JP6784821B2 - 部品装着ヘッドおよびそれに用いることができる吸着ノズルアセンブリ - Google Patents

部品装着ヘッドおよびそれに用いることができる吸着ノズルアセンブリ Download PDF

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Description

本発明は、部品を基板等に装着する際に使用される部品装着ヘッド、および、それに用いることができる吸着ノズルアセンブリに関する。
部品装着ヘッドとして、例えば、下記特許文献に記載されているような部品装着ヘッドが検討されている。その部品装着ヘッドは、(a) ヘッド本体と、(b) そのヘッド本体に昇降可能に保持されたノズル保持具と、(c) そのノズル保持具の下端部において、そのノズル保持具に対して上下方向に移動可能に嵌め合わされ、自身の下端部において部品を吸着保持する吸着ノズルと、(d) ノズル保持具をヘッド本体に対して昇降させる第1昇降装置と、(e) 吸着ノズルをノズル保持具に対して昇降させる第2昇降装置と、(f) 吸着ノズルに作用する上下方向の作用力を検出する作用力検出器と、(g) 部品の装着の際に、作用力検出器によって検出されている作用力に基づいて、第2昇降装置の動作を制御する制御装置とを含んで構成されている。
国際公開第WO2014/080472A1号パンフレット
発明の解決しようとする課題
上記特許文献に記載の部品装着ヘッドでは、作用力検出器によって検出されている作用力に基づいて、第2昇降装置の動作が制御されるため、部品の装着におけるその部品の押付荷重を適切なものとすることが可能である。しかしながら、そのような部品装着ヘッドでも、改良の余地が多分に残されており、改良を施すことにより、そのような部品装着ヘッドの実用性を向上させることが可能である。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、より実用性の高い部品装着ヘッドを提供することを課題とする。また、そのような部品装着ヘッドに用いることができる吸着ノズルアセンブリを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の部品装着ヘッドは、
部品を装着するための部品装着ヘッドであって、
ヘッド本体と、
そのヘッド本体に昇降可能に保持されたノズル保持具と、
そのノズル保持具の下端部において、そのノズル保持具に対して上下方向に移動可能に嵌め合わされ、自身の下端部において部品を吸着保持する吸着ノズルと、
前記ノズル保持具を前記ヘッド本体に対して昇降させる第1昇降装置と、
前記吸着ノズルを前記ノズル保持具に対して昇降させる第2昇降装置と、
前記吸着ノズルに作用する上下方向の作用力を検出する作用力検出器と、
部品の装着の際に、前記作用力検出器によって検出されている作用力に基づいて、前記第2昇降装置の動作を制御する制御装置と
を備え、
前記ノズル保持具が、前記ヘッド本体に対して昇降可能とされた軸と、その軸の下端部に着脱可能に取付られて前記吸着ノズルが嵌め合わされたアタッチメントとを含んで構成されており、
そのアタッチメントと前記吸着ノズルとの間に、前記アタッチメントに対する前記吸着ノズルの上下方向の移動に対しての抵抗を軽減させるためのベアリングが配設され、それらアタッチメントと吸着ノズルとが、一体的に、前記軸に対して交換可能とされ、
前記吸着ノズルが、前記アタッチメントの外周部を囲うように設けられたばね保持筒を有するとともに、前記アタッチメントと前記ばね保持筒との間に設けられた付勢スプリングにより前記アタッチメントに対し上方に付勢されることを特徴とする。
また、本発明の第2の部品装着ヘッドは、
部品を装着するための部品装着ヘッドであって、
ヘッド本体と、
そのヘッド本体に昇降可能に保持されたノズル保持具と、
そのノズル保持具の下端部において、そのノズル保持具に対して上下方向に移動可能に嵌め合わされ、自身の下端部において部品を吸着保持する吸着ノズルと、
前記ノズル保持具を前記ヘッド本体に対して昇降させる第1昇降装置と、
前記吸着ノズルを前記ノズル保持具に対して昇降させる第2昇降装置と、
前記吸着ノズルに作用する上下方向の作用力を検出する作用力検出器と、
部品の装着の際に、前記作用力検出器によって検出されている作用力に基づいて、前記第2昇降装置の動作を制御する制御装置と
を備え、
前記ノズル保持具が、前記ヘッド本体に対して昇降可能とされた軸と、その軸の下端部に着脱可能に取付られて前記吸着ノズルが嵌め合わされたアタッチメントとを含んで構成されており、
そのアタッチメントと前記吸着ノズルとの間に、前記アタッチメントに対する前記吸着ノズルの上下方向の移動に対しての抵抗を軽減させるためのベアリングが配設され、それらアタッチメントと吸着ノズルとが、一体的に、前記軸に対して、前記部品装着ヘッドによる部品の装着作業中において、前記吸着ノズルが装着する部品に応じて自動的に交換可能とされたことを特徴とする。
さらに、本発明の第1の吸着ノズルアセンブリは、
部品を装着するための部品装着ヘッドに対して交換可能に着脱される吸着ノズルアセンブリであって、
(a) 前記部品装着ヘッドにおいて昇降させられる軸の下端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントと、(b) そのアタッチメントが前記軸に取り付けられた状態における上下方向に移動可能にそのアタッチメントに嵌め合わされ、自身の下端部において部品を吸着保持する吸着ノズルとを含んで構成され、
前記吸着ノズルが、前記アタッチメントに対する上下方向の移動に対しての抵抗を軽減させるためのベアリングを介して、前記アタッチメントに嵌め合わされ、
前記吸着ノズルが、前記アタッチメントの外周部を囲うように設けられたばね保持筒を有するとともに、前記アタッチメントと前記ばね保持筒との間に設けられた付勢スプリングにより前記アタッチメントに対し上方に付勢されることを特徴とする。
さらにまた、本発明の第2の吸着ノズルアセンブリは、
部品を装着するための部品装着ヘッドに対して、その部品装着ヘッドによる部品の装着作業中において、装着する部品に応じて自動的に交換可能に着脱される吸着ノズルアセンブリであって、
(a) 前記部品装着ヘッドにおいて昇降させられる軸の下端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントと、(b) そのアタッチメントが前記軸に取り付けられた状態における上下方向に移動可能にそのアタッチメントに嵌め合わされ、自身の下端部において部品を吸着保持する吸着ノズルとを含んで構成され、
前記吸着ノズルが、前記アタッチメントに対する上下方向の移動に対しての抵抗を軽減させるためのベアリングを介して、前記アタッチメントに嵌め合わされたことを特徴とする。
本発明の部品装着ヘッドでは、上記ベアリングにより、ノズル保持具に対して、吸着ノズルの上下方向の移動がスムーズであるため、作用力検出器によって検出される上記作用力がより適切なものとなり、部品の装着の際に、吸着ノズルをノズル保持具に対してより適切に動作させることが可能となる。その結果、部品の装着の際における部品の押付荷重をより適切なものとすることができるのである。そのような利点を有することで、本発明の部品装着ヘッドの実用性は、大きく向上させられるのである。また、そのような部品装着ヘッドに用いることのできる本発明の吸着ノズルアセンブリは、その部品装着ヘッドの実用性の向上に寄与するものとなる。
実施例の部品装着ヘッドの正面図である。 上記部品装着ヘッドの吸着ノズル周辺を示す一部断面正面図である。 上記部品装着ヘッドの吸着ノズル周辺を示す一部断面側面図である。 上記吸着ノズルおよびそれを保持するスリーブの平面図である。 吸着ノズルへの作用力の部品装着の際の経時的変化を示すグラフである。 変形例の部品装着ヘッドの吸着ノズル周辺を示す一部断面正面図である。 変形例の部品装着ヘッドの吸着ノズル周辺を示す一部断面側面図である。 変形例の部品装着ヘッドの吸着ノズル周辺を示す一部断面図であって、上記一部断面正面図および上記一部断面側面図とは異なる角度から示す一部断面図である。
以下、本発明の代表的な実施形態を、実施例として、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記実施例の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
[1]部品装着ヘッドの構成
図1に示すように、実施例の部品装着ヘッド10(以下、単に「装着ヘッド10」という場合がある)は、ヘッド本体12を備え、ヘッド本体12は、回転昇降軸14をそれの軸線に平行な方向の移動(昇降)とその軸線まわりの回転とを許容する状態で保持する軸保持部16と、第1リニアモータ18を固定的に保持するモータ保持部20とを有している。本装着ヘッド10では、軸保持部16とモータ保持部20とは互いに固定されている。回転昇降軸14は、下端部において、部品保持具としての吸着ノズル22を保持しており、ノズル保持具として機能する。
回転昇降軸14は、図2,図3に拡大して示すように、下端部に装着穴23が設けられた軸本体24と、それに着脱可能な筒状のスリーブ26とを有している。スリーブ26は、吸着ノズル22を軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に保持した状態で、装着穴23に着脱される。つまり、吸着ノズル22は、スリーブ26を介して軸本体24に装着され、スリーブ26は、装着された後は回転昇降軸14の一部として機能する。見方を変えて説明すれば、ノズル保持具である回転昇降軸14は、ヘッド本体12に対して昇降可能とされた軸である軸本体24と、その軸本体24の下端部に取り付けられて吸着ノズル22が嵌め合わされて、アタッチメントとして機能するスリーブ26とを含んで構成されており、吸着ノズル22と、アタッチメントであるスリーブ26とが、一体的に、軸本体24に対して交換可能とされているのである。ちなみに、吸着ノズル22とスリーブ26とが一体化されたものは、装着ヘッド10による部品の装着作業中において、装着される部品に応じて自動的に交換することも可能とされている。なお、吸着ノズル22と、アタッチメントであるスリーブ26とが嵌め合わされたものは、吸着ノズルアセンブリと呼ぶことができる。
さらに、図4をも参照しつつ説明すれば、吸着ノズル22は、軸部28とフランジ部30とを有するノズル本体32と、軸部28の下端に固定されたノズルチップ34と、軸部28を囲うようにしてフランジ部30に固定的に付設されたばね保持筒36とを含んで構成されている。軸部28のフランジ部30より上方の部分が、ベアリング37を介してスリーブ26に嵌め合わされている。ちなみに、ベアリング37は、吸着ノズル22のスリーブ26に対する上下方向の移動に対しての抵抗を軽減させる機能を有している。なお、本実施例の装着ヘッド10における上記吸着ノズルアセンブリは、吸着ノズル22と、アタッチメントであるスリーブ26とが、ベアリング37を介して嵌め合わされており、実施例の吸着ノズルアセンブリとなる。
詳しく説明すれば、ベアリング37は、複数のベアリングボール38と、図示を省略する薄板円筒状リテーナとによって構成され、それら複数のベアリングボール38は、それぞれが軸線方向に沿った複数の列に配列されている。それら複数の列は、一円周上において等間隔に位置している。一方で、吸着ノズル22の軸部28の外周、および、スリーブ26の内周には、それら複数の列に対応して、それぞれが軸線方向、つまり、上下方向に延びる複数の溝39,複数の溝40が形成されており、複数の列の各々のベアリングボール38は、それら複数の溝39の1つ,複数の溝40の1つを転動するようにされている。このベアリングボール38の転動によって、吸着ノズル22のスリーブ26に対する上下方向の移動に対しての抵抗が、軽減されるのである。
さらに言えば、複数の列の各々のベアリングボール38は、複数の溝39の1つ,複数の溝40の1つを転動するようにされていることで、吸着ノズル22とスリーブ26との相対回転が禁止される。つまり、ベアリング37によって、つまり、ベアリングボール38,溝39,溝40によって、スプライン機構、詳しくは、ボールスプライン機構が構成されているのである。ちなみに、ベアリング37が介在させられていない箇所においては、吸着ノズル22の軸部28の外周面と、スリーブ26の内周面との間に、ほんの僅かなクリアランスが設けられている。
なお、リテーナが吸着ノズル22に対して固定されているような場合には、複数の溝39を設けずに複数の溝40だけを設けることによっても、また、リテーナがスリーブ26に対して固定されているような場合には、複数の溝40を設けずに複数の溝39だけを設けることによっても、吸着ノズル22とスリーブ26との相対回転を禁止することが可能である。また、後に説明するように、スプライン機構を構成するベアリング37によらずに、別の箇所において、吸着ノズル22とスリーブ26との相対回転を禁止するための機構を設けてもよい。
軸部28の上部には、横方向に貫通する上下方向において長い長穴42が設けられている。一方、スリーブ26には、その長穴42と向かい合う位置に1対の穴44が設けられている。それら1対の穴44と長穴42を挿通するようにして、係止ピン46が、スリーブ26に固定されている。この係止ピン46のスリーブ26から延びだす両端の部分は、回転昇降軸14の軸本体24の下端部に設けられた1対のJスロット48と係合するようにされており(図1参照)、吸着ノズル22は、スリーブ26とともに、1対のJスロット48を介して、軸本体24に着脱可能とされているのである。スリーブ26は、スプリング50および係止環52を含んで構成されるロック機構によって、係止ピン46が1対のJスロット48と係合した状態において、軸本体24に固定される。そのような固定によって、スリーブ26は、軸本体24に対して、上下方向に移動不能とされ、かつ、回転が禁止される。なお、係止ピン46の外径は、長穴42の幅に対してある程度小さくされているが、僅かにだけ小さくすることで、上述のベアリング37を含んで構成されるスプライン機構によってではなく、それら係止ピン46,長穴42によって、吸着ノズル22のスリーブ26に対する回転を禁止するように構成してもよい。
一方で、吸着ノズル22は、軸部28に設けられた長穴42により、その長穴42の長さに応じた分だけ、スリーブ26に対して、つまり、回転昇降軸14に対して、上下方向に移動可能とされている。吸着ノズル22のばね保持筒36の上端には内鍔54が設けられる一方で、スリーブ26の下端には、外鍔56が設けられており、それら内鍔54と外鍔56とに両端を支持される状態で、圧縮コイルスプリングである付勢スプリング58が、スリーブ26とばね保持筒36との間に配設されている。付勢スプリング58は、吸着ノズル22を、回転昇降軸14に対して上方に付勢する弾性体として機能し、図2,3に示す状態では、その付勢スプリング58によって、吸着ノズル22は、長穴42と係止ピン46とによって規制される可動範囲における上昇端に位置させられている。なお、スリーブ26の上端には、蓋60が付設されている。
回転昇降軸14には、エアの給排のためのエア通路が設けられている。具体的には、軸本体24には、それの内部において装着穴23まで延びる主通路62が設けられており、スリーブ26には、それの壁面に、周方向における互いに反対側に位置するようにして1対の分岐通路64が設けられている。1対の分岐通路64の各々は、上端が装着穴23に開口しており、下端が軸部28の上下方向における中間の位置において、スリーブ26の内周面に開口している。それら主通路62,装着穴23とスリーブ26の上端とによって区画されるエア室66,1対の分岐通路64を含んで、回転昇降軸14側の、つまり、ノズル保持具側のエア通路である第1エア通路が構成されているのである。なお、主通路62は、上方側において、エア制御弁67に接続されており、そのエア制御弁67は、図示を省略する正負圧供給源に接続されている。
一方で、吸着ノズル22には、軸部28とノズルチップ34に跨ってノズル側通路68が形成されている。ノズル側通路68は、第2エア通路として機能し、吸着ノズル22の先端に開口するとともに、軸部28の中間部の周方向における互いに反対の2箇所において、軸部28の外周面に開口している。つまり、このノズル側通路68は、吸着ノズル22の上端部において閉塞された状態となっている。ノズル側通路68の軸部28における1対の開口は、スリーブ26の内周面への上記1対の分岐通路64の1対の開口と、周方向において向かい合う位置に位置している。ちなみに、軸部28の外周面には、2つの開口の各々の位置において上下方向に延びる1対の溝70が設けられており、それら1対の溝70は、スリーブ26の内周面への上記1対の分岐通路64の2つの開口と、周方向において互いに向かい合う位置に形成されている。その1対の溝70に、ノズル側通路68の1対の開口が開口しているのである。2つの分岐通路64の開口と、ノズル側通路68の2つの開口とが、2つの溝70を介して連通させられていることで、スリーブ26に対する上下方向の可動範囲において吸着ノズル22がいかなる位置に位置させられても、ノズル側通路68と上記ノズル保持具側のエア通路との連通が担保されることになる。以上のような構成から、ノズル側通路68と上記ノズル保持具側のエア通路とは、軸部28とスリーブ26との径方向において互いに向かい合う面において、互いに連通しているのである。
ノズル側通路68に負圧が供給されることによって、つまり、ノズル側通路68が大気圧より低い圧力とされることで、図1に示すように、吸着ノズル22の先端に、部品Pが吸着され、その部品Pが、吸着ノズル22の先端において、装着ヘッド10に保持される。
上記構成では、スリーブ26からの吸着ノズル22への負圧の供給が、スリーブ26の内周面と吸着ノズル22の軸部28の外周面との間における特定の箇所において行われ、その箇所が、上下方向において、ベアリング37が配設されている箇所とは異なっている。したがって、そのような構成によれば、例えば、負圧の供給によって吸着ノズル22が異物を吸い込んだような場合であっても、ベアリング37が設けられている箇所にその異物が入り込むことが効果的に防止されることになる。なお、本装着ヘッド10では、負圧が供給される上記特定の箇所が、ベアリングの上方であるが、逆に、ベアリングの下方に、負圧が供給される箇所を設けるような構成を採用することも可能である。
また、吸着ノズル22の軸部28の上端と、スリーブ26の上端に付設された蓋60との間には、もう1つのエア室72が区画形成されている。このエア室72は、吸着ノズル22のスリーブ26に対する上下移動に伴って容積が変動する。その容積変動によるエア室72の圧力の変動を防止すべく、軸部28の外周面には、別の1対の溝74が、上記1対の溝70に対して周方向において90°ずれた位置に、形成されており、この1対の溝74を介して、エア室72が大気圧に開放されている。つまり、エア室72が、1対の溝74と、スリーブ26に設けられた1対の穴とを介して、吸着ノズル22の外部と連通しているのである。
前記第1リニアモータ18は、ノズル保持具である回転昇降軸14と第2リニアモータ80とを共に昇降させる。そのために、第1リニアモータ18には、昇降駆動部材82が取り付けられている。昇降駆動部材82は、ヘッド本体12の軸保持部16の外側を、回転昇降軸14に沿って上下方向に延びており、中間部に第1係合部84を有し、下端部に第2リニアモータ80を保持している。その第2リニアモータ80が、水平軸線まわりに回転可能なローラにより構成された第2係合部86を有している。第1係合部84は回転昇降軸14の上端近傍に設けられたフランジ88に、第2係合部86は吸着ノズル22のフランジ30に、それぞれ回転昇降軸14および吸着ノズル22の回転を許容する状態で係合している。なお、ヘッド本体12には、1対のガイド92が取り付けられており、昇降駆動部材82は、それら1対のガイド72によって、上下移動が案内される。
なお、回転昇降軸14のフランジ88の上方にはギヤ100が設けられ、ヘッド本体12に取り付けられた回転駆動源である回転モータ102の回転軸に固定されたギヤ104と噛み合わされている。ギヤ100,104は、回転昇降軸14の昇降を許容しつつ、回転モータ102の回転を回転昇降軸14に伝達する。回転モータ102,ギヤ100,104によって回転昇降軸14の回転駆動装置が構成されているのであり、回転昇降軸14の回転は、Jスロット48と係止ピン46との係合、および、上述のスプライン機構として機能するベアリング37によって、スリーブ26,吸着ノズル22のそれぞれに伝達される。
以上のような構成から、本装着ヘッド10では、第1リニアモータ18および昇降駆動部材82を含んで、ノズル保持具である回転昇降軸14をヘッド本体12に対して昇降させる第1昇降装置が構成されており、また、第2リニアモータ80および上述の付勢スプリング58とを含んで、吸着ノズル22をヘッド本体12に対して昇降させる第2昇降装置が構成されているのである。なお、第2昇降装置は、吸着ノズル22を回転昇降軸14に対して昇降させる装置と考えることも可能である。ちなみに、本装着ヘッド10の第2昇降装置における付勢スプリング58は、吸着ノズル22を、それが上昇する方向に付勢しており、第2リニアモータ80は、その付勢スプリング58が吸着ノズル22に作用する力に抗して、吸着ノズル22に、それが下降する方向の力を作用させることで、吸着ノズル22が下降する。なお、第2昇降装置は、吸着ノズル22をそれが下降する方向に付勢する付勢スプリングと、吸着ノズル22をそれが上昇する方向に付勢するモータとによって構成されていてもよい。
本装着ヘッド10では、第2リニアモータ80の本体部と、上述の第2係合部86との間に、第2リニアモータ80が吸着ノズル22から受ける力を検出するために、ロードセル106が設けられている。このロードセル106は、吸着ノズル22に作用する上下方向の力を検出するための作用力検出器として機能する。詳しく言えば、本装着ヘッド10では、吸着ノズル22に作用する上向きの力であり、その力は、第2リニアモータ80が発揮させる下向きの力の反力と考えることができる。言い換えれば、概して、弾性反力に依拠して上記付勢スプリング58が吸着ノズル22に作用させる上向きの力と、部品を基板に装着する際に部品を介して基板が吸着ノズル22に作用させる上向きの力との和が、作用力として、ロードセル106によって検出される。
本装着ヘッド10は、図示を省略するX−Y移動装置により、X−Y平面に沿って部品供給装置の上方と、回路基材としての基板を保持する基板保持装置の上方とへ移動させられる。本装着ヘッド10が部品供給装置の上方に位置するときに、吸着ノズル22は、X−Y平面に直角なZ方向に昇降させられ、部品供給装置から部品を吸着して取り出す。一方、基板保持装置の上方に位置するときに、吸着ノズル22は、X−Y平面に直角なZ方向に昇降させられ、吸着ノズル22において保持された部品を装着する。この装着の際、簡単に言えば、第1リニアモータ18が昇降駆動部材82を下降させて、回転昇降軸14と第2リニアモータ80とを下降させ、それとともに第2リニアモータ80が吸着ノズル22を回転昇降軸14に対して相対的に上下方向に動作させる。この装着の際の本装着ヘッド10の動作については、後に詳しく説明する。なお、吸着ノズル22の昇降を行う際に、装着ヘッド10自体をも昇降させてもよい。また、必要に応じて回転モータ102が作動させられて、吸着ノズル22に保持された部品の回転姿勢が修正ないし変更される。以上の作動における第1リニアモータ18,エア制御弁67,回転モータ102等の制御は通常の装着ヘッドと同様であるため説明を省略する。
装着ヘッド10の動作の制御は、図1に示す制御装置110によって行われる。そのため、第1リニアモータ18,第2リニアモータ80,回転モータ102,エア制御弁67が、制御装置110に接続されている。なお、後に詳しく説明するが、部品の装着の際の第2リニアモータ80の制御は、ロードセル106によって検出された上記作用力に基づいて行われるため、ロードセル106も、制御装置110に接続されている。
[2]部品装着の際の部品装着ヘッドの制御
吸着ノズル22において保持された部品を基板に装着(載置)する際、基板への部品の当接により、部品が衝撃を受ける可能性がある。また、クリームはんだが印刷された基板に部品を装着することに鑑みれば、部品が当接した後においては、設定された力で部品を基板に押し付けることが望まれる。上記部品が受ける衝撃を緩和するため、および、適正な力での部品の基板への押付のために、本装着ヘッド10では、ロードセル106によって検出された上記作用力に基づいて、第2リニアモータ80の動作が制御される。
図5に、部品の装着の際にロードセル106によって検出される作用力の経時変化を示す。部品の装着の際、第1リニアモータ18によって吸着ノズル22を下降させるのであるが、部品が基板に当接するまでの期間を巡航期間とよべば、その巡航期間では、付勢スプリング58を圧縮させつつ吸着ノズル22をスリーブ26に対して所定量下降させた状態となるように、第2リニアモータ80に電流が供給される。詳しくいえば、ロードセル106によって検出される作用力が、設定された目標作用力となるように、検出される作用力に基づいて、第2リニアモータ80に供給される電流がフィードバック制御される。
部品の基板への当接が、ロードセル106によって検出される作用力の変化に基づいて検出され、その時に、目標作用力が、部品が設定された力(設定押付力)で基板に押し付けられるような値に変更される。当接の際には、大きな力が部品にかかるが、部品に加わる力を小さくするために、上記フィードバック制御によって、第2リニアモータ80に供給される電流が減少させられる。つまり、部品の装着の際にその部品に設定された力が加わるようなフィードバック制御が行われるのである。その結果、第2リニアモータ80が発揮する力が小さくされて、クッション的な効果が得られることになる。
フィードバック制御の応答性が悪いと、図5の2点鎖線で示すように、当接の際に部品にかかる力が大きくなる。本装着ヘッド10では、当接の際に部品にかかる力が許容当接力を超えて過大となるまでの間に少なくとも2サイクルの制御サイクルが実行可能である高周波制御系とされており、上記当接が検出されるや否や、制御装置110は反力が設定押付力と等しくなるように第2リニアモータ80への供給電流を制御する。その結果、反力の変動が実線で示すように小さく抑制されるのであり、上記当接時における当接衝撃が部品Pに損傷を与えることのない大きさに抑制される。つまり、本装着ヘッド10では、相当に応答性のよいフィードバック制御が行われるのである。
部品の基板への当接の後、設定時間経過後に、上記ノズル保持具側のエア通路を介して吸着ノズル22のノズル側通路68に供給されていた負圧が解除されて、部品の吸着ノズル22への吸着が解除される。負圧の解除は、ノズル側通路68を大気圧に開放することによって行ってもよいが、本装着ヘッド10では、部品の吸着をより効果的に解除するために、ノズル保持具側のエア通路を介してノズル側通路68に正圧を供給することによって行われる。この正圧の供給の後、設定時間経過後に、第1リニアモータ18によって吸着ノズル22が上昇させられることで、部品が基板に載置された状態で残り、部品の基板への装着が完了する。
本装着ヘッド10では、ロードセル106を用いて、上記作用力を検出している。つまり、ロードセル106によって作用力検出器が構成されている。第2リニアモータ80が吸着ノズル22を下降させる方向に作用させる力、つまり、第2リニアモータ80の発生させる力は、付勢スプリング58から吸着ノズル22に作用する作用力や、部品を介して基板から吸着ノズル22に作用する作用力の反力と考えることができ、概して、第2リニアモータ80に実際に供給されている電流に応じたものとなる。したがって、第2リニアモータ80への実際の供給電流をモニタすることによって、第2リニアモータ80が発生させる力、つまり、吸着ノズル22への作用力をモニタすることが可能である。そのことを利用して、第2リニアモータ80が吸着ノズル22に作用する力の目標である上記目標作用力を、第2リニアモータ80が発生させるように、実際の供給電流に基づくフィードバック制御を行うことで、上述の制御を実行することも可能である。そのような制御を行う場合、実際に供給されている電流を検出する電流検出器が、ロードセル106に代わって、作用力検出器として機能することになる。つまり、ロードセル106を用いずに、第2リニアモータ80をフィードバック制御してもよいのである。
なお、上記目標作用力を発生させるべく上記フィードバック制御が行われるのであるが、第2リニアモータ80は、自身の動作位置の検出のためのエンコーダを装備しており、実際は、目標作用力と、ロードセル106によって実際に検出された作用力とに基づいて、目標動作位置が算出され、その目標動作位置に基づいて、上記フィードバック制御が行われる。
[3]吸着ノズルのスリーブに対する上下方向の移動に対しての抵抗
上記実施例の装着ヘッド10では、吸着ノズル22はスリーブ26に上記ベアリング37を介して嵌め合わされているが、従来の装着ヘッドでは、例えば、上述の特許文献に記載の装着ヘッドでは、ベアリングを介すことなく、吸着ノズルの軸部がスリーブに嵌め合わされている。そのような構成であるが故、吸着ノズルがスリーブに対して上下方向に移動した際、その移動に対する抵抗が比較的ではあるが大きいものとなっている。
上記作用力検出器によって上記作用力を検出し、その検出された作用力に基づいて、部品の装着の際にその部品に設定された力が加わるようなフィードバック制御を行う場合、その作用力を正確に検出することが、その制御にとって重要となる。しかしながら、従来の装着ヘッドのように、ベアリングを介すことなく、吸着ノズルの軸部がスリーブに嵌め合わされた構造のヘッドでは、上記抵抗により、作用力が正確に検出できない可能性がある。詳しく言えば、部品が基板に当接した際、比較的大きな力が部品を介して吸着ノズルに作用するが、上記抵抗が大きい場合には、その抵抗によって、作用力検出器によって検出される作用力は、小さな値となってしまうのである。そのような作用力に基づくことでは、適切な制御、つまり、部品が受ける衝撃を緩和すること、および、適正な力で部品を基板へ押し付けることが、適切に行えない虞があるのである。
また、ベアリングを介すことなく、吸着ノズルの軸部がスリーブに嵌め合わされている場合には、吸着ノズルの軸部の外周面とスリーブの内周面とが互いの摺接面となるのであるが、それら摺接面の間に、微細な異物の侵入の可能性もあり、異物が進入した場合には、上記抵抗は、さらに大きなものになってしまう。さらに、吸着ノズルの軸部の外周面とスリーブの内周面とが摺接面となる場合には、それら外周面,内周面の面粗度のばらつきによる抵抗のばらつき、吸着ノズルとスリーブとの相対位置の変化による抵抗の変動等が大きくなる可能性もあり、作用力検出器,制御装置等の適切な調整を阻害することも懸念されるのである。
上記のような問題を解決するため、上記実施例の装着ヘッド10では、ベアリング37、詳しく言えば、ベアリングボール38が吸着ノズル22とスリーブ26との上下方向における相対移動に伴って転動するような構造のベアリングを採用していることで、吸着ノズル22のスリーブ26に対する上下方向の移動に対しての抵抗が比較的小さく、また、安定して円滑な吸着ノズル22の上下方向の移動が担保されることになるのである。その結果、上記実記例の装着ヘッド10によれば、上記作用力の正確な検出が可能となり、基板への装着時に部品が受ける衝撃の緩和,適正な力での部品の基板への押付けが可能となるのである。
なお、上記実施例の装着ヘッド10では、アタッチメントであるスリーブ26と吸着ノズル22との間に、ベアリング37が設けられている。例えば、軸本体24とスリーブ26との間にベアリングを設けて、軸本体24に対してスリーブ26と吸着ノズル24とを一体的に相対移動させるように構成することも可能である。しかしながら、そのような構成によれば、第2リニアモータ80によって動作させる部分の重量が大きくなってしまう。アタッチメントであるスリーブ26と吸着ノズル22との間に、ベアリング37を設け、さらに、スリーブ26側にベアリング37を保持させるような構成を採用することで、第2リニアモータ80によって動作させる部分の重量を相当に小さくし、応答性のよい制御が可能となるのである。
[4]変形例
上記実施例の装着ヘッド10では、吸着ノズル22が、ベアリングボール38の転動を利用したベアリング37をを介して、スリーブ26に嵌め合わされていたが、変形例の装着ヘッド10(同じ符号で示すこととする)では、そのベアリング37に代えて、摺動面に空気層を介在させるベアリング、いわゆる、エアベアリングを採用している。以下に、図6〜8を参照しつつ、変形例の装着ヘッド10の構造について説明するが、ベアリングに関連した構成のみが異なるため、同じ機能の構成要素に関しては、実施例の装着ヘッド10と同じ符号を採用し、それらの説明については省略することとする。なお、図6,図7に示す断面は、それぞれ、実施例の装着ヘッド10についての図2,図3の断面と同じ位置の面であり、図8に示す断面は、図6に示す断面と図7に示す断面との中間の断面、つまり、それらの断面に対して、45°の角度をなす鉛直断面である。
変形例の装着ヘッド10で採用されているベアリング130は、筒状の多孔質体132を含んで構成されており、その多孔質体132は、スリーブ26に、それの内径が大きくされた部分において、保持されている。多孔質体132は、それの内部を無数の細孔を通って空気が流れるような構造とされている。吸着ノズル22の軸部28は、その多孔質体132を介在させるようにして、スリーブ26に嵌め合わされている。図8から解るように、スリーブ26には、周方向において互いに反対側に位置して上下方向に延びる1対のエア通路134が設けられており、一方で、軸本体24にも、周方向において1対のエア通路134と同じ位置で上下方向に延びる1対のエア通路136が設けられている。各エア通路134は、対応するエア通路136と、軸本体24の装着穴23の内周面およびスリーブ26の外周面において連通している。そして、各エア通路134は、上端が蓋60によって閉塞され、下端が多孔質体132の上端面と向かい合うように開口している。多孔質体132の外周面および上端面,下端面には、その開口と向かい合う部分を除いて、樹脂性の塗膜138が形成されており、その塗膜138が形成されている表面における空気の流れが遮断される。
上述のような構造により、エア通路136に、ヘッド本体12側から圧搾空気を供給することで、その圧搾空気は、エア通路134を介して多孔質体132に導入される。その導入された圧搾空気は、多孔質体132の内周面の全面から流出し、その流出した空気は、吸着ノズル22の軸部28の外周面と当該多孔質体132の内周面132との間に空気層を形成する。この空気層の存在によって、吸着ノズル22とスリーブ26とが摺接することなく、吸着ノズル22がスリーブ26に対して上下方向にスムーズに移動するのである。なお、空気層の空気は、スリーブ26の下端から当該スリーブ26の外周面に沿って上方に排出されるようにされており、その空気が、ノズル側通路68に供給されている負圧に影響を及ぼすことが、防止されているのである。
上記ベアリング130の作用からすれば、そのベアリング130は、吸着ノズル22とノズル保持具であるスリーブ26との互いの対向面に配設され、吸着ノズル22の対向面との間に空気層を介在させる機能を有するエアベアリングとされているのである。なお、吸着ノズル22の外周部に多孔質体を保持させ、スリーブ26の対向面との間に空気層を介在させる構造のエアベアリングを採用することも可能である。
上記ベアリング130を採用することによっても、上記実施例の装着ヘッド10と同様に、吸着ノズル22のスリーブ26に対する上下方向の移動に対しての抵抗を比較的小さくすることができ、また、安定して円滑な吸着ノズル22の上下方向の移動を担保することができるのである。その結果、本変形例の装着ヘッド10によっても、上述の作用力の正確な検出が可能となり、基板への装着時に部品が受ける衝撃の緩和,適正な力での部品の基板への押付けが可能となるのである。
ちなみに、変形例の装着ヘッド10において採用されている吸着ノズルアセンブリ、つまり、吸着ノズル22と、アタッチメントであるスリーブ26とが、ベアリング130を介して嵌め合わされたものは、変形例の吸着ノズルアセンブリとなる。なお、上記実施例の吸着ノズルアセンブリおよび変形例の吸着ノズルアセンブリは、実施例の装着ヘッド10および変形例の装着ヘッド10に対して好適なものであるが、それら吸着ノズルアセンブリは、そのような装着ヘッド10においてばかりでなく、一般的な部品装着ヘッドにおいても用いることが可能である。
10:部品装着ヘッド 12:ヘッド本体 14:回転昇降軸〔ノズル保持具〕 18:第1リニアモータ〔第1昇降装置〕 22:吸着ノズル 24:軸本体〔軸〕 26:スリーブ〔アタッチメント〕 37:ベアリング 38:ベアリングボール 39:溝(吸着ノズル側の) 40:溝(スリーブ側の) 58:付勢スプリング〔第2昇降装置〕 80:第2リニアモータ〔第2昇降装置〕 82:昇降駆動部材〔第1昇降装置〕 106:ロードセル〔作用力検出器〕 110:制御装置 130:ベアリング 132:多孔質体 134:エア通路 136:エア通路

Claims (4)

  1. 部品を装着するための部品装着ヘッドであって、
    ヘッド本体と、
    そのヘッド本体に昇降可能に保持されたノズル保持具と、
    そのノズル保持具の下端部において、そのノズル保持具に対して上下方向に移動可能に嵌め合わされ、自身の下端部において部品を吸着保持する吸着ノズルと、
    前記ノズル保持具を前記ヘッド本体に対して昇降させる第1昇降装置と、
    前記吸着ノズルを前記ノズル保持具に対して昇降させる第2昇降装置と、
    前記吸着ノズルに作用する上下方向の作用力を検出する作用力検出器と、
    部品の装着の際に、前記作用力検出器によって検出されている作用力に基づいて、前記第2昇降装置の動作を制御する制御装置と
    を備え、
    前記ノズル保持具が、前記ヘッド本体に対して昇降可能とされた軸と、その軸の下端部に着脱可能に取付られて前記吸着ノズルが嵌め合わされたアタッチメントとを含んで構成されており、
    そのアタッチメントと前記吸着ノズルとの間に、前記アタッチメントに対する前記吸着ノズルの上下方向の移動に対しての抵抗を軽減させるためのベアリングが配設され、それらアタッチメントと吸着ノズルとが、一体的に、前記軸に対して交換可能とされ、
    前記吸着ノズルが、前記アタッチメントの外周部を囲うように設けられたばね保持筒を有するとともに、前記アタッチメントと前記ばね保持筒との間に設けられた付勢スプリングにより前記アタッチメントに対し上方に付勢されることを特徴とする部品装着ヘッド。
  2. 部品を装着するための部品装着ヘッドであって、
    ヘッド本体と、
    そのヘッド本体に昇降可能に保持されたノズル保持具と、
    そのノズル保持具の下端部において、そのノズル保持具に対して上下方向に移動可能に嵌め合わされ、自身の下端部において部品を吸着保持する吸着ノズルと、
    前記ノズル保持具を前記ヘッド本体に対して昇降させる第1昇降装置と、
    前記吸着ノズルを前記ノズル保持具に対して昇降させる第2昇降装置と、
    前記吸着ノズルに作用する上下方向の作用力を検出する作用力検出器と、
    部品の装着の際に、前記作用力検出器によって検出されている作用力に基づいて、前記第2昇降装置の動作を制御する制御装置と
    を備え、
    前記ノズル保持具が、前記ヘッド本体に対して昇降可能とされた軸と、その軸の下端部に着脱可能に取付られて前記吸着ノズルが嵌め合わされたアタッチメントとを含んで構成されており、
    そのアタッチメントと前記吸着ノズルとの間に、前記アタッチメントに対する前記吸着ノズルの上下方向の移動に対しての抵抗を軽減させるためのベアリングが配設され、それらアタッチメントと吸着ノズルとが、一体的に、前記軸に対して、前記部品装着ヘッドによる部品の装着作業中において、前記吸着ノズルが装着する部品に応じて自動的に交換可能とされたことを特徴とする部品装着ヘッド。
  3. 部品を装着するための部品装着ヘッドに対して交換可能に着脱される吸着ノズルアセンブリであって、
    (a) 前記部品装着ヘッドにおいて昇降させられる軸の下端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントと、(b) そのアタッチメントが前記軸に取り付けられた状態における上下方向に移動可能にそのアタッチメントに嵌め合わされ、自身の下端部において部品を吸着保持する吸着ノズルとを含んで構成され、
    前記吸着ノズルが、前記アタッチメントに対する上下方向の移動に対しての抵抗を軽減させるためのベアリングを介して、前記アタッチメントに嵌め合わされ、
    前記吸着ノズルが、前記アタッチメントの外周部を囲うように設けられたばね保持筒を有するとともに、前記アタッチメントと前記ばね保持筒との間に設けられた付勢スプリングにより前記アタッチメントに対し上方に付勢されることを特徴とする吸着ノズルアセンブリ。
  4. 部品を装着するための部品装着ヘッドに対して、その部品装着ヘッドによる部品の装着作業中において、装着する部品に応じて自動的に交換可能に着脱される吸着ノズルアセンブリであって、
    (a) 前記部品装着ヘッドにおいて昇降させられる軸の下端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントと、(b) そのアタッチメントが前記軸に取り付けられた状態における上下方向に移動可能にそのアタッチメントに嵌め合わされ、自身の下端部において部品を吸着保持する吸着ノズルとを含んで構成され、
    前記吸着ノズルが、前記アタッチメントに対する上下方向の移動に対しての抵抗を軽減させるためのベアリングを介して、前記アタッチメントに嵌め合わされたことを特徴とする吸着ノズルアセンブリ。
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