JPH0760116B2 - 振動センサ - Google Patents

振動センサ

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JPH0760116B2
JPH0760116B2 JP2235876A JP23587690A JPH0760116B2 JP H0760116 B2 JPH0760116 B2 JP H0760116B2 JP 2235876 A JP2235876 A JP 2235876A JP 23587690 A JP23587690 A JP 23587690A JP H0760116 B2 JPH0760116 B2 JP H0760116B2
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JP
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vibration
vibration sensor
permanent magnet
hollow coil
voltage
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Inventor
雅彦 山口
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富士通電装株式会社
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、携帯用警報器等に使用する振動センサに関す
る。
携帯用警報器は、例えば、消防活動等に於ける消防士等
の危険状態を自動通報する為に携帯されるものであり、
例えば、消火活動を行っている状態では、携帯している
警報器に断続的であっても振動が加えられることになる
が、有毒ガス等によって意識を失って倒れた場合には、
振動が継続して加えられなくなる。このような状態が所
定時間継続すると、自動的に警報音を発するものであ
る。従って、振動を検知する為の振動センサが必要とな
るものである。
〔従来の技術〕
従来例の携帯用警報器の振動センサとしては、例えば、
実開昭62−79118号公報に示された構成が知られてい
る。即ち、ダイナミック型やコンデンサ型のマイクロホ
ンの代わりに、セラミック圧電素子を用い、このセラミ
ック圧電素子に鈴を接触させ、外部の振動による鈴の音
を、セラミック圧電素子により電気信号に変換するもの
である。
又光を応用した振動センサとして、例えば、特開昭60−
207012号公報に示された構成が知られている。この振動
センサは、送光用光ファイバからの光が受光用光ファイ
バに入射できるように反射鏡を設け、この反射鏡を可撓
性支持体で支持し、振動によって反射鏡の位置が変化す
ることにより、受光用光ファイバの入射光量が変化する
から、これによって振動並びに振幅も検出できるもの
で、加速時計等に適用しようとするものである。
又コイルと磁石とを組合せた振動センサとして、例え
ば、実公昭61−42090号公報に示された構成が知られて
いる。この振動センサは、ハウジングの外側にコイルを
巻回し、ハウジングの内部にオイルを充填すると共に、
そのオイル内に磁石を挿入し、エンジンの振動を検出す
るもので、オイル内の磁石がエンジンによる振動で変位
することにより、コイルに電圧が誘起されるから、この
電圧によってエンジンの振動を検出するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
携帯用警報器の振動センサとしては、小型且つ廉価であ
ることが必要である。しかし、前述の鈴を用いた振動セ
ンサは、鈴の大きさを余り小さくすると、振動によって
発生する音も小さくなり、セラミック圧電素子に加えら
れる音圧が小さくなって電気信号に変換できなくなる。
即ち、小型化が困難である欠点がある。
又前述の光応用振動センサは、光ファイバを用いるもの
であり、光源を振動センサの外部に設ける必要があるか
ら、小型化が困難である欠点がある。
又前述のコイルと磁石とを組合せた振動センサは、オイ
ル内に磁石を挿入したことにより、エンジンのような大
きい振動の検出が可能となるが、携帯用警報器に用いる
振動センサに適用するには、微小振動の検出ができない
問題がある。振動の方向がコイルの中心軸方向に限定さ
れる問題がある。
本発明は、任意の方法の振動を検出し得ると共に、小型
且つ廉価な振動センサを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の振動センサは、中空コイル1内に、振動によっ
て転動し得るように多面体とし、且つ表面にN,Sの磁極
を有するように着磁された永久磁石2を設けたものであ
る。
〔作用〕
振動によって永久磁石2が中空コイル1内を転動するこ
とにより、この中空コイル1と鎖交する磁束が変化し、
中空コイル1に電圧が誘起される。即ち、振動によって
永久磁石2が転動して、中空コイル1に電圧が誘起さ
れ、その誘起電圧によって振動を検出することができ
る。又多面体の永久磁石2は、中空コイル1内に不連続
的な転動を行うことになり、微小振動に対しても検出す
ることができる。又僅かな傾斜をゆっくりと与えた場合
は、多面体であるから転動しないことになる。即ち、僅
かな動きに対する不感帯を形成することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例の要部断面図であり、1は中
空コイル、2は表面にN,Sの磁極を有するように着磁さ
れた永久磁石、3はボビン、4は球形の空間、5は中空
コイルの端子である。永久磁石2は、多面体であるが、
簡略化の為に球形として示している。
この実施例は、合成樹脂等からなるボビン3の外周に中
空コイル1が設けられ、ボビン3のほぼ中心部に形成さ
れた球形の空間4内に、永久磁石2が挿入されている。
従って、外部の任意の方向から振動が加えられると、永
久磁石2は空間4内を転動する。この永久磁石2の転動
により、中空コイル1と鎖交する磁束が変化し、中空コ
イル1に電圧が誘起されて、端子5から導出される。こ
の場合、僅かな傾斜となる動きが加えられても、多面体
の永久磁石2が静止状態を維持して転動しないが、それ
以上の動きが加えられると、急激に多面体の永久磁石2
が転動する。従って、端子5からパルス状の電圧が導出
される。
この振動センサを携帯用警報器に適用した場合、端子5
に警報回路が接続され、この警報回路は、端子5から継
続的にパルス状の電圧が加えられる場合、或いは、30秒
以下等の設定時間を経過しないうちに、断続的なパルス
状の電圧が加えられる場合は、携帯用警報器の携帯者が
活動中であると判定し、30秒等の設定時間を超える時間
が経過しても、端子5からパルス状の電圧が出力されな
い場合は、携帯用警報器の携帯者が倒れて静止状態とな
ったと判定して、警報を発生することになる。
この場合、振動が何れの方向であっても、永久磁石2は
空間4内で転動するから、中空コイル1に電圧が誘起
し、振動を検出することができる。又振動方向によって
誘起電圧のレベルが相違することもあるが、端子5に接
続する図示を省略した電子回路により増幅すれば、確実
に振動を検出することができる。
永久磁石2を多面体としたことにより、緩い僅かな動き
がボビン3に与えられた場合は、空間4内の永久磁石2
は静止することになり、従って、不感帯を形成すること
ができる。この場合、多面体の面数を少なくすると、こ
の不感帯を大きくすることができる。
この不感帯は、例えば、携帯用警報器の携帯者が倒れて
呼吸のみしている状態の緩い動きに対しては、多面体の
永久磁石2が転動しないことにより、パルス状の電圧が
出力されない状態を示し、従って、携帯用警報器の携帯
者が倒れて動けなくなった時に、比較的手早期に警報を
発生することができる。
永久磁石2は、例えば、フェライト磁石とすることがで
きるもので、その大きさは直径約数mm程度とすることが
できる。その場合でも、中空コイル1の誘起電圧は、通
常の電子回路により充分に増幅し得るレベルとなる。従
って、全体を小型に構成できる。又着磁は2極のみでな
く、4極等の多極構成とすることも可能である。
又ボビン3は、円筒形のみでなく、角筒状の外形とする
ことも可能であり、その外周に巻回する中空コイル1の
巻回数は、永久磁石2の残留磁束等を考慮して、所望の
誘起電圧が得られるように選定することができる。又外
部磁界の影響を除く為に、中空コイル1の外周の磁気シ
ードルを施すこともできる。
第2図は本発明の他の実施例の要部断面図であり、11は
中空コイル、12は永久磁石、13はボビン、14は円筒形の
空間、15は端子である。
この実施例は、合成樹脂等のボビン13に円筒形の空間14
を形成し、その空間14内に、2極或いは4極等のN,Sの
磁極に着磁された多面体の永久磁石12を転動し得るよう
に設け、振動が外部から加えられると、永久磁石12が転
動するから、中空コイル11にパルス状の電圧が誘起され
て端子15から導出される。この端子15からのパルス状の
電圧を警報回路(図示せず)に加え、例えば、30秒以上
経過しても端子15からのパルス状の電圧が導出されない
場合に、携帯用警報器の携帯者が倒れたと判定して警報
を発生する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、中空コイル1,11内に、
表面がN,Sの磁極に着磁された多面体の永久磁石2,12を
転動し得るように設けたもので、構造が単純であると共
に廉価であり、且つ小型化が容易である利点がある。又
永久磁石を用いているから、半永久的に使用可能であ
り、経年変化も殆どないから、長期間にわたって同一特
性で使用可能となる利点がある。
又永久磁石2,12を多面体としているから、緩い僅かな動
きに対する不感帯を形成し、且つこの不感帯を超える動
きに対して、多面体の永久磁石2,12が急に動くことか
ら、中空コイル1,11にパルス状の電圧が誘起される。即
ち、不感帯を超えるような振動を確実に検出することが
できる利点がある。この場合、多面体の面数を少なくす
ると、一つの面の面積が大きくなるから、不感帯を大く
きすることができる。
従って、携帯用警報器の振動センサとして適用し、携帯
者が倒れて動けなくなった時に警報を発生させることが
できるから、携帯者の安全確保を確実に行うことができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部断面図、第2図は本発
明の他の実施例を要部断面図である。 1,11は中空コイル、2,12は永久磁石、3,13はボビン、4,
14は空間、5,15は中空コイルの端子である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空コイル(1)内に、振動によって転動
    し得るように多面体とし、且つ表面にN,Sの磁極を有す
    るように着磁された永久磁石(2)を設けたことを特徴
    とする振動センサ。
JP2235876A 1990-09-07 1990-09-07 振動センサ Expired - Fee Related JPH0760116B2 (ja)

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