JP2002211162A - 製本処理装置 - Google Patents

製本処理装置

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JP2002211162A JP2001014747A JP2001014747A JP2002211162A JP 2002211162 A JP2002211162 A JP 2002211162A JP 2001014747 A JP2001014747 A JP 2001014747A JP 2001014747 A JP2001014747 A JP 2001014747A JP 2002211162 A JP2002211162 A JP 2002211162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頁順に印刷された用紙を丁合機から綴じ機に
給紙して形成された一冊分の冊子束に綴じ処理を行い迅
速に製本処理する製本処理装置を提供すること。 【解決手段】 集積部40には、印刷機で頁順に印刷さ
れた複数冊分の冊子束32が載置されている。作業者
は、適宜の枚数の用紙束32xを丁合機1の1段目の給
紙段2aに収納し、他の用紙束32yを2段目の給紙段
2aに収納し、以下同様に各給紙段に用紙束を収納す
る。給紙が開始されてセンサ8a〜8hのいずれかが冊
子束の最終頁のイメ−ジを検出すると、丁合機1の給紙
動作を停止する。中綴じ折り機11aには1冊分の冊子
束32pが集積されており、ステッチャ−14で中綴じ
処理をしてから、折りナイフ16と一対の折りロ−ラ1
7により折り処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頁順に印刷された
用紙を丁合機から綴じ機に給紙して一冊分の冊子束を形
成し、当該冊子束に綴じ処理を行うことにより、迅速に
製本処理する製本処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷された一冊分の冊子束を綴じ処理し
て製本する場合、丁合機と綴じ機を設けた製本処理装置
が用いられる。図3は、このような製本処理装置の一例
を示す説明図である。図3において、40は用紙束30
の集積部である。用紙束30は、印刷機により、1頁目
の用紙束31a、・・・・n頁目の用紙束31nが印刷
されて集積部40に集積される。
【0003】各用紙束31a〜31nは、所定部数づつ
印刷機により印刷され各頁毎に位置をずらせて区分して
集積部40に集積する。丁合機1は、8段の給紙段2a
〜2hを設けている。各給紙段2a〜2hには、区分さ
れた各頁の用紙束、この例では1頁から8頁までの用紙
束31a〜31hがそれぞれ載置される。
【0004】各給紙段2a〜2hには、給紙ロ−ラ3a
〜3hが設けられており、用紙を給紙段から排出する。
4a〜4hは搬送ロ−ラ、5は各給紙段から給紙された
用紙を搬送する縦方向搬送ベルト、6は案内ガイド、7
は排出ロ−ラである。各給紙段から給紙された用紙は、
綴じ機11の集積部に搬送されて丁合され一冊分の冊子
束が形成される。
【0005】綴じ機には、前記冊子束の所定位置に綴じ
針を打ち込むステッチャ−が設けられている。綴じ処理
された冊子束は、排出トレイ19に排出される。一冊分
の冊子束の用紙の枚数が丁合機の給紙段の段数よりも多
い場合、例えば15頁の冊子束を形成する場合には、丁
合機を2台連結する。1台目の丁合機の各給紙段に1〜
8頁に対応する用紙束を載置し、2台目の丁合機の各給
紙段に9〜15頁に対応する用紙束を載置する。
【0006】丁合機を2台連結することに代えて、丁合
機1の給紙段2a〜2hで8頁分の用紙束31a〜31
hを丁合した後に、給紙段2a〜2gに9〜15頁に対
応する用紙束を載置して、1冊分の冊子束を丁合する構
成とすることもできる。
【0007】ところで、従来の印刷機は同一イメ−ジの
用紙、すなわち同一頁の用紙を所定部数づつ大量に印刷
していたので、前記のように丁合機で丁合して綴じ処理
をしていた。最近では印刷機の用途が多様化してきてお
り、綴じ処理される冊子束の頁数分、例えば1頁目から
25頁まで連続印刷し、このような印刷を繰り返して所
定部数の冊子束を形成する機種が開発されている。
【0008】図4は、このような印刷機を用いた製本処
理の例を示す説明図である。図4において、印刷機50
で印刷されて矢視P方向に排出された所定部数の冊子束
32は、集積部40に集積される。この冊子束32は、
1冊づつ作業者により目視により区分されて、各冊子束
32a〜32nは、1冊づつ位置をずらして矢視Q方向
に示したように他の集積部40aに集積される。
【0009】各冊子束32a〜32nは、作業者が1冊
づつ運搬して順次綴じ機11に搬入され、平綴じ、コ−
ナ綴じ、中綴じ等の所定の綴じ処理が行われる。中綴じ
される場合には、更に折り処理がなされて排出トレイ1
9に搬出される。図4において、集積部40aを省略
し、集積部40から直接作業者が1冊づつ冊子束を綴じ
機11に運搬することもある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図4に示したような、
冊子束の頁順に印刷する印刷機を用いる場合には、従来
構成の丁合機は使用できない。このため、各冊子束の区
分けは作業者が目視により最終頁または最初の頁を基準
として手作業で行なっていた。また、各冊子束を作業者
が綴じ機まで運搬していた。したがって、製本処理する
際に作業者の作業負担が大きくなり、製本処理に要する
時間もかかるという問題があった。
【0011】本発明はこのような問題に鑑み、頁順に印
刷された用紙を丁合機から綴じ機に給紙して一冊分の冊
子束を形成し、当該冊子束に綴じ処理を行うことによ
り、迅速に製本処理する製本処理装置の提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
係る発明において、製本処理装置を、複数段の給紙段
と、各給紙段に設けられているイメ−ジセンサと、イメ
−ジセンサの検出信号が入力される制御部と、前記制御
部からの信号で給紙動作を停止させる信号を出力する出
力部とを有する丁合機、および、1冊分の冊子束の所定
の位置に綴じ処理をする綴じ部を有する綴じ機からな
り、頁順に印刷された用紙を任意の枚数各給紙段に収容
して順次用紙を給紙し、前記イメ−ジセンサにより1冊
分の区切りのイメ−ジを検出したときに丁合機の給紙動
作を停止して、綴じ機に集積された1冊分の冊子束に、
前記綴じ処理を行なう構成とすることにより達成され
る。
【0013】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の製本処理装置において、前記任意の給紙段に表紙
を収納し、表紙が付された冊子束を形成することを特徴
としている。
【0014】また、請求項3に係る発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の製本処理装置において、前記綴じ
機に折り部を設け、綴じ処理された冊子束に折り処理す
ることを特徴としている。
【0015】また、請求項4に係る発明は、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載の製本処理装置におい
て、前記給紙段は、サイズが大きな用紙を収納する給紙
段と、サイズが小さな用紙を収納する給紙段とを混在さ
せたことを特徴としている。
【0016】請求項1に記載の発明は、頁順に印刷され
た用紙を任意の枚数丁合機の各給紙段に収容して順次用
紙を給紙し、イメ−ジセンサにより1冊分の区切りのイ
メ−ジを検出したときに丁合機の給紙動作を停止して、
綴じ機に集積された1冊分の冊子束に綴じ処理を行なう
構成としている。このため、頁順に印刷された用紙につ
いても丁合機により1冊分の冊子束が形成できるので、
丁合機と綴じ機を連結したまま製本処理を行なうことが
でき、丁合機の利用効率を向上させることができる。ま
た、作業者は、1冊分冊子束の区切りを目視により判断
する必要がなく、冊子束を綴じ機まで運搬する必要もな
いので作業負担を軽減できる。
【0017】請求項2に記載の発明は、丁合機の任意の
給紙段に表紙を収納して綴じ機に給紙している。このた
め、頁順に印刷された用紙について、表紙が付された冊
子束を形成することができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、綴じ機に折り部
を設ける構成としている。このため、頁順に印刷された
用紙により形成された冊子束について、綴じ処理と折り
処理を行なうことができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、サイズが大きな
用紙を収納する給紙段と、サイズが小さな用紙を収納す
る給紙段とを混在させた構成としている。このため、頁
順に印刷された用紙により種々のサイズで冊子束を形成
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る製本処理装置
の実施の形態について図1を参照して説明する。図1は
本発明に係る実施の形態の製本処理装置を示す概略の説
明図である。図3と同一の部分または対応する部分には
同じ付号を付して、重複を避けるために詳細な説明は省
略する。
【0021】図1において、集積部40には頁順に印刷
された所定部数の冊子束32が集積されている。この例
では、1冊の冊子束は1頁から25頁までの印刷された
用紙で形成されており、このような冊子束が例えば10
0冊分集積されているものとする。
【0022】作業者は、集積部40で目分量で冊子束3
2の上から適宜の枚数の用紙を取り出し(矢視S)、当
該取り出した用紙で形成される用紙束32xを給紙段2
aに載置する(矢視T)。以下、用紙束32yを給紙段
2bに、用紙束32zを給紙段2cに載置するものとす
る。
【0023】例えば、用紙束32xは1冊目の冊子束の
1頁から23頁までの用紙とし、用紙束32yは1冊目
の冊子束の24頁から25頁までの用紙と、2冊目の冊
子束の1頁から24頁までの用紙、用紙束32zは2冊
目の冊子束の25頁と3冊目の冊子束の1頁から22頁
までの用紙であったものとする。
【0024】丁合機1の給紙段として、用紙の長手方向
の長さが長い給紙段2a〜2eと、用紙の長手方向の長
さが短い給紙段2f〜2hを設けている。給紙段2a〜
2eは用紙サイズが大きい冊子束を丁合する際に使用
し、給紙段2f〜2hは用紙サイズが小さい冊子束を丁
合する際に使用する。前記の例では、給紙段2a〜2e
を用いて丁合する。
【0025】各給紙段の用紙の給紙位置(給紙ロ−ラの
出力側)には、センサ8a〜8hを設ける。この各セン
サ8a〜8hは、冊子束の区分位置、例えば冊子束の最
終頁、この例では25頁目のイメ−ジを読み取る。
【0026】綴じ折り機11aは、中綴じ折り機として
構成されてる。丁合機1から綴じ折り機11aに搬送ロ
−ラ12により搬入された用紙は、第1ストッパ13で
搬送が停止され集積される。各給紙段に設置された前記
センサ8a〜8eからの信号で、1冊分の冊子束の最終
頁の信号が検出されると、図示を省略した制御部からの
信号で給紙段の給紙ロ−ラの動作を停止させる。この際
に、綴じ折り機11aには1冊分の冊子束32pが集積
されている。
【0027】この冊子束32pの中央位置にステッチャ
−14により綴じ処理がなされる。第1ストッパ13ト
ステッチャ−14で綴じ部を構成する。次に、綴じ処理
された冊子束32pは更に搬送されて、第2ストッパ1
5で搬送が停止される。この位置で折りナイフ16が上
昇して冊子束を一対の折りロ−ラ17間に押し込み、ス
テッチャ−14により綴じ針が打ち込まれた位置で、冊
子束に対して折形を付与する。折形が付与された冊子束
は、案内板18に沿って搬送されて排出トレイ19に集
積される。第2ストッパ15、折りナイフ16、一対の
折りロ−ラ17で折り部を構成する。
【0028】次に、冊子束32の丁合動作について説明
する。給紙段2aからすべての用紙が排出されても、セ
ンサ8aは最終頁のイメ−ジを検出しない。このため、
丁合機1は給紙動作を継続し、次に給紙段2bから用紙
を給紙する。2枚目の用紙を給紙すると、センサ8bは
最終頁のイメ−ジを検出し、制御部からの信号で丁合機
1の給紙動作を停止する。
【0029】綴じ折り機11aには、1〜25頁の1冊
分の冊子束が集積される。以下、前記したように冊子束
に対してステッチャ−14による中綴じ処理と、折りナ
イフ16および一対の折りロ−ラ17による折形付与処
理が行われる。
【0030】綴じ折り機11aによる中綴じ処理と折形
付与処理が終了すると、丁合機1の丁合処理が再開され
る。この場合には、給紙段2bから2冊目の用紙を1頁
から24頁まで給紙する。続いて、給紙段2cから2冊
目の用紙25頁目を給紙する。このときにセンサ8cが
最終頁のイメ−ジを検出して、前記のように制御部から
の信号で丁合機1の丁合動作を停止させる。
【0031】製本処理装置においては、丁合機と綴じ機
が連結されて配置される場合がある。このような場合
に、図4のように印刷機から頁順に印刷された用紙で冊
子束が排出され、当該冊子束に綴じ処理をするときに
は、丁合機と綴じ機との連結を外し、綴じ機のみを使用
していた。このため、丁合機と綴じ機との連結を外す時
間が必要となり、丁合機の利用効率が悪くなるという問
題がある。
【0032】本発明においては、丁合機と綴じ機とを連
結したまま、丁合機の丁合機能を用いて冊子束を仕分
け、製本処理を行なうので作業時間が短縮され、丁合機
の利用効率も向上する。また、作業者の目視によって冊
子束を仕分ける作業が不要となり、冊子束を作業者が綴
じ機に運搬する必要がないので、作業者の作業負担が軽
減される。
【0033】前記の例では、丁合機1による給紙作用の
理解を容易にするために、各給紙段に目分量でほぼ1冊
の冊子束に相当する枚数の用紙を載置するものとした。
各給紙段の用紙収容量が大きいときには、例えば集積部
40に集積された冊子束32の上から53枚の用紙を1
段目の給紙段2aに載置する。また、2段目の給紙段2
bに次の55枚の用紙を載置するような利用形態も可能
となる。
【0034】このような場合には、1段目の給紙段2a
から最終頁の25頁目の用紙が給紙されたことをセンサ
8aが検出すると丁合機1の丁合動作を停止する。綴じ
折り機11aによる中綴じ処理と折形付与処理が終了す
ると、丁合機1の丁合処理が再開されて1段目の給紙段
2aから次の冊子束の用紙が給紙される。
【0035】本発明においては、頁順に印刷された用紙
を任意の枚数各給紙段に収納して綴じ機に給紙し、1冊
分の区切りの頁、例えば最終頁をイメ−ジセンサで検出
すると給紙を停止することを特徴としている。すなわ
ち、頁順に印刷された用紙で1冊分の冊子束を形成する
動作を丁合機の給紙により行なっているところに特徴が
ある。
【0036】ところで、製本処理においては冊子束に表
紙を付して製本する場合がある。このような場合には、
表紙を例えば1段目の給紙段2aに載置し、冊子束の用
紙を2段目以下の給紙段に適宜載置する。
【0037】最初に丁合機1の2段目以下の給紙段から
所定枚数の用紙を給紙して、綴じ折り機11aに1冊分
の冊子束を集積する。次に1段目の給紙段2aから表紙
を給紙して、綴じ折り機11aに集積された冊子束の上
に重ねる。ここで、丁合機1の丁合動作を停止し、綴じ
折り機11aによる中綴じ処理と折形付与処理を行な
う。なお、表紙は任意の給紙段に収容することができ、
製本する冊子束が多いときには複数の給紙段に表紙を収
納することができる。
【0038】また、給紙段のサイズは大きいサイズと小
さいサイズとを混在させている。このため、サイズが大
きな用紙で12頁の冊子束を20冊製本し、次にサイズ
が小さな用紙で20頁の冊子束を50冊製本する。続い
てサイズが大きな用紙で8頁の冊子束に表紙を付して3
0冊製本するという形態で、異なる頁数の異なるサイズ
の種々の冊子束について製本処理を行なうこともでき
る。
【0039】このような種々の形態の冊子束に対する製
本処理は、制御部に用紙サイズと頁数、表紙の有無等の
情報を予めプログラムに設定しておく。各給紙段に設置
したセンサから、各冊子束の最終頁のイメ−ジ信号を検
出したときに給紙を停止するように丁合機を制御するこ
とにより、各種の製本処理が可能となる。
【0040】次に、本発明の制御部の動作について図2
のブロック図により説明する。図2において、9は冊子
束の最終頁に相当する印刷された用紙、21は制御部
で、バス21eに接続された信号処理部21a、表示部
21b、中央処理装置(CPU)21c、メモリ21d
等が設けられている。
【0041】22は給紙ロ−ラの駆動部に信号を出力す
る出力部で、制御部21からの信号により給紙ロ−ラの
駆動モ−タを駆動、停止する制御信号を形成する。制御
部7のメモリは、管理プログラム等が格納されているR
OMと、ユ−ザが適宜設定するRAMが設けられてい
る。RAMには、製本処理される冊子束の用紙サイズ、
頁数、表紙の有無等の情報を書き込むことができる。
【0042】センサ8a〜8hは、CCD等のイメ−ジ
センサを用いる。センサ8a〜8hは、丁合機による給
紙に先立って製本される冊子束の最終頁のイメ−ジ信号
を読み込み制御部21に入力する。制御部21の信号処
理部21aで入力されたイメ−ジ信号に対して所定の処
理を行い、基準信号としてメモリに記憶させる。
【0043】丁合機1による給紙が開始されると、セン
サ8a〜8hは各用紙のイメ−ジ信号を制御部21に入
力する。制御部21は、センサ8a〜8hから入力され
たイメ−ジ信号を信号処理部21aで所定の処理を行い
メモリに記憶されている基準信号とを比較し、両者の信
号が一致したときに冊子束の最終頁が給紙されたものと
判定する。
【0044】冊子束の最終頁が給紙されたことを判定す
ると、制御部21は制御信号を出力部22に出力する。
出力部22は制御信号に基づいて出力信号を形成し、各
給紙段に設けた給紙ロ−ラの駆動モ−タを停止させる。
【0045】なお、図1の例では丁合機1に綴じ折り機
を連結しているが、平綴じやコ−ナ綴じのように冊子束
に折り処理が不要な場合もある。このような場合には、
折りナイフ16と一対の折りロ−ラ17による折り部の
処理は行なわずに、綴じ処理した冊子束を直接排出トレ
イ19に排出する構成とすることができる。また、丁合
機1に折り部のない綴じ機を連結して綴じ処理を行なっ
ても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、頁順に印刷された用紙を任意の枚数丁合機の各給
紙段に収容して順次用紙を給紙し、イメ−ジセンサによ
り1冊分の区切りのイメ−ジを検出したときに丁合機の
給紙動作を停止して、綴じ機に集積された1冊分の冊子
束に綴じ処理を行なう構成としている。このため、頁順
に印刷された用紙についても丁合機により1冊分の冊子
束が形成できるので、丁合機と綴じ機を連結したまま製
本処理を行なうことができ、丁合機の利用効率を向上さ
せることができる。また、作業者は、1冊分冊子束の区
切りを目視により判断する必要がなく、冊子束を綴じ機
まで運搬する必要もないので作業負担を軽減できる。
【0047】請求項2に記載の発明は、丁合機の任意の
給紙段に表紙を収納して綴じ機に給紙している。このた
め、頁順に印刷された用紙について、表紙が付された冊
子束を形成することができる。
【0048】請求項3に記載の発明は、綴じ機に折り部
を設ける構成としている。このため、頁順に印刷された
用紙により形成された冊子束について、綴じ処理と折り
処理を行なうことができる。
【0049】請求項4に記載の発明は、サイズが大きな
用紙を収納する給紙段と、サイズが小さな用紙を収納す
る給紙段とを混在させた構成としている。このため、頁
順に印刷された用紙により種々のサイズで冊子束を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る製本処理装置の概略の
説明図である。
【図2】制御部のブロック図である。
【図3】従来の製本処理装置の概略の説明図である。
【図4】製本処理の他の例を示す説明図である
【符号の説明】
1 丁合機 2a〜2h 給紙段 3a〜3h 給紙ロ−ラ 5 搬送路 8a〜8h センサ 11a 中綴じ折り機 13 第1ストッパ 14 ステッチャ− 16 折りナイフ 17 折りロ−ラ 32 冊子束
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 37/06 B65H 37/06 39/042 39/042

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段の給紙段と、各給紙段に設けられ
    ているイメ−ジセンサと、イメ−ジセンサの検出信号が
    入力される制御部と、前記制御部からの信号で給紙動作
    を停止させる信号を出力する出力部とを有する丁合機、
    および、1冊分の冊子束の所定の位置に綴じ処理をする
    綴じ部を有する綴じ機からなり、頁順に印刷された用紙
    を任意の枚数各給紙段に収容して順次用紙を給紙し、前
    記イメ−ジセンサにより1冊分の区切りのイメ−ジを検
    出したときに丁合機の給紙動作を停止して、綴じ機に集
    積された1冊分の冊子束に、前記綴じ処理を行なうこと
    を特徴とする製本処理装置。
  2. 【請求項2】 前記任意の給紙段に表紙を収納し、表紙
    が付された冊子束を形成することを特徴とする、請求項
    1に記載の製本処理装置。
  3. 【請求項3】 前記綴じ機に折り部を設け、綴じ処理さ
    れた冊子束に折り処理することを特徴とする、請求項1
    または請求項2に記載の製本処理装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙段は、サイズが大きな用紙を収
    納する給紙段と、サイズが小さな用紙を収納する給紙段
    とを混在させたことを特徴とする、請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載の製本処理装置。
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