JP6461273B1 - 紙葉類集積・搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な装置構成により安価且つコンパクトに構成でき、紙葉類を安定して集積および搬送することができる紙葉類集積・搬送装置を提供する。
【解決手段】紙葉類集積・搬送装置は、Y方向に送り込まれた組紙Kを載置して積重ねる上面44aを有し、X方向へ上面を走行させることで、上面に積重ねた複数の組紙をX方向へ送る搬送ベルト44と、搬送ベルトのY方向の下流側に設けられ、Y方向に送り込まれた組紙の先端を突き当てるガイド板47と、搬送ベルトの上面に対向して上下に移動可能に設けられ、上面に積重ねられた組紙Kを上面との間に挟むとともに、搬送ベルトによってX方向へ送られる組紙Kに連れ回るガイドローラ48と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、第1の方向に送り込まれた紙葉類を積み重ねて第2の方向へ送る紙葉類集積・搬送装置に関する。
例えば、複数枚の折込ちらしを丁合した丁合束を集積する集積装置は、丁合束の集積姿勢を安定させるため、集積方向上端の丁合束を押える押え部材を有する。この押え部材は、集積した丁合束をリフターなどへ移載するとき、丁合束に不所望な接触による摩擦力を作用させないため、丁合束から離間されて丁合束への押圧が解除される。
実開平7−2355号公報
しかし、押え部材による丁合束に対する押圧を解除すると、集積した丁合束の姿勢が不安定となり、リフターへ移載するときに荷崩れを生じ易くなる。また、押え部材を丁合束から退避させるためのアクチュエータが必要となり、装置コストが増大するとともに制御が複雑になり、装置が大型化して装置の設置スペースが大きくなる。
反面、押え部材による押圧を解除しないまま丁合束をリフターへ移載すると、最上端の丁合束と押え部材との間で不所望な摩擦力が作用し、丁合束に荷崩れを生じる可能性がある。
本発明の紙葉類集積・搬送装置の一態様は、第1の方向に送り込まれた紙葉類を載置して積重ねる上面を有し、紙葉類の集積方向と交差するともに第1の方向と交差する第2の方向へ上面を走行させることで、上面に積重ねた複数の紙葉類を第2の方向へ送る送り部材と、送り部材の上面に対向して上下に移動可能に設けられ、上面に積重ねられた紙葉類を自重により上面との間に挟むとともに、送り部材によって第2の方向へ送られる複数の紙葉類のうち集積方向最上端の紙葉類に接触して第2の方向に連れ回るローラと、を有し、ローラは、略円板状の外形を有し、回転軸方向の両端面に向けて連続して湾曲した外周面を有し、一方の端面が送り部材の上面に向けて第1の方向の上流側に傾倒したローラである。
また、本発明の紙葉類集積・搬送装置の一態様は、第1の方向に送り込まれた紙葉類を載置して積重ねる上面を有し、紙葉類の集積方向と交差するともに第1の方向と交差する第2の方向へ上面を走行させることで、上面に積重ねた複数の紙葉類を第2の方向へ送る送り部材と、送り部材の上面に対向して上下に移動可能に設けられ、上面に積重ねられた紙葉類を自重により上面との間に挟むとともに、送り部材によって第2の方向へ送られる複数の紙葉類のうち集積方向最上端の紙葉類に接触して第2の方向に連れ回るローラと、ローラの重量の一部を相殺してローラの最上端の紙葉類に対する接触圧を調節する重りと、を有し、ローラは、略円板状の外形を有し、回転軸方向の端面が送り部材の上面に向けて第1の方向の上流側に傾倒したローラである。
本発明によれば、簡単な装置構成により安価且つコンパクトに構成でき、紙葉類を安定して集積および搬送することができる。
図1は、実施形態に係る丁合・中入れ装置を示す外観斜視図である。 図2は、図1の丁合・中入れ装置の丁合機構を示す概略図である。 図3は、図2の丁合機構から排出される丁合束の一例を示す外観斜視図である。 図4は、図1の丁合・中入れ装置へ投入する新聞の折り畳み方を説明するための図である。 図5は、図1の丁合・中入れ装置の集積・揃え機構を示す概略斜視図である。 図6は、図5の集積・揃え機構の要部を簡略化して示す概略図である。 図7は、図5の集積・揃え機構の変形例の要部を示す概略図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る丁合・中入れ装置100の外観を示す概略斜視図である。以下の説明では、後述する丁合機構10から丁合束Tを排出する方向を前方とし、各図において、この方向をY方向として示す。また、各図において、丁合・中入れ装置100を前方から見て右方向をX方向とし、鉛直上方向をZ方向として示す。
丁合・中入れ装置100は、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞搬送・開き機構30、および集積・揃え機構40を有する。新聞供給機構20は、装置を前方から見て丁合機構10の左側に隣接して配置され、新聞搬送・開き機構30は、丁合機構10および新聞供給機構20の前方に配置されている。集積・揃え機構40は、新聞搬送・開き機構30のさらに前方に配置されている。
このため、集積・揃え機構40の前方の下端には、作業員のつま先を入れるための凹所50が設けられている。凹所50を設けることで、作業員が丁合機構10に近付き易くなり、例えば、丁合機構10に対する折込ちらしtの投入作業やジャム処理などを容易にできる。
丁合・中入れ装置100は、この他に、装置を前方から見て集積・揃え機構40の右側に隣接して、図示しないリフターを有する。集積・揃え機構40において集積されて揃えられた複数組の丁合束Tや組紙K(後述する)は、図示しないリフターへ移載されて所望の高さへ上昇される。
丁合・中入れ装置100の各機構10、20、30、40は、図示しない制御部によってその動作タイミングなどが制御される。例えば、丁合・中入れ装置100は、制御部によって、丁合モード、中入れモード、または丁合・中入れモードで動作される。
丁合モードでは、制御部は、丁合機構10、および集積・揃え機構40を動作させ、数種類の折込ちらしtを重ねて折り紙sで挟んだ丁合束T(図3)を作成して積重ねる。中入れモードでは、制御部は、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞搬送・開き機構30、および集積・揃え機構40を動作させ、予め用意した複数組の丁合束Tを1組ずつ取り出して新聞P(図4c)に中入れし、組紙Kを作成して積重ねる。丁合・中入れモードでは、制御部は、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞搬送・開き機構30、および集積・揃え機構40を動作させ、数種類の折込ちらしtを重ねた丁合束Tを作成し、作成した丁合束Tを新聞Pに中入れし、組紙Kを作成して積重ねる。
図2は、丁合機構10を示す概略図である。
丁合機構10は、Z方向に長い略直方体形状の筐体1を有する。筐体1の前方(図示左側)および後方(図示右側)には、Z方向に並んだ複数段の給紙トレイ2が設けられている。給紙トレイ2は、その一部が筐体1の前方または後方から突出して設けられているが、図1では給紙トレイ2の図示を省略してある。
各給紙トレイ2は、筐体1の内側に向けて下方に傾斜して取り付けられている。各給紙トレイ2には、数種類の折込ちらしtが複数枚重ねて投入される。複数の給紙トレイ2を介して同じ種類の折込ちらしtを投入することもできる。なお、筐体1の前方側の最下段にある給紙トレイ2aは、折り紙s(図3)を投入するための給紙トレイとして割り当てられている。折り紙sは、折込ちらしtの一種であってもよい。
筐体1内には、筐体1の中心を通ってZ方向に延びた搬送パス3が設けられている。搬送パス3は、前方の複数段の給紙トレイ2と後方の複数段の給紙トレイ2の間でXZ平面に沿って設けられている。つまり、各給紙トレイ2から所定のタイミングで取り出された折込ちらしtが搬送パス3へ送り込まれて互いに重ねられる。そして、重なった状態の複数枚の折込ちらしtが搬送パス3を介して下方へ搬送される。搬送パス3には、重なった状態の複数枚の折込ちらしtを挟持して搬送するための複数組の搬送ローラ対4が設けられている。
各給紙トレイ2の傾斜方向の下端側、すなわち搬送パス3に近い中心寄りの端部には、それぞれ、第1給紙ローラ5および第2給紙ローラ6が設けられている。第1給紙ローラ5は、給紙トレイ2上に重ねて投入された複数枚の折込ちらしtの最上端の折込ちらしtに接触して回転する。第1給紙ローラ5より折込ちらしtの取り出し方向の下流側に設けた第2給紙ローラ6は、捌き板7に2枚目以降の折込ちらしtの先端を押し付けて2枚取りを防止する。折込ちらしtの給紙方向に沿って第2給紙ローラ6の下流側には、搬送パス3へ折込ちらしtを送り込む送りローラ対8が設けられている。
搬送パス3の下端には、折りローラ対9が配置されている。折りローラ対9は、そのニップが搬送パス3の延長線上に位置する姿勢で設けられている。つまり、搬送パス3を介して下方へ搬送された複数枚の折込ちらしtが折りローラ対9のニップへ送り込まれるようになっている。
折り紙sを給紙するための給紙トレイ2aの給紙方向の下流側(図示右側)には、給紙トレイ2aを介して投入された折り紙sを折りローラ対9の上方へ送り込むための送りローラ対8aが設けられている。折り紙sの給紙方向の先端には、折り紙sの先端を所定位置で係止する係止部11が設けられている。係止部11は、折り紙sの給紙方向の中央位置が折りローラ対9のニップに対向する位置で折り紙sを停止させる。折りローラ対9の斜め上方には、折りローラ対9のニップに向けて折り紙sの中央部を押し込むための折込ナイフ12が配置されている。
つまり、各給紙トレイ2を介して投入された折込ちらしtが搬送パス3で重ねられて折りローラ対9のニップへ送り込まれる。このとき、予め給紙された折り紙sの中央を折込ナイフ12によって折り込んでおく。そして、重なった状態で搬送パス3を介して搬送された複数枚の折込ちらしtが折り紙sの中央に押し込まれ、折りローラ対9の回転によって折り紙sの間に挟み込まれる。折りローラ対9を通過して2つ折りにされた折込ちらしの束、すなわち折り紙sの間に複数枚の折込ちらしtを挟んだ丁合束Tは、搬送ベルト13へ受け渡されて排出ローラ対14を介して筐体1の前方に設けた排出口15から排出される。
図3は、丁合機構10の排出口15から排出された丁合束Tの一例を示す外観斜視図である。丁合束Tは、その排出方向(Y方向)の先端T−1側を折り紙sによって覆われた状態でY方向に排出される。なお、本実施形態では、折り紙sの排出方向に沿った一端s−1(排出方向から見た右端部)が複数枚の折込ちらしtの端部t−1と略揃った状態で丁合束Tを排出するように、折り紙sのX方向に沿った給紙位置を調整可能となっている。
図4は、新聞供給機構20の投入部21を介して丁合・中入れ装置100へ投入される新聞Pの折り畳み方を説明するための図である。新聞Pは、図4(c)に示す折り目P−1が下を向き、且つ折り目P−2が装置の前方から見て右側になる立位の姿勢で投入部21へ投入される。
新聞は、図4(a)に示すようにA1サイズの新聞紙を複数枚重ねた状態から中央の破線で図示矢印のように2つ折りにし、さらに図4(b)に示すようにA2サイズの2つ折りの複数枚の新聞紙を中央の破線で矢印のように2つ折りにした状態(4つ折りにした状態)のもの(略A3サイズに折り畳んだ新聞)(図4c)を複数部重ねた状態で投入部21へ投入される。投入部21へ投入された新聞Pは、折り目P−1を先頭にして下方に取り出される。
次に、上述した丁合・中入れ装置100による丁合モード時の動作について説明する。動作に先だち、オペレータは、丁合機構10の各給紙トレイ2、2aに折込ちらしtを投入する。
そして、図示しない操作入力パネルを介して丁合モードによる処理コマンドが入力されると、所定の給紙トレイ2から折込ちらしtが1枚ずつ搬送パス3へ給紙されて重ねられ、重ねられた複数枚の折込ちらしtが搬送パス3を介して下方へ搬送され、複数枚の折込ちらしtが折り紙sに挟み込まれた丁合束Tが排出口15から排出される。
排出口15から排出された丁合束Tは、Y方向に走行する排出コンベア39を介して、集積・揃え機構40へ順次排出されて積重ねられる。このとき、集積・揃え機構40に設けた後述するX方向叩き板55およびY方向叩き板56が動作され、集積される丁合束Tの端辺が揃えられる。
所定数の丁合束Tが排出口15から排出されて、集積・揃え機構40にて丁合束Tを積重ねながら端辺を揃えると、丁合機構10の動作が停止されて、所定数の丁合束TがX方向へ排出されて図示しないリフターへ移載される。このとき、複数組の丁合束Tがその集積方向と異なるX方向に水平移動されるため、丁合束Tの姿勢が崩れにくい。
次に、上述した丁合・中入れ装置100による丁合・中入れモード時の動作について説明する。なお、中入れモード時の動作は、折込ちらしの丁合動作が無いだけで丁合・中入れモードと同じであるため、ここではその説明を省略する。
丁合・中入れモードにおける動作に先だち、オペレータは、丁合機構10の各給紙トレイ2、2aに折込ちらしtを投入して、新聞供給機構20の投入部21へ複数部の新聞Pを投入する。
図示しない操作入力パネルを介して丁合・中入れモードによる処理コマンドが入力されると、新聞供給機構20によって新聞Pが1部ずつ取り出され、上述した丁合モードのときと同様に丁合束Tが排出口15から排出される。このとき、新聞Pを排出コンベア39へ送り込むタイミングと丁合束Tを排出コンベア39に向けて排出するタイミングが合うように、新聞Pの処理速度や取り出しタイミングが調整してある。
新聞供給機構20によって新聞Pが新聞搬送・開き機構30へ送り込まれると、当該新聞PがX方向に搬送され、新聞Pの上側部分P1と下側部分P2が開かれる。このとき、新聞Pの搬送タイミングに合わせて送り込まれた丁合束Tが上側部分P1と下側部分P2との間の隙間に挿入され、組紙Kが形成されて排出コンベア39上に載置される。
このようにして丁合束Tが新聞Pに中入れされた組紙Kは、排出コンベア39を介して集積・揃え機構40に送り込まれ、積重ねられながら端辺を揃えられる。所定数の組紙Kが集積されると、集積された所定数の組紙KがX方向へ排出され、図示しないリフターへ移載される。
以上のように、本実施形態の丁合・中入れ装置100によると、丁合モードおよび中入れモードに加えて丁合・中入れモードによる動作が可能となる。丁合・中入れモードでは、新聞Pを開いて搬送すると同時に丁合束Tを作成して中入れするようにしたため、折込ちらしの丁合と同時に新聞Pへの中入れが可能となり、組紙Kを綺麗に揃えることができる。このため、例えば、折り紙sを用いずに複数枚の折込ちらしtを重ねただけの丁合束Tを新聞Pに中入れすることもできる。
よって、本実施形態によると、オペレータによる作業負担を軽減でき、処理効率を高めることができる。さらに、本実施形態によると、オペレータによる作業にかかる人件費を抑えることができる。
図5は、集積・揃え機構40の概略斜視図である。図6は、集積・揃え機構40の要部を簡略化して示す概略図である。集積・揃え機構40は、紙葉類集積・搬送装置の一例である。
排出コンベア39による組紙K(或いは丁合束T)の排出方向(Y方向)下流側には、集積・揃え機構40が配置されている。中入れモードおよび丁合・中入れモードでは、組紙Kが排出コンベア39を介して排出され、丁合モードでは、丁合束Tが排出コンベア39を介して排出される。ここでは、排出コンベア39を介して組紙K(紙葉類)が排出される場合を例にとって説明する。
排出コンベア39は、一対のベルトローラ39b、39bに無端状のベルト39cを巻回して張設したものであり、ベルト39cの上面39aがY方向(第1の方向)に走行する向きで設けられている。新聞搬送・開き機構30によりX方向に搬送された新聞Pは、排出コンベア39の上面39aに落下する。新聞搬送・開き機構30から排出コンベア39へ落下する途中で、新聞Pの上側部分P1と下側部分P2の間に丁合束Tが挿入されて組紙Kが形成される。つまり、組紙Kが排出コンベア39の上面39aに落下する。
集積・揃え機構40は、排出コンベア39の上面39aより下側で排出コンベア39の前方に設けられている。集積・揃え機構40は、上下に昇降移動可能な集積コンベア41(図5)を有する。集積コンベア41は、X方向に離間してY方向に互いに平行に延びた一対のベルトローラ42、43に無端状の搬送ベルト44を巻回してX方向に張設した構造を有する。集積コンベア41は、搬送ベルト44の上面44aを略水平面に沿ってX方向(第2の方向)に走行させる送り部材として機能する。
集積コンベア41の後方には、2本のレール46、46がX方向に離間して上下方向(Z方向)に延設されている。一対のベルトローラ42、43の両端を回転可能に支持したフレーム45は、上下方向に延設された2本のレール46、46に沿って昇降移動可能に取り付けられている。つまり、集積コンベア41は、所定の高さ位置に配置されて、排出コンベア39を介してY方向に排出される組紙Kを搬送ベルト44の上面44aに載置して受け取り、組紙Kを集積する度に少しずつ下降する。
集積コンベア41の前方(Y方向の下流側)には、2枚のガイド板47、47(突き当て部材)、および2つのガイドローラ48、48(転動部材)が設けられている。2枚のガイド板47、47は、上面44a側の搬送ベルト44の前方の端縁に沿ってX方向に離間して設けられている。2つのガイドローラ48、48は、それぞれガイド板47の下端近くに組み合わされて、X方向に離間して設けられている。ガイドローラ48、48は、後述するようにX方向に移動する組紙Kのうち集積方向最上端の組紙Kの上面に接触してX方向に連れ回る向きで取り付けられている。
ガイド板47は、排出コンベア39を介して新聞搬送・開き機構30からY方向に搬出されて集積コンベア41上に落下する組紙KのY方向の先端を突き当てる。ガイド板47は、組紙KのY方向の先端、すなわち新聞Pの折り目P−1を突き当てて、ガイドローラ48に向けて下方に案内するように、その上端が後方に傾斜している。すなわち、ガイド板47は、図6に示すように、集積コンベア41の上面44aに向けて後方に傾倒している。
ガイドローラ48は、ガイド板47と略同じ角度で傾斜してガイド板47の下方に設けられている。言い換えると、ガイドローラ48の回転軸は、ガイド板47の傾斜面と略直交する方向に延びている。ガイドローラ48は、略円板状の外形を有し、その外周面が軸方向両端面に向けて連続して湾曲している。言い換えると、ガイドローラ48の径方向の断面は略長円形である。ガイド板47およびガイドローラ48は所定角度でスライダ49に一体に取り付けられている。
各スライダ49は、集積コンベア41のY方向下流側でX方向に離間して鉛直方向に延設された2本のレール51に沿って上下に移動可能に取り付けられている。つまり、ガイド板47およびガイドローラ48は、集積コンベア41とは別にレール51に沿って昇降移動可能に取り付けられている。レール51の上端には、プーリ52が設けられている。プーリ52には、ベルト53が掛け回されている。ベルト53の一端は、スライダ49に固定されている。ベルト53の他端には、重り54が取り付けられている。
重り54は、ガイド板47およびガイドローラ48を備えたスライダ49の重量の一部を相殺して、集積コンベア41の搬送ベルト44の上面44aに集積された組紙Kのうち最上端の組紙Kの上面に対するガイドローラ48の接触圧を適当な値に調節する。すなわち、重り54を変えることで、ガイドローラ48の接触圧を調節することができる。また、逆にスライダ49側に重りを設けることもできる。
つまり、ガイドローラ48は、スライダ49の下降により、その一部が集積コンベア41に集積された最上端の組紙Kの上面に接触する位置に配置されている。ガイド板47は、集積コンベア41に既に集積されている組紙Kとガイドローラ48との間に次の組紙KのY方向の先端を押し込むように組紙Kの先端を案内する。よって、ガイドローラ48は、その外周部の一部が、ガイド板47の下端より下に突出している。
ガイドローラ48は、上記のように調節された接触圧で組紙Kに接触しているため、図6に示すように、次の組紙Kの先端が押し込まれると組紙Kの厚みだけ上昇する。言い換えると、ガイドローラ48の組紙Kに対する接触圧は、新たに集積される組紙KのY方向の先端を既に集積した組紙Kとガイドローラ48の間に押し込み可能な適当な値に調節されている。
集積・揃え機構40は、X方向叩き板55およびY方向叩き板56を有する。X方向叩き板55は、集積コンベア41上に集積される組紙KのX方向の上流側(装置を前方から見て左側)の端辺に対向する位置に配置されている。Y方向叩き板56は、集積コンベア41上に集積される組紙KのY方向の上流側(装置の後方)の端辺に対向する位置に配置されている。X方向叩き板55は図示しないアクチュエータによりX方向に振動し、Y方向叩き板56は図示しないアクチュエータによりY方向に振動する。これにより、集積コンベア41に集積される組紙Kの端辺が揃えられる。
集積コンベア41上に一定数の組紙Kが集積されると、搬送ベルト44がX方向に走行され、集積された複数部の組紙Kが図示しないリフターへ移載される。このとき、集積方向の上端にある組紙Kの上面に接触したガイドローラ48がX方向に連れ回る。つまり、ガイドローラ48は、その一部が最上端の組紙Kに接触した状態でX方向に自由に回転可能に設けられている。
このため、本実施形態では、集積・揃え機構40で集積した複数の組紙Kをリフターへ移載するとき、ガイドローラ48を上方へ退避させることなく、そのままの状態(最上端の組紙Kにガイドローラ48を接触させたままの状態)で組紙Kを移動することができる。よって、本実施形態によると、ガイドローラ48を上方に退避させるためのアクチュエータが不要となり、装置構成を簡略化することができ、装置の製造コストを低減することができ、装置の設置スペースを小さくすることができる。
また、本実施形態によると、集積コンベア41上に集積した複数の組紙Kをリフターに移載するとき、最上端の組紙Kの上面にガイドローラ48が接触して組紙Kに連れ回るため、ガイドローラ48による摩擦により組紙Kに荷崩れを生じる不具合を抑制することができ、複数の組紙Kをその集積方向に押圧した状態で安定してリフターへ移載することができる。
また、本実施形態によると、図6に示すように、略円板状のガイドローラ48を集積コンベア41に向けて傾倒させているため、ガイドローラ48の軸方向の一端面(最上端の組紙Kに向かう面)が組紙Kの先端を案内するガイド面としても機能する。よって、ガイドローラ48を比較的大径にしてガイド板47の代りに用いてもよい。この場合、ガイド板47を省略することができ、装置構成をより簡略化することができる。
図7は、集積・揃え機構40の変形例を示す概略図である。ここでは、要部の構造だけを図示し、図6の構成と同様に機能する構成要素の図示および説明を省略する。
この変形例の装置は、ガイドローラ48の代りに、集積コンベア41上に集積される最上端の組紙Kを上方から押圧する球体61(転動部材)を備えている。球体61は、ここでは図示しない上述した支持機構を介して上下に移動可能なスライダ62の下端に転動可能に取り付けられている。球体61の一部はスライダ62の下端から下方に突出している。このように球体61を転動可能に保持したスライダ62は、自重により最上端の組紙Kの上面に球体61の表面を押し付ける。
このように、転動部材として球体61を用いると、球体61の表面を組紙Kの先端を案内するガイドとして機能させることができ、ガイド板47を省略することができる。また、球体61を用いることで、集積コンベア41に向けてY方向に送り込まれる組紙Kの先端が球体61の下に押し込まれるとき、組紙Kに連れ回ることができ、球体61から組紙Kに作用する不所望な摩擦力を低減することができる。また、当然のことながら、集積した組紙Kをリフターに向けてX方向に搬出する際にも、球体61が組紙Kに連れ回るため、不所望な摩擦力が組紙Kに付与される不具合を抑制することができ、複数の組紙Kを安定してリフターへ移載することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
上述した実施形態では、ガイドローラ48や球体61を自重により最上端の組紙Kに押し付ける場合について説明したが、これに限らず、組紙Kの集積量を検出してガイドローラ48や球体61をアクチュエータにより昇降移動させてもよい。
また、上述した実施形態では、転動部材としてローラや球体を例にとって説明したがこれに限らず、X方向に移動する組紙Kに連れ回ることができるものであればいかなるものであってもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
第1の方向に送り込まれた紙葉類を載置して積重ねる上面を有し、前記第1の方向と交差する第2の方向へ前記上面を走行させることで、前記上面に積重ねた複数の紙葉類を前記第2の方向へ送る送り部材と、
前記送り部材の前記第1の方向の下流側に設けられ、前記第1の方向に送り込まれた紙葉類の先端を突き当てる突き当て部材と、
前記送り部材の前記上面に対向して上下に移動可能に設けられ、前記上面に積重ねられた紙葉類を前記上面との間に挟むとともに、前記送り部材によって前記第2の方向へ送られる紙葉類に連れ回る転動部材と、
を有する紙葉類集積・搬送装置。
[2]
前記転動部材は、その自重により、前記上面に積重ねられた紙葉類を前記送り部材に向けて押圧する、
[1]の紙葉類集積・搬送装置。
[3]
前記転動部材は、軸方向の端面が前記送り部材の前記上面に向けて傾倒したローラである、
[1]または[2]の紙葉類集積・搬送装置。
[4]
前記転動部材は、球体である、
[1]または[2]の紙葉類集積・搬送装置。
[5]
第1の方向に送り込まれた紙葉類を載置して積重ねる上面を有し、前記第1の方向と交差する第2の方向へ前記上面を走行させることで、前記上面に積重ねた複数の紙葉類を前記第2の方向へ送る送り部材と、
前記送り部材の前記上面に対向して上下に移動可能に設けられ、前記上面に積重ねられた紙葉類を前記上面との間に挟むとともに、前記送り部材によって前記第2の方向へ送られる紙葉類に連れ回る転動部材と、
を有する紙葉類集積・搬送装置。
1…筐体、 2、2a…給紙トレイ、 10…丁合機構、 15…排出口、 20…新聞供給機構、 21…投入部、 30…新聞搬送・開き機構、 39…排出コンベア、 40…集積、揃え機構、 41…集積コンベア、 44…搬送ベルト、 44a…上面、 47…ガイド板、 48…ガイドローラ、 49…スライダ、 54…重り、 61…球体、 100…丁合・中入れ装置、 K…組紙、 P…新聞、 P−1、P−2…折り目、 s…折り紙、 t…折込ちらし、 T…丁合束。

Claims (2)

  1. 第1の方向に送り込まれた紙葉類を載置して積重ねる上面を有し、紙葉類の集積方向と交差するともに前記第1の方向と交差する第2の方向へ前記上面を走行させることで、前記上面に積重ねた複数の紙葉類を前記第2の方向へ送る送り部材と
    記送り部材の前記上面に対向して上下に移動可能に設けられ、前記上面に積重ねられた紙葉類を自重により前記上面との間に挟むとともに、前記送り部材によって前記第2の方向へ送られる複数の紙葉類のうち集積方向最上端の紙葉類に接触して前記第2の方向に連れ回るローラと、を有し、
    前記ローラは、略円板状の外形を有し、回転軸方向の両端面に向けて連続して湾曲した外周面を有し、一方の端面が前記送り部材の前記上面に向けて前記第1の方向の上流側に傾倒したローラである紙葉類集積・搬送装置。
  2. 第1の方向に送り込まれた紙葉類を載置して積重ねる上面を有し、紙葉類の集積方向と交差するともに前記第1の方向と交差する第2の方向へ前記上面を走行させることで、前記上面に積重ねた複数の紙葉類を前記第2の方向へ送る送り部材と、
    前記送り部材の前記上面に対向して上下に移動可能に設けられ、前記上面に積重ねられた紙葉類を自重により前記上面との間に挟むとともに、前記送り部材によって前記第2の方向へ送られる複数の紙葉類のうち集積方向最上端の紙葉類に接触して前記第2の方向に連れ回るローラと、
    前記ローラの重量の一部を相殺して前記ローラの前記最上端の紙葉類に対する接触圧を調節する重りと、を有し、
    前記ローラは、略円板状の外形を有し、回転軸方向の端面が前記送り部材の前記上面に向けて前記第1の方向の上流側に傾倒したローラである紙葉類集積・搬送装置。
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