実現でき
る。トレイ等を用いた用紙束集積部1は、搬送コンベア
4に用紙を給紙する毎に矢視Tのように次第に位置を上
昇させて、用紙の給紙位置と搬送コンベア4との位置合
わせを行う。
【0013】次に、検知部3の動作について図1のブロ
ック図により説明する。図1において、1aは冊子束の
最初の頁に相当する印刷された用紙、7は制御装置で、
バスに接続された信号処理部、表示部、中央処理装置
(CPU)、メモリ等が設けられている。8は給紙ロー
ラ2の制御部で、制御装置7からの信号により給紙ロー
ラ2の駆動モータを可変速度で駆動する制御信号を形成
する。制御装置7のメモリには、一冊分の冊子束の正規
の用紙の枚数が予め記憶されている。
【0014】CCD等のイメージセンサを用いた検知部
3は、製本に先立って基準となる冊子束の最初の頁1a
のイメージ信号を制御装置7に入力する。この際には、
基準となる最初の頁を停止させた状態で検知部3により
イメージ信号を形成しても良い。制御装置7は、検知部
3から入力されたイメージ信号を信号処理部で所定の処
理を行い、基準信号としてメモリに記憶させる。その後
に用紙束集積部1から順次給紙ローラ2により用紙を搬
送コンベア4に給紙する。
【0015】検知部3は、搬送コンベア4に順次給紙さ
れてくる用紙のイメージ信号を制御装置7に入力する。
制御装置7は、検知部3から入力されたイメージ信号を
信号処理部で所定の処理を行いメモリに記憶されている
基準信号とを比較し、両者の信号が一致したときに冊子
束と冊子束との境目を判別する。冊子束と冊子束との境
目を判別すると、制御装置7は出力信号を制御部8に出
力し、制御部8は制御信号を形成して給紙ローラ2の駆
動モータを停止させる。
【0016】このため、給紙ローラ2による用紙束集積
部1から搬送コンベア4への給紙が停止され、冊子束集
積部6に集積された一冊分の冊子束により製本処理が行
われる。搬送コンベア4へ給紙される用紙の枚数はセン
サ3aにより検出されて制御装置7に入力され、制御装
置7の表示部に表示される。
【0017】上記の例では、検知部3はすべての用紙の
イメージ信号を制御装置7に入力し、制御装置7は入力
された信号に所定の処理を施して、メモリに記憶されて
いる基準信号と比較して冊子束と冊子束との境目を判断
している。しかしながら、頁数の多い冊子束について全
頁のイメージ信号を処理することは、制御装置7の処理
能力を大きくしなければならないので、制御装置7のコ
ストが高くなるといいう問題がある。
【0018】そこで、本発明の別の実施の形態として、
センサ3aの検出信号により搬送コンベア4に給紙され
る用紙の枚数をカウントし、一冊の冊子束に相当する用
紙の枚数がカウントされたときに、次に給紙される用
紙、すなわち、次の冊子束の最初の頁に相当する用紙の
みのイメージ信号を検知部3で形成し、制御装置7で基
準信号と比較して冊子束の境目を判別する構成とするこ
ともできる。
【0019】次の冊子束の最初の頁に相当する用紙のイ
メージ信号を検知部3で形成し、制御装置7で基準信号
と比較して冊子束の境目を判別すると給紙ローラ2から
搬送コンベア4への給紙を停止する。この場合には、イ
メージ信号が基準信号と一致したときの一枚前に給紙さ
れた用紙が冊子束の境目となる。なお、冊子束の境目を
最初の頁のイメージ信号の比較で判別することに代え
て、最終頁のイメージ信号の比較で判断することも可能
である。
【0020】ところで、イメージセンサを用いて冊子束
の境目を判別する際に、解像度が高く明瞭なイメージ信
号を形成するためには、給紙速度を低速にして用紙を搬
送装置に給紙しなければならない。このため、全ての用
紙についてのイメージ信号を形成すると、頁数の多い冊
子束は用紙の給紙時間が長くなって用紙供給装置の用紙
供給能力が低下し、製本処理の効率が悪くなるという問
題がある。
【0021】そこで、前記本発明の別の実施の形態のよ
うに特定頁の用紙についてのみイメージ信号を形成する
際に、その特定頁の給紙速度を低速に制御して、用紙供
給装置における用紙供給能力の低下を防止する構成とす
ることができる。次にこのような給紙速度の可変速制御
について説明する。
【0022】制御装置7は、センサ3aの検出信号によ
り搬送コンベア4に給紙される用紙の枚数を累積記憶
し、メモリに予め記憶されている一冊分の冊子束の正規
の枚数と対比して、一冊の冊子束に相当する用紙の枚数
が給紙されたと判定すると、次に給紙される用紙、すな
わち、次の冊子束の最初の頁に相当する用紙にイメージ
信号を形成するように検知部3に指示する。また、給紙
ローラ2を低速で駆動する制御信号を形成して制御部8
に出力する。
【0023】このため、搬送コンベア4には低速で用紙
が給紙されることになり、当該用紙に対して検知部3に
より解像度の高い明瞭なイメージ信号を形成することが
可能となる。制御装置7は、検知部3から入力された当
該用紙のイメージ信号を信号処理部で所定の処理を行い
メモリに記憶されている基準信号とを比較し、両者の信
号が一致したときに冊子束と冊子束との境目を判別す
る。冊子束と冊子束との境目を判別すると、制御装置7
は出力信号を制御部8に出力し、制御部8は制御信号を
形成して給紙ローラ2の駆動モータを停止させる。
【0024】このようにして、給紙ローラ2による用紙
束集積部1から搬送コンベア4への給紙が停止され、冊
子束集積部6に集積された一冊分の冊子束により製本処
理が行われる。この場合には、イメージ信号が基準信号
と一致したときの一枚前に給紙された用紙が冊子束の境
目となる。センサ3aにより検出した信号により、搬送
コンベア4に給紙された用紙の累積枚数を制御装置7の
表示部に表示しても良い。
【0025】図3は、本発明の用紙供給装置の他の例の
側面図である。次に図3の用紙供給装置について説明す
る。図2の例と同じ部分または対応するところには同一
の符号を付している。用紙束集積部1には、頁を逆順に
して、かつ表面側を下側に、裏面側を上側にして各用紙
を集積しておき、冊子束集積部6には最初の頁から順次
最終頁まで、表面側を上側にして用紙を集積する例で説
明する。
【0026】図3において、10は給紙ローラ2と併置
されている後進用ローラで、一旦用紙を給紙方向とは反
対方向に引き出す。11は搬送装置、12は冊子束集積
部6のトレイである。搬送装置11には、回転ドラム1
1a、回転ローラ11g間に掛け渡された搬送ベルト1
1bと、駆動ローラ11c、引込みローラ11d、搬出
ローラ11e間に掛け渡された駆動ベルト11fと、支
持ローラ11h、11iが設けられている。駆動ローラ
11cがモータ等の駆動手段により駆動されると、駆動
ベルト11fが引込みローラ11d、搬出ローラ11e
を介して矢視Pa方向に回動する。
【0027】駆動ベルト11fが矢視Pa方向に回動す
ることにより回転ドラム11aに駆動ベルト11fの動
力が伝達されて、回転ドラム11aは矢視Pb方向に回
転する。このため、回転ドラム11a、回転ローラ11
g間に掛け渡された搬送ベルト11bは、支持ローラ1
1h、11iを介して矢視S方向に移動する。
【0028】次に、図3の用紙供給装置の動作について
説明する。搬送装置11を動作させ搬送ベルト11bを
駆動する。用紙束集積部1の各用紙は、後進用ローラ1
0により一旦搬送装置11とは反対方向に引き出されて
用紙の重なりが捌かれ、次に給紙ローラ2により1枚づ
つ搬送装置11に給紙される。このように、後進用ロー
ラ10により用紙を一旦搬送装置11とは逆方向に引き
出し、次に給紙ローラ2により搬送装置11に給紙して
いるので、搬送装置11に給紙される用紙は用紙束集積
部1において往復動することになる。
【0029】したがって、用紙束集積部1に集積された
用紙は搬送装置11に給紙される際に分離しやすく、用
紙が張り付いて重なった状態で給紙されないという利点
がある。用紙束集積部1から搬送装置11に給紙される
用紙は、センサ3aにより枚数が検出され、搬送装置1
1の回転ドラム11aと引込みローラ11dとにはさま
れて引込まれ、搬送ベルト11bと駆動ベルト11f間
で押圧されながら回転ドラム11aの外周面を移動す
る。
【0030】回転ドラム11aの外周面を移動した用紙
は、搬出ローラ11eから搬出される。このときに用紙
の表裏の面は用紙束集積部Bに配置された状態とは反転
して、表面側が上側となっておりこの状態で搬送ベルト
11bにより用紙束集積部Cに向けて搬送される。搬送
ベルト11bの上部には、送りローラ5a、5b、5c
が設けられている。搬送装置11の終端側の送りローラ
5b、5cの周速を、搬送装置11の回転ドラム11a
側の送りローラ5aの周速よりも大きく設定する。
【0031】冊子束集積部6のトレイ12は、搬送ベル
ト11bが回転ローラ11gに掛け渡されている終端面
よりも下部の位置に配置する。搬送ベルト11bで搬送
されてきた各用紙は、搬送ベルト11bの終端位置から
重なり合った状態で落下して冊子束集積部6のトレイ1
2に集積される。
【0032】搬送装置11の終端側の送りローラ5b、
5cの周速は、搬送装置11の回転ドラム11a側の送
りローラ5aの周速よりも大きく設定されているので、
搬出ローラ11eから搬出されて搬送ベルト11bによ
り1枚づつ搬送されてきた用紙の上側に、次々と後順位
の用紙を重ねて冊子束集積部6のトレイ12に供給する
ことができる。このため、用紙束集積部1から冊子束集
積部6への用紙の供給を迅速に行える。
【0033】トレイ等を用いた用紙束集積部1は、搬送
装置11に用紙を給紙する毎に矢視Tのように次第に位
置を上昇させて、用紙の給紙位置と搬送装置11との位
置合わせを行う。検知部3は、用紙が搬出ローラ11e
から搬送ベルト11bに搬出される位置に設置される。
また、センサ3aは用紙束集積部1から搬送装置11に
給紙される位置に設置される。図3の例でも、検知部
3、センサ3aの動作は図2の例と同様である。
【0034】図4は、本発明の用紙供給装置を用いて製
本機9により製本処理するシステムの例の概略構成を示
す構成図である。製本機9には、用紙供給部9a、製本
処理開始部9b、ミーリング処理部9c、糊付け処理部
9d、表紙付け処理部9eが設けられており、無線綴じ
処理を行う。
【0035】用紙束集積部1に集積されている用紙束の
各用紙は、図2または図3で説明したようにして冊子束
集積部6に供給される。冊子束集積部6に供給された冊
子束は製本機9の用紙供給部9aに搬入され、製本が開
始される。冊子束集積部6と製本機9の用紙供給部9a
とを設けることにより、製本処理とは分離して用紙束集
積部1から冊子束集積部6への用紙の供給を独立して行
え、システムを効率良く稼働できる。
【0036】次に製本機9の動作について説明する。製
本処理開始部9bでは、冊子束の背面側をレベル板に配
置し、冊子束の厚みに応じてクランパ間の幅方向移動量
を調整して冊子束を挟持し次工程のミーリング処理部9
cに送る。ミーリング処理部9cにはフライス盤、幅調
整板が配置されており、冊子束がフライス盤上を通過す
るときに冊子束の背面を面一に揃え背面に糊が全面に均
等に付着されるように前処理の加工がなされる。次に、
背面が面一に揃えられた冊子束は糊付け処理部9dに送
られる。
【0037】糊付け処理部9dには、糊タンク内に糊を
収納し糊付けローラを有する糊付け装置を備え、冊子束
の背面に糊付け処理が行われる。糊付け処理が終わる
と、冊子束は表紙付け処理部9eに送られる。表紙付け
処理部9eにおいては、印刷された表紙1bが表紙集積
部からコンベア等の適宜の搬送手段によりニップ板(締
め板)、底板上に搬送されて、糊付け処理されて移送さ
れてきた冊子束の背面と表紙が貼着されて表紙付け処理
がなされる。以下同様にして冊子束に対する綴じ処理が
次々に行われる。上記のような製本機9による綴じ処理
動作は良く知られているものである。
【0038】上記の例では、基準頁の印刷内容のイメー
ジ信号と、搬送手段に給紙された用紙、または特定頁の
印刷内容のイメージ信号とを比較して両者のイメージ信
号の一致で冊子束の境目を判別している。ところで、印
刷機や丁合機により排出された用紙束を用紙束集積部に
集積する場合に、印刷機や丁合機の誤動作等により頁が
欠落していたり、同じ頁が複数枚重複した不良給紙の状
態で用紙束が集積されることがある。このような不良給
紙の状態で用紙束が集積されているときに、上記のよう
にイメージ信号により冊子束の境目を判別すると、冊子
束の用紙の枚数に過不足が生じたり、同じ頁が複数枚重
複して冊子束が形成され、冊子束の内容に誤りがあるま
まで製本され製本ミスが発生する場合がある。
【0039】このような問題を回避するためには、記憶
手段に予め一冊分の冊子束の正規の枚数と基準頁のイメ
ージ信号とを記憶しておき、センサにより搬送手段に給
紙された用紙の累積の枚数を検出してその累積の枚数と
前記正規の枚数とが一致し、かつ基準頁のイメージ信号
と搬送手段に給紙された用紙のイメージ信号との一致に
より冊子束の境目を判別する構成とすることも可能であ
る。このような構成とすることにより、冊子束の正規の
枚数との比較と、基準頁のイメージ信号との比較の二重
のチェックを用いているので、より正確に冊子束の境目
を判定することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
の用紙供給装置においては、基準頁の印刷内容のイメー
ジ信号と搬送手段に給紙された用紙の印刷内容のイメー
ジ信号とを比較し、両者のイメージ信号の一致で冊子束
の境目を判別しているので、自動的に冊子束の境目が判
別でき、一冊分の冊子束を区分して製本機に供給するこ
とができる。
【0041】また、請求項2に係る発明の用紙供給装置
においては、イメージ信号を形成する特定頁の用紙が搬
送手段に給紙されることを判定し、当該用紙が給紙され
る場合にのみその給紙速度を低下させているので、自動
的に冊子束の境目を判別するために用いるイメージ信号
を、解像度が高く明瞭な信号で形成できると共に、用紙
供給装置の用紙供給能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形熊に係る用紙供給装置の概略
のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る用紙供給装置の一例
を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る用紙供給装置の他の
例を示す側面図である。
【図4】本発明の用紙供給装置を用いた製本システムの
構成図である。
【符号の説明】
1 用紙束集積部 2 給紙ローラ 3 検知部 3a センサ 4 搬送コンベア 5a〜5c 送りローラ 6 冊子束集積部 7 制御装置 8 給紙ローラ制御部 9 製本機 10 後進用ローラ 11 搬送装置 12 トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 裕行 滋賀県高島郡新旭町大字旭字城ノ下1601番 地 ホ リゾン・インターナショナル株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を製本機に搬送する搬送手段と、用
    紙束集積部から用紙を搬送手段に給紙する給紙手段と、
    搬送手段に給紙された用紙の印刷内容を撮像検知してイ
    メージ信号を形成する撮像検知手段と、基準頁のイメー
    ジ信号を記憶する記憶手段と、基準頁の印刷内容のイメ
    ージ信号と搬送手段に給紙された用紙の印刷内容のイメ
    ージ信号とを比較し、両者のイメージ信号の一致で冊子
    束の境目を判別して給紙を停止させる信号を給紙手段に
    出力する制御手段とを備えたことを特徴とする用紙供給
    装置。
  2. 【請求項2】 用紙を製本機に搬送する搬送手段と、用
    紙束集積部から用紙を搬送手段に給紙する給紙手段と、
    給紙手段を可変速度で駆動する駆動手段と、搬送手段に
    給紙された用紙の枚数を検知する検知手段と、搬送手段
    に給紙された基準頁と特定頁の印刷内容を撮像検知して
    イメージ信号を形成する撮像検知手段と、基準頁の印刷
    内容のイメージ信号を記憶する記憶手段と、基準頁の印
    刷内容のイメージ信号と特定頁の印刷内容のイメージ信
    号とを比較し、両者のイメージ信号の一致で冊子束の境
    目を判別して給紙を停止させる信号を給紙手段に出力す
    る制御手段とを備え、搬送手段に給紙される用紙が印刷
    内容のイメージ信号を形成する特定頁の用紙であること
    を判定し、当該用紙の給紙速度を低下させる制御信号を
    前記制御手段から駆動手段に出力することを特徴とする
    用紙供給装置。
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