JP5869005B2 - 吸着ノズル及びその異常検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品を吸着するノズル部を付勢手段で下方に付勢した状態で上下動可能に設けた吸着ノズル及びその異常検出装置に関する発明である。
部品実装機においては、例えば、特許文献1(特開2006−313838号公報)、特許文献2(特開2009−88035号公報)に記載されているように、吸着ノズルで部品を吸着する際や、吸着した部品を基板に実装する際に、衝撃で部品が損傷しないようにするために、ノズルホルダにノズル部を上下動可能に設けると共に、該ノズル部をスプリングによって下方に付勢し、部品吸着動作時にノズル部の下端が部品に当接した後や、部品実装動作時にノズル部に吸着した部品が基板に当接した後に、ノズルホルダを保持する装着ヘッドの下降動作が停止するまでその下降動作に応じてノズル部がスプリングの弾発力に抗して押し込まれることで、部品に加わる衝撃を緩和するようになっている。
特開2006−313838号公報 特開2009−88035号公報
ところで、ノズルホルダとノズル部との間の摺動部への異物の噛み込み等によりノズル部が固着することがあるが、ノズル部が固着すると、部品吸着ミスや部品実装ミスが発生したり、衝撃緩和効果が得られなくなって部品が損傷する可能性がある。従って、ノズル部が固着したときには、それを早期に検出して部品実装機を停止させて点検する必要がある。
従来の部品実装機は、ノズル部に吸着した部品をカメラで撮像して部品吸着姿勢等を監視する機能を備えているため、ノズル部の固着により部品吸着ミスが連続的に発生した場合に、連続的に発生する部品吸着ミスをカメラの撮像画像で検出してから部品実装機を停止するようにしている。
しかし、この固着検出方法では、連続的に発生する部品吸着ミスが検出されるまで部品実装機が動作し続けてしまい、ノズル部の固着を早期に検出できない。
そこで、吸着ノズルを保持する装着ヘッドに、ノズル部の押し込み量を確認する光電センサを設けることが考えられるが、この構成では、部品実装動作時に光電センサが実装済み部品と衝突することを避けるために、光電センサを実装済み部品よりも高い位置に配置し、且つ、ノズル部を下方に付勢するスプリングを光電センサよりも高い位置に配置する必要があるため、吸着ノズルが高さ方向に大型化する欠点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ノズル部の固着を早期に検出できると共に、吸着ノズルが高さ方向に大型化することを回避できるようにすることである。
上記課題を解決するために、本発明は、ノズルホルダに、部品を吸着するノズル部を上下動可能に設けると共に、前記ノズル部を下方に付勢する付勢手段を設け、部品吸着動作時に前記ノズル部の下端が部品に当接した後や、部品実装動作時に前記ノズル部に吸着した部品が基板に当接した後に、前記ノズルホルダの下降動作に応じて前記ノズル部が前記付勢手段の付勢力に抗して押し込まれる吸着ノズルの異常検出装置において、前記ノズルホルダに、前記ノズル部に部品を吸着するための負圧を導入する負圧導入通路と、前記ノズル部の上下動により開閉されるエアー流路を設けると共に、前記エアー流路にエアーを供給するエアー供給路と、前記エアー流路を流れるエアー流量又は圧力を検出する検出手段(流量センサ又は圧力センサ)とを備え、前記エアー供給路から前記エアー流路にエアーを供給して前記検出手段でエアー流量又は圧力を監視することで前記ノズル部の上下動作の不良(固着)を検出するようにしたものである。ここで、ノズル部は、ノズルホルダ内で上下動する部分(ノズルピストン)とノズル先端部とをそれぞれ別々に形成して両者を結合して一体化しても良いし、両者を一体に形成しても良い。
この構成では、ノズル部が固着していなければ、部品吸着動作時や部品実装動作時にノズル部が上下動してノズルホルダのエアー流路が開閉されるが、ノズル部が固着してノズル部が上下動しなくなると、エアー流路が開閉されなくなるため、エアー流路を流れるエアー流量や圧力が変化しなくなる。この関係から、検出手段でエアー流路を流れるエアー流量又は圧力を監視すれば、ノズル部の上下動作の不良(固着)を早期に検出することができる。しかも、ノズル部の押し込み量を確認する光電センサを設けないため、ノズル部を下方に付勢する付勢手段を任意の高さ位置に配置することが可能となり、吸着ノズルが高さ方向に大型化することを回避できる。
この場合、部品実装機のXYZ方向に移動する装着ヘッドにノズルホルダを着脱可能に取り付け、該装着ヘッドに、ノズルホルダのエアー流路にエアーを供給するエアー供給路を設け、前記検出手段を、前記装着ヘッドのエアー供給路を流れるエアー流量又は圧力を検出するように該装着ヘッドに取り付けるようにすると良い。要するに、ノズルホルダのエアー流路を流れるエアー流量は、装着ヘッドのエアー供給路を流れるエアー流量と同じ流量となるため、装着ヘッドのエアー供給路を流れるエアー流量又は圧力を、ノズルホルダのエアー流路を流れるエアー流量又は圧力の情報として検出するものである。このようにすれば、検出手段(流量センサ又は圧力センサ)を装着ヘッドに取り付けることができるため、吸着ノズルには検出手段を設ける必要がなく、吸着ノズルの構造が複雑化することを回避できる。
具体的には、ノズルホルダの内周面に、エアー流路の孔と大気連通孔を形成し、ノズル部のうちのノズルホルダ内で上下動する部分に、エアー流路の孔と大気連通孔を開閉する筒状弁体を嵌着し、該筒状弁体の外周部に、ノズル部の押し込み量が所定値のときに前記エアー流路の孔と前記大気連通孔とを連通させる連通溝を形成した構成とすると良い。ここで、所定値は、ノズル部の上下ストロークの範囲内で適宜設定すれば良く、上下ストロークの下限値(押し込み量が0)であっても良い。本発明は、筒状弁体をノズル部に一体に形成しても良い。
図1は本発明の一実施例におけるノズルピストンが押し込まれていないときの吸着ノズルの状態を示す縦断面図である。 図2はノズルピストンが押し込まれたときの吸着ノズルの状態を示す縦断面図である。 図3はノズルピストン固着検出プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいて吸着ノズル11の構成を説明する。
吸着ノズル11のノズルホルダ12は、部品実装機のXYZ方向に移動する装着ヘッド13に着脱可能に取り付けられる。吸着ノズル11の着脱方式は、どの様な方式であっても良く、例えば、ノズルホルダ12に設けたピン14に装着ヘッド13に設けた係合部材(図示せず)を引っ掛けて保持するようにしても良いし、負圧(バキューム圧)により装着ヘッド13に吸着ノズル11を吸着する構成としても良い。
ノズルホルダ12の下向きに延びる筒状部12aの内周部には、筒状支持部材15が圧入等により嵌着固定され、この筒状支持部材15の内周部に、ノズルピストン16が上下動可能に挿通支持されている。このノズルピストン16には、装着ヘッド13側から供給される負圧を導入する負圧導入通路17が上下方向に貫通するように形成され、該ノズルピストン16の下端部に、負圧導入通路17から導入される負圧により部品を吸着するノズル先端部18が連結部材19により同軸状に固定されている。この場合、ノズルピストン16とノズル先端部18とを連結部材19で連結してノズル部20を構成している。
尚、ノズル先端部18と連結部材19との固定は、ノズル先端部18の上部に形成した雄ねじ部を連結部材19の雌ねじ部に締め込むことによりノズル先端部18が連結部材19に固定され、連結部材19とノズルピストン16との固定は、ノズルピストン16の下端部に嵌合した連結部材19に、その外周側からねじ(図示せず)を径方向に締め込んで該ねじの先端をノズルピストン16の外周面に圧接させることで、連結部材19がノズルピストン16の下端部に固定されている。これにより、ノズル先端部18の開口径等のノズル種を変更する場合は、ノズル先端部18が固定された連結部材19をノズルピストン16に固定するねじを緩めることで、ノズル先端部18と連結部材19をノズルピストン16から取り外して、別のノズル先端部18と連結部材19をノズルピストン16に付け替えることができるようになっている。
連結部材19は、ノズルホルダ12の筒状部12aの下端よりも下方に位置して、該連結部材19とノズルホルダ12の筒状部12aの下端との間にノズル部20の上下動を許容する隙間が確保されている。連結部材19の外径寸法は、ノズルホルダ12の筒状部12aの外周部に装着したスプリング21(付勢手段)の外径寸法よりも若干大きく形成され、該連結部材19とノズルホルダ12の筒状部12aの上端段差部12bとの間にスプリング21が圧縮されて挟み込まれ、該スプリング21の弾発力によりノズル部20が下方に付勢されている。この構成により、部品吸着動作時にノズル先端部18の下端が部品に当接した後や、部品実装動作時にノズル先端部18に吸着した部品が基板に当接した後に、ノズルホルダ12を保持する装着ヘッド13の下降動作が停止するまでその下降動作に応じてノズル部20がスプリング21の弾発力に抗して押し込まれるようになっている。
ノズルホルダ12には、エアー流路22が形成され、該エアー流路22の入口側の孔22aが該ノズルホルダ12の上面に貫通し、出口側の孔22bが該ノズルホルダ12の内周面に貫通している。更に、ノズルホルダ12には、エアー流路22の出口側の孔22bと同じ高さ位置に大気連通孔23が該ノズルホルダ12の内外両周面を貫通するように形成されている。
これに対応して、ノズルピストン16の上部には、ノズルホルダ12のエアー流路22の孔22bと大気連通孔23を開閉する筒状弁体24が圧入等により嵌着固定されている。この筒状弁体24の外周部には、環状の連通溝25が形成され、ノズルホルダ12に対するノズルピストン16の押し込み量が所定値(所定範囲内)のときに連通溝25がエアー流路22の孔22bと大気連通孔23に合致してエアー流路22の孔22bと大気連通
孔23とが連通溝25により連通した状態となり、ノズルピストン16の押し込み量が所定値以外(所定範囲外)のときにエアー流路22の孔22bと大気連通孔23とが筒状弁体24で閉鎖された状態となる。
本実施例では、図1に示すように、ノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置に位置するときに(ノズルピストン16の押し込み量が0であるときに)、エアー流路22の孔22bと大気連通孔23とが連通溝25により連通した状態となり、図2に示すように、ノズルピストン16が押し込まれたときに、エアー流路22の孔22bと大気連通孔23とが筒状弁体24で閉鎖された状態となるように構成されている。
ノズルホルダ12の内周部のうちの筒状弁体24が摺動する領域の下端には、環状のストッパ部12cが内周側に突出するように形成され、該筒状弁体24の下端がストッパ部12cに当接する位置がノズルピストン16の上下ストロークの最下位置(押し込み量が0)となっている。尚、ノズルホルダ12の内周部のうちの筒状弁体24が摺動する領域には、該ノズルホルダ12の内周面と該筒状弁体24の外周面との間の隙間から負圧が漏れることを防ぐためのパッキン26が装着されている。
以上のように構成した吸着ノズル11のノズルホルダ12を保持する装着ヘッド13には、ノズルピストン16の負圧導入通路17に負圧を供給する負圧供給路(図示せず)が形成されていると共に、ノズルホルダ12のエアー流路22にエアーを供給するエアー供給路28が形成されている。更に、装着ヘッド13には、該装着ヘッド13のエアー供給路28を流れるエアー流量を検出する流量センサ27(検出手段)が設けられている。この流量センサ27の出力信号は、部品実装機の制御装置30に読み込まれ、装着ヘッド13のエアー供給路28からノズルホルダ12のエアー流路22に流れるエアー流量が監視されるようになっている。
ところで、ノズルホルダ12とノズルピストン16との間の摺動部への異物の噛み込み等によりノズルピストン16が固着することがあるが、ノズルピストン16が固着すると、部品吸着ミスや部品実装ミスが発生したり、衝撃緩和効果が得られなくなって部品が損傷する可能性がある。従って、ノズルピストン16が固着したときには、それを早期に検出して部品実装機を停止させて点検する必要がある。
そこで、部品実装機の制御装置30は、図3のノズルピストン固着検出プログラムを所定周期で繰り返し実行することで、流量センサ27の出力信号に基づいてノズルホルダ12のエアー流路22を流れるエアー流量を監視して、ノズルピストン16の上下動作の不良(固着)を検出するようにしている。要するに、ノズルピストン16が固着していなければ、部品吸着動作時や部品実装動作時にノズルピストン16が上下動してノズルホルダ12のエアー流路22がノズルピストン16の筒状弁体24で開閉されるが、ノズルピストン16が固着してノズルピストン16が上下動しなくなると、エアー流路22が開閉されなくなるため、エアー流路22を流れるエアー流量が変化しなくなる。この関係から、流量センサ27でエアー流路22を流れるエアー流量を監視すれば、ノズルピストン16の上下動作の不良(固着)を早期に検出することができる。
ところで、ノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置(押し込み量が0)で固着しても、部品吸着動作や部品実装動作によりノズルピストン16が押し込まれることが多いが、ノズルピストン16が押し込まれた状態で固着すると、ノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置(押し込み量が0)まで戻らず、部品吸着ミスや部品実装ミスが発生する原因となる。図3のノズルピストン固着検出プログラムは、ノズルピストン16が押し込まれた状態で固着した状態を検出するプログラムである。
以下、図3のノズルピストン固着検出プログラムの処理内容を説明する。本プログラムは、部品実装機の稼働中に所定周期で実行される。本プログラムが起動されると、まずステップ101で、部品吸着動作終了か又は部品実装動作終了か否かを判定する。部品吸着動作や部品実装動作によりノズルピストン16がスプリング21の弾発力に抗して押し込まれるため、ノズルピストン16の押し込み動作が終了して吸着ノズル11が上昇する毎に、ノズルピストン16の固着の有無を判定するタイミングとなる。
上記ステップ101で「No」と判定されれば、ノズルピストン固着判定タイミングではないと判断して、以降の処理を行わず、本プログラムを終了するが、上記ステップ101で「Yes」と判定されれば、ノズルピストン固着判定タイミングであると判断して、ステップ102に進み、流量センサ27の出力信号を読み込んで、装着ヘッド13のエアー供給路28からノズルホルダ12のエアー流路22に流れるエアー流量を検出する。
この後、ステップ103に進み、流量センサ27で検出したエアー流量が判定しきい値よりも少ないか否かを判定する。ノズルピストン16が固着していない場合は、ノズルピストン16の押し込み動作が終了して吸着ノズル11が上昇すれば、図1に示すように、スプリング21の弾発力によりノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置まで押し下げられて、エアー流路22の孔22bと大気連通孔23とがノズルピストン16の筒状弁体24の連通溝25により連通した状態となるため、エアー流路22を流れるエアー流量が増加するが、ノズルピストン16の押し込み動作中にノズルピストン16が固着すると、押し込み動作が終了して吸着ノズル11が上昇しても、ノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置まで戻らないため、エアー流路22の孔22bがノズルピストン16の筒状弁体24で閉塞された状態に維持されて、エアー流路22を流れるエアー流量が増加しない。
この関係から、ステップ103では、エアー流路22を流れるエアー流量が判定しきい値よりも少ないか否かを判定し、エアー流量が判定しきい値よりも少なければ、ノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置まで戻っていないと判断して、ステップ104に進み、ノズルピストン16の固着と判定し、エアー流量が判定しきい値以上であれば、ノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置まで戻っているため、ノズルピストン16が固着していないと判断して、そのまま本プログラムを終了する。
尚、ノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置で完全に固着して、部品吸着動作時や部品実装動作時でもノズルピストン16が全く押し込まれなくなった状態を検出する場合は、部品吸着動作時や部品実装動作時に、例えば装着ヘッド13の下降動作が停止したときに(つまりノズルピストン16が固着していなければノズルホルダ12の押し込み量が最大となるときに)、流量センサ27で検出したエアー流量が判定しきい値よりも多いか否かを判定し、エアー流量が判定しきい値よりも多ければ、ノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置で固着していると判定し、エアー流量が判定しきい値以下であれば、ノズルピストン16が押し込まれてノズルホルダ12のエアー流路22がノズルピストン16の筒状弁体24で閉鎖された状態となっているため、ノズルピストン16が固着していないと判定するようにすれば良い。
或は、部品吸着動作中や部品実装動作中に、流量センサ27で検出したエアー流量の変化量の絶対値が判定しきい値以上であるか否かを監視し、エアー流量の変化量の絶対値が判定しきい値以上であれば、ノズルピストン16が押し込まれてノズルホルダ12のエアー流路22が開閉されたと判断して、ノズルピストン16が固着していないと判定し、エアー流量の変化量の絶対値が判定しきい値よりも小さければ、ノズルホルダ12のエアー流路22が開閉されなかったと判断して、ノズルピストン16が固着していると判定するようにしても良い。
以上説明した本実施例では、ノズルホルダ12とノズルピストン16との摺動部分を利用してバルブ構造を構成し、ノズルピストン16の上下動により開閉されるエアー流路22を流れるエアー流量を流量センサ27で監視するようにしたので、ノズルピストン16の固着を早期に検出することができる。しかも、ノズルピストン16の押し込み量を確認する光電センサを設けないため、ノズルピストン16を下方に付勢するスプリング21を任意の高さ位置に配置することができ、吸着ノズル11が高さ方向に大型化することを回避できる。更に、流量センサ27を装着ヘッド13に取り付けるようにしたため、吸着ノズル11には流量センサ27を設ける必要がなく、吸着ノズル11の構造が複雑化することを回避できる。
本実施例では、ノズルピストン16のエアー流路22(装着ヘッド13のエアー供給路28)を流れるエアー流量を流量センサ27で監視してエアー流路22の開閉を検出するようにしたが、ノズルピストン16のエアー流路22(装着ヘッド13のエアー供給路28)の圧力を圧力センサで監視してエアー流路22の開閉を検出するようにしても良い。この場合、エアー流路22の開放時には、圧力センサで検出する圧力が大気圧となり、エアー流路22の閉鎖時には、エアー流路22に供給する圧力(正圧又は負圧)に応じて、圧力センサで検出する圧力が大気圧より上昇又は低下するため、エアー流量と同様に、圧力を検出しても、エアー流路22の開閉を検出することができる。
また、本実施例では、ノズル部20のうちのノズルホルダ12内で上下動する部分(ノズルピストン16)とノズル先端部18とをそれぞれ別々に形成して両者を連結部材19で結合して一体化した構成としたが、これらを一体に形成しても良い。
また、本実施例では、ノズルピストン16に筒状弁体24を嵌着固定するようにしたが、これらを一体に形成しても良い。
また、本実施例では、ノズルピストン16がその上下ストロークの最下位置に位置するときに(ノズルピストン16の押し込み量が0であるときに)、エアー流路22の孔22bと大気連通孔23とが連通溝25により連通した状態となるように構成したが、ノズルピストン16の押し込み量が所定値(プラス値)のときにエアー流路22の孔22bと大気連通孔23とが連通溝25により連通した状態となるように構成しても良く、エアー流路22の開閉を切り換える位置は、ノズルピストン16の上下ストロークの範囲内で適宜設定すれば良い。
その他、本発明は、ノズルホルダ12とノズルピストン16との摺動部分を利用して構成するバルブ構造の位置やその構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
11…吸着ノズル、12…ノズルホルダ、13…装着ヘッド、15…筒状支持部材、16…ノズルピストン、17…負圧導入通路、18…ノズル先端部、19…連結部材、20…ノズル部、21…スプリング(付勢手段)、22…エアー流路、22a…入口側の孔、22b…出口側の孔、23…大気連通孔、24…筒状弁体、25…連通溝、27…流量センサ(検出手段)、28…エアー供給路、30…制御装置

Claims (4)

  1. ノズルホルダに、部品を吸着するノズル部を上下動可能に設けると共に、前記ノズル部を下方に付勢する付勢手段を設け、部品吸着動作時に前記ノズル部の下端が部品に当接した後や、部品実装動作時に前記ノズル部に吸着した部品が基板に当接した後に、前記ノズルホルダの下降動作が停止するまでその下降動作に応じて前記ノズル部が前記付勢手段の付勢力に抗して押し込まれる吸着ノズルの異常検出装置において、
    前記ノズルホルダに、前記ノズル部に部品を吸着するための負圧を導入する負圧導入通路と、前記ノズル部の上下動により開閉されるエアー流路を設け
    前記エアー流路にエアーを供給するエアー供給路と、前記エアー流路を流れるエアー流量又は圧力を検出する検出手段とを備え、
    前記エアー供給路から前記エアー流路にエアーを供給して前記検出手段でエアー流量又は圧力を監視することで前記ノズル部の上下動作の不良を検出することを特徴とする吸着ノズルの異常検出装置。
  2. 前記ノズルホルダは、部品実装機のXYZ方向に移動する装着ヘッドに着脱可能に取り付けられ、
    前記装着ヘッドに前記エアー供給路が設けられ、
    前記検出手段は、前記装着ヘッドのエアー供給路を流れるエアー流量又は圧力を検出するように該装着ヘッドに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の吸着ノズルの異常検出装置。
  3. 前記ノズルホルダの内周面には、前記エアー流路の孔と大気連通孔が形成され、
    前記ノズル部のうちの前記ノズルホルダ内で上下動する部分には、前記エアー流路の孔と前記大気連通孔を開閉する筒状弁体が嵌着され、
    前記筒状弁体の外周部には、前記ノズル部の押し込み量が所定値のときに前記エアー流路の孔と前記大気連通孔とを連通させる連通溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸着ノズルの異常検出装置。
  4. ノズルホルダに、部品を吸着するノズル部を上下動可能に設けると共に、前記ノズル部を下方に付勢する付勢手段を設け、部品吸着動作時に前記ノズル部の下端が部品に当接した後や、部品実装動作時に前記ノズル部に吸着した部品が基板に当接した後に、前記ノズルホルダの下降動作が停止するまでその下降動作に応じて前記ノズル部が前記付勢手段の付勢力に抗して押し込まれる吸着ノズルにおいて、
    前記ノズルホルダに、前記ノズル部に部品を吸着するための負圧を導入する負圧導入通路と、前記ノズル部の上下動により開閉されるエアー流路が設けられ
    前記ノズルホルダが取り付けられる装着ヘッドに設けられたエアー供給路から前記エアー流路にエアーが供給されることを特徴とする吸着ノズル。
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