JP2004246056A - 用紙後処理方法、用紙後処理装置、及びそのプログラム - Google Patents

用紙後処理方法、用紙後処理装置、及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置から搬送されるシートの搬送時間が短くなっても、シート後処理処理ユニットに積載されたシートの束を排紙する前に次組のシートが処理ユニットに搬送されることがないようにシート後処理制御を行う。
【解決手段】画像形成が行われた用紙をシートとして所定の時間間隔で受けて予め設定された枚数の組毎に、所定の時間間隔よりも長い処理時間で予め規定された後処理プロセスを行ってシート束として排出する際、組毎に少なくとも1枚のシートを一旦退避させ、退避されたシートを含めてシートを後処理プロセスに搬入して、組毎のシートが全て搬入されると後処理プロセスを実行する。そして、現在の組から次の組へ後処理プロセスへの搬入を移行する際、次の組ではその初回の退避ステップにおいて退避させるシート枚数を増加させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置において印字処理された用紙を後処理する際の用紙後処理方法、用紙後処理装置、及びそのプログラムに関し、例えば、複写機等の画像形成装置から所定の間隔で順次搬送される用紙(シート)をステイプル処理する際に用いられる用紙後処理方法、用紙後処理装置、及び用紙後処理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機、プリンタ等の画像形成装置によって画像が形成された用紙(以下画像形成が行われた用紙を単にシートと呼ぶ)に対して、予め設定した枚数毎に綴じ処理(ステイプル処理)を行うことがある。また、シートに対して予め設定した位置に孔あけ処理(パンチ処理)を施すこともあり、ステイプル処理及び/又はパンチ処理等の後処理を行う際には、用紙後処理装置(シート処理装置)、所謂フィニッシャーを用いて、自動的にステイプル処理及び/又はパンチ処理等の後処理を自動的に行うようにしている。
【0003】
このフィニッシャーは、処理トレイを備えるとともに、ステイプル処理を行うためのステイプラーを備えており、手前方向及び奥方向に移動しつつシートの整合を行う整合部材(ジョガー)が処理トレイの周囲に設けられている。
【0004】
このようなフィニッシャーは、例えば、画像形成装置のシート排出側に着脱自在に取り付けられて、画像形成装置からは所定の間隔で順次シートが排紙され、フィニッシャーでは、シートを受けて、例えば、予め設定された枚数(一組)毎にステイプル処理を行うことになる。この際、予め設定された枚数までシートは処理トレイに収納される。処理トレイには処理トレイに沿って移動可能なシート受け部が設けられており、シートが処理トレイに搬入される際には、シート受け部は処理トレイ上の下側に待機して、フィニッシャーの上側から処理トレイに順次搬入されるシートは、その一端(下端)がシート受け部で支持されることになる。
【0005】
シート受け部が待機する位置の近傍には、前述のステイプラーが備えられており、ステイプラーは、シート受け部によって搬送方向端部が整列されたシートについてステイプル処理を行う。そして、ステイプル処理されたシートはシート受け部によってフィニッシャーの上側に束として搬送され、排出ローラによって排紙トレイに排紙される。
【0006】
ところで、処理トレイに既に収納された一組のシートについてステイプル処理を行い、中間トレイに次組の用紙が搬送可能となるまでに要する時間(以下単にステイプル処理時間:第1の時間と呼ぶ)は、当該組内におけるシートが順次中間トレイに搬送される時間間隔(第2の時間)よりも長い。
【0007】
このため、画像形成装置から所定の間隔で順次シートが搬送される場合、ステイプル処理が終了して、処理トレイに次組のシートが搬送可能となるまで、次組のシートについて、画像形成装置から処理トレイに至る搬送路で待機させる必要がある。つまり、画像形成装置側の動作を停止させることなく、処理トレイに積載されたシートの束を排紙する前に、次組のシートが処理トレイに搬送されることがないようにする必要がある。
【0008】
例えば、処理トレイの上流側にシートを滞留させて、処理トレイにシートを搬送する際、ステイプラーによるステイプル処理の開始又は処理トレイからスタックトレイへのシート移送の開始に応じてシートを処理トレイの上流側に滞留させるように制御を行って、処理トレイに積載されたシートの束をスタックトレイに排出する動作中に次の紙が処理トレイに排出されることないようにしている(特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−130328号公報(段落(0101)〜(0111)、第28図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載されたシート処理装置では、処理トレイにシートを搬送する際、ステイプラーによるステイプル処理の開始又は処理トレイからスタックトレイへのシート移送の開始に応じてシートを処理トレイの上流側に滞留させるように制御を行って、画像形成装置側の動作を停止させることなく、処理トレイに積載されたシートの束を排紙する前に、次組のシートが処理トレイに搬送されることがないように制御しているものの、画像処理装置の印字速度が高速になると、つまり、画像形成装置から高速にシートが搬送されると(シート間の時間間隔が短くなると)、処理トレイの上流側にシートを滞留させたとしても、前述の第1の時間に比べて第2の時間が極めて短くなってしまう関係上、処理トレイに積載されたシートの束を排紙する前に、次組のシートが処理トレイに搬送されることがないように制御することが難しくなってしまう。
【0011】
このためには、第1の時間を短くすれば、画像形成装置の印字速度が高速化されても、処理トレイに積載されたシートの束を排紙する前に、次組のシートが処理トレイに搬送されることがないように制御するができるものの、このためには、フィニッシャーにおける用紙処理速度を高速化する必要があり、不可避的にモータ等の駆動源が大型化してしまうという課題がある。言い換えると、画像形成装置の高速化に対処するためには、フィニッシャーの機構を改良する必要がある。必然的にフィニッシャー自体が大型化するばかりでなく、コストアップしてしまうことになる。
【0012】
本発明の目的は画像形成装置からのシート処理装置に搬送されるシートの搬送時間(つまり、シートの搬送時間間隔)が短くなっても、処理トレイに積載されたシートの束を排紙する前に次組のシートが処理トレイに搬送されることがないようにシート後処理制御を行うことのできる用紙跡処理装置、用紙後処理方法、及びそのプログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、用紙に画像形成を行う画像形成装置とともに用いられ、前記画像形成が行われた用紙をシートとして所定の時間間隔で受けて予め設定された枚数の組毎に、前記所定の時間間隔よりも長い処理時間で予め規定された後処理プロセスを行ってシート束として排出する用紙後処理方法あって、前記組毎に少なくとも1枚のシートを一旦退避させる退避ステップと、該退避ステップで退避されたシートを含めてシートを前記後処理プロセスに搬入する搬入ステップと、前記組毎のシートが全て搬入されると前記後処理プロセスを実行する実行ステップと、現在の組から次の組へ前記後処理プロセスへの搬入を移行する際前記次の組ではその初回の退避ステップにおいて退避させるシート枚数を増加させる退避シート枚数変化ステップとを有することを特徴とする用紙後処理方法が得られる。
【0014】
このようにして、組毎に少なくとも1枚のシートを一旦退避させて、退避されたシートを含めてシートを前記後処理プロセスに搬入し、組毎のシートが全て搬入されると後処理プロセスを実行して、現在の組から次の組へ後処理プロセスへの搬入を移行する際、次の組ではその初回の退避ステップにおいて退避させるシート枚数を増加させるようにすれば、画像形成装置からの搬送されるシートの搬送時間間隔が短くなっても、処理トレイに積載されたシートの束を排紙する前に次組のシートが処理トレイに搬送されることがないようにすることができることになる。
【0015】
例えば、本発明では、前記組内で退避させるシート枚数と前記組間で退避させるシート枚数を異ならせて、前記組間で退避させるシート枚数を前記組内で退避させるシート枚数よりも多くし、さらに、前記現在の組においてシートが1枚余った状態となった際には、前記現在の組においてその最終シートの前記後処理プロセスへの搬入を予め規定された時間停止する停止ステップを有している。
【0016】
このように、現在の組においてシートが1枚余った状態となった際には、現在の組において、その最終シートの後処理プロセスへの搬入を予め規定された時間停止するようにすれば、現在の組の最終シートが1枚であっても、次の組と干渉することなく、処理トレイに搬入できることになる。
【0017】
また、本発明によれば、用紙に画像形成を行う画像形成装置とともに用いられ、前記画像形成が行われた用紙をシートとして所定の時間間隔で受けて予め設定された枚数の組毎に、前記所定の時間間隔よりも長い処理時間で予め規定された後処理プロセスを行いシート束として排出する用紙後処理装置であって、前記組毎に少なくとも1枚のシートを一旦退避させた後前記後処理プロセスに搬入する退避手段と、現在の組から次の組へ前記後処理プロセスへの搬入を移行する際にのみ前記次の組において前記退避手段による前記シートの退避枚数を増加させる制御手段とを有することを特徴とする用紙後処理装置が得られる。
【0018】
本発明では、前記退避手段の上流側に配置され、前記シートを搬入する搬入手段を有し、前記現在の組においてシートが1枚余った状態となった際には、前記制御手段は、予め規定された時間前記搬入手段を停止制御して、前記現在の組においてその最終シートの前記後処理プロセスへの搬入を停止する。
【0019】
さらに、本発明によれば、用紙に画像形成を行う画像形成装置とともに用いられ、前記画像形成が行われた用紙をシートとして所定の時間間隔で受けて予め設定された枚数の組毎に、前記所定の時間間隔よりも長い処理時間で予め規定された後処理プロセスを行ってシート束として排出する用紙後処理装置で動作するプログラムであって、前記組毎に少なくとも1枚のシートを一旦退避させる退避手続きと、該退避手続きで退避されたシートを含めてシートを前記後処理プロセスに搬入する搬入手続きと、前記組毎のシートが全て搬入されると前記後処理プロセスを実行する実行手続きと、現在の組から次の組へ前記後処理プロセスへの搬入を移行する際前記次の組ではその初回の退避手続きにおいて退避させるシート枚数を増加させる退避シート枚数変化手続きとを有することを特徴とする用紙後処理プログラムが得られる。
【0020】
例えば、このプログラムでは、前記現在の組においてシートが1枚余った状態となった際には、前記現在の組においてその最終シートの前記後処理プロセスへの搬入を予め規定された時間停止する停止手続きを有している。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0022】
図1を参照して、図示のシート処理装置(フィニッシャー)1は、画像形成装置(例えば、複写機:図示せず)から所定の時間間隔で順次シートを受けて、例えば、後処理プロセスとして、綴じ処理(ステイプル処理)を行う。フィニッシャー1はフィニッシャー筐体(ハウジング)2を備えており、ハウジング2内には、画像形成装置から送られるシートの所定位置に孔をあけるパンチ処理を行うためのパンチユニット3が配置されている。そして、ハウジング2には処理ユニット(処理トレイ)4が配置され、この処理ユニット4によって複数枚のシートをスタックするスタック処理、及びスタックされたシート束を綴じるステイプル処理が行われる。
【0023】
画像形成装置で印字処理(画像形成処理)された用紙(シート)は、ハウジング2の側面に設けられた搬入口6を介して搬送ローラ対13aによってフィニッシャー1内に搬入され、搬送経路7を通ってパンチユニット3に搬送される。入力パネルによってパンチ処理が選択されていると、パンチユニット3においてシートの所定位置に孔が開けられる。一方、パンチ処理が選択されていないと、シートパンチ処理されずにパンチユニット3を通過する。パンチユニット3の下流側には待機ドラム8が配置されており、複数枚のシートを一組とするシート束にステイプル処理を施す際には、待機ドラム8は図中実線矢印方向に回転駆動されて、一組のシート束が処理ユニット4でスタック処理又はステイプル処理されている間、次の組の1枚目のシートが待機ドラム8のドラム表面に巻きつけられて、待機させられる。
【0024】
スタック処理及びステイプル処理が選択されていない際には、ハウジング2に回動自在に保持された複数の分岐爪9によってシートは排出ローラ対10へ送られ、排出トレイ11に排出される。排出トレイ11の上方には、複数のジョブトレイ12が上下に並設されており、これらのジョブトレイ12は、個別又は一体的に上下方向に移動可能であって、任意のジョブトレイ12を排出ローラ10に対向させて、排出されるシートを任意のジョブトレイ12に振り分けることができる。ステイプル処理が施されていないシートは、これらのジョブトレイ12にいずれかに振り分けて排出するようにしてもよい。
【0025】
前述のスタック処理又はステイプル処理が選択されている際には、シートは搬入ローラ対13によって処理ユニット4に搬送される。処理ユニット4は上ユニット14及び下ユニット15を有し、シートは、上ユニット14と下ユニット15との間に通され、ここで、スタック処理又はステイプル処理が行われる。スタック処理又はステイプル処理が行われたシート束は、上方へと搬送され、排出ローラ10によって排出トレイ11に排出される。なお、シート束についても、ジョブトレイ12のいずれかに振り分けるようにしてもよい。
【0026】
前述のように、分岐爪9によって分岐されたシートは搬入ローラ対13によって案内されて、処理ユニット4に搬送される。処理ユニット4には、シート搬送方向に直角の方向(シート幅方向)に往復動可能な一対のカーソル(図示せず)が設けられている。そして、処理ユニット4に搬入されるシートは、カーソルによってシート幅方向に整列させられる。また、処理ユニット4にはシート搬送方向に沿って無端ベルト(図示せず)が設けられており、この無端ベルトにはシート受け部(図示せず)が固定されている。そして、無端ベルトをシート搬送方向に駆動制御すると、シート受け部はシート搬送方向に沿って上下方向に移動することになる。
【0027】
シート受け部は、シート搬入の際には、処理ユニット4内の下側に位置する待機位置に位置しており、処理ユニット4に搬入されたシートの搬送方向端部を支持する。シート受け部の待機位置近傍には、ステイプラー(図示せず)が設けられており、ステイプラーは、シート用紙受け部によって搬送方向端部が整列されると共にカーソルによってシート幅方向が整列された一組のシートについてステイプル処理を行う。このステイプル処理によって搬送方向端部が綴じられたシート束は、無端ベルトの駆動によって、シート受け部に支持された状態で、待機位置から上側に搬送される。そして、シート束は排出ローラ10によって排出トレイ11に排紙される。
【0028】
図2も参照して、いま、複数組のシートを各組毎にステイプル処理するものとする。なお、図1には示されていないが、待機ローラ8の上流側には、シートを検知するためのシート検知センサ(図示せず)が配置され、このシート検知センサは制御装置(フィニッシャー制御装置:図示せず)に接続されている。そして、この制御装置によって待機ドラム8、搬送ローラ対13a、搬入ローラ対13、及び処理ユニット4が制御される。なお、制御装置には、画像形成装置に備えられた制御装置(本体制御装置)から一組のシート枚数、つまり、ステイプルなどの後処理を行うシート枚数に係る情報(一組シート数情報)が与えられる(この情報は画像形成装置に備えられた入力パネルからユーザによって入力される)。
【0029】
なお、以下の説明では、待機ローラ8には少なくとも1枚のシートが巻きつけられて退避されるものとする。例えば、一組のシートにおいて、少なくとも一つのシートが待機ローラに巻きつけられて退避された後、次のシートとともに処理ユニット4に搬送される。
【0030】
一組のシートの搬送が開始されると、シート検知センサによってシートが検知され、シート検知信号として制御装置に与えられる。制御装置ではシート検知信号に応じてシート枚数をカウントしており、このカウント数に応じて当該シートが一組の最終のシートであるか否を判定する(ステップS1)。つまり、制御装置では、カウント数が一組シート情報で示される数に一致すると、一組の最終のシートであると判定することになる。
【0031】
ステップS1において、当該シートが一組の最終のシートでないと判定すると、制御装置は、ステップS2及びS3においてそれぞれ当該シートがその組の1枚目及び2枚目のシートであるか否かを判定する。
【0032】
1枚目及び2枚目のシートでないと、制御装置では当該シートが3枚目のシートであるかを判定する(ステップS4)。そして、3枚目のシートでもないと、前回シート退避処理を行ったか否かを判定して(ステップS5)、シート退避処理を行っていないと、制御装置は待機ドラム8を駆動して当該シートを待機ドラム8に退避させる(ステップS6)。そして、制御装置はステップS1に戻る。一方、前回シート退避処理を行っていると、制御装置では、搬入ローラ13を駆動して、当該シートを処理ユニット4に搬入する(ステップS7:シート搬入処理)。その後、制御装置はステップS1に戻る。
【0033】
前述のステップS1において、一組(束)の最終シートであると、判定すると、前述のカウント数をリセットした後、制御装置では、前回シートを処理ユニット4に搬送したか否かを判定する(ステップS8)。このステップS8において、前回シートを処理ユニット4に搬入しなかったと判定すると、制御装置では、当該シートを処理ユニット4に搬入した後(ステップS9:シート搬入処理)、前述したようにして、ステイプル処理(後処理)を行い(ステップS10)、シート束を排出トレイ11に排紙する(ステップS11)。
【0034】
その後、制御装置では、全ての後処理が終了したか否かを判定して(ステップS12)、後処理が全て終了していると、処理を終了する。一方、後処理が全て終了していなければ、ステップS1に戻る。
【0035】
前述のステップS8において、前回シートを処理ユニット4に搬入したと判定すると、制御装置では、搬送ローラ対13aを一時停止して、現在の組の最終シートの搬送を予め設定された時間一時停止した後(ステップS13)、ステップS9へと移行する。これによって、前回シートを処理ユニット4に搬送した際には、現在の組における最終シートについては、予め定められた時間搬送が停止された後、処理ユニット8に搬入されることになる。
【0036】
また、制御装置では、ステップS2及びS3においてそれぞれ1枚目及び2枚目であると判定すると、制御装置はステップS6を行うことになる。さらに、ステップS4において3枚目であると判定すると、制御装置はステップS7を行うことになる。
【0037】
上述の説明から容易に理解できるように、制御装置では、一組のシートを後処理する際、当該シートがその組の最終シートでない場合に、当該シートの前のシートが前の組の最終シートであると、1枚目と2枚目のシートについては、待機ローラ8によってシートを一旦退避させて、3枚目のシートが来ると、1枚目から3枚目までのシートを処理ユニット4に搬入するようにしたから、当該組の前の組について後処理が行われている際には、シートが処理ユニットに搬送されることがない。
【0038】
つまり、画像処理装置からのシート排出速度が高速化されても、処理ユニットに積載されたシートの束を排紙する前に次組のシートが処理ユニットに搬送されることがない。
【0039】
さらに、当該シートが現在の組の最終シートである際、前回シートを処理ユニットに搬入したか否かを判定して、前回シートを搬入したと判定すると(つまり、現在の組の最終シートの前に処理ユニットへの搬入が行われると)、予め定められた時間、搬送ローラ対13aを一時停止するようにしたから、現在の組においてシートが1枚余った状態となった場合には、現在の組の最終シートについては、1枚で処理ユニット4に搬入されることになる。つまり、現在の組の最終シートが1枚であっても、次の組と干渉することなく、処理ユニットに搬入できることになる。
【0040】
上述のようにして、各組毎のシートを退避処理等すると、例えば、一組が五枚のシートからなるとすると、図3に示すように、第1の組においては、シート間においては、2枚毎に処理ユニット4に搬入されることになる(紙間:2枚排紙(紙間では第2の時間を要する))が、最終シートの際には、前述のように、搬送ローラ対13aが停止する結果、第1の組の最終シートはここで停止して、最終的に第1の組の最終シートは1枚で処理ユニット4に搬入されることになる(後処理には第1の時間を要する)。
【0041】
そして、第1の組について後処理が終了した後、第2の組においては、まず、3枚のシートが処理ユニット4に搬入された後、2枚のシートが処理ユニット4に搬入される。第3の組以降では、3枚のシートが処理ユニット4に搬入された後、2枚のシートが処理ユニット4に搬入されることになる。
【0042】
このように、第1の組において、最終シートが1枚で処理ユニットに搬入されることになる。一方、一つの組が偶数枚である際には、上述の説明から容易に理解できるように、第2の組において、最終シートが1枚で処理ユニット4に搬入される。つまり、現在の組においてシートが1枚余った状態となった際、現在の組においてその最終シートの後処理プロセスへの搬入を予め規定された時間停止するようにしている。
【0043】
上述の例では、各組毎に1枚のシートを退避させて、この退避させたシートと次のシートとを一緒に、つまり、2枚のシートを処理ユニット4に搬入して、組間では、次の組においては2枚のシートを退避させて、次のシートと一緒に、つまり、3枚のシートを処理ユニット4に搬入する例について説明したが、組間の退避シート枚数を組毎のシート枚数よりも多くすれば、同様にして、画像形成装置の印字速度が高速化されても、組間で干渉しあうことはない。
【0044】
なお、本発明では、一組の枚数は少なくとも3枚である。また、上述の処理は、用紙後処理装置の制御装置で動作するプログラムによっても実現できる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、組毎に少なくとも1枚のシートを一旦退避させて、退避されたシートを含めてシートを前記後処理プロセスに搬入し、組毎のシートが全て搬入されると後処理プロセスを実行して、現在の組から次の組へ後処理プロセスへの搬入を移行する際、次の組ではその初回の退避ステップにおいて退避させるシート枚数を増加させるようにしたので、画像形成装置からの搬送されるシートの搬送時間間隔が短くなっても(つまり、画像形成装置が高速化しても)、処理トレイに積載されたシートの束を排紙する前に次組のシートが処理トレイに搬送されることがないようにすることができるという効果がある。
【0046】
また、本発明では、現在の組においてシートが1枚余った状態となった際には、現在の組において、その最終シートの後処理プロセスへの搬入を予め規定された時間停止するようにしたから、現在の組の最終シートが1枚であっても、次の組と干渉することなく、処理トレイに搬入できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による用紙後処理装置の一例の全体を概略的に示す断面図である。
【図2】図1に示す用紙後処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示す用紙後処理装置による退避処理及びシート搬入処理を説明するための図である。
【符号の説明】
3 パンチユニット
4 処理ユニット(処理トレイ)
6 搬入口
7 搬送経路
8 待機ドラム(退避ドラム)
9 分岐爪
10 排出ローラ対
11 排出トレイ

Claims (7)

  1. 用紙に画像形成を行う画像形成装置とともに用いられ、前記画像形成が行われた用紙をシートとして所定の時間間隔で受けて、予め設定された枚数の組毎に、前記所定の時間間隔よりも長い処理時間で予め規定された後処理プロセスを行ってシート束として排出する用紙後処理方法あって、
    前記組毎に、少なくとも1枚のシートを一旦退避させる退避ステップと、
    該退避ステップで退避されたシートを含めて、シートを前記後処理プロセスに搬入する搬入ステップと、
    前記組毎のシートが全て搬入されると、前記後処理プロセスを実行する実行ステップと、
    現在の組から次の組へ前記後処理プロセスへの搬入を移行する際、前記次の組ではその初回の退避ステップにおいて退避させるシート枚数を増加させる退避シート枚数変化ステップとを有することを特徴とする用紙後処理方法。
  2. 前記組内で退避させるシート枚数と前記組間で退避させるシート枚数を異ならせて、前記組間で退避させるシート枚数を前記組内で退避させるシート枚数よりも多くしたことを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理方法。
  3. 前記現在の組においてシートが1枚余った状態となった際、前記現在の組においてその最終シートの前記後処理プロセスへの搬入を予め規定された時間停止する停止ステップを有することを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理方法。
  4. 用紙に画像形成を行う画像形成装置とともに用いられ、前記画像形成が行われた用紙をシートとして所定の時間間隔で受けて、予め設定された枚数の組毎に、前記所定の時間間隔よりも長い処理時間で予め規定された後処理プロセスを行いシート束として排出する用紙後処理装置であって、
    前記組毎に少なくとも1枚のシートを一旦退避させた後前記後処理プロセスに搬入する退避手段と、
    現在の組から次の組へ前記後処理プロセスへの搬入を移行する際にのみ、前記次の組において前記退避手段による前記シートの退避枚数を増加させる制御手段とを有することを特徴とする用紙後処理装置。
  5. 前記退避手段の上流側に配置され、前記シートを搬入する搬入手段を有し、
    前記現在の組においてシートが1枚余った状態となった際、前記制御手段は、予め規定された時間前記搬入手段を停止制御して、前記現在の組においてその最終シートの前記後処理プロセスへの搬入を停止するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の用紙後処理装置。
  6. 用紙に画像形成を行う画像形成装置とともに用いられ、前記画像形成が行われた用紙をシートとして所定の時間間隔で受けて、予め設定された枚数の組毎に、前記所定の時間間隔よりも長い処理時間で予め規定された後処理プロセスを行ってシート束として排出する用紙後処理装置で動作するプログラムであって、
    前記組毎に少なくとも1枚のシートを一旦退避させる退避手続きと、
    該退避手続きで退避されたシートを含めて、シートを前記後処理プロセスに搬入する搬入手続きと、
    前記組毎のシートが全て搬入されると、前記後処理プロセスを実行する実行手続きと、
    現在の組から次の組へ前記後処理プロセスへの搬入を移行する際、前記次の組ではその初回の退避手続きにおいて退避させるシート枚数を増加させる退避シート枚数変化手続きとを有することを特徴とする用紙後処理プログラム。
  7. 前記現在の組においてシートが1枚余った状態となった際、前記現在の組においてその最終シートの前記後処理プロセスへの搬入を予め規定された時間停止する停止手続きを有することを特徴とする請求項6に記載の用紙後処理プログラム。
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