JP5872938B2 - 携帯機 - Google Patents

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Description

この発明は、携帯機に関する。
携帯機(電子キー)と車載機との間の相互通信を通じて、車両ドアの施解錠及びエンジンの始動が可能となる、いわゆる電子キーシステムが周知である。この携帯機は、車両運転時以外においては、例えば家の中で放置されることが多い。このような現状から、携帯機に内蔵されるバッテリから携帯機内部の電子部品へ常に給電していると、上記放置時にもバッテリの電力が消耗して、バッテリ切れを招きやすくなる。
そこで、携帯機に振動センサを設けた上で、同振動センサを通じて検出される携帯機の振動に基づいて電子部品への給電の有無を切り替える方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。例えば、この携帯機は振動センサ、制御部及び電源装置を有する。制御部は、振動センサの検出結果に基づき携帯機の振動を監視する。制御部は、携帯機の振動が一旦検知されてから、振動が検知されなくなったとき、その時点からの時間を計測する。そして、制御部は、計測時間が一定時間に達したとき、電源装置に給電停止要求信号を送信する。電源装置は、給電停止要求信号を受けると、電子部品への給電を停止する。また、電源装置は、電子部品への給電が停止されている期間に振動センサを通じて携帯機の振動が検知された場合には、電子部品への給電を開始する。
本構成によれば、携帯機を所持したユーザが乗車するべく歩き始めると、携帯機が振動するため、電子部品への給電が開始される。よって、ユーザが乗車する際には、携帯機を用いて車両ドアを解錠及びエンジンを始動させることができる。また、例えばユーザが降車した後に携帯機を家の中で静置した場合には、そのときから一定時間が経過した時点で、携帯機の電子部品への給電が停止される。これにより、利便性を確保しつつ、携帯機の消費電力を低減することができる。
例えば、特許文献2に示すように、振動センサは、振動に伴い回転する球体と、球体が回転することで変位する可動接点と、変位した可動接点に接触する固定接点と、を備える。この振動センサは、球体の回転に伴い可動接点と固定接点が導通することを通じて振動があった旨を検出する。
特開平10−205186号公報 特開平9−43046号公報
上記振動センサにおいては振動が加えられたときに、可動接点が固定接点に接触する必要がある。ここで、可動接点と固定接点との間に埃等の異物が侵入した場合には、両接点間で導通状態が確保されず、正しく振動が検出されないおそれがある。また、可動接点及び固定接点が錆びることで、両接点間で導通状態が確保されず、正しく振動が検出されないおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より確実に振動を検出することができる携帯機を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、携帯機の使用に伴ってユーザによって前記携帯機に加えられる振動を検出する振動センサと、前記振動センサの検出結果に基づき前記携帯機が使用中であると予測される時間に限り、前記携帯機の動作に必要となる電力を供給する給電手段と、を備えた携帯機において、前記振動センサは、磁束の変化に基づき起電力が生じるコイルと、前記携帯機の振動に伴って前記コイルの内部を回転する磁石と、を備え、前記起電力の有無を通じて前記携帯機の振動を検出し、さらに、前記コイルの起電力を前記携帯機の動作電力として充電可能とする充電手段と、前記起電力の給電対象を前記給電手段とした振動検出モードと、前記起電力の給電対象を前記充電手段とした充電モードとの間で切り替わる給電切替手段とを備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、携帯機の振動に伴って磁石がコイルの内部を回転する。この磁石の回転によって、コイルに対する磁束が変化する。よって、コイルに起電力が生じる。この起電力を通じて携帯機に振動があったことを検出可能である。
本構成によれば、磁石がコイルの内部に設けられるため、振動センサ、ひいては高い携帯性が要求される携帯機をコンパクトに構成するとともに、磁石の回転に伴う磁束の変化をより確実にコイルに与えることができる。さらに、携帯機の振動に伴い接点が接離する従来の構成と異なって、接点を省略することができる。よって、上記「発明が解決しようとする課題」で挙げた接点の錆びや接点間の異物による振動検出精度の低下が抑制される。以上により、振動センサによって、より確実に携帯機の振動を検出することができる。
また、同構成によれば、コイルの起電力を携帯機の動作電力として充電可能となる。よって、携帯機の電池切れを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯機において、前記振動センサは前記コイルの一端側を覆う基板を備え、前記磁石は、球状に形成されるとともに、前記携帯機の振動に伴って前記基板の面に沿って転がることをその要旨としている。
同構成によれば、磁石は球状に形成される。よって、携帯機の振動方向に関わらず、磁石は回転する。従って、振動センサとしての振動検出精度を向上させることができる
本発明によれば、携帯機において、より確実に振動を検出することができる。
第1の実施形態における電子キーシステムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態における電源回路についてその回路構成を示す回路図。 第1の実施形態における振動センサの断面図。 第1の実施形態における図3のA−A線断面図。 第2の実施形態における電源回路についてその回路構成を示す回路図。 他の実施形態における振動センサの断面図。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかる携帯機を車両の電子キーシステムに具体化した第1の実施形態(参考例)について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、この電子キーシステムでは、ユーザが所持する携帯機1と車両2との間での双方向無線通信を通じて車両ドアの施解錠及びエンジン始動が実行される。
(車両2の構成)
図1に示すように、車両2は、車外送信装置20と、車内送信装置21と、受信装置22と、車載制御装置23と、施解錠スイッチ25と、エンジンスイッチ26とを備える。
施解錠スイッチ25は車外側のドアハンドルに設けられるとともに、押し操作されると、その旨の操作信号を車載制御装置23に出力する。
エンジンスイッチ26は運転席の近傍に設けられるとともに、押し操作されると、その旨の操作信号を車載制御装置23に出力する。
車載制御装置23は不揮発性のメモリ23aを備え、そのメモリ23aには携帯機1と同一のIDコードが記憶されている。車載制御装置23は、例えば車両ドアが施錠された状態において、一定周期毎に車外送信装置20を通じて車両ドアの周辺に設定された車外通信エリアに要求信号を無線送信する。また、車載制御装置23は、例えば車両ドアの解錠後に車両ドアが開閉されたとき、一定周期毎に車内送信装置21を通じて車室内に設定された車内通信エリアに要求信号を無線送信する。
また、受信装置22は、携帯機1から送信される応答信号を受信すると、受信した応答信号を車載制御装置23に出力する。車載制御装置23は、車外通信エリアへの要求信号に対する応答信号に含まれるIDコードと、メモリ23aに記憶されるIDコードとの照合が成立した状態で、施解錠スイッチ25が操作されると、車両ドアの施解錠状態を切り替える。また、車載制御装置23は車内通信エリアへの要求信号に対する応答信号に含まれるIDコードと、メモリ23aに記憶されるIDコードとの照合が成立した状態で、エンジンスイッチ26が操作されると、エンジンを始動させる。
(携帯機1の構成)
図1に示すように、携帯機1は、バッテリ12と、電源回路30と、各種電子部品15とを備える。また、各種電子部品15は、受信回路10と、送信回路11と、携帯機制御装置14とを有する。
携帯機制御装置14は不揮発性のメモリ14aを備え、そのメモリ14aには携帯機1固有のIDコードが記憶されている。受信回路10は車両2から送信される要求信号を受信すると、受信した要求信号を携帯機制御装置14に出力する。携帯機制御装置14は、要求信号を認識すると、自身のメモリ14aに記憶されるIDコードを含む応答信号を生成し、その応答信号を送信回路11に出力する。送信回路11は応答信号を車両2に無線信号として送信する。
電源回路30は、バッテリ12からの電力を、各種電子部品15へ供給可能に構成される。詳しくは、図2に示すように、電源回路30は、振動センサ40と、クロックモジュール32と、一対のNチャンネルのMOSトランジスタFET1,FET2と、一対の抵抗R1,R2と、を備える。
振動センサ40及びクロックモジュール32は、バッテリ12及びグランドG間にそれぞれ並列に接続されている。MOSトランジスタFET1は、そのソース端子が電子部品15に接続されるとともに、そのドレイン端子がグランドGに接続されている。また、MOSトランジスタFET1のゲート端子はクロックモジュール32の出力端子32bに接続されている。
MOSトランジスタFET1のゲート端子とクロックモジュール32の出力端子32bとの間には、抵抗R2の一端が接続されている。この抵抗R2の他端はバッテリ12に接続されている。
また、MOSトランジスタFET2は、そのソース端子が抵抗R1を介してバッテリ12に接続されるとともに、そのドレイン端子がグランドGに接続されている。MOSトランジスタFET2のゲート端子は振動センサ40に接続されている。MOSトランジスタFET2のソース端子及び抵抗R1間は、クロックモジュール32の入力端子32aに接続されている。また、振動センサ40はグランドGにも接続されている。振動センサ40は携帯機1の振動に応じて、ローレベル及びハイレベルの電圧をMOSトランジスタFET2のゲート端子に印加する。振動センサ40の構成については後で詳述する。
また、クロックモジュール32は、入力端子32aに印加される電圧に基づき、自身の状態を、出力端子32bからハイレベルの電圧を出力するハイレベル出力状態及び出力端子32bからローレベルの電圧を出力するローレベル出力状態間で切り替わる。
クロックモジュール32がローレベル出力状態にあるとき、MOSトランジスタFET1はそのゲート端子にローレベルの電圧が印加されることでオフ状態となって、クロックモジュール32がハイレベル出力状態にあるとき、MOSトランジスタFET1はそのゲート端子にハイレベルの電圧が印加されることでオン状態となる。
(電源回路30の作用)
上記回路構成において、クロックモジュール32の入力端子32aには、抵抗R1を介してバッテリ12が電気的に接続されているため、通常、バッテリ12の電圧に対応するハイレベルの電圧が印加されている。振動センサ40は、携帯機1への振動に伴ってハイレベルの電圧をMOSトランジスタFET2のゲート端子に出力する。MOSトランジスタFET2は、ゲート端子にハイレベルの電圧が印加されると、ソース端子及びドレイン端子間が導通したオン状態となる。これにより、バッテリ12からの電力がMOSトランジスタFET2を介してグランドGに流れるため、クロックモジュール32の入力端子32aにはローレベルの電圧が印加された状態となる。
クロックモジュール32は、入力端子32aに所定時間以上のローレベルの電圧が印加されたときローレベル出力状態からハイレベル出力状態に切り替わる、若しくはハイレベル出力状態を維持する。これにより、MOSトランジスタFET1がオン状態となることで、バッテリ12から電子部品15へ給電される。また、このとき、クロックモジュール32は内蔵する水晶振動子を利用して時間の計測を開始する。
そして、クロックモジュール32は、時間の計測中に入力端子32aに、再び携帯機1の振動に伴って所定時間以上のローレベルの電圧が印加される都度、それまでに計測された時間をリセットし、時間の計測を最初から開始する。すなわち、電子部品15への給電時間が延長される。
また、クロックモジュール32は、計測された時間が予め設定された規定時間Tに達すると、自身の状態をハイレベル出力状態からローレベル出力状態に切り替えて、その状態を継続する。これにより、MOSトランジスタFET1がオフ状態となることで、バッテリ12から電子部品15への給電が遮断される。
以上のように、携帯機1の電子部品15への給電時間を、携帯機1の振動検知から一定時間に制限することで、携帯機1の消費電力を低減することができる。また、ユーザが携帯機1を手に取ってから車両に近づいて車両に乗車するまで、携帯機1に振動が加わると考えられるため、携帯機1が車両2との通信が必要なときには、携帯機1には電力が供給される。このため、利便性が確保される。
(振動センサ40の構成)
図3に示すように、振動センサ40は、コイル41と、基板42と、巻取軸43と、上蓋45と、磁石47と、整流回路48とを備える。
巻取軸43は円筒状で形成されるとともに、その外周に筒状のコイル41がはめ込まれる。巻取軸43はコイル41がはめ込まれた状態で、基板42の上に固定的に設置される。コイル41には導線41aの一端が接続されている。導線41aの他端は整流回路48に接続されている。整流回路48はMOSトランジスタFET2のゲート端子に接続される。
巻取軸43の上端面には、上蓋45が巻取軸43の内部空間46を密閉する態様で設けられている。内部空間46には、球状の磁石47が基板42の上面を回転可能に設けられている。図4に示すように、磁石47は巻取軸43の内周面43aに当接することで転がり可能な範囲が制限される。この磁石47は、体積を2分するようにS極及びN極が形成されている。
(振動センサ40の作用)
図4に示すように、携帯機1に振動が加えられると、磁石47は内部空間46における基板42の上面を回転する。また、携帯機1が傾けられた場合にも、磁石47は基板42の上面を回転する。この磁石47の回転に伴い、コイル41に対する磁石47の形成する磁束の方向が変化する。磁束の変化に基づきコイル41には起電力が生じる。ここで、コイル41に生じる起電力eは、ファデラーの法則である「起電力e∝磁束変化Δφ/微小時間Δt」により、磁束の変化が急激であるほど大きくなる。磁石47を球状とすることで、磁石47の回転が容易となるため、磁束の変化を急激にすること、ひいては起電力eを大きくすることができる。
コイル41からの起電力は整流回路48に出力される。整流回路48は起電力を整流し、その整流した電流をMOSトランジスタFET2のゲート端子に供給する。これにより、MOSトランジスタFET2のゲート端子にはハイレベルの電圧が印加されて、MOSトランジスタFET2はオン状態となる。以上のように、振動センサ40は携帯機1の振動の有無に応じて、MOSトランジスタFET2のオンオフ状態を切り替えること、ひいてはクロックモジュール32を動作させることができる。なお、クロックモジュール32及びMOSトランジスタFET1,FET2は給電手段に相当する。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)携帯機1の振動に伴って磁石47がコイル41の内部を回転する。この磁石47の回転によって、コイル41に対する磁束が変化する。よって、コイル41に起電力が生じる。この起電力を通じて携帯機1に振動があったことを検出可能である。本構成によれば、磁石47がコイル41の内部に設けられるため、振動センサ40、ひいては高い携帯性が要求される携帯機1をコンパクトに構成することができる。また、磁石47の回転に伴う磁束の変化をより確実にコイル41に与えることができる。さらに、携帯機1の振動に伴い接点が接離する従来の構成と異なって、接点を省略することができる。よって、上記「発明が解決しようとする課題」で挙げた接点の錆びや接点間の異物による振動検出精度の低下が抑制される。以上により、振動センサ40によって、より確実に携帯機1の振動を検出することができる。
(2)磁石47は球状に形成される。よって、携帯機1の振動方向に関わらず、磁石47は転がる。従って、振動センサ40としての振動検出精度を向上させることができる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について、図5を参照して説明する。この実施形態の携帯機は、振動センサの出力電力が充電可能に構成されている点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図5に示すように、振動センサ40と、バッテリ12との間には充電回路39が設けられている。また、振動センサ40は、給電切替回路40aを備える。給電切替回路40aは、振動センサ40の起電力の給電対象を充電回路39とした充電モードと、給電対象をMOSトランジスタFET2とした振動検出モードとの間で切り替わる。また、給電切替回路40aはクロックモジュール32とは別に自ら時間を計測するタイマを有する。
(給電切替回路40aの作用)
給電切替回路40aは、電子部品15からの給電情報に基づき電子部品15に電力が供給されているか否かを判断する。詳しくは、給電切替回路40aは、給電情報に基づき、電子部品15に電力が供給されていない旨認識すると、振動検出モードとなる。この振動検出モードにおいて、振動センサ40は、携帯機1の振動の検出を開始したとき、MOSトランジスタFET2をオン状態とする。これにより、第1の実施形態と同様に、クロックモジュール32の動作を通じて少なくとも規定時間Tに亘って電子部品15に電力が供給される。
給電切替回路40aは、給電情報に基づき電子部品15に電力が供給されている旨認識すると、自身のタイマを通じて時間の計測を開始するとともに、充電モードに切り替わる。この充電モードにおいて、充電回路39は、コイル41からの電流を整流し、その整流した電流をバッテリ12に充電する。給電切替回路40aは、自身のタイマを通じた計測時間が規定時間Tの経過直前に達したと判断すると、再び振動検出モードに切り替わる。給電切替回路40aは、規定時間Tの経過後において給電情報に基づき電子部品15への電力供給が継続されている旨認識すると、振動検出モードにおいて携帯機1の振動が検出されて電子部品15への給電時間が延長されたとして、再び充電モードに切り替わるとともに、自身のタイマの計測時間をリセットして時間の計測を開始する。
なお、給電切替回路40a及び充電回路39は充電手段に相当する。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(3)給電切替回路40aを通じてコイル41に生じた起電力をバッテリ12に充電可能である。よって、バッテリ12の電池切れを抑制することができる。
(4)給電切替回路40aは、電子部品15に電力が供給されていない状態においては振動検出モードとなって、携帯機1の振動の検出を通じて電子部品15への給電が開始されると、充電モードに切り替わる。また、給電切替回路40aは、規定時間Tの経過直前に、再び振動検出モードに切り替わる。これにより、携帯機1の使用時には電子部品15へ給電することで利便性を確保しつつ、充電モードの時間を長くすることができる。また、1つのコイル41で充電及び振動検出が可能となるため、携帯機1の構成をより簡易にすることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・第2の実施形態においては、振動センサとして機能するコイルと、充電電力を生成するコイルとが共有されていた。しかし、図6に示すように、振動検出用のコイル50と、
充電用のコイル51とを別に設けてもよい。本例では、振動検出用のコイル50の外側に充電用のコイル51が設けられ、両コイル50,51は同一の中心軸を有するように配置される。本構成によれば、給電切替回路40aは充電モード及び振動検出モード間で切り替わる必要がなく、給電切替回路40aを省略可能である。すなわち、充電用のコイル51を充電回路39に接続し、振動検出用のコイル50を整流回路48(ひいてはMOSトランジスタFET2)に接続した状態とする。これにより、充電用のコイル51を通じて充電しつつ、振動検出用のコイル50を通じて携帯機1の振動検知が可能となる。このように、充電用のコイル50を通じたバッテリ12の充電時間を増やすことで、より携帯機1の電池切れを抑制できる。また、両コイル50,51は上下方向に重ねられていてもよい。
・第2の実施形態においては、給電切替回路40aは、時間の経過に応じて充電モード及び振動検出モード間で切り替わっていた。しかし、ユーザの操作により充電モード及び振動検出モードを切り替え可能としてもよい。詳しくは、ユーザにより操作可能なモード切替スイッチを設ける。給電切替回路40aは、モード切替スイッチの操作に応じて充電モード及び振動検出モード間で切り替わる。例えば、ユーザは、携帯機1を通じて車両ドアの施解錠及びエンジンの始動が不可能となる程度までバッテリ12の電圧が低下したとき、モード切替スイッチの操作を通じて振動検出モードから充電モードに切り替える。充電モードに切り替えられた後で、ユーザによって携帯機1が振り操作されることで、バッテリ12の充電が実行できる。これにより、ユーザは、携帯機1を通じて車両ドアの施解錠及びエンジンの始動が可能となる。
・上記各実施形態においては、磁石47は1つであったが、磁石47は複数であってもよい。
・上記各実施形態においては、磁石47は球状であったが、携帯機1の振動に伴い回転可能であれば、球状に限らず、例えば円柱状、円錐状に形成されてもよい。
・上記各実施形態においては、携帯機1は、車両との無線通信を通じて車両ドアの施解錠又はエンジン始動を可能とするものであったが、ユーザが携帯する携帯機であればこれに限らず、例えばスマートフォンやポータブルのゲーム機などであってもよい。
・上記各実施形態においては、携帯機1が放置されているときには、全ての電子部品15について電力供給の遮断がされていたが、電子部品15の一部についてのみ電力供給を遮断してもよい。
・振動センサ40はMOSトランジスタFET2をオフ状態からオン状態に切り替え可能であればよく、例えば、整流回路48を適宜削除したり、整流回路48に代えてMOSトランジスタFET2を保護する保護回路を設けたりしてもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想を記載する。
(イ)携帯機において、前記コイルとして、前記充電手段を構成する充電用のコイルと、前記振動センサを構成する振動検出用のコイルと、を別個に有すること
同構成によれば、携帯機に振動があったときは、常に充電用のコイルを通じて携帯機の充電を行うことができる。従って、より携帯機の電池切れを抑制できる。
(ロ)携帯機において、車両との無線通信を通じて車両ドアの解錠又はエンジン始動を可能とすること
1…携帯機、2…車両、12…バッテリ、14…携帯機制御装置、15…電子部品、23…車載制御装置、30…電源回路、32…クロックモジュール(給電手段)、39…充電回路(充電手段)、40…振動センサ、40a…給電切替回路(充電手段)、41…コイル、42…基板、43…巻取軸、45…上蓋、47…磁石、48…整流回路、FET1,FET2…MOSトランジスタ(給電手段)。

Claims (2)

  1. 携帯機の使用に伴ってユーザによって前記携帯機に加えられる振動を検出する振動センサと、前記振動センサの検出結果に基づき前記携帯機が使用中であると予測される時間に限り、前記携帯機の動作に必要となる電力を供給する給電手段と、を備えた携帯機において、
    前記振動センサは、
    磁束の変化に基づき起電力が生じるコイルと、
    前記携帯機の振動に伴って前記コイルの内部を回転する磁石と、を備え、前記起電力の有無を通じて前記携帯機の振動を検出し、
    さらに、前記コイルの起電力を前記携帯機の動作電力として充電可能とする充電手段と、
    前記起電力の給電対象を前記給電手段とした振動検出モードと、前記起電力の給電対象を前記充電手段とした充電モードとの間で切り替わる給電切替手段とを備えた携帯機。
  2. 請求項1に記載の携帯機において、
    前記振動センサは前記コイルの一端側を覆う基板を備え、
    前記磁石は、球状に形成されるとともに、前記携帯機の振動に伴って前記基板の面に沿って転がる携帯機。
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