JP5875199B1 - リーチ型フォークリフト - Google Patents

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Abstract

【課題】リーチ型フォークリフトにおいて、ペットボトルなどを安定に収容することが可能な物入れを、オペレータの作業空間を損なうことなく配設すること。【解決手段】物入れを備えるリーチ型フォークリフトであって、前記リーチ型フォークリフトは、車体と、前記車体の前後を区切るメインプレートと、前記車体の後部に位置する運転席と、を備え、前記メインプレートの上部を下部よりも車体前方側に位置させ、当該メインプレート上部の後方側に前記運転席に向けて開口する物入れが設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、物入れを備えるリーチ型フォークリフトに関する。
リーチ型フォークリフトは走行装置や荷役装置に加えて、オペレータの利便を図るために様々な構造を有している。そのような構造の一つとして物入れを備えるものが公知である。例えば特許文献1には、リーチ型フォークリフトにおいて、機器収納室とバッテリ収納室との上方を覆うようにインストルメントパネルが取り付けられ、インストルメントパネル上の左後部位置にステアリングハンドルが配置され、さらにその左側位置に小物を収納するポケットが凹設されていることが開示されている。
特許文献2はリーチ型フォークリフトにおける発明ではないが、フォークリフトにおいて、運転席の操作部のカバー前面に開口部を穿孔し、この開口部の裏面の操作部内に箱状の物入れを配置することを開示している。また特許文献2では、操作部のカバー前面に物入れを配設するために、操作部内の電装部品や機械部品の配置構造を考慮したことが開示されている。具体的には、物入れの後方に位置する箇所にプリント基板を配置し、油圧弁等の機械部品は物入れの下方に配置し、油圧ホースやケーブルは物入れの両側に配置することが開示されている。
特許文献3は、リーチ型フォークリフトにおいて、オペレータの腰部を支持するために設けられるウエストサポートに物入れを設けることを開示している。ウエストサポートは、運転席の右側壁に設けられる軟質かつ肉厚のパッドからなる部材であり、当該パッドの一部を中空としてポケットを形成することによって、物入れを構成している。
一方で、特許文献1のポケットは、インストルメントパネルの下部に収納される機器やバッテリとの干渉が生じない範囲で作成されるため、深さは限定的であった。このためペットボトル等を収納することは難しく、またリーチ型フォークリフトに特有の頻繁な前後進の切り替え走行では収容物が飛び出すおそれがあった。さらにオペレータからみれば、ハンドルの奥に物入れが位置するため、必ずしも利便性に優れたものではなかった。
特許文献2のフォークリフトはピッキングフォークリフトであってリーチ型フォークリフトではなく、両者は構造、構成部品や配置が大きく異なるため、特許文献2の発明をリーチ型フォークリフトに適用することはできなかった。
特許文献3の発明はリーチ型フォークリフトの限られた空間を利用するという点では有用であるが、軟質部材のウエストサポートに中空部を設けることから、強度や耐久性の観点からは必ずしも完全なものであるとはいえなかった。
特開2004−59166号公報 特開2001−270695号公報 特開平7−228196号公報
上記のとおり、リーチ型フォークリフトの物入れとして完全な形態は未だ知られておらず、さらに利便性の高いものが求められている。この実情に鑑み本発明は、リーチ型フォークリフトにおいて、頻繁な切り替えし走行を行ってもペットボトルなどを安定に収容することが可能な物入れを、オペレータの作業空間を損なうことなく配置することを目的とする。
本発明は、リーチ型フォークリフトであって、車体と、前記車体の前後を区切るメインプレートと、前記車体の後部に位置する運転席と、を備え、前記メインプレートの上部を下部よりも車体前方側に位置させ、当該メインプレート上部の後方側に前記運転席に向けて開口する物入れが設けられており、前記物入れは、背面と、前記背面よりも高さの低い正面と、前記背面と前記正面との間に底面とを備え、前記背面は前記メインプレート上部に沿って設けられ、前記正面は前記背面から車体後方に離間して設けられ、前記底面は前記メインプレートの上部と下部との間に位置するプレートに沿って設けられている。
前記物入れの正面が、バッテリを収納する収納室の運転席側パネルと面一、又は、当該運転席側パネルから実質的に段差無く設けられていることが好ましい。
前記物入れの上部の少なくとも一部が、上面パネルで覆われていることが好ましい。
前記物入れの背面の高さが200mm以上であることが好ましい。
前記物入れの底面の奥行幅が50mm以上であることが好ましい。
前記物入れの正面の高さが50mm〜150mmであることが好ましい。
前記物入れは、当該物入れの底面の奥行幅が、右側から左側にいくに従い幅広になっていることが好ましい。
前記メインプレートの上部の前面に、前記運転席の前方に配置される操作レバーに連結する油圧操作バルブが配設され、前記メインプレートの下部の前方に、バッテリが配設され、前記物入れは、前記バッテリの上方に張り出して位置していることが好ましい。
メインプレートの上部を下部よりも車体前方側に位置させ、メインプレート上部の後方側に運転席に向けて開口する物入れを設けることにより、メインプレート上部を車体前方側に寄せて出来た前後空間を活用して物入れを設けることができる。これにより、物入れの運転席側への突出が抑えられ、運転席空間が狭小になることを抑えられる。また、物入れの正面を、バッテリを収納する収納室の運転席側パネルと面一、又は実質的に段差の無いように構成すると、オペレータの邪魔にならず、突出部がないため安全上好ましく美観的にも優れる。物入れの上部の少なくとも一部が上面パネルで覆われていると、物入れに水滴や埃などが入り難くなるため、メンテナンス性や安全性により優れたものとなる。
物入れは、背面と、背面よりも高さの低い正面と、背面と正面との間に底面とを備え、背面はメインプレート上部に沿って設けられ、正面は背面から車体後方に離間して設けられ、底面はメインプレートの上部と下部との間に位置するプレートに沿って設けられている。これにより、物入れの前面の高さを背面よりも低くすることができ、ペットボトル飲料や缶飲料を物入れに収納したり、取り出したりすることが容易に行える。物入れの背面を、メインプレートの上部の面で支持することもでき、その場合は、物入れの背面の強度の確保が容易になる。これは、ペットボトル飲料や缶飲料等の比較的重量のある物品、或いは比較的硬質の物品等を収納するに際して有利であり、物入れの背面自体のみの素材で強度を確保する場合に比べて安価に、かつ、軽量に物入れを製作し易くなる。また、物入れの底面を、メインプレートの上部と下部との間に位置するプレートで支持することもでき、その場合は、物入れの底面の強度の確保が容易になる。これは、ペットボトル飲料や缶飲料等の比較的重量のある物品、或いは比較的硬質の物品等を収納するに際して有利であり、物入れの底面自体のみの素材で強度を確保する場合に比べて安価に、かつ、軽量に物入れを製作し易くなる。
物入れの背面の高さが200mm以上である場合、500mLのペットボトル程度の大きさの物品を収納することが可能である。また、物入れの奥行(底面の奥行幅)が50mm程度であれば、直径50mmの缶飲料、或いは幅50mmのガムテープ等の粘着テープ程度の大きさの物品を安定的に収納することが可能である。また、物入れの奥行(底面の奥行幅)が65mm程度以上あれば、500mLのペットボトル程度の大きさの物品を収納することが可能である。これにより、フォークリフトによる荷役作業時において、物入れにペットボトル飲料や缶飲料を収納しておき、運転席に乗車中でも簡単スムーズに水分補給が可能であると共に、荷役作業に必要な粘着テープやヒモ等を簡単スムーズに出し入れすることが可能である。また、物入れの正面の高さ50mm〜150mmのうち、下限値50mmは、物入れをカップフォルダとして考えた場合、一番小さいと思われる缶コーヒーの高さが約100mmであるので、安定的に押さえる為には約半分の数値として50mmが必要であることから導き出される値である。上限値150mmは、物入れの高さを200mmとした場合、腕を入れるのに最低必要な高さとして50mmは必要と考えて、200mm−50mm=150mmとして導き出される値である。
物入れの底面の奥行幅を右側から左側にいくに従い幅広にした場合、物入れが左側にいくに従って運転席側に張り出すように物入れを位置させることができる。つまり、物入れを右斜め後方に向けて開口するように配置することができる。フォークリフトの荷役作業では車体の前後進を頻繁に行うことから、リーチ型フォークリフトの運転席に乗車したオペレータは前方向及び後方向の双方を見易くするために左斜め前方に身体を向けて運転を行う。そこで、物入れが右斜め後方に開口していることにより、物入れへの物品の出し入れがより行い易くなるものである。また、オペレータが左斜め前方に身体を向けて運転している場合、オペレータの左半身は右半身よりも車体後方に位置するため、物入れがオペレータの作業空間を損なうことはない。
メインプレートの上部の前面に、運転席の前方に配置される操作レバーに連結する油圧操作バルブが配設され、メインプレートの下部の前方に、バッテリが配設され、前記物入れは、前記バッテリの上部に張り出して位置している。本発明は、運転席前方に配置された油圧操作バルブと、その下部に配置されたバッテリとでは、バッテリの方が運転席側に張り出していることに着目し、従来はバッテリに合わせて上部から下部まで面一に構成していたメインプレートをやめ、下部ではバッテリの張り出しに合わせるとともに上部では油圧操作バルブに近接する位置まで車体前方側に張り出すようにし、メインプレートの上部の運転席側に新たなスペースを作り出し、当該スペースに、バッテリの上部に張り出す物入れを配置できるようにしたものである。
本発明のリーチ型フォークリフトの第1の実施形態の後方斜視図。 本発明のリーチ型フォークリフトの第1の実施形態の側方断面図。 本発明のリーチ型フォークリフトが第1の実施形態の物入れとメインプレート、油圧操作バルブとの位置関係を示す模式図。 本発明のリーチ型フォークリフトの第1の実施形態の物入れ部分の拡大斜視図。 本発明のリーチ型フォークリフトの第2の実施形態の側方断面図。
以下、図1から図4の図面に基づいて本発明に係るリーチ型フォークリフト1の第1の実施形態の物入れ13について説明するが、本発明は図面に示された実施形態に限定されるものではない。なお、本明細書において、フォークリフトの前方、後方とは、フォークリフトの荷役装置が取り付けられた方向を前方、オペレータの乗降口が備えられた方向を後方としている。物入れ13に関しては、運転席5に近い方を正面、油圧操作バルブ21に近い方を背面としている。また左右とは、オペレータが車両に乗り込み前方を向いた状態での左右側を意味している。
図1は本発明の物入れ13を備えたリーチ型フォークリフト1の後方斜視図である。リーチ型フォークリフト1は、車体1Aの前側に左右一対のストラドルレッグ2を備えている。ストラドルレッグ2の前端には前輪3が備えられる。図1では省略しているが、ストラドルレッグ2をガイドとして進退可能な荷役装置が取り付けられる。車両本体の側面はサイドフレーム4に覆われており、車両後面の右側にはオペレータが乗降するための乗降口が設けられている。車両後方の右側に運転席5が配置され、運転席5の床面にはブレーキペダル6が備えられている。車両本体の上方には、車両本体の前方隅に立設された支柱に支持されたヘッドガード(図示省略)が備えられている。車体1A前側にはフロントパネル31が取り付けられている。
車体1Aフレームの内部には、作動油タンク、油圧ポンプやモータ等の各種機器、バッテリ22等が収納されており、上面は上面パネル8で覆われている。上面パネル8から突出して操作レバー9、アクセルレバー14、ハンドル10が備えられている。また、上面パネル8の上面にはディスプレイ11、ポケット12が設けられている。ポケット12は、車両後方の左側に設けられたトレー状の凹部であり、小物の収容や伝票の一時置きなどに利用される。運転席5の前方には、物入れ13が設けられている。
車体1A前方の上面パネル8の下には、操作レバー9と機械的に連結した油圧操作バルブ21(図2参照)が配置されている。操作レバー9を操作すると、操作に応じて油圧操作バルブ21が作動し、油圧操作バルブ21と連結した荷役装置が動かされる。荷役装置や走行装置の構造や機能は従来のリーチ型フォークリフトと同様であり、説明を省略する。
図2はリーチ型フォークリフト1の側方断面図である。ヘッドガード等、一部の構成は省略している。上述のとおり、操作レバー9の下方には油圧操作バルブ21が連結している。油圧操作バルブ21には複数の油圧ホース(不図示)が取り付けられ、荷役装置と接続している。油圧操作バルブ21の手前側(運転席5側)には、油圧操作バルブ21に沿って上メインプレート23Aが配設されている。
油圧操作バルブ21の下方、かつ、運転席5の前方下部であるバッテリ収納室24に、バッテリ22が収納される。バッテリ22は、油圧操作バルブ21に対して大型であり、油圧操作バルブ21よりも運転席5側に張り出している。バッテリ22の運転席5側には、バッテリ22に沿って下メインプレート23Bが配設されている。すなわち下メインプレート23Bは、上メインプレート23Aよりも運転席側に張り出して設けられている。下メインプレート23Bの運転席5側には、下メインプレート23Bに沿って運転席側パネル25が取り付けられている。
油圧操作バルブ21に沿った上メインプレート23Aの手前側(運転席5側)、かつ、バッテリ22の上方に物入れ13が設けられている。物入れ13の正面13aは、バッテリ収納室24の運転席側パネル25と略面一の滑らかな曲面を形成している。正面13aの高さhは、背面13bの高さHよりも低く、出し入れの容易さと収容物の安定性の観点から50mm〜150mm程度であることが好ましい。下限値50mmは、物入れ13をカップフォルダとして考えた場合、一番小さいと思われる缶コーヒーの高さが約100mmであるので、安定的に押さえる為には約半分の数値として50mmが必要であることから導き出される値である。上限値150mmは、物入れ13の高さを200mmとした場合、腕を入れるのに最低必要な高さとして50mmは必要と考えて、200mm−50mm=150mmとして導き出される値である。正面13aの上方は開口となっている。物入れ13の上方の一部は上面パネル8によって覆われている。
物入れ13の背面13bは上メインプレート23Aに接しており、バッテリ収納室24の上面プレート26から上面パネル8に当接する位置までの高さHを有する。物入れ13の底面13cは、正面13aと背面13bとの間に、バッテリ収納室24の上面プレート26に沿って設けられている。物入れ13の側面13dは、正面13a、背面13b、底面13cと連続し、運転席側面パネル27と略同一面に設けられている。
物入れ13の背面13bの高さHが200mm以上あれば、500mLのペットボトル程度の大きさの物品を収納することが可能であり、また、物入れ13の奥行(底面13cの奥行幅)Dが50mm程度であれば、直径50mmの缶コーヒー、或いはガムテープ等の粘着テープ程度の大きさの物品を安定的に収納することが可能であり、また、物入れ13の奥行(底面13cの奥行幅)Dが65mm程度以上あれば、500mLのペットボトル程度の大きさの物品を収納することが可能であり、利便性に非常に優れる。物入れ13は、正面13a、背面13b、底面13c、側面13dが一体的に成型された樹脂製部材であってもよいし、例えば正面13aと側面13dの一部を構成する樹脂部品を嵌め込むことで構成してもよい。物入れ13は図示の例では樹脂プレートであるが、例えば正面13aを金属の柵や網で構成するなど他の形態であってもよい。
図3は本発明の物入れ13とメインプレート23A,23B及び油圧操作バルブ21との位置関係を示す模式図である。図3(A)は従来例、(B)及び(C)は本発明の実施例である。(A)及び(B)は車体1A上方から見る平面図、(C)は車体1A後方から見る背面図である。
リーチ型フォークリフト1の外装面は、フロントフレーム31、車体1A後方まで延在する左右のサイドフレーム4、バンパ32を備える。従来例では図3(A)のとおり、左右のサイドフレーム4の間に、車体1A下部から上部まで面一に構成されるメインプレート33が配設されている。メインプレート33は油圧操作バルブ21の下方に載置されるバッテリ22に沿って設置されるため、バッテリ22よりも車体1A前方寄りに配置される油圧操作バルブ21とメインプレート33とは、互いに離間している。従ってメインプレート33と油圧操作バルブ21とは、スペーサ34を介して連結されている。
一方、本発明の実施例である図3(B)は、外装面の構成は従来例と同様であるが、メインプレートとして、油圧操作バルブ21に沿う上メインプレート23Aと、バッテリ22に沿う下メインプレート23Bとが設けられている。油圧操作バルブ21の手前側(運転席5側)に、上メインプレート23Aに沿って物入れ13が設けられている。上メインプレート23Aの一端23aは下メインプレート23Bと当接する位置に設けられ、油圧操作バルブ21の近傍で油圧操作バルブ21に沿うように屈曲している。油圧操作バルブ21は、図3(C)に示されるように物入れ13の背面13bの後面に位置している。物入れ13は、従来のスペーサ34が配設されていたデッドスペースを見出し、物入れ13として活用したものであって、運転席5側への張り出しがない、もしくは僅少である物入れ13を提供することが可能であるため、オペレータの作業空間を損なうことがない。
図4はリーチ型フォークリフト1における本発明の物入れ13部分の拡大斜視図である。物入れ13の上方の一部分は、ディスプレイ11や操作レバー9の近傍から延在する上面パネル8によって覆われている。物入れ13の正面13aはバッテリ22収納室の運転席側パネル25と略同一面に設けられ、物入れ13の側面13dは運転席側面パネル27に沿って設けられている。
図3(B)は、物入れ13の底面13cの奥行幅Dを、物入れ13の右側から左側にいくに従い幅広にした物入れ13であって、物入れ13が左側にいくに従って運転席5側に張り出すように物入れ13を位置させている。つまり、物入れ13を右斜め後方に向けて開口するように配置している。フォークリフトの荷役作業では車体1Aの前後進を頻繁に行う必要があり、リーチ型フォークリフト1の運転席5に乗車したオペレータは前方向及び後方向の双方を見易いように左斜め前方に身体を向けて運転を行う。そこで、物入れ13が右斜め後方に開口することにより、物入れ13への物品の出し入れがより行い易くなる。また、オペレータが左斜め前方に身体を向けて運転する場合、オペレータの左半身は右半身よりも車体1A後方に位置するため、オペレータの作業空間を損なうことはない。本実施例では、物入れ13の正面13aが、バッテリ収納室24の運転席側パネル25と面一を成しており、運転席側パネル25から実質的に段差無く設けられている。
なお、図3(B)に示された物入れ13は、底面13cの奥行幅Dを、物入れ13の右側から左側にいくに従い幅広にした物入れ13であったが、別の実施例として、底面13cの奥行幅Dをどの箇所も同じにして、物入れ13自体を平面視で斜めに設置し、右斜め後方に向けて物入れ13が開口するようにしても良い。
次に、図5の図面に基づいて本発明に係るリーチ型フォークリフト1の第2の実施形態の物入れ13について説明する。本実施形態では、第1の実施形態と同様の部分の構成は省略し、異なる構成のみを説明する。即ち、本実施形態では、下メインプレート23Bが上メインプレート23Aと前後で重なるように上方に延びている。これにより、上メインプレート23Aと下メインプレート23Bとで区切られた前後空間が形成され、この前後空間を利用して物入れ13が設けられている。
物入れ13の正面13aは下メインプレート23Bの上部が担い、背面13bは上メインプレートが担い、底面13cはバッテリ収納室24の上面プレート26が担っている。この場合、物入れ13は、上メインプレート23Aと、下メインプレート23Bと、上面プレート26とで囲まれた強固な物入れ13とすることができる。第1の実施形態と同様に、物入れ13は、正面13a、背面13b、底面13c、側面13dが一体的に成型された樹脂製部材を化粧部材として上メインプレート23A、下メインプレート23B、及び上面プレート26で囲われた空間内に収納しても良いし、複数の樹脂製部材を組み合わせたものを化粧部材として、上メインプレート23A、下メインプレート23B、及び上面プレート26で囲われた空間内に収納しても良い。
以上、第1の実施形態及び第2の実施形態で例示した如く、運転席5前方の上面パネル8の下に配置された油圧操作バルブ21と、その下部に配置されたバッテリ22とでは、バッテリ22の方が運転席5側に張り出している。従来はバッテリに合わせて上部から下部まで面一に構成していたメインプレート33を、下部ではバッテリ22の運転席5側への張り出しに合わせるとともに上部では油圧操作バルブ21に近接する位置まで車体1A前方側に張り出したことにより新たなスペースを作り出し、当該スペースに物入れ13を配置できるようにしたものである。
従来のリーチ型フォークリフト1には、オペレータから手が届きやすく、かつ比較的大きな物品を安定に収容できる物入れ13は備えられていなかったが、本発明によれば、オペレータの近く、かつ、正面側に、大きな開口を有し高さも十分な物入れ13が配置されるため、比較的大きな物品を収容可能で、出し入れも容易である。本発明の物入れ13は、従来は車体1Aフレーム内部でデッドスペースとなっていた部分を見出して有効利用したものであるため、オペレータの作業スペースを損なうことがない。また従来、メインプレート33と油圧操作バルブ21とは互いに離間していたため、油圧操作バルブ21はスペーサ34を介してメインプレート33に係止されていたが、本発明によれば油圧操作バルブ21と上メインプレート23Aとが近接しているため、スペーサ34が不要となる。
1 リーチ型フォークリフト
1A 車体
2 ストラドルレッグ
3 前輪
4 サイドフレーム
5 運転席
6 ブレーキペダル
8 上面パネル
9 操作レバー
10 ハンドル
11 ディスプレイ
12 ポケット
13 物入れ
13a 物入れの正面
13b 物入れの背面
13c 物入れの底面
13d 物入れの側面
14 アクセルレバー
21 油圧操作バルブ
22 バッテリ
23A 上メインプレート(メインプレートの上部)
23B 下メインプレート(メインプレートの下部)
33 従来のメインプレート
24 バッテリ収納室
25 バッテリ収納室の運転席側パネル
26 バッテリ収納室の上面プレート
27 運転席側面パネル
31 フロントパネル
32 バンパ
34 スペーサ
H 背面の高さ
D 底面の奥行幅
h 正面の高さ

Claims (8)

  1. 車体と、
    前記車体の前後を区切るメインプレートと、
    前記車体の後部に位置する運転席と、
    を備えるリーチ型フォークリフトにおいて、
    前記メインプレートの上部を下部よりも車体前方側に位置させ、当該メインプレート上部の後方側に前記運転席に向けて開口する物入れが設けられており、前記物入れは、背面と、前記背面よりも高さの低い正面と、前記背面と前記正面との間に底面とを備え、
    前記背面は前記メインプレート上部に沿って設けられ、
    前記正面は前記背面から車体後方に離間して設けられ、
    前記底面は前記メインプレートの上部と下部との間に位置するプレートに沿って設けられていることを特徴とするリーチ型フォークリフト。
  2. 前記物入れの正面が、バッテリを収納する収納室の運転席側パネルと面一、又は、当該運転席側パネルから実質的に段差無く設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のリーチ型フォークリフト。
  3. 前記物入れの上部の少なくとも一部が、上面パネルで覆われている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリーチ型フォークリフト。
  4. 前記物入れの背面の高さが200mm以上である、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のリーチ型フォークリフト。
  5. 前記物入れの底面の奥行幅が50mm以上である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリーチ型フォークリフト。
  6. 前記物入れの正面の高さが50mm〜150mmである、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のリーチ型フォークリフト。
  7. 前記物入れは、当該物入れの底面の奥行幅が、右側から左側にいくに従い幅広になっている、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のリーチ型フォークリフト。
  8. 前記メインプレートの上部の前面に、前記運転席の前方に配置される操作レバーに連結する油圧操作バルブが配設され、前記メインプレートの下部の前方に、バッテリが配設され、前記物入れは、前記バッテリの上方に張り出して位置している、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のリーチ型フォークリフト。
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